JPH07233783A - 圧縮機 - Google Patents
圧縮機Info
- Publication number
- JPH07233783A JPH07233783A JP6025331A JP2533194A JPH07233783A JP H07233783 A JPH07233783 A JP H07233783A JP 6025331 A JP6025331 A JP 6025331A JP 2533194 A JP2533194 A JP 2533194A JP H07233783 A JPH07233783 A JP H07233783A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- compressor
- discharge
- small
- refrigeration circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/12—Casings; Cylinders; Cylinder heads; Fluid connections
- F04B39/123—Fluid connections
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/12—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders having plural sets of cylinders or pistons
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/0027—Pulsation and noise damping means
- F04B39/0055—Pulsation and noise damping means with a special shape of fluid passage, e.g. bends, throttles, diameter changes, pipes
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S181/00—Acoustics
- Y10S181/403—Refrigerator compresssor muffler
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Compressor (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】製造コストの高騰を生じることなく、外部冷凍
回路における振動や騒音を低減可能とする。 【構成】吐出室内はリブ３１〜３５によって各吐出ポー
ト５ｂ毎の小室１５ａ〜１５ｅに区画されている。各リ
ブ３１〜３５の突縁は、鋳造時に高さが低くされてお
り、これによりリテーナとの間で各小室１５ａ〜１５ｅ
相互を連通させる絞り通路３１ａ〜３５ａを形成してい
る。
回路における振動や騒音を低減可能とする。 【構成】吐出室内はリブ３１〜３５によって各吐出ポー
ト５ｂ毎の小室１５ａ〜１５ｅに区画されている。各リ
ブ３１〜３５の突縁は、鋳造時に高さが低くされてお
り、これによりリテーナとの間で各小室１５ａ〜１５ｅ
相互を連通させる絞り通路３１ａ〜３５ａを形成してい
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は圧縮機に関し、詳しくは
吐出脈動を低減可能な圧縮機に関する。
吐出脈動を低減可能な圧縮機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、実開平１−１１３１６４号公報開
示の圧縮機が知られている。この圧縮機では、シリンダ
ブロックに複数のシリンダボアが駆動軸の周囲に各々平
行に配列され、このシリンダブロックの端面には各シリ
ンダボアと連通する吸入ポート及び吐出ポートをもつ弁
機構が接合されている。そして、弁機構には各吸入ポー
トと連通する吸入室及び各吐出ポートと連通する吐出室
をもつハウジングが接合され、ハウジングには吐出室側
に吐出ポートに対向する複数の脈動低減凹部が凹設され
ている。
示の圧縮機が知られている。この圧縮機では、シリンダ
ブロックに複数のシリンダボアが駆動軸の周囲に各々平
行に配列され、このシリンダブロックの端面には各シリ
ンダボアと連通する吸入ポート及び吐出ポートをもつ弁
機構が接合されている。そして、弁機構には各吸入ポー
トと連通する吸入室及び各吐出ポートと連通する吐出室
をもつハウジングが接合され、ハウジングには吐出室側
に吐出ポートに対向する複数の脈動低減凹部が凹設され
ている。
【０００３】この圧縮機では、各吐出ポート毎に凹設し
た各脈動低減凹部によって、各吐出ポートより吐出され
る高圧の冷媒ガス相互の干渉を防止するとともに、各吐
出ポートより吐出される高圧の冷媒ガスを減衰させるこ
とができるため、吐出室と接続される外部冷凍回路にお
ける振動や騒音を低減することが可能である。
た各脈動低減凹部によって、各吐出ポートより吐出され
る高圧の冷媒ガス相互の干渉を防止するとともに、各吐
出ポートより吐出される高圧の冷媒ガスを減衰させるこ
とができるため、吐出室と接続される外部冷凍回路にお
ける振動や騒音を低減することが可能である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記圧縮機で
は、吐出ポート毎に凹設した脈動低減凹部により外部冷
凍回路における振動や騒音を低減することはできるもの
の、各脈動低減凹部内の冷媒ガスを外部冷凍回路に導出
すべく、各脈動低減凹部の中心に第２吐出室を設け、各
脈動低減凹部を第２吐出室と連通させるための絞り通路
を壁面に貫設している。このため、絞り通路を貫設する
工程の増加によって製造コストの高騰を生じてしまう。
は、吐出ポート毎に凹設した脈動低減凹部により外部冷
凍回路における振動や騒音を低減することはできるもの
の、各脈動低減凹部内の冷媒ガスを外部冷凍回路に導出
すべく、各脈動低減凹部の中心に第２吐出室を設け、各
脈動低減凹部を第２吐出室と連通させるための絞り通路
を壁面に貫設している。このため、絞り通路を貫設する
工程の増加によって製造コストの高騰を生じてしまう。
【０００５】本発明の圧縮機は、製造コストの高騰を生
じることなく、外部冷凍回路における振動や騒音を低減
可能とすることを解決すべき課題とする。
じることなく、外部冷凍回路における振動や騒音を低減
可能とすることを解決すべき課題とする。
【０００６】
（１）請求項１の圧縮機は、上記課題を解決するため、
駆動軸の周囲に各々平行に配列された複数のシリンダボ
