JPH06287110A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH06287110A
JPH06287110A JP10038993A JP10038993A JPH06287110A JP H06287110 A JPH06287110 A JP H06287110A JP 10038993 A JP10038993 A JP 10038993A JP 10038993 A JP10038993 A JP 10038993A JP H06287110 A JPH06287110 A JP H06287110A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 毛髪の損傷を防ぎ、毛髪のパサツキ感を無く
し、毛髪に滑らかさ、しっとり感、つや、強さ等を与え
る、新規な毛髪化粧料を提供する。 【構成】トレハロース、又はトレハロースと少なくとも
一種のアミノ酸又はアミノ酸塩を含有する毛髪化粧料。 【効果】褐色・変色が起きず、品質上の乳化安定性が良
好であり、毛髪を保護して毛髪自体に強さを与える。更
に毛髪の水分保持の持続性、静電気抑制作用も有し、そ
して、毛髪に滑らかさ、しっとり感、つやを与え、くし
通りも良好にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、毛髪の保護効果、帯電
防止効果、水分保持機能等を有することにより、毛髪の
パサツキ感をなくし、毛髪にしなやかさ、強さを与え、
毛髪の損傷を抑える効果に優れた新規な毛髪化粧料に関
する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】毛髪の成分は、周知の通り、ケラチンと呼
ばれる蛋白質から成り立っている。このケラチンと呼ば
れる蛋白質は毛髪だけでなく、爪や皮膚角層成分でもあ
るが、毛髪や爪は硬ケラチン、皮膚角層は軟ケラチンと
呼ばれ、この毛髪成分の硬ケラチンは非常に強靱で通常
の蛋白質とは違い腐敗し難く、化学薬品にも抵抗力があ
る。しかしながら、毛髪は各種の外的要因により毛髪の
損傷・劣化を起こしており、その原因を上げると、ま
ず、自然な状態でも、環境的要因(日光:紫外線、赤外
線)にさらされ、更に、物理的要因(ブラッシング、ド
ライヤー等の熱、摩擦、乾燥等)、化学的要因(ヘアパ
ーマ、ヘアダイ、ヘアブリーチ等の酸、アルカリ、酸化
剤、還元剤等)が関与し、これらが同時に重なって起こ
り、更に毛髪の損傷が大きくなるのである。
【0004】又、これらの外的要因により、健康な人の
自然な状態での毛髪の水分量(通常11ー13%)が消
失し、乾燥して毛髪がパサツキ、髪の風合い、ツヤが無
くなる。更に、毛髪の表面が損傷を受けることによっ
て、枝毛、切れ毛が生じ、髪本来の強さが低下して行く
と言われている。又、外的要因により、毛髪の構成成分
であるアミノ酸組成の変化、異常なアミノ酸の生成、ケ
ラチンが分解して生ずるアミノ酸の溶出等を起こす事に
よっても、毛髪が変化・損傷を来たすのではないかと言
われ、従って、一度損傷を受けた毛髪は皮膚とは異なり
修復能力がなく、永久的に損傷毛となってしまうのであ
る。
【0005】そこで、上記した通り、毛髪は損傷の自己
修復・再生能力を有していないため、大切なことは、損
傷毛の場合、いかに外部から損傷を進行しないように保
護するかであり、又、正常毛の場合は、損傷毛にならな
いように外部要因を、いかに防ぐかが重要である。すな
わち、これらの原因を防御することにより正常毛・損傷
毛共に、結果的に毛髪の滑らかさ、強さ、柔軟性、艶等
を与えることになってくるのである。
【0006】従来より、毛髪化粧料としては、これらの
点を補うために、シリコーン油、パラフィン系オイル等
の油分、グルセリン等の保湿剤、又、各種界面活性剤、
天然物からの動植物抽出エキス、蛋白質、アミノ酸、多
糖類、天然高分子等が配合・利用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
