JPH07211244A - カラー陰極線管 - Google Patents
カラー陰極線管Info
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- JPH07211244A JPH07211244A JP294694A JP294694A JPH07211244A JP H07211244 A JPH07211244 A JP H07211244A JP 294694 A JP294694 A JP 294694A JP 294694 A JP294694 A JP 294694A JP H07211244 A JPH07211244 A JP H07211244A
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- mask
- shadow mask
- frames
- curvature
- ray tube
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Abstract
(57)【要約】
【目的】曲率をもつマスクフレームに張力をかけて架張
保持したスロット型シャドウマスクで熱膨張によるラン
ディングずれのない高品質の画像表示を得る。 【構成】パネル部１内に懸架されたスロット型シャドウ
マスク８をもつシャドウマスク構体７を、パネル部１の
湾曲に略々倣って湾曲し並行に支持された一対のマスク
フレーム９ａ，９ｂと、多数のグリルとこのグリルの所
々に隣接するグリル間を繋ぐブリッジを有し、少なくと
も上記グリルの延長方向に張力をかけてマスクフレーム
１０ａ，１０ｂに架張されたシャドウマスクとから構成
し、マスクフレームの中央部領域の曲率半径を両端部領
域の曲率半径より大とした。
保持したスロット型シャドウマスクで熱膨張によるラン
ディングずれのない高品質の画像表示を得る。 【構成】パネル部１内に懸架されたスロット型シャドウ
マスク８をもつシャドウマスク構体７を、パネル部１の
湾曲に略々倣って湾曲し並行に支持された一対のマスク
フレーム９ａ，９ｂと、多数のグリルとこのグリルの所
々に隣接するグリル間を繋ぐブリッジを有し、少なくと
も上記グリルの延長方向に張力をかけてマスクフレーム
１０ａ，１０ｂに架張されたシャドウマスクとから構成
し、マスクフレームの中央部領域の曲率半径を両端部領
域の曲率半径より大とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー陰極線管に係
り、特に温度変化による電子ビームのランディングずれ
を低減して高品質の画像を再生可能としたスロット型シ
ャドウマスクを備えたカラー陰極線管に関する。
り、特に温度変化による電子ビームのランディングずれ
を低減して高品質の画像を再生可能としたスロット型シ
ャドウマスクを備えたカラー陰極線管に関する。
【０００２】
【従来の技術】テレビジョン受像機や情報端末機の画像
表示デバイスとして、カラー陰極線管が広く用いられて
いる。現在実用されているカラー陰極線管は、内面に蛍
光面を形成したパネル部と電子銃を収納するネック部、
およびパネル部とネック部とを連接するファンネル部と
からなる真空外囲器を構成し、パネル部の内面に形成し
た蛍光面にシャドウマスクを近接して配置し、電子銃か
ら発射される３本の電子ビームを蛍光面を構成する３色
の蛍光体に正しくランディングさせることでカラー画像
を再生する，所謂シャドウマスク型カラー陰極線管であ
る。
表示デバイスとして、カラー陰極線管が広く用いられて
いる。現在実用されているカラー陰極線管は、内面に蛍
光面を形成したパネル部と電子銃を収納するネック部、
およびパネル部とネック部とを連接するファンネル部と
からなる真空外囲器を構成し、パネル部の内面に形成し
た蛍光面にシャドウマスクを近接して配置し、電子銃か
ら発射される３本の電子ビームを蛍光面を構成する３色
の蛍光体に正しくランディングさせることでカラー画像
を再生する，所謂シャドウマスク型カラー陰極線管であ
る。
【０００３】上記したように、このシャドウマスク型カ
ラー陰極線管に用いられるシャドウマスクの働きは、電
子銃から発射された３本の電子ビームがパネル内面（画
像表示面）に区分して塗布された赤、青、緑の３色の蛍
光体のそれぞれに分担して命中（ランディング）するよ
うに各電子ビームの進路を選択的に制御することにある
ことは良く知られている。
ラー陰極線管に用いられるシャドウマスクの働きは、電
子銃から発射された３本の電子ビームがパネル内面（画
像表示面）に区分して塗布された赤、青、緑の３色の蛍
光体のそれぞれに分担して命中（ランディング）するよ
うに各電子ビームの進路を選択的に制御することにある
ことは良く知られている。
【０００４】カラー陰極線管に用いられるシャドウマス
クは、一般に鉄または鉄・ニッケル合金の薄い板に丸孔
あるいは長方形孔、もしくはスダレ状孔の電子ビーム通
過孔を有し、パネル部の内面には、このシャドウマスク
の電子ビーム通過孔の形状に対応した形状で複数色（通
