JPH0629067Y2 - ドアトリム構造 - Google Patents

ドアトリム構造

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JPH0629067Y2
JPH0629067Y2 JP5315588U JP5315588U JPH0629067Y2 JP H0629067 Y2 JPH0629067 Y2 JP H0629067Y2 JP 5315588 U JP5315588 U JP 5315588U JP 5315588 U JP5315588 U JP 5315588U JP H0629067 Y2 JPH0629067 Y2 JP H0629067Y2
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JP
Japan
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door trim
armrest
ornament
reinforcement
insert
Prior art date
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JP5315588U
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博 木村
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のドア内張りとして設けられるドアト
リムに係り、特にドアトリム本体に対するアームレスト
およびオーナメントの取付構造の改良に関する。
(従来の技術) 車両である自動車のドア内面にはドアトリム(内張り)
が取付られる。このドアトリムには、車室の意匠をよく
し、外部からの音を遮断し、かつ吸音し、機能部品の保
護を行うなどの役割がある。第1図に示すように、ドア
トリムTは、ドアトリム本体1と、乗員が肘を載せるこ
とができ、乗り心地ちをよくするためのアームレスト2
およびこのアームレスト2の上部に設けられ意匠上の効
果を得るためのオーナメント3から構成される。そして
特に高級車種等においては、上記アームレスト2は、肘
を載せるためのアームレスト部2aを後部に、かつスイ
ッチパネル部2bをその前部に、一体に備えたものが多
用される。また上記オーナメント3は、特に高級車種等
に取付けられる場合が多い。
さらに説明すれば、従来、第5図に示すようになってい
る。上記ドアトリム本体1は、たとえばフィバボード材
からなる芯材4の表面をたとえば低融点フォームなどか
らなるパッド材5で覆うとともに、さらにここでは図示
しない表皮材で上記パッド材5全面を覆ってなるもので
ある。上記アームレスト2は、芯材としてのインサート
6と、このインサート6の一部を被包するパッド材7お
よびこのパッド材7の表面を覆う表皮部8とからなる。
すなわち、上記パッド材7および表皮部8は、アームレ
スト2の内側(乗員側)のインサート6を重点的に被包
する。上記オーナメント3はたとえば布製であり、板金
プレートからなるリンフォース9の表面を覆ってなる。
そして、これらアームレスト2およびオーナメント3
は、それぞれ図示しない専用の取付具を用いてドアトリ
ム本体1に取付固定される。
(考案が解決しようとする課題) ところで、たとえば盛夏期に直射日光のあたる場所に自
動車を駐車し、しかもドアウインドガラスを密閉した状
態とすると、車室温度は極めて高温化する。したがっ
て、車室にある部品はその熱影響を受けることになる。
上記アームレスト2においては、乗員の肘を支持するた
めにアームレスト部2aは可能な限り幅寸法を広くと
る。これに対してスイッチパネル部2bには、肘を載せ
る必要がないので可能な限りその幅寸法を狭く設定する
のが普通である。しかも、ここにはスイッチパネルを取
付けるためにスイッチパネル取付開口部10を設けるの
で、その周辺のインサート6部位はさらに細くなる。た
だし、スイッチパネル部2bの内側(乗員側)にあって
は、インサート6の上下寸法を大にして、上記ドアトリ
ム本体1に設けられる段部に載せるようになっているた
め、剛性が確保されて熱変形はほとんどない。これに対
してドアトリム本体1当接側のインサート6部分は、そ
の上下寸法が短いから必要な剛性を確保できず、熱影響
を受け易いものである。従来、既に可能な限り厚肉にし
て熱変形を防止するようにしているが、材料費がかさむ
一方、完全に熱変形を防止できない。また、インサート
6を厚くすることは、アームレスト2全体が内側に突出
することでもあり、乗員に窮屈感を与えてしまう。さら
にまた、アームレスト2をドアトリム本体1に取付ける
ための専用の取付具が必要であり、取付工数がかかるな
どの、種々の不具合がある。
しかるに、上記オーナメント3はリンフォース9を覆う
ようになっていて、このリンフォース9は板金プレート
からなることは上述した通りである。換言すれば、板金
プレートからなるリンフォース9はオーナメント3の芯
材として用いられているのみである。このリンフォース
9はアームレスト2の近傍に取付けることでもあり、こ
れを用いてアームレスト2の熱変形を防止できれば非常
に都合がよい。
本考案は、上記事情に着目してなされたものであり、オ
ーナメントのリンフォースを用いてアームレストの支持
をなすことにより、アームレストの端部肉厚を薄くして
乗員に与える窮屈感の緩和を図るとともに熱変形を防止
でき、しかも上記オーナメントをドアトリム本体に直接
取付けることにより、取付工数の低減を得られるドアト
リム構造を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) すなわち本考案は、ドアトリム本体の所定位置にアーム
レストおよび板金プレートからなるリンフォースの表面
を覆うオーナメントを取付けたものにおいて、上記リン
フォースの下端縁に沿って上記アームレストのドアトリ
ム接合部分を支持固定するアームレスト支持部を一体に
設け、上記リンフォースの一部にドアトリム取付用舌片
を切り起し突設し、ドアトリム本体に取付用孔を開口し
て上記ドアトリム取付用舌片を挿通させ、この取付用孔
から突出するドアトリム取付用舌片はドアトリム本体の
裏面に沿って折曲したことを特徴とするドアトリム構造
である。
(作用) 本考案は、このようにして構成することにより、上記オ
ーナメントのリンフォースである板金プレートは、その
アームレスト支持部でアームレストのドアトリム接合部
分を支持固定し、そのドアトリム取付用舌片がドアトリ
ム本体の取付用孔に挿通して折曲し、よってオーナメン
トのリンフォースをドアトリム本体に直接取付固定でき
