JPH0624782B2 - 合成樹脂製大型袋の製造装置 - Google Patents

合成樹脂製大型袋の製造装置

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JPH0624782B2
JPH0624782B2 JP1076303A JP7630389A JPH0624782B2 JP H0624782 B2 JPH0624782 B2 JP H0624782B2 JP 1076303 A JP1076303 A JP 1076303A JP 7630389 A JP7630389 A JP 7630389A JP H0624782 B2 JPH0624782 B2 JP H0624782B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、大型冷蔵庫や家具等を覆うことができる合
成樹脂製の大型袋を製造する製造装置に関する。
<従来の技術及び発明が解決しようとする課題> 従来より、大型冷蔵庫、家具等を梱包するときや運搬す
るときに、埃がかかったり傷が付いたりするのを防ぐた
め、合成樹脂製シートからなる大型袋を用いて、上記大
型冷蔵庫等を覆っている。
このような大型袋は、所定の大きさに切断された2枚の
合成樹脂製シートを用い、これらの2枚のシートを重ね
合わせると共に、周囲の3辺を溶着して作製していた。
上記大型袋を作製する製造装置は、ロール状態で供給さ
れた原材を所定の大きさの方形に切断する切断装置と、
2枚重ねたシートの周囲を1辺ずつ溶着する溶着装置と
を具備するものであった。
しかしながら、上記製造装置では、切断装置で1枚ずつ
所定の大きさに切断すると共に、切断したシートを2枚
重ね合わせ、さらに、重ね合わせたシートの1辺を溶着
装置に挿入して溶着を行い、1辺の溶着が終わると、シ
ートを回して他の2辺の溶着をも行わなければならない
ので、非常に手間がかかり、大型袋を製造する効率が悪
く、コスト高になるという欠点があった。
特に、切断したシートを重ね合わせる作業及びシートの
3辺を溶着するためにシートを回転させる作業を人力で
行なっているので、袋の製造能率を向上させることは困
難であった。
また、従来の切断・溶着装置では、常時通電されて加熱
状態となった熱刃が碍子を介して支持されている。この
熱刃を固定式にすると、碍子等の異常な蓄熱のために搬
送中のシートが溶けたり、破れたりして溶着できないお
それがあるため、熱刃を非動作時にシート搬送路から離
反させる可動式にせざるを得なかった。
このため、可動式の熱刃構造では、高温部分が広範囲に
動くので危険であると共に、熱刃に給電するための配線
が複雑になる欠点があり、上下動するので耐久性も劣る
ものであった。
そこで、この発明は、上記の問題点に鑑み、大型の袋を
能率よく製造することができる合成樹脂製大型袋の製造
装置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するため、本発明の合成樹脂製大型袋の
製造装置としては、熱可塑性合成樹脂よりなる2枚の広
幅発泡シートを重ね合わせつつ搬送する搬送手段を設
け、上記シートの搬送方向に沿う方向のいずれか一方の
側部を溶着する側部溶着手段を設け、さらに、この側部
溶着手段の下流側に、側部が溶着されたシートの所定位
置を幅方向に切断すると共に、切断端部を溶着する切断
・溶着手段を設けており、上記切断・溶着手段は、切断
・溶着のタイミングに合わせて通電がなされる固定式の
ヒータ部を含んだインパルスシーラからなり、このイン
パルスシーラと対向する圧着部として上下に移動自在な
圧着板を設けていることを特徴としている。
<作用> 上記の構成の製造装置によれば、2枚の広幅発泡シート
の原反を供給すると、搬送手段によって上記2枚のシー
トを重ね合わせつつ搬送が行なわれると共に、その途中
に設けられた側部溶着手段によって搬送方向に沿う方向
のいずれか一方の側部が互いに溶着される。そして、そ
の下流側に設けられた切断・溶着手段によって、重ね合
わされた状態でシートの所定位置を幅方向に切断し、か
つ両側の切断端部を溶着することができる。これによ
り、重ね合わされた2枚のシートは、方形状で、かつ3
辺が溶着された状態に形成され、搬送方向に沿う方向の
