JPH0640499B2 - コネクタにおけるクランプ金具 - Google Patents

コネクタにおけるクランプ金具

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JPH0640499B2
JPH0640499B2 JP1094472A JP9447289A JPH0640499B2 JP H0640499 B2 JPH0640499 B2 JP H0640499B2 JP 1094472 A JP1094472 A JP 1094472A JP 9447289 A JP9447289 A JP 9447289A JP H0640499 B2 JPH0640499 B2 JP H0640499B2
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clamp metal
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信雄 丸田
英朗 茂治
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株式会社茂治
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、コネクタ本体に接続コードを接続して組立て
るコネクタにおいて、コネクタ本体に接続する接続コー
ドを、コネクタ本体に対して強固に連結せしめるととも
に、接続コードの外皮の下層に筒状に編成して設けられ
ているシールド線を、コネクタ本体の外極に対して電気
的に接続せしめるための座板状のクランプ金具について
の改良に関する。
[従来の技術] コネクタAは、通常、第1図および第2図に示している
如く、金属材により形成したコネクタ本体aの内部に組
付け保持せしめるコンタクト1…の後端側に、接続コー
ドbの各芯線20…の先端をハンダ付け等により接続し
て、接続コードbをコネクタ本体aに対してつなぐと
き、その接続コードbの外皮21の外周に、予め、金属
材により座板状に形成してあるクランプ金具cを嵌挿し
ておいて、このクランプ金具cを接続コードbの外皮2
1の外周にかしめ付け、その状態のクランプ金具cを、
コネクタ本体aの後端側のコード引出口30に、かしめ
付けなどの適宜の手段で固着することで、コード引出口
30から引き出された接続コードbが、コネクタ本体a
に対して強固に連結した状態とする。そして、このと
き、網筒状に編成して接続コードbの外皮21と芯線2
0との間に介装してあるシールド線22を、外皮21を
剥いて露出させ、それを束にまとめて、外皮21の外周
面に第3図の如く折り返し、その上からクランプ金具c
をかしめ付けるようにすることで、シールド線22とコ
ネクタ本体aに設けられる外極スリーブ31との電気的
な接続導通が、この金属材よりなるクランプ金具cによ
って行なわれるようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、このように、クランプ金具cにより行なう、シ
ールド線22とコネクタ本体aの外極スリーブ31との
接続は、第3図に示している如く、折り返されて接続コ
ードbの外皮21の外周面とクランプ金具cの内周面と
の間に挾持されるシールド線22の束が、そのシールド
線22の束の外周側にあっては金属材よりなるクランプ
金具cの内周面に圧接するが、内周側にあっては、絶縁
材よりなる接続コードbの外皮21の外周面に圧接する
ようになることで、金属材よりなるクランプ金具cに対
して、シールド線22の束の外周の一側面しか接触しな
いようになって、コネクタ本体aとシールド線22との
電気的な導通が安定したものとならない問題がある。
また、折り返されて接続コードbの外皮21の外周面と
クランプ金具cの内周面との間に挟持されるシールド線
22が、クランプ金具cの内周面と接触面にあっては金
属と金属との接触により強固に結合するが、接続コード
bの外周面との接触面にあっては、金属と合成樹脂材と
の接触により滑り易いので、接続コードbに加わる引っ
張り方向の力により、このシールド線22の挟持部分に
ズレが生じて、その動きによりシールド線22の挟持お
よび接続コードbの挟持を不確実にする問題がある。
[目的] 本発明は、従来手段に生じているこれらの問題を解消せ
しめるためになされたものであって、接続コードをコネ
クタ本体aに連結するためのクランプ金具を介して行な
