JPH06279681A - フロロシリコーン剥離剤組成物 - Google Patents

フロロシリコーン剥離剤組成物

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JPH06279681A
JPH06279681A JP5225163A JP22516393A JPH06279681A JP H06279681 A JPH06279681 A JP H06279681A JP 5225163 A JP5225163 A JP 5225163A JP 22516393 A JP22516393 A JP 22516393A JP H06279681 A JPH06279681 A JP H06279681A
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JP
Japan
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group
methyl
siloxane
component
agent composition
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Pending
Application number
JP5225163A
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English (en)
Inventor
Yuji Hamada
裕司 浜田
Keiichi Shimoda
啓一 下田
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DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dow Corning Toray Silicone Co Ltd filed Critical Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
Priority to JP5225163A priority Critical patent/JPH06279681A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリコーン系粘着剤をはじめとする感圧接着
剤等の粘着性物質に対して、剥離性および剥離安定性が
優れた硬化皮膜を形成することができるフロロシリコー
ン剥離剤組成物を提供する。 【構成】 (A)1分子中に、少なくとも1個のフッ素原
子含有有機基と少なくとも2個のアルケニル基を有する
オルガノポリシロキサン100重量部、(B)1分子中に
少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するオル
ガノハイドロジェンポリシロキサン0.1〜40重量
部、(C)1分子中に少なくとも1個のフッ素原子含有有
機基を有し、かつアルケニル基およびケイ素原子結合水
素原子を有しないオルガノポリシロキサン0.01〜2
0重量部および(D)触媒量のヒドロシリル化反応用触媒
からなるフロロシリコーン剥離剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロロシリコーン剥離
剤組成物に関し、詳しくは、シリコーン系粘着剤をはじ
めとする感圧接着剤等の粘着性物質に対して、剥離性お
よび剥離安定性が優れた硬化皮膜を形成するフロロシリ
コーン剥離剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】剥離剤組成物は、紙、合成樹脂フィル
ム、合成繊維、布等の各種基材表面で硬化して、感圧接
着剤等の粘着物質に対して、剥離性を有する皮膜を形成
することができる。このような剥離剤組成物としては、
例えば、末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
メチルビニルポリシロキサンと末端がトリメチルシロキ
シ基で封鎖されたメチルハイドロジェンポリシロキサン
とパーフロロアルキル基を有するジメチルポリシロキサ
ンと白金系化合物からなるシリコーン剥離剤組成物(特
公昭63−48901号公報参照)、フロロアルキル基
とビニル基を有するフロロシリコーンとオルガノハイド
ロジェンポリシロキサンと白金系化合物からなるフロロ
シリコーン剥離剤組成物(特開昭63−320号公報参
照)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案の剥
離剤組成物は、有機樹脂系粘着物質に対しては、硬化被
膜の剥離性および剥離安定性が優れているが、ジメチル
ポリシロキサン,メチルフェニルポリシロキサン等のオ
ルガノポリシロキサンを主成分とするシリコーン系粘着
剤に対しては、硬化被膜の剥離性および剥離安定性が劣
り、用途によっては十分満足できるものではないという
問題があった。
【0004】本発明者らは、上記問題を解決するために
鋭意研究した結果、非架橋性のフッ素原子含有オルガノ
ポリシロキサンを配合してなるフロロシリコーン剥離剤
組成物が、シリコーン系粘着剤に対して、剥離性および
