JPH06323261A - オイルポンプ - Google Patents
オイルポンプInfo
- Publication number
- JPH06323261A JPH06323261A JP13959193A JP13959193A JPH06323261A JP H06323261 A JPH06323261 A JP H06323261A JP 13959193 A JP13959193 A JP 13959193A JP 13959193 A JP13959193 A JP 13959193A JP H06323261 A JPH06323261 A JP H06323261A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- rotor
- housings
- housing
- oil pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2/00—Rotary-piston machines or pumps
- F04C2/08—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
- F04C2/10—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
- F04C2/102—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member the two members rotating simultaneously around their respective axes
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 重ね合わせ組立構造のオイルポンプにおい
て、各部材の熱膨張によるポンプローターのサイドクリ
アランスの拡大を防止するとともに、ポンプ重量の軽減
を図る。 【構成】 本オイルポンプ１０では、ポンプローター１
１，１２およびローターハウジング７，８が同一材料で
形成されているため、ポンプ作動時に両者が熱膨張して
もポンプロータのサイドクリアランスが広がることはな
い。また、強度が要求されるポンプローターに合わせて
ローターハウジングも高強度材料により形成する一方、
カバーハウジング２，３およびセンタープレート９を軽
量材料により形成することにより、ポンプの機能を損な
わずにポンプ重量の軽減を図ることができる。
て、各部材の熱膨張によるポンプローターのサイドクリ
アランスの拡大を防止するとともに、ポンプ重量の軽減
を図る。 【構成】 本オイルポンプ１０では、ポンプローター１
１，１２およびローターハウジング７，８が同一材料で
形成されているため、ポンプ作動時に両者が熱膨張して
もポンプロータのサイドクリアランスが広がることはな
い。また、強度が要求されるポンプローターに合わせて
ローターハウジングも高強度材料により形成する一方、
カバーハウジング２，３およびセンタープレート９を軽
量材料により形成することにより、ポンプの機能を損な
わずにポンプ重量の軽減を図ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンに取り付けら
れるオイルポンプ構造に関し、さらに詳しくは、複数の
ローター収容部分をセンタープレート（隔壁）にて仕切
って構成した多連構造のオイルポンプに関するものであ
る。
れるオイルポンプ構造に関し、さらに詳しくは、複数の
ローター収容部分をセンタープレート（隔壁）にて仕切
って構成した多連構造のオイルポンプに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】上記のようなオイルポンプには、ハウジ
ングにおけるポンプローター回りを一体鋳造したものの
他に、一対のカバーハウジングと、それぞれポンプロー
ターを収容し、両カバーハウジング間に並べて配置され
る複数のローターハウジングと、各ローターハウジング
間を仕切るセンタープレートとから組み立てられる重ね
合わせ構造のものがある。このような構造によれば、ポ
ンプローターとカバーハウジング又はセンタープレート
との間のクリアランス（サイドクリアランス）を、各部
材の厚さ寸法を管理することによって容易に小さく抑え
ることができ、ポンプの容積効率を向上させることがで
きる。なお、複数のローター収容部分をセンタープレー
トで仕切って構成したオイルポンプとしては、例えば、
実開平１−１５９１９０号公報にて提案されているもの
がある。また、従来、強度を必要とするポンプローター
を鋳鉄等の高強度材料により形成するとともに、ポンプ
の軽量化のためハウジングをアルミ合金等の軽量材料で
形成するものもあった。
ングにおけるポンプローター回りを一体鋳造したものの
他に、一対のカバーハウジングと、それぞれポンプロー
ターを収容し、両カバーハウジング間に並べて配置され
る複数のローターハウジングと、各ローターハウジング
間を仕切るセンタープレートとから組み立てられる重ね
合わせ構造のものがある。このような構造によれば、ポ
ンプローターとカバーハウジング又はセンタープレート
