JPS6346784B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6346784B2
JPS6346784B2 JP7589882A JP7589882A JPS6346784B2 JP S6346784 B2 JPS6346784 B2 JP S6346784B2 JP 7589882 A JP7589882 A JP 7589882A JP 7589882 A JP7589882 A JP 7589882A JP S6346784 B2 JPS6346784 B2 JP S6346784B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
parts
molecule
present
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7589882A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58191749A (ja
Inventor
Shosaku Sasaki
Nobuo Kaiya
Akihiko Shirahata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Toray Silicone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=13589600&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPS6346784(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Toray Silicone Co Ltd filed Critical Toray Silicone Co Ltd
Priority to JP57075898A priority Critical patent/JPS58191749A/ja
Priority to DE8383302456T priority patent/DE3380145D1/de
Priority to US06/489,883 priority patent/US4559396A/en
Priority to EP19830302456 priority patent/EP0094185B2/en
Priority to CA000427512A priority patent/CA1232388A/en
Publication of JPS58191749A publication Critical patent/JPS58191749A/ja
Publication of JPS6346784B2 publication Critical patent/JPS6346784B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/01Hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/12Polysiloxanes containing silicon bound to hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/20Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31652Of asbestos
    • Y10T428/31663As siloxane, silicone or silane

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は剥離性被膜形成用オルガノポリシロキ
サン組成物に関するものである。詳しくは、室温
での保存安定性にすぐれ、各種の紙、合成樹脂フ
イルム、繊維、アルミニウム、などのシート状基
材表面に塗工した場合、低温で、かつ短時間で硬
化することのできる剥離性被膜形成用オルガノポ
リシロキサン組成物に関するものである。 従来、付加反応タイプの硬化性オルガノポリシ
ロキサン組成物が各種の紙、合成樹脂フイルム、
繊維、アルミニウム、などのシート状基材表面と
硬化被膜を形成させることにより、粘着性物質と
の剥離性を付与することはよく知られている。し
かし、シート状諸基材表面に安定した剥離性を付
与するためには塗布したオルガノポリシロキサン
組成物を十分に硬化させなければならない。硬化
不十分の状態で粘着性物質と接すると剥離が不安
定となり、経日で剥離が重くなつたり、また、未
硬化のオルガノポリシロキサン組成物が粘着性物
質に移行するなどの欠点があり実用に適さなかつ
た。従来の付加反応タイプのオルガノポリシロキ
サン組成物(特公昭46―26798号公報等)は十分
な硬化被膜を形成させるためには130℃〜150℃で
30秒〜60秒の加熱処理が必要であつた。しかし、
このような高温での熱処理条件ではポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステルなどの合成樹
脂フイルムや耐熱性の悪い紙などには使用できな
いため、低温すなわち100℃以下の温度で使用す
ると、硬化するにのに2分〜4分という長時間を
必要とするため、生産性の面から実用に適さなか
つた。近年、剥離紙業界から生産性向上やコスト
低減のため、より低温で、かつ短時間で硬化する
剥離性被膜形成用オルガノポリシロキサン組成物
の出現を強く望まれている。 本発明者らは前記欠点を改良すべく鋭意研究し
