JP3929457B2 - 包装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺シートから多数の包装体を連続的に製造する包装装置に関するものである。
長尺シートから多数の包装体を連続的に製造する従来の包装装置として、図16の如き構造を有するものが知られている。
このものでは、図示しないフィルムロールから順次繰り出される長尺シート(1)(内面にヒートシール用のシーラント層が形成されている)を半幅に折り畳んでフィードローラ(20)からサイドシール機(21)に供給し、該サイドシール機(21)のヒータブロック(21a)(21b)で加熱挟圧することによって一定ピッチのサイドシール部(11)を形成する。
次に、長尺シート(1)の前記サイドシール部(11)を裁断機(22)で順次裁断して、上方開放の包装袋(161)を切り出し、各包装袋(161)の幅方向の両端部をピンチ(24a)(24b)で挟持する。その後、各包装袋(161)の表裏のシートに吸着ヘッド(23a)(23b)を吸着させた状態で離反させると同時にピンチ(24a)(24b)を相互に接近させ、これにより、包装袋(161)の上端の充填口(160)を開放させる。その後、充填装置(25)から開放状態にある前記充填口(160)に被包装物を供給した後、充填口(160)をトップシール装置(26)のヒータブロック(26a)(26b)で加熱挟圧してヒートシールすると包装体(A)が完成する。
特開平11−28773号公報
しかしながら、上記した従来の包装装置では次のような問題がある。
1.装置が複雑化し大型化する。
上記従来のものでは、被包装物の充填前に、裁断機(22)によって独立した包装袋(161)毎に切断している。従って、切断された各包装袋(161)をピンチ(24a)(24b)の機構部に移し替える為の図示しない移載装置が必要になるだけでなく、図16に示すように、該移し替えられた包装袋(161)の搬送方向の両端部を各別に保持するピンチ(24a)(24b)や、充填口(160)を開口する為の吸着ヘッド(23a)(23b)などの多くの装置が必要であるから、装置の構造が複雑化する。また、構造の複雑化により包装装置全体も大型化する。
2.故障が生じ易い。
包装袋(161)の充填口(160)を開口する際には、吸着ヘッド(23a)(23b)を相互に離反する動作とピンチ(24a)(24b)を相互接近する動作を同期させる必要がある。従って、ピンチ(24a)(24b)や吸着ヘッド(23a)(23b)などの可動部品や、同期させる為の可動機構など、多くの可動部品が必要となるため故障が発生しやすい。
3.包装体(A)のサイズ変更への対応に手間がかかる。
異なったサイズの包装体(A)を製造する場合は、包装袋(161)の幅に応じてピンチ(24a)(24b)の相互間隔を変更する必要があるだけでなく、各吸着ヘッド(23a)(23b)の組の搬送方向のピッチを変更する必要があり、多くの調節作業が必要となるため前記包装体(A)のサイズ変更に手間がかかる。
本発明は、かかる点を鑑みてなされたものであり、構造を簡略化することにより、包装装置の小型化を図ると共に故障の発生を減少させることを課題とする。更に、製造する包装体(A)のサイズ変更に容易に対応できるようにすることを課題とする。
(1)上記課題を解決するための請求項1に係る発明の技術的手段は、
『長手方向に搬送される長尺シート(1)を幅方向に折り畳むことにより下辺が繋がった表面シート部と裏面シート部を形成する折畳みステーションと、
重ね合わせ状態にある前記表面シート部と裏面シート部を、これらの上辺に沿った両上部帯状エリアを残して表裏から加熱挟圧することにより内面のシーラント層同士にて溶着させてサイドシール部を形成するサイドシールステーションと、
前記サイドシールステーションで順次形成される前記各サイドシール部の上方部から前記上部帯状エリアの長手方向の前後に延びる横切り込みを前記両上部帯状エリアに形成するスリット形成ステーションと、
前記スリット形成ステーションの下流側で、搬送される前記両上部帯状エリアを相互に離反させる方向にガイドする開口ステーションと、
前記開口ステーションで相互に離反された前記両上部帯状エリアの相互間から一対の前記サイドシール部間たる袋部に被包装物を充填する充填ステーションと、
前記被包装物の充填後に、前記表面シート部及び裏面シート部における前記袋部の入口に対応する部分を内面のシーラント層同士にて溶着することにより前記上部帯状エリアで搬送方向に繋がった包装体(A)を形成する最終シールステーションと、
前記最終シールステーションの下流側に順次供給される前記包装体(A)を切り取る分断ステーションとを具備し、