う接続コードのシールド線とコネクタ本体との電気的な
接続が、シールド線とクランプ金具との間の接続を、金
属材と金属材とでシールド線を挾み込んだ状態として行
なわれるようにして、シールド線のコネクタ本体に対す
る電気的な導通を安定させるとともに、折り返したシー
ルド線の端部および接続コードに対するクランプ金具の
結合を確実なものとする新たな手段を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] そして、本発明においては、この目的を達成するための
手段として、中心部位に接続コードの挿通孔を具備する
座板状に形成した主体の内周面に、主体に対する外周側
からの径方向の加圧で主体の径方向の巾を狭めるように
押し潰れる切込溝を、接続コードから剥き出して束にま
とめたシールド線の端末部を抱え込む深さに形設し、そ
の切込溝内に、前記挿通孔に嵌挿した接続コードから剥
き出して束にまとめたシールド線の端末部を抱持せしめ
て、主体の外周側からの加圧により切込溝を押し潰して
シールド線の端末部を挟持せしめながら接続コードの外
周面に加締め付けてなるコネクタにおけるクランプ金具
を提起するものである。
[実施例] 次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図面符号は、
同効の構成部材について従前手段のものと同一の符号を
用いるものとする。
第4図は本発明によるクランプ金具を用いて組立てたコ
ネクタの側面図、第5図は同上の縦断した側面図で、同
図において、aは金属材で成形したコネクタ本体、bは
接続コード、cはクランプ金具を示す。
コネクタ本体aは、金属板を円筒状に成形して、前端側
(第4図・第5図において左端側)に、相手方コネクタ
(図示省略)の外極端子に接続する外端端子となる外極
スリーブ31を形成するとともに後端側にコード引出口
30を形成し、かつ、胴部内腔には、多数のコンタクト
1…を保持せしめた絶縁材よりなる極保持部材10を組
付け保持することで構成してあり、それの後端側のコー
ド引出口30の口縁には、クランプ金具cを連結保持せ
しめるための嵌合切欠部32…と、係合爪片33…とが
形成してある。
コネクタ本体aの、前端に形成せる外極スリーブ31は
円筒形に形成してあるが、相手方コネクタの形態に対応
させて、前面視で台形の筒体、または角筒状に形成する
場合がある。また、後端に形成せるコード引出口30
も、接続する接続コードbの形態にあわせて、角筒状等
の適宜の形状に形成される。そして、コネクタ本体a
も、全体を円筒状とする場合に限らず、平箱状等、適宜
の形状に形成されるものである。
接続コードbは、絶縁材たる合成樹脂材で被覆した多数
の芯線20…を束にまとめ、それの外周を筒状に編成し
たシールド線22で囲い、さらに、それの外周を絶縁材
たる合成樹脂材の外皮21で被覆した通常のもので、そ
れの外皮21を剥いで引き出した各芯線20…の先端
を、極保持部材10に保持させるコンタクト1…の後端
側に、それぞれ接続することで、コネクタ本体aに対し
接続せしめてある。
クランプ金具cは、第8図に示している如く、金属材に
よりなる主体4の、中心部に接続コードbが挿通される
挿通孔40を形成し、主体4の外径をコネクタ本体aの
コード引出口30に対応させることで座板状に形成して
ある。そして、主体4には、挿通孔40に挿通した接続
コードbの外周にかしめ付けるときの、径方向の押し潰
しを容易にするための開裂部41が形成してある。ま
た、外周面には、コネクタ本体aのコード引出口30に
設けた嵌合切欠部32に嵌合する突起部42…が形成し
てある。
dは、クランプ金具cを、それの挿通孔40に挿通した
接続コードbの外皮21の外周にかしめ付けていくよ
う、該クランプ金具cを縮径する方向に押圧して変形さ
せていくときに、その変形が、一定の部位を回動支点と
して折れ曲がっていくことで行われるよう、変形を集中
させるために該クランプ金具cに形成した折曲部で、挿
通孔40を形成している該クランプ金具cの内周面に、
外周方向に向け刳り込む切込溝50を形成して、該クラ
ンプ金具cの平面視における径方向の巾を狭くすること
で構成してある。そして、この変形を集中させる折曲部
dを形成するための前記切込溝50は、接続コードbか
ら剥き出して束にまとめたシールド線22が、第8図お
よび第9図に示している如く、それの内腔にそっくり入
り込んだ状態となって、第12図にあるよう該切込溝5