アを有するシリンダブロックと、該シリンダブロックの
端面に接合され、各シリンダボアと連通する吸入ポート
及び吐出ポートをもつ弁機構と、該弁機構に接合され、
各吸入ポートと連通する吸入室及び各吐出ポートと連通
する吐出室をもつハウジングとを備え、該吐出室が該吸
入室の外側に形成された圧縮機において、前記吐出室内
はリブによって各吐出ポート毎の小室に区画され、各リ
ブの突縁には前記弁機構との間で各小室相互を連通させ
る絞り通路が形成されていることを特徴とする。
駆動軸の周囲に各々平行に配列された複数のシリンダボ
アを有するシリンダブロックと、該シリンダブロックの
端面に接合され、各シリンダボアと連通する吸入ポート
及び吐出ポートをもつ弁機構と、該弁機構に接合され、
各吸入ポートと連通する吸入室及び各吐出ポートと連通
する吐出室をもつハウジングとを備え、該吐出室が該吸
入室の外側に形成された圧縮機において、前記吐出室内
はリブによって各吐出ポート毎の小室に区画され、各リ
ブの突縁には前記弁機構との間で各小室相互を連通させ
る絞り通路が形成されていることを特徴とする。
【０００７】（２）請求項２の圧縮機は、請求項１記載
の圧縮機において、一つの小室にはリブによって吐出ポ
ートを含まずに外部冷凍回路に接続される導出室が区画
され、リブの突縁には弁機構との間で該導出室を該小室
の残余及び他の小室と連通させる絞り通路が形成されて
いることを特徴とする。 （３）請求項３の圧縮機は、請求項１又は２記載の圧縮
機において、一つの小室が外部冷凍回路に接続され、絞
り通路は該小室に近づくに従って順次拡大されているこ
とを特徴とする。
の圧縮機において、一つの小室にはリブによって吐出ポ
ートを含まずに外部冷凍回路に接続される導出室が区画
され、リブの突縁には弁機構との間で該導出室を該小室
の残余及び他の小室と連通させる絞り通路が形成されて
いることを特徴とする。 （３）請求項３の圧縮機は、請求項１又は２記載の圧縮
機において、一つの小室が外部冷凍回路に接続され、絞
り通路は該小室に近づくに従って順次拡大されているこ
とを特徴とする。
【０００８】
（１）請求項１の圧縮機では、吐出室がリブによって各
吐出ポート毎に小室に区画されているため、各吐出ポー
トから吐出される高圧の冷媒ガスは、相互の干渉が防止
される。また、この圧縮機では、吐出室が吸入室の外側
に形成されているため、吐出室は吸入室を囲むリング状
又はＣ字形状になり、簡易な構造のためには一つの小室
を外部冷凍回路に接続する。このため、他の小室は絞り
通路によって順次連通されつつその一つの小室を介して
外部冷凍回路に接続されることとなるため、各吐出ポー
トから吐出される高圧の冷媒ガスは、自己が吐出された
小室でまず一旦膨脹し、絞り通路で収縮され、隣の小室
で再び膨脹される。こうして、高圧の冷媒ガスは順次膨
脹と収縮とが繰り返され、減衰されて一つの小室から外
部冷凍回路に導出される。このため、この圧縮機では、
吐出室が吸入室の内側に形成された圧縮機と比較して、
外部冷凍回路における振動や騒音がより低減される。
吐出ポート毎に小室に区画されているため、各吐出ポー
トから吐出される高圧の冷媒ガスは、相互の干渉が防止
される。また、この圧縮機では、吐出室が吸入室の外側
に形成されているため、吐出室は吸入室を囲むリング状
又はＣ字形状になり、簡易な構造のためには一つの小室
を外部冷凍回路に接続する。このため、他の小室は絞り
通路によって順次連通されつつその一つの小室を介して
外部冷凍回路に接続されることとなるため、各吐出ポー
トから吐出される高圧の冷媒ガスは、自己が吐出された
小室でまず一旦膨脹し、絞り通路で収縮され、隣の小室
で再び膨脹される。こうして、高圧の冷媒ガスは順次膨
脹と収縮とが繰り返され、減衰されて一つの小室から外
部冷凍回路に導出される。このため、この圧縮機では、
吐出室が吸入室の内側に形成された圧縮機と比較して、
外部冷凍回路における振動や騒音がより低減される。
【０００９】そして、この圧縮機では、例えば鋳造時に
リブの突縁の高さを低くしたり、リブの突縁に凹部を形
成しておけば、そのリブが弁機構との間で絞り通路を構
成することとなるため、リブにわざわざ絞り通路を貫設
する必要がない。また、この圧縮機では、高圧の冷媒ガ
スが含有していた潤滑油が絞り通路によって各小室内に
貯溜されやすいため、外部冷凍回路に潤滑油を導出しに
くい。
リブの突縁の高さを低くしたり、リブの突縁に凹部を形
成しておけば、そのリブが弁機構との間で絞り通路を構
成することとなるため、リブにわざわざ絞り通路を貫設
する必要がない。また、この圧縮機では、高圧の冷媒ガ
スが含有していた潤滑油が絞り通路によって各小室内に
貯溜されやすいため、外部冷凍回路に潤滑油を導出しに
くい。
【００１０】（２）請求項２の圧縮機では、各小室内の
高圧の冷媒ガスが絞り通路によって収縮された後、導出
室に集合され、外部冷凍回路に導出される。このため、
この圧縮機では、導出室と接続される外部冷凍回路にお
ける振動や騒音がより低減される。 （３）請求項３の圧縮機では、絞り通路が外部冷凍回路
に接続される一つの小室に近づくに従って順次拡大され
ているため、各小室内の高圧の冷媒ガスが一つの小室に
集合するまでの圧力損失も低減される。
高圧の冷媒ガスが絞り通路によって収縮された後、導出
室に集合され、外部冷凍回路に導出される。このため、
この圧縮機では、導出室と接続される外部冷凍回路にお
ける振動や騒音がより低減される。 （３）請求項３の圧縮機では、絞り通路が外部冷凍回路
に接続される一つの小室に近づくに従って順次拡大され
ているため、各小室内の高圧の冷媒ガスが一つの小室に
集合するまでの圧力損失も低減される。
【００１１】
（実施例１）以下、請求項１及び３を両頭型斜板式圧縮
機に具体化した実施例１を図面を参照しつつ説明する。
この圧縮機では、図１に示すように、一対のシリンダブ
ロック１ａ、１ｂのそれぞれに、駆動軸１６の周囲に各
々平行に配列された５対のシリンダボア１８が貫設さ
れ、各シリンダブロック１ａ、１ｂは、各シリンダボア
１８を前後に整合させてボルト２２により対設され、両
者１ａ、１ｂ間に斜板１７を収納する斜板室３を形成し
ている。斜板室３はシリンダブロック１ｂに形成された
図示しないフランジを介して外部冷凍回路の蒸発器と接
続されている。
機に具体化した実施例１を図面を参照しつつ説明する。
この圧縮機では、図１に示すように、一対のシリンダブ
ロック１ａ、１ｂのそれぞれに、駆動軸１６の周囲に各
々平行に配列された５対のシリンダボア１８が貫設さ
れ、各シリンダブロック１ａ、１ｂは、各シリンダボア
１８を前後に整合させてボルト２２により対設され、両
者１ａ、１ｂ間に斜板１７を収納する斜板室３を形成し