毛髪化粧料は、毛髪への滑らかさ、しっとり感の付与等
については、ある程度効果を有するものではあったが、
いずれも効果の持続性が充分ではなく、毛髪の滑らか
さ、しなやかさ、つや等の点では感触が劣り、安定性の
面も不十分等、今だ満足しうるものではなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を行った結果、毛髪化粧料にトレハロースを含有するこ
と。又、トレハロースとアミノ酸又はこれらの塩類から
なるアミノ酸の一種又は二種以上を含有することによっ
て、上記のような課題を満足出来ることを見出し、本発
明を完成した。
【0009】すなわち、本発明はトレハロースを含有す
る毛髪化粧料。又、トレハロースと、少なくとも一種の
アミノ酸又はアミノ酸塩を含有する毛髪化粧料を提供す
るものである。
【0010】尚、本発明で用いるトレハロース(Trehal
ose)は、2分子のD−グルコースが還元性基同士で結
合した二糖の一種で、非還元糖であり、次のような構造
を示す。
【0011】
【化1】
【0012】本発明のトレハロース、又、トレハロース
とアミノ酸又はこれらの塩類からなるアミノ酸の含有物
はエマルジョン、ワックス状、固形状、スプレー状、溶
液、粉末、ゲル状等様々な形態で、毛髪に塗布、塗擦し
て使用出来る。又、公知の毛髪化粧料用の基剤等に常法
により配合して、ヘアークリーム、ヘアリンス、ヘアト
ニック、ヘアトリートメント、ヘアコンディショニン
グ、セットローション、ヘアオイル、ヘアスプレー、シ
ャンプー、染毛剤、その他の医薬品、医薬部外品、化粧
品(人及びその他の動・植物用に用いられる各種製剤も
含む)の薬液としても用いることもできる。
【0013】更に、ビタミン類(ビタミンA、ビタミン
B、ビタミンC、ビタミンE等)、収れん剤(アラント
イン、タンニン酸等)、各種界面活性剤(陽イオン性・
陰イオン性・両性・非イオン性界面活性剤)、着色料
(クチナシ黄、β−カロチン、パプリカ、シコニン、ク
ロロフィル等)、又、香料、動植物エキス、機能亢進
剤、殺菌剤、防腐剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、キレー
ト剤、増粘剤、保湿剤、溶剤、その他の各種添加剤・医
薬品・化粧品基剤に対しても安定なものであり、これら
汎用される薬剤等と共に配合し、併用して用いることに
よっても効果を有するものである。又、更に食品分野に
おける利用も可能である。
【0014】尚、本発明のトレハロース及びアミノ酸又
はこれらの塩類からなるアミノ酸は、市販品を用いれば
良く、動植物からの抽出品、微生物培養品、合成法によ
り得られたものでも良い。又、トレハロースは結晶状態
では、通常、二水和物結晶として存在するが、本発明で
用いるトレハロースは、二水和物、無水和物でも良く、
当然、固形状、溶液状、ゲル状でも良い。又、アミノ酸
としては、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニ
ン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、
リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミ
ン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリ
ン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン
酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒス
チジン等、又、アミノ酸塩類(硫酸塩、リン酸塩、硝酸
塩、クエン酸塩等)も使用できる。もちろん、アミノ酸
誘導体(ピロリドンカルボン酸等)も使用することが可
能である。
【0015】更に、その配合量としては、各々0.1重
量%以上(以下、断わりのない限り、%表示は重量%の
意味である。)好ましくは、トレハロース(トレハロー