剥離安定性が優れた硬化被膜を形成することができるこ
とを見いだし、本発明に到達した。
【0005】すなわち、本発明の目的は、シリコーン系
粘着物質をはじめとする感圧接着剤等の粘着性物質に対
して、剥離性および剥離安定性が優れた硬化皮膜を形成
するフロロシリコーン剥離剤組成物を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、 (A)1分子中に、少なくとも1個のフッ素原子含有有機基と少なくとも2個のア ルケニル基を有するオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノハイ ドロジェンポリシロキサン 0.1〜40重量部、 (C)1分子中に少なくとも1個のフッ素原子含有有機基を有し、かつアルケニル 基およびケイ素原子結合水素原子を有しないオルガノポリシロキサン 0.01〜20重量部および (D)触媒量のヒドロシリル化反応用触媒からなるフロロ
シリコーン剥離剤組成物に関する。
【0007】本発明のフロロシリコーン剥離剤組成物に
ついて詳細に説明する。
【0008】(A)成分は、本発明の組成物の主成分であ
り、1分子中に、少なくとも1個のフッ素原子含有有機
基と少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポ
リシロキサンである。(A)成分中のフッ素原子含有有機
基として具体的には、一般式: Cn2n+1−R− (式中、Rは二価炭化水素基であり、nは1〜20の整
数である。)で示される基、一般式: Cn2n+1−R−O−R− (式中、Rは二価炭化水素基であり、nは1〜20の整
数である。)で示される基、一般式:
【化1】 (式中、Rは二価炭化水素基であり、nは1〜20の整
数である。)で示される基が例示される。上式中、Rの
二価炭化水素基として具体的には、メチレン基,エチレ
ン基,メチルメチレン基,プロピレン基,ブチレン基等
のアルキレン基;フェニレン基,トリレン基,キシリレ
ン基等のアリーレン基;メチレンフェニレン基,エチレ
ンフェニレン基等のアルキレンアリーレン基またはアリ
ーレンアルキレン基が例示される。また、(A)成分中の
アルケニル基として具体的には、ビニル基,アリル基,
ブテニル基,ペンテニル基,ヘキセニル基が例示され
る。また、(A)成分中の、フッ素原子含有有機基および
アルケニル基以外のケイ素原子結合有機基は特に限定さ
れず、このような有機基として具体的には、メチル基,
エチル基,プロピル基,ブチル基等のアルキル基;フェ
ニル基,トリル基,キシリル基等のアリール基;ベンジ
ル基,フェネチル基等のアラルキル基が例示され、好ま
しくはメチル基,フェニル基である。さらに、(A)成分
のオルガノポリシロキサンは少量の水酸基やアルコキシ
基を有していてもよい。
【0009】このような(A)成分の分子構造は特に限定
されず、例えば、直鎖状、環状、樹脂状、一部分岐を有
する直鎖状のいずれであってもよく、また部分的に交叉
結合を有してもよい。また、(A)成分の分子量および粘
度は特に限定されず、低粘度の液状オルガノポリシロキ
サンから高粘度のガム状オルガノポリシロキサンまで使
用することができ、特に剥離性および剥離安定性が優れ
た硬化皮膜を形成することができることから、(A)成分
の25℃における粘度は100〜100万センチストー
クスの範囲であることが好ましい。
【0010】(A)成分のオルガノポリシロキサンとして
具体的には、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封
鎖メチル(3,3,3−トリフロロプロピル)ポリシロ
キサン,分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖メ
チル(3,3,3−トリフロロプロピル)シロキサン・
ジメチルシロキサン共重合体,分子鎖両末端ジメチルビ
ニルシロキシ基封鎖メチル(3,3,3−トリフロロプ
ロピル)シロキサン・ジメチルシロキサン・メチルビニ
ルシロキサン共重合体,分子鎖両末端ジメチルビニルシ
ロキシ基封鎖メチル(パーフロロブチルエチル)シロキ
サン・ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共
重合体,分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖メ
チル(パーフロロヘキシルエチル)シロキサン・ジメチ
ルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体,分子
鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチル(3,3,3
−トリフロロプロピル)シロキサン・メチルビニルシロ
キサン共重合体,分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封
鎖メチル(パーフロロブチルエチル)シロキサン・ジメ
チルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体,分