前記スリット形成ステーションは、前記各サイドシール部を下端から上端に縦断して更に前記横切り込みに繋がる縦切り込みを形成する機能も備えている』ことを特徴とする。
ここで、「加熱挟圧」とは、インパルスシール,超音波シール,更には、熱板シールなど、前記シーラント層同士を圧接させつつ加熱溶融させることを意味するものである。(以下に同じ)。
これによれば、長手方向に搬送される長尺シート(1)が折畳みステーションにおいて幅方向に折り畳まれることにより、表裏に重なる表面シート部と裏面シート部が形成される。
次に、サイドシールステーションにおいて重ね合わせ状態にある前記表面シート部と裏面シート部が表裏から加熱挟圧されると、前記表面シート部と裏面シート部が内面に形成されたシーラント層同士の加熱溶融により溶着され、搬送方向に所定ピッチでサイドシール部が形成される。これにより、隣接するサイドシール部相互間に所定のピッチで区切られた袋部が形成される。このとき、前記表面シート部と裏面シート部とは夫々の上部帯状エリアを残して加熱挟圧されるから、前記上部帯状エリア相互は溶着されることがなく、前記袋部は前記上部帯状エリアにより搬送方向に連結された態様となる。
次に、スリット形成ステーションに搬送されると、前記各サイドシール部の上方部から前記上部帯状エリアに横切り込みが形成される。これにより、前記サイドシール部と上部帯状エリアとが切り離されるから、前記サイドシール部の影響を受けることなく前記表面シート部と裏面シート部の上部帯状エリア相互を容易に離反させることができる。
続いて、下流側の開口ステーションにおいて、搬送しながら前記袋部の上部の前記上部帯状エリアを互いに離反する方向にガイドすることにより、前記上部帯状エリアの下方に連結された前記袋部(サイドシール相互間)に被包装物を充填できる状態、つまり、前記袋部の上端開口が被包装物を充填可能な大きさに開いた状態とすることができる。
このような構成であるから、図16の従来例のように独立した包装袋(161)の両側部を各別に挟持するピンチ(24a)(24b)や開口用の吸着ヘッド(23a)(23b)をはじめ、既述の移載装置などの可動部品を設ける必要がなく、構造を簡略化できるから、装置全体の小型化を図ることができる。また、前記可動部品や可動機構が少ないから、故障の発生も低減される。
更に、図16の従来例のように各包装袋(161)を各別に吸着ヘッド(23a)(23b)で吸着して開口させる構成ではなく、前記上部帯状エリアを連続的に離反させることにより前記袋部を開口させている。そのため、従来例のように吸着ヘッド(23a)(23b)の各組のピッチ調節などの多くの調節作業を行なう必要がないから、製造する包装体(A)のサイズ変更のための調節作業が簡便である。
前記開口ステーションで開口された前記袋部は、充填ステーションにおいて被包装物が充填された後、最終シールステーションにおいて前記袋部の入口に対応する部分を加熱挟圧して溶着させることにより閉塞される。これにより、前記上部帯状エリアにより搬送方向に連結された包装体(A)が形成される。そして、分断ステーションにおいて、前記包装体(A)と前記上部帯状エリアとを切り離すことにより、被包装物が充填された個々の包装体(A)が得られる。以上により、包装装置による包装動作が完了する。
又、上記技術的手段によれば、スリット形成ステーションにおいて前記サイドシール部を下端から上端に縦断する縦切り込みが形成される。これにより、前記上部帯状エリアにより連結された前記袋部は、下端から一定範囲に亘って互いに分離した状態となるから、被包装物の充填の際に各袋部が独立して厚み方向に膨張し易くなる。また、前記上部帯状エリアにより連結された袋部連続体が歪みにくく、前記袋部に被包装物をスムーズに充填することができる。
なお、前記横切り込みと縦切り込みの形成は、長尺シート(1)の搬送路中の同じ場所で同時に行なうものであっても、また、搬送方向の前後にずれた場所で別々に行なうものであってもよい。即ち、スリット形成ステーションは、横切り込み及び縦切り込みが前記搬送路中に設けられた一つのセクションにおいて同時形成される構成であっても、前記搬送方向に前後して設けられた2つのセクションにおいて横切り込みと縦切り込みが別々に形成される構成であってもよい。これは、後述の請求項2、3に係る発明についても同様である。
(2)請求項2に係る発明の技術手段は、
『長手方向に搬送される長尺状の表面シート部と裏面シート部を重ね合わせた状態でこれらの下辺相互の重ね合わせ部を表裏から加熱挟圧することにより内面のシーラント層にて溶着させてボトムシール部を形成するボトムシールステーションと、