ている。斜板室３はシリンダブロック１ｂに形成された
図示しないフランジを介して外部冷凍回路の蒸発器と接
続されている。
【００１２】対設されたシリンダブロック１ａ、１ｂの
前端面は内側から吸入弁２、弁板４、吐出弁６及びガス
ケット一体リテーナ８を介して前部ハウジング１０によ
り閉塞され、同シリンダブロック１ａ、１ｂの後端面は
内側から吸入弁３、弁板５、吐出弁７及びガスケット一
体リテーナ９を介して後部ハウジング１１により閉塞さ
れている。これら吸入弁２、３、弁板４、５、吐出弁
６、７及びガスケット一体リテーナ８、９が弁機構を構
成している。
前端面は内側から吸入弁２、弁板４、吐出弁６及びガス
ケット一体リテーナ８を介して前部ハウジング１０によ
り閉塞され、同シリンダブロック１ａ、１ｂの後端面は
内側から吸入弁３、弁板５、吐出弁７及びガスケット一
体リテーナ９を介して後部ハウジング１１により閉塞さ
れている。これら吸入弁２、３、弁板４、５、吐出弁
６、７及びガスケット一体リテーナ８、９が弁機構を構
成している。
【００１３】前後のハウジング１０、１１には、リテー
ナ８、９と当接する隔壁１０ａ、１１ａによって、それ
ぞれ内周側に吸入室１２、１３及び外周側に吐出室１
４、１５が形成されている。こうして、各シリンダボア
１８は、弁板４、５に貫設された吸入ポート４ａ、５ａ
により吸入弁２、３を介して前後の吸入室１２、１３と
連通されているとともに、弁板４、５に貫設された吐出
ポート４ｂ、５ｂにより吐出弁６、７を介して前後の吐
出室１４、１５と連通されている。なお、各吸入室１
２、１３は斜板室３と５本の吸入通路２１により連通さ
れ、各吐出室１４、１５は、図２に示すように、１本の
吐出通路２３により連通され、吐出通路２３はシリンダ
ブロック１ｂに形成されたフランジを介して外部冷凍回
路の凝縮器と接続されている。
ナ８、９と当接する隔壁１０ａ、１１ａによって、それ
ぞれ内周側に吸入室１２、１３及び外周側に吐出室１
４、１５が形成されている。こうして、各シリンダボア
１８は、弁板４、５に貫設された吸入ポート４ａ、５ａ
により吸入弁２、３を介して前後の吸入室１２、１３と
連通されているとともに、弁板４、５に貫設された吐出
ポート４ｂ、５ｂにより吐出弁６、７を介して前後の吐
出室１４、１５と連通されている。なお、各吸入室１
２、１３は斜板室３と５本の吸入通路２１により連通さ
れ、各吐出室１４、１５は、図２に示すように、１本の
吐出通路２３により連通され、吐出通路２３はシリンダ
ブロック１ｂに形成されたフランジを介して外部冷凍回
路の凝縮器と接続されている。
【００１４】図１に示すように、前部ハウジング１０か
らはシリンダブロック１ａ、１ｂとの間に軸受を介して
駆動軸１６が延出されており、この駆動軸１６には斜板
室３内において斜板１７が固着されている。そして、各
シリンダボア１８内には両頭ピストン２０が摺動可能に
嵌挿されており、各両頭ピストン２０はシュー１９を介
して斜板１７と係留されている。こうして、各両頭ピス
トン２０は、駆動軸１６の回転で斜板１７の傾角に応じ
て摺動可能になされ、シリンダボア１８内において前後
の圧縮室を構成している。
らはシリンダブロック１ａ、１ｂとの間に軸受を介して
駆動軸１６が延出されており、この駆動軸１６には斜板
室３内において斜板１７が固着されている。そして、各
シリンダボア１８内には両頭ピストン２０が摺動可能に
嵌挿されており、各両頭ピストン２０はシュー１９を介
して斜板１７と係留されている。こうして、各両頭ピス
トン２０は、駆動軸１６の回転で斜板１７の傾角に応じ
て摺動可能になされ、シリンダボア１８内において前後
の圧縮室を構成している。
【００１５】後部吐出室１５内は、図２及び図３に示す
ように、ボルト穴を構成するハウジング１１の外壁と一
体のリブ３１〜３５によって各吐出ポート５ｂ毎の小室
１５ａ〜１５ｅに区画され、小室１５ａに吐出通路２３
が連通されている。各リブ３１〜３５の突縁は、図３に
示すように、鋳造時に高さが低くされており、これによ
りリテーナ９との間で各小室１５ａ〜１５ｅ相互を連通
させる絞り通路３１ａ〜３５ａが形成されている。この
ため、この圧縮機では、リブ３１〜３５にわざわざ絞り
通路を貫設する必要がない。
ように、ボルト穴を構成するハウジング１１の外壁と一
体のリブ３１〜３５によって各吐出ポート５ｂ毎の小室
１５ａ〜１５ｅに区画され、小室１５ａに吐出通路２３
が連通されている。各リブ３１〜３５の突縁は、図３に
示すように、鋳造時に高さが低くされており、これによ
りリテーナ９との間で各小室１５ａ〜１５ｅ相互を連通
させる絞り通路３１ａ〜３５ａが形成されている。この
ため、この圧縮機では、リブ３１〜３５にわざわざ絞り
通路を貫設する必要がない。
【００１６】各絞り通路３１ａ〜３５ａは、こうして幅
（径方向）はそれぞれ同一つであるが、深さｄ1 〜ｄ3
が異なるようになされている。つまり、深さｄ1 ＜深さ
ｄ2＜深さｄ3 であり、小室１５ａに近づくに従って順
次拡大されている。前部吐出室１４についても図示はし
ないが、同様である。上記のように構成された圧縮機で
は、吐出室１４、１５がリブ３１〜３５等によって各吐
出ポート４ｂ、５ｂ毎に小室１５ａ〜１５ｅ等に区画さ
れているため、各吐出ポート４ｂ、５ｂから吐出される
高圧の冷媒ガスは、相互の干渉が防止される。
（径方向）はそれぞれ同一つであるが、深さｄ1 〜ｄ3
が異なるようになされている。つまり、深さｄ1 ＜深さ
ｄ2＜深さｄ3 であり、小室１５ａに近づくに従って順
次拡大されている。前部吐出室１４についても図示はし
ないが、同様である。上記のように構成された圧縮機で
は、吐出室１４、１５がリブ３１〜３５等によって各吐
出ポート４ｂ、５ｂ毎に小室１５ａ〜１５ｅ等に区画さ
れているため、各吐出ポート４ｂ、５ｂから吐出される
高圧の冷媒ガスは、相互の干渉が防止される。
【００１７】また、この圧縮機では、吐出室１４、１５
が吸入室１２、１３の外側に形成されているため、吐出
室１４、１５は吸入室１２、１３を囲むリング状にな
り、簡易な構造のために小室１５ａ等を吐出通路２３を
介して外部冷凍回路に接続している。このため、他の小
室１５ｂ等は絞り通路３１ａ等によって順次連通されつ
つ小室１５ａ等を介して外部冷凍回路に接続されること
となるため、各吐出ポート４ｂ、５ｂから吐出される高
圧の冷媒ガスは、自己が吐出された小室（例えば、１５
ｃ）でまず一旦膨脹し、絞り通路（例えば、３２ａ）で
収縮され、隣の小室（例えば、１５ｂ）で再び膨脹され
る。こうして、高圧の冷媒ガスは順次膨脹と収縮とが繰
り返され、減衰されて小室１５ａから吐出通路２３を介
して外部冷凍回路に導出される。
が吸入室１２、１３の外側に形成されているため、吐出