他方の側部のみが開口している大型袋が形成される。
さらに、切断・溶着手段としてのインパルスシーラに設
けられた固定式のヒータ部には、必要な時だけ通電され
るので異常な蓄熱が無い。また、ヒータ部は固定されて
いるので、安全で構成も簡単となる。
<実施例> 以下実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第1図は、この発明の一実施例の製造装置を示す概略平
面図、第2図は、上記製造装置の側面図である。
この製造装置は、2本の原反ロール(A)(A)からそれぞれ
合成樹脂発泡シート(s)(以下単に合成樹脂シートとい
う)を引き出して、重ね合わせると共に、重ね合わせた
状態で排出側まで搬送することができる搬送装置(1)
と、上記合成樹脂シート(S)(S)の搬送方向に沿う方向の
一方の側部を溶着する側部溶着装置(3)と、一方の側部
が溶着された合成樹脂シート(S)(S)を幅方向に切断する
と共に、双方の切断した端部において、上下のシート
(S)(S)を溶着して接合する切断・溶着装置(4)とを具備
している。上記側部溶着装置(3)及び切断・溶着装置(4)
は、搬送装置(1)の途中に上記した順序に設けられてい
る。
上記搬送装置(1)は、2本の原反ロール(A)(A)をそれぞ
れ回転可能に支持する支持部(11)(11)と、上記原反ロー
ル(A)(A)から繰り出される合成樹脂シート(S)(S)を双方
が近接するように案内する3対のガイドロール(12)(13)
(14)と、これらのガイドロールのうち下流側のガイドロ
ール(14)によって案内された2枚の合成樹脂シート(S)
(S)を重ね合わせるニップロール(15)と、合成樹脂シー
ト(S)(S)の搬送方向と直交する方向にテンションを付与
するためのテンションロール(16)と、一対の駆動ロール
よりなり、側部溶着装置(3)の両側に配置された2組の
搬送駆動ロール(17)(18)と、合成樹脂シート(S)(S)の弛
みを吸収するための段差ロール(19)と、合成樹脂シート
(S)(S)が所定の長さ送られた時点で、その搬送を一旦停
止させることができる定尺送り出しロール(20)と、さら
に合成樹脂シート(S)(S)を排出駆動する排出ロール(21)
とを具備しており、これらの各部は合成樹脂シート(S)
の搬送方向に沿って上記した順序に配置されている。な
お、切断・溶着装置(4)は、上記定尺送り出しロール(2
0)と排出ロール(21)との間に設けられている。
また、上記搬送駆動ロール(17)(18)の間には、合成樹脂
シート(S)(S)を載置して搬送するベルトコンベア(22)が
設けられている。このベルトコンベア(22)は、並列に配
置された複数のエンドレスベルト(221)によって構成さ
れていると共に、エンドレスベルト(221)は駆動部(222)
によって回転駆動されている。そして、このベルトコン
ベア(22)の上部には、搬送される合成樹脂シート(S)(S)
をエンドレスベルト(221)に押し付けるための押え板(2
3)が設けられている。
上記排出ロール(21)は、上方のロール(21a)がエアシリ
ンダ(21b)によって離反可能に設けられており、後述す
る切断・溶着装置(4)の動作時に、上方のロール(21a)が
離反して合成樹脂シート(S)(S)への駆動力を一旦解除す
ることができる。
これにより、合成樹脂シート(S)(S)は、定尺送り出しロ
ール(20)まで連続的に搬送されると共に、定尺送り出し
ロール(20)からは切断・溶着装置(4)の作動にタイミン
グを合わせて間欠送りされる。上記段差ロール(19)は、
この合成樹脂シート(S)(S)を搬送方向に直交する方向に
ばね付勢されており、上記合成樹脂シート(S)の搬送速
度の差を吸収することができる。
上記排出ロール(21)の下流側には、作製された大型袋を
受ける製品受台(50)が設けられている。
なお、上記搬送装置(1)のガイドロール(13)と(14)の間
には、合成樹脂シート(S)(S)の幅方向の弛みを除去する
ため、合成樹脂シート(S)の両側部にクロスガイダ(24)
が設けられている。
次に、搬送装置(1)の上記搬送駆動ロール(17)(18)間に
設けられた側部溶着装置(3)を説明する。この側部溶着
装置(3)は、搬送装置(1)の上記ベルトコンベア(22)によ
