JP2658620B2 - 電力変換器の制御回路 - Google Patents

電力変換器の制御回路

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JP2658620B2
JP2658620B2 JP3131158A JP13115891A JP2658620B2 JP 2658620 B2 JP2658620 B2 JP 2658620B2 JP 3131158 A JP3131158 A JP 3131158A JP 13115891 A JP13115891 A JP 13115891A JP 2658620 B2 JP2658620 B2 JP 2658620B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1サイクルの内に複
数回のスイッチングを行うスイッチング素子から構成さ
れ、出力電圧の瞬時値を高精度で制御する瞬時波形制御
形の電力変換器の制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の電力変換器の制御回路であ
り、図8において、1は直流を交流に変換するインバー
タを構成する主回路であり、図9(a)に示すようなス
イッチング素子S1〜S2のフルブリッジ構成のインバ
ータを1〜2KHz程度以上の三角波キャリアでパルス
幅変調(以下PWM変調)するものなどがその例であ
る。2,3はフィルタ用のリアクトルとコンデンサ、5
は負荷、6aはインバータ電流IAの検出器、6bは負
荷電流ILの検出器、6cはインバータ電圧Vcを検出
する電圧検出器である。
【0003】図において800番台の番号は制御回路の
構成要素であることを示す。すなわち、801は交流基
準電圧発生回路、802はこの交流基準電圧Vc*=E
sinωtに対して90°進んだコンデンサに流すべき
電流基準の指令値Ic*=ωCpEcosωtの発生回
路、803はこれらの基準値の時間ベースとなるクロッ
ク発生回路である。809は電圧偏差検出回路、810
は電圧制御回路で制御信号Jcを発生する。804は負
荷電流の検出値ILにもとずき、負荷電流のフィードフ
ォワード制御信号IL*を発生する回路、811は以上
3つの信号、Ic*,Jc,IL*の和IA*を求める
加算回路である。805はインバータ電流指令値IA*
をインバータの許容電流(例えば±150%)以下に制
限するリミッタ、806は電流制御増幅器、807はイ
ンバータ電流IAのPWM変調によるリップル分を除去
するローパスフィルタである。808はPWM変調回路
であり、例えば図10に示すように、比較回路808
a、搬送波発生回路808bから構成されている。
【0004】次に動作について説明する。図8におい
て、制御回路は瞬時電流制御を行う電流マイナーループ
と、十分に応答が速い電圧制御ループとから構成されて
いる。インバータが正弦波交流電圧を出力するために流
すべき電流指令値IA*を求め、この指令値に対して電
流マイナーループによりインバータ電流IAを瞬時に応
答させ、交流基準電圧に追従した出力電圧を得る。すな
わち、この電流マイナーループの動作は次の通りであ
る。インバータ出力電流IAは検出器6aで検出されて
検出信号IA1となり、ローパスフィルタ807によって
PWM変調によるリップル分を除去された検出信号IA2
となる。インバータが、交流基準電圧に追従した電圧を
出力するために流すべき電流指令値IA*とインバータ
電流IAの誤差を増幅器806で増幅し、この増幅器8
6の出力信号IE1がPWM変調回路808の入力とな
り、これの変調出力をインバータに加えて、PWM制御
する。この電流マイナーループは、遅れを小さくし、ゲ
インを高くすることによって瞬時応答させることができ
る。
【0005】次に、電流指令値IA*の求め方と電圧制
御ループの動作を説明する。インバータが流すべき電流
は、コンデンサ3に流れる電流Icと負荷電流ILであ
る。従って、インバータ電流指令値IA*は、コンデン
サ電流指令Ic*と負荷電流指令値IL*に電圧偏差を
最小にするための補正分Jcを加えたものである。
【0006】コンデンサ電流指令値Ic*は、次のよう
に求められる。コンデンサの電圧Vcと電流Icの関係
は次式で表わされる。
【数1】 従って、所定の正弦波電圧を得るためにコンデンサに流
すべき電流は、交流基準電圧Esinωtに対し90°
進んだωCpEcosωtである。電流ループがこの目
標値を追従することにより、無負荷状態でインバータは
定格電圧を確立することができる。このようにして無負
荷電圧を確立させた状態では、インバータは電流源に並
列コンデンサを接続した状態で、動作しているため、通
