JPH05262335A - パッケージフィルムに閉鎖手段を整列装着する方法及び装置 - Google Patents

パッケージフィルムに閉鎖手段を整列装着する方法及び装置

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JPH05262335A
JPH05262335A JP4212775A JP21277592A JPH05262335A JP H05262335 A JPH05262335 A JP H05262335A JP 4212775 A JP4212775 A JP 4212775A JP 21277592 A JP21277592 A JP 21277592A JP H05262335 A JPH05262335 A JP H05262335A
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web
fastener
packaging material
fastener material
sealing
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JP4212775A
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Heinz F Runge
ハインツ・エフ・ルンジ
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Kraft General Foods Inc
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65B—MACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B9/00—Enclosing successive articles, or quantities of material, e.g. liquids or semiliquids, in flat, folded, or tubular webs of flexible sheet material; Subdividing filled flexible tubes to form packages
    • B65B9/06—Enclosing successive articles, or quantities of material, in a longitudinally-folded web, or in a web folded into a tube about the articles or quantities of material placed upon it
    • B65B9/08—Enclosing successive articles, or quantities of material, in a longitudinally-folded web, or in a web folded into a tube about the articles or quantities of material placed upon it in a web folded and sealed transversely to form pockets which are subsequently filled and then closed by sealing
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65B—MACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B61/00—Auxiliary devices, not otherwise provided for, for operating on sheets, blanks, webs, binding material, containers or packages