との間のクリアランス（サイドクリアランス）を、各部
材の厚さ寸法を管理することによって容易に小さく抑え
ることができ、ポンプの容積効率を向上させることがで
きる。なお、複数のローター収容部分をセンタープレー
トで仕切って構成したオイルポンプとしては、例えば、
実開平１−１５９１９０号公報にて提案されているもの
がある。また、従来、強度を必要とするポンプローター
を鋳鉄等の高強度材料により形成するとともに、ポンプ
の軽量化のためハウジングをアルミ合金等の軽量材料で
形成するものもあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、重ね合
わせ構造のポンプにおいて、ポンプローターとローター
ハウジングとを異なる材料により形成すると、ポンプ作
動時におけるこれら両部材の熱膨張の差によって、サイ
ドクリアランスが広がってしまう場合があるという問題
がある。
わせ構造のポンプにおいて、ポンプローターとローター
ハウジングとを異なる材料により形成すると、ポンプ作
動時におけるこれら両部材の熱膨張の差によって、サイ
ドクリアランスが広がってしまう場合があるという問題
がある。
【０００４】本発明はこのような問題等に鑑みてなされ
たものであり、各部材の熱膨張によるポンプローターの
サイドクリアランスの拡大を防止するとともに、ポンプ
重量の軽減を達成できるようにしたオイルポンプを提供
することを目的とする。
たものであり、各部材の熱膨張によるポンプローターの
サイドクリアランスの拡大を防止するとともに、ポンプ
重量の軽減を達成できるようにしたオイルポンプを提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のオイルポンプでは、ポンプローターおよ
びローターハウジングを第１の材料により形成し、カバ
ーハウジングおよびセンタープレートを第２の材料によ
り形成している。
めに、本発明のオイルポンプでは、ポンプローターおよ
びローターハウジングを第１の材料により形成し、カバ
ーハウジングおよびセンタープレートを第２の材料によ
り形成している。
【０００６】そして具体的には、第１の材料を高強度材
料とし、第２の材料を軽量材料とする。
料とし、第２の材料を軽量材料とする。
【０００７】なお、このオイルポンプは、各ポンプロー
ターがアウターローターおよびこのアウターローターに
内接するインナーローターとから構成される多連式のト
ロコイド形ポンプとして用いられるのが望ましい。
ターがアウターローターおよびこのアウターローターに
内接するインナーローターとから構成される多連式のト
ロコイド形ポンプとして用いられるのが望ましい。
【０００８】
【作用】このようなオイルポンプでは、ポンプローター
およびローターハウジングが同一材料（第１の材料）で
形成されているため、両部材の熱膨張率は等しい。この
ため、ポンプ作動時に両者が熱膨張してもポンプロータ
のサイドクリアランスが広がることはない。また、強度
が要求されるポンプローターに合わせてローターハウジ
ングも高強度材料により形成する一方、カバーハウジン
グおよびセンタープレートを軽量材料により形成するこ
とにより、ポンプの機能を損なわずにポンプ重量の軽減
を図ることができる。
およびローターハウジングが同一材料（第１の材料）で
形成されているため、両部材の熱膨張率は等しい。この
ため、ポンプ作動時に両者が熱膨張してもポンプロータ
のサイドクリアランスが広がることはない。また、強度
が要求されるポンプローターに合わせてローターハウジ
ングも高強度材料により形成する一方、カバーハウジン
グおよびセンタープレートを軽量材料により形成するこ
とにより、ポンプの機能を損なわずにポンプ重量の軽減
を図ることができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。図１には、本発明に係るトロ
コイド形オイルポンプ１を示している。このオイルポン
プ１は、左右に配置される２つのカバーハウジング（右
カバーハウジング２および左カバーハウジング３）を有
している。
を参照しながら説明する。図１には、本発明に係るトロ
コイド形オイルポンプ１を示している。このオイルポン
プ１は、左右に配置される２つのカバーハウジング（右
カバーハウジング２および左カバーハウジング３）を有
している。
【００１０】右カバーハウジング２の上下方向中央近傍
には、左右方向に延びるシャフト孔２ａが形成されてお
り、ポンプシャフト４がこのシャフト孔２ａ内にボール
ベアリング５を介して回転自在に支持されている。ま
た、右カバーハウジング２の下部には、オイルを吸入す
るための吸入口２ｂが形成されており、この吸入口２ｂ
から２方向に延びる吸入路（第１吸入路２ｃ，第２吸入
路２ｄ）も形成されている。さらに、右カバーハウジン
グ２の上部には、オイルを吐出するための吐出口２ｅが
形成されており、この吐出口２ｅにつながる第１吐出路
２ｆおよび第２吐出路（図示せず）も形成されている。
には、左右方向に延びるシャフト孔２ａが形成されてお
り、ポンプシャフト４がこのシャフト孔２ａ内にボール
ベアリング５を介して回転自在に支持されている。ま
