JP2544855Y2 - 自動車のスライドルーフ構造 - Google Patents

自動車のスライドルーフ構造

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JP2544855Y2
JP2544855Y2 JP1991085046U JP8504691U JP2544855Y2 JP 2544855 Y2 JP2544855 Y2 JP 2544855Y2 JP 1991085046 U JP1991085046 U JP 1991085046U JP 8504691 U JP8504691 U JP 8504691U JP 2544855 Y2 JP2544855 Y2 JP 2544855Y2
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slide roof
water receiving
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roof
weir
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JP1991085046U
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隆 平松
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のスライドルーフ
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種のスライドルーフ構造にあ
っては、例えば実開昭63ー81716号公報に示され
ているごとく、ルーフパネルに平面視長方形の開口部を
形成して、該開口部の両側縁に、ガイドレールと、この
ガイドレールの外側に位置する排水溝とを設ける一方、
スライドルーフを前記ガイドレールに移動自由に支持し
て成り、前記スライドルーフの外周にウエザーストリッ
プを組付けて、前記スライドルーフによる前記開口部の
閉鎖時、雨水などが車室内に侵入するのを防ぐようにし
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで例えば前記ス
ライドルーフの後端側をチルトアップした時や該スライ
ドルーフを後方に移動させて前記開口部を開ける際に、
前記スライドルーフ上に溜っている雨水などが、該スラ
イドルーフの前縁側に偏り、該スライドルーフの前縁か
ら車室内に流入する虞がある。
【0004】かかる不具合に対しては、例えば前記スラ
イドルーフの前縁に該スライドルーフに対し上方に突出
する堰を設けて、雨水が前記スライドルーフの前縁から
流下するのを防止するように成すことも考えられるが、
前記スライドルーフはルーフパネルの一般面に連続させ
るために、車幅方向中央から車幅方向外方に向かうに従
い下方に湾曲させるのが一般的であることから、前記し
たごとく、前記スライドルーフの後端側をチルトアップ
した時や該スライドルーフを後方に移動させて前記開口
部を開ける際に、前記スライドルーフ上に溜っている雨
水などが、該スライドルーフの前縁両側部位に偏り、前
述のごとくスライドルーフの前縁部位にたとえ堰を設け
たとしても、該堰を乗り越えて車室内における前記排水
溝よりも車幅方向内方側に流れ落ちて、前記ガイドレー
ルのレール部や車室内を汚す不具合がある。
【0005】本考案は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、目的とするところは、前記開口部を開ける
際、スライドルーフ上に溜っている水が該ルーフの前縁
両側部位から車室内に侵入するのを確実に防止して前記
排水溝にスムーズに排出することの出来るスライドルー
フ構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本考案は、ル−
フパネル2に形成した開口部1の両側にガイドレール6
を配設して、このガイドレール6の外側に排水溝5を設
けると共に、前記開口部1を開閉するスライドルーフ3
を前記ガイドレール6に移動自由に支持した自動車にお
いて、前記ガイドレール6に、前記排水溝5に沿って延
びる受水溝8を形成して、該受水溝8における前記排水
溝5側の側壁81に、前記受水溝8を前記排水溝5に連
通させる連絡口82を設ける一方、前記スライドルーフ
3の少なくとも前縁に、該スライドルーフ3の上面に対
し上方に突出する堰70を設けて、該堰70における前
記受水溝8と対向する位置、前記スライドルーフ3上