    • B65B61/18—Auxiliary devices, not otherwise provided for, for operating on sheets, blanks, webs, binding material, containers or packages for making package-opening or unpacking elements
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形、充填、密封装置を用いて、再閉可能な
ファスナ材の一対の連続した長尺の相互に係合可能な帯
をフィルム材のウェブに整列して装着させることにより
再閉可能なパッケージを形成する方法及び装置を提供す
る。 【構成】 ファスナ材１６、１８が、パッケージフィル
ム材のウェブ２０の長手方向の折り込み内に固定され、
次にウェブ２０は、直接、成形・充填・密封機１０の中
へ進められ、ここで水平に定位され、ウェブ上に製品２
４が置かれる。次にウェブ２０は、長尺の封止片ができ
るよう両縁部が合うように、製品２４の両側から上方に
巻装される。続いて横方向密封手段により、パッケージ
の両端部が密封される。更に、パッケージの両端部がウ
ェブから切断され、完成パッケージが前後のパッケージ
から切り離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は概して包装に関し、特
に、再閉可能なパッケージの成形、充填、密封に関す
る。
【０００２】
【従来技術及び解決しようとする課題】ある食料品にお
いては、包装効率及び許容貯蔵寿命は、成形・充填・密
封（ＦＦＳ）工程における製品の密封包装により定まっ
ている。チーズ片等の製品に商業上用いられている従来
のＦＦＳ工程に含まれる作業には、積層ポリマ材を水平
に定位する工程と、製品をウェブ上の配設する工程と、
接着片が縦長になるよう両端が合うように製品の両側か
ら上方へウェブを巻装する工程と、続いて両端の密封す
る工程と、完成パッケージのウェブから切断する工程と
を有する。パッケージ内から酸素を除去するために、ガ
スフラッシュ技術が使用されている。上記の工程は、米
国特許第３２７４７４６号に開示されている。
【０００３】上記の方法に従って製造されるパッケージ
を再閉可能にするには、ＦＦＳ工程でのウェブ使用前
に、巻き込み工程において、ウェブの連続した長手方向
の折り込み内に連続したファスナ材の長尺の帯をつける
ことになる。ウェブの長手方向の折り込み中に予めファ
スナをつけたフィルムロールを使用している成形・充填
・密封工程は、米国特許第４５８９１４５号及び第４６
６３９１５号に開示されている。この方法の欠点の一つ
は、パッケージを完成させるのに二つの異なる工程を必
要とし、多少非能率的であることである。また、ファス
ナ装着後のパッケージ材のロールはかなりかさばり、扱
いにくくなる。その上ロールの片側にファスナ材が幾層
にもあるため片寄ってしまう。このためＦＦＳ装置のス
ピードが制限され、さらにファスナを使用していないＦ
ＦＳ工程よりもロール材の交換を頻繁に必要とすること
になる。水平作動のＦＦＳ工程において再閉可能パッケ
ージをつくるためのより効率的な方法が必要とされる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、再閉可能なパ
ッケージをつくるため、水平に作動するＦＦＳ装置を用
いて、パッケージ材のウェブに、再閉可能なファスナ材
の一対の細長く相互に係合可能な帯を整列してつける方
法と装置を提供する。ファスナ材はパッケージ材のウェ
ブの長手方向の折り畳み内に取り付けられ、ウェブはＦ
ＦＳ機の中へ直接入ってその中で水平に定位され、その
後製品がウェブ上に置かれる。次に接着部が縦長になる
よう両端が合うように製品の両側から上方へウェブを包
む。続いて、パッケージの両端を横方向の密封手段によ
り密封し、ウェブからパッケージの両端を切断し、完成
パッケージを前後のパッケージから切り離す。
【０００５】フィルム材のウェブにファスナ材を線状に
装着する際に考慮すべきことは、この装置の小型化であ
る。ファスナ材を装着する装置は、好ましくは、従来の
成形、充填、密封装置に組み合わせて改装設置されてお
