JP3599418B2 - 帯状包装体の製造装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、所定の幅を有する複数の包装材の端部同士をあらかじめ仮止めテープなどで接続して長尺にした包装材を、3方シールもしくは4方シールして内容物が充填された包装体が連続的に繋がった帯状包装体を製造する際に、内容物の充填後にテープなどで接続された包装材の接続部を自動的に検索して除去したのち、前記接続部を除去した前後の帯状包装体を再度接続するための帯状包装体の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
脱酸素剤などの自動包装方法として、たとえば、紙やプラスチックフィルムあるいはそれらの積層体からなるフィルムをロールに巻いた所定の幅を有する包装材を包装充填機器に送り出し、図3に示すように前記包装材を長手方向の中央から二つ折りし、折り目部を底部としたV字状の包装材に対して一定間隔毎に長手方向に直交させてヒートシールによるシール部52を形成して各包装体51aを形成し、得た各包装体51aの上部の開口部から所定量の脱酸素剤などの薬剤を充填したのち、当該開口部をヒートシールしてシール部53を形成することによって内容物が充填された包装体51が前後方向に一体的に繋がった帯状包装体Aとするいわゆる3方シール方法がある。
【0003】
かゝる内容物が充填された分包体の連続的な繋がりによる帯状包装体の製造に際し、作業性の向上のため、所定の幅を有する複数の包装材の端部同士をあらかじめ仮止めテープ55等(以下単に仮止めテープという。)で一体的に接続して長尺の包装材とすることが行なわれている。
また、市販品の長尺のフィルムなども全てが一体に形成されているものだけでなく、複数のフィルムがテープなどで接続されているものが販売されているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらの仮止めテープで接続された長尺の包装材を使用して包装体が連続する帯状包装体を製造すると、仮止めテープは本体の包装材と異なり、シール機能を有しないものが一般的である。
したがって、図3ないし図4に示すように、接続部54が包装体51の中央部などシール部52の部分以外に位置している場合、長手方向のシール部53の該当する部分にシール機能がないため、完全な分包品を得ることができない。
また、図示しないが、包装体51の多数が連続的に形成された帯状包装体Aの前記接続部54が長手方向に直交して形成されるシール部52に仮止めテープが対応した場合、シール部52と、このシール部52と交叉するシール部53を良好に形成できない。
また、図示しないがこの問題は、特に接続部分の包装材の端部同士の突き合わせ部に大きな隙間があるときは著しい。
【0005】
さらに、仮止めテープによる接続部分がシール機能を有していても、材質や厚さ、接続条件、シール条件などの相違によりシールを良好に行うことは困難であって、不良品を生じるおそれがある。
したがって、いずれの場合においてもかゝる接続部54を含んだ帯状包装体Aの部分は、不良品であるため製品として出荷することはできない。
また、端部同士が重なり合って接続されたものは、当該接続箇所は結果的に積層体を構成することとなるため、積層されていない本来のものと包装材としての特性、すなわち、透気性の変化などが生じて問題を発生させる。
【0006】
そのため、図5に示すように包装体51が連続する帯状包装体の製造に際し、すべて手作業によってこの接続部54の前後の包装体の確実にシールされたシール部を選んで各シール部52,52の幅の中央をはさみなどで切断し、切断された仮止めテープ55を含む部分Yを系外に取り除き、図6に示すように前後の帯状包装体XとZの切断した正常な半幅のシール部52aと52bの端部を突合わせ、この突き合わせ部分の外側を改めて接続テープ56で貼着して連続した帯状包装体Bとしている。
【0007】
上記のような仮止めテープで接続された長尺の包装材の使用によって発生する接続部の除去と、その後の接続はいずれも人手によって行なっているので、内容物が充填された帯状包装体の連続的な製造の大きな隘路となっている。