に溜る水を前記受水溝8に流下させるための排水路9
前記堰8に設け前記堰8の下面で且つ該排水路9と連
続する部位に、この排水路9から前記受水溝8上に延び
て、前記排水路9から流下する水を前記受水溝8に導く
ガイド90設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本考案によれば、前記開口部1の開口時におい
て、スライドルーフ3の後端側をチルトアップしたり、
あるいは該スライドルーフ3を後方に移動するなどし
て、スライドルーフ3上に溜っている水がスライドルー
フ3前縁両側部位に偏る場合にあっても、前記水は前記
排水路9から前記ガイド90を伝って前記受水溝8内に
確実に収容され、前記連絡口82を介して前記排水溝5
にスムーズに排出されるのである。
【0008】
【実施例】図において1はルーフパネル2に形成した平
面視長方形の開口部、3は該開口部2を開閉するスライ
ドルーフであって、このスライドルーフ3は、前記開口
部1を開口するに際して、チルトアップ機構(図示せ
ず)を介してその後端側を上方にチルトアップした上で
該スライドルーフ3を前記ルーフパネル2上の後方に移
動させることにより、前記開口部1を開放すようにした
いわゆるアウタスライドタイプの既知構造のものであっ
て、かかるスライドルーフの構造を次に説明する。
【0009】即ち、前記ルーフパネル2の下面に、前記
開口部1よりも一回り大きな枠型のスライドルーフハウ
ジング4を組付けて、該スライドルーフハウジング4の
全周に排水溝5を設けると共に、該スライドルーフハウ
ジング4の車幅方向両側で且つ前記排水溝5よりも車幅
方向内方位置に、前後方向に延びる左右一対のガイドレ
ール6を組付けているのであって、また前記スライドル
ーフ3の下面前部には、リンク31を組付けて、該リン
ク31の下端部に前記ガイドレール6のレール部61を
スライドするスライダー32を組付ける一方、該スライ
ドルーフ3の外周にウエザーストリップ7を嵌着してい
る。
【0010】尚、前記排水溝5に流入する水は、該排水
溝5に接続したドレンホース(図示せず)を介して車外
に排出するようにしている。
【0011】また前記ルーフパネル2は、車幅方向中央
部から車幅方向外側に向かうに従って下方に湾曲してお
り、また前記スライドルーフ3にあっても前記ルーフパ
ネル2と同様、車幅方向中間から車幅方向外方に向かう
に従い下方に湾曲させて、該ルーフパネル2の一般面と
連続するようにしている。
【0012】また前記スライドルーフ3の四方コーナー
部は、平面から見て円弧状に形成している。
【0013】しかして以上の構成において図に示す実施
例では、前記両ガイドレール6における前記レール部6
1の車幅方向外側部位に、上方に開口する断面略U字状
の受水溝8を前記排水溝5に沿うように形成すると共
に、該受水溝8を構成する車幅方向外方側の側壁81の
前端部を一部切欠いて、該側壁81に、前記受水溝8を
前記排水溝5に連通させる連絡口82を設け、また該受
水溝7の長さ方向両端には、該受水溝7の長さ方向両端
開口を閉鎖するゴム製の栓83を嵌着している。
【0014】一方、前記ウエザーストリップ7における
前記スライドルーフ3の前縁配設部位に、上方に向かっ
て山型に突出する堰70を一体形成すると共に、該堰7
0の長さ方向両終端を、前記受水溝8の開口と上下方向
においてほぼ対応する部位に位置させ、該堰70の長さ
方向終端と前記ウエザーストリップ7の上面とにより画
成されるコーナー部位を、前記スライドルーフ3上に溜
る水を前記受水溝8上に流下させるための排水路9とす
る一方、前記堰8の下面で且つ前記排水路9と連続する
部位に、該排水路9から前記受水溝8上に向かって延び
るリップ状のガイド90を一体形成して、前記排水路9
から流下する水を前記ガイド90を介して前記受水溝7
内に導くようにしている。
【0015】以上のスライドルーフ構造によれば、前記
開口部(1)を開放すべく、前記スライドルーフ(3)
の後端側をチルトアップ機構を介してチルトアップする
と、前記スライドルーフ(3)上に溜っている水が、ス
ライドルーフ(3)の傾斜に伴い、該スライドルーフ
(3)の前端側に向かって流れて、前記堰70で塞き止
められると共に、該スライドルーフ3の車幅方向両側部
が車幅方向中央部よりも下方に湾曲していることから、
前記スライドルーフの前端部両側方に流れて、前記排水
路9から前記ガイド90を伝って前記受水溝8に確実に
流下し、前記ガイドレール6のレール部61や車室内に
流れ落ちることがないのであり、また該受水溝8に流入