り、装置の結合により過度にスペースを必要とすること
はない。このため、ファスナ材を装着する装置は、２レ
ベル作動を行う。ここでは、フィルムにファスナの側面
をつける部品が低レベルに配置され、その上にウェブの
長手方向の折り込みが配設される。これはフィルムウェ
ブを支持する従来の装置面と同じ高さである。
【０００６】本発明の方法と装置によって提起される別
の問題は、ウェブのしわの管理、あるいは除去に関する
ものである。しわは密封状態を損なうほどに密封工程の
じゃまになることがある。本発明の装置と方法において
は、フィルムを略滑らかでしわのない状態に保つための
手段が提供されている。
【０００７】本発明の別の特徴は、以下に説明する。
【０００８】
【実施例】本発明は、再閉可能なパッケージを成形、充
填、密封する方法と装置において具現されることが好ま
しい。好ましい装置１０は、一般に、再閉可能ファスナ
材の一対の連続した細長い帯１６及び１８を袋材のウェ
ブ２０につけると共にフィルム内に縦長の折り込み２２
を形成して取り付けたファスナ帯を納める装置１２と、
これに隣接し、製品２４をフィルムで包んでそのフィル
ムを密封、切断して完成パッケージや袋２６をつくる装
置１４より成る。
【０００９】袋材は、好ましくは、内面がエチレンビニ
ルアセテート共重合体でコーティングされた積層ポリマ
フィルムより成る。コーティングによってパッケージの
熱密封が容易になり、特に、密封工程中に封止部の途切
れ目や欠陥部を埋めることで密封効果を上げている。パ
ッケージ材は、装置中のウェブの流れの方向に垂直な水
平軸線を有する回転可能なリール３０上に支持されたロ
ール２８として供給される。ウェブ２０は、適当なラベ
ルと袋の開封・再閉に必要な方法を購買者に伝えるため
の説明文とを予め印刷してブランクの長さに対応した一
定の間隔を繰り返す一連のブランクより成る。一実施例
では、ブランクの長さは約３０．４８センチメートルで
ある。
【００１０】ファスナ帯１６及び１８の上には、相補的
な連続するファスナ面が設けられている。各帯は、片側
にはパッケージ材に装着させるための略平らで滑らかな
表面２８を、その反対側にはファスナ面を有する一体成
形押し出し品である。また、帯の摩擦係合が手で容易に
できるようにすると共に完成した袋を開ける際に消費者
によってファスナ面の分離が容易にできるようにする手
段を、ファスナ面に沿って設けてもよい。この手段は、
長尺の数珠状あるいは溝状としてもよい。
【００１１】帯１６及び１８は、ポリエチレン等の可撓
性で弾力のあるポリマ材より形成することが望ましい。
パッケージ材への帯の封着を容易にし、また、完成パッ
ケージの横密封部とファスナ帯の両端の交わり部の密封
性の維持を容易にするため、ファスナ帯あるいはその一
部を、エチレンビニルアセテートでコーティングしても
よい。本発明の他の実施例では、各帯のファスナ面の反
対側の表面２８に熱溶融接着剤を塗布したり、あるい
は、ファスナ帯をコーティングせずに、パッケージ材の
みにエチレンビニルアセテートをコーティングすること
により粘着性を付与してもよい。
【００１２】使用に先がけ、ファスナ帯１６及び１８
は、それぞれのファスナ面３０が相互に係合するように
ロール状に収容されることが望ましい。ファスナロール
材を支持するリール３６は、好ましくは少なくとも直径
約３０．４８センチメートルの芯を有する。この直径
は、装置の開発に使用された商業的に入手可能な公知の
ファスナ材のリールの直径よりも大きい。この、より大
きい芯の直径は、ファスナ材がフィルムウェブに装着さ
れ縦長に折られた後、ファスナ材の線形を維持するのに
多大な効果を発揮するものと考えられている。
【００１３】本発明の開発中、パッケージフィルムのし
わにより、装置の作業の種々の段階で問題が生じた。し
わの問題は、長手方向の折り込みを形成して製品をフィ
ルムで包みそれを密封する際に必要なフィルムの立体操
作により、幾分複雑になっている。しわの問題は、ある
意味では、ファスナ帯１６及び１８をフィルムウェブ２
０に装着した後、これらが非線形形状をとるという傾向
に由来しており、一方、ファスナ帯１６及び１８の非線
形形状は、工程を行う際に使用される帯材のロール芯の