って搬送される合成樹脂シート(S)の側部をわずかに切
り落として上下の端部を揃えるカッター部(31)と、この
端部を接合する溶着部(32)と、上記カッター部(31)及び
溶着部(32)を支持すると共に、これらの各部を合成樹脂
シート(S)の幅方向に移動させる支持装置(33)とを具備
している。
上記カッター部(31)は、合成樹脂シート(S)(S)を上下か
ら挾んで切断する一対の円板カッター(311)と、円板カ
ッター(311)の駆動を行う駆動部(312)と、上記円板カッ
ター(311)の上下左右に設けられた送りベルト(313)とを
具備している。この送りベルト(313)は、上下各一対の
ベルトによって合成樹脂シート(S)(S)を挾持して搬送す
ることができると共に、円板カッター(311)で切断する
時に合成樹脂シート(S)(S)が移動しないように保持する
ことができる。
この円板カッター(311)は、重ね合わされた合成樹脂シ
ート(S)(S)の端部が不揃いになっているとがあるので、
端部からわずかに内側を切り込んで上下の合成樹脂シー
ト(S)(S)の端部を揃え、次の溶着部(32)において、切り
込んだ縁部の溶着を確実に行うことができるようにする
ものである。
また、この円板カッター(311)は、合成樹脂シート(S)
(S)の幅を所定の寸法に切断するために用いることがで
きる。
上記溶着部(32)は、上下一対のエンドレスシーラ(321)
が、合成樹脂シート(S)の搬送方向に沿って2組設けら
れていると共に、合成樹脂シート(S)(S)を挾む一対の送
りベルト(322)が上記エンドレスシーラ(321)に並設され
ている。上記エンドレスシーラ(321)は、上下のヒータ
部の間を通過する2枚の合成樹脂シート(S)(S)の端部を
加熱することによって、溶着することができる。また、
送りベルト(322)は、エンドレスのテフロンベルトによ
って構成されていると共に、駆動部(323)によって回転
駆動されている。
支持装置(33)は、合成樹脂シート(S)の幅方向に設置さ
れた一対のレール(331)上に、移動自在に支持部(332)が
設けられており、当該支持装置(33)を移動させて、上記
円板カッター(311)及びエンドレスシーラ(321)の位置決
めを行うことができる。
上記切断・溶着装置(4)は、合成樹脂シート(S)の幅方向
に設けられたインパルスシーラ(41)と圧着部(42)、及び
インパルスシーラ(41)に並設された剥離バー(43)を具備
している。
インパルスシーラ(41)は、合成樹脂シート(S)(S)の搬送
路の下方側に設けられており、第5図に示すように、上
に向けた切刃(41a)及びこの切刃(41a)の両側に設けられ
たヒータ部(41b)によって構成されている。ヒータ部(41
b)には、圧着部(42)が下降するタイミングに合わせて通
電されるようになっている。
圧着部(42)は、合成樹脂シート(S)(S)を上記インパルス
シーラ(41)に圧着するための圧着板(42a)を有し、一端
がこの圧着板(42a)に連結されて、当該圧着板(42a)を上
下に移動自在に支持するリンク部(42b)が設けられてい
ると共に、リンク部(42b)の他端側に連結され、所定の
タイミングで圧着板(42a)を下降させるエアシリンダ(42
c)が設けられている。
また、剥離バー(43)は、中央が軸支されたL字状のリン
ク(43a)に支持されていると共に、このリンク(43a)は、
その一端にエアシリンダ(43b)が連結されている。この
エアシリンダ(43b)が作動すると、リンク(43a)の先端が
上昇して合成樹脂シート(S)(S)を持ち上げ、上記インパ
ルスシーラ(41)から合成樹脂シート(S)(S)を剥離するこ
とができる。
上記の製造装置の動作を説明する。合成樹脂シート(S)
は、原反ロール(A)(A)として供給され、搬送装置(1)の
支持部(11)(11)にそれぞれ装着される。この合成樹脂シ
ート(S)は、袋の使用目的によって異なるが、大型冷蔵
庫等を覆う大型袋を作製するためには1500mm程度の
幅で、厚みが0.5〜2mmのものを使用している。そし
て、原反ロール(A)(A)が装着された状態で、搬送装置
(1)を駆動すると、合成樹脂シート(S)が双方から引き出