た結果、保存安定性が良好であり、100℃以下の
低温領域で短時間で硬化し、かつ、剥離能の経時
変化がなく、しかも、残留接着性にすぐれた剥離
性被膜形成用オルガノポリシロキサン組成物を見
い出し、本発明に到つたものである。 即ち、本発明は、 (1) 25℃における粘度が100センチポイズ以上で、
1分子中にケイ素原子に結合する少なくとも2
個のビニル基を含有する、実質的に線状構造の
オルガノポリシロキサン 100重量部 (2) 1分子中に少なくとも2個のSiH基を含有す
るオルガノハイドロジエンポリシロキサン 0.3〜40重量部 〔ただし、(1)成分の1分子中のビニル基の数
と(2)成分の1分子中のSiH基の数の合計が少な
くとも5個である。〕 (3) 一般式 (式中、R1,R2,R3は水素原子または炭化
水素基であり、R1,R2,R3の炭素数の総数は
2〜6である。ただし、R1,R2,R3が炭化水
素基であるときはR1とR2もしくはR2とR3が他
端において相互に連結したものであつてもよ
い)で示される不飽和炭化水素化合物 0.01〜7重量部 および、 (4) 触媒量の白金系化合物 からなることを特徴とする剥離性被膜形成用オル
ガノポリシロキサン組成物に関するものである。 本発明に使用する各成分を詳細に説明すると、
成分(1)の実質的に線状構造のオルガノポリシロキ
サンは平均単位式
【式】(ここに、aは 1.95〜2.05の値、Rは置換もしくは非置換の1価
炭化水素基であり、例えばメチル基、エチル基、
プロピル基、オクチル基、ビニル基、アリル基、
フエニル基、3,3,3―トリフルオロプロピル
基などであり、そのうち少なくとも50モル%はメ
チル基であるものが好ましい。)で示され、25℃
で100センチポイズ以上から重合可能なガム状ま
での粘度範囲を有するもので、かつ、1分子中に
ケイ素原子に結合する少なくとも2個のビニル基
を含有するものである。実質的に線状とは直鎖状
もしくは一部分岐している部分を有する直鎖状を
意味する。分子鎖末端はメチル基、ビニル基、水
酸基、フエニル基などのいずれであつてもよく、
また、ビニル基の存在する位置は特に限定するも
のではなく、分子鎖末端のみ、分子鎖中のみ、ま
た分子鎖末端と分子鎖中の両方に存在してもよ
い。成分(1)は1種以外にビニル基密度の異なるも
の、分子量の異なるものなどを2種以上混合して
使用することができる。 成分(2)の1分子中に少なくとも2個のSiH基を
含有するオルガノハイドロジエンポリシロキサン
の代表例として、メチルハイドロジエンポリシロ
キサンがあり、これにはテトラメチルテトラハイ
ドロジエンシクロテトラシロキサン、メチルハイ
ドロジエンポリシロキサン、メチルハイドロジエ
ンシロキサンとジメチルシロキサンの共重合体な
どが例示される。しかし、これだけに限定するも
のではなく、メチル基以外のアルキル基やフエニ
ル基を含有するものであつてもよい。また、その
重合度は2以上であつて重合可能な重合度まで許
容されるものとする。成分(1)のビニル基と成分(2)
のSiH基が付加反応して硬化被膜を形成するため
には、成分(1)の1分子中のビニル基の数と成分(2)
の1分子中のSiH基の数の和が5以上である必要
がある。成分(2)の添加量は硬化被膜の形成および
剥離性能から考えて、成分(1)100重量部に対し、
通常0.3〜40重量部である。 成分(3)の一般式 (式中R1,R2,R3は前述のとおりである)で示
される不飽和炭化水素化合物は、本組成物の室温
での保存安定性(付加反応抑制作用)および100
℃以下の温度で付加反応抑制作用が解除されて、
低温で短時間で硬化可能(低温硬化性)となる重
要な成分である。ここでR1,R2,R3は水素また
は炭化水素基でR1,R2,R3の炭素数の総数が2
〜6個であることが必要とされる。すなわち、こ
の不飽和炭化水素化合物そのものの炭素数の総和
が6〜10個であることが必要である。これは炭素
数が5個以下の不飽和炭化水素化合物では沸点が
低すぎて常温常圧下での揮発が激しく実用に供す
ることができず、逆に炭素数が多くなるとオルガ
ノポリシロキサンに対する相溶性が悪くなり、保
存安定剤としての不飽和炭化水素化合物の分離や
硬化むらを起こす原因となる。この炭化水素基と
してメチル基、エチル基、プロピル基などのアル
キル基を挙げることができるが、フエニル基のよ
うなアリール基であつてもよい。成分(3)の代表的
な不飽和炭化水素化合物を例示すると、 3―メチル―3―ペンテン―1―イン、3―メ
チル―3―ヘキセン―1―イン、3,5―ジメチ
ル―3―ヘキセン―1―イン、3―エチル―3―
ブテン―1―イン、3―フエニル―3―ブテン―
1―インなどを挙げることができる。また成分(3)
におけるR1とR2、またはR2とR3が他端において
相互に連結したものであつてもよい。例えば
【式】
【式】
【式】
【式】などである。 すなわち、末端にエチニル基を有し、それに共
役するように二重結合を有する構造が必須であつ
て、このような特定構造の不飽和炭化水素化合物
が本組成物の中にあつて、室温での保存安定性と
加熱した場合の低温硬化性に寄与している。これ
らは従来の付加反応硬化性のシリコーンポツテイ
ング材やシリコーンレジンの保存安定剤として知
られている3―メチル―1―ブチン―3―オール
や3,5―ジメチル―1―ヘキシン―3―オール
のごときアルキニルアルコールと比較して、硬化
に際しての温度依存性が極度に大きく、特に低温
での硬化性がすぐれている。そのため、本組成物
をシート状基材表面に塗布し加熱による硬化が、
従来の組成物に比較して、硬化時間を一定にした