重ね合わせ状態にある前記表面シート部と裏面シート部を、これらの上辺に沿った両上部帯状エリアを残して表裏から加熱挟圧することにより内面のシーラント層同士にて溶着させてサイドシール部を形成するサイドシールステーションと、
前記サイドシールステーションで順次形成される前記各サイドシール部の上方部から前記上部帯状エリアの長手方向の前後に延びる横切り込みを前記両上部帯状エリアに形成するスリット形成ステーションと、
前記スリット形成ステーションの下流側で、搬送される前記両上部帯状エリアを相互に離反させる方向にガイドする開口ステーションと、
前記開口ステーションで相互に離反された前記両上部帯状エリアの相互間から一対の前記サイドシール部間たる袋部に被包装物を充填する充填ステーションと、
前記被包装物の充填後に、前記表面シート部及び裏面シート部における前記袋部の入口に対応する部分を内面のシーラント層同士にて溶着することにより前記上部帯状エリアで搬送方向に繋がった包装体(A)を形成する最終シールステーションと、
前記最終シールステーションの下流側に順次供給される前記包装体(A)を切り取る分断ステーションとを具備し、
前記スリット形成ステーションは、前記各サイドシール部を下端から上端に縦断して更に前記横切り込みに繋がる縦切り込みを形成する機能も備えている』ことを特徴とする。
本発明は、前述の請求項1において、一枚の長尺シート(1)を幅方向に折り畳むことにより下辺が繋がった表面シート部と裏面シート部を形成させる構成としている部分を、分離独立した二枚の長尺状シートの下辺相互を加熱挟圧して溶着することにより下辺が繋がった表面シート部と裏面シート部を形成させる構成としたものである。
これによれば、ボトムステーションにおいて表裏に重ね合わされた長尺状の表面シート部と裏面シート部の下辺を加熱挟圧することにより、前記表面シート部と裏面シート部の下辺相互が溶着された前記ボトムシール部が形成される。
その後は、前述の請求項1に係る発明と同様に、サイドシールステーション,スリット形成ステーション,開口ステーション,充填ステーション,最終シールステーション,分断ステーションの順に搬送されて同様に包装動作が進行することにより、被包装物が充填された個々の包装体(A)が得られる。
そのため、前述の請求項1に係る発明と同様に、前記開口ステーションの構造が簡略化されるから、包装装置全体の小型化を図ることができると共に故障の発生も減少できる。 更に、製造する包装体(A)のサイズ変更に伴う調節作業が従来例のものに比べて簡便である。
なお、前記表面シート部と裏面シート部の下辺相互は、上記のように直接的に溶着されるものも、両者間に介在される第3のシート(底面シート部)を介して間接的に溶着されるもの本発明の概念に含まれるものである。
(3)請求項3に係る発明の技術的手段は、
『下流端において重なり合うように長手方向に沿って搬送される長尺状の表面シート部と裏面シート部の下部相互間に、断面逆V字状となるように幅方向に折り畳まれた長尺状の底面シート部を挿入する挿入ステーションと、
前記表面シート部,底面シート部,裏面シート部の順に重ね合わせた状態で、上辺に沿って上部帯状エリアを残して表裏から加熱挟圧することにより、内面のシーラント層同士にて前記表面シート部と裏面シート部とを溶着させたサイドシール部と、前記底面シート部と前記表面シート部又は裏面シート部とを溶着させたボトムシール部とからなるヒートシール部を形成するヒートシールステーションと、
前記ヒートシールステーションで順次形成される前記各サイドシール部の上方部から前記上部帯状エリアの長手方向の前後に延びる横切り込みを前記両上部帯状エリアに形成するスリット形成ステーションと、
前記スリット形成ステーションの下流側で、搬送される前記両上部帯状エリアを相互に離反させる方向にガイドする開口ステーションと、
前記開口ステーションで相互に離反された前記両上部帯状エリアの相互間から一対の前記サイドシール部間たる袋部に被包装物を充填する充填ステーションと、
前記被包装物の充填後に、前記表面シート部及び裏面シート部における前記袋部の入口に対応する部分を内面のシーラント層同士にて溶着することにより前記上部帯状エリアで搬送方向に繋がった包装体(A)を形成する最終シールステーションと、
前記最終シールステーションの下流側に順次供給される前記包装体(A)を切り取る分断ステーションとを具備し、
前記スリット形成ステーションは、前記ヒートシール部を下端から上端に縦断して更に前記横切り込みに繋がる縦切り込みを形成する機能も備えている』ことを特徴とする。
