JPH0640704B2 - インバータの並列運転方法 - Google Patents

インバータの並列運転方法

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JPH0640704B2
JPH0640704B2 JP63255398A JP25539888A JPH0640704B2 JP H0640704 B2 JPH0640704 B2 JP H0640704B2 JP 63255398 A JP63255398 A JP 63255398A JP 25539888 A JP25539888 A JP 25539888A JP H0640704 B2 JPH0640704 B2 JP H0640704B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複数台のインバータの並列運転において、横流
を抑制したインバータの並列運転方式に関する。
(従来の技術) 交流電圧を出力する複数台のインバータの並列運転にお
いては、インバータ相互間の負荷分担の制御のみならず
個々のインバータの電圧差及び位相差によって生じる横
流の抑制が重要な課題である。
従来のインバータの並列運転においては、横流の抑制の
ために非常に複雑な制御方式がとられていた。第5図は
従来のインバータの並列運転方式を説明するためのブロ
ック図である。図は並列運転するインバータの単体を示
すブロック図で、並列運転においては同様の構成のイン
バータが母線に並列に接続される。図において、インバ
ータ1の出力は並列母線2に接続され、他のインバータ
と並列運転され、負荷3に交流電力を供給する。基準正
弦波発生回路4は基準発振器5の出力の基準周波数F
と基準電圧Vrとで決まる基準正弦波Fを生成する。
この基準正弦波Fと出力電圧Vと誤差増幅回路6に
より比較増幅して正弦波信号Fを生成する。正弦波信
号FにてPWM(パルス幅変調)ドライブ回路7を制
御し、PWMドライブ回路7はインバータのスイッチン
グ素子をオン・オフしてインバータ1を制御する。
次に、インバータ間の横流の制御は以下のようにして行
われる。有効横流検出回路8は出力電圧Vに対し同位
相または逆位相の有効横流成分を検出し、また無効横流
検出回路9は出力電圧Vと90°位相の進みまたは遅れ
の無効横流成分を検出する。次いで、有効横流検出回路
8で検出された信号はNO.1ダンパー10を介して電圧/
周波数変換回路11により検出された信号に比例した微小
周波数信号△Fに変換され、この微小周波数信号△Fは
周波数加減算回路12を介して基準周波数Fを△Fだけ
変化させる。また、無効横流検出回路9で検出された信
号はNO.2ダンパー13を介して微小電圧信号△Vに変換
され、この微小電圧信号△Vは電圧制御ループの基準電
圧Vrを電圧加減算回路14を介して△Vだけ変化させ
る。
インバータの内部インピーダンスはほぼ純粋なリアクタ
ンスと考えられるため、インバータの電圧差によって生
じる横流は無効横流となり、インバータの位相差によっ
て生じる横流は有効横流となる。ここで、無効横流より
作られる微小電圧信号△Vは無効横流の進みの場合は基
準電圧Vrに加算する方向に、無効横流が遅れの場合は
基準電圧Vrに減算する方向に設定されている。すなわ
ち他のインバータ間に電圧差が存在し進みの無効横流が
流れた場合、インバータの出力電圧Vを上げ、また遅
れの無効横流が流れた場合インバータの出力電圧V
下げ他のインバータとの電圧を合わせ横流補償を行って
いる。次に、有効横流より作られる微小周波数△Fは横
流が同位相の場合は基準周波数Fに減算する方向に、
有効横流が逆位相の場合は基準周波数Fに加算する方
向に設定してある。すなわち他のインバータ間に位相差
があり同位相の横流が流れているとインバータの周波数
を下げ他インバータとの位相を合わせ、また、逆位相の
横流が流れた場合インバータの周波数を上げ他インバー
タとの位相を合わせ横流補償を行っている。
(発明が解決しようとする課題) 従来技術では横流の有効成分と無効成分とをそれぞれ検