常は３色）の蛍光体が区分して塗布された蛍光面が形成
されている。
クは、一般に鉄または鉄・ニッケル合金の薄い板に丸孔
あるいは長方形孔、もしくはスダレ状孔の電子ビーム通
過孔を有し、パネル部の内面には、このシャドウマスク
の電子ビーム通過孔の形状に対応した形状で複数色（通
常は３色）の蛍光体が区分して塗布された蛍光面が形成
されている。
【０００５】このシャドウマスクに形成された電子ビー
ム通過孔の形状により、丸孔をもつものをドット型シャ
ドウマスク、長方形の孔をもつものをスロット型シャド
ウマスク、スダレ状の孔をもつものをグリル型シャドウ
マスクと称している。一般に、ドット型シャドウマスク
とスロット型シャドウマスクは球面状に成型されること
が多く、またグリル型シャドウマスクは当該グリルの延
長方向に張力をかけて平面状あるいはシリンダー状に保
持される。
ム通過孔の形状により、丸孔をもつものをドット型シャ
ドウマスク、長方形の孔をもつものをスロット型シャド
ウマスク、スダレ状の孔をもつものをグリル型シャドウ
マスクと称している。一般に、ドット型シャドウマスク
とスロット型シャドウマスクは球面状に成型されること
が多く、またグリル型シャドウマスクは当該グリルの延
長方向に張力をかけて平面状あるいはシリンダー状に保
持される。
【０００６】そして、カラー陰極線管の動作中に、シャ
ドウマスクは電子ビームの衝突によりその温度が上昇
し、熱膨張を起こす。近年のカラー陰極線管は、高精細
度表示の要求が強まっており、画像表示の精度が上がる
につれて、シャドウマスクの熱膨張に起因する当該電子
ビーム通過孔の変位による蛍光面上での電子ビームのラ
ンディング位置のずれを高度に抑制する必要がますます
強くなっている。
ドウマスクは電子ビームの衝突によりその温度が上昇
し、熱膨張を起こす。近年のカラー陰極線管は、高精細
度表示の要求が強まっており、画像表示の精度が上がる
につれて、シャドウマスクの熱膨張に起因する当該電子
ビーム通過孔の変位による蛍光面上での電子ビームのラ
ンディング位置のずれを高度に抑制する必要がますます
強くなっている。
【０００７】上記熱膨張を低減させるために、シャドウ
マスクの構成材料として熱膨張係数の小さい高価な鉄・
ニッケル合金を用いたり、シャドウマスクに張力をかけ
て架張保持することが行われている。なお、この種の従
来技術を開示したものとしては、例えば米国特許第４，
９７３，２８３号明細書を挙げることができる。
マスクの構成材料として熱膨張係数の小さい高価な鉄・
ニッケル合金を用いたり、シャドウマスクに張力をかけ
て架張保持することが行われている。なお、この種の従
来技術を開示したものとしては、例えば米国特許第４，
９７３，２８３号明細書を挙げることができる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、シャドウマスクに張力をかけて架張保持するものに
おいては、グリル型シャドウマスクを画像表示面の上下
方向（垂直偏向方向：グリルの延長方向）に張力を印加
してシリンドリカルに架張する際に、当該グリル同士が
絡み合ってしまい、取扱いが難しいという問題があり、
シャドウマスク材料の板厚をある程度以上薄くすること
が困難であるため、マスクフレームの剛性を大きくして
大きな張力をかける必要がある。
て、シャドウマスクに張力をかけて架張保持するものに
おいては、グリル型シャドウマスクを画像表示面の上下
方向（垂直偏向方向：グリルの延長方向）に張力を印加
してシリンドリカルに架張する際に、当該グリル同士が
絡み合ってしまい、取扱いが難しいという問題があり、
シャドウマスク材料の板厚をある程度以上薄くすること
が困難であるため、マスクフレームの剛性を大きくして
大きな張力をかける必要がある。
【０００９】マスクフレームの剛性を大きくすると、当
該マスクフレームの重量が大きくなってシャドウマスク
構体の重量、従ってカラー陰極線管全体の重量が大きく
なってしまうという問題を招く。スロット型シャドウマ
スクは、隣接するグリル間の所々にブリッジを設けてい
るために、グリルの延長方向に張力をかけて張架保持す
る場合には、シャドウマスク材料の板厚を薄くしてもグ
リルが互いに絡み合うという問題は生ぜず、マスクフレ
ームを軽量化することができる。しかし、スロット型シ
ャドウマスクを曲率をもつ一対のマスクフレームに張力
をかけて架張保持する場合は、ポアソン比で生じるグリ
ル配列方向（一般には、水平偏向方向）の張力がブリッ
ジによって上記グリル配列方向に伝播し、シャドウマス
クの中央領域が凹むという問題が生じる。
該マスクフレームの重量が大きくなってシャドウマスク
構体の重量、従ってカラー陰極線管全体の重量が大きく
なってしまうという問題を招く。スロット型シャドウマ
スクは、隣接するグリル間の所々にブリッジを設けてい
るために、グリルの延長方向に張力をかけて張架保持す
る場合には、シャドウマスク材料の板厚を薄くしてもグ
リルが互いに絡み合うという問題は生ぜず、マスクフレ
ームを軽量化することができる。しかし、スロット型シ