直径に関連することが明らかになった。比較的大きな芯
の直径により、しわ問題のある側面が緩和されることが
知られている。しわの問題の別の側面は、以下に説明す
る。
【００１４】ファスナ材３６のリールは、水平軸線を有
し、図示実施例では、自立構造で立っている支持フレー
ム３８上に支えられ、ファスナ材をとりつけるための装
置１２の片側に設置されている。ファスナ材は、リール
から発して、ファスナ材が通過できるようにその間に間
隙を形成して自由に回転する一組のローラで構成される
ダンサローラ組立体４０を通る。このときファスナ材
は、軸回転可能にリール支持フレーム３８上に支持され
たＬ字型レバーアーム４２の端部に回転可能に支持され
ている。また、ウェブ２０に装着するためファスナ材が
リール３６から装置１２に引き出されるとき、レバーア
ームは、弛みをとりファスナ材上に略一定の張力を付与
するように下方に付勢される。
【００１５】ファスナ材は、次に、一対のガイドローラ
４４及び４６と更にその先のガイドローラ４８から成る
分離組立体４３を通る。その後ファスナ面３０を相互に
引き離し、それぞれのファスナ帯１６及び１８に分ける
作業を連続して行っている分離ローラ４９にかけられ
る。次に、帯はそれらの軸線に対して９０゜ねじ曲げら
れ、それらの底面２８がほぼ同一平面上になるよう相互
に間隔を開けて平行にされる。この形状で、各帯はロー
ラ５０上に引かれ、それらをフィルムウェブ２０に対し
正確に配列するスロットガイド５２を通過する。
【００１６】ガイド５２からすぐ下流で、ファスナ帯と
それに接するフィルムウェブ２０の縦長の部分が、一対
の銅ベリリウム溶封バー５４によって加熱される。溶封
バー５４は、帯とフィルム領域の温度を、それらに触れ
ずに、放射及び対流伝導熱を通して高めるものである。
次に、複数の加圧ホイール５８、６０、６２、６４によ
って帯のフランジ部５６とそれに接するフィルムウェブ
の加熱部に圧力がかけられ、帯１６及び１８をフィルム
に融着させる。比較的高速の作業が行われている際にフ
ィルムとファスナ帯材に必要な熱伝導を与えるため、熱
封着バーは、比較的長く（好ましくは約３０．４８セン
チメートルの長さ）、また、フィルムとファスナ帯に密
接して（好ましくは０．２５４センチメートル以下だけ
離隔して）保持されている。
【００１７】図７に示すように、好ましい加圧ホイール
は、一対のホイール５８及び６０が前後に位置した上部
ホイール組立体と、その上部ホイールからの圧力に正対
したホイール６２及び６４から成る下部ホイール組立体
より構成されている。上部ホイール５８と６０はほとん
ど等しい圧力を加えることが望ましいので、これらはピ
ン６８を中心に回動可能な支持体６６に組み込まれてい
る。ピン６８は、ピンを通ってウェブに垂直な面がそれ
ぞれのホイールから中間に略等距離となる位置に配設さ
れている。ピン６８は、コイルバネ７４の下端部を収容
するための凹部７２を有する軸回転レバーアーム７０の
端部に固定されており、コイルバネ７４はレバーアーム
７０を下方に付勢するために加圧され、これにより上部
ホイール５８及び６０が下方に付勢される。付勢力を調
節可能とするため、コイルバネ７４の上端部は、フレー
ム部材７８のねじ穴の中に支持された調節ネジ組立体７
６の下端部と係合している。下部ホイール６２及び６４
は、下部フレーム部材から上に伸びて固定されたＴ字型
支持体８０に回転可能に取り付けられている。
【００１８】上下ホイールにはそれぞれ、適当な軸受を
設けている。一方の下部ホイールの軸受８２を図１２に
示す。図１２にも示したように、各上下ホイールは、フ
ァスナ帯材のフランジ部５６とフィルムウェブの対応す
る当接部分とに係合すると共に両側の直径が比較的大き
い表面８４及び８５を有する。また、フランジ部５６同
士の間でファスナ帯とウェブが係合しないように、その
間により小さい直径の部分８６及び８７を設けている。
ファスナ帯のフランジ部と係合する下部ホイールの大径
の表面８５にはぎざぎざがついている。一方、これに対
応する上部ホイールの表面８４は比較的滑らかである。
【００１９】上下加圧ホイール５８、６０、６２、６４