【0008】
この発明はかゝる現状に鑑み、仮止めテープで接続された長尺の包装材を使用して内容物の充填された包装体が連続的に繋がる帯状包装体の製造に際し、シール不良を生ずる仮止めテープで仮止めされた接続部を自動的に検出し、当該接続部の除去と、確実にシールされた前後の帯状包装体の接続を自動的に行なうことのできる帯状包装体の製造装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、この発明の帯状包装体の製造装置は、所定の幅を有する複数の包装材の端部同士を接続して得られた長尺の包装材を使用し、その長手方向と長手方向に直交するシールとによって内容物を充填密封して得られる多数の包装体を連設した帯状包装体を支持して移動させる駆動ロールと、該駆動ロールによって移動される前記帯状包装体のシール不良の原因となる接続部を検知して当該接続部切除のための切断部位の位置決めをするセンサーと、該センサーで位置決めされた帯状包装体の切断部位を切断するワークカッターと、切断された前後の帯状包装体の端部を突き合わせてテープによって再接続する接続機構とからなることを特徴とするものである。
【0010】
より具体的には、この発明の帯状包装体の製造装置は、所定の幅を有する複数の包装材の端部同士を接続して得られた長尺の包装材を使用し、その長手方向と長手方向に直交したシールとによって内容物を充填密封して得られる多数の包装体を連設した帯状包装体を支持して移動させる複数の駆動ロールと、該駆動ロールによって移動される前記帯状包装体のシール不良の原因となる接続部を検知するセンサーと、検出した接続部の前後をクランプして当該接続部切除のための切断部位を位置決めする一対のクランプ機構と、位置決めした切断部位を切断する一対のワークカッターと、帯状包装体の切断後にその前後の帯状包装体をクランプしたまゝ前記クランプ機構の双方もしくはいずれか一方が接近してその切断端縁を相互に突き合わせてテープによって再接続する接続機構とからなることを特徴とするものである。
【0011】
この発明において、帯状包装体は、所定の長さを有する複数の包装材の端部同士を仮止めテープで接続などして長尺とした包装材を、公知の3方シールまたは4方シールすることによって酸素吸収剤などの内容物が充填された包装体の多数が連続的に繋がったもので、各包装体を区画するシール部は所定の間隔を存してフィルムの長手方向と直交する状態で形成され、各包装体は帯状に繋がった状態に形成されている。
【0012】
この発明の帯状包装体の製造装置は、少なくとも長手方向と長手方向に直交するシール部とによって内容物を充填密封して得た多数の包装体を連設した帯状包装体を支持して移動させる始端側および終端側の駆動ロールと、シール不良の原因となる前記仮止めテープによる接続部の前後の帯状包装体のシール部中央を切断して仮止めテープによる接続部を含めた包装体の部分を除去するためのワークカッターと、ワークカッターで切断した前後の帯状包装体の正常なシールの切断端縁を相互に突き合わせて新たな接続テープによって再接続する接続機構とから構成されている。
【0013】
帯状包装体の切断は、ワークカッターによって仮止めテープによる接続部分の前の帯状包装体の正常なシール部の中央を最初に切断し、ついで仮止めテープによる接続部分の後の帯状包装体の正常なシール部の中央をこのワークカッター切断し、その切断端縁を前記接続機構によって再接続することができる。
【0014】
また、ワークカッターによって前記仮止めテープによる接続部の前後の帯状包装体のシール部中央を同時に切断し、その切断端縁を前記接続機構によって接続することができる。
【0015】
かゝる同時切断による製造装置は、帯状包装体を始端側に設けられた上下一対のロールからなる駆動ロールによって装置本体内に導入し、シール不良の原因となる仮止めテープによる接続部を切断除去し、切断除去された接続部の前後の包装体のシール部を相互に接続テープによって再接続し、しかるのちに終端側に設けられた上下一対のロールからなる駆動ロールによって送り出すもので、それらの動作は全て装置本体のセンサーによってコントロールされるものである。