ャドウマスクを曲率をもつ一対のマスクフレームに張力
をかけて架張保持する場合は、ポアソン比で生じるグリ
ル配列方向（一般には、水平偏向方向）の張力がブリッ
ジによって上記グリル配列方向に伝播し、シャドウマス
クの中央領域が凹むという問題が生じる。
【００１０】図５はスロット型シャドウマスクを曲率を
もつ一対のマスクフレームに張力をかけて架張保持する
場合のシャドウマスクの中央領域の凹みを説明する概念
図であり、図６は図５のＢ−Ｂ線に沿った断面図であっ
て、８はグリル型シャドウマスク、９ａ，９ｂはマスク
フレームである。同各図において、スロット型シャドウ
マスク８は、水平方向Ｘ−Ｘにシリンドリカルに湾曲し
た並行な一対のマスクフレーム９ａ，９ｂにそのグリル
の延長方向Ｙに張力Ａをかけて架張保持される。
もつ一対のマスクフレームに張力をかけて架張保持する
場合のシャドウマスクの中央領域の凹みを説明する概念
図であり、図６は図５のＢ−Ｂ線に沿った断面図であっ
て、８はグリル型シャドウマスク、９ａ，９ｂはマスク
フレームである。同各図において、スロット型シャドウ
マスク８は、水平方向Ｘ−Ｘにシリンドリカルに湾曲し
た並行な一対のマスクフレーム９ａ，９ｂにそのグリル
の延長方向Ｙに張力Ａをかけて架張保持される。
【００１１】なお、一対のマスクフレーム９ａ，９ｂの
並行保持は、図示しない支持フレームをマスクフレーム
９ａ，９ｂ間に橋絡固定することで行われる。このよう
に、シャドウマスク８をシリンドリカルに湾曲したマス
クフレーム９ａ，９ｂ間に張力をかけて架張すると、同
図Ｃに示したように、その中央部が凹み、シャドウマス
クの面が鞍型に変形する。
並行保持は、図示しない支持フレームをマスクフレーム
９ａ，９ｂ間に橋絡固定することで行われる。このよう
に、シャドウマスク８をシリンドリカルに湾曲したマス
クフレーム９ａ，９ｂ間に張力をかけて架張すると、同
図Ｃに示したように、その中央部が凹み、シャドウマス
クの面が鞍型に変形する。
【００１２】これは、シャドウマスク８のＹ−Ｙ方向
（グリル延長方向）に印加される張力がブリッジを介し
てＸ−Ｘ方向に伝達されるためである。この凹みは、シ
ャドウマスクがカラー陰極線管の動作中に電子ビームの
衝突で熱膨張して、上記の凹みが無くなり、すなわちシ
ャドウマスク中央領域がシリンドリカルに戻ると、当該
領域の電子ビーム通過孔と蛍光体との位置が変位し、色
ずれが生じる。
（グリル延長方向）に印加される張力がブリッジを介し
てＸ−Ｘ方向に伝達されるためである。この凹みは、シ
ャドウマスクがカラー陰極線管の動作中に電子ビームの
衝突で熱膨張して、上記の凹みが無くなり、すなわちシ
ャドウマスク中央領域がシリンドリカルに戻ると、当該
領域の電子ビーム通過孔と蛍光体との位置が変位し、色
ずれが生じる。
【００１３】本発明の目的は、水平方向に曲率をもつマ
スクフレームに張力をかけてスロット型シャドウマスク
を架張保持する場合の上記従来技術の問題点を解消し、
高品質の画像表示を得ることができるシャドウマスク構
体を備えたカラー陰極線管を提供することにある。
スクフレームに張力をかけてスロット型シャドウマスク
を架張保持する場合の上記従来技術の問題点を解消し、
高品質の画像表示を得ることができるシャドウマスク構
体を備えたカラー陰極線管を提供することにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内面に蛍光面を形成したパネル部と、電
子銃を収容するネック部と、パネル部とネック部とを連
接するファンネル部とからなる真空外囲器を備え、上記
パネル部内に懸架されたシャドウマスクをもつシャドウ
マスク構体を少なくとも有するカラー陰極線管におい
て、前記シャドウマスク構体は、前記パネル部の湾曲に
略々倣って湾曲し並行に支持された一対のマスクフレー
ムと、多数のグリルとこのグリルの所々に隣接するグリ
ル間を繋ぐブリッジを有して、少なくとも上記グリルの
延長方向に張力をかけて上記マスクフレームに架張され
たシャドウマスクとから構成されたスロット型シャドウ
マスクとからなり、上記マスクフレームの中央部領域の
曲率半径を両端部領域の曲率半径より大としたことを特
徴とする。
に、本発明は、内面に蛍光面を形成したパネル部と、電
子銃を収容するネック部と、パネル部とネック部とを連
接するファンネル部とからなる真空外囲器を備え、上記
パネル部内に懸架されたシャドウマスクをもつシャドウ
マスク構体を少なくとも有するカラー陰極線管におい
て、前記シャドウマスク構体は、前記パネル部の湾曲に
略々倣って湾曲し並行に支持された一対のマスクフレー
ムと、多数のグリルとこのグリルの所々に隣接するグリ
ル間を繋ぐブリッジを有して、少なくとも上記グリルの
延長方向に張力をかけて上記マスクフレームに架張され
たシャドウマスクとから構成されたスロット型シャドウ
マスクとからなり、上記マスクフレームの中央部領域の
曲率半径を両端部領域の曲率半径より大としたことを特
徴とする。
【００１５】また、本発明は、内面に蛍光面を形成した
パネル部と、電子銃を収容するネック部と、パネル部と