を通過した後、ファスナ帯をつけたフィルムは、ホイー
ルから少し下流にあるガイドローラ８８を抜けて上方に
引き上げられ、続いて装置の入力端部にあるローラ９０
を通る。ローラ９０を通過する際、フィルムは方向を変
える。すなわち、左上方（図５のように）に垂線に対し
約３０゜の角度で動いていたものが装置の入力端部から
出力端部へ水平に移動するようになる。
【００２０】フィルム２０は、回転中フィルム２０の下
面に接する水平方向の軸線を中心として回転可能な複数
のローラ９４を有するローラコンベヤ９２により、装置
１２の入力端部付近に支持される。ローラコンベヤから
すぐ下流には十分に平らで滑らかな表面９６があり、そ
の上に製品２４を支持しながらフィルムが滑動する。製
品２４は、ウェブ２０の袋のブランクの長手方向寸法に
対応して一定の間隔で置かれるよう、装置１２の入力端
へ伸びている水平のベルトコンベヤ９８によって、装置
の入力端部のフィルム２０上に乗せられる。また、ベル
トコンベア９８は、それぞれの駆動装置を接続する調時
チェーンまたはベルト９９を介して、ウェブ２０に応じ
たタイミングで駆動される。
【００２１】長手方向のスロットまたは溝１００を、ロ
ーラコンベヤ９２と支持面９６の近くに設け、ファスナ
帯１６及び１８のついたフィルムウェブの折り込み部１
０８を収容している。ファスナ材１６及び１８の間にあ
るフィルムウェブの長手方向部分１０２は、回転中フィ
ルムと接触する垂直に設置されたホイール１０４により
下方に付勢される。ファスナ帯１６及び１８も、同様に
下方に引かれて溝内に収容される。ウェブが装置１２に
沿って流れ続けるとき、折り込み部１０８は第二のホイ
ール１０６と、フィルム及びファスナと摺動しつつ接触
を保っている静止した垂直プレート１１０とによって、
支持されている。プレート１１０の両側に溝１１２を設
けることにより、摺動しつつ接触しているファスナ面３
０を収容している。また、プレート１１０により、ファ
スナ帯１６及び１８を、それらの互いに係合可能な面３
０が整合するように、相互に整列させている。折り込み
部１０８はプレート１１０に沿って流れるとき、その外
表面はシュー１１４の内表面１１６と係合している。プ
レート１１０の端部のすぐ下流では、シューの内表面１
１６は集束し、ウェブが前方に引かれるときウェブの折
り込み部の外面に内向きの圧力を付与している。これに
より、ファスナ面３０の相互係合、すなわちファスナの
封止が施される。
【００２２】ウェブは、ファスナ帯をつけると共にウェ
ブを折り畳む装置１２を通過し、袋２６を形成、充填、
密封するのに要する別の工程を実施するための装置１４
へと移動する。
【００２３】ファスナ面は相互に係合したまま、ウェブ
の正対する長手方向縁部１１８と１２０は、製品の上面
のほぼ中心で合うように製品のまわりを上方に向けて巻
装され、成形される袋の上面に長手方向の封止片１２２
ができるように互いに封着される。この封止片は従来の
密封装置１２４によってつくられる。
【００２４】装置１２６（図１）は、公知の技術によ
り、空気を除去、すなわちパッケージに逆流を与えるも
のである。横方向の封止は、封止バー１２８によって行
われ、完成パッケージは横方向の切断器１３０（図４）
によってウェブから切り離される。
【００２５】先に述べたように、この装置が包含する問
題の一つに、ウェブ、特に長手方向の折り込みがつくら
れる部位とファスナ面が相互係合する部位の近辺のしわ
の管理がある。これらの部位では、フィルムは折り込み
の各側で平らでしわのない状態で保たれていることが望
ましい。
【００２６】このために、しわの管理は、ローラ９０の
表面にテーパを付けること、ローラ９０を僅かに傾斜さ
せる手段を設けること、ウェブ２０の上面と係合する複
数の摩擦ホイール１３２、１３４、１３６、１３８を使
用すること等を含む種々の手段を組み合わせて行われて
いる。
【００２７】ローラ９０の表面は、一対の円錐台の表面
１４０及び１４２から成る。これらはファスナ材帯１６
及び１８の中間の領域１０２に対応する位置で交わり、
この位置でローラ９０の直径は最大になる。テーパの角
度は比較的小さく、例えば約５゜である。