場合はより低温で、また硬化温度を一定にした場
合はより短時間での硬化が可能である。成分(3)の
添加量は成分(1)100重量部に対し、0.01重量部以
下では本組成物の室温での保存安定性が悪く、増
粘後短時日間でゲル化が進行し、また、7重量部
以上では室温での保存安定性が非常にすぐれ、長
期間経過してもほとんど粘度変化はないが、硬化
性が低下するため、硬化温度を上げるか硬化時間
を延長しなければならず、本組成物の特徴が失な
われる。したがつて、成分(3)の添加量は成分(1)
100重量部に対し、0.01〜7重量部の範囲である。 成分(4)の白金系化合物は、通常、ケイ素原子に
結合したビニル基またはアリル基とケイ素原子に
結合した水素原子の付加反応に使用されるもので
よく、例えば、塩化白金酸、アルコール変性塩化
白金酸、白金とオレフインまたはビニルシロキサ
ンとのコンプレツクス、アルミナおよびシリカな
どの担体上に吸着させた微粒子状白金、パラジウ
ム触媒、ロジウム触媒などがあげられるが、好ま
しくは白金化合物である。白金系化合物の使用量
は本組成物を硬化させるに十分な量であればよい
が、経済的見地および良好な硬化被覆を得るため
には成分(1)の重量に対し白金量として1〜
1000ppmの範囲が好ましい。 本発明においては成分(1)から成分(3)までをあら
かじめ均一に混合してから成分(4)を添加すること
が望ましい。 本発明の組成物は、シート状基材表面に塗布す
る場合、そのまま使用してもよく、また、オルガ
ノポリシロキサンを溶解し得る有機溶剤で希釈し
て使用してもよい。 このような有機溶剤としてはベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ヘプタン、
ヘキサン、ペンタンなどの脂肪族炭化水素、トリ
クロロエチレン、パークロロエチレンなどのハロ
ゲン化炭化水素、酢酸エチル、メチルエチルケト
ンなどが例示される。 本発明の組成物は、用途、目的によつて、ビニ
ル基を含まないジオルガノポリシロキサン、特公
昭56―39782号公報に記載されている成分(4)およ
び特公昭57―5418号公報に記載されている成分(ハ)
のようなオルガノポリシロキサン樹脂、フユーム
ドシリカ、湿式シリカなどを添加してもよい。 本発明の剥離性被膜形成用オルガノポリシロキ
サン組成物は保存安定性が良好であり、各種の
紙、合成樹脂フイルム、繊維、アルミニウムなど
のシート状諸基材表面に100℃以下の低温で、し
かも、短時間の硬化条件で密着性のすぐれた硬化
被膜を形成し、一方、粘着性物質に対しては非常
に安定した剥離能を示す。したがつて、熱によつ
て変形し易い合成樹脂フイルムや耐熱性の悪い紙
などに特に有効である。しかも、前記の諸基材へ
の塗工性がすぐれているため塗工量が少なくてす
み、また、低温、短時間で硬化するため生産効率
が飛躍的に向上するという効果がある。 次に、本発明の実施例を記載するが、部とある
のは重量部を意味し、粘度は25℃での値である。
また、ポツトライフ、硬化性、剥離抵抗、残留接
着率とは次に示す条件で測定したものである。 〔ポツトライフ〕 本発明の組成物を600mlの冷
却管付きガラスビンに450ml入れ、25℃で撹拌
(通常スターラーを使用するが、粘度が高い場
合は撹拌機を使用する)しながら放置し、所定
時間(通常24時間ごとに測定し、期間は1日、
2日または3日)ごとの粘度を測定する。 〔硬化性〕 本発明の組成物をシート状基材表面
に所定量を塗工する。次に、これを所定温度の
熱風循環式オーブンを使用して、完全に硬化被
膜を形成するのに要する時間(秒)を測定す
る。その硬化の判定は塗工面を軽く指でこす
り、塗工面の剥離がなく、かつ、塗工面が曇ら
なくなる時点とする。 〔剥離抵抗〕 本発明の組成物をシート状基材表
面に所定量を塗工し、所定温度および所定時間
で被膜を形成させた後、その被膜面にアクリル
系粘着剤として東洋インキ製造(株)製オリバイン
BPS5127またはゴム系粘着剤として同社製オ
リバインBPS2411を塗布し、70℃で2分間加
熱処理する。次に、はり合せ紙をはり合せ、25
℃で20g/cm2の荷重をのせ所定時間(通常1
日、30日、60日または1年間)エイジングさせ
る。エイジング後の試料を5cm巾に切断し、引
張り試験機を用い、180゜の角度で30cm/分の速
度ではり合せ紙を引張り、剥離するに要する力
(g)を測定する。 〔残留接着率〕 剥離抵抗の場合と同様のシート
状基材表面に被膜を形成させ、その表面に日東
電気工業(株)製のニツトーポリエステルテープ
31Bをはり合せる。次に、20g/cm2の荷重をの
せ、70℃で20時間加熱処理した後そのテープを
はがし、ステンレス板にはりつける。この処理
テープをステンレス板から、180゜の角度で30
cm/分の速度で剥離するに要する力(g)を測
定し、未処理の標準テープをステンレス板から
剥離するに要した力(g)に対する百分率で表
わす。 実施例 1 粘度400センチポイズの分子鎖末端ジメチルビ
ニルシリル基封鎖のジメチルシロキサンとメチル
ビニルシロキサンの共重合体(ビニル基含有量2
モル%)100部と、粘度20センチポイズの分子鎖
末端トリメチルシリル基封鎖のメチルハイドロジ
エンポリシロキサン5部を混合し、さらに、保存
安定剤として3―メチル―3―ペンテン―1―イ
ンを1部加えて均一に混合した後、上記のジメチ
ルシロキサンとメチルビニルシロキサンとの共重
合体に対し、白金換算で150ppmとなる量の白金
とビニルシロキサンとのコンプレツクスを添加
し、よく混合して本発明の組成物とした。 次に、比較例1として、上記で使用した保存安