子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチル(パーフロ
ロヘキシルエチル)シロキサン・ジメチルシロキサン・
メチルビニルシロキサン共重合体,分子鎖両末端ジメチ
ルビニルシロキシ基封鎖メチル(パーフロロブチルエチ
ル)シロキサン・ジメチルシロキサン共重合体,分子鎖
両末端ジメチルヘキセニルシロキシ基封鎖メチル(パー
フロロブチルエチル)シロキサン・ジメチルシロキサン
・メチルヘキセニルシロキサン共重合体,分子鎖両末端
シラノール基封鎖メチル(3,3,3−トリフロロプロ
ピル)シロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体,
分子鎖両末端シラノール基封鎖メチル(3,3,3−ト
リフロロプロピル)シロキサン・ジメチルシロキサン・
メチルビニルシロキサン共重合体,分子鎖両末端シラノ
ール基封鎖メチル(パーフロロブチルエチル)シロキサ
ン・ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重
合体,分子鎖両末端シラノール基封鎖メチル(パーフロ
ロヘキシルエチル)シロキサン・ジメチルシロキサン・
メチルビニルシロキサン共重合体,分子鎖片末端がシラ
ノール基で封鎖され、一方の末端がトリメチルシロキシ
基で封鎖されたメチル(パーフロロブチルエチル)シロ
キサン・ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン
共重合体が例示される。
【0011】(B)成分は、本発明の組成物において架橋
剤として作用し、1分子中に少なくとも2個のケイ素原
子結合水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンである。(B)成分中のケイ素原子結合水素原子
以外のケイ素原子結合有機基として具体的には、メチル
基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ペンチル基等の
アルキル基;フェニル基,トリル基,キシリル基等のア
リール基;ベンジル基,フェネチル基等のアラルキル基
等の一価炭化水素基が例示され、また(B)成分はフッ素
原子含有有機基を有していてもよく、このようなフッ素
原子含有有機基として具体的には、一般式: Cn2n+1−R− (式中、Rは二価炭化水素基であり、nは1〜20の整
数である。)で示される基、一般式: Cn2n+1−R−O−R− (式中、Rは二価炭化水素基であり、nは1〜20の整
数である。)で示される基、一般式:
【化2】 (式中、Rは二価炭化水素基であり、nは1〜20の整
数である。)で示される基が例示される。上式中、Rの
二価炭化水素基として具体的には、メチレン基,エチレ
ン基,メチルメチレン基,プロピレン基,ブチレン基等
のアルキレン基;フェニレン基,トリレン基,キシリレ
ン基等のアリーレン基;メチレンフェニレン基,エチレ
ンフェニレン基等のアルキレンアリーレン基またはアリ
ーレンアルキレン基が例示される。
【0012】このような(B)成分の分子構造は特に限定
されず、例えば、直鎖状、環状、樹脂状、一部分岐を有
する直鎖状のいずれであってもよく、また部分的に交叉
結合を有していてもよい。また、(B)成分の分子量およ
び粘度は特に限定されず、取扱の容易さおよび架橋剤と
して好適に作用することから、25℃における粘度は1
〜100,000センチストークスの範囲であることが
好ましい。
【0013】このような(B)成分のオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンとして具体的には、分子鎖両末端ト
リメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロ
キサン,分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチル
ハイドロジェンシロキサン・メチル(3,3,3−トリ
フロロプロピル)シロキサン共重合体,分子鎖両末端ト
リメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハ
イドロジェンシロキサン共重合体,分子鎖両末端ジメチ
ルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチル(パーフロロブ
チルエチル)シロキサン・メチルハイドロジェンシロキ
サン共重合体,分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖
メチル(パーフロロブチルエチル)シロキサン・ジメチ
ルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合
体,分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチル(パ
ーフロロヘキシルエチル)シロキサン・メチルハイドロ
ジェンポリシロキサン共重合体,メチル(パーフロロブ
チルエチル)シロキサン単位とジメチルハイドロジェン
シロキサン単位とSiO2単位からなる共重合体が例示
される。
【0014】本発明の組成物において、(B)成分の配合