ネック部とを連接するファンネル部とからなる真空外囲
器を備え、上記パネル部内に懸架されたシャドウマスク
をもつシャドウマスク構体を少なくとも有するカラー陰
極線管において、前記シャドウマスク構体は、前記パネ
ル部の湾曲に略々倣って湾曲し並行に支持された一対の
マスクフレームと、この一対のマスクフレーム間に橋絡
固定して上記一対のマスクフレームを略々並行に支持す
る一対の支持フレームと、多数のグリルとこのグリルの
所々に隣接するグリル間を繋ぐブリッジを有して、少な
くとも上記グリルの延長方向に張力をかけて上記マスク
フレームに架張されたシャドウマスクとから構成された
スロット型シャドウマスクとからなり、上記マスクフレ
ームの中央部領域の曲率半径を両端部領域の曲率半径よ
り大としたことを特徴とする。
パネル部と、電子銃を収容するネック部と、パネル部と
ネック部とを連接するファンネル部とからなる真空外囲
器を備え、上記パネル部内に懸架されたシャドウマスク
をもつシャドウマスク構体を少なくとも有するカラー陰
極線管において、前記シャドウマスク構体は、前記パネ
ル部の湾曲に略々倣って湾曲し並行に支持された一対の
マスクフレームと、この一対のマスクフレーム間に橋絡
固定して上記一対のマスクフレームを略々並行に支持す
る一対の支持フレームと、多数のグリルとこのグリルの
所々に隣接するグリル間を繋ぐブリッジを有して、少な
くとも上記グリルの延長方向に張力をかけて上記マスク
フレームに架張されたシャドウマスクとから構成された
スロット型シャドウマスクとからなり、上記マスクフレ
ームの中央部領域の曲率半径を両端部領域の曲率半径よ
り大としたことを特徴とする。
【００１６】そして、本発明は、前記一対の支持フレー
ムが前記一対のマスクフレームの曲率変更点に一致した
位置で固定してなることを特徴とする。
ムが前記一対のマスクフレームの曲率変更点に一致した
位置で固定してなることを特徴とする。
【００１７】
【作用】上記構成としたことにより、スロット型シャド
ウマスクを曲率をもつマスクフレームに、そのグリルの
延長方向に張力をかけて架張保持したとき、当該シャド
ウマスクの中央領域が凹むことによる不具合が解消され
る。すなわち、一対のマスクフレームの中央部領域の曲
率半径が両端部領域のそれよりも大としたことで、グリ
ルに張力を印加するとき、その中央部領域の凹みが小さ
くなり、カラー陰極線管の動作時に熱膨張が生じたとき
の上記凹みの戻り量が低減する。したがって、シャドウ
マスクの電子ビーム通過孔と蛍光体との位置変位が小さ
くなり、色ずれの発生が低減される。
ウマスクを曲率をもつマスクフレームに、そのグリルの
延長方向に張力をかけて架張保持したとき、当該シャド
ウマスクの中央領域が凹むことによる不具合が解消され
る。すなわち、一対のマスクフレームの中央部領域の曲
率半径が両端部領域のそれよりも大としたことで、グリ
ルに張力を印加するとき、その中央部領域の凹みが小さ
くなり、カラー陰極線管の動作時に熱膨張が生じたとき
の上記凹みの戻り量が低減する。したがって、シャドウ
マスクの電子ビーム通過孔と蛍光体との位置変位が小さ
くなり、色ずれの発生が低減される。
【００１８】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図１は本発明によるカラー陰極線管
の１実施例を説明する断面模式図であって、１はパネル
部、２はファンネル部、３はネック部、４は電子銃、５
は偏向ヨーク、６は蛍光面、７はシャドウマスク構体、
８はシャドウマスク（スロット型シャドウマスク）、９
ａ，９ｂはマスクフレーム、１０ａ，１０ｂは支持フレ
ーム、１１ａ，１１ｂは懸架スプリングである。
て詳細に説明する。図１は本発明によるカラー陰極線管
の１実施例を説明する断面模式図であって、１はパネル
部、２はファンネル部、３はネック部、４は電子銃、５
は偏向ヨーク、６は蛍光面、７はシャドウマスク構体、
８はシャドウマスク（スロット型シャドウマスク）、９
ａ，９ｂはマスクフレーム、１０ａ，１０ｂは支持フレ
ーム、１１ａ，１１ｂは懸架スプリングである。
【００１９】同図において、シャドウマスク８は一対の
支持フレーム１０ａ，１０ｂで橋絡し所定の間隔で並行
に保持された一対のマスクフレーム９ａ，９ｂに溶接固
定される。なお、マスクフレーム９ａ，９ｂと支持フレ
ーム１０ａ，１０ｂも溶接で固定される。シャドウマス
ク８は、マスクフレーム９ａ，９ｂと直交する方向に延
在する多数のグリルを有し、隣接するグリル間の所々が
ブリッジで連結された，所謂スロット型シャドウマスク
であり、上記グリルの延長方向に張力を印加して上記一
対のマスクフレーム間に架張保持される。
支持フレーム１０ａ，１０ｂで橋絡し所定の間隔で並行
に保持された一対のマスクフレーム９ａ，９ｂに溶接固
定される。なお、マスクフレーム９ａ，９ｂと支持フレ
ーム１０ａ，１０ｂも溶接で固定される。シャドウマス
ク８は、マスクフレーム９ａ，９ｂと直交する方向に延
在する多数のグリルを有し、隣接するグリル間の所々が