した水は、前記連絡口82から前記排水溝5に流れて、
該排水溝5に接続したドレンホース(図示せず)を介し
て車外に排出されるのである。
【0016】以上の実施例では、前記開口部(1)を開
口するに際して、チルトアップ機構(図示せず)を介し
てその後端側を上方にチルトアップした上で該スライド
ルーフ(3)を前記ルーフパネル(2)上で後方に移動
させるようにしたスライドルーフ構造に適用したが、こ
れに限定されるものではなく、例えばチルトアップ機構
を備えずに前後方向にスライドさせるスライドルーフ構
造に適用してもよい。
【0017】また以上の実施例では、前記スライドルー
フ3の前縁に、堰70を設けると共に、該堰70の長さ
方向両終端を、前記受水溝8の開口と上下方向において
ほぼ対応する部位に位置させ、該堰70の長さ方向終端
と前記ウエザーストリップ7の上面とにより画成される
コーナー部位を、前記スライドルーフ3上に溜る水を前
記受水溝8上に流下させるための排水路9とするように
したが、前記堰70を前記スライドルーフ3の前縁から
左右側縁前部にかけて設けると共に、該堰70における
前記受水溝8の上部開口と対向する位置に凹溝を形成し
て、該凹溝を前記排水路9として用いるようにしてもよ
い。
【0018】
【考案の効果】以上のごとく本考案は、ル−フパネル2
に形成した開口部1の両側にガイドレール6を配設し
て、このガイドレール6の外側に排水溝5を設けると共
に、前記開口部1を開閉するスライドルーフ3を前記ガ
イドレール6に移動自由に支持した自動車において、前
記ガイドレール6に、前記排水溝5に沿って延びる受水
溝8を形成して、該受水溝8における前記排水溝5側の
側壁81に、前記受水溝8を前記排水溝5に連通させる
連絡口82を設ける一方、前記スライドルーフ3の少な
くとも前縁に、該スライドルーフ3の上面に対し上方に
突出する堰70を設けて、該堰70における前記受水溝
8と対向する位置、前記スライドルーフ3上に溜る水
を前記受水溝8に流下させるための排水路9を前記堰8
に設け前記堰8の下面で且つ該排水路9と連続する部
位に、この排水路9から前記受水溝8上に延びて、前記
排水路9から流下する水を前記受水溝8に導くガイド9
設けたことにより、前記開口部1の開口時、スライ
ドルーフ3の後端側をチルトアップしたり、あるいは該
スライドルーフ3を後方に移動するなどして、スライド
ルーフ3上に溜っている水がスライドルーフ3の前縁両
側部位に偏る場合にあっても、前記水は前記排水路9か
ら前記ガイド90を伝って前記受水溝8内に確実に収容
され、前記連絡口82を介して前記排水溝5にスムーズ
に排水することが出来、車室内は勿論のこと前記ガイド
レールにも前記水が流れ落ちる虞はなく、前記スライド
ルーフのスライド機能に支障を及ぼすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるスライドルーフ構造の一実施例
を示す要部の斜視図。
【図2】同断面図。
【図3】スライドルーフをチルトアップした状態を示す
自動車の概略斜視図。
【符号の説明】
1 開口部 2 ルーフパネル 3 スライドルーフ 5 排水溝 6 ガイドレール 70 堰 8 受水溝 82 連絡口 9 排水路 90 ガイド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ル−フパネル2に形成した開口部1の両
    側にガイドレール6を配設して、このガイドレール6の
    外側に排水溝5を設けると共に、前記開口部1を開閉す
    るスライドルーフ3を前記ガイドレール6に移動自由に
    支持した自動車において、前記ガイドレール6に、前記
    排水溝5に沿って延びる受水溝8を形成して、該受水溝
    8における前記排水溝5側の側壁81に、前記受水溝8
    を前記排水溝5に連通させる連絡口82を設ける一方、
    前記スライドルーフ3の少なくとも前縁に、該スライド
    ルーフ3の上面に対し上方に突出する堰70を設けて、
    該堰70における前記受水溝8と対向する位置、前記
    スライドルーフ3上に溜る水を前記受水溝8に流下させ
    ための排水路9を前記堰8に設け前記堰8の下面で
    且つ該排水路9と連続する部位に、この排水路9から前
    記受水溝8上に延びて、前記排水路9から流下する水を
    前記受水溝8に導くガイド90設けたことを特徴とす
    る自動車のスライドルーフ構造。
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