定剤の代りに、3―メチル―1―ブチン―3―オ
ールを1部加えたほかは上記と同じ条件で組成物
を調製した。 これらの組成物について、前記した方法により
ポツトライフ、硬化性、剥離抵抗、残留接着率を
測定した。硬化性はポリエチレン貼合せクラフト
紙に0.8g/m2塗工し、90℃と100℃での硬化性を
測定した。また、剥離抵抗および残留接着率を調
べるため、ポリエチレン貼合せクラフト紙にそれ
ぞれ0.8g/m2塗工し、100℃で20秒間加熱処理し
た。なお、剥離抵抗を調べる方にはアクリル系粘
着剤として東洋インキ製造(株)製のオリバイン
BPS5127を使用した。 なお、比較例として保存安定剤を全く添加しな
いものについても、上記と同じ条件で実施した
が、触媒としての白金化合物を添加して混合中に
ゲル化してしまい、硬化が早くてポリエチレン貼
合せクラフト紙に塗工するまでに至らなかつた。 実施例および比較例1の試験結果を第1表およ
び第2表に示す。
【表】
【表】 本発明および比較例1とも、25℃で1日放置後
も粘度上昇はほとんど認められずポツトライフは
良好であつた。しかし、本発明は100℃で20秒間
の加熱処理で十分に硬化被膜を形成し、剥離抵
抗、残留接着率とも安定し良好であるが、比較例
1は、100℃で20秒間の加熱処理では硬化不足で
あり、そのため剥離抵抗が不安定で、残留接着率
も非常に悪く実用性に適さなかつた。 実施例 2 ジメチルシロキサンとメチルビニルシロキサン
とのガム状共重合体(ビニル基含有量1.5モル%)
100部と、粘度5センチポイズの分子鎖末端トリ
メチルシリル基封鎖のメチルハイドロジエンシロ
キサン3.5部、保存安定剤として3.5―ジメチル―
3―ヘキセン―1―イン0.8部をあらかじめトル
エン241部に混合溶解した。さらに、使用直前に
トルエン1345部と、上記のガム状共重合体に対
し、白金とビニルシロキサンとのコンプレツクス
を白金換算で120ppmになるように添加、混合し
本発明の組成物を調製した。 次に、比較例2として上記の保存安定剤の代り
に、3,5―ジメチル―1―ヘキセン―3―オー
ル0.8部、また、比較例3として、3―メチル―
1―ペンテン―3―オールを0.8部添加した他は
上記と同一条件で混合溶解した。 本発明、比較例2、比較例3の組成物につい
て、実施例1で行なつた試験項目を実施した。な
お、硬化性についてはポリエチレン貼合せクラフ
ト紙に0.7g/m2塗工し、90℃と100℃の条件で硬
化性を測定した。また、剥離抵抗と残留接着率に
ついては、ポリエチレン貼合せクラフト紙に0.7
g/m2塗工し、100℃で30秒間加熱処理して被膜
を形成させた。剥離抵抗に使用する粘着剤には東
洋インキ製造(株)製のオリバインBPS2411を用い
た。これらの試験結果を第3表および第4表に示
す。
【表】
【表】 本発明、比較例2および比較例3とも、25℃で
2日間放置後も粘度上昇はほとんど認められず、
ポツトライフは良好であつた。しかし、本発明は
100℃で30秒間加熱処理で十分な硬化被膜を形成
するため剥離抵抗、残留接着率とも極めて良好で
あつたが、比較例2および比較例3は100℃で30
秒間の条件では硬化不足のため、剥離抵抗、残留
接着率とも非常に悪く実用性に不適であつた。 実施例 3 ジメチルシロキサン・メチルフエニルシロキサ
ン・メチルビニルシロキサンのガム状共重合体
(ビニル基含有量1.5モル%、フエニル基含有量5
モル%)100部と、粘度20センチポイズの分子鎖
末端トリメチル基封鎖のメチルハイドロジエンポ
リシロキサン7部、保存安定剤として3―メチル
―3―ペンテン―1―インをそれぞれ0.1部(A)、
1部(B)、3部(C)をあらかじめトルエン241部に混
合溶解した。さらに、使用直前にトルエン1345部
と、上記のガム状共重合体に対し、白金とビニル
シロキサンとのコンプレツクスを白金換算で
180ppmになるように添加、混合して本発明の組
成物(A),(B),(C)を調製した。 比較例4として、3―メチル―3―ペンテン―
1―インを8部添加した以外は上記と同じ条件で
組成物を調製した。 比較例5として、上記の保存安定剤の代りに、
3,5―ジメチル―1―ヘキシン―3―オールを
1部(本発明(B)と対比)添加した以外は上記と同
じ条件で組成物を調製した。 本発明の組成物(A),(B),(C)ならびに比較例4,
5について、それぞれ実施例1で行なつた試験項
目について測定を実施した。なお、硬化性につい
ては、ポリプロピレンフイルムに0.4g/m2塗工
し、90℃と100℃の条件で硬化性を測定した。ま
た、剥離抵抗と残留接着率については、ポリプロ
ピレンフイルムに0.4g/m2塗工し、100℃で30秒
間加熱して被膜を形成させたものを用い、剥離抵
抗に用いる粘着剤には東洋インキ製造(株)製のオリ
バインBPS5127を使用した。 この測定結果を第5表および第6表に示した。
ポツトライフは本発明(A)が25℃で1日の放置でわ
ずかに粘度上昇が認められたが、それ以外の本発
明(B),(C),(D)および比較例4とも2日間放置後も
粘度上昇は認められなかつた。比較例4と比較例
5は100℃、30秒間の条件では硬化不足であつた
が、本発明(A),(B),(C)はその条件でも十分な硬化
被膜を形成し、剥離抵抗、残留接着率とも極めて
良好であつた。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (1) 25℃おける粘度が100センチポイズ以上
    で、1分子中にケイ素原子に結合する少なくと