ス無水物換算:以下、トレハロース濃度はすべて無水物
換算で表示した)の場合、3.0%濃度以上、アミノ酸
又はこれらの塩類からなるアミノ酸の場合、5.0%濃
度以上が良い。
【0016】本発明の毛髪化粧料について、特徴的な性
質を以下に述べる。
【0017】本発明の毛髪化粧料の色調安定性は、表1
に例示した如く、10週間を経過しても着色を示さな
い。
【0018】毛髪の引張強度についても、表2に例示し
た如く、毛髪自体の強さを増し、毛髪に対する保護作用
を有する良好な結果が得られる。
【0019】更に、帯電防止作用についても、表3に例
示した如く、トレハロース、又は、トレハロース及びア
ミノ酸類は、その他の糖類を用いた場合と比較し、非常
に良好な結果が得られる。
【0020】又、表4に例示した如く、毛髪の水分保持
の持続性、滑らかさ、しっとり感、つやを改善し、くし
通りも良く、又、乳化の安定性についても、本発明品は
比較品に比べ、総合的に良好な結果が得られる。
【0021】以下に、実施例に基づき、本発明を詳細に
述べるが、本発明はこれらに限定されるものではないこ
とは言うまでもない。
【0022】
【実施例】
【0023】実施例1(色調安定性試験) 試験方法及び評価方法 各検体及び比較品を作成し、50℃恒温槽中に保存した
ものの経時安定性を肉眼にて調べた。評価方法は、次の
3段階にて行った。 −:着色が見られない。 ±:微着色。 +:着色。 尚、検体:トレハロース5%溶液、トレハロース5%溶
液+アミノ酸混合物20%溶液、比較品:アミノ酸混合
物20%溶液、乳糖5%溶液、ブドウ糖5%溶液、乳糖
5%溶液+アミノ酸混合物20%溶液、ブドウ糖5%溶
液+アミノ酸混合物20%溶液を用い、結果を表1に示
した。
【0024】又、アミノ酸混合物における組成比(重量
%)としては、アルギニン塩酸塩、ヒスチジン塩酸塩、
アスパラギン酸:グルタミン酸:イソロイシン:トレオ
ニン:バリン:アラニン=15:15:15:15:1
0:10:10:10を用い、以下の実施例2ー13の
アミノ酸混合物の組成も同様とした。
【0025】
【表1】
【0026】試験結果 結果は表1の如く、本発明のトレハロース溶液、又はト
レハロース溶液にアミノ酸混合物を添加したものは、長
期においても着色を示さないことが確認された。この結
果から、トレハロースは非還元糖であるため、メイラー
ド反応を起こさず、安定なものであることが確認出来
る。一方、比較品(アミノ酸混合物+ブドウ類又は乳
糖:還元糖)は着色することを確認した。
【0027】実施例2(引張強度試験) 試験方法及び評価方法 下記に示すパーマネントウエーブ用剤(第1剤・第2
剤)の処方溶液を作成し、未処理人毛50本を、温湯で
すすぎ洗い流し、10分間風乾した後、第1剤中に40
分間浸し、更に、温湯ですすぎ洗い流した後、次に、第
2剤中に40分間浸し、再度温湯ですすぎ洗い流し、1
0分間乾燥して、引張強度を測定した。測定に当たって
は、約10cmの長さを揃えた未処理人毛を2cm/分
の速度で1本づつ引っ張り、破断時の荷重を求める方法
により行った。尚、引張強度の測定は、テンシロンメー
ター:東洋ボールドウイン製を使用し、条件:温度20
℃、湿度60%で評価した。表2中の数値は平均値を表
し、結果を表2に示した。
【0028】 第1剤 50%チオグリコール酸アンモニウム 20.0 % 80%モノエタノールアミン 1.5 EDTA 0.06 25%アンモニア水 0.8 実施例1に記載した検体及び比較品 5.0 精製水で100%とした。 第2剤 臭素酸ナトリウム 6.0 % 精製水で100%とした。
【0029】
【表2】
【0030】試験結果 結果は表2の如く、本発明のトレハロース溶液、又はト
レハロース溶液にアミノ酸混合物を添加した第1剤処理
された人毛は、その他の糖類(ブドウ類又は乳糖:還元
糖)と比較して、破断荷重が高い数値を示し、毛髪自体
の強さが増し、又、毛髪に対する保護作用も有する良好
な結果が得られた。
【0031】実施例3(帯電防止作用試験) 試験方法及び評価方法 女性パネラー30名を各区5名づつ6区に分けて、下記