本発明は、前述の請求項1において、一枚の長尺シート(1)を幅方向に折り畳むことにより下辺が繋がった表面シート部と裏面シート部を形成させる構成としている部分を、分離独立した二枚の長尺状シートの下部相互間に三枚目の長尺シートを折り畳み状態で挿入して溶着することにより平面状の底面部を有する袋部を形成させる構成としたものである。
これによれば、挿入ステーションにおいて逆V字状に折り畳まれた長尺の底面シート部を前記表面シート部と裏面シート部との間に挿入後、ヒートシールステーションにおいて重ね合わされた前記表面シート部,底面シート部,裏面シート部を表裏から加熱挟圧すると、内面に形成されたシーラント層同士の加熱溶融により、搬送方向に前記表面シート部と裏面シート部とを溶着させたサイドシール部と、前記サイドシール部の下端相互を連結する態様で前記底面シート部と前記表面シート部又は裏面シート部とを溶着させたボトムシート部とからなるU字状のヒートシール部が形成される。これにより、前記底面シート部を展開させることより平面状の底面部が形成される有底の袋部が形成される。このとき、前述の請求項1と同様に、前記表面シート部と裏面シート部とは夫々の上部帯状エリアを残して加熱挟圧されるから、前記袋部は前記上部帯状エリアにより搬送方向に連結された態様となる。
その後は、前述の請求項1に係る発明と同様に、スリット形成ステーション,開口ステーション,充填ステーション,最終シールステーション,分断ステーションの順に搬送されて同様に包装動作が進行することにより、被包装物が充填された自立可能な個々の包装体(A)が得られる。
そのため、前述の請求項1に係る発明と同様に、前記開口ステーションの構造が簡略化されるから、包装装置全体の小型化を図ることができると共に故障の発生も減少できる。 更に、製造する包装体(A)のサイズ変更に伴う調節作業が従来例のものに比べて簡便である。
本発明は次の特有の効果を有する。
請求項1〜3に係る発明によれば、開口ステーションにおいて袋部の上方の両上部帯状エリアが互いに離反する方向にガイドされ、前記袋部の上端開口が被包装物を充填可能な大きさに開いた状態とすることができることにより、図16に示す従来例のように独立した包装袋を各別に挟持するピンチ(24a)(24b)や開口用の吸着ヘッド(23a)(23b)、移載装置などの多くの可動部品が不要であるから、構造簡略化され、包装装置全体の小型化を図ることができる。また、上記可動部品が少ないことにより、故障の発生を減少させることができる。
更に、従来例のように製造する包装体(A)のサイズ変更に伴って多くの部品について調節作業を行なう必要がなく、前記調節作業が簡便であるから、製造する前記包装体(A)のサイズ変更に容易に対応することができる。
又、サイドシール部をその下端から上端に縦断する縦切り込みが形成されることにより、被包装物の充填の際に各袋部が独立して厚み方向に膨張し易くなると共に、上部帯状エリアにより連結された袋部連続体が歪みにくく、前記袋部に被包装物をスムーズに充填することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
<実施の形態1>
図1は、本願発明の実施の形態に係る包装装置の要部の斜視図である。
この包装装置で使用される長尺シート(1)は、後述する折返し側の内面となる表面にシーラント層が形成されたラミネートシートである。
このものは、フィルムロール(L)に対してシート搬送方向の下流側には、長尺シート(1)を幅方向に略二つに半折りする折畳みステーション(4)と、半折りした長尺シート(1)に対して搬送方向に所定ピッチでサイドシール部(11)を形成するサイドシールステーション(2)と、前記長尺シート(1)の折返し縁部を表裏から加熱挟圧してボトムシール部(13)を形成するボトムシールステーション(28)と、上記サイドシール部(11)に沿ってT形スリット(14)を形成して袋部(16)を形成させるスリット形成ステーション(5)と、前記長尺シート(1)の上端縁を離反させて前記袋部(16)を開口する開口ステーション(6)と、前記袋部(16)に被包装物を充填する充填ステーション(7)と、前記袋部(16)の上端部をシールして包装体(A)を形成する最終シールステーション(8)と、前記包装体(A)を切り出す分断ステーション(9)とが上流側から順次配設されている。
なお、前記長尺シート(1)は、製造される包装体(A)の幅寸法単位で間欠的に搬送される。
以下に、この例の包装装置の詳細について説明する。
[折畳みステーション(4)]
前記折畳みステーション(4)は、デルタガイド(41)と、該デルタガイド(41)の下面に接近するように水平配設されたガイドローラ(42)と、前記デルタガイド(41)の下流側に隣接配置される一対のシート合掌ローラ(44)とから構成されており、該シート合掌ローラ(44)には長尺シート(1)が半折り状態で通過するようになっている。