    も2個のビニル基を含有する、実質的に線状構
    造のオルガノポリシロキサン 100重量部 (2) 1分子中に少なくとも2個のSiH基を含有す
    るオルガノハイドロジエンポリシロキサン
    0.3〜40重量部 〔ただし、(1)成分の1分子中のビニル基の数
    と(2)成分の1分子中のSiH基の数の合計が少な
    くとも5個である。〕 (3) 一般式 (式中、R1,R2,R3は水素原子または炭化
    水素基であり、R1,R2,R3の炭素数の総数は
    2〜6である。ただし、R1,R2,R3が炭化水
    素基であるときはR1とR2もしくはR2とR3が他
    端において相互に連結したものであつてもよ
    い)で示される不飽和炭化水素化合物
    0.01〜7重量部 および、 (4) 触媒量の白金系化合物 からなることを特徴とする剥離性被膜形成用オル
    ガノポリシロキサン組成物。
JP57075898A 1982-05-06 1982-05-06 剥離性被膜形成用オルガノポリシロキサン組成物 Granted JPS58191749A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57075898A JPS58191749A (ja) 1982-05-06 1982-05-06 剥離性被膜形成用オルガノポリシロキサン組成物
DE8383302456T DE3380145D1 (en) 1982-05-06 1983-04-29 Use of peelable film-forming organopolysiloxane compositions
US06/489,883 US4559396A (en) 1982-05-06 1983-04-29 Peellable film-forming organopolysiloxane compositions
EP19830302456 EP0094185B2 (en) 1982-05-06 1983-04-29 Use of peelable film-forming organopolysiloxane compositions
CA000427512A CA1232388A (en) 1982-05-06 1983-05-05 Peelable film-forming organopolysiloxane compositions

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57075898A JPS58191749A (ja) 1982-05-06 1982-05-06 剥離性被膜形成用オルガノポリシロキサン組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58191749A JPS58191749A (ja) 1983-11-09
JPS6346784B2 true JPS6346784B2 (ja) 1988-09-19

Family

ID=13589600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57075898A Granted JPS58191749A (ja) 1982-05-06 1982-05-06 剥離性被膜形成用オルガノポリシロキサン組成物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4559396A (ja)
EP (1) EP0094185B2 (ja)
JP (1) JPS58191749A (ja)
CA (1) CA1232388A (ja)
DE (1) DE3380145D1 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6173156A (ja) * 1984-09-19 1986-04-15 Toray Ind Inc 水なし平版印刷用原板
JPS61235461A (ja) * 1985-04-10 1986-10-20 Shin Etsu Chem Co Ltd 硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPS61238851A (ja) * 1985-04-17 1986-10-24 Shin Etsu Chem Co Ltd オルガノシロキサン組成物
CA1273144A (en) * 1985-05-07 1990-08-21 Takafumi Uemiya Cross-linked optical siloxane polymer
DE3527609A1 (de) * 1985-08-01 1987-02-05 Nordipa Ag Rbertragbare lackfolie und verfahren zu ihrer herstellung
US4609574A (en) * 1985-10-03 1986-09-02 Dow Corning Corporation Silicone release coatings containing higher alkenyl functional siloxanes
US4788240A (en) * 1986-05-28 1988-11-29 Toshiba Silicone Co., Ltd. Curable polyorganosiloxane compositions
US4839123A (en) * 1986-08-18 1989-06-13 Mobil Oil Corporation Process of applying a silicone release coating to an oriented polymer film