【0016】
前記センサーは、移動する帯状包装体の仮止めテープによる接続部を検出し、前記帯状包装体を移動させる各駆動ロールに対して減速を指示する第1のセンサーと、接続部の長短を検出してさらに減速を指示する第2のセンサーと、帯状包装材の切断部位を位置決めして該切断部位をワークカッターに位置合わせするための前後一対の第3のセンサーとで構成されるのがよく、これら各センサーの作用によって帯状包装体の移動搬送がコントロールされている。
【0017】
かゝるセンサーによって制御される帯状包装体は、クランプ機構によって仮止めテープによる接続部を装置本体の所定位置に仮固定され、ついで前後一対のワークカッターで前記接続部の前後の帯状包装体を構成する各分包体のシール部中央を切断して接続部が切除され、しかるのちに帯状包装体をクランプしているクランプ機構が移動して、接続部を切除した前後の帯状包装体のシール部を突き合わせ、この突き合わせた部位を新たなテープで再接続して正規の帯状包装体とされるものである。
【0018】
【作用】
この発明の帯状包装体の製造装置は、仮止めテープで接続して長尺とした包装材を3方シールまたは4方シール方式によって内容物が充填された分包体の多数が連続的に繋がる帯状包装体としたものについて、シール不良の原因となる仮止めテープによる接続部の検知、該接続部の切除および該接続部が除去された前後の帯状包装体を改めてテープによって再接続する作業工程を全て自動的に行なうことができと共に、シール不良部のない内容物が充填された帯状包装体を得ることができる。
【0019】
【実施例】
以下、この発明の帯状包装体の製造装置の一実施例を添付の図面に基づいて具体的に説明する。
図1および図2は、この発明の脱酸素剤を内容物とした帯状包装体の製造装置の一例を示したものである。
図1で示した帯状包装体の製造装置1(以下単に製造装置1という)に適用される帯状包装体Aは、図3に示すように、所定の幅を有する複数の包装材の端部同士を仮止めテープによって相互に接続して長尺の包装材とし、この包装材を順次繰り出し、長手方向の中央から二つ折りしながら折り目部を底部としてV字状となし、このV字状の包装材に対して一定間隔毎に長手方向と直交させてヒートシールによるシール部を形成し、上部のみが開口する多数の包装体を形成し、各包装体の上部開口部から充填機によって所定量の脱酸素剤を順次充填したのち、開口部をヒートシールして内容物を充填して得られる包装体が連続している、いわゆる3方シールによるものである。
【0020】
この3方シールによって内容物を包装して充填機から繰り出された帯状包装体Aは、プールボックス31にストックされながら、製造装置1の始端部(図の右端側)側の上下に千鳥状に配置された各支持ロール3,4および5によって水平に支持され、かつ上下一対に配置された第1の駆動ロール2,2で引き取られて図の左方に向けて移動し、また、終端部(図の左端側)側に同様に配置した上下一対の第2の駆動ロール25,25で引き取られて左方に移動する。
【0021】
前記プールボックス31の前方には、帯状包装体Aの接続部をあらかじめ検知するセンサー30が配置され、このセンサー30が仮止めテープによる接続部Kを検知し、第1および第2の各駆動ロール2,2および25,25に減速移動を指示する。
【0022】
このセンサー30の指示を受けて減速移動した帯状包装体Aの接続部Kをさらに探査して各駆動ロール2,25にさらなる減速移動を指示するためのセンサー6a,6bが始端部の支持ロール4の前後に配置されている。
このセンサー6a,6bは、前記接続部を形成している仮止めテープの長さの差異(たとえば、30cmおよび10cmの2種類)を検出してその長さに応じて帯状包装体Aの切断すべき長さを予め設定した設定値に対応させて切断するためのものである。
【0023】