され、ガイドロール(12)(13)(14)に案内されると共に、
ニップロール(15)によって重ね合わされる。重ね合わさ
れた合成樹脂シート(S)(S)は、搬送駆動ロール(17)を通
って、ベルトコンベア(22)上に運ばれると共に、側部溶
着装置(3)によって一方の側部(s1)が溶着される。
側部溶着装置(3)では、先ずベルトコンベア(22)上の合
成樹脂シート(S)(S)の側部(s1)をカッター部(31)が所定
の幅だけ切り込む。切除された耳部(M)は、下方に排除
される。そして、切り揃えられた合成樹脂シート(S)(S)
の端部(S1)は、溶着部(32)のエンドレスシーラ(321)に
よって連続的に接合されていき、袋の底部に相当する部
分が形成される。なお、ベルトコンベア(22)が合成樹脂
シート(S)を送る速度としては、毎分20〜25mに設
定されている。
上記支持装置(33)は、合成樹脂シート(S)の端部を基準
にして予め位置設定されているが、適宜変更することも
できる。また、合成樹脂シート(S)の端部位置を検出す
るセンサを設け、このセンサの検知情報を駆動部に連結
し、駆動部が支持装置の位置決めを自動的に行うように
構成することもできる。
一方の側部(S1)が溶着された合成樹脂シート(S)(S)は、
段差ロール(19)を経て定尺送り出しロール(20)によって
さらに搬送される。この合成樹脂シート(S)が、定尺送
り出しロール(20)から所定長さ送り出されたとき、当該
定尺送り出しロール(20)は一旦停止する。このタイミン
グに合わせて、切断・溶着装置(2)が作動する。これに
より、合成樹脂シート(S)(S)の所定位置が幅方向に切断
される。この切断長は、作製する大型袋の側面幅に対応
した寸法(例えば2000mm)に設定されている。
上記切断・溶着装置(4)では、合成樹脂シート(S)が搬送
される時に、インパルスシーラ(41)のヒータ部(41b)に
通電されてヒータ部(41b)が所定の温度になっている。
そして、定尺送り出しロール(20)が一旦停止すると同時
に圧着部(42)が下降して、重ね合わされた合成樹脂シー
ト(S)(S)をインパルスシーラ(41)に圧着する。すると、
合成樹脂シート(S)(S)は、切刃(41a)によって幅方向に
切断されると共に、両方の切断端部ではヒータ部(41b)
(41b)によってそれぞれ溶着される。これにより、合成
樹脂シート(S)(S)の端部(第1図に符号(S2)で示す)が
幅方向に溶着される。また、既に切断・溶着装置(4)を
通過して所定の大きさに切断された合成樹脂シート(S)
(S)(下流側)においては、上流側の端部(第1図に符
号(S3)で示す)の溶着が行われることになる。
双方の側部(S2)(S3)が溶着された合成樹脂シート(S)(S)
は、排出ロール(21)によって、製品受台(50)に排出され
る。なお、この搬送ロール(21)は、定尺送り出しロール
(20)が停止したときは、これに連動して上方のロール(2
1a)が離反し、合成樹脂シート(S)(S)の搬送を一時停止
する。
このようにして作製された大型袋は、第6図に示すよう
に、2枚の方形シート(S)(S)が重ね合わされた状態で、
周囲の3辺(S1)〜(S3)がそれぞれ溶着されており、残り
の1辺(S4)が開口している。したがって、この開口を拡
げて大型冷蔵庫等の上部から被せることによって、当該
大型冷蔵庫等を覆うことができる。
なお、原反ロール(A)(A)を支持している支持部(11)(11)
には、原反ロール(A)(A)が引き出し速度より速く回転す
ることのないように、その回転を制御するブレーキ(11
a)(11a)が設けられている。
また、定尺送り出しロール(20)が一旦停止しても、上記
搬送駆動ロール(18)等は、停止することなく回転してい
るが、搬送駆動ロール(18)と定尺送り出しロール(20)の
間に設けられた段差ロール(19)により、搬送駆動ロール
(18)等によって連続的に搬送されるために生ずる合成樹
脂シート(S)の撓みを吸収することができる。
上記製造装置であれば、側部溶着装置(3)及び切断・溶
着装置(4)を搬送装置(1)の途中に設けていると共に、側
部溶着装置(3)を切断・溶着装置(4)より上流側に設けて
いるので、合成樹脂シート(S)が切断される前における
シート(S)の搬送姿勢が乱れ難い状態で、側部(S1)の溶
