JPH06267448A - カラー陰極線管 - Google Patents
カラー陰極線管Info
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- JPH06267448A JPH06267448A JP5053921A JP5392193A JPH06267448A JP H06267448 A JPH06267448 A JP H06267448A JP 5053921 A JP5053921 A JP 5053921A JP 5392193 A JP5392193 A JP 5392193A JP H06267448 A JPH06267448 A JP H06267448A
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- Japan
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- shadow mask
- grill
- mask
- ray tube
- cathode ray
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- Pending
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/06—Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
- H01J29/07—Shadow masks for colour television tubes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/07—Shadow masks
- H01J2229/0716—Mounting arrangements of aperture plate to frame or vessel
Landscapes
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 張力をかけて張架保持する場合のシャドウマ
スクの湾曲を解消する。 【構成】 シャドウマスク構体７はマスクフレーム９
ａ，９ｂ間に架張されたシャドウマスク８とから構成さ
れ、シャドウマスクは多数のグリル８ｅと、このグリル
の所々に隣接するグリルを繋ぐブリッジ８ｆを有し、上
記グリル部分とブリッジ部分とでそれらの板厚を異なら
せた。 【効果】 表示画像の精細度を上げるためにシャドウマ
スクの電子ビーム通過孔を縮小し配列密度を増しても、
シャドウマスクの電子ビーム通過孔の位置変位が抑制さ
れ、ランディングミスが低減される。
スクの湾曲を解消する。 【構成】 シャドウマスク構体７はマスクフレーム９
ａ，９ｂ間に架張されたシャドウマスク８とから構成さ
れ、シャドウマスクは多数のグリル８ｅと、このグリル
の所々に隣接するグリルを繋ぐブリッジ８ｆを有し、上
記グリル部分とブリッジ部分とでそれらの板厚を異なら
せた。 【効果】 表示画像の精細度を上げるためにシャドウマ
スクの電子ビーム通過孔を縮小し配列密度を増しても、
シャドウマスクの電子ビーム通過孔の位置変位が抑制さ
れ、ランディングミスが低減される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー陰極線管に係
り、特にスロット型シャドウマスクを備えたカラー陰極
線管に関する。
り、特にスロット型シャドウマスクを備えたカラー陰極
線管に関する。
【０００２】
【従来の技術】現在広く普及しているカラー陰極線管
は、所謂シャドウマスク型カラー陰極線管である。上記
カラー陰極線管に備えるシャドウマスクは、電子銃から
発射された３本の電子ビームをパネル内面に区分して塗
布された赤，緑，青の３色の蛍光体のそれぞれに分担し
て射突するように各電子ビームの進路を選択制御するこ
とにある。
は、所謂シャドウマスク型カラー陰極線管である。上記
カラー陰極線管に備えるシャドウマスクは、電子銃から
発射された３本の電子ビームをパネル内面に区分して塗
布された赤，緑，青の３色の蛍光体のそれぞれに分担し
て射突するように各電子ビームの進路を選択制御するこ
とにある。
【０００３】この種のシャドウマスクは、一般に鉄また
は熱膨張係数の小さな鉄・ニッケル合金の薄い板に丸穴
あるいは長方形、もしくはすだれ状の電子ビーム通過孔
を有し、パネル内面には、このシャドウマスクの電子ビ
ーム通過孔形状に対応した形状で蛍光体が上記のように
区分されて形成される。そして、丸穴をもつシャドウマ
スクをドット型シャドウマスク、長方形をもつシャドウ
マスクをスロット型シャドウマスク、すだれ状電子ビー
ム通過孔をもつものをグリル型シャドウマスクと称する
ことにする。
は熱膨張係数の小さな鉄・ニッケル合金の薄い板に丸穴
あるいは長方形、もしくはすだれ状の電子ビーム通過孔
を有し、パネル内面には、このシャドウマスクの電子ビ
ーム通過孔形状に対応した形状で蛍光体が上記のように
区分されて形成される。そして、丸穴をもつシャドウマ
スクをドット型シャドウマスク、長方形をもつシャドウ
マスクをスロット型シャドウマスク、すだれ状電子ビー
ム通過孔をもつものをグリル型シャドウマスクと称する
ことにする。
【０００４】スロット型シャドウマスクはグリル型シャ
ドウマスクの並列するグリルの所々にグリルを連結する
ブリッジを有する構造と考えることもできる。一般に、
ドット型シャドウマスクとスロット型シャドウマスクは
球面状に成形されることが多く、グリル型シャドウマス