室１４、１５は吸入室１２、１３を囲むリング状にな
り、簡易な構造のために小室１５ａ等を吐出通路２３を
介して外部冷凍回路に接続している。このため、他の小
室１５ｂ等は絞り通路３１ａ等によって順次連通されつ
つ小室１５ａ等を介して外部冷凍回路に接続されること
となるため、各吐出ポート４ｂ、５ｂから吐出される高
圧の冷媒ガスは、自己が吐出された小室（例えば、１５
ｃ）でまず一旦膨脹し、絞り通路（例えば、３２ａ）で
収縮され、隣の小室（例えば、１５ｂ）で再び膨脹され
る。こうして、高圧の冷媒ガスは順次膨脹と収縮とが繰
り返され、減衰されて小室１５ａから吐出通路２３を介
して外部冷凍回路に導出される。
【００１８】このため、この圧縮機では、吐出室が吸入
室の内側に形成された圧縮機と比較して、外部冷凍回路
における振動や騒音がより低減される。そして、この圧
縮機では、例えば鋳造時にリブ３１〜３５等の突縁の高
さを低くしておけば、そのリブ３１〜３５等がリテーナ
８、９との間で絞り通路３１ａ〜３５ａ等を構成するこ
ととなるため、リブ３１〜３５等にわざわざ絞り通路を
貫設する必要がない。
室の内側に形成された圧縮機と比較して、外部冷凍回路
における振動や騒音がより低減される。そして、この圧
縮機では、例えば鋳造時にリブ３１〜３５等の突縁の高
さを低くしておけば、そのリブ３１〜３５等がリテーナ
８、９との間で絞り通路３１ａ〜３５ａ等を構成するこ
ととなるため、リブ３１〜３５等にわざわざ絞り通路を
貫設する必要がない。
【００１９】したがって、この圧縮機では、製造コスト
の高騰を生じることなく、外部冷凍回路における振動や
騒音を低減することができる。また、この圧縮機では、
高圧の冷媒ガスが含有していた潤滑油が絞り通路３１ａ
〜３５ａ等によって各小室１５ａ〜１５ｅ等内に貯溜さ
れやすいため、外部冷凍回路に潤滑油を導出しにくい。
このため、この圧縮機では、空調装置に用いた場合の熱
交換効率を高めることができる。
の高騰を生じることなく、外部冷凍回路における振動や
騒音を低減することができる。また、この圧縮機では、
高圧の冷媒ガスが含有していた潤滑油が絞り通路３１ａ
〜３５ａ等によって各小室１５ａ〜１５ｅ等内に貯溜さ
れやすいため、外部冷凍回路に潤滑油を導出しにくい。
このため、この圧縮機では、空調装置に用いた場合の熱
交換効率を高めることができる。
【００２０】さらに、この圧縮機では、絞り通路３１ａ
〜３５ａ等が外部冷凍回路に接続される小室１５ａ等に
近づくに従って順次拡大されているため、各小室１５ｂ
等内の高圧の冷媒ガスが小室１５ａ等に集合するまでの
圧力損失も低減される。このため、この圧縮機では、優
れた圧縮効率を確保することができる。 （実施例２）次に、請求項１、２及び３を両頭型斜板式
圧縮機に具体化した実施例２を図面を参照しつつ説明す
る。
〜３５ａ等が外部冷凍回路に接続される小室１５ａ等に
近づくに従って順次拡大されているため、各小室１５ｂ
等内の高圧の冷媒ガスが小室１５ａ等に集合するまでの
圧力損失も低減される。このため、この圧縮機では、優
れた圧縮効率を確保することができる。 （実施例２）次に、請求項１、２及び３を両頭型斜板式
圧縮機に具体化した実施例２を図面を参照しつつ説明す
る。
【００２１】この圧縮機では、図４に示すように、小室
１５ａをリブ３６によって吐出ポートを含まずに吐出通
路２３を介して外部冷凍回路に接続される導出室１５ｆ
に区画している。リブ３６の突縁は、鋳造時に凹部が形
成されており、これによりリテーナ９との間で導出室１
５ｆを小室１５ａの残余と連通させる絞り通路３６ａが
形成されている。
１５ａをリブ３６によって吐出ポートを含まずに吐出通
路２３を介して外部冷凍回路に接続される導出室１５ｆ
に区画している。リブ３６の突縁は、鋳造時に凹部が形
成されており、これによりリテーナ９との間で導出室１
５ｆを小室１５ａの残余と連通させる絞り通路３６ａが
形成されている。
【００２２】絞り通路３６ａは、絞り通路３１ａ〜３５
ａと幅（径方向）はそれぞれ同一つであるが、深さは絞
り通路３５ａの深さｄ3 と等しくされている。前部吐出
室１４についても図示はしないが、同様である。また、
他の構成は実施例１と同一である。上記のように構成さ
れた圧縮機では、各小室１５ａ等内の高圧の冷媒ガスが
絞り通路３６ａ等によって収縮された後、導出室１５ｆ
に集合され、吐出通路２３を介して外部冷凍回路に導出
される。また、この圧縮機では、前後の導出室１５ｆ等
が吐出ポート４ｂ、５ｂを含まないため、各吐出ポート
４ｂ、５ｂから吐出される高圧の冷媒ガスは、相互の干
渉が一層防止される。
ａと幅（径方向）はそれぞれ同一つであるが、深さは絞
り通路３５ａの深さｄ3 と等しくされている。前部吐出
室１４についても図示はしないが、同様である。また、
他の構成は実施例１と同一である。上記のように構成さ
れた圧縮機では、各小室１５ａ等内の高圧の冷媒ガスが
絞り通路３６ａ等によって収縮された後、導出室１５ｆ
に集合され、吐出通路２３を介して外部冷凍回路に導出
される。また、この圧縮機では、前後の導出室１５ｆ等
が吐出ポート４ｂ、５ｂを含まないため、各吐出ポート
４ｂ、５ｂから吐出される高圧の冷媒ガスは、相互の干
渉が一層防止される。
【００２３】したがって、この圧縮機では、製造コスト
の高騰を生じることなく、導出室１５ｆと接続される外
部冷凍回路における振動や騒音を一層低減することがで
きる。また、この圧縮機では、高圧の冷媒ガスが含有し
ていた潤滑油が絞り通路３６ａ等によっても各小室１５
ａ〜１５ｅ等内に貯溜されやすいため、空調装置に用い
た場合の熱交換効率を一層高めることができる。 （実施例３）また、請求項１及び３をワッブル型斜板式
圧縮機に具体化した実施例３を図面を参照しつつ説明す
る。
の高騰を生じることなく、導出室１５ｆと接続される外
部冷凍回路における振動や騒音を一層低減することがで
きる。また、この圧縮機では、高圧の冷媒ガスが含有し
ていた潤滑油が絞り通路３６ａ等によっても各小室１５
ａ〜１５ｅ等内に貯溜されやすいため、空調装置に用い
た場合の熱交換効率を一層高めることができる。 （実施例３）また、請求項１及び３をワッブル型斜板式
圧縮機に具体化した実施例３を図面を参照しつつ説明す
る。
【００２４】この圧縮機では、図５に示すように、シリ
ンダブロック５１の前端面に前部ハウジング５３が図示
しないボルトによって接合され、前部ハウジング５３及
びシリンダブロック５１には軸受を介して駆動軸５９が
支承されている。シリンダブロック５１には駆動軸５９
の周囲に各々平行に配列された複数のシリンダボア５０
が貫設され、各シリンダボア５０にはピストン６５が収
納されている。前部ハウジング５３内に形成されるクラ