着を行うことができる。このため、側部(S1)の溶着を確
実に実施することができると共に、製造装置全体をコン
パクトに構成することができる。
なお、上記切断・溶着装置(4)は、ヒータ部(41b)を有す
るインパルスシーラ(41)を具備しているので、ヒータ部
(41b)に常時通電する必要がなく、ヒータ部(41b)や切刃
(41a)が異常に蓄熱するおそれは無い。したがって、ヒ
ータ部(41b)が適温となり良好な溶着が行えると共に、
インパルスシーラ(41)は動かないので、ヒータ部(41b)
を有するインパルスシーラ(41)側の支持構造が簡易化す
るとともに、安全性が向上し、通電のための配線が容易
となる等、機構的に構成が簡単となる。また、ヒータ部
(41b)が可動しないので張力調整の構造も簡単になる。
上記合成樹脂シート(s)は、発泡シートを使用している
ので衝撃緩衝性に優れており、例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合
体)等からなる発泡シートが採用される。また、上記シ
ートに合成樹脂フィルムをラミネートした複合シートを
使用することもできる。さらに、袋の断熱性をよくする
ため、アルミニウム箔等をラミネートしたシートを用い
ることもできる。
<発明の効果> 以上のように、この発明の合成樹脂製大型袋の製造装置
によれば、2枚の広幅シートを供給するだけで、それら
のシートを重ね合わすと共に、所定の大きさに形成し、
かつ周囲の3辺を溶着することができるので、大型袋を
作製する一連の作業を、人力に頼ることなく自動的に行
うことができる。したがって、この装置を使用すること
によって、大型袋の製造効率を向上させることができ、
袋のコストを引き下げることができる。
また、側部溶着手段の下流側に、切断・溶着手段を設け
ているので、シートを切断する前の搬送姿勢が乱れてい
ない状態で、側部の溶着を行うことができ、側部の溶着
を確実に実施することができると共に、各手段を近接し
て設けることができるので、製造装置全体をコンパクト
に構成することができる。
さらに、切断・溶着手段は、固定式のヒータ部を含んだ
インパルスシーラ及びインパルスシーラと対向する圧着
部として上下に移動自在な圧着板を具有しているので、
必要な時だけヒータ部に通電すればよく、異常な蓄熱を
抑えられ、良好な溶着を行うことができる。また、ヒー
タ部側を移動させずに固定式にしているため、ヒータ部
を有するインパルスシーラ側の支持構造が簡易化できる
とともに、安全性が向上し、通電のための配線が容易と
なる等、機構的に構成が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の合成樹脂製大型袋の製造
装置を示す概略平面図、 第2図は上記製造装置の側面図、 第3図は上記製造装置の部分拡大平面図、 第4図は第3図の側面図、 第5図はインパルスシーラの断面図、 第6図は作製した大型袋の斜視図である。 (1)…搬送装置、(3)…側部溶着装置、 (4)…切断・溶着装置、(s)…合成樹脂シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性合成樹脂よりなる2枚の広幅発泡
    シートを重ね合わせつつ搬送する搬送手段を設け、上記
    シートの搬送方向に沿う方向のいずれか一方の重ね合わ
    された側部を溶着する側部溶着手段を設け、さらに、こ
    の側部溶着手段の下流側に、側部が溶着されたシートの
    所定位置を幅方向に切断すると共に、切断端部を溶着す
    る切断・溶着手段を設けており、上記切断・溶着手段
    は、切断・溶着のタイミングに合わせて通電がなされる
    固定式のヒータ部を含んだインパルスシーラからなり、
    このインパルスシーラと対向する圧着部として上下に移
    動自在な圧着板を設けていることを特徴とする合成樹脂
    製大型袋の製造装置。
JP1076303A 1989-03-27 1989-03-27 合成樹脂製大型袋の製造装置 Expired - Lifetime JPH0624782B2 (ja)

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