クは上下に張力をかけてシリンダー状に保持される。
ドウマスクの並列するグリルの所々にグリルを連結する
ブリッジを有する構造と考えることもできる。一般に、
ドット型シャドウマスクとスロット型シャドウマスクは
球面状に成形されることが多く、グリル型シャドウマス
クは上下に張力をかけてシリンダー状に保持される。
【０００５】シャドウマスクは陰極線管の動作中に電子
ビームの衝突によって温度が上がり、熱膨張する。近年
の陰極線管は高精細度表示の要求が強まっており、画像
表示の精度が上がるにつれ、シャドウマスクの熱膨張に
起因する当該電子ビーム通過孔の変位による蛍光面上で
の電子ビームのランディング位置のずれを高度に抑制す
る必要性がますます強くなってきた。
ビームの衝突によって温度が上がり、熱膨張する。近年
の陰極線管は高精細度表示の要求が強まっており、画像
表示の精度が上がるにつれ、シャドウマスクの熱膨張に
起因する当該電子ビーム通過孔の変位による蛍光面上で
の電子ビームのランディング位置のずれを高度に抑制す
る必要性がますます強くなってきた。
【０００６】上記熱膨張を低減させるために、シャドウ
マスクの構成材料として熱膨張係数の小さい高価な鉄・
ニッケル合金を用いたり、シャドウマスクをマスクフレ
ームに張力をかけて張架保持することが行われている。
上記シャドウマスクに張力をかけて架張保持するものに
おいては、グリル型シャドウマスクを画像表示面の上下
方向に張力を印加してシリンダー状に架張する際に、当
該グリル同士が絡み合って取扱いに困難を来す。
マスクの構成材料として熱膨張係数の小さい高価な鉄・
ニッケル合金を用いたり、シャドウマスクをマスクフレ
ームに張力をかけて張架保持することが行われている。
上記シャドウマスクに張力をかけて架張保持するものに
おいては、グリル型シャドウマスクを画像表示面の上下
方向に張力を印加してシリンダー状に架張する際に、当
該グリル同士が絡み合って取扱いに困難を来す。
【０００７】上記の各種の問題点を解消するために、例
えば米国特許第４９７３２８３号明細書に開示されたよ
うに、ドット型シャドウマスクやスロット型シャドウマ
スクを張力をかけてマスクフレームに保持する試みがな
されている。
えば米国特許第４９７３２８３号明細書に開示されたよ
うに、ドット型シャドウマスクやスロット型シャドウマ
スクを張力をかけてマスクフレームに保持する試みがな
されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
技術において、スロット型シャドウマスクを画像表示面
に上下方向に張力をかけて保持する場合には、シャドウ
マスクを薄くしてもブリッジがあるのでグリルが互いに
絡み合うという問題は生ぜず、マスクフレームを軽くす
ることができるという利点がある一方、スロット型シャ
ドウマスクを上下方向に張力をかけて保持する場合はポ
アソン比で生ずる左右方向の張力がブリッジによって左
右に伝播し、シャドウマスクのグリルが中心から左右に
離れるにしたがって上下方向に直線でなくなり、中心の
方向に湾曲するという問題が生じる。
技術において、スロット型シャドウマスクを画像表示面
に上下方向に張力をかけて保持する場合には、シャドウ
マスクを薄くしてもブリッジがあるのでグリルが互いに
絡み合うという問題は生ぜず、マスクフレームを軽くす
ることができるという利点がある一方、スロット型シャ
ドウマスクを上下方向に張力をかけて保持する場合はポ
アソン比で生ずる左右方向の張力がブリッジによって左
右に伝播し、シャドウマスクのグリルが中心から左右に
離れるにしたがって上下方向に直線でなくなり、中心の
方向に湾曲するという問題が生じる。
【０００９】グリル型シャドウマスクもスロット型シャ
ドウマスクも本来の機能である色選択の機能を果たす部
分はグリル部分である。スロット型シャドウマスクの場
合にはグリル型シャドウマスクの製作過程においてグリ
ルが相互に絡み合って取扱いが大変不便であるという欠
点を解消するために、並列するグリルを相互に機械的に
連結するように所々にグリル同士を繋ぐブリッジがある
構成と考えることもできる。
ドウマスクも本来の機能である色選択の機能を果たす部
分はグリル部分である。スロット型シャドウマスクの場
合にはグリル型シャドウマスクの製作過程においてグリ
ルが相互に絡み合って取扱いが大変不便であるという欠
点を解消するために、並列するグリルを相互に機械的に
連結するように所々にグリル同士を繋ぐブリッジがある
構成と考えることもできる。
【００１０】グリル型シャドウマスクには、上下に張力
をかけてシリンダー状（シリンドリカル）に保持される
が、スロット型シャドウマスクは球面に成形されるのが
普通である。スロット型シャドウマスクの場合、画像表
示の精細度が上がるにつれて、シャドウマスクの材料と
して膨張係数の小さい鉄・ニッケル合金を用いればよい
がこの材料は上記したように高価である。
をかけてシリンダー状（シリンドリカル）に保持される
が、スロット型シャドウマスクは球面に成形されるのが
普通である。スロット型シャドウマスクの場合、画像表
示の精細度が上がるにつれて、シャドウマスクの材料と
して膨張係数の小さい鉄・ニッケル合金を用いればよい
がこの材料は上記したように高価である。
【００１１】スロット型シャドウマスクを鉄で作り、グ
リル型シャドウマスクのように上下に張力をかけて保持
するが、そのマスクフレームは機械的に大きな剛性が要
求されるために重くなるという不具合も生じる。また、
スロット型シャドウマスクをグリルに平行に上下に張力
