JPH0636807Y2 - 結石破砕装置 - Google Patents

結石破砕装置

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JPH0636807Y2
JPH0636807Y2 JP1987126942U JP12694287U JPH0636807Y2 JP H0636807 Y2 JPH0636807 Y2 JP H0636807Y2 JP 1987126942 U JP1987126942 U JP 1987126942U JP 12694287 U JP12694287 U JP 12694287U JP H0636807 Y2 JPH0636807 Y2 JP H0636807Y2
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ジルフエスター、オツペルト
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シ−メンス、アクチエンゲゼルシヤフト
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、制御装置によって三次元方向へ移動可能であ
る患者寝台を備え、この患者寝台の下には患者の身体内
に存在して衝撃波発生器の焦点内に位置決めされた対象
物を破砕するための少なくとも１つの衝撃波発生器が配
置され、患者に異なった角度でＸ線を照射するＸ線ユニ
ットを有して前記対象物の位置測定を行うためのＸ線診
察装置と、各Ｘ線照射方向毎に設けられたイメージイン
テンシファイアテレビ系とを備えている結石破砕装置に
関する。
〔従来の技術〕
ドイ連邦共和国実用新案第8528785号明細書において
は、待機位置から運転位置へ回動可能である２つの衝撃
波発生器を含む結石破砕装置が示されている。結石の位
置測定を行うために、この装置は、２つの交差するＸ線
束を発生するための２つのＸ線源とＸ線像を表示するた
めの２つのイメージインテンシファイアテレビ系とを備
えたＸ線診断装置を装備している。両Ｘ線束は運転位置
にある衝撃波発生器からの衝撃波が集束せしめられる等
中心で交差する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
対象物たとえば腎石または胆石がＸ線診察装置によって
検知されると、患者寝台を移動させることにより結石は
等中心、従って衝撃波発生器の焦点へもたらされる。こ
のことは一般に透射運転時において行われ、それゆえ患
者は不必要な高Ｘ線量の被曝を受ける。
そこで本考案は、処置すべき結石が衝撃波発生器の焦点
内に位置するように、記憶されたＸ線撮影に基づいて患
者寝台を移動することが可能であるような、冒頭で述べ
た種類の結石破砕装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案は、イメージインテ
ンシファイアテレビ系が処置の開始時に発生したＸ線像
の記憶装置を有し、これに記憶されたＸ線像に相応した
出力信号において、イメージインテンシファイアテレビ
系に付設されたマーク発生器によって発生できそのテレ
ビ像を見ながらマニュアルで調整可能であって患者寝台
上の空間点に相当するマークが画像表示でき、前記マー
ク発生器は、患者寝台の制御装置に接続されて、前記空
間点が衝撃波発生器の焦点内に位置するような作業位置
へ患者寝台を制御することを特徴とする。
〔作用〕
本考案においては、結石の処置開始時に、異なった平面
から得られる２つのＸ線像が記憶され、このＸ線像内に
入力装置によってモニタ像上で移動可能なマークが作成
され、このマークが位置測定された対象物に合わせられ
る。患者寝台を相応して追従させることにより、この患
者寝台が作業位置へ移動させられ、位置測定されてマー
クを付された対象物が衝撃波発生器の焦点内に位置せし
められる。
〔実施態様〕
マーク発生器が作業位置の座標の記憶装置を有する場合
には、このようにして見い出された作業位置はいつでも
新たに透射を行うことなく見つけ出すことができる。制
御装置は、患者寝台が入力されて記憶された作業位置か
ら走行させられ、撮影装置が待機位置から患者の下の撮
影位置へ走行可能であるように、構成されており、撮影
が行われた後、撮影装置はその待機位置へ、また患者寝
台は再び記憶されている作業位置へ走行可能である場合
には、中間判定のために高分解能のＸ線写真を調整する
ことができる。それによって、Ｘ線撮影装置は乱れなく
衝撃波発生器またはイメージインテンシファイアによっ
て最良の撮影位置へ走行することができ、撮影が行われ
た後、患者寝台は引続いて行われる結石処置のためにそ
の作業位置へ走行可能である。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
図には、患者寝台３上に横たわっている患者４を透過す
るＸ線束を発生するＸ線管1,2を有するＸ線診断装置を
備えた結石破砕装置が示されている。患者寝台３の下に