量は、(A)成分100重量部に対して0.1〜40重量
部の範囲である。これは、(B)成分の配合量が(A)成分1
00重量部に対して0.1重量部未満では、得られた組
成物の硬化皮膜形成速度が著しく遅くなるためであり、
またこれが40重量部をこえると、得られた硬化被膜の
剥離性および剥離安定性が著しく低下するからである。
【0015】(C)成分のオルガノポリシロキサンは、本
発明の組成物を硬化して得られる皮膜に優れた剥離性を
付与するための成分であり、またジメチルポリシロキサ
ン等のオルガノポリシロキサンを主剤とするシリコーン
系粘着剤に対して優れた剥離安定性を付与するための成
分である。このような(C)成分は、1分子中に少なくと
も1個のフッ素原子含有有機基を有し、かつアルケニル
基およびケイ素原子結合水素原子を有しないオルガノポ
リシロキサンである。(C)成分中のフッ素原子含有有機
基として具体的には、一般式: Cn2n+1−R− (式中、Rは二価炭化水素基であり、nは1〜20の整
数である。)で示される基、一般式: Cn2n+1−R−O−R− (式中、Rは二価炭化水素基であり、nは1〜20の整
数である。)で示される基、一般式:
【化3】 (式中、Rは二価炭化水素基であり、nは1〜20の整
数である。)で示される基が例示される。また、(C)成
分のフッ素原子含有有機基以外のケイ素原子結合有機基
は特に限定されず、このような有機基として具体的に
は、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基等のア
ルキル基;フェニル基,トリル基,キシリル基等のアリ
ール基;ベンジル基,フェネチル基等のアラルキル基等
の一価炭化水素基が例示される。さらに、(C)成分のオ
ルガノポリシロキサンは少量の水酸基やアルコキシ基を
有していてもよい。
【0016】このような(C)成分の分子構造は特に限定
されず、直鎖状、環状、樹脂状、一部分岐を有する直鎖
状のいずれであってもよく、また部分的に交叉結合を有
するものでもよい。また、(C)成分の粘度は特に限定さ
れず、低粘度の液状オルガノポリシロキサンから高粘度
のガム状オルガノポリシロキサンまで使用することがで
き、特に優れた剥離性および剥離安定性を有する硬化被
膜を形成することができることから、(C)成分の25℃
における粘度は100〜100万センチストークスの範
囲であることが好ましい。
【0017】このような(C)成分のオルガノポリシロキ
サンとして具体的には、分子鎖両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖メチル(3,3,3−トリフロロプロピル)ポ
リシロキサン,分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖
メチル(3,3,3−トリフロロプロピル)シロキサン
・ジメチルシロキサン共重合体,分子鎖両末端トリメチ
ルシロキシ基封鎖メチル(パーフロロブチルエチル)シ
ロキサン・ジメチルシロキサン共重合体,分子鎖両末端
トリメチルシロキシ基封鎖メチル(パーフロロヘキシル
エチル)シロキサン・ジメチルシロキサン共重合体,分
子鎖両末端シラノール基封鎖メチル(3,3,3−トリ
フロロプロピルポリシロキサン,分子鎖両末端シラノー
ル基封鎖メチル(3,3,3−トリフロロプロピル)シ
ロキサン・ジメチルシロキサン共重合体,分子鎖両末端
シラノール基封鎖メチル(パーフロロブチルエチル)シ
ロキサン・ジメチルシロキサン共重合体,分子鎖両末端
シラノール基封鎖メチル(パーフロロヘキシルエチル)
シロキサン・ジメチルシロキサン共重合体,分子鎖片末
端がシラノール基で封鎖され、もう一方の末端がトリメ
チルシロキシ基で封鎖されたメチル(パーフロロブチル
エチル)シロキサン・ジメチルシロキサン共重合体が例
示される。
【0018】本発明の組成物において、(C)成分の配合
量は、(A)成分100重量部に対して0.01〜20重
量部の範囲であり、好ましくは1〜10重量部の範囲で
ある。これは、(C)成分の配合量が(A)成分100重量部
に対して0.01重量部未満であると、硬化して得られ
る皮膜の剥離性およびシリコーン系粘着剤に対する剥離
安定性が著しく低下するためであり、またこれが10重
量部をこえると、硬化して得られる皮膜の強度が著しく
低下し、さらに硬化皮膜から(C)成分がにじみだしやす
くなるためである。
【0019】(D)成分は、(A)成分のオルガノポリシロキ
サンと(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンとを架橋させるために触媒として作用するヒドロシリ
ル化反応用触媒である。(D)成分のヒドロシリル化反応
用触媒は特に限定されず、このようなヒドロシリル化反
応用触媒として具体的には、シリカ微粉末または炭素粉
末担体上に吸着させた微粒子状白金,塩化白金酸,アル
コール変性塩化白金酸,塩化白金酸のオレフィン錯体,
塩化白金酸とビニルシロキサンの配位化合物,白金黒,
パラジウム,ロジウム触媒が例示される。また、本発明
の組成物において、(D)成分の配合量は触媒量である。
【0020】本発明のフロロシリコーン剥離剤組成物