をかけて保持すると、ポアソン比で生じる左右方向の張
力がブリッジに伝わってシャドウマスクのグリルが中心
から左右に離れるにしたがって上下方向に直線でなく中
心方向に湾曲するという不具合が生じることは前記した
とおりである。
リル型シャドウマスクのように上下に張力をかけて保持
するが、そのマスクフレームは機械的に大きな剛性が要
求されるために重くなるという不具合も生じる。また、
スロット型シャドウマスクをグリルに平行に上下に張力
をかけて保持すると、ポアソン比で生じる左右方向の張
力がブリッジに伝わってシャドウマスクのグリルが中心
から左右に離れるにしたがって上下方向に直線でなく中
心方向に湾曲するという不具合が生じることは前記した
とおりである。
【００１２】本発明の目的は、上記従来技術の問題を解
消し、上下方向に張力をかけて張架保持する場合のグリ
ルの湾曲を解消したスロット型シャドウマスクを備えた
カラー陰極線管を提供することにある。
消し、上下方向に張力をかけて張架保持する場合のグリ
ルの湾曲を解消したスロット型シャドウマスクを備えた
カラー陰極線管を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、蛍光面体を内面に形成したパネルと、電
子銃を収容するネックと、パネルとネックとを連接する
ファンネルとからなる真空外囲器を備え、上記パネル内
に懸架されたスロット型シャドウマスクをもつシャドウ
マスク構体を少なくとも有するカラー陰極線管におい
て、前記シャドウマスク構体はマスクフレームと、この
マスクフレームに架張されたシャドウマスクとから構成
され、上記シャドウマスクは多数のグリルと、このグリ
ルの所々に隣接するグリルを繋ぐブリッジを有し、上記
グリル部分とブリッジ部分とでそれらの板厚を異ならせ
たことを特徴とする。
に、本発明は、蛍光面体を内面に形成したパネルと、電
子銃を収容するネックと、パネルとネックとを連接する
ファンネルとからなる真空外囲器を備え、上記パネル内
に懸架されたスロット型シャドウマスクをもつシャドウ
マスク構体を少なくとも有するカラー陰極線管におい
て、前記シャドウマスク構体はマスクフレームと、この
マスクフレームに架張されたシャドウマスクとから構成
され、上記シャドウマスクは多数のグリルと、このグリ
ルの所々に隣接するグリルを繋ぐブリッジを有し、上記
グリル部分とブリッジ部分とでそれらの板厚を異ならせ
たことを特徴とする。
【００１４】また、本発明は、蛍光面体を内面に形成し
たパネルと、電子銃を収容するネックと、パネルとネッ
クとを連接するファンネルとからなる真空外囲器を備
え、上記パネル内に懸架されたスロット型シャドウマス
クをもつシャドウマスク構体を少なくとも有するカラー
陰極線管において、前記シャドウマスク構体はマスクフ
レームと、このマスクフレームに架張されたシャドウマ
スクとから構成され、上記シャドウマスクは多数のグリ
ルと、このグリルの所々に隣接するグリルを繋ぐブリッ
ジを有し、上記グリル部分とブリッジ部分の少なくとも
一方の断面を凹状としたことを特徴とする。
たパネルと、電子銃を収容するネックと、パネルとネッ
クとを連接するファンネルとからなる真空外囲器を備
え、上記パネル内に懸架されたスロット型シャドウマス
クをもつシャドウマスク構体を少なくとも有するカラー
陰極線管において、前記シャドウマスク構体はマスクフ
レームと、このマスクフレームに架張されたシャドウマ
スクとから構成され、上記シャドウマスクは多数のグリ
ルと、このグリルの所々に隣接するグリルを繋ぐブリッ
ジを有し、上記グリル部分とブリッジ部分の少なくとも
一方の断面を凹状としたことを特徴とする。
【００１５】上記凹状部はグリルに沿って上端から下端
まで連続して形成するか、グリルとブリッジの連結部分
の両側の上記グリルにのみ形成してもよい。
まで連続して形成するか、グリルとブリッジの連結部分
の両側の上記グリルにのみ形成してもよい。
【００１６】
【作用】上記構成としたことにより、スロット型シャド
ウマスクをそのグリルと平行な上下方向に張力をかけて
保持したときに、その張力に対向するためにマスクフレ
ームの機械的剛性を大きくすることで重くなるという不
具合や、グリルが中心から離れるにしたがって湾曲する
という不具合がグリルを薄くすることで解消される。
ウマスクをそのグリルと平行な上下方向に張力をかけて
保持したときに、その張力に対向するためにマスクフレ
ームの機械的剛性を大きくすることで重くなるという不
具合や、グリルが中心から離れるにしたがって湾曲する
という不具合がグリルを薄くすることで解消される。
【００１７】また、ポアソン比で生じる左右方向の張力
がブリッジによって隣接グリルに伝わり中心方向に湾曲
する不具合を解消するには、ブリッジの個数、その厚さ
は小さい方がよい。本発明では基本的にはブリッジの厚
さを薄くする方法を採用しており、これにグリルの厚さ
を薄くする方法を合わせ持たせればさらに効果的であ
る。
がブリッジによって隣接グリルに伝わり中心方向に湾曲
する不具合を解消するには、ブリッジの個数、その厚さ
は小さい方がよい。本発明では基本的にはブリッジの厚
さを薄くする方法を採用しており、これにグリルの厚さ
を薄くする方法を合わせ持たせればさらに効果的であ
る。
【００１８】また、グリル、ブリッジの少なくとも何れ
かの断面形状を凹状とすることにより、上記ポアソン比
で生じる左右方向の張力に対してスプリング作用を与
え、グリルの湾曲を緩和できる。
かの断面形状を凹状とすることにより、上記ポアソン比
で生じる左右方向の張力に対してスプリング作用を与
え、グリルの湾曲を緩和できる。