常の正弦波インバータに要求される低インピーダンスの
電圧源としての特性を有していない。そこで、このイン
バータは、電流マイナーループを負荷の要求する電流に
高速で追従させるように構成することによって、負荷か
らみて低インピーダンスの電圧源となるようにしてい
る。負荷の要求する電流は、整流器負荷などでは多くの
高調波を含んだ歪電流波形となる。この歪波形をフィー
ドフォワード信号として与え、遅れなくインバータが出
力することによって、電流源的インバータを見かけ上、
電圧源になるように構成している。しかし、実際には電
流マイナーループの遅れや誤差により、例えば20次以
上の高調波成分には容易に追従することができない。ま
たPWMの変調によるリップル成分が出力にでる。これ
らの高次高調波成分はインバータのフィルタコンデンサ
Cp3により供給され、正弦波出力を得るようにしてい
る。
【0007】次に、補正分Jcを出力する電圧制御ルー
プの目的と動作について説明する。以上説明した制御系
は、コンデンサ電流Icを予定の正弦波電流Ic*に追
従させるフィードバック制御に、負荷電流指令値IL*
をフィードフォワードしたものである。その外に設けた
電圧制御のメジャーループは、次のような種種の変動や
不確定要素による出力電圧の基準電圧からの乱れを修正
し、系を安定化させる働きを持たせている。 (1)負荷電流の変化率が大きすぎて、インバータが追
従しきれぬことによる出力電圧の乱れ (2)インバータの直流入力電圧の急変による電流ルー
プの偏差にもとづく出力電圧の乱れ (3)素子のスイッチング遅れとインバータアーム短絡
防止時間Tdによる電流偏差
【0008】このような原因により電圧が乱れることに
よって負荷電流が本来の波形と異なるものとなるので、
それを検出しフィードフォワードすると、さらに電圧が
乱れることになり、不安定な系となる。このような原因
にもとづく出力電圧の瞬間的な乱れを修正し、系を安定
化させるために、電圧制御系には補正信号Jcを高速応
答で出力し、出力電圧を基準どおりに保つ作用をする。
【0009】上記の3つの信号Ic*,IL*,Jcの
和をリミッタに通して電流マイナーループの指令値とし
て与えることにより、出力電流は素子の許容電流以下に
制限され、インバータ自身の特性により過電流が抑制さ
れた使い易いインバータとなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の変換器の制御回
路を三相出力の変換器に使用する場合、以上のような回
路三相分で構成することになる。ここで、ある相の電流
指令値がリミッタにかかったとすると、主回路ではイン
バータの出力電流の和は必ず零となるが、電流指令値の
和は零にならなくなるため、リミッタ値どおりにインバ
ータの出力電流が制限されないという問題点があった。
例えばインバータ電流指令値のリミッタが±100Aで
ある場合で、ある瞬間にU相に110A、V相に−60
A、W相に−50Aの電流が流れる負荷がつながってい
るとすると、インバータ電流指令値はリミッタにより制
限されるため、U相100A,V相−60A,W相−5
0Aとなってしまうので、インバータ電流指令値の和が
零にならない状態となる。U相のインバータはリミッタ
にかかった値100Aを流そうとするが、他相の影響に
より、結果的には例えばU相105A,V相−57A,
W相−48Aという和が零になる電流が流れ、リミッタ
が効かなくなってしまう。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、変換器の電流指令が、リミッタ
にかかったときでも電流指令の和を零とし電流指令のリ
ミッタどおりの電流が流れる変換器の制御回路を得るこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる変換器
の制御回路は、三相変換器の各相の電流指令値を加算し
その結果を所定のゲイン倍し、その信号により各相それ
ぞれの電流指令値を補正するように構成したものであ
る。
【0013】
【作用】この発明における変換器の制御回路は、三相の
どれかの相の電流指令値がリミッタにかかったとき、電
流指令値の三相の和が零になるように動作する。
【0014】
【実施例】実施例1.図1に本発明の一実施例を示す。
前述の図8と対応する機能については同じ番号をつけて
いる。図1は、図8の単相制御回路3つで構成した三相
制御回路であり、添え字がUの番号はU相のインバータ
の構成要素、添え字がVの番号はV相のインバータの構
成要素、添え字がWの番号はW相のインバータの構成要
素を示す。1U〜Wは、図9aに示す単相インバータ三
台から構成してもよいし、図9bに示す三相インバータ