ブリッジで連結された，所謂スロット型シャドウマスク
であり、上記グリルの延長方向に張力を印加して上記一
対のマスクフレーム間に架張保持される。
【００２０】ネック部３に収納された電子ビーム４は、
その制御電極に与えられる画像信号で駆動され、当該画
像信号に応じた所定の電流比で３本の電子ビームＲ，
Ｇ，Ｂを発射する。発射された３本の電子ビームＲ，
Ｇ，Ｂはファンネル部２とネック部３の遷移領域に装架
された偏向ヨーク５で水平方向と垂直方向の２方向に偏
向されて蛍光面６に向けて指向される。
その制御電極に与えられる画像信号で駆動され、当該画
像信号に応じた所定の電流比で３本の電子ビームＲ，
Ｇ，Ｂを発射する。発射された３本の電子ビームＲ，
Ｇ，Ｂはファンネル部２とネック部３の遷移領域に装架
された偏向ヨーク５で水平方向と垂直方向の２方向に偏
向されて蛍光面６に向けて指向される。
【００２１】蛍光面６の直前には、シャドウマスク構体
７が懸架スプリング１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄ
（１１ｂ，１１ｃは図示せず）を介してパネル部１のス
カート部に装架されている。３本の電子ビームＲ，Ｇ，
Ｂはシャドウマスク構体７を構成するスロット型シャド
ウマスク８の電子ビーム通過孔により色選択を受け、こ
の電子ビーム通過孔を通過した電子ビームが蛍光面６を
構成する３色の蛍光体のそれぞれにランディングし、所
定の色の画像を再生する。
７が懸架スプリング１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄ
（１１ｂ，１１ｃは図示せず）を介してパネル部１のス
カート部に装架されている。３本の電子ビームＲ，Ｇ，
Ｂはシャドウマスク構体７を構成するスロット型シャド
ウマスク８の電子ビーム通過孔により色選択を受け、こ
の電子ビーム通過孔を通過した電子ビームが蛍光面６を
構成する３色の蛍光体のそれぞれにランディングし、所
定の色の画像を再生する。
【００２２】シャドウマスク構体７を構成するマスクフ
レーム９ａ（９ｂ）はその中央部領域９Ｃの曲率半径が
両端部９Ｓの曲率半径より大きくされている。スロット
型シャドウマスク８は、このマスクフレーム９ａ（９
ｂ）に架張されるので、その蛍光面と対向するマスク面
も当該マスクフレームの曲率半径に沿ったものとなる。
したがって、マスクフレーム９ａ（９ｂ）の中央部領域
９Ｃにおけるスロット型シャドウマスク８は、両端部領
域９Ｓよりも大きな曲率半径をもつごとく架張され、当
該中央部領域が端部領域よりもフラットなマスク面を構
成する。
レーム９ａ（９ｂ）はその中央部領域９Ｃの曲率半径が
両端部９Ｓの曲率半径より大きくされている。スロット
型シャドウマスク８は、このマスクフレーム９ａ（９
ｂ）に架張されるので、その蛍光面と対向するマスク面
も当該マスクフレームの曲率半径に沿ったものとなる。
したがって、マスクフレーム９ａ（９ｂ）の中央部領域
９Ｃにおけるスロット型シャドウマスク８は、両端部領
域９Ｓよりも大きな曲率半径をもつごとく架張され、当
該中央部領域が端部領域よりもフラットなマスク面を構
成する。
【００２３】図２は本発明によるカラー陰極線管に用い
るシャドウマスク構体の表面側の構成を説明する斜視図
であって、８ａ，８ｂはスロット型シャドウマスク８の
長手方向（Ｘ−Ｘ方向）端部、８ｃはグリル、８ｄはブ
リッジ、９ａ，９ｂはマスクフレーム、１０ａ，１０ｂ
は支持フレームである。なお、懸架スプリングは図示を
省略してある。
るシャドウマスク構体の表面側の構成を説明する斜視図
であって、８ａ，８ｂはスロット型シャドウマスク８の
長手方向（Ｘ−Ｘ方向）端部、８ｃはグリル、８ｄはブ
リッジ、９ａ，９ｂはマスクフレーム、１０ａ，１０ｂ
は支持フレームである。なお、懸架スプリングは図示を
省略してある。
【００２４】また、図３は本発明によるカラー陰極線管
に用いるシャドウマスク構体の裏面側の構成を説明する
斜視図であって、図２と同一符号は同一部分に対応し、
１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄは懸架スプリングであ
る。図２と図３において、シャドウマスク構体７は、一
対の支持フレーム１０ａ，１０ｂで所定の間隔で並行に
支持され中央部領域が両端部領域よりも大きな曲率半径
をもつ如く成形されたマスクフレーム９ａ，９ｂにスロ
ット型シャドウマスク８に張力を印加して架張し、溶接
で固定される。
に用いるシャドウマスク構体の裏面側の構成を説明する
斜視図であって、図２と同一符号は同一部分に対応し、
１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄは懸架スプリングであ
る。図２と図３において、シャドウマスク構体７は、一
対の支持フレーム１０ａ，１０ｂで所定の間隔で並行に
支持され中央部領域が両端部領域よりも大きな曲率半径
をもつ如く成形されたマスクフレーム９ａ，９ｂにスロ
ット型シャドウマスク８に張力を印加して架張し、溶接
で固定される。