は、少なくとも１つの衝撃波発生器５と、２つのＸ線イ
メージインテンシファイア6,7とが配置されている。そ
の場合に、Ｘ線管１とＸ線イメージインテンシファイア
とは、Ｘ線管１のＸ線束の中心射線が患者４に垂直に入
射する（a.p.投射）ように配置されている。Ｘ線管２と
Ｘ線イメージインテンシファイア６とは、たとえば、Ｘ
線管２の中心射線がＸ線管１の中心射線と患者４の内部
の等中心（isocenter）にてたとえば45°の角度αで交
差する（c.c.投射）ように、斜めに配置されている。そ
れによって、２つの異なった投射方向からの透射方向か
らの透射像が得られ、それゆえ患者４を患者寝台３によ
って三次元方向に移動させ、対象物22たとえば腎石また
は胆石が等中心、従って衝撃波発生器５の焦点に位置す
るようにすることができる。
患者寝台３には開口部25が設けられており、この開口部
25を通って衝撃波発生器５をその待機位置から運動位置
へ回動させることができる。回動と共に、同時に衝撃波
発生器５の焦点が等中心に位置せしめられ、それゆえ運
転位置において衝撃波による処置を行うことができ、対
象物22たとえば腎石または胆石を破砕することができ
る。
Ｘ線イメージインテンシファイア6,7に接続されたテレ
ビカメラ8,9の出力信号は２つの像記憶装置10,11に読込
まれる。像記憶装置10,11の出力信号は加算段12,13の入
力端子に導かれている。各加算段12,13にはＸ線像を再
生するためのモニタ14,15がそれぞれ接続されている。
Ｘ線管1,2による透射を行った後、Ｘ線像は像変換器つ
まりイメージインテンシファイア6,7ならびにテレビカ
メラ8,9によって像信号に変換され、この像信号は像記
憶装置10,11内に格納される。Ｘ線像には、さらに説明
するように、加算段12,13において信号が加えられ、そ
れゆえモニタ14,15にはＸ線像が明瞭に表示される。
患者寝台３を三次元方向に移動させるために、この患者
寝台３には電動機により調整するための制御装置16が接
続されている。患者寝台３の下に配置されたＸ線撮影装
置たとえばカセッテケース17が同様に制御装置16に接続
されており、必要に応じてその図示された待機位置から
鎖線で示された撮影位置へ走行させられる。制御装置16
にはさらに必要な機能を入力するための操作デスク18が
接続されている。こうしてたとえば患者寝台３を調整手
段20を操作することによって三次元方向へ移動させるこ
とができ、その場合患者寝台３のその都度の位置は操作
デスク18上の３つの空間座標x,y,z用の表示手段21によ
って知ることができる。
制御装置16にはさらにマーク発生器19が接続されてい
る。このマーク発生器19はモニタ14,15の像内へマーク2
8を表示するために加算段12,13に接続されている。入力
装置23によって、モニタ像内へ表示されているマーク28
を移動させることができる。このことは、たとえばまず
マーク28を入力装置23によってモニタ15の像へ移動させ
ることにより行うことができ、それゆえ対象物22の目印
をx,y方向（水平方向）に固定することができる。さら
に、入力装置が切換えられ、それゆえマーク28がモニタ
14の像上で対象物22の像と一致するように移動させら
れ、それゆえこのことからｚ方向（垂直方向）における
対象物の位置を決定可能である。今、マーク28が対象物
22の像と一致させられると、マーク28の現在の座標が記
憶装置24内へ読取られる。この記憶装置24はたとえばマ
ーク発生器19内に配置することができる。この記憶され
たデータと等中心（この等中心は十字線29によって示さ
れているようにモニタ像の中央に位置している）の座標
との差から、信号が算出されて、制御装置16に供給され
る。今、患者寝台３はたとえば操作デスク18の始動ボタ
ン26を操作することにより制御装置16によって、対象物
22が等中心、従って衝撃波発生器５の焦点内に位置する
ように、移動させられる。同時に、患者寝台３のこの位
置の座標が作業位置として記憶装置24内へ読込まれる。
入力装置23は、図示されているように、いわゆる“トラ
ックボール”すなわち回転球から構成することができ
る。しかしながらこの入力装置23は、同様にライトペ
ン、３つの空間座標に所属するポテンショメータ、また
は抵抗箔で構成することもできる。
今、結石の処置を行った後中間的な監視または最終判定
のために、Ｘ線フィルム写真を調整したい場合には、た
とえば始動ボタン27の操作により患者寝台３が作業位置
から走行させられ、それゆえカセッテケース17が患者４
の下方においてその図示された待機位置からその鎖線で
図示された撮影位置へ移動させられる。さらに、その後
Ｘ線管１が起動させられる。撮影が終了すると、カセッ
テケース17は再びその待機位置へ戻され、患者寝台３は
記憶装置24内に含まれている座標に基づいてその作業位
置へ戻され、それゆえ必要に応じて結石の処置を続行す
ることができる。
〔考案の効果〕
本考案に基づく結石破砕装置では患者のＸ線被曝量は僅
少となる。というのは、患者寝台の調整は連続的に透射
しながら行う必要がないからである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示す概略的構成図である。 1,2…Ｘ線管、３…患者寝台、４…患者、５…衝撃波発
生器、6,7…Ｘ線イメージインテンシファイア、8,9…テ
レビカメラ、10,11…像記憶装置、12,13…加算段、14,1
5…モニタ、16…制御装置、17…カセッテケース、19…
マーク発生器、22…対象物、28…マーク。
フロントページの続き (72)考案者 ジルフエスター、オツペルト ドイツ連邦共和国バンベルク、グライフエ ンベルクシユトラーセ51 (56)参考文献 特開 昭61−37149（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−31140（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−145131（ＪＰ，Ａ) 英国特許出願公開2140693（ＧＢ，Ａ)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】制御装置（16）によって三次元方向へ移動
    可能である患者寝台（３）を備え、この患者寝台（３）
    の下には患者（４）の身体内に存在して衝撃波発生器
    （５）の焦点内に位置決めされた対象物（22）を破砕す
    るための少なくとも１つの衝撃波発生器（５）が配置さ
    れ、患者（４）に異なった角度でＸ線を照射するＸ線ユ
    ニット（1,2）を有して前記対象物（22）の位置測定を
    行うためのＸ線診察装置（６〜15）と、各Ｘ線照射方向
    毎に設けられたイメージインテンシファイアテレビ系
    （６〜15）とを備えている結石破砕装置において、イメ
    ージインテンシファイアテレビ系（６〜15）が処置の開
    始時に発生したＸ線像の記憶装置（10,11）を有し、こ
    れに記憶されたＸ線像に相応した出力信号において、イ
    メージインテンシファイアテレビ系（６〜15）に付設さ
    れたマーク発生器（19）によって発生できそのテレビ像
    を見ながらマニュアルで調整可能であって患者寝台
    （３）上の空間点に相当するマーク（28）が画像表示で
    き、前記マーク発生器（19）は、患者寝台（３）の制御
    装置（16）に接続されて、前記空間点が衝撃波発生器
    （５）の焦点内に位置するような作業位置へ患者寝台
    （３）を制御することを特徴とする結石破砕装置。
  2. 【請求項２】マーク発生器（19）は作業位置の座標の記
    憶装置（24）を有することを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第１項記載の結石破砕装置。
  3. 【請求項３】制御装置（16）は、患者寝台（３）が入力
    されて記憶された作業位置から走行させられて、撮影装
    置（17）が待機位置から患者（４）の下の撮影位置へ走
    行可能であるように構成されており、撮影が行われた後
    撮影装置（17）はその待機位置へ、また患者寝台（３）
    は再び記憶されている作業位置へ走行されることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第２項記載の結石破砕装
    置。
JP1987126942U 1986-08-22 1987-08-19 結石破砕装置 Expired - Lifetime JPH0636807Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3628502.1 1986-08-22
DE3628502 1986-08-22

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JPS6343511U JPS6343511U (ja) 1988-03-23
JPH0636807Y2 true JPH0636807Y2 (ja) 1994-09-28

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ID=6307934

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JP1987126942U Expired - Lifetime JPH0636807Y2 (ja) 1986-08-22 1987-08-19 結石破砕装置

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US (1) US4829986A (ja)
EP (1) EP0257429B1 (ja)
JP (1) JPH0636807Y2 (ja)
DE (1) DE3779834D1 (ja)

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