は、上記(A)成分〜(D)成分からなり、これらを均一に混
合することにより調製することができる。本発明の組成
物を調製する方法は特に限定されず、例えば、(A)成分
と(B)成分を均一に混合した後、(C)成分と(D)成分の混
合物を配合する方法、(A)成分と(B)成分と(C)成分を均
一に混合した後、これに(D)成分を配合する方法が挙げ
られる。
【0021】また、本発明の組成物には、上記(A)成分
〜(D)成分以外の成分として、必要に応じて有機溶剤を
使用することができる。有機溶剤は、上記(A)成分〜(C)
成分の何れかが高粘度である場合、その成分を均一に混
合することができ、さらに得られた本発明の組成物の各
種基材に対する塗工性を向上させることができる。ま
た、本発明の組成物において、有機溶剤を用いることに
より組成物の保存安定性が向上するという好ましい効果
が有る。本発明の組成物に配合することができる有機溶
剤は、上記(A)〜(C)成分を均一に溶解することができる
ものであれば、その種類が特に限定されない。このよう
な有機溶剤として具体的には、トリフロロトルエン,ヘ
キサフロロキシレン等の芳香族炭化水素系有機溶剤;ヘ
プタン,ヘキサン,ペンタン,イソオクタン等の脂肪族
炭化水素系有機溶剤;トリクロロエチレン,パークロロ
エチレン等のハロゲン化炭化水素系有機溶剤;アセト
ン,メチルエチルケトン等のケトン系有機溶剤;酢酸メ
チル,酢酸エチル等のエステル系有機溶剤が例示され
る。
【0022】また、本発明の組成物には、上記(D)成分
の触媒活性を抑制して、室温における組成物の保存安定
性を向上させるための任意の成分として、3−メチル−
1−ブチン−3−オール,3・5−ジメチル−1−ヘキ
シン−3−オール,3−メチル−1−ペンテン−3−オ
ール,フェニルブチノール等のアルキニルアルコール;
3−メチル−3−ペンテン−1−イン,3・5−ジメチ
ル−1−ヘキシン−3−イン,(テトラメチルビニルシ
ロキサン)環状体,ベンゾトリアゾール等のヒドロシリ
ル化反応抑制剤を少量配合することが好ましい。
【0023】本発明の組成物は、これを紙,合成樹脂フ
ィルム,布等の各種基材表面に塗布し、その後、例え
ば、加熱温度120〜150℃,加熱時間20〜300
秒の条件下で硬化させることにより、シリコーン系粘着
剤をはじめとする感圧接着剤等の粘着性物質に対して、
剥離性および剥離安定性が優れた皮膜を形成することが
でき、さらに、紙,合成樹脂フィルム,布等の各種基材
表面に対する密着性が優れた皮膜を形成することができ
る。
【0024】
【実施例】本発明を実施例により詳細に説明する。実施
例中、部とあるのは重量部を示し、粘度の値は、25℃
において測定した値である。また、実施例における各種
の測定値は、次の方法に従って測定した。
【0025】○硬化特性の測定 フロロシリコーン剥離剤組成物の所定量をフィルムまた
はシート状の基材表面に塗布した後、所定温度の熱風循
環式オーブン中で加熱し、完全に硬化皮膜を形成するま
での時間を測定した。
【0026】○剥離抵抗の測定 フロロシリコーン剥離剤組成物の所定量をフィルム状ま
たはシート状の基材表面に塗布し、所定温度の熱風循環
式オーブン中で所定時間加熱して硬化皮膜を形成させ
た。その後、この硬化皮膜表面に、ステンレス板に対す
る粘着力が1400gf/inchである市販のジメチルポ
リシロキサンを主剤とするシリコーン系粘着剤(東レ・
ダウコーニング・シリコーン株式会社製;SD458
0)を塗布して、これを100℃で3分間加熱処理し
た。次に、この処理面にポリエチレン樹脂フィルム(東
レ株式会社製;ルミラーS−10)の貼り合せ紙を貼り
合せ、20gf/cm2の荷重下、25℃で所定時間エー
ジングさせて測定用試料を作成した。次に、この測定用
試料を2.5cm幅に切断して試験片を作り、引張り試験
機を用いて貼り合せフィルムを180゜の角度で剥離速
度0.3m/分の条件下で剥離して、剥離に要する力
(gf)を測定した。
【0027】○残留接着率 上記剥離抵抗を測定した後の試験片を、ステンレス板に
貼り付けた。次いで、この試験片を180゜の角度で剥
離速度0.3m/分の条件下で剥離して、剥離に要する
力(gf)を測定した。この剥離に要する力を未処理の
標準テープの剥離に要する力に対する百分率で表した。
【0028】
【実施例1】粘度650ポイズの分子鎖両末端ジメチル
ビニルシロキシ基封鎖メチル(パーフロロブチルエチ
ル)シロキサン・ジメチルシロキサン・メチルビニルシ
ロキサン共重合体[メチル(パーフロロブチルエチル)
シロキサン単位が40モル%であり、メチルビニルシロ
キサン単位が1.0モル%である。ビニル基含有量は
0.2重量%である。]100部、粘度20センチポイ
ズの分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封
鎖メチル(パーフロロブチルエチル)シロキサン・ジメ
チルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重
合体[メチル(パーフロロブチルエチル)シロキサン単
位が40モル%であり、ジメチルシロキサン単位が40
モル%である。ケイ素原子結合水素原子の含有量は0.