0内を透通していく切込み深さに形成してあり、かつ、
クランプ金具cを該切込溝50により形成される折曲部
dの折曲げ変形により第10図の如く縮径する方向に押
し潰したときに、その折曲げにより、該切込溝50の対
向する壁面50a,50aが閉じ合わされるようになる
ことで、該切込溝50の内腔に挿通しておいた前述のシ
ールド線22の束を、第10図および第11図に示して
いる。如く、前記対向する壁面50a・50aによって
固く挾み込む状態となっていく形状に形成してある。
なお、図示する実施例において、eは、接続コードbを
コネクタ本体aに接続して組立てたコネクタAの外周
に、モールドにより、または、別体に成形して被せるこ
とにより被覆した合成樹脂材よりなるカバーである。
このように構成せる実施例装置は次のように作用する。
コネクタ本体aに接続する接続コードbを、コネクタ本
体aに対し固着連結するために、接続コードbの外皮2
1の外周にクランプさすクランプ金具cは、接続コード
bの各芯線20…を、極保持部材10に保持されるコン
タクト1…の各後端部に、ハンダ付け等の適宜の手段で
接続する作業を行なう前に、その接続コードbの外皮2
1の外周に嵌挿して、外周側からベンチ等の適宜の工具
で縮径する方向に押し潰してかしめ付ける。このとき、
接続コードbの外皮21を剥いて露出させたシールド線
22を、第12図に示している如く、束にまとめて接続
コードbの外皮21の外周面側に折返しておき、その折
返したシールド線22の束の上から、座板状のクランプ
金具cを嵌挿し、そのシールド線22の束ごと、クラン
プ金具cを接続コードcの外周面にかしめ付けていくこ
とは、従来手段と同じであるが、そのシールド線22の
束は、クランプ金具cのかしめ付けを行なう前に、第1
2図に示しているように、折曲部dを形成するためにク
ランプ金具cの内周面に形成してある切込溝50の内腔
に押し込んだ状態としておく。
これにより、クランプ金具cを、適宜の工具で、それの
開裂部41を閉じ合わせるように、外周側から径方向に
押し潰していくと、クランプ金具cの変形が、内周面に
設けた切込溝50により径方向の巾を狭めることで形成
してある折曲部dに集中し、クランプ金具cが第10図
の如く、折曲部dを回動支点として閉じ合わせるように
変形していき、これにより、クランプ金具cの内周面が
接続コードbの外皮21の外周に食い込んでいき、接続
コードbにクランプ金具cがかしめ付けられた状態とな
る。
そしてこのとき、シールド線22の束を抱き込んだ切込
溝50は、クランプ金具cの折曲部dを中心とする折曲
げ回動のような変形によって、対向する壁面50a・5
0aが、第11図に示す如く、閉じ合わされるように互
いに接近してきて、内腔に抱き込んでいるシールド線2
2の束を、閉じ合わされてくる壁面50a・50aによ
って、固く挾持していくようになる。
従って、シールド線22の束は、金属材よりなるクラン
プ金具cの内周面に形成した切込溝50の、壁面50a
と壁面50aとで挾圧された状態となって、その壁面5
0a,50aにより電気的にクランプ金具cに導通する
ようになり、この間の導通を安定したものとする。そし
て、この状態となったクランプ金具cが、コネクタ本体
aのコード引出口30に、嵌合切欠部32と突起部42
との嵌合と係合爪片33…のかしめ付けにより一体的に
組付けられて、コネクタ本体aに対し電気的に連結する
ことで、シールド線22とコネクタ本体aの外極スリー
ブ31との電気的な接続が安定したものとなる。
次に、第13図乃至第20図は別の実施例を示してい
る。この実施例は、クランプ金具cに、変形を集中させ
るために内周面に形成する切込溝50を、2ケ所に設け
て、折曲が2個所で行なわれるようにした例であり、こ
の点を除いたその余の構成は前述の実施例と変わりな
い。
即ち、クランプ金具cの挿通孔40の内周面に設ける切
込溝50は、第17図に示している如く、クランプ金具
cの開裂部41を通る中心線を対称軸として、該クラン
プ金具cの挿通孔40の内周面の左右に対称する部位
に、左右に一対に設けてあり、また、この切込溝50・
50により形成される径方向の巾を狭くした折曲部d・
dが左右に一対に設けられている。
この実施例は、クランプ金具cの挿通孔40の内周面に
形設する切込溝50の数が、前述の実施例と相違するだ
けで、切込溝50自体の構成および、クランプ金具cな
らびにコネクタ本体a等の構成には変わりがなく、その