前記一対の駆動ロール2,2には、前記帯状包装体Aの接続部Kが通過したのち、この帯状包装体Aの正常な所定のシール部の幅の中央を後記するワークカッター8,8のカット位置に合わせて停止させるための中央位置合わせセンサー6c,6cが配置されている。
【0024】
また、駆動ロール2,2の前方(図においては左側)には、帯状包装体Aの上下面を挟持するための上下一対のクランプ部材で構成されたクランプ機構7,7が配置され、このクランプ機構7,7の前方には上下動によって帯状包装体Aを所定位置で切断するための上下一対の前記ワークカッター8,8が配備されている。
【0025】
このワークカッター8,8の前方には、上下方向に変動可能な一対の変動ロール9,19が所定の間隔を存して配置されると共に、該変動ロール9,19間に以下に述べるテンション機構10が配置されている。
【0026】
すなわち、このテンション機構10は、支持台13上に直立させた門型のフレーム14の内側に2本のガイドバー15,15を縦方向に平行に固定し、これらのガイドバー15,15に板状の保持体12を介してテンションロール11が設けられている。
【0027】
このテンション機構10は、当該テンション機構10を境にして駆動ロール25,25によって移動する先行の帯状包装体(図の左側)と、駆動ロール2,2によって移動する後行の帯状包装体(図の右側)との間で生ずる移動の誤差をテンションロール11によって調整し、かつ帯状包装体の切断時においてシールの幅の中央をそれぞれのワークカッター7,7および22,22に別個に独立して位置決めすることができるようにするために設けたもので、かゝるテンション機構10は帯状包装体Aの自動接続において装置本体が場所をとらずにコンパクトなものにすることもできるものである。
【0028】
前記した前後の移動の誤差や位置決めのための調整は、テンションロール11の上下によって行われる。
すなわち、前記保持体12がガイドバー15,15に沿って上下することによってテンションロール11が上下して任意の上下位置を保持しつゝ、前記帯状包装体Aをテンションロール11,変動ロール19を経て終端側に移動する。
なお、このテンションロール11の上昇の最高位置は、帯状包装体Aの水平方向のレベルより高位置となるように設定されている。
【0029】
前記フレーム14の両側の縦枠には、上下方向に所定の間隔を保って左右各一対のセンサー16,16、17,17および18,18が3段階の高さに亘って設けられている。
これら上下方向に配された各センサー16,17および18は、上下するテンションロール11の位置を確認し、包装体の供給速度の調整を行う働きをすると共に、帯状包装体Aが切断された時点で保持体12がテンションロール11と共に帯状包装体Aの移動のレベルより高位置となるように上昇を指示するものでもある。
【0030】
前記した変動ロール19の前方には、帯状包装体Aの切断部をテープによって接続するための接続機構20が設けられている。
この接続機構20の前方には支持ロール21を経て、上下一対のワークカッター22,22と、クランプ部材からなるクランプ機構23,23が順次配設されている。
【0031】
このクランプ機構23,23に続いて、帯状包装体Aを引き取るための前記した上下一対の駆動ロール25,25が終端側に設けられ、駆動ロール25,25の部分には、接続部Kが通過する以前の帯状包装体Aの正常な所定のシール部の幅の中央をワークカッター22,22のカット位置に合わせるための中央位置合わせセンサー24,24を配置している。
なお、26は支持ロールである。
【0032】
前記接続機構20は、片面に接着剤を塗布して巻回したロール状の接続テープを担持し、常態においては帯状包装体Aの流れの背面側に位置し、カットされた帯状包装体の両切断端部が当該接続機構20の中央部に突き合わせ状態で位置したとき、前方に繰り出して担持した接続テープの端部をバキューム吸引によって保持しつゝ、付属するカッターによって帯状包装体Aの帯幅の上下面に接着するに足る長さで切断する。
ついで、切断した接続テープの中央部を帯状包装体の切断端部の上面に移動させ、当該切断端部の上面に接着したのち、この帯状包装体Aの接着部位を上方からバキューム吸引によって保持しつゝ接続テープの両端を下方に折り返して帯状包装体Aの切断端部の下面に接着して接続するもので、接続を終えたのちには元の背面側に復帰するように構成されているものである。