JPS63209318A (ja) * 1987-02-26 1988-08-30 Sony Corp 受信機
US5543082A (en) * 1988-05-09 1996-08-06 Dow Corning Corporation Silicone foam control compositions
US5187015A (en) * 1989-02-17 1993-02-16 Minnesota Mining And Manufacturing Company Ice release composition, article and method
US5212048A (en) * 1990-11-21 1993-05-18 Presstek, Inc. Silicone coating formulations and planographic printing plates made therewith
US5223344A (en) * 1991-12-20 1993-06-29 General Electric Company Heat curable platinum catalyzed silicone coating compositions
US5387465A (en) * 1992-07-30 1995-02-07 General Electric Company Paper adhesive release system
US5861467A (en) * 1993-05-18 1999-01-19 Dow Corning Corporation Radiation curable siloxane compositions containing vinyl ether functionality and methods for their preparation
JPH07110574A (ja) * 1993-12-13 1995-04-25 Toray Ind Inc 水なし平版印刷用原板の製造方法
US5486578A (en) * 1993-12-30 1996-01-23 Dow Corning Corporation Curable silicone coatings containing silicone resins
US5625023A (en) 1994-12-09 1997-04-29 Dow Corning Corporation Aerosol suppressant compositions for silicone coatings
US5824761A (en) * 1995-05-18 1998-10-20 Dow Corning Corporation Radiation curable compositions containing vinyl ether functionality and methods for their preparation
DE19541451A1 (de) * 1995-11-07 1997-05-15 Wacker Chemie Gmbh Vernetzbare Zusammensetzungen
GB9526498D0 (en) 1995-12-23 1996-02-28 Dow Corning Silicone release coating compositions
US6677407B1 (en) 1996-08-28 2004-01-13 Dow Corning Corporation Coating with organopolysiloxane, organohydrogensilicon, platinum catalyst and silylated acetylenic compound
US5994454A (en) * 1996-10-25 1999-11-30 Dow Corning Corporation Aerosol suppressant compositions for silicone coatings
JP3607441B2 (ja) * 1996-11-28 2005-01-05 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物
US5777047A (en) * 1996-12-30 1998-07-07 Dow Corning Corporation Organosiloxane compositions with fluorinated resins curable to silicone elastomers having low weep
US5756598A (en) * 1996-12-30 1998-05-26 Dow Corning Corporation Resin-containing organosiloxane compositions curable to silicone elastomers having low weep
US5708075A (en) * 1996-12-30 1998-01-13 Dow Corning Corporation Silicone release coating compositions

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL129346C (ja) * 1966-06-23