ンク室５２内では駆動軸５９にロータ６０が固着され、
ロータ６０にはヒンジ機構を介して回転斜板６２が揺動
可能に装備されている。回転斜板６２には軸受を介して
揺動板６３が摺動可能に装備されており、揺動板６３に
はピストンロッド６６によりピストン６５が係留されて
いる。こうして、各ピストン６５は、駆動軸５９の回転
で回転斜板６２の傾角に応じて摺動可能になされ、シリ
ンダボア５０内において圧縮室を構成している。
ンダブロック５１の前端面に前部ハウジング５３が図示
しないボルトによって接合され、前部ハウジング５３及
びシリンダブロック５１には軸受を介して駆動軸５９が
支承されている。シリンダブロック５１には駆動軸５９
の周囲に各々平行に配列された複数のシリンダボア５０
が貫設され、各シリンダボア５０にはピストン６５が収
納されている。前部ハウジング５３内に形成されるクラ
ンク室５２内では駆動軸５９にロータ６０が固着され、
ロータ６０にはヒンジ機構を介して回転斜板６２が揺動
可能に装備されている。回転斜板６２には軸受を介して
揺動板６３が摺動可能に装備されており、揺動板６３に
はピストンロッド６６によりピストン６５が係留されて
いる。こうして、各ピストン６５は、駆動軸５９の回転
で回転斜板６２の傾角に応じて摺動可能になされ、シリ
ンダボア５０内において圧縮室を構成している。
【００２５】また、シリンダブロック５１の後端面には
吸入弁６４、弁板５４、吐出弁５８及びガスケット一体
リテーナ５９を介して後部ハウジング５７が同ボルトに
よって接合されている。これら吸入弁６４、弁板５４、
吐出弁５８及びガスケット一体リテーナ５９が弁機構を
構成している。後部ハウジング５７には、リテーナ５９
と当接する隔壁５７ａによって、内周側に吸入室５５及
び外周側に吐出室５６が形成されている。こうして、各
シリンダボア５０は、弁板５４に貫設された吸入ポート
６７により吸入弁６４を介して吸入室５５と連通されて
いるとともに、弁板５４に貫設された吐出ポート６８に
より吐出弁５８を介して吐出室５６と連通されている。
なお、吸入室５５は図示しない外部冷凍回路の蒸発器と
接続されている。
吸入弁６４、弁板５４、吐出弁５８及びガスケット一体
リテーナ５９を介して後部ハウジング５７が同ボルトに
よって接合されている。これら吸入弁６４、弁板５４、
吐出弁５８及びガスケット一体リテーナ５９が弁機構を
構成している。後部ハウジング５７には、リテーナ５９
と当接する隔壁５７ａによって、内周側に吸入室５５及
び外周側に吐出室５６が形成されている。こうして、各
シリンダボア５０は、弁板５４に貫設された吸入ポート
６７により吸入弁６４を介して吸入室５５と連通されて
いるとともに、弁板５４に貫設された吐出ポート６８に
より吐出弁５８を介して吐出室５６と連通されている。
なお、吸入室５５は図示しない外部冷凍回路の蒸発器と
接続されている。
【００２６】後部吐出室５６内は、図６及び図７に示す
ように、ボルト穴を構成するハウジング５７の外壁と一
体のリブ４１〜４６によって各吐出ポート６８毎の小室
５６ａ〜５６ｆに区画され、小室５６ｄは外部冷凍回路
の凝縮器に接続されている。各リブ４１〜４６の突縁
は、図７に示すように、鋳造時に凹部が形成されてお
り、これによりリテーナ５９との間で各小室５６ａ〜５
６ｆ相互を連通させる絞り通路４１ａ〜４６ａが形成さ
れている。このため、この圧縮機では、リブ４１〜４６
にわざわざ絞り通路を貫設する必要がない。
ように、ボルト穴を構成するハウジング５７の外壁と一
体のリブ４１〜４６によって各吐出ポート６８毎の小室
５６ａ〜５６ｆに区画され、小室５６ｄは外部冷凍回路
の凝縮器に接続されている。各リブ４１〜４６の突縁
は、図７に示すように、鋳造時に凹部が形成されてお
り、これによりリテーナ５９との間で各小室５６ａ〜５
６ｆ相互を連通させる絞り通路４１ａ〜４６ａが形成さ
れている。このため、この圧縮機では、リブ４１〜４６
にわざわざ絞り通路を貫設する必要がない。
【００２７】各絞り通路４１ａ〜４６ａは、こうして深
さはそれぞれ同一つであるが、幅（径方向）ｗ1 〜ｗ3
が異なるようになされている。つまり、幅ｗ1 ＜幅ｗ2
＜幅ｗ3 であり、小室５６ｄに近づくに従って順次拡大
されている。上記のように構成された圧縮機において
も、吐出室５６がリブ４１〜４６によって各吐出ポート
６８毎に小室５６ａ〜５６ｆに区画されているため、各
吐出ポート６８から吐出される高圧の冷媒ガスは、相互
の干渉が防止される。
さはそれぞれ同一つであるが、幅（径方向）ｗ1 〜ｗ3
が異なるようになされている。つまり、幅ｗ1 ＜幅ｗ2
＜幅ｗ3 であり、小室５６ｄに近づくに従って順次拡大
されている。上記のように構成された圧縮機において
も、吐出室５６がリブ４１〜４６によって各吐出ポート
６８毎に小室５６ａ〜５６ｆに区画されているため、各
吐出ポート６８から吐出される高圧の冷媒ガスは、相互
の干渉が防止される。
【００２８】また、この圧縮機においても、吐出室５６
が吸入室５５の外側に形成されているため、吐出室５６
は吸入室５５を囲むリング状になり、簡易な構造のため
に小室５６ｄを外部冷凍回路に接続している。このた
め、他の小室５６ａ等は絞り通路４１ａ等によって順次
連通されつつ小室５６ｄを介して外部冷凍回路に接続さ
れることとなるため、各吐出ポート６８から吐出される
高圧の冷媒ガスは、自己が吐出された小室（例えば、５
６ａ）でまず一旦膨脹し、絞り通路（例えば、４２ａ）
で収縮され、隣の小室（例えば、５６ｂ）で再び膨脹さ
れる。こうして、高圧の冷媒ガスは順次膨脹と収縮とが
繰り返され、減衰されて小室５６ｄから外部冷凍回路に
導出される。
が吸入室５５の外側に形成されているため、吐出室５６
は吸入室５５を囲むリング状になり、簡易な構造のため
に小室５６ｄを外部冷凍回路に接続している。このた
め、他の小室５６ａ等は絞り通路４１ａ等によって順次
連通されつつ小室５６ｄを介して外部冷凍回路に接続さ
れることとなるため、各吐出ポート６８から吐出される
高圧の冷媒ガスは、自己が吐出された小室（例えば、５
６ａ）でまず一旦膨脹し、絞り通路（例えば、４２ａ）
で収縮され、隣の小室（例えば、５６ｂ）で再び膨脹さ
れる。こうして、高圧の冷媒ガスは順次膨脹と収縮とが
繰り返され、減衰されて小室５６ｄから外部冷凍回路に
導出される。
【００２９】このため、この圧縮機においても、では、
吐出室が吸入室の内側に形成された圧縮機と比較して、
外部冷凍回路における振動や騒音がより低減される。そ
して、この圧縮機では、例えば鋳造時にリブの突縁の高
さを低くしたり、リブの突縁に凹部を形成しておけば、
そのリブが弁機構との間で絞り通路を構成することとな
るため、リブにわざわざ絞り通路を貫設する必要がな
い。