【００１９】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図１は本発明のカラー陰極線管の１
実施例を説明する概略断面図であって、１はパネル、２
はファンネル、３はネック、４は電子銃、５は偏向ヨー
ク、６は蛍光面、７はシャドウマスク構体、８はスロッ
ト型シャドウマスク、９ａ，９ｂはマスクフレーム、１
０ａ（１０ｂは図示せず）は支持フレームである。
て詳細に説明する。図１は本発明のカラー陰極線管の１
実施例を説明する概略断面図であって、１はパネル、２
はファンネル、３はネック、４は電子銃、５は偏向ヨー
ク、６は蛍光面、７はシャドウマスク構体、８はスロッ
ト型シャドウマスク、９ａ，９ｂはマスクフレーム、１
０ａ（１０ｂは図示せず）は支持フレームである。
【００２０】同図において、シャドウマスク構体７は一
対の支持フレーム１０ａ（１０ｂ）で所定の間隔で固定
されたマスクフレーム９ａ，９ｂに張力をかけてスロッ
ト型シャドウマスク８を固定してなる。この構成におい
て、電子銃４から発射された３本の電子ビームＲ，Ｇ，
Ｂは偏向ヨーク５により水平と垂直の２方向に偏向さ
れ、シャドウマスク構体７のスロット型シャドウマスク
８に設けた電子ビーム通過孔であるスロットで色選択を
受け、蛍光面６を構成する所定の蛍光体に射突する。
対の支持フレーム１０ａ（１０ｂ）で所定の間隔で固定
されたマスクフレーム９ａ，９ｂに張力をかけてスロッ
ト型シャドウマスク８を固定してなる。この構成におい
て、電子銃４から発射された３本の電子ビームＲ，Ｇ，
Ｂは偏向ヨーク５により水平と垂直の２方向に偏向さ
れ、シャドウマスク構体７のスロット型シャドウマスク
８に設けた電子ビーム通過孔であるスロットで色選択を
受け、蛍光面６を構成する所定の蛍光体に射突する。
【００２１】各電子ビームＲ，Ｇ，Ｂは、電子銃を構成
する制御電極に与えられる駆動信号で駆動され、３本の
電子ビームの所定の電流比で所定の色彩画像を表現す
る。なお、シャドウマスク構体７はパネル１の側壁にス
プリング懸架機構により懸架支持されている。図２は本
発明のカラー陰極線管に装着されるシャドウマスク構体
の斜視図である。
する制御電極に与えられる駆動信号で駆動され、３本の
電子ビームの所定の電流比で所定の色彩画像を表現す
る。なお、シャドウマスク構体７はパネル１の側壁にス
プリング懸架機構により懸架支持されている。図２は本
発明のカラー陰極線管に装着されるシャドウマスク構体
の斜視図である。
【００２２】このシャドウマスク構体７は、一対の支持
フレーム１０ａ（１０ｂ）で所定の間隔で固定されたマ
スクフレーム９ａ，９ｂに張力をかけて固着されたスロ
ット型シャドウマスク８からなる。このスロット型シャ
ドウマスク８は、長手方向両端部８ａ，８ｂでマスクフ
レーム９ａ，９ｂに張力を印加して溶接固定される。ス
ロット型シャドウマスク８に印加される張力は、マスク
フレーム９ａ，９ｂを所定の間隔で支持する支持フレー
ム１０ａ，１０ｂで支えられる。
フレーム１０ａ（１０ｂ）で所定の間隔で固定されたマ
スクフレーム９ａ，９ｂに張力をかけて固着されたスロ
ット型シャドウマスク８からなる。このスロット型シャ
ドウマスク８は、長手方向両端部８ａ，８ｂでマスクフ
レーム９ａ，９ｂに張力を印加して溶接固定される。ス
ロット型シャドウマスク８に印加される張力は、マスク
フレーム９ａ，９ｂを所定の間隔で支持する支持フレー
ム１０ａ，１０ｂで支えられる。
【００２３】また、スロット型シャドウマスク８は、上
下方向（垂直方向）に平行に多数配置されたグリル８ｅ
と、隣接するグリル８ｅの間で両者を連結するブリッジ
８ｆを有している。このスロット型シャドウマスク８を
マスクフレーム９ａ，９ｂに張力を与えて架張する場
合、印加する張力でグリル８ｅは伸びる。このとき、グ
リル８ｅにはポアソン比で決まる横方向の引張力が生
じ、これがグリル８ｅ間を連結するブリッジ８ｆに対し
て横方向への伸び力として印加される。
下方向（垂直方向）に平行に多数配置されたグリル８ｅ
と、隣接するグリル８ｅの間で両者を連結するブリッジ
８ｆを有している。このスロット型シャドウマスク８を
マスクフレーム９ａ，９ｂに張力を与えて架張する場
合、印加する張力でグリル８ｅは伸びる。このとき、グ
リル８ｅにはポアソン比で決まる横方向の引張力が生
じ、これがグリル８ｅ間を連結するブリッジ８ｆに対し
て横方向への伸び力として印加される。
【００２４】しかし、本実施例では、上記ブリッジ８ｆ
の板厚をグリル８ｅの板厚より薄く形成しているため、
横方向の伸びは主としてブリッジ８ｆを横方向に伸ばす
ことになり、結果としてグリル８ｅの湾曲が低減され、
従来のような電子ビームのランディングずれは起きな
い。また、上記実施例に代えて、グリル８ｅの板厚をブ
リッジ８ｆの板厚よりも薄く形成しても、上記グリル８
ｅにかかるポアソン比で決まる横方向の引張力はグリル
８ｅ自身を横方向に伸ばす作用を生じ、同様にグリル８
ｅの湾曲が低減され、従来のような電子ビームのランデ
ィングずれは起きない。
の板厚をグリル８ｅの板厚より薄く形成しているため、
横方向の伸びは主としてブリッジ８ｆを横方向に伸ばす
ことになり、結果としてグリル８ｅの湾曲が低減され、
従来のような電子ビームのランディングずれは起きな
い。また、上記実施例に代えて、グリル８ｅの板厚をブ
リッジ８ｆの板厚よりも薄く形成しても、上記グリル８
ｅにかかるポアソン比で決まる横方向の引張力はグリル
８ｅ自身を横方向に伸ばす作用を生じ、同様にグリル８
ｅの湾曲が低減され、従来のような電子ビームのランデ