変わりない構成については、同効の構成部材に前述の実
施例のものと同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
この実施例は、クランプ金具cの挿通孔40の内周面に
設ける切込溝50が2つで、従って、折曲部d・dが第
17図にあるよう、左右の2個所となるので、クランプ
金具cを、それの開裂部41を閉じ合わせるように変形
させていくときに、同時に、クランプ金具cの主体4の
外周面の、第17図における下周面を押し上げるように
力を加えていく。
これにより、クランプ金具cはそれの主体4が第19図
および第20図に示しているように変形し、その変形
で、切込溝50・50が、それらの内腔に挿通しておい
たシールド線22の束を、該切込溝50の対向する壁面
50a・50aで挾み込んでいくようになる。
なお、この実施例は、複数設けてある切込溝50・50
の一方を選択して、それだけシールド線22の束を通し
ておき、他方を遊ばせた状態としてかしめ付けるように
用いる場合があり、このようにすることで、かしめ付け
の前に行なうシールド線22の束の切込溝50・50に
対する挿通作業の作業性を容易にし得る。
次に第21図乃至第24図はさらに別の実施例を示して
いる。
この実施例のクランプ金具cは、前述した実施例におけ
るクランプ金具cが、それの主体4をワッシャー状に成
形する際に、開裂部41のある形態に形成するようにし
ているのに対し、開裂部41のないワッシャー状に形成
するようにした例である。そして、この点を除いたその
余の構成は、前述の実施例と変わりない。
即ち、この実施例におけるクランプ金具cの主体4の中
心部位に形成する挿通孔40は、接続コードbが挿通さ
れていく径に形成され、また、その挿通孔40の内周面
に形成する切込溝50は、束にまとめたシールド線22
を抱え込むる深さで、かつ、主体4を押し潰していくと
きの変形で抱え込んだシールド線22の束を対向する壁
面50a・50aにより挾持していく形態に作られる。
そして、切込溝50の数は、図例のものにあっては、周
方向に四等配した位置にそれぞれ設けて、四つとしてい
るが、三つあるいは二つと適宜の数にして良いものであ
る。
なお、その余の構成は、前述の実施例のものと変わりが
ないので、その変わりない構成は、同効の構成部材に同
じ符号を付して詳しい説明は省略する。
この実施例のクランプ金具cも、第21図の如く、接続
コードbの外周に嵌挿しておいて、その接続コードbか
ら剥き出したシールド線22を、一本あるいは適宜本数
の束にまとめ、それらシールド線22の束を、選択した
適宜の切込溝50内にかかえ込ませ、その状態で、第2
1図にて二重線の矢印で示すように、外周方向から適宜
の工具で力を加えれば、主体4が切込溝50により形成
される折曲部d…で折曲するように変形して、第23図
の如く、挿通孔40の内径を縮径して、接続コードbの
外皮21を絞り込むように喰い込んでいき、同時に、閉
じ合わさせるように潰れていく切込溝50がそこに抱え
込ませておいたシールド線22の束を、対向する壁面5
0a・50aで第24図の如く強く挾持していくように
なる。
次に第25図乃至第32図は、さらに異なる実施例を示
している。
この実施例は、クランプ金具cの主体4に、変形を集中
させる折曲部d…を形成するために形設する切込溝50
を、主体4の外周面にも形成するようにした例である。
即ち、クランプ金具cの主体4の外周面には、挿通孔4
0の内周面に形成する切込溝50…の各両側に位置する
ように配位して、浅い副切込溝50′…が形成してあ
る。この副切込溝50′…は、切込溝50と共同して、
変形を集中させる折曲部dを、一層巾の狭いものとする
ためのものであり、従って、この実施例においては、折
曲部dは、副切込溝50′が切込溝50の両側位置に形
成されることで、一つの切込溝50に対し二個所づつ形
成されるようになる。
この実施例において、主体4は、図例のものは、前記第
21図乃至第24図に示した開裂部41のないワッシャ
ー状としたクランプ金具cの主体4を用い、その主体4
の外周に、副切込溝50′を形設した形態のものとなっ
ているが、クランプ金具cの主体4に、第4図乃至第1
2図に示した実施例のクランプ金具cの主体4、または
第13図乃至第20図に示した実施例のクランプ金具c
の主体4のように、開裂部41のあるものを用い、それ
の外周に、副切込溝50′を設けるようにする場合があ