吐出室が吸入室の内側に形成された圧縮機と比較して、
外部冷凍回路における振動や騒音がより低減される。そ
して、この圧縮機では、例えば鋳造時にリブの突縁の高
さを低くしたり、リブの突縁に凹部を形成しておけば、
そのリブが弁機構との間で絞り通路を構成することとな
るため、リブにわざわざ絞り通路を貫設する必要がな
い。
【００３０】また、この圧縮機では、高圧の冷媒ガスが
含有していた潤滑油が絞り通路によって各小室内に貯溜
されやすいため、外部冷凍回路に潤滑油を導出しにく
い。さらに、この圧縮機では、絞り通路が外部冷凍回路
に接続される一つの小室に近づくに従って順次拡大され
ているため、各小室内の高圧の冷媒ガスが一つの小室に
集合するまでの圧力損失も低減される。
含有していた潤滑油が絞り通路によって各小室内に貯溜
されやすいため、外部冷凍回路に潤滑油を導出しにく
い。さらに、この圧縮機では、絞り通路が外部冷凍回路
に接続される一つの小室に近づくに従って順次拡大され
ているため、各小室内の高圧の冷媒ガスが一つの小室に
集合するまでの圧力損失も低減される。
【００３１】したがって、この圧縮機においても、実施
例１と同様の効果を奏することができる。なお、上記実
施例１〜３では、リブをボルト穴の部分から延出させて
いるが、これに限られないことはいうまでもない。
例１と同様の効果を奏することができる。なお、上記実
施例１〜３では、リブをボルト穴の部分から延出させて
いるが、これに限られないことはいうまでもない。
【００３２】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項１〜３の圧
縮機では、各請求項記載の構成を採用しているため、次
のような効果を奏することができる。 （１）請求項１の圧縮機では、製造コストの高騰を生じ
ることなく、外部冷凍回路における振動や騒音を低減す
ることができる。
縮機では、各請求項記載の構成を採用しているため、次
のような効果を奏することができる。 （１）請求項１の圧縮機では、製造コストの高騰を生じ
ることなく、外部冷凍回路における振動や騒音を低減す
ることができる。
【００３３】また、この圧縮機では、高圧の冷媒ガスが
含有していた潤滑油が絞り通路によって各小室内に貯溜
されて外部冷凍回路に導出されにくいため、空調装置に
用いた場合の熱交換効率を高めることができる。さら
に、この圧縮機では、環状の吐出室にリブを形成するた
め、吐出室の強度が大きくなる。このため、この圧縮機
では、リブを形成しない圧縮機と比較して、ハウジング
の後端壁又は前端壁の肉厚を薄くできるため、軽量化を
実現することができる。
含有していた潤滑油が絞り通路によって各小室内に貯溜
されて外部冷凍回路に導出されにくいため、空調装置に
用いた場合の熱交換効率を高めることができる。さら
に、この圧縮機では、環状の吐出室にリブを形成するた
め、吐出室の強度が大きくなる。このため、この圧縮機
では、リブを形成しない圧縮機と比較して、ハウジング
の後端壁又は前端壁の肉厚を薄くできるため、軽量化を
実現することができる。
【００３４】（２）請求項２の圧縮機では、高圧の冷媒
ガスが吐出通路２３を有する導出室においても減衰され
るため、外部冷凍回路における振動や騒音をより低減す
ることができる。 （３）請求項３の圧縮機では、上記効果を奏しつつ、各
小室内の高圧の冷媒ガスが一つの小室に集合するまでの
圧力損失の低減により、優れた圧縮効率を確保すること
ができる。
ガスが吐出通路２３を有する導出室においても減衰され
るため、外部冷凍回路における振動や騒音をより低減す
ることができる。 （３）請求項３の圧縮機では、上記効果を奏しつつ、各
小室内の高圧の冷媒ガスが一つの小室に集合するまでの
圧力損失の低減により、優れた圧縮効率を確保すること
ができる。
【図１】実施例１の圧縮機の縦断面図である。
【図２】実施例１の圧縮機に係り、後部ハウジングの平
面図である。
面図である。
【図３】実施例１の圧縮機に係り、リブ等を示す展開断
面図である。
面図である。
【図４】実施例２の圧縮機に係り、後部ハウジングの平
面図である。
面図である。
【図５】実施例３の圧縮機の縦断面図である。
【図６】実施例３の圧縮機に係り、後部ハウジングの平
面図である。
面図である。
【図７】実施例３の圧縮機に係り、リブ等を示す展開平
面図である。
面図である。
１６、５９…駆動軸 １８、５０…シリン
ダボア １ａ、１ｂ、５１…シリンダブロック ４ａ、５ａ、
６７…吸入ポート ４ｂ、５ｂ、６８…吐出ポート ２、３、６４…吸入
弁 ４、５、５４…弁板 ６、７、５８…吐出
弁 ８、９、５９…リテーナ １２、１３、５５…
吸入室 １４、１５、５６…吐出室 １０、１１、５３、
５７…ハウジング ３１〜３６、４１〜４６…リブ １５ａ〜１５ｅ、５
６ａ〜５６ｆ…小室 ３１ａ〜３６ａ、４１ａ〜４６ａ…絞り通路 １５ｆ
…導出室
ダボア １ａ、１ｂ、５１…シリンダブロック ４ａ、５ａ、
６７…吸入ポート ４ｂ、５ｂ、６８…吐出ポート ２、３、６４…吸入
弁 ４、５、５４…弁板 ６、７、５８…吐出
弁 ８、９、５９…リテーナ １２、１３、５５…
吸入室 １４、１５、５６…吐出室 １０、１１、５３、
５７…ハウジング ３１〜３６、４１〜４６…リブ １５ａ〜１５ｅ、５
６ａ〜５６ｆ…小室 ３１ａ〜３６ａ、４１ａ〜４６ａ…絞り通路 １５ｆ
…導出室
Claims (3)
- 【請求項１】駆動軸の周囲に各々平行に配列された複数
のシリンダボアを有するシリンダブロックと、該シリン
ダブロックの端面に接合され、各シリンダボアと連通す
る吸入ポート及び吐出ポートをもつ弁機構と、該弁機構
に接合され、各吸入ポートと連通する吸入室及び各吐出
ポートと連通する吐出室をもつハウジングとを備え、該
吐出室が該吸入室の外側に形成された圧縮機において、 前記吐出室内はリブによって各吐出ポート毎の小室に区
画され、各リブの突縁には前記弁機構との間で各小室相
互を連通させる絞り通路が形成されていることを特徴と
する圧縮機。 - 【請求項２】一つの小室にはリブによって吐出ポートを
含まずに外部冷凍回路に接続される導出室が区画され、
リブの突縁には弁機構との間で該導出室を該小室の残余
及び他の小室と連通させる絞り通路が形成されているこ
とを特徴とする請求項１記載の圧縮機。 - 【請求項３】一つの小室が外部冷凍回路に接続され、絞
り通路は該小室に近づくに従って順次拡大されているこ
とを特徴とする請求項１又は２記載の圧縮機。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02533194A JP3513836B2 (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 圧縮機 |