表4に示した本発明品及び比較品のヘアリンスを5g渡
し、市販シャンプーで洗髪し、温湯で良くすすぎ洗い流
した後、実際に、頭髪に直接各々のヘアリンスを塗布
し、良く浸透させた後、温湯ですすぎ洗い流し、風乾し
た後の帯電量(静電気)を測定した。尚、測定は京大化
研式ロータリー静電気テスターを使用し、条件:温度2
0℃、湿度60%で評価した。表3中の数値は平均値を
表し、結果を表3に示した。
【0032】
【表3】
【0033】試験結果 結果は表3の如く、ヘアリンスに配合した場合、本発明
のトレハロース、又は、トレハロースにアミノ酸混合物
が添加されたものは、乳糖を用いた場合と比較しても、
静電気を防止する効果が強いことが確認出来た。
【0034】実施例4(水分保持効果の持続性) 試験方法及び評価方法 人毛(重さ4g、長さ10cm)に、下記表4に示した
ヘアリンスを5g塗布し、温湯ですすぎ洗い流し、10
分間風乾した後、一定湿度下に保存し、直後と3時間後
の含水率を測定し、変化率を求めて効果の持続性を評価
した。尚、評価方法は次のA−Cの3段階評価にて行
い、結果を表4に示した。 評価A:変化率50%未満。 評価B:変化率50%以上、70%未満。 評価C:変化率70%以上。
【0035】実施例5(乳化安定性試験) 試験方法及び評価方法 下記表4に示したヘアリンス5gを、−5℃、0℃、2
5℃、45℃の各温度に1カ月保存した後、系の分離、
凝集により、化粧料として、不適当な状態になるものを
×、良好なものを○として評価し、結果を表4に示し
た。
【0036】実施例6(感触官能試験:滑らかさ・しっ
とり感) 試験方法及び評価方法 女性パネラー30名を各区5名づつ6区に分けて、下記
表4に示した本発明品及び比較品のヘアリンスを5g渡
し、市販シャンプーで洗髪し、温湯で良くすすぎ洗い流
した後、実際に、頭髪に直接各々のヘアリンスを塗布
し、良く浸透させた後、温湯ですすぎ洗い流し、風乾し
た後の滑らかさ、しっとり感について官能評価してもら
った。尚、評価方法は次の1ー3の3段階評価にて行
い、5名の平均値を測り、結果を表4に示した。 評価3:良好。 評価2:普通。 評価1:悪い。
【0037】実施例7(感触官能試験:毛髪のつや) 試験方法及び評価方法 女性パネラー30名を各区5名づつ6区に分けて、下記
表4に示した本発明品及び比較品のヘアリンスを5g渡
し、市販シャンプーで洗髪し、温湯で良くすすぎ洗い流
した後、実際に、頭髪に直接各々のヘアリンスを塗布
し、良く浸透させた後、温湯ですすぎ洗い流し、風乾し
た後の毛髪のつやについて官能評価してもらった。尚、
評価方法は次の1ー3の3段階評価にて行い、5名の平
均値を測り、結果を表4に示した。 評価3:つやがある。 評価2:ややつやがある。 評価1:つやがない。
【0038】実施例8(感触官能試験:くし通り性) 試験方法及び評価方法 女性パネラー30名を各区5名づつ6区に分けて、下記
表4に示した本発明品及び比較品のヘアリンスを5g渡
し、市販シャンプーで洗髪し、温湯で良くすすぎ洗い流
した後、実際に、頭髪に直接各々のヘアリンスを塗布
し、良く浸透させた後、温湯ですすぎ洗い流し、風乾し
た後のくし通りやすさについて官能評価してもらった。
尚、評価方法は次の1ー3の3段階評価にて行い、5名
の平均値を測り、結果を表4に示した。 評価3:良好。 評価2:普通。 評価1:悪い。
【0039】表4の配合組成からなるヘアリンスを調製
し、毛髪の水分保持効果の持続性、毛髪の滑らかさ、し
っとり感、毛髪のつや、くし通り性、又、乳化安定性を
比較品と共に評価した。
【0040】
【表4】
【0041】試験結果 結果は表4の如く、本発明品1ー2は、毛髪の水分保持
の持続性、毛髪の滑らかさ、しっとり感、つや、くし通
り、乳化の安定性共に比較品に比べ、総合的に良好な結
果が得られた。
【0042】実施例9:ヘアクリーム 下記の組成に表4で示したトレハロース、アミノ酸混合
物及び乳糖をそれぞれ同様に配合して毛髪化粧料を調製