【0033】
かゝる構造の製造装置1は、つぎのように作動する。
前記3方シールによって内部に脱酸素剤を封入し、仮止めテープによって接続された帯状包装体Aは、通常の状態においては製造装置1の右端のプールボックス31から引き出されて支持ロール3,4および5に支持されつゝ駆動ロール2,2によって引き出され、作動状態にないクランプ機構7,7、ワークカッター8,8の間を通って変動ロール9からテンションロール11に支持されて変動ロール19、接続機構20、ワークカッター22,22おにびクランプ機構23,23を経て駆動ロール25によって引き取られて左方に移動する。
このとき、テンションロール11は図1のようにフレーム14の上方部分の帯状包装体Aの水平位置よりも低い位置にある。
【0034】
移動する帯状包装体Aの仮止めテープによる接続部Kは、脱酸素剤を各包装体に充填するための充填機を出た位置でセンサー30によってあらかじめ認識され、このセンサー30によって駆動ロール2,2および25,25に減速が指示される。
この減速指示によって前進する帯状包装体Aの接続部Kは、支持ロール4の前後のセンサー6a,6bでその長さが確認され、続いてセンサー6c,6cで駆動ロール2,2および25,25にさらなる減速指示が与えられ、これによって帯状包装体Aはより微速で前方に移動する。
【0035】
しかして、この微速で移動する帯状包装体Aの接続部Kが変動ロール9を経てテンションロール11の近傍に到達すると、各駆動ロール2,2および25,25はそれぞれのセンサー6c,6cおよび24,24が帯状包装体Aの切断すべき正常なシールの部分を探査してシール幅の中央が各ワークカッター8,8および22,22に位置するようにして停止する。
【0036】
かゝる停止状態において、テンション機構10を挟んで対向するクランプ機構7,7および23,23が作動し、帯状包装体Aを2か所でクランプし、このクランプした状態で切断すべきシール部を各ワークカッター8,8および22,22が帯状包装体Aの正常なシール部をシール幅の中央で切断する。
【0037】
この動作によって、帯状包装体Aの接続部Kを含む中央部(図3のY)はその支持を失って装置本体の下方に落下し、系外に排除される。
この落下と共にテンション機構10のテンションロール11は上昇し、その位置を帯状包装体Aの水平レベルより高位で待機する。
【0038】
ついで、図2に示すように、クランプ機構23,23でクランプされた先行の帯状包装体Zは、クランプ機構23,23の後退(図の右方への移動)によって接続機構20に向けて移動する。
また、同じくクランプ機構7,7でクランプされた後行の帯状包装体Xは、クランプ機構7,7の前進(図の左方への移動)によって接続機構20に向けて移動し、両者の帯状包装体Z,Xの各切断端部は接続機構20の中央位置で相互に突き合わせ状態で対接される。
【0039】
同時に、ロール巻きした接続テープを組み入れた接続機構20は、装置本体の後方から前方に向けて移動しながら突き合わせ状態にある切断端部の両面を接続テープによって共通に貼着して接続部Jを形成したのち、原位置に復帰する。
なお、クランプ機構7,7の位置移動時には、変動ロール9,19および支持ロール21は、下方位置に移動してクランプ機構の移動に支障がないように動作するようになっている。
【0040】
接続機構20によって切断端部の接続を終えた帯状包装体ZとXは、各クランプ機構7,7、23,23がそれぞれ原位置に復帰し、また、高い位置にあったテンションロール11が下降して帯状包装体Xに接触し、かくして帯状包装体ZとXが接続された正規の帯状包装体Bとして左方に移動するもので、かゝる動作を繰り返すことにより包装材の接続部に起因するシール不良の問題を解決した長尺の帯状包装体を自動的に得ることができる。
【0041】
【発明の効果】