で構成してもよい。6cの電圧検出回路は、各相の相電
圧を検出するように構成する。
【0015】813はリミッタ805U〜Wから出力さ
れた三相の電流指令値(IA*U 〜W)の和を求めるための
加算器で、前記加算器の出力は814の増幅器でゲイン
K倍され、加減算器811によりリミッタを通る前の三
相の電流指令値から減算されている。
【0016】次に、上記実施例の動作を図1を参照しな
がら説明する。電流指令値がリミッタ805にかからな
い状態においては、電流指令値の和を求めるための加算
器813の出力は常に0であるが、ある相の電流指令
値、例えば、U相の電流指令が正方向のリミッタにかか
った時、加算器813の出力は負電圧を出力する。しか
し、加算器813の出力に814てゲインKを乗じて電
流指令値から(加減算器811により)減算してやれ
ば、リミッタにかかたU相の電流指令はもっとリミッタ
にかかる方向に補正がかかるが、リミッタがあるのでリ
ミッタ以上電流指令値は大きくならず、一方V相とW相
の電流指令は、電流が抑えられる方向に補正がかかる。
つまりある相の電流指令値がリミッタにかかったとき、
三相の電流指令値の和が零にならない分リミッタにかか
っていない相の電流指令を抑えるように補正をかけるこ
とによって、三相の電流指令の和を零にし、電流指令の
リミッタ値どおりの電流を、変換器に流すようにするこ
とができる。
【0017】実施例2.上記実施例において、電圧制御
が比例積分制御等の積分制御を含む制御系の場合、電圧
制御回路は、ある相の電流指令がリミッタにかかった状
態においても、電圧指令と電圧フィードバックとの偏差
を積分しており、制御量の誤差が大きくなって、電圧制
御が不安定となる問題がある。
【0018】図2の構成は、図1とほぼ同一であるが、
電流指令値の和を求めるための加算器813の出力に8
14でゲインK1を乗じ、電圧偏差検出回路としての
減算器809により電圧制御回路810の入力に与えて
いる。この結果、電圧制御回路810の出力である補正
信号Jcによって、電流指令の和が零になるよう制御
されるので、制御量の大きな誤差を抑え、電圧制御を安
定にさせ、電流指令のリミッタ値どおりの電流を変換器
に流すように動作する。
【0019】実施例3.上記実施例において、ある相の
電流指令がリミッタにかかった時、電圧制御回路に積分
制御の応答時定数があるので、電流指令の和を0Vにす
る制御は高速にすることができない。
【0020】図3の構成は、図1,2とはほぼ同一であ
るが、電流指令値の和を求めるための加算器813の出
力に814でゲインKを乗じ、IA*をもとめる加減算
器811により減算することによって、高速に電流指令
の和を0Vにするよに補正をかけるとともに、加算器
813の出力に817でゲインK1を乗じ、電圧偏差検
出回路809に与えることにより、制御量の大きな誤差
を抑え、電圧制御を安定にさせ、電流指令のリミッタ値
どおりの電流を変換器に流すようにしたものである。
【0021】実施例4.上記実施例では、電流指令がリ
ミッタにかかっていない場合にも電流指令値の和を求め
た補正信号を制御回路に与えている。この場合、制御系
を構成する回路が理想的に動作すれば問題ないが、回路
を構成する演算増幅器等がオフセットなどで誤差をもつ
ときにはこの値は0Vにならず、制御が不安定になると
いう問題がある。
【0022】図4の構成は、ある相の電流指令がリミッ
タにかかった時のみ、電流指令の和を0Vにする為の補
正信号を与える様に構成している。図において、815
は、805からの信号によりある相がリミッタにかかっ
たことを検出するリミッタ検出回路であり、例えば図5
のように構成されている。図5において、演算増幅器8
05aの出力VO=±(VZ/2)の電圧になるまで
は、ツェナーダイオードZD1のカソード側電圧V1=
+(VZ/2)、ツェナーダイオードZD1のアノード
側電圧V2=−(VZ/2)の電圧である。但し、VZ
=ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧。
【0023】次に演算増幅器805aの出力V0>+
(VZ/2)の電圧になれば、ツェナーダイオードZD
1のカソード側電圧V1=(演算増幅器805aの出力
V0−ダイオード順電圧降下VF)、ツェナーダイオー
ドZD1のアノード側電圧V2=(ツェナーダイオード
ZD1のカソード側電圧V1−電圧VZ)の電圧とな
る。次に演算増幅器805aの出力V0がリミッタにか
かった場合、例えば演算増幅器805aの出力V0=+
VZとなったとき、ツェナーダイオードZD1のアノー
ド側電圧V2の電位は、負側の電位から正側に上がろう
とするが、そのときD3がONし、ツェナーダイオード