前記デルタガイド(41)は、二等辺三角形状の平板で構成されており、該デルタガイド(41)は底辺部からその下流側の頂点部に向かって次第に低くなるように傾斜している。
これにより、フィルムロール(L)から繰り出された長尺シート(1)は、デルタガイド(41)とガイドローラ(42)の間からシート合掌ローラ(44)に送られると、該長尺シート(1)の幅方向の中央部がデルタガイド(41)の頂点部において下方に押され、該長尺シート(1)の両側辺に沿った上部帯状エリア(17)(18)が相互に重なるように幅方向に半折りされる。そのため、シート合掌ローラ(44)から下流側に供給される長尺シート(1)は、下端で繋がった表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)とが重なり合った状態となる。
[サイドシールステーション(2)]
前記サイドシールステーション(2)は、重ね合わせ状態の前記表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)を表裏から加熱挟圧するサイドシール機(21)を備えており、該サイドシール機(21)は、表裏方向に互いに接離動作する一対のヒータブロック(21a)(21b)から構成されている。
該ヒータブロック(21a)(21b)は、半折りされた長尺シート(1)の折返し縁(19)である表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)の下辺から前記上部帯状エリア(17)(18)の下側までの領域を加熱挟圧する構成となっている。
これにより、重ね合わせ状態の前記表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)を前記ヒータブロック(21a)(21b)で表裏から加熱挟圧すると、挟圧された部分の内面に形成されたシーラント層同士が溶着され、図2(イ)に示されるように、搬送方向に沿って所定の幅の前記上部帯状エリア(17)(18)を残して縦方向にサイドシール部(11)が形成される。
このサイドシールステーション(4)において搬送方向に所定のピッチで形成された前記サイドシール部(11)と、後述するボトムステーション(28)において前記長尺シート(1)の折返し縁(19)に形成されるボトムシール部とにより包囲された空間が被包装物を充填する袋部(16)となる。
[ボトムシールステーション(28)]
前記ボトムステーション(28)は、サイドシールステーション(2)の下流側に位置し、前記長尺シート(1)の折返し縁(19)を加熱挟圧する一対のヒータブロック(28a)(28b)をからなるヒートシール機(280)を備えている。前記ヒータブロック(28a)(28b)は、前述のサイドシールステーション(2)のヒータブロック(21a)(21b)と同様に表裏方向に互いに接離動作することにより、前記折返し縁(19)を連続的に加熱挟圧している。
これにより、前記長尺シート(1)の折返し縁(19)を前記ヒータブロック(28a)(28b)で表裏から加熱挟圧すると、図2の(ロ)に示されるように、前記折返し縁(19)に沿って搬送方向に連続するボトムシール部(13)が形成される。
なお、この例において前記ボトムシール部(13)を形成させているのは、製造される包装体(A)の外観上、四方シール状態に仕上げて意匠感を向上させる意図からであって、必ずしもボトムシール部(13)を形成する必要はない。ボトムシールを行なわない場合も、前記折返し縁(19)が底縁部となり被包装物を充填可能な袋部(16)が形成される。
また、この例のものでは、前記ボトムシールステーション(28)の下流側に、長尺シート(1)を搬送方向に送るための一対のフィードローラ(29)が配設されている。
[スリット形成ステーション(5)]
前記スリット形成ステーション(5)は、前記フィードローラ(29)の下流側に設けられ、半折り状態にある長尺シート(1)を表裏から挟んで打抜く雌型(51)と雄型(52)とから構成される打抜き装置を備えている。
そのため、長尺シート(1)のサイドシール部(11)を前記雌型(51)と雄型(52)で挟んで打抜くと、図2(ハ)に示すように、前記サイドシール部(11)を下端から縦断して上端に達する縦切り込み(14a)と、前記縦切り込み(14a)の上端に連続し前記上部帯状エリア(17)(18)の長手方向に沿って延びる横切り込み(14b)とからなるT形スリット(14)が形成される。