た、右カバーハウジング２の下部には、オイルを吸入す
るための吸入口２ｂが形成されており、この吸入口２ｂ
から２方向に延びる吸入路（第１吸入路２ｃ，第２吸入
路２ｄ）も形成されている。さらに、右カバーハウジン
グ２の上部には、オイルを吐出するための吐出口２ｅが
形成されており、この吐出口２ｅにつながる第１吐出路
２ｆおよび第２吐出路（図示せず）も形成されている。
【００１１】左カバーハウジング３の上下方向中央近傍
にも、左右方向に延びるシャフト孔３ａが形成されてお
り、上記ポンプシャフト４がこのシャフト孔３ａ内にロ
ーラベアリング６を介して回転自在に支持されている。
なお、ポンプシャフト４の左端部はシャフト孔３ａから
外部に突出しており、ここにエンジンの出力回転が加え
られることによりポンプシャフト４が回転駆動される。
また、左カバーハウジング３の下部には、上下方向に延
びる第３吸入路３ｂが形成されており、上部には、同様
の第３吐出路３ｃが形成されている。
にも、左右方向に延びるシャフト孔３ａが形成されてお
り、上記ポンプシャフト４がこのシャフト孔３ａ内にロ
ーラベアリング６を介して回転自在に支持されている。
なお、ポンプシャフト４の左端部はシャフト孔３ａから
外部に突出しており、ここにエンジンの出力回転が加え
られることによりポンプシャフト４が回転駆動される。
また、左カバーハウジング３の下部には、上下方向に延
びる第３吸入路３ｂが形成されており、上部には、同様
の第３吐出路３ｃが形成されている。
【００１２】これらカバーハウジング２，３の間には、
２つのローターハウジング（右ローターハウジング７お
よび左ローターハウジング８が並べて配置される。即
ち、右ローターハウジング７の右端部は右カバーハウジ
ング２によって覆われ、左ローターハウジング８の左端
部は左カバーハウジング３によって覆われる。各ロータ
ーハウジング７，８内には、図２（ただし、この図には
左ローターハウジング８が示されている。）に示すよう
に内歯形のアウタローター１１が取り付けられ、さらに
アウタローター１１の内側には、外歯形のインナロータ
ー１２が配設される。インナローター１２はポンプシャ
フト４の外周に一体的に取り付けられており、ポンプシ
ャフト４が回転することによってインナローター１２は
アウタローター１１に内接しながら回転する。なお、第
１吸入路２ｃは、右ローターハウジング７の下部右側面
にて開口し、第３吸入路３ｂは左ローターハウジング８
の下部左側面にて開口する。また、第１吐出路２ｆは、
右ローターハウジング７の上部右側面にて開口し、第３
吐出路３ｃは左ローターハウジング８の上部左側面にて
開口する。
２つのローターハウジング（右ローターハウジング７お
よび左ローターハウジング８が並べて配置される。即
ち、右ローターハウジング７の右端部は右カバーハウジ
ング２によって覆われ、左ローターハウジング８の左端
部は左カバーハウジング３によって覆われる。各ロータ
ーハウジング７，８内には、図２（ただし、この図には
左ローターハウジング８が示されている。）に示すよう
に内歯形のアウタローター１１が取り付けられ、さらに
アウタローター１１の内側には、外歯形のインナロータ
ー１２が配設される。インナローター１２はポンプシャ
フト４の外周に一体的に取り付けられており、ポンプシ
ャフト４が回転することによってインナローター１２は
アウタローター１１に内接しながら回転する。なお、第
１吸入路２ｃは、右ローターハウジング７の下部右側面
にて開口し、第３吸入路３ｂは左ローターハウジング８
の下部左側面にて開口する。また、第１吐出路２ｆは、
右ローターハウジング７の上部右側面にて開口し、第３
吐出路３ｃは左ローターハウジング８の上部左側面にて
開口する。
【００１３】そして、これらローターハウジング７，８
間にセンタープレート９が配置される。こうして２つの
カバーハウジング２，３，２つのローターハウジング
７，８およびセンタープレート９は、各部材の周囲４箇
所（図２参照）にそれぞれ一本の孔として穿設された各
ボルト孔２１にボルト２２が挿入されて、重ね合わせら
れる形で一体のものとして組み立てられる。これによ
り、両ロータハウジング７，８はセンタープレート９に
より仕切られ、それぞれ独立したローター収容部分を形
成する。また、２つのローターハウジング７，８および
センタープレート９の上下にはそれぞれ、第２吸入路２
ｄと第３吸入路３ｂとを連通させる吸入側連通路２３お
よび第２吐出路と第３吐出路３ｃとを連通させる吐出側
連通路２４が形成される。
間にセンタープレート９が配置される。こうして２つの
カバーハウジング２，３，２つのローターハウジング
７，８およびセンタープレート９は、各部材の周囲４箇
所（図２参照）にそれぞれ一本の孔として穿設された各
ボルト孔２１にボルト２２が挿入されて、重ね合わせら
れる形で一体のものとして組み立てられる。これによ
り、両ロータハウジング７，８はセンタープレート９に
より仕切られ、それぞれ独立したローター収容部分を形
成する。また、２つのローターハウジング７，８および
センタープレート９の上下にはそれぞれ、第２吸入路２
ｄと第３吸入路３ｂとを連通させる吸入側連通路２３お