ィングずれは起きない。
【００２５】なお、上記したグリル８ｅとブリッジ８ｆ
の板厚の少なくとも一方の板厚を他方の板厚より薄く形
成することに加えて、両者の板厚をスロット型シャドウ
マスク８の他の部分、すなわちマスクフレーム９ａ，９
ｂに固着する部分や最外側列のグリル８ｃ，８ｄの板厚
より薄く形成することによって、上記シャドウマスク固
定における張力は上記最外側列のグリル８ｃ，８ｄの剛
性によってグリル８ｅに対する横方向の引張力としての
作用が低減される。したがって、上記と同様にグリル８
ｅの湾曲が低減され、従来のような電子ビームのランデ
ィングずれは起きない。
の板厚の少なくとも一方の板厚を他方の板厚より薄く形
成することに加えて、両者の板厚をスロット型シャドウ
マスク８の他の部分、すなわちマスクフレーム９ａ，９
ｂに固着する部分や最外側列のグリル８ｃ，８ｄの板厚
より薄く形成することによって、上記シャドウマスク固
定における張力は上記最外側列のグリル８ｃ，８ｄの剛
性によってグリル８ｅに対する横方向の引張力としての
作用が低減される。したがって、上記と同様にグリル８
ｅの湾曲が低減され、従来のような電子ビームのランデ
ィングずれは起きない。
【００２６】図３は本発明のカラー陰極線管に装着され
るシャドウマスク構体の他の実施例の要部平面図、図４
は図３のＡ−Ａ断面図である。スロット型シャドウマス
ク８は多数のグリル８ｅ間をブリッジ８ｆで連結し、こ
れらグリル８ｅとブリッジ８ｆとで形成される多数のス
ロット１１を有している。
るシャドウマスク構体の他の実施例の要部平面図、図４
は図３のＡ−Ａ断面図である。スロット型シャドウマス
ク８は多数のグリル８ｅ間をブリッジ８ｆで連結し、こ
れらグリル８ｅとブリッジ８ｆとで形成される多数のス
ロット１１を有している。
【００２７】スロット型シャドウマスク８の板厚は０．
０２５ｍｍ、グリル８ｅはこれをエッチング処理で断面
が凹形状の空洞部８ｈを形成すると共にブリッジ８ｆの
裏面を同様にエッチング処理で断面が凹形状の空洞部８
ｉを形成する。グリル８ｅの蛍光面側（図の手前側）の
幅は約０．１８ｍｍ、電子銃側（図の裏側）の幅は約
０．２２ｍｍ、グリル８ｅの空洞部の深さは約０．０１
４ｍｍである。これによって、グリル８ｅの実質的な厚
みは約５０％減少する。
０２５ｍｍ、グリル８ｅはこれをエッチング処理で断面
が凹形状の空洞部８ｈを形成すると共にブリッジ８ｆの
裏面を同様にエッチング処理で断面が凹形状の空洞部８
ｉを形成する。グリル８ｅの蛍光面側（図の手前側）の
幅は約０．１８ｍｍ、電子銃側（図の裏側）の幅は約
０．２２ｍｍ、グリル８ｅの空洞部の深さは約０．０１
４ｍｍである。これによって、グリル８ｅの実質的な厚
みは約５０％減少する。
【００２８】図２に示したように、ブリッジ８ｆは約１
ｍｍ間隔でグリル８ｅを連結しており、上下方向幅は約
０．０８ｍｍ、横方向幅は約０．１２ｍｍである。ブリ
ッジ８ｆの実質的厚さは、空洞部８ｉを形成したことに
より約０．０１ｍｍである。このような構造のスロット
型シャドウマスク８を前記図２に示したようにマスクフ
レームに張力を与えて張架し固着すると、前記したよう
に、グリル８ｅにはポアソン比で定まる横方向の力が生
じ、この力がブリッジ８ｆに対して互いに引き寄せる力
として作用する。
ｍｍ間隔でグリル８ｅを連結しており、上下方向幅は約
０．０８ｍｍ、横方向幅は約０．１２ｍｍである。ブリ
ッジ８ｆの実質的厚さは、空洞部８ｉを形成したことに
より約０．０１ｍｍである。このような構造のスロット
型シャドウマスク８を前記図２に示したようにマスクフ
レームに張力を与えて張架し固着すると、前記したよう
に、グリル８ｅにはポアソン比で定まる横方向の力が生
じ、この力がブリッジ８ｆに対して互いに引き寄せる力
として作用する。
【００２９】しかし、グリル８ｅとブリッジ８ｆに形成
した空洞部８ｈと８ｉの繋ぎ部分８ｇがスプリングとし
て働き、グリル８ｅに発生した横方向の力はこの繋ぎ部
分８ｇに吸収され、ブリッジ８ｆにはその一部しか伝達
されない。これによって、グリル８ｅが中心から左右横
方向に離れるにしたがって上下方向に直線でなくなり中
心方向に湾曲することが阻止される。
した空洞部８ｈと８ｉの繋ぎ部分８ｇがスプリングとし
て働き、グリル８ｅに発生した横方向の力はこの繋ぎ部
分８ｇに吸収され、ブリッジ８ｆにはその一部しか伝達
されない。これによって、グリル８ｅが中心から左右横
方向に離れるにしたがって上下方向に直線でなくなり中
心方向に湾曲することが阻止される。
【００３０】さらに、グリル８ｅが中心から左右に離れ
るにつれて中心方向に湾曲することがないように、最外
側列のグリル８ｃ，８ｄを幅広くとることができる。本
実施例では、グリル８ｅの幅は約０．２ｍｍ、最外側列
のグリル８ｃ，８ｄの幅は約５ｍｍである。このよう
に、グリル８ｅの湾曲を少なくするように最外側列のグ
リル８ｃ，８ｄをさらに幅広くしたり、さらにその幅方
向外側縁を電子銃側に折り曲げて耐振動効果を高めるこ
とも可能である。
るにつれて中心方向に湾曲することがないように、最外
側列のグリル８ｃ，８ｄを幅広くとることができる。本
実施例では、グリル８ｅの幅は約０．２ｍｍ、最外側列
のグリル８ｃ，８ｄの幅は約５ｍｍである。このよう
に、グリル８ｅの湾曲を少なくするように最外側列のグ
リル８ｃ，８ｄをさらに幅広くしたり、さらにその幅方
向外側縁を電子銃側に折り曲げて耐振動効果を高めるこ
とも可能である。
【００３１】図５は本発明のカラー陰極線管に装着され
るシャドウマスク構体のさらに他の実施例の要部平面