【００２８】ローラ９０を調節可能にするには、ローラ
の少なくとも一方の端部が、その位置を調節するために
少なくとも１゜は自由に動くよう調節できなくてはなら
ない。図示実施例では、図１に示したようにローラの右
端は、軸回動可能なアーム１４４上に支持され、ローラ
の左端よりやや低位に位置されている。このことは、フ
ァスナ面１６及び１８の取り付けや、長手方向の折り込
み１０８の形成や、製品上方へのウェブの巻装によりウ
ェブに付与される不均一な形状に起因するウェブの張力
の変化を部分的に補うのに効果がある。
【００２９】しわとウェブの張力の管理を、更に、摩擦
ホイール１３２、１３４、１３６、１３８によって行っ
ている。各ホイールは、ウェブが前方へ流れる際、ウェ
ブの縁部１１８及び１２０のいずれかの付近で外向きの
張力を与えるように位置している。摩擦ホイールは、ウ
ェブの前方移動によって回転するようにウェブ２０の上
面と係合し、また、それらの回転により各ホイールと係
合するウェブの表面が外側に付勢されるよう少し外側に
向いている。
【００３０】作業中断中、ウェブ２０やファスナ帯１
６、１８が破損されることのないように、ウェブの流れ
の停止に応じて溶封バー５４をウェブ２０の近傍から離
隔させるための手段を設けている。溶封バー５４は、組
立体１４６の一部であり、図７と９で示すように、装置
１２のフレーム上に固定されたフレーム１４８と、溶封
バーを支持して往復運動する支持部材１５２及び１５３
より成る。支持部材１５２及び１５３は、それらの加熱
面１５４がウェブ及び互いと近接する閉位置と、停止中
のウェブ２０の過熱を避けるために溶封バーとウェブ２
０との間に十分な空間を設けた開位置との間で、移動可
能である。図７と図９は、閉位置での溶封バー５４を示
している。
【００３１】装置１２は、制御システム１５５を有し、
これによりウェブ移動の開始に先がけ、溶封バー５４を
開位置にした状態で、装置の始動中、溶封バー５４を予
熱する。かくして、ファスナ面１６と１８を、溶封バー
５４間を通るウェブの略全長に沿って、ウェブ２０に正
しく封着させることができると共に、作業開始時におい
て、溶封バーが作動温度まで加熱されている間の熱の不
足のために、かなりの長さのファスナ帯１６、１８の溶
着が不十分になることはない。
【００３２】図９に示すように、往復運動する支持部材
１５２及び１５３は、それぞれ一対の平行なロッド１５
８、１６０から成り、これらは各溶封バーのそれぞれの
端部において固定フレーム１４８の内腔を通って摺動可
能に配設され、取り付けブロック１６１を介して溶封バ
ー５４に装着されている。
【００３３】溶封バー５４の開・閉位置間の移動は、長
尺の装置のほぼ中央に位置した油圧または空気圧シリン
ダ１６８によって行われる。各シリンダの一方の端部
は、フレーム上のそれぞれの突起部１７０に軸回動自在
に接続されており、もう一方の端部はレバーフレーム１
７２に軸回動自在に接続されている。レバーアームの支
点は、装置の作動中適所に固定される調節可能なリンク
１７４によって与えられる。各レバーアーム１７２は、
長尺の部材１７８を備えた好ましくは二股構造を有す
る。部材１７８は、それぞれの端部に、往復運動する支
持部材１５２の連係した一方の上で長尺のバー１６２と
係合する長尺のスロット１８０を有する。閉位置におけ
る各溶封バー５４の最も内側の位置を定めるために、ね
じ山付きロッドあるいは他の適切な調節可能なストップ
１８２を設けている。
【００３４】作業の停止中及び溶封バー５４が開位置に
ある始動中、上下のエアナイフ１８４と１８６（図９の
みに示す）は、溶封バー５４とフィルム２０の間に比較
的低温度の空気を送り込む。エアナイフは、溶封バー組
立体のフレーム１４８にボルトで締められている上下ブ
ラケット１８８、１９０上にそれぞれ支持され、作業空
気または他の適当な周囲空気源へ接続されている。こう
してウェブの流れの停止中、密封バーの開放と連動し
て、空気ナイフはウェブとファスナ帯の過熱を防いでい
る。
【００３５】上述したことから、本発明により再閉可能
パッケージの成形、充填、密封について改良した方法と
機器が得られることは明白である。本発明は、前述の実