し、実施例4ー8と同様な評価をした。 自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 3.0% モノステアリンポリオキシ エチレンソルビタン(20E.O.) 3.0 還元ラノリン 3.0 ホウ砂 0.5 グリセリン 3.0 カルボキシビニルポリマー 0.2 酸化防止剤 適 量 香料 適 量 精製水で100%とした。
【0043】実施例10:ヘアリキッド 下記の組成に表4で示したトレハロース、アミノ酸混合
物及び乳糖をそれぞれ同様に配合して毛髪化粧料を調製
し、実施例4ー8と同様な評価をした。 ポリオキシプロピレン 20.0% ブチルエーテル(40P.O.) エタノール 40.0 香 料 適 量 色素・エデト酸塩 適 量 精製水で100%とした。
【0044】実施例11:セットローション 下記の組成に表4で示したトレハロース、アミノ酸混合
物及び乳糖をそれぞれ同様に配合して毛髪化粧料を調製
し、実施例4ー8と同様な評価をした。 ポリビニルピロリドン 2.0% ポリオキシエチレン 2.0 オレイルエーテル(20E.O.) エタノール 25.0 グリセリン 2.0 防腐剤・色素 適 量 香料(可溶化剤含む) 適 量 精製水で100%とした。
【0045】実施例12:ヘアオイル 下記の組成に表4で示したトレハロース、アミノ酸混合
物及び乳糖をそれぞれ同様に配合して毛髪化粧料を調製
し、実施例4ー8と同様な評価をした。 ツバキ油 40.0% シリコーン油 30.0 ミリスチン酸イシプロピル 20.0 防腐剤 適 量 香料・色素 適 量 香料可溶化剤 適 量 精製水で100%とした。
【0046】実施例13:パーマネントウェーブ用剤 下記の組成に表4で示したトレハロース、アミノ酸混合
物及び乳糖をそれぞれ同様に第1剤に配合して毛髪化粧
料を調製し、実施例2及び実施例4ー8と同様な評価を
した。 第1剤 チオグリコール酸アンモニウム 8.0% アンモニア水 1.6 流動パラフィン 0.6 ラノリン 0.4 モノオレイン酸ソルビタン 1.0 モノオレイン酸ポリオキシ 2.0 エチレンソルビタン(20E.O.) 精製水で100%とした。 第2剤 臭素酸ナトリウム 5.0% リン酸2アンモニウム 4.0 精製水で100%とした。
【0047】実施例9ー13はいずれも、本発明品は、
水分保持の持続性、毛髪の滑らかさ、しっとり感、つ
や、くし通り、製品としての乳化安定性において、比較
品に比べ、総合的に良好な結果が得られた。又、実施例
13の引張強度試験においても、破断重量値が高い数値
を示す良好な結果が得られた。尚、実施例2ー3及び実
施例9ー13は各製品の製造における常法により製造し
たものである。
【0048】
【発明の効果】本発明のトレハロース、又は、トレハロ
ースと少なくとも一種のアミノ酸又はこれらの塩類から
なるアミノ酸を含有する毛髪化粧料は、褐色・変色(非
還元糖であるため、メイラード反応)が起きず、製品と
しての乳化安定性においても優れたものである。又、毛
髪自体を保護する作用があり、よって、損傷を防ぐこと
により毛髪に強さを付与し、更に、帯電防止作用、毛髪
の水分保持の持続性も有する。又、使用に当たっては、
毛髪の滑らかさ、しっとり感、つやを与え、くし通りも
良好にする効果を有するものである。従って、利用分野
としては、医薬品、医薬部外品、化粧品等の毛髪剤とし
て適用することが出来る。又、食品分野においては既に
利用されているものであるため、非常に安全性の高いも
のと言える。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレハロースを含有することを特徴とす
    る毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】 トレハロースと、少なくとも一種のアミ
    ノ酸又はアミノ酸塩を含有することを特徴とする毛髪化
    粧料。
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