【００２５】このスロット型シャドウマスク８は、長手
方向両端部８ａ，８ｂでマスクフレーム９ａ，９ｂに溶
接される。この実施例におけるスロット型シャドウマス
ク８の板厚は約０．０２５ｍｍ、グリル８ｃの蛍光面側
の幅は約０．１８ｍｍ、電子銃側の幅は約０．２２ｍ
ｍ、ブリッジ８ｄは約１ｍｍ間隔でグリル８ｃを連結し
ており、上下方向（Ｙ−Ｙ方向）幅は約０．０８ｍｍ、
横方向（Ｘ−Ｘ方向）幅は約０．１２ｍｍである。ま
た、マスクフレーム９ａ，９ｂの長さは約３９０ｍｍで
ある。
方向両端部８ａ，８ｂでマスクフレーム９ａ，９ｂに溶
接される。この実施例におけるスロット型シャドウマス
ク８の板厚は約０．０２５ｍｍ、グリル８ｃの蛍光面側
の幅は約０．１８ｍｍ、電子銃側の幅は約０．２２ｍ
ｍ、ブリッジ８ｄは約１ｍｍ間隔でグリル８ｃを連結し
ており、上下方向（Ｙ−Ｙ方向）幅は約０．０８ｍｍ、
横方向（Ｘ−Ｘ方向）幅は約０．１２ｍｍである。ま
た、マスクフレーム９ａ，９ｂの長さは約３９０ｍｍで
ある。
【００２６】同図の寸法をもつ従来のシャドウマスク構
体、すなわち一様な曲率半径９２０ｍｍで成形されたマ
スクフレーム９ａ，９ｂでは、グリル８ｃにその長手方
向（Ｙ−Ｙ方向）に張力をかけて架張した場合、ポアソ
ン比により生じる横方向（Ｘ−Ｘ方向）の応力がグリル
８ｃを連結するブリッジ８ｄを介してシャドウマスク８
の中央部領域を凹ませるように作用する。
体、すなわち一様な曲率半径９２０ｍｍで成形されたマ
スクフレーム９ａ，９ｂでは、グリル８ｃにその長手方
向（Ｙ−Ｙ方向）に張力をかけて架張した場合、ポアソ
ン比により生じる横方向（Ｘ−Ｘ方向）の応力がグリル
８ｃを連結するブリッジ８ｄを介してシャドウマスク８
の中央部領域を凹ませるように作用する。
【００２７】前記したように、この凹みは、カラー陰極
線管の動作時にシャドウマスクが加熱されて膨張し、グ
リル８ｃの張力が低下することで無くなる方向に小さく
なる。シャドウマスク架張時の上記凹み量は約１．２ｍ
ｍであり、これによる電子ビームのランディングずれ
は、カラー陰極線管の動作時の明るさ１５０ｃｄ／ｍ2
において、シャドウマスクの中央から左右方向（Ｘ−Ｘ
方向）にそれぞれ９０ｍｍ離れた点において、それぞれ
内側に最大８０μｍ発生した。
線管の動作時にシャドウマスクが加熱されて膨張し、グ
リル８ｃの張力が低下することで無くなる方向に小さく
なる。シャドウマスク架張時の上記凹み量は約１．２ｍ
ｍであり、これによる電子ビームのランディングずれ
は、カラー陰極線管の動作時の明るさ１５０ｃｄ／ｍ2
において、シャドウマスクの中央から左右方向（Ｘ−Ｘ
方向）にそれぞれ９０ｍｍ離れた点において、それぞれ
内側に最大８０μｍ発生した。
【００２８】図４は本発明によるカラー陰極線管に用い
るシャドウマスク構体を図２の矢印方向からみた長手方
向側面図であって、図２，図３と同一符号は同一部分に
対応する。なお、同図では懸架スプリングを省略してあ
る。同図に示したように、マスクフレーム９ｂの曲率半
径は一様ではなく、中央部領域９Ｃの曲率半径Ｒ1 を両
端部のそれよりも大きくしてある。本実施例では、マス
クフレームの長さ３９０ｍｍを３等分し、中央部領域９
Ｃの曲率半径Ｒ1を２０００ｍｍ、両端部の曲率半径Ｒ
2 を８６０ｍｍとした。
るシャドウマスク構体を図２の矢印方向からみた長手方
向側面図であって、図２，図３と同一符号は同一部分に
対応する。なお、同図では懸架スプリングを省略してあ
る。同図に示したように、マスクフレーム９ｂの曲率半
径は一様ではなく、中央部領域９Ｃの曲率半径Ｒ1 を両
端部のそれよりも大きくしてある。本実施例では、マス
クフレームの長さ３９０ｍｍを３等分し、中央部領域９
Ｃの曲率半径Ｒ1を２０００ｍｍ、両端部の曲率半径Ｒ
2 を８６０ｍｍとした。
【００２９】この場合の張力印加時の中央部領域の凹み
の量は約０．２ｍｍとなり、カラー陰極線管の動作時の
明るさ１５０ｃｄ／ｍ2 における電子ビームのランディ
ングずれは、中央から左右にそれぞれ９０ｍｍ離れた点
において、それぞれ内側に最大１５μｍである。このよ
うに、マスクフレームの長辺において中央部領域の曲率
半径を両端部の曲率半径より大きくすることによって、
張力印加時のシャドウマスクの中央部領域の凹みを抑制
でき、カラー陰極線管の動作時における電子ビームのラ
ンディングずれを減少させることができる。
の量は約０．２ｍｍとなり、カラー陰極線管の動作時の
明るさ１５０ｃｄ／ｍ2 における電子ビームのランディ
ングずれは、中央から左右にそれぞれ９０ｍｍ離れた点
において、それぞれ内側に最大１５μｍである。このよ
うに、マスクフレームの長辺において中央部領域の曲率
半径を両端部の曲率半径より大きくすることによって、
張力印加時のシャドウマスクの中央部領域の凹みを抑制
でき、カラー陰極線管の動作時における電子ビームのラ
ンディングずれを減少させることができる。
【００３０】なお、上記の実施例では、スロット型シャ
ドウマスクを一対の支持フレーム１０ａ，１０ｂで所定
の間隔で固定したマスクフレーム９ａ，９ｂのみに張力