出する必要があり、さらに、有効横流の補償は電圧/周
波数変換回路,周波数加減算回路のように複雑な回路が
必要である。従って、装置が高価となる欠点がある。
本発明は上記問題点を解決し、簡易にして安価なインバ
ータの並列運転方式を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明は出力電圧と正弦波
の基準信号とを比較する誤差増幅回路の出力をPWMド
ライブ回路を介して制御される複数台のインバータを並
列接続して運転するインバータの並列運転において、イ
ンバータの出力電流の検出信号を前記誤差増幅回路の入
力または出力に加算または減算する手段を設け、これに
よって、インバータの出力電圧を下げる場合には、出力
電流の検出信号を、正弦波発生回路よりの信号を加えた
後、出力電圧の検出信号と共に誤差増幅回路に与え、イ
ンバータの出力電圧を上げる場合は、電流検出信号と電
圧検出信号とを加え、正弦波発生回路よりの信号を誤差
増幅回路に与え、インバータ相互間における横流の制御
を行うことを特徴とするインバータ並列運転方法を発明
の要旨とするものである。
(作用) 本発明は第1図に示すようにインバータ1の出力は並列
母線2に接続され、図示されない他のインバータも並列
母線2に接続され、複数台のインバータが並列運転され
て負荷3に交流電力を供給する。さらに、出力電力V
及び出力電流Aを検出し、基準正弦波発生回路4とと
もに、誤差増幅回路6,PWMドライブ回路7を経てイ
ンバータ1が制御される。
本来PWMインバータにおいては、インバータの出力の
電圧波形が、PWM制御に用いられる基準信号と同一波
形となるように制御されるものである。従って以下の説
明では、出力波形と基準信号の波形とを対比して説明す
ることにする。
このインバータの並列運転方式の動作について、第2図
(a)及び(b)のベクトル図を用いて説明する。例えば2台
のインバータを並列運転を行うと、インバータ相互間に
は横流が流れる。従って、インバータの出力電流A
は横流成分が含まれている。第2図(a)に示すように出
力電流Aは負荷電流成分Aと横流成分Aの合成電
流である。すなわち出力電流Aは負荷電流成分A
θだけ位相がずれている。ここでは簡単のために負荷
は抵抗負荷としている。
次に、インバータの制御回路内の基準正弦波信号は第2
図(b)に示すBで負荷電流成分Aと同位相である。
つまり出力電流Aの検出信号A′(第1図で変流器
15よりえられる信号)は基準正弦波信号Bとθだけ
位相がずれる。これを基準正弦波信号Bから減算θ
だけすると基準信号Bとなり、θだけ位相のずれた
信号となる。また、同時に基準信号Bのレべルも変化
している。本発明ではこの基準信号B(横流成分を取
り除いた信号)でインバータを制御するため、インバー
タの出力電圧位相及び出力電圧レべルが横流に対応して
制御されたものとなる。
PWMインバータにおいては、インバータの出力電圧波
形が基準信号と同一波形となるように制御されるもので
あり、ここで検出信号をこの基準信号に出力電流が増え
たら出力電圧を下げる。つまりこの基準信号を検出信号
を下げる方向に加えるため、出力電流である検出信号の
中に含まれる横流成分においても同じように、横流が増
えたらそれが減る方向に基準信号が変化し、インバータ
の出力電圧が制御されるものである。また横流は有効分
と無効分に分離でき、有効分はインバータの出力電圧位
相により変化し、無効分は出力電圧レべルにより変化す
るため、検出信号の中に含まれる横流成分により、この
横流が小さくなるように基準信号の電圧位相および電圧
レべルが制御され、よってインバータの出力電圧位相お
よび出力電圧レべルがその横流に対応して制御されるも
のである。
このように出力電流検出信号A′を基準正弦波B
ら減算することにより、インバータの出力電圧位相及び
出力電圧レべルが横流に対応して制御され、横流を抑制
することができる。
(実施例) 以下、図面に沿って本発明の実施例について説明する。
なお、実施例は一つの例示であって、本発明の精神を逸
脱しない範囲で種々の変更あるいは改良を行い得ること