ZD1のアノード側電圧V2=ダイオード順電圧降下V
Fとなる。また演算増幅器805aの出力V0<−(V
Z/2)の電圧になれば、ツェナーダイオードZD1の
アノード側電圧V2=(演算増幅器805aの出力V0
+ダイオード順電圧降下VF)、ツェナーダイオードZ
D1のカソード側電圧V1=(ツェナーダイオードZD
1のアノード側電圧V2+電圧VZ)の電圧となる。次
に演算増幅器805aの出力V0がリミッタにかかった
場合、例えば演算増幅器805aの出力V0=−VZと
なったとき、ツェナーダイオードZD1のカソード側電
圧V1の電位は、正側の電位から負側の電位に下がろう
とするが、そのときD1がONし、ツェナーダイオード
ZD1のカソード側電圧V1=−ダイオード順電圧降下
VFとなる。リミッタ検出回路81は、ツェナーダイ
オードZD1のカソード側電圧V1が負電圧になるか、
ツェナーダイオードZD1のアノード側電圧V2が正電
圧になるかをコンパレータ815a,81bで監視し
ており、81aと81bとの出力を81cでOR
をとり、各相の81cの出力を81eでORをと
り、この出力をリミッタ検出回路815の出力として用
いれば、どれかの相がリミッタにかかれば検出すること
ができる。
【0024】この実施例では、図4において、どれか
がリミッタにかかったことを検出するリミッタ検出回
路81の出力により、アナログスイッチ816をON
し、電流指令の和を零にするための補正信号をIA*を
求める加算器811に与えている。
【0025】実施例5. 図6の実施例では816の出力である電流指令の和を零
にする補正信号を、電圧制御回路810の入力に与えて
いる。またこの場合、上記実施例3と同様に補正信号を
算器811と電圧制御回路810の入力との両方
与えるようにしてもよい。これらの場合には、上記実施
例2または3と同様に、制御量の誤差を抑えるという効
果がある。
【0026】実施例6.上記説明では、三相制御系の場
合について述べてきたが、三相回路の内2相だけを制御
する場合にも適用できる。インバータ主回路は三線式で
あるので、上記説明したとおり3相のインバータ電流の
合計値は常に零になる(IAU+IAV+IAW=
0)。従って3相の内の2相だけ制御すればよい。
【0027】図7の実施例では、三相のインバータ1U
〜1Wに対して、電圧制御回路810、電流制御回路8
06がU,Vの2相にのみ設けられている。この場合、
W相の電流指令IA*wはU相およびV相の電流指令値
の和として求められる。リミッタ805は3相分設けら
れて、上記実施例と同様の動作をする。また、W相のP
WM指令値は、U相V相の電流制御回路806U,80
6Vの出力から作成される。この実施例では、検出回
路、制御回路が簡単になるという効果がある。
【0028】上記説明では制御系がアナログ制御方式で
構成された場合について説明したが、デジタルサンプル
値制御方式によって構成することもでき、上記実施例と
同様の効果を奏する。
【0029】また、上記説明では電力変換器としてイン
バータについて説明したが、サイクロコンバータを使っ
た高周波リンク方式変換器など、瞬時波形制御方式の変
換器であればどのような形式のものにも適用できること
はあきらかで、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、一つ
の相の電流指令値がリミッタにかかっても、電流指令値
の和が零になるよう補正することによって、変換器の出
力電流をリミッタ値どおりにすることができ、精度の高
いものが得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による電力変換器の制御回
路を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例2による電力変換器の制御回
路を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例3による電力変換器の制御回
路を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施例4による電力変換器の制御回
路を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施例4のリミッタ検出回路を説明
する回路図である。
【図6】この発明の実施例5による電力変換器の制御回
路を示すブロック図である。
【図7】この発明の実施例6による電力変換器の制御回
路を示すブロック図である。
【図8】従来の電力変換器の制御回路を示すブロック図
である。
【図9】従来の電力変換器の主回路図である。
【図10】パルス幅変調回路を説明する回路図である。