| US08/391,439 US5702236A (en) | 1994-02-23 | 1995-02-21 | Reciprocating piston type compressor having a discharge chamber with a plurality of pulsation attenuating subchambers |
| KR1019950003396A KR0150745B1 (ko) | 1994-02-23 | 1995-02-22 | 압축기 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02533194A JP3513836B2 (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07233783A true JPH07233783A (ja) | 1995-09-05 |
| JP3513836B2 JP3513836B2 (ja) | 2004-03-31 |
Family
ID=12162961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02533194A Expired - Fee Related JP3513836B2 (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 圧縮機 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5702236A (ja) |
| JP (1) | JP3513836B2 (ja) |
| KR (1) | KR0150745B1 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003065225A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-05 | Zexel Valeo Climate Control Corp | 往復式冷媒圧縮機 |
| KR100723811B1 (ko) * | 2001-10-10 | 2007-05-31 | 한라공조주식회사 | 사판식 압축기 |
| US7607900B2 (en) * | 2004-09-10 | 2009-10-27 | Purdue Research Foundation | Multi-cylinder reciprocating compressor |
| JP2012184727A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Sanden Corp | 圧縮機 |
Families Citing this family (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6068453A (en) * | 1997-06-30 | 2000-05-30 | Halla Climate Control Corp. | Reciprocating piston type refrigerant compressor |
| US5878649A (en) * | 1998-04-07 | 1999-03-09 | Caterpillar Inc. | Controlled porting for a pressure transformer |
| DE19912926A1 (de) * | 1999-03-22 | 2000-09-28 | Bock Gmbh & Co Kaeltemaschinen | Kolbenverdichter für Kältemittel |
| JP2000320456A (ja) * | 1999-05-11 | 2000-11-21 | Toyota Autom Loom Works Ltd | ピストン式圧縮機 |
| JP2001041160A (ja) | 1999-07-28 | 2001-02-13 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 圧縮機の脈動減衰構造 |
| US6558137B2 (en) * | 2000-12-01 | 2003-05-06 | Tecumseh Products Company | Reciprocating piston compressor having improved noise attenuation |
| US6705843B1 (en) | 2002-10-17 | 2004-03-16 | Visteon Global Technologies, Inc. | NVH and gas pulsation reduction in AC compressor |
| KR100922427B1 (ko) * | 2003-04-23 | 2009-10-16 | 한라공조주식회사 | 전동 사판식 압축기 |
| US6908290B2 (en) * | 2003-05-01 | 2005-06-21 | Visteon Global Technologies, Inc. | Air conditioning compressor having reduced suction pulsation |
| JP2005016454A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Toyota Industries Corp | ガス流路を備えた機器における脈動低減構造 |
| US7494328B2 (en) * | 2005-07-06 | 2009-02-24 | Visteon Global Technologies, Inc. | NVH and gas pulsation reduction in AC compressor |
| US20070237653A1 (en) * | 2006-03-31 | 2007-10-11 | Meiko Pet Corporation | Air pump for aquariums |
| JP2010013987A (ja) * | 2008-07-02 | 2010-01-21 | Toyota Industries Corp | ピストン式圧縮機における冷媒吸入構造 |
| JP2014080965A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-05-08 | Toyota Industries Corp | 圧縮機 |