施例やいずれの実施例にも限定されることなく、前記特
許請求の範囲に呈示される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る装置の斜視図。
【図２】図１の装置によって成形、充填、密封された袋
の斜視図。
【図３】図２の線３−３のに略沿った断面図。
【図４】図１の装置により袋を成形、充填、密封する様
子を示した概略図。
【図５】パッケージ材のウェブに再閉可能なファスナ材
の連続した帯をとりつけ、図１の装置でできた組立体に
長手方向の折り込みをつける装置の側面図。
【図６】図５の装置の平面図。
【図７】図５の装置の密封副組立体の側面図。
【図８】図７の線８−８に略沿った断面図。
【図９】図７の線９−９に略沿った断面図。
【図１０】図７の線１０−１０に略沿った断面図。
【図１１】図７の線１１−１１に略沿った断面図。
【図１２】図７の線１２−１２に略沿った断面図。
【図１３】図５の線１３−１３に略沿った断面図。
【図１４】図５の線１４−１４に略沿った断面図。
【符号の説明】
１６、１８……ファスナ帯 ２０……ウェブ ２２……折り畳み ２４……製品 ２６……袋 ２８……ロール ３０……ファスナ面 ３６……リール ４０……ダンサローラ組立体 ４４、４６……ガイドローラ ４９……分離ローラ ５４……溶封バー ５６……フランジ部 ５８、６０、６２、６４……加圧ホイール

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 成形・充填・密封装置において再閉可能
    な袋に食料品を入れる方法にして、 パッケージ材の連続したウェブを前進させる工程と、 接合ステーションにおいて、ファスナ材の一対の連続し
    た細長い帯をウエブに対し長手方向に向け、帯をパッケ
    ージ材のウェブに接合する工程と、 折り畳みステーションにおいて、ファスナ材の帯を整合
    させるように、パッケージ材のウェブを長手方向に折り
    畳む工程と、 ファスナ材の帯を相互に係合させる工程と、 充填ステーションにおいて、食料品の受け入れのため、
    ウエブの一部分を略平坦にほぼ水平に位置するように保
    持する工程と、 充填ステーションにおいて、ウェブの一部分上へ食料品
    を位置する工程と、 ウェブの両側部が食料品のまわりを上方へ巻装され、対
    向するウエブの両側部の縁部が合うようにする工程と、 対向する縁部を互いに密封し長手方向の密封片を形成す
    る工程と、 食料品の前縁部付近において、ウェブを横方向に密封す
    る工程と、 食料品の後縁部付近において、ウェブを横方向に密封す
    る工程と、 食料品の前縁部付近において、ウェブを横方向に切断す
    る工程と、 食料品の後縁部付近において、ウェブを横方向に切断す
    る工程と、 を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項２】 請求項１に記載の方法にして、前記接合
    ステーションと前記折り畳みステーションとの間で前記
    ウェブを、その幅の全体に亘って偏向の程度が変動する
    ように偏向させる工程を更に備えたことを特徴とする方
    法。
  3. 【請求項３】 請求項２に記載の方法にして、前記ウェ
    ブの偏向を、前記ファスナ材の帯の付近において最大化
    したことを特徴とする方法。
  4. 【請求項４】 請求項１に記載の方法にして、前記パッ
    ケージ材ウェブが、エチレンビニルアセテート共重合体
    から成る外層を有する積層ポリマ材より成ることを特徴
    とする方法。
  5. 【請求項５】 請求項４に記載の方法にして、ファスナ
    材をパッケージ材に接合させる工程は、パッケージ材ウ
    ェブの所定の領域を加熱しコーティングを溶融する工程
    を含み、コーティングは、次にファスナ材をパッケージ
    材に接合するために有効であることを特徴とする方法。
  6. 【請求項６】 請求項１に記載の方法にして、ファスナ
    材をパッケージ材へ接合する工程を、前記ファスナ材上