よび第２吐出路と第３吐出路３ｃとを連通させる吐出側
連通路２４が形成される。
【００１４】このように組み立てられたオイルポンプ１
では、ポンプシャフト４が駆動されることにより、図示
しないオイルタンク内のオイルが各吸入路２ｃ，２ｄ，
３ｂを介し、各ロータハウジング７，８内の下部におい
てアウターローター１１とインナローター１２間に形成
された低圧室１３内に吸い込まれる。そして吸入された
オイルは、両ロータ１１，１２の噛み合いにより昇圧さ
れ、各ロータハウジング７，８内の上部に形成された高
圧室１４から各吐出路２ｆ，３ｃを介して吐出口２ｅか
ら合流吐出される。なお、左右のローター回転の位相を
適宜ずらすことにより、吐出圧の脈動を抑えることがで
きる。
では、ポンプシャフト４が駆動されることにより、図示
しないオイルタンク内のオイルが各吸入路２ｃ，２ｄ，
３ｂを介し、各ロータハウジング７，８内の下部におい
てアウターローター１１とインナローター１２間に形成
された低圧室１３内に吸い込まれる。そして吸入された
オイルは、両ロータ１１，１２の噛み合いにより昇圧さ
れ、各ロータハウジング７，８内の上部に形成された高
圧室１４から各吐出路２ｆ，３ｃを介して吐出口２ｅか
ら合流吐出される。なお、左右のローター回転の位相を
適宜ずらすことにより、吐出圧の脈動を抑えることがで
きる。
【００１５】ここで、このポンプ１０の容積効率を良く
するために、まず、アウタローター１１およびインナロ
ーター１２と、これに隣接するカバーハウジング（２又
は３）およびセンタープレート９との間に生ずる隙間、
即ち、サイドクリアランスをできるだけ小さくする必要
がある。そこで、このポンプ１０では、各部材の厚さ寸
法をフライス加工等の面削加工により管理調整すること
によって、サイドクリアランスの減少を図っている。ま
た、ローターハウジング７，８とカバーハウジング２，
３とを分離して重ね合わせ構造とすることにより、アウ
ターロータ１１の外周部分にハウジングとの間に隙間を
生じさせることとなる面取りが不要となる。このため、
吸入路と吐出路間の連通を防止することができ、これに
よっても容積効率の向上を図っている。
するために、まず、アウタローター１１およびインナロ
ーター１２と、これに隣接するカバーハウジング（２又
は３）およびセンタープレート９との間に生ずる隙間、
即ち、サイドクリアランスをできるだけ小さくする必要
がある。そこで、このポンプ１０では、各部材の厚さ寸
法をフライス加工等の面削加工により管理調整すること
によって、サイドクリアランスの減少を図っている。ま
た、ローターハウジング７，８とカバーハウジング２，
３とを分離して重ね合わせ構造とすることにより、アウ
ターロータ１１の外周部分にハウジングとの間に隙間を
生じさせることとなる面取りが不要となる。このため、
吸入路と吐出路間の連通を防止することができ、これに
よっても容積効率の向上を図っている。
【００１６】そして、さらに本ポンプ１０では、ロータ
ーハウジング７，８および両ローター１１，１２を同一
材料により形成し、具体的には十分な強度を有する高強
度材料（例えば、鋳鉄）から形成している。これによ
り、両部材は同じ比率で厚さ方向に熱膨張することとな
るので、ポンプ作動時に発生した熱によりサイドクリア
ランスが広がることはない。したがって、上記面削加工
によるサイドクリアランスの減少と相まって、より容積
効率の向上が図られる。
ーハウジング７，８および両ローター１１，１２を同一
材料により形成し、具体的には十分な強度を有する高強
度材料（例えば、鋳鉄）から形成している。これによ
り、両部材は同じ比率で厚さ方向に熱膨張することとな
るので、ポンプ作動時に発生した熱によりサイドクリア
ランスが広がることはない。したがって、上記面削加工
によるサイドクリアランスの減少と相まって、より容積
効率の向上が図られる。
【００１７】また、このポンプ１０では、カバーハウジ
ング２，３およびセンタープレート９を同一の軽量材料
（例えば、アルミ合金）から形成している。これによ
り、ポンプ全体の軽量化を図ることができる。
ング２，３およびセンタープレート９を同一の軽量材料
（例えば、アルミ合金）から形成している。これによ
り、ポンプ全体の軽量化を図ることができる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明に係るオイルポンプ
では、ポンプローターおよびローターハウジングを同一
材料により形成し、両部材の熱膨張率が等しくなるよう
にしている。このため、ポンプ作動時におけるポンプロ
ーターとこれに隣接するカバーハウジングおよびセンタ
ープレートとの間のクリアランスの拡大を防止すること
ができる。したがって、本オイルポンプを用いれば、高
い容積効率を達成することができる。また、ポンプロー
ターおよびローターハウジングを高強度材料にて形成す
ることにより高回転作動に耐えることができるととも
に、カバーハウジングおよびセンタープレートを軽量材
料によって形成することにより、ポンプ全体の軽量化を
図ることができる。
では、ポンプローターおよびローターハウジングを同一
材料により形成し、両部材の熱膨張率が等しくなるよう