は言うまでもない。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。図
において、1は半導体スイッチング素子をオン・オフ制
御して直流を交流に変換するインバータ、2は複数台の
インバータ1(他のインバータは図示せず)の出力は並
列母線2に接続されて、他のインバータと負荷3に電力
を供給する。また、15は出力電流検出の変流器である。
本実施例のインバータの並列運転方法は出力電圧V
び出力電流Aを検出し、出力電圧信号V′と出力電
流信号A′を求め、基準正弦波発生回路4によって作
られた基準正弦波Bから出力電流検出信号A′を減
算し、これと出力電圧信号V′を誤差増幅回路6にて
比較増幅し、誤差増幅回路6の出力の正弦波信号はPW
Mドライブ回路7にてPWM信号となり、これによって
インバータのスイッチング素子を制御している。
ここで、基準正弦波Bから出力電流検出信号A′
減算することにより、インバータの出力電圧Vの位相
及び電圧レべルが横流に対応して制御でき、横流の抑制
が可能となる。
次に、第3図及び第4図はそれぞれ本発明の他の実施例
を示すブロック図である。
第3図及び第4図の実施例のそれぞれの基本構成は第1
図の基本構成と同様の構成からなっていて、出力検出電
流の加算あるいは減算処理を異にするものである。
第3図に実施例においては、出力電圧検出信号V′
出力電流検出信号A′との加算処理を行ったのち、基
準正弦波発生回路4の基準正弦波Bとともに誤差増幅
回路6に入力し、その出力によりPWMドライブ回路7
を介してインバータ1を制御する。この場合、基準正弦
波Bから減算する出力電流検出信号A′と出力電圧
検出信号V′との極性を合わせるために、出力電圧検
出信号V′と出力電流検出信号A′とを加算してい
る。
また、第4図の実施例においては、誤差増幅回路6の出
力の正弦波信号から出力電流検出信号A′を減算して
いる。この場合、誤差増幅回路6の出力の正弦波信号か
ら出力電流検出信号A′を減算しているため、出力電
流検出信号A′に誤差増幅回路6のゲインが影響しな
いという利点がある。
(発明の効果) 本発明によれば出力電圧と正弦波の基準信号とを比較す
る誤差増幅回路の出力により制御する複数台のインバー
タを並列接続して運転するインバータの並列運転におい
て、インバータの出力電流の検出信号を前記誤差増幅回
路の入力または出力に加算または減算する手段を設けた
ことによりインバータ複数台の並列運転において、簡単
な回路でインバータの出力電圧の位相及び電圧レべルが
制御できるため、インバータ間の電圧平衡を保持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
本発明を説明するためのベクトル図、第3図及び第4図
はそれぞれ本発明の他の実施例を示すブロック図、第5
図は従来のインバータの並列運転方式を示すブロック図
である。 1……インバータ 2……並列母線 3……負荷 4……基準正弦波発生回路 6……誤差増幅回路 7……PWMドライブ回路 15……変流器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力電圧と正弦波の基準信号とを比較する
    誤差増幅回路の出力をPWMドライブ回路を介して制御
    される複数台のインバータを並列接続して運転するイン
    バータの並列運転において、インバータの出力電流の検
    出信号を前記誤差増幅回路の入力または出力に加算また
    は減算する手段を設け、これによって、インバータの出
    力電圧を下げる場合には、出力電流の検出信号を、正弦
    波発生回路よりの信号を加えた後、出力電圧の検出信号
    と共に誤差増幅回路に与え、インバータの出力電圧を上
    げる場合は、電流検出信号と電圧検出信号とを加え、正
    弦波発生回路よりの信号を誤差増幅回路に与え、インバ
    ータ相互間における横流の制御を行うことを特徴とする
    インバータ並列運転方法。
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