をかけて架張固定したシャドウマスク構体として説明し
たが、本発明はこれに限るものではなく、例えば枠状の
マスクフレームにスロット型シャドウマスクの周囲４辺
を固着したものについても同様に適用することができ
る。
ドウマスクを一対の支持フレーム１０ａ，１０ｂで所定
の間隔で固定したマスクフレーム９ａ，９ｂのみに張力
をかけて架張固定したシャドウマスク構体として説明し
たが、本発明はこれに限るものではなく、例えば枠状の
マスクフレームにスロット型シャドウマスクの周囲４辺
を固着したものについても同様に適用することができ
る。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示画像の精細度を上げるためにシャドウマスクの電子
ビーム通過孔を小さくし、配列密度を増して電子ビーム
の電流値を増大させても、シャドウマスク材料に熱膨張
係数の小さな高価な鉄・ニッケル合金を用いることなく
安価な鉄板を使用でき、かつ重量の大きいマスクフレー
ムを用いることなく軽量のスロット型シャドウマスク構
体を構成することが可能となり、上記従来技術の欠点を
解消した高精細度のカラー陰極線管を得ることができ
る。
表示画像の精細度を上げるためにシャドウマスクの電子
ビーム通過孔を小さくし、配列密度を増して電子ビーム
の電流値を増大させても、シャドウマスク材料に熱膨張
係数の小さな高価な鉄・ニッケル合金を用いることなく
安価な鉄板を使用でき、かつ重量の大きいマスクフレー
ムを用いることなく軽量のスロット型シャドウマスク構
体を構成することが可能となり、上記従来技術の欠点を
解消した高精細度のカラー陰極線管を得ることができ
る。
【図１】本発明によるカラー陰極線管の１実施例を説明
する断面模式図である。
する断面模式図である。
【図２】本発明によるカラー陰極線管に用いるシャドウ
マスク構体の表面側の構成を説明する斜視図である。
マスク構体の表面側の構成を説明する斜視図である。
【図３】本発明によるカラー陰極線管に用いるシャドウ
マスク構体の裏面側の構成を説明する斜視図である。
マスク構体の裏面側の構成を説明する斜視図である。
【図４】本発明によるカラー陰極線管に用いるシャドウ
マスク構体を図２の矢印方向からみた長手方向側面図で
ある。
マスク構体を図２の矢印方向からみた長手方向側面図で
ある。
【図５】スロット型シャドウマスクを曲率をもつ一対の
マスクフレームに張力をかけて架張保持する場合のシャ
ドウマスクの中央領域の凹みを説明する概念図である。
マスクフレームに張力をかけて架張保持する場合のシャ
ドウマスクの中央領域の凹みを説明する概念図である。
【図６】図５のＢ−Ｂ線に沿った断面図である
１ パネル部 ２ ファンネル部 ３ ネック部 ４ 電子銃 ５ 偏向ヨーク ６ 蛍光面 ７ シャドウマスク構体 ８ スロット型シャドウマスク ９ａ，９ｂ マスクフレーム １０ａ，１０ｂ 支持フレーム １１ａ，１１ｂ 懸架スプリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木島 勇一 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 川▲崎▼ 浩 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】内面に蛍光面を形成したパネル部と、電子
銃を収容するネック部と、パネル部とネック部とを連接
するファンネル部とからなる真空外囲器を備え、上記パ
ネル部内に懸架されたシャドウマスクをもつシャドウマ
スク構体を少なくとも有するカラー陰極線管において、 前記シャドウマスク構体は、前記パネル部の湾曲に略々
倣って湾曲し並行に支持された一対のマスクフレーム
と、多数のグリルとこのグリルの所々に隣接するグリル
間を繋ぐブリッジを有して、少なくとも上記グリルの延
長方向に張力をかけて上記マスクフレームに架張された
シャドウマスクとから構成されたスロット型シャドウマ
スクとからなり、上記マスクフレームの中央部領域の曲
率半径を両端部領域の曲率半径より大としたことを特徴
とするカラー陰極線管。 - 【請求項２】内面に蛍光面を形成したパネル部と、電子
銃を収容するネック部と、パネル部とネック部とを連接
するファンネル部とからなる真空外囲器を備え、上記パ
ネル部内に懸架されたシャドウマスクをもつシャドウマ
スク構体を少なくとも有するカラー陰極線管において、 前記シャドウマスク構体は、前記パネル部の湾曲に略々
倣って湾曲し並行に支持された一対のマスクフレーム
と、この一対のマスクフレーム間に橋絡固定して上記一
対のマスクフレームを略々並行に支持する一対の支持フ
レームと、多数のグリルとこのグリルの所々に隣接する
グリル間を繋ぐブリッジを有して、少なくとも上記グリ
ルの延長方向に張力をかけて上記マスクフレームに架張
されたシャドウマスクとから構成されたスロット型シャ
ドウマスクとからなり、上記マスクフレームの中央部領
域の曲率半径を両端部領域の曲率半径より大としたこと
を特徴とするカラー陰極線管。 - 【請求項３】請求項２において、前記一対の支持フレー