図、図６は図５のＢ−Ｂ断面図であって、図３，４と同
一符号は同一部分に対応し、８ｊ，８ｋはグリル８ｅの
電子銃側においてブリッジ８ｆの両側に形成した空洞部
である。この実施例では、前記図３で説明した実施例が
グリル８ｅの両側に上端から下端まで連続する空洞部を
設けることに代えて、グリル８ｅとブリッジ８ｆの連結
部分の周辺に限定した空洞部８ｊ，８ｋを形成したもの
である。
るシャドウマスク構体のさらに他の実施例の要部平面
図、図６は図５のＢ−Ｂ断面図であって、図３，４と同
一符号は同一部分に対応し、８ｊ，８ｋはグリル８ｅの
電子銃側においてブリッジ８ｆの両側に形成した空洞部
である。この実施例では、前記図３で説明した実施例が
グリル８ｅの両側に上端から下端まで連続する空洞部を
設けることに代えて、グリル８ｅとブリッジ８ｆの連結
部分の周辺に限定した空洞部８ｊ，８ｋを形成したもの
である。
【００３２】この実施例によっても、前記実施例と同様
に、グリル８ｅが中心から左右横方向に離れるにしたが
って上下方向に直線でなくなり中心方向に湾曲すること
が阻止され電子ビームのミスランディングを防止でき
る。なお、本発明は、前記従来技術の項で説明した米国
特許第４９７３２８３号明細書に開示されたような、マ
スクフレームをパネルに接着した形式のカラー陰極線管
のシャドウマスクにも適用できることは言うまでもな
い。
に、グリル８ｅが中心から左右横方向に離れるにしたが
って上下方向に直線でなくなり中心方向に湾曲すること
が阻止され電子ビームのミスランディングを防止でき
る。なお、本発明は、前記従来技術の項で説明した米国
特許第４９７３２８３号明細書に開示されたような、マ
スクフレームをパネルに接着した形式のカラー陰極線管
のシャドウマスクにも適用できることは言うまでもな
い。
【００３３】また、これまではスロット型シャドウマス
クを、一対の支持フレーム１０ａ，１０ｂで所定の間隔
で固定された一対のマスクフレーム９ａ，９ｂのみに張
力をかけて固着した場合について説明したが、本発明は
枠状のマスクフレームにスロット型シャドウマスクの周
囲４辺を固着した場合についても同様にシャドウマスク
の不都合な変形を抑制する効果がある。
クを、一対の支持フレーム１０ａ，１０ｂで所定の間隔
で固定された一対のマスクフレーム９ａ，９ｂのみに張
力をかけて固着した場合について説明したが、本発明は
枠状のマスクフレームにスロット型シャドウマスクの周
囲４辺を固着した場合についても同様にシャドウマスク
の不都合な変形を抑制する効果がある。
【００３４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示画像の精細度を上げるためのシャドウマスクの電子
ビーム通過孔を小さくし配列密度を増して電子ビームの
電流値を増大させても、シャドウマスク材料に熱膨張係
数の小さな高価な鉄・ニッケル合金を用いることなく鉄
板を使用でき、またシャドウマスクの製作工程において
グリルが絡み合って取扱いが困難であることや、重量の
大きいマスクフレームを用いなければならないという従
来技術の問題を解消できるという優れた機能のスロット
型シャドウマスク構体を用いたカラー陰極線管を提供す
ることができる。
表示画像の精細度を上げるためのシャドウマスクの電子
ビーム通過孔を小さくし配列密度を増して電子ビームの
電流値を増大させても、シャドウマスク材料に熱膨張係
数の小さな高価な鉄・ニッケル合金を用いることなく鉄
板を使用でき、またシャドウマスクの製作工程において
グリルが絡み合って取扱いが困難であることや、重量の
大きいマスクフレームを用いなければならないという従
来技術の問題を解消できるという優れた機能のスロット
型シャドウマスク構体を用いたカラー陰極線管を提供す
ることができる。
【図１】本発明のカラー陰極線管の１実施例を説明する
概略断面図である。
概略断面図である。
【図２】本発明のカラー陰極線管に装着されるシャドウ
マスク構体の斜視図である。
マスク構体の斜視図である。
【図３】本発明のカラー陰極線管に装着されるシャドウ
マスク構体の他の実施例の要部平面図である。
マスク構体の他の実施例の要部平面図である。
【図４】本発明のカラー陰極線管に装着されるシャドウ
マスク構体の他の実施例を説明する図３のＡ−Ａ断面図
である。
マスク構体の他の実施例を説明する図３のＡ−Ａ断面図
である。
【図５】本発明のカラー陰極線管に装着されるシャドウ
マスク構体のさらに他の実施例の要部平面図、図６は図
５のＢ−Ｂ断面図である。
マスク構体のさらに他の実施例の要部平面図、図６は図
５のＢ−Ｂ断面図である。
【図６】本発明のカラー陰極線管に装着されるシャドウ
マスク構体のさらに他の実施例を説明する図５のＢ−Ｂ
断面図である。
マスク構体のさらに他の実施例を説明する図５のＢ−Ｂ
断面図である。
１ パネル ２ ファンネル ３ ネック ４ 電子銃 ５ 偏向ヨーク ６ 蛍光面 ７ シャドウマスク構体 ８ スロット型シャドウマスク ９ａ，９ｂ マスクフレーム １０ａ，１０ｂ 支持フレーム。
Claims (2)
- 【請求項１】蛍光面体を内面に形成したパネルと、電子
銃を収容するネックと、パネルとネックとを連接するフ
ァンネルとからなる真空外囲器を備え、上記パネル内に
懸架されたスロット型シャドウマスクをもつシャドウマ
スク構体を少なくとも有するカラー陰極線管において、 前記シャドウマスク構体はマスクフレームと、このマス
クフレームに架張されたシャドウマスクとから構成さ
れ、上記シャドウマスクは多数のグリルと、このグリル
の所々に隣接するグリルを繋ぐブリッジを有し、上記グ