3重量%である。]3部、粘度650ポイズの分子鎖両
末端トリメチルシロキシ基封鎖メチル(パーフロロブチ
ルエチル)シロキサン・ジメチルシロキサン共重合体
[メチル(パーフロロブチルエチル)シロキサン単位が
40モル%である。]2部、テトラ(メチルビニルシロ
キサン)環状体1部をイソオクタン994部に溶解し
た。次いで、これに塩化白金酸とジビニルテトラメチル
シロキサンからなる錯体を白金金属として500ppmと
なる量添加して、本発明のフロロシリコーン剥離剤組成
物を調製した。次に、この組成物をポリエチレン樹脂フ
ィルムの表面に0.2g/m2量塗工し、120℃または
140℃での硬化特性を測定した。また、150℃で1
20秒間加熱処理し、得られた硬化皮膜の剥離抵抗、残
留接着率を測定した。それらの測定結果を表1に示し
た。
【0029】
【比較例1】実施例1において、粘度650ポイズの分
子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチル(パーフロ
ロブチルエチル)シロキサン・ジメチルシロキサン共重
合体[メチル(パーフロロブチルエチル)シロキサン単
位が40モル%である。]を添加しない以外は実施例1
と同様にしてフロロシリコーン剥離剤組成物を調製し
た。この組成物について実施例1と同様にして硬化特
性、剥離抵抗および残留接着率を測定した。これらの測
定結果を表1に併記した。
【0030】
【比較例2】実施例1において、粘度650ポイズの分
子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチル(パーフロ
ロブチルエチル)シロキサン・ジメチルシロキサン共重
合体[メチル(パーフロロブチルエチル)シロキサン単
位が40モル%である。]の代わりに粘度350センチ
ポイズの分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシ
ロキサンを添加した以外は実施例1と同様にしてフロロ
シリコーン剥離剤組成物を調製した。この組成物につい
て実施例1と同様にして硬化特性、剥離抵抗および残留
接着率を測定した。これらの測定結果を表1に併記し
た。
【0031】
【実施例2】数平均分子量が400,000であるガム
状の分子鎖両末端シラノール基封鎖メチル(トリフロロ
プロピル)シロキサン・メチルビニルシロキサン共重合
体(ビニル含有量は0.17重量%である。)100
部、粘度20センチポイズのジメチルハイドロジェンシ
ロキサン単位とSiO2単位からなる共重合体(ケイ素
原子結合水素原子の含有量は0.97重量%である。)
1部、重合度150の分子鎖両末端トリメチルシロキシ
基封鎖メチル(パ−フロロブチルエチル)シロキサン・
ジメチルシロキサン共重合体[メチル(パーフロロブチ
ルエチル)シロキサン単位が30モル%である。]5
部、テトラ(メチルビニルシロキサン)環状体1部を酢
酸エチル994部に均一に溶解した。次いで、この溶液
に塩化白金酸とジビニルテトラメチルシロキサンからな
る錯体を白金金属として500ppmとなる量添加して、
本発明のフロロシリコーン剥離剤組成物を調製した。次
に、この組成物をポリエチレン樹脂フィルムの表面に
0.2g/m2量塗工し、120℃または140℃での硬
化特性を測定した。また、150℃で120秒間加熱処
理し、得られた硬化皮膜の剥離抵抗、残留接着率を測定
した。それらの測定結果を表1に示した。
【0032】
【比較例3】実施例2において、重合度150の分子鎖
両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチル(パ−フロロブ
チルエチル)シロキサン・ジメチルシロキサン共重合体
を添加しない以外は実施例2と同様にしてフロロシリコ
ーン剥離剤組成物を調製した。次に、この組成物をポリ
エチレン樹脂フィルムの表面に0.2g/m2量塗工し、
120℃または140℃での硬化特性を測定した。ま
た、150℃で120秒間加熱処理し、得られた硬化皮
膜の剥離抵抗,残留接着率を測定した。それらの測定結
果を表1に示した。
【0033】
【比較例4】平均分子量400,000の分子鎖両末端
ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキン
(ビニル基含有量は0.02重量%である。)と分子鎖
両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビ
ニルシロキサン共重合体(メチルビニルシロキサン単位
が2.5モル%である。ビニル基含有量は0.1重量%
である。)との混合物(ジメチルビニルシロキシ基封鎖
ジメチルポリシロキサン20重量部、分子鎖両末端シラ
ノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキ
サン共重合体80部)100部、粘度20センチポイズ
の分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖
メチルハイドロジェンポリシロキサン(ケイ素原子結合
水素原子の含有量は1.5重量%である。)2部、テト
ラ(メチルビニルシロキサン)環状体1部をトルエン9
94部に溶解した。次いで、これに塩化白金酸とジビニ
ルテトラメチルシロキサンからなる錯体を白金金属とし
て500ppmとなる量添加して、シリコーン剥離剤組成
物を調製した。次に、この組成物をポリエチレン樹脂フ
ィルムの表面に0.2g/m2の量塗工し、120℃また
は140℃での硬化特性を測定した。また、150℃で
120秒間加熱処理し、得られた硬化皮膜の剥離抵抗、
残留接着率を測定した。それらの測定結果を表1に併記
した。
【0034】
【比較例5】数平均分子量400,000のガム状の分
子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリ
シロキン(ビニル基含有量は0.02重量%である。)
と分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・
メチルビニルシロキサン共重合体(メチルビニルシロキ
サン単位の含有量が2.5モル%である。ビニル基の含
有量は0.1重量%である。)との混合物(ジメチルビ
ニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン20重量
部、分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン
・メチルビニルシロキサン共重合体80部)100部、
粘度20センチポイズの分子鎖両末端ジメチルハイドロ
ジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキ
サン(ケイ素原子結合水素原子の含有量は1.5重量%
である。)2部、粘度650ポイズの分子鎖両末端トリ
メチルシロキシ基封鎖メチル(パーフロロブチルエチ
ル)シロキサン・ジメチルシロキサン共重合体[メチル
(パーフロロブチルエチル)シロキサン単位が40モル
%である。]2部、テトラ(メチルビニルシロキサン)
環状体1部をトルエン994部に溶解した。次いで、こ
れに塩化白金酸とジビニルテトラメチルシロキサンから
なる錯体を白金金属として500ppmとなる量添加し
て、シリコーン剥離剤組成物を調製した。次に、この組
成物をポリエチレン樹脂フィルムの表面に0.2g/m2
の量塗工し、120℃または140℃での硬化特性を測
定した。また、150℃で120秒間加熱処理し、得ら
れた硬化皮膜の剥離抵抗、残留接着率を測定した。それ
らの測定結果を表1に併記した。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明のフロロシリコーン剥離剤組成物
は、(A)成分〜(D)成分からなり、特に(C)成分として非
架橋性のオルガノポリシロキサンを配合しているので、
シリコーン系粘着剤をはじめとする感圧接着剤等の粘着
性物質に対して、剥離性および剥離安定性が優れた硬化
皮膜を形成することができるという特徴を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)1分子中に、少なくとも1個のフッ
    素原子含有有機基と 少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノハイ ドロジェンポリシロキサン 0.1〜40重量部、 (C)1分子中に少なくとも1個のフッ素原子含有有機基を有し、かつアルケニル 基およびケイ素原子結合水素原子を有しないオルガノポリシロキサン 0.01〜20重量部および (D)触媒量のヒドロシリル化反応用触媒からなるフロロ
    シリコーン剥離剤組成物。
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