ムが前記一対のマスクフレームの曲率変更点に一致した
位置で固定してなることを特徴とするカラー陰極線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP294694A JPH07211244A (ja) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | カラー陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP294694A JPH07211244A (ja) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | カラー陰極線管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07211244A true JPH07211244A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11543543
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP294694A Pending JPH07211244A (ja) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | カラー陰極線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07211244A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1107281A1 (en) * | 1999-12-08 | 2001-06-13 | Sony Electronics (Singapore) Pte. Ltd. | A frame for a colour selection mechanism for a cathode ray tube |
| KR100347398B1 (ko) * | 1999-10-28 | 2002-08-03 | 닛뽕덴끼 가부시끼가이샤 | 섀도우 마스크 구조물 및 칼라 ｃｒｔ |
| SG97824A1 (en) * | 1999-12-08 | 2003-08-20 | Sony Electronics Singapore Pte | A frame for a colour selection mechanism for a cathode ray tube |
| KR100414484B1 (ko) * | 2002-01-23 | 2004-01-07 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 평면 브라운관의 프레임 구조 |
| KR100420730B1 (ko) * | 2001-02-15 | 2004-03-02 | 가부시끼가이샤 도시바 | 칼라 음극선관 |
-
1994
- 1994-01-17 JP JP294694A patent/JPH07211244A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100347398B1 (ko) * | 1999-10-28 | 2002-08-03 | 닛뽕덴끼 가부시끼가이샤 | 섀도우 마스크 구조물 및 칼라 ｃｒｔ |
| EP1107281A1 (en) * | 1999-12-08 | 2001-06-13 | Sony Electronics (Singapore) Pte. Ltd. | A frame for a colour selection mechanism for a cathode ray tube |
| US6366010B1 (en) * | 1999-12-08 | 2002-04-02 | Sony Electronics (Singapore) Pte, Ltd. | Frame for a color selection mechanism for a cathode ray tube |
| SG97824A1 (en) * | 1999-12-08 | 2003-08-20 | Sony Electronics Singapore Pte | A frame for a colour selection mechanism for a cathode ray tube |
| KR100420730B1 (ko) * | 2001-02-15 | 2004-03-02 | 가부시끼가이샤 도시바 | 칼라 음극선관 |
| KR100414484B1 (ko) * | 2002-01-23 | 2004-01-07 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 평면 브라운관의 프레임 구조 |
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