リル部分とブリッジ部分の少なくとも一方の板厚を薄く
したことを特徴とするカラー陰極線管。 - 【請求項２】蛍光面体を内面に形成したパネルと、電子
銃を収容するネックと、パネルとネックとを連接するフ
ァンネルとからなる真空外囲器を備え、上記パネル内に
懸架されたスロット型シャドウマスクをもつシャドウマ
スク構体を少なくとも有するカラー陰極線管において、 前記シャドウマスク構体はマスクフレームと、このマス
クフレームに架張されたシャドウマスクとから構成さ
れ、上記シャドウマスクは多数のグリルと、このグリル
の所々に隣接するグリルを繋ぐブリッジを有し、上記グ
リル部分とブリッジ部分の少なくとも一方の断面を凹状
としたことを特徴とするカラー陰極線管。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5053921A JPH06267448A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | カラー陰極線管 |
| KR1019940004749A KR970008561B1 (ko) | 1993-03-15 | 1994-03-11 | 슬롯형 섀도우마스크 구성체를 사용한 컬러음극선관 |
| US08/212,827 US5523647A (en) | 1993-03-15 | 1994-03-15 | Color cathode ray tube having improved slot type shadow mask |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5053921A JPH06267448A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | カラー陰極線管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06267448A true JPH06267448A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=12956188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5053921A Pending JPH06267448A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | カラー陰極線管 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5523647A (ja) |
| JP (1) | JPH06267448A (ja) |
| KR (1) | KR970008561B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5506466A (en) * | 1993-09-30 | 1996-04-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Color cathode-ray tube |
Families Citing this family (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1040826A (ja) * | 1996-07-24 | 1998-02-13 | Nec Kansai Ltd | カラー陰極線管用シャドウマスク |
| JPH11185650A (ja) * | 1997-12-18 | 1999-07-09 | Toshiba Corp | カラー受像管 |
| JP2000067771A (ja) * | 1998-08-24 | 2000-03-03 | Matsushita Electronics Industry Corp | カラー陰極線管 |
| KR100412090B1 (ko) | 1999-11-16 | 2003-12-24 | 삼성에스디아이 주식회사 | 칼라 음극선관용 텐션 마스크 프레임 조립체 |
| US6724137B2 (en) | 1999-11-16 | 2004-04-20 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Tension mask frame assembly for color cathode ray tube |
| KR100364694B1 (ko) * | 1999-11-30 | 2002-12-16 | 엘지전자 주식회사 | 칼라 브라운관용 마스크 구조 |
| KR100388903B1 (ko) | 1999-12-10 | 2003-06-25 | 삼성에스디아이 주식회사 | 평면형 음극선관용 섀도우마스크 프레임 조립체 |
| KR100669672B1 (ko) * | 2000-02-11 | 2007-01-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 칼라 음극선관용 텐션마스크 프레임 조립체 |
| EP1204982A1 (en) * | 2000-03-20 | 2002-05-15 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Crt with improved slotted mask |