| CN104033374B (zh) * | 2014-06-12 | 2015-09-16 | 浙江大学 | 集成在柱塞泵壳体内的多自由度可调节压力脉动衰减器 |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3930758A (en) * | 1974-03-22 | 1976-01-06 | General Motors Corporation | Means for lubricating swash plate air conditioning compressor |
| US4583922A (en) * | 1983-12-29 | 1986-04-22 | Diesel Kiki Co., Ltd. | Swash plate type compressor improved with elongated and tortuous input and output passage systems |
| US4761119A (en) * | 1985-03-01 | 1988-08-02 | Diesel Kiki Co., Ltd. | Compressor having pulsating reducing mechanism |
| JPS63143775U (ja) * | 1987-03-11 | 1988-09-21 | ||
| JPH079233B2 (ja) * | 1987-11-21 | 1995-02-01 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 圧縮機 |
| JPH0738702Y2 (ja) * | 1988-01-25 | 1995-09-06 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 圧縮機における吐出脈動低減機構 |
| JP2532471Y2 (ja) * | 1990-07-05 | 1997-04-16 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 揺動斜板式圧縮機における回転検出機構 |
| JP2682290B2 (ja) * | 1991-09-09 | 1997-11-26 | 株式会社豊田自動織機製作所 | ピストン型圧縮機 |
-
1994
- 1994-02-23 JP JP02533194A patent/JP3513836B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-02-21 US US08/391,439 patent/US5702236A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-22 KR KR1019950003396A patent/KR0150745B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003065225A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-05 | Zexel Valeo Climate Control Corp | 往復式冷媒圧縮機 |
| KR100723811B1 (ko) * | 2001-10-10 | 2007-05-31 | 한라공조주식회사 | 사판식 압축기 |
| US7607900B2 (en) * | 2004-09-10 | 2009-10-27 | Purdue Research Foundation | Multi-cylinder reciprocating compressor |
| JP2012184727A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Sanden Corp | 圧縮機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5702236A (en) | 1997-12-30 |
| KR950025256A (ko) | 1995-09-15 |
| KR0150745B1 (ko) | 1998-11-02 |
| JP3513836B2 (ja) | 2004-03-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3513836B2 (ja) | 圧縮機 | |
| JP2751454B2 (ja) | 斜板式圧縮機の潤滑構造 | |
| JP3301895B2 (ja) | 密閉型圧縮機 | |
| KR101001840B1 (ko) | 로터리 압축기 | |
| JP2000320456A (ja) | ピストン式圧縮機 | |
| JP2019519722A (ja) | ロータリーシリンダ・エンタルピー増加・ピストン式圧縮機及びそれを備えるエアコンシステム | |
| JP3608299B2 (ja) | 両頭ピストン式圧縮機 | |
| JP3899203B2 (ja) | 往復動型圧縮機 | |
| JPH04143483A (ja) | ローリングピストン型圧縮機 | |
| JP2003227486A (ja) | ２シリンダ形ロータリコンプレッサ | |
| JP3550623B2 (ja) | 往復動型圧縮機 | |
| JPH09105380A (ja) | 容量可変型斜板式圧縮機 | |
| JPH08270580A (ja) | 密閉型回転圧縮機 | |
| JPH0217195Y2 (ja) | ||
| JP3200322B2 (ja) | ロータリコンプレッサ | |
| JPH09287562A (ja) | 斜板式圧縮機 | |
| JP2020084821A (ja) | ロータリー圧縮機 | |
| JPH06257580A (ja) | ２気筒回転圧縮機 | |
| CN214742061U (zh) | 泵体组件及具有其的流体机械 | |
| JP2005264887A (ja) | 多気筒往復動圧縮機 | |
| JP2014190238A (ja) | ピストン型斜板式圧縮機 | |
| JPH0410392Y2 (ja) | ||
| JP2000120532A (ja) | 往復動型圧縮機 | |
| JPS5930231Y2 (ja) | 回転斜板式圧縮機 | |
| JPS6118228Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040101 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |