JPH0632432Y2 - サンルーフのドレン構造 - Google Patents

サンルーフのドレン構造

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JPH0632432Y2
JPH0632432Y2 JP1988120970U JP12097088U JPH0632432Y2 JP H0632432 Y2 JPH0632432 Y2 JP H0632432Y2 JP 1988120970 U JP1988120970 U JP 1988120970U JP 12097088 U JP12097088 U JP 12097088U JP H0632432 Y2 JPH0632432 Y2 JP H0632432Y2
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JP
Japan
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water
inner frame
opening
drain
vehicle
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JP1988120970U
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JPH03224U (ja
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潤 小野
訓秀 杉本
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] <産業上の利用分野> 本考案は、自動車の固定ルーフに設けられた開口部を開
閉可能なようにしてなるサンルーフに於いて、開口部よ
りの浸水を受け止めて車輌外部へと排水するためのドレ
ン構造に関する。
<従来の技術> 自動車の固定ルーフに開設された開口部に、ガラスや鋼
板等からなる可動パネルを前後方向摺動自在なように設
けることにより、この開口部を開閉し得るようにした、
所謂サンルーフと呼ばれる可動式ルーフが周知である。
この可動パネルを昇降動させる機構や、摺動運動を案内
するガイドレール等を設けるために、固定ルーフの内方
にはインナフレームが固設されており、このインナフレ
ームの外周部には、開口と可動パネルとの隙間から固定
ルーフ内に浸入する水滴を受け止めて外部へ排出するた
めの水路としてドレン溝が設けられている。このドレン
溝は、旋回時などに車輌がローリング傾斜した際にも好
適に排水し得るように、固定ルーフの左右両側部に延設
された水路同士を互いに連通させることが好ましく、例
えば、本出願人による特願昭62−057615号明細
書に於いて、左右のドレン溝の後端部を互いにビニルホ
ースなどにて連通するようにした構造が提案されてい
る。
<考案が解決しようとする課題> しかるに、左右のドレン溝をビニルホースなどのチュー
ブ部材にて連結する構造によると、ドレン溝とチューブ
部材との断面積の差が過大となりがちであることから、
水量によってはチューブ部材内に円滑に水が流入せず、
場合によっては急激な車輌姿勢の変化に追従することが
できずに、ドレン溝より水がオーバーフローする虞れが
ある。加えてホース接続作業の自動化が困難であること
から、製造工程が煩雑化しがちである。
本考案は、このような問題点に鑑みなされたものであ
り、その主な目的は、オーバーフローを生ずることなく
左右のドレン溝同士を接続することでき、しかも製造工
程を簡略化し得るように改善されたサンルーフのドレン
構造を提供することにある。
[考案の構成] <課題を解決するための手段> このような目的は、本考案によれば、開閉可能な開口部
を備えたサンルーフの内方に設けられた鋼板製のインナ
フレーム上に重設され、前記開口部よりの浸水を受け止
めて車輌外部へと排水するためのドレン構造であって、
前記インナフレームの両側部にて車輌前後方向に延在す
る上方に開放した側部水路と、前記インナフレームの後
部にて車輌左右方向に延在しかつ前記側部水路との接続
部が前方へ向けて開口する閉断面の後部水路とを、合成
樹脂材料にて一体的に形成したことを特徴とするサンル
ーフのドレン構造を提供することにより達成される。
<作用> このような本考案の構成によれば、剛性の高い鋼板製の
インナフレーム上に重設するため、水路の構成部材の剛
性が低くて済む。従って、合成樹脂材のみでフレームを
形成した場合に比して剛性を確保し易いため、厚肉化、
大型化を招かずに済む。また、鋼板製のフレームに閉断
面の水路を設けようとすると、水路を塞ぐための蓋を溶
接付けせねばならないため、溶接後の部材に防錆対策を
講じる必要があり、製造工数が増大しがちであるが、本
願考案によれば、このような問題を生ぜずに済む。しか
も、後部水路に於ける側部水路との接続部が前方へ向け
て開口しているので、コーナー部からその上面が閉じら
れるために側部水路から後部水路への流入が円滑化さ
れ、コーナー部で跳ね返った水がオーバーフローする虞
れが大幅に低減される。加えて、インナフレームを分割
形成することも可能であり、また水路の全周に渡るイン
ナフレームを形成する必要もないため、軽量化が可能で
あり、インナフレームの設計自由度も高まる。
<実施例> 以下に添附の図面を参照して本考案の好適実施例につい
て詳細に説明する。
第1図は、本考案が適用された可動式ルーフの要部を示
している。固定ルーフ1の前側部分には、車体左右方向
に長い概ね矩形をなす開口部2が形成されており、この
開口部2は、例えばガラス製の可動パネル3にて補完的
に閉鎖し得るようにされている。
可動パネル3は、固定ルーフ1内方の左右位置に車体前
後方向に延設された一対のガイドレール4に案内されて
開口部2を全面的に閉鎖する位置から固定ルーフ1の後
部内面に向けて、前後方向に摺動可能なようにされてい
る。また、開口部2の前部には、開口部内縁沿う弓形に
湾曲したディフレクタブレード5が、可動パネル3の開
閉動作に応じて昇降可能なように設けられている。
一方、第2図に併せて示すように、可動パネル3の内面
周縁部には、シール部材7a,7b及び接着剤8を介し
てガラスホルダ9が固着されている。と同時に、ガラス
ホルダ9の前部両側下面には、パネルステー10が垂設
されている。このパネルステー10は、内側先端部が垂
下された後に外側に向けて折曲されて略チャンネル状に
形成されており、その外側を向く先端部10aには、例
えばフッ素樹脂などからなるスライドシュー6が固着さ
れている。
スライドシュー6を受容して前後方向に案内するガイド
レール4の前端部は、固定ルーフ1の内側に設けられた
インナフレーム11に対し、ガイドレールステー12を
介して固定される。このガイドレールステー12は、ガ
イドレール4の前端部を受容する係合部13と、インナ
フレーム11にボルト止めされるベース部14とからな
り、例えば亜鉛合金ダイキャスト等にて形成されてい
る。
インナフレーム11は、鋼板を深絞り加工してなり、全
周に亘って立上げ形成された比較的丈の低い外周壁11
aを介し、固定ルーフ1の開口2の対応する位置から可
動パネル3を収納する位置にかけて、固定ルーフ1の内
面との間に適宜な高さ寸法を有する空間Sを形成するよ
うにされている。
さて、インナフレーム11に於ける固定ルーフ1との対
何面の外周部には、U字状をなす側部水路15を左右両
側部にて前後方向に延設してなるドレン部材16が重設
されている。このドレン部材16は合成樹脂材からな
り、インナフレーム11の外周壁11aの上縁に対して
その外周縁部が弾発的にかつ密接に係着しており、その
上縁には、中空断面をなすシール突条17が全周に亘り
形成されている。このシール突条17は、固定ルーフ1
の内面にインナフレーム11を固定した際に、固定ルー
フ1の内面に液密に密接するようにされている。
第3図に併せて示すように、左右の両側部水路15の前
側部分は、開口2の前縁に沿って車体幅方向内向きに伸
延されたうえで互いに連結されている。と同時に、この
部分には、ディフレクタブレード5の収納部を郭成すべ
く、側部水路15の更に内側に拡幅部分16Wが形成さ
れている。そして、水滴の車室内への浸入を防止するた
めに、拡幅部分16Wの内周縁に沿って、立上げ壁16
aが延設されている。
ところで、前記したガイドレールステー12の係合部1
3の外側壁には、立上げ壁16aを乗り越えるようにし
て該立上げ壁16aを把持する把持片18が形成されて
いる。この把持片18により、ドレン部材16に於ける
拡幅部分16Wの内周側の浮き上がりが防止される。ま
た、把持片18の外面には、直角方向に突片18aが突
設されており、ディフレクタブレード5の支持装置を固
定するための係合孔19がその突端に開設されている。
尚、ディフレクタブレード5を含むディフレクタ装置に
ついては、本発明の本質とは直接関係しないのでその詳
細な説明を省略する。
上面が開放した左右両側部水路15の後端部同士は、中