US3983298A (en) * 1975-04-18 1976-09-28 Dow Corning Corporation Polyorganosiloxane pressure sensitive adhesives and articles therefrom
US3989668A (en) * 1975-07-14 1976-11-02 Dow Corning Corporation Method of making a silicone elastomer and the elastomer prepared thereby
JPS5265556A (en) * 1975-11-27 1977-05-31 Shin Etsu Chem Co Ltd Curable organopolysiloxane compositions
JPS553460A (en) * 1978-06-26 1980-01-11 Toray Silicone Co Ltd Composition for forming release film
US4256870A (en) * 1979-05-17 1981-03-17 General Electric Company Solventless release compositions, methods and articles of manufacture
US4288345A (en) * 1980-02-06 1981-09-08 General Electric Company Platinum complex
JPS56167755A (en) * 1980-05-30 1981-12-23 Shin Etsu Chem Co Ltd Organopolysiloxane composition
JPS6228984B2 (ja) * 1980-10-31 1987-06-23 Dow Corning
US4340710A (en) * 1981-04-02 1982-07-20 General Electric Company Addition cure coating with improved adhesion
US4347346A (en) * 1981-04-02 1982-08-31 General Electric Company Silicone release coatings and inhibitors
US4336364A (en) * 1981-07-20 1982-06-22 Dow Corning Corporation Method of producing organosilicon composition with in situ produced cure inhibitor
JPS6054991B2 (ja) * 1982-04-02 1985-12-03 ト−レ・シリコ−ン株式会社 オルガノポリシロキサン組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58191749A (ja) 1983-11-09
DE3380145D1 (en) 1989-08-10
EP0094185A3 (en) 1986-08-13
CA1232388A (en) 1988-02-02
EP0094185B1 (en) 1989-07-05
EP0094185B2 (en) 1996-09-04
EP0094185A2 (en) 1983-11-16
US4559396A (en) 1985-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6346784B2 (ja)
JPH0786193B2 (ja) 付加硬化型シリコーン感圧接着剤
JP3198926B2 (ja) 硬化性シリコーン剥離剤組成物及び剥離紙
JP2750896B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物
JPH0791471B2 (ja) 剥離性皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物
JPH07188562A (ja) シリコーン系剥離組成物
JP2946963B2 (ja) 剥離性皮膜形成用シリコーン組成物及び剥離性皮膜
JPS59126475A (ja) 剥離性皮膜形成用組成物
JPH02145649A (ja) 剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物
JPH0478653B2 (ja)
US5288830A (en) Curable organopolysiloxane composition
JPH02166163A (ja) 離型紙用組成物
JP3891260B2 (ja) 硬化性シリコ−ン剥離剤組成物及び剥離紙
JPS6320871B2 (ja)
JPH0649413A (ja) 剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物
JPH06220327A (ja) 剥離紙用シリコーン組成物
JPH0112786B2 (ja)
JPS6350371B2 (ja)
JPH01217068A (ja) 離型性組成物
JPH0319268B2 (ja)
JPH01215857A (ja) 剥離紙用オルガノポリシロキサン組成物
JP4093542B2 (ja) 硬化性シリコーン剥離剤組成物及びそれを使用してなる剥離紙
JP2002161208A (ja) シリコーン剥離剤組成物及び剥離紙
JPH0523305B2 (ja)
JP2508898B2 (ja) 剥離紙の製造方法