る。また、主体4の挿通口40の内周面に設ける切込溝
50の数、および主体4の外周面に設ける副切込溝5
0′の数は、所望に選択して良いものである。
なお、その余の構成は、前述した各実施例のものと変わ
りがないので、同効の構成部材に同一の符号を付して詳
しい説明は省略する。
この実施例手段は、第29図に示している如く、クラン
プ金具cを、接続コードbの外周に嵌挿して、その接続
コードbの外皮21を剥いて露出させたシールド線22
を、適宜本数の束にまとめて、クランプ金具cの内周面
の切込溝50…の中から適宜選択した切込溝50内に抱
込ませるように位置させ、その状態において、第29図
にて二重線の矢印に示しているように、クランプ金具c
の外周の四方から、適宜の工具で、縮径さす方向に力を
加えると、クランプ金具cの主体4の各折曲部dが切込
溝50…および副切込溝50′…を押し潰すように変形
して第31図の如くになり、これにより、縮径した挿通
孔40の内周面が接続コードbの外周に喰い込み、ま
た、押し潰されるように変形した切込溝50が、それの
部に抱込んでいたシールド線22を、対向する壁面50
a・50aで固く挾持していくようになる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によるコネクタにおけるク
ランプ金具cは、クランプ金具cの主体4の挿通孔40
に接続コードbを嵌挿し、その接続コードbの外皮21
を剥いで露出させたシールド線22を束にまとめて、該
クランプ金具cの主体4の挿通孔40の内周面に設けた
切込溝50内に抱込ませた状態とし、その状態からクラ
ンプ金具cの主体4を外周側から縮径する方向に押圧し
てかしめ込むことで、主体4の中心部の挿通孔40が、
切込溝50により形成した折曲部dを折曲げるように変
形して縮径するようになって、確実に接続コードbの外
周面に喰い込むようになり、同時に切込溝50が閉じ合
わされるように潰れて、そこに抱込んでいるシールド線
22の束を、挿通孔40の内周面による接続コードbの
加締めと別に、切込溝50の対向する壁面50a・50
aで挾持していくようになるので、クランプ金具cを、
外周側からの加圧による圧縮変形により、接続コードb
の外周面に加締め付けていくのが、接続コードbの端末
部から剥き出して折り返したシールド線22の端末部に
邪魔されることなく、確実に行なわれるようになる。
そして、接続コードbの端末部から剥き出して折り返し
たシールド線22の端末部は、クランプ金具cの挿通孔
40の内周面に形設した切込溝50内に抱き込まれて、
その切込溝50が、クランプ金具cの外周側からの圧縮
変形により押し潰されることで、その切込溝50の壁面
間に固く挟持されて、金属材と金属材とにより挟持され
た状態となり、接続コードbが引っ張り方向の力を受け
ても、このシールド線22の端末部の挟持に緩みを生ぜ
しめることがなく、シールド線22の端末部とクランプ
金具cとの導通を確実にする。
また、クランプ金具cの主体4の内周面に設ける切込溝
50を、周方向に間隔をおいて複数設けておくことで、
クランプ金具cをかしめ込む前に行なう、シールド線2
2の束を切込溝50内に抱き込ます作業が、適宜の切込
溝50を選択して行なえるようになって、その作業性を
良好にする。
また、内周面に、中心部の挿通孔40に挿通し接続コー
ドbから剥き出したシールド線22の端末部を抱き込む
切込溝50を設けたクランプ金具cの主体4を、周方向
の一部に開裂部41のある座板状としておくことで、接
続コードbの外周に該クランプ金具cの嵌挿して、それ
の切込溝50内に接続コードbのシールド線22の端末
部を抱え込ます作業が容易になり、かつ、接続コードb
の芯線20…をコンタクト1…に接続した後において
も、該クランプ金具cの接続コードbに対する嵌挿が行
なえるようになる。
また、内周面に、中心部の挿通孔40に挿通した接続コ
ードbから剥き出したシールド線22の端末部を抱き込
む切込溝50を設けたクランプ金具cの主体4を、開裂
部41のない座板状に形成しておくことで、クランプ金
具cをかしめ付けるときの接続コードbの逃げがなくな
り、接続コードbに対するクランプ金具cのかしめ付け
が確実になる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は従来手段を示し、第1図はクランプ
金具を組付けて組立てたコネクタの側面図、第2図は同