にしている。このため、ポンプ作動時におけるポンプロ
ーターとこれに隣接するカバーハウジングおよびセンタ
ープレートとの間のクリアランスの拡大を防止すること
ができる。したがって、本オイルポンプを用いれば、高
い容積効率を達成することができる。また、ポンプロー
ターおよびローターハウジングを高強度材料にて形成す
ることにより高回転作動に耐えることができるととも
に、カバーハウジングおよびセンタープレートを軽量材
料によって形成することにより、ポンプ全体の軽量化を
図ることができる。
【図１】本発明に係るオイルポンプの側面断面図であ
る。
る。
【図２】図１におけるＩＩ−ＩＩ線断面矢視図である。
１ オイルポンプ ２，３ カバーハウジング ２ｂ 吸入口 ２ｅ 吐出口 ４ ポンプシャフト ７，８ ローターハウジング ９ センタープレート １１ アウタローター １２ インナローター
Claims (3)
- 【請求項１】 一対のカバーハウジング間に、それぞれ
ポンプローターを収容したローターハウジングを複数並
べて配置し、前記各ローターハウジング間をセンタープ
レートにて仕切って構成されたオイルポンプであって、 前記ポンプローターおよび前記ローターハウジングを第
１の材料によって形成し、 前記カバーハウジングおよび前記センタープレートを第
２の材料によって形成したことを特徴とするオイルポン
プ。 - 【請求項２】 前記第１の材料は高強度材料であり、前
記第２の材料は軽量材料であることを特徴とする請求項
１に記載のオイルポンプ。 - 【請求項３】 前記各ポンプローターがアウターロータ
ーおよびこのアウターローターに内接するインナーロー
ターとから構成される多連式のトロコイド形ポンプであ
ることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のオイ
ルポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13959193A JPH06323261A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | オイルポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13959193A JPH06323261A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | オイルポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06323261A true JPH06323261A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=15248841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13959193A Pending JPH06323261A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | オイルポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06323261A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006029276A (ja) * | 2004-07-21 | 2006-02-02 | Hitachi Ltd | オイルポンプ |
| WO2013125302A1 (ja) * | 2012-02-21 | 2013-08-29 | 株式会社ミクニ | オイルポンプ |
| US20130280041A1 (en) * | 2012-04-19 | 2013-10-24 | Mikuni Corporation | Oil pump |
| WO2013172409A1 (ja) * | 2012-05-17 | 2013-11-21 | 株式会社ミクニ | 多段オイルポンプ |
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| CN104302917A (zh) * | 2012-05-17 | 2015-01-21 | 株式会社三国 | 多级油泵 |
| DE102015204833A1 (de) | 2014-03-20 | 2015-10-08 | Yamada Manufacturing Co., Ltd. | Ölpumpe |
| EP2946082A4 (en) * | 2013-01-18 | 2016-03-02 | United Technologies Corp | OIL PUMP TRANSFER PLATE |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP13959193A patent/JPH06323261A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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