この発明の帯状包装体の製造装置は、所定の長さを有する複数の包装材の端部同士を仮止めテープによって接続して長尺とした包装体を、3方シール又は4方シールによって内容物が充填された分包体の多数が連続的に繋がった帯状包装体のシール不良の原因となる仮止めテープによる接続部をセンサーで検知し、駆動ロールの作動を制御し、帯状包装体の停止状態において前記接続部を自動的に切断除去すると同時に、切除された接続部の前後のシール部を突き合わせてテープによって接続することによって帯状包装体を次工程に搬送するものであるため、従来人手に頼っていた仮止め部の切除と再接続とを自動的に行なうことができ、内容物を充填した帯状包装体の製造を効率的に実施することができる。
【0042】
特に、この発明の帯状包装体の製造装置によって得られた内容物が充填された帯状包装体は、シール不良の原因となる仮止めテープによる接続部が自動的に切除され、かつ切除された接続部の前後の帯状包装体が確実に再接続されているので、シール不良がなく、シール不良による問題も惹起しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の帯状包装体の製造装置の機構を示す説明図である。
【図2】図1の製造装置の作動状態を示し、仮止め部をカットして正常な接続を行った場合の状態説明図である。
【図3】帯状包装体の従来の製造例を示す斜視図である。
【図4】従来の帯状包装体の接続工程を示し、テープによる仮止め部の状態の平面図である。
【図5】同じく従来の帯状包装体の接続工程を示し、仮止め部をカットした状態の平面図である。
【図6】同じく従来の帯状包装体の接続工程を示し、仮止め部をカットしたのちの正規の接続状態の平面図である。
【符号の説明】
1 帯状包装体の製造装置
2,25 駆動ロール
6a,6b,6c センサー
16,17, センサー
18,24 センサー
7,23 クランプ機構
8,22 ワークカッター
9,19 変動ロール
10 テンション機構
11 テンションロール
20 接続機構
A,B,X,Y,Z 帯状包装体
J 接続部
K 仮止めテープによる接続部
Claims (3)
- 所定の幅を有する複数の包装材の端部同士を接続して得られた長尺の包装材を使用し、その長手方向と長手方向に直交するシールとによって内容物を充填密封して得られる多数の包装体を連設した帯状包装体を支持して移動させる駆動ロールと、該駆動ロールによって移動される前記帯状包装体のシール不良の原因となる接続部を検知して当該接続部切除のための切断部位の位置決めをするセンサーと、該センサーで位置決めされた帯状包装体の切断部位を切断するワークカッターと、切断された前後の帯状包装体の端部を突き合わせてテープによって再接続する接続機構とからなることを特徴とする帯状包装体の製造装置。
- 所定の幅を有する複数の包装材の端部同士を接続して得られた長尺の包装材を使用し、その長手方向と長手方向に直交したシールとによって内容物を充填密封して得られる多数の包装体を連設した帯状包装体を支持して移動させる複数の駆動ロールと、該駆動ロールによって移動される前記帯状包装体のシール不良の原因となる接続部を検知するセンサーと、検出した接続部の前後をクランプして当該接続部切除のための切断部位を位置決めする一対のクランプ機構と、位置決めした切断部位を切断する一対のワークカッターと、帯状包装体の切断後にその前後の帯状包装体をクランプしたまゝ前記クランプ機構の双方もしくはいずれか一方が接近してその切断端縁を相互に突き合わせてテープによって再接続する接続機構とからなることを特徴とする帯状包装体の製造装置。
- 前記センサーは、移動する前記帯状包装体のシール不良の原因となる接続部を検出し、帯状包装体を移動させる各駆動ロールに対して減速を指示する第1のセンサーと、前記接続部の長さを検出し、さらに減速を指示する第2のセンサーと、帯状包装体の切断すべき部位を位置決めし、該切断部位をワークカッターに位置合わせするための前後一対の第3のセンサーからなることを特徴とする請求項2記載の帯状包装体の製造装置。
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