上の縦断側面図、第3図はクランプ金具を接続コードの
外周に嵌挿した状態の斜視図である。 第4図乃至第12図は本発明手段の第1の実施例を示
し、第4図は本発明によるクランプ金具を組付けて組立
てたコネクタの側面図、第5図は同上の縦断側面図、第
6図は第4図のI−I線断面図、第7図は第4図のII−
II線断面図、第8図はクランプ金具のかしめ付け工程前
の状態の説明図、第9図は同上の要部の拡大図、第10
図は同上クランプ金具のかしめ付け工程後の状態の説明
図、第11図は同上クランプ金具の同上状態の要部拡大
図、第12図は同上クランプ金具の接続コードに嵌挿し
た状態の斜視図である。 第13図乃至第20図は本発明手段の第2の実施例を示
し、第13図は本発明によるクランプ金具を組付けて組
立てた状態のコネクタの側面図、第14図は同上の縦断
側面図、第15図は第13図のI−I線断面図、第16
図は第13図のII−II線断面図、第17図は同上クラン
プ金具のかしめ付け前の状態における説明図、第18図
は同上状態の要部の拡大図、第19図は同上クランプ金
具のかしめ付け後の状態の説明図、第20図は同上状態
の要部の拡大図である。 第21図乃至第24図は本発明手段の第3の実施例を示
し、第21図は本発明によるクランプ金具のかしめ付け
の工程前の状態の説明図、第22図は同上の要部の拡大
図、第23図は同上のかしめ付け工程後の説明図、第2
4図は同上の要部の拡大図である。 第25図乃至第32図は本発明手段の第4の実施例を示
し、第25図は本発明によるクランプ金具を組込んで組
立てたコネクタの側面図、第26図は同上の縦断側面
図、第27図は第25図のI−I線断面図、第28図は
第25図のII−II線断面図、第29図は同上クランプ金
具のかしめ付け工程前の状態の説明図、第30図は同上
の要部の拡大図、第31図は同上のかしめ付け工程後の
状態の説明図、第32図は同上の状態の要部の拡大図で
ある。 図面符号の説明 A……コネクタ、a……コネクタ本体 b……接続コード、c……クランプ金具 d……折曲部、e……カバー 1……コンタクト、10……極保持部材 20……芯線、21……外皮 22……シールド線、30……コード引出口 32……嵌合切欠部、33……係合爪片 4……主体、40……挿通孔 41……開裂部、42……突起部 50……切込溝、50′……副切込溝 50a……壁面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心部位に接続コードbの挿通孔40を具
    備する座板状に形成した主体4の挿通孔40の内周面
    に、主体4に対する外周側からの径方向の加圧で主体4
    の径方向の巾を狭めるように押し潰れる切込溝50を、
    接続コードbから剥き出して束にまとめたシールド線2
    2の端末部を抱え込む深さに形設し、その切込溝50内
    に、前記挿通孔40に嵌挿した接続コードbから剥き出
    して束にまとめたシールド線22の端末部を抱持せしめ
    て、主体4の外周側からの加圧により切込溝50を押し
    潰してシールド線22の端末部を挟持せしめながら接続
    コードbの外周面に加締め付けてなるコネクタにおける
    クランプ金具。
  2. 【請求項2】接続コードbから剥き出して束にまとめた
    シールド線22を抱え込む深さに形成する切込溝50
    を、中心部位に接続コードbの挿通孔40を具備する座
    板状の主体4の内周面の周方向に適宜の間隔をおいた複
    数個所に装設した請求項1記載のコネクタにおけるクラ
    ンプ金具。
  3. 【請求項3】中心部位に接続コードbの挿通孔40を具
    備する座板状に形成し、内周面に接続コードbから剥き
    出して束にまとめたシールド線22の端末部を抱え込む
    深さの切込溝50を設けた主体4を、周方向の一部に開
    裂部41のある座板状に形成した請求項1記載のコネク
    タにおけるクランプ金具。
  4. 【請求項4】中心部位に接続コードbの挿通孔40を具
    備し内周縁に接続コードbから剥き出して束にまとめた
    シールド線を抱え込む深さの切込溝50を具備する座板
    状に形成する主体4を、開裂部41のない環状をなす座
    板状に形成した請求項1記載のコネクタにおけるクラン
    プ金具。
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