るとともに、アームレストをドアトリム本体に取付固定
することになる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する
に、先に第1図に示したように、ドアトリム本体1およ
びこのドアトリム本体1に取付けられるアームレスト2
とオーナメント3の外観形状は全く変りがなく、同図を
適用して新たな説明は省略する。
第2図に、ドアトリム本体1と、アームレスト2および
オーナメント3の断面形状を示す。上記ドアトリム本体
1は、芯材4の表面をパッド材5で覆うとともに、ここ
では図示しない表皮材でパット材5全面を覆ってなり、
上記アームレスト2は、芯材としてのインサート6A一
部をパッド材7で被包し、このパッド材7の表面を表皮
部8で覆ってなることは先に説明した通りである。ただ
し後述する理由により、上記インサート6Aの肉厚を従
来のものよりも薄くできる。また上記オーナメント3は
たとえば布製であるが、これに覆われる板金プレートか
らなるリンフォース11は後述するように構成する。
すなわち第3図および第4図にも示すように、上記リン
フォース11はその下端部のみオーナメント3の下端縁
から突出するとともに、この内側に略U字状に折曲され
るアームレスト支持部12を形成する。上記アームレス
ト2のインサート6Aは、リンフォース11に設けられ
るアームレスト支持部12内に挿嵌し、かつ支持され
る。このとき、インサート6Aの弾性を利用し、その肉
厚を可能な限り薄くした状態にしてアームレスト支持部
12に強制的に押込んで取付ける。またリンフォース1
1の一部には、ドアトリム取付用舌片13が切り起し突
設されている。このドアトリム取付用舌片13と対向す
るドアトリム本体1部位には、取付用孔14が開口して
いる。
上記オーナメント3をドアトリム本体1の所定位置に取
付けるには、ドアトリム取付用舌片13を取付用孔14
に挿通する。そしてさらに、ドアトリム本体1の裏面側
に突出したドアトリム取付用舌片13を、この裏面側に
沿って密着するよう折曲すればよい。
したがって、オーナメント3を直接ドアトリム本体1に
取付固定できるとともに、このオーナメント3を介して
アームレスト2の取付けをなすことができ、これ迄のよ
うなそれぞれ専用の取付具は不要である。また、アーム
レスト2の最も熱影響を受け易いインサート6A部分を
リンフォース11のアームレスト支持部12で強固に固
定するので、たとえ車室が高温化してもインサート6A
が熱変形するようなことがない。したがって、このイン
サート6Aを従来のものよりも薄肉化しても熱影響を受
けずにすみ、よって乗員に与える窮屈感を緩和できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、オーナメントのリ
ンフォースを利用して、アームレストの端部の熱変形を
防止でき、美観耐久性の向上を図れるとともに、この肉
厚を薄くして乗員に与える窮屈感の緩和を得、しかもア
ームレストおよびオーナメントのドアトリム本体に対す
る取付工数の低減化を図れるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はドアトリムの斜視図、第2図ないし第4図は本
考案の一実施例を示し、第2図はアームレストおよびオ
ーナメントを取付けたドアトリム構造の縦断面図、第3
図は要部の斜視図、第4図はその縦断面図、第5図は本
考案の従来例を示すアームレストおよびオーナメントを
取付けたドアトリム構造の縦断面図である。 1…ドアトリム本体、2…アームレスト、11…リンフ
ォース、3…オーナメント、12…アームレスト支持
部、13…ドアトリム取付用舌片、14…取付用孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアトリム本体と、このドアトリム本体の
    所定位置に設けられるアームレストおよび板金プレート
    からなるリンフォースの表面を覆うオーナメントとを具
    備したものにおいて、上記リンフォースの下端縁に沿っ
    て一体に設けられ上記アームレストのドアトリム接合部
    分を支持固定するアームレスト支持部と、上記リンフォ
    ースの一部に切り起し突設されるドアトリム取付用舌片
    と、このドアトリム取付用舌片が挿通するようドアトリ
    ム本体に開口する取付用孔とを具備し、上記取付用孔か
    ら突出するドアトリム取付用舌片はドアトリム本体の裏
    面に沿って折曲されることを特徴とするドアトリム構
    造。
JP5315588U 1988-04-20 1988-04-20 ドアトリム構造 Expired - Lifetime JPH0629067Y2 (ja)

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JP5315588U JPH0629067Y2 (ja) 1988-04-20 1988-04-20 ドアトリム構造

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JP5315588U JPH0629067Y2 (ja) 1988-04-20 1988-04-20 ドアトリム構造

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Publication Number Publication Date
JPH01158221U JPH01158221U (ja) 1989-11-01
JPH0629067Y2 true JPH0629067Y2 (ja) 1994-08-10

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ID=31279150

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JP5315588U Expired - Lifetime JPH0629067Y2 (ja) 1988-04-20 1988-04-20 ドアトリム構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0724258Y2 (ja) * 1990-03-23 1995-06-05 高島屋日発工業株式会社 自動車用ドアトリム

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Publication number Publication date
JPH01158221U (ja) 1989-11-01

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