空をなす後部水路20にて互いに連結されている。これ
ら側部水路15と後部水路20との接続部Jは、幾分か
湾曲して円滑に連続すると共に、側部水路15の後端部
15aからその上面が閉鎖され、即ち、後部水路20に
於ける側部水路15との接続部が前方へ向けて開口して
いる。そして後部水路20へと移行する部分は第4図に
良く示されるように、その断面積が徐々に変化するよう
にされており、本実施例に於いては、後部水路20の側
をより小さな断面積としている。
以上のようにして構成されたドレン部材16の各コーナ
ー部には、排水口21が放射方向に突設されており(第
5図)、ピラーに沿わせたビニルチューブなど(図示せ
ず)をこの排水口21に接続することにより、車輌外部
へと排水することができるようにされている。
このようにして、側部水路15を後方へ流れてきた水
は、その水路断面積が漸減する接続部Jに円滑に流入
し、同部分に突設された排水口21を経て外部へと流出
する。そして車体の傾斜などにより上側となった排水口
21より排出しきれなかった水は、後部水路20を経て
下側に位置する他方の排水口21から排出される。
尚、上記したドレン部材16は、その部分に応じて引抜
き成形・射出成形・ブロー成形など、適宜な方法にて形
成された後、加硫接着にて一体化される。
[考案の効果] このように本考案によれば、人手によらずに製造し得る
構成であることから、製造工程の機械化が可能であり、
自動化を推進するうえに多大な効果を奏することができ
る。加えて開放された側部水路と閉鎖された後部水路と
の間の水の流出入が円滑となり、この連結部分より水が
オーバーフローすることを好適に防止し得ると同時に、
排水性能の向上を企画し得ることから、その効果は極め
て大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車ルーフの部分的な斜視図であり、第2図
は第1図のII-II線に沿って切断して示す縦断面図であ
る。 第3図は本考案に基づくドレン部材の前後方向中心線に
対する片側のみを示す上面図である。 第4図は第3図の符号Jの部分を示す斜視図であり、第
5図は第3図のV−V線に沿って切断して示す縦断面図
である。 1…固定ルーフ、2…開口部 3…可動パネル、4…ガイドレール 5…ディフレクタブレード 6…スライドシュー、7a・7b…シール部材 8…接着剤、9…ガラスホルダ 10…パネルステー、10a…先端部 11…インナフレーム、11a…外周壁 12…ガイドレールステー 13…係合部、14…ベース部 15…側部水路、15a…後端部 16…ドレン部材、16a…内周壁 17…シール突条、18…把持片 18a…突片、19…係合孔 20…後部水路、21…排水口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−177715(JP,A) 特開 昭62−34815(JP,A) 実開 昭63−122122(JP,U) 実開 昭61−51220(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉可能な開口部を備えたサンルーフの内
    方に設けられた鋼板製のインナフレーム上に重設され、
    前記開口部よりの浸水を受け止めて車輌外部へと排水す
    るためのドレン構造であって、 前記インナフレームの両側部にて車輌前後方向に延在す
    る上方に開放した側部水路と、前記インナフレームの後
    部にて車輌左右方向に延在しかつ前記側部水路との接続
    部が前方へ向けて開口する閉断面の後部水路とを、合成
    樹脂材料にて一体的に形成したことを特徴とするサンル
    ーフのドレン構造。
JP1988120970U 1988-09-14 1988-09-14 サンルーフのドレン構造 Expired - Lifetime JPH0632432Y2 (ja)

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JPH03224U JPH03224U (ja) 1991-01-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0323850Y2 (ja) * 1984-09-10 1991-05-24
JPS63122122U (ja) * 1987-02-04 1988-08-09

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