【符号の説明】
1 インバータ主回路 2 リアクトル 3 コンデンサ 5 負荷 6 検出回路 801 基準電圧発生回路 802 コンデンサ電流指令値発生回路 803 クロック発生回路 804 フィードフォワード回路 805 リミッタ 806 電流制御回路 807 ローパスフィルタ 808 PWM変調回路 810 電圧制御回路 811,812,813 加減算回路 814,817 増幅回路 815 リミッタ検出回路 816 アナログスイッチ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変換器を構成するスイッチング素子が1
    サイクルの内に複数回のスイッチングを行い、多相交流
    出力を発生するように構成された電力変換器の制御回路
    において、上記各相の変換器が出力すべき電流の値を指
    令する電流指令値が所定の値以上にならないようにする
    リミッタと、上記電流指令値の少なくとも一つが上記リ
    ミッタにかかったとき、電流指令値を作る回路の信号を
    補正してそれぞれの電流指令値の和が零になるようにす
    る補正手段を設けたことを特徴とする電力変換器の制御
    回路。
  2. 【請求項2】 補正手段はリミッタを介した全ての電流
    指令値の和に基づく信号によりそれぞれのリミッタに入
    力する信号を補正することを特徴とする請求項第1項記
    載の電力変換器の制御回路。
  3. 【請求項3】 リミッタにかかったことを検出する検出
    回路を有し、上記検出回路の出力があることにより電流
    指令値を作る回路の信号を補正することを特徴とする、
    請求項第1項または第2項記載の電力変換器の制御回
    路。
  4. 【請求項4】 変換器を構成するスイッチング素子が1
    サイクルの内に複数回のスイッチングを行い、多相交流
    出力を発生するように構成された電力変換器の制御回路
    において、上記各相の変換器が出力すべき電流の値を指
    令する電流指令値が所定の値以上にならないようにする
    リミッタと、このリミッタの前段に設けられ電流指令値
    を作る信号を出力して上記変換器の出力電圧の基準電圧
    からの乱れを修正する電圧制御回路とを備え、上記電流
    指令値の少なくとも一つが上記リミッタにかかったと
    き、上記リミッタを介した全ての電流指令値の和に基づ
    く信号により上記それぞれの電圧制御回路の入力信号を
    補正して、それぞれの電流指令値の和が零になるように
    する補正手段を設けたことを特徴とする電力変換器の制
    御回路。
  5. 【請求項5】 リミッタにかかったことを検出する検出
    回路を有し、上記検出回路の出力があることにより電圧
    制御回路の入力信号を補正することを特徴とする、請求
    項第4項記載の電力変換器の制御回路。
  6. 【請求項6】 変換器を構成するスイッチング素子が1
    サイクルの内に複数回のスイッチングを行い、多相交流
    出力を発生するように構成された電力変換器の制御回路
    において、上記各相の変換器が出力すべき電流の値を指
    令する電流指令値が所定の値以上にならないようにする
    リミッタと、このリミッタの前段に設けられ上記電流指
    令値を作る信号を出力して上記変換器の出力電圧の基準
    電圧からの乱れを修正する電圧制御回路とを備え、上記
    電流指令値の少なくとも一つが上記リミッタにかかった
    とき、上記リミッタを介した全ての電流指令値の和に基
    づく信号により上記それぞれのリミッタに入力する信号
    とそれぞれの電圧制御回路の入力信号とを補正して、そ
    れぞれの電流指令値の和が零になるようにする補正手段
    を設けたことを特徴とする電力変換器の制御回路。
  7. 【請求項7】 リミッタにかかったことを検出する検出
    回路を有し、上記検出回路の出力があることによりリミ
    ッタに入力する信号電圧制御回路の入力信号とを補正
    することを特徴とする、請求項第6項記載の電力変換器
    の制御回路。
  8. 【請求項8】 変換器は三相変換器であり、電流指令値
    は三相の内の二相分のみ作られ他の一相分は上記二相分
    の和により求められることを特徴とする請求項第1項な
    いし第7項のいずれかに記載の電力変換器の制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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