    に予め塗布した熱溶融接着剤を使用して行うことを特徴
    とする方法。
  7. 【請求項７】 請求項１に記載の方法にして、ファスナ
    材をパッケージ材に接合する工程が、圧力を加えて前記
    ファスナ材を前記パッケージ材に押し付けながら、パッ
    ケージ材とファスナ材の両方に予め塗布したエチレンビ
    ニルアセテートコーティングを溶融することより成るこ
    とを特徴とする方法。
  8. 【請求項８】 ファスナ材をパッケージ材に取り付け、
    再閉可能な袋の成形、充填、密封を連続して行う装置に
    して、 フレームと、 パッケージ材のウェブと、 パッケージ材ウェブを前進させる手段と、 第一と第二の相互に係合可能な帯からなる連続した長尺
    のファスナ材と、 接合ステーションにおいてファスナ材をパッケージ材に
    接合させる手段と、 ファスナ材の第一及び第二の相互に係合可能な帯を共に
    整合させ、パッケージ材の長手方向の折り畳み内にファ
    スナ材の帯が位置するように、パッケージ材のウェブに
    長手方向の折り畳みを設ける手段と、 第一及び第二の相互に係合可能な帯を相互に係合させる
    手段と、 製品を収容するためウェブの一部分をほぼ平坦で水平の
    形状に保つ手段と、 製品をウェブの一部分に位置する手段と、 対向する縁部が合うように製品のまわりを第一ウェブで
    上方に巻装する手段と、 対向する縁部を相互に接着し、封止片を形成する手段
    と、 形成される袋を横方向に密封するよう第一ウェブを横方
    向に密封する手段と、 袋を互いに分離するようパッケージウェブを横方向に切
    断する手段と、を含むことを特徴とする装置。
  9. 【請求項９】 請求項８に記載の装置にして、更に、前
    記ウェブのしわを管理する手段を設けたことを特徴とす
    る装置。
  10. 【請求項１０】 請求項９に記載の装置にして、しわを
    管理する前記手段がローラであることを特徴とする装
    置。
  11. 【請求項１１】 請求項１０に記載の装置にして、前記
    ローラが非均一な直径を有することを特徴とする装置。
  12. 【請求項１２】 請求項１０に記載の装置にして、前記
    ローラの軸線は前記ウェブの流れの方向に垂直とならな
    いように、前記ローラを傾斜させたことを特徴とする装
    置。
  13. 【請求項１３】 請求項８に記載の装置にして、ファス
    ナ材をパッケージ材に接合させる手段が、ファスナ材の
    フランジ部とこれに対応するウェブの部位とを加熱する
    手段と、前記フランジ部を前記ウェブの前記対応する部
    分に対して押すように加圧する手段とを有することを特
    徴とする装置。
  14. 【請求項１４】 請求項１３に記載の装置にして、前記
    加熱を行う手段が、前記接合ステーションにおいてウェ
    ブの流れの方向に平行に定位された一対の長尺の加熱素
    子より成り、前記長尺の加熱素子が少なくとも約３０．
    ４８センチメートルの長さで、作動中は前記ウェブ及び
    前記ファスナ材から狭い間隔を置いて離隔し、前記ファ
    スナ材の前記フランジ部とこれに対応する前記ウェブの
    部位を放射熱伝導によって効果的に加熱し得るようにし
    たことを特徴とする装置。
  15. 【請求項１５】 請求項１４に記載の装置にして、更
    に、ウェブの進行停止に際して、前記加熱素子を前記フ
    ァスナ材と前記ウェブから離す手段を設けたことを特徴
    とする装置。
  16. 【請求項１６】 請求項１５に記載の装置にして、更
    に、前記ウェブの進行停止に際して、前記ファスナ材と
    前記ウェブ上に空気の流れを起こす一対のエアナイフを
    設けたことを特徴とする装置。
  17. 【請求項１７】 請求項１３に記載の装置にして、前記
    加圧手段が、互いの方向に付勢された第一及び第二のロ
    ーラより成ることを特徴とする装置。
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