| KR100683647B1 (ko) | 2000-04-21 | 2007-02-15 | 삼성에스디아이 주식회사 | 칼라 음극선관의 텐션 마스크 프레임 조립체 |
| KR100334082B1 (ko) * | 2000-07-12 | 2002-04-26 | 김순택 | 칼라 음극선관용 텐션마스크 프레임 조립체 |
| KR20020018278A (ko) * | 2000-09-01 | 2002-03-08 | 김순택 | 칼라 음극선관용 마스크 및 이 마스크의 제조방법과마스크를 제조하기 위한 노광마스크 |
| US6995503B2 (en) * | 2000-09-29 | 2006-02-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Cathode ray tube tension mask made of magnetostrictive material with compensation for terrestrial magnetism |
| KR20030002947A (ko) * | 2001-07-03 | 2003-01-09 | 엘지전자 주식회사 | 풀칼라 유기 ｅｌ 표시소자 및 제조방법 |
| US20040041513A1 (en) * | 2002-07-23 | 2004-03-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Cathode ray tube |
| KR100525819B1 (ko) * | 2003-05-06 | 2005-11-03 | 엘지전자 주식회사 | 유기 이엘 디스플레이 패널 제조용 새도우 마스크 |
| JP2006351236A (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Matsushita Toshiba Picture Display Co Ltd | カラー陰極線管 |
| TW200727448A (en) * | 2006-01-09 | 2007-07-16 | Au Optronics Corp | Shadow masks for colorizing process of display devices |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5835842A (ja) * | 1981-08-26 | 1983-03-02 | Sony Corp | カラ−陰極線管のグリツド装置 |
| JPS618938A (ja) * | 1984-06-25 | 1986-01-16 | Toshiba Corp | 半導体素子の製造方法 |
| US4942332A (en) * | 1988-12-02 | 1990-07-17 | Zenith Electronics Corporation | Tied slit mask for color cathode ray tubes |
| US4973283A (en) * | 1988-12-02 | 1990-11-27 | Zenith Electronics Corporation | Method of manufacturing a tied slit mask CRT |
| US4942333A (en) * | 1988-12-05 | 1990-07-17 | North American Philips Corporation | Shadow mask with border pattern |
| US5111106A (en) * | 1989-04-12 | 1992-05-05 | Zenith Electronics Corporation | Post-mask-deflection type tension mask color cathode ray tube |
| US5218265A (en) * | 1989-06-16 | 1993-06-08 | Nokia (Deutschland) Gmbh | Combined mask-frame with double spot welds |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP5053921A patent/JPH06267448A/ja active Pending
-
1994
- 1994-03-11 KR KR1019940004749A patent/KR970008561B1/ko active IP Right Grant
- 1994-03-15 US US08/212,827 patent/US5523647A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5506466A (en) * | 1993-09-30 | 1996-04-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Color cathode-ray tube |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5523647A (en) | 1996-06-04 |
| KR940022640A (ko) | 1994-10-21 |
| KR970008561B1 (ko) | 1997-05-27 |
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