これにより、搬送方向に前記サイドシール部(11)を介して隣接形成されていた前記袋部(16)が底部から一定範囲に亘って切り離され、互いに分離した状態となるから、後述の充填ステーション(7)において前記袋部(16)に被包装物を充填する際に、前記袋部(16)が厚み方向に膨張し易く、縦切り込み(14a)が形成されていない場合に比べて充填作業をスムーズに行うことができる。
この例のものでは、前記T形スリット(14)の形成と同時に、図2の(ハ)に示されるように、前記ボトムシール部(13)と前記縦切り込み(14a)(14a)とのコーナ部(16a)(16b)、及び、該縦切り込み(14a)(14a)と前記横切り込み(14b)(14b)とのコーナ部(16c)(16d)が円弧状に成形される。そのため、包装体(A)の外周コーナ部に尖ったエッジが形成されることがなく、手で持ったときに痛みや皮膚を傷付けるなどの不快感を与えることがないと共に、輸送時などに尖ったエッジにより前記包装体(A)が破損される不都合も生じない。
さらに、この例のものでは、上記T形スリット(14)の形成と同時に、前記袋部(16)の側辺部に開封用のノッチ(10)が形成されるようになっている。
前記横切り込み(14b)(14b)の形成により、前記袋部(16)と上部帯状エリア(17)(18)とは、前記袋部(16)の両側部においては切り離され、前記袋部(16)の中央部のみで連結されることとなり、前記上部帯状エリア(17)(18)を相互に離反させる際に、前記サイドシール部(11)の影響を受けにくくなる。そのため、前記上部帯状エリア(17)(18)相互を容易に離反させて、前記上部帯状エリア(17)(18)に連結された前記袋部(16)の中央部を大きく開くことができる。これにより、前記横切り込み(14b)が形成されないものに比べて前記袋部(16)への被包装物の充填作業を容易に行なうことができる。
特に、この例のものでは、前記横切り込み(14b)と前記縦切り込み(14a)の上端とが連続する態様、つまり、T形スリット(14)として形成されているから、前記上部帯状エリア(17)(18)により連結された隣接する前記袋部(16)の独立性が高く、前記袋部(16)連続体が撚れたり歪んだりすることがなくスムーズに搬送される。
[開口ステーション(6),充填ステーション(7)]
前記開口ステーション(6)は、図1及び図3に示されるように、前記スリット形成ステーション(5)の下流側に位置しており、搬送方向の上流端と下流端においては集合し且つ前記上流端と下流端との間の中央域においては互いに離反した態様の一対の第1,第2ガイドレール(61a)(61b)と、前記第1,第2ガイドレール(61a)(61b)の外面に沿って走行するタイミングベルトから構成される第1,第2シート支持コンベヤ(64a)(64b)とが設けられている。
第1,第2ガイドレール(61a)(61b)の外面には、前記表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)の上端に位置する前記上部帯状エリア(17)(18)の内面がそれぞれ当接する構成となっている。そのため、前記上部帯状エリア(17)(18)は前記第1,第2ガイドレール(61a)(61b)の外面に沿って摺動しながら下流側へと搬送されることとなり、中央域において離反される前記第1,第2ガイドレール(61a)(61b)により互いに離反する方向へとガイドされる。
また、第1,第2ガイドレール(61a)(61b)の外面には、後述する支持針(63)を収容するための細溝(62a)(62b)が長手方向に沿って連続的に形成されている。
第1,第2シート支持コンベヤ(64a)(64b)は、第1,第2ガイドレール(61a)(61b)の上流端近傍に設けられた従動ローラ(65a)(65b)と、後述する分断ステーション(9)の下流域に配設される製品排出コンベヤ(97)の入口近傍に設けられた駆動ローラ(66a)(66b)と、前記従動ローラ(65a)(65b)と駆動ローラ(66a)(66b)との間に掛け回されるコンベヤベルトとから構成されており、前記駆動ローラ(66a)(66b)は図示しないサーボモータにより駆動されている。また、前記コンベヤベルトは、第1,第2ガイドレール(61a)(61b)の下流側において一対のガイドローラ(67)により、互いに接近する方向に引き合わあされている。
第1,第2シート支持コンベヤ(64a)(64b)の外周面には、前記表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)の上部帯状エリア(17)(18)を貫通する支持針(63)が多数植設されており、該支持針(63)は前記第1,第2ガイドレール(61a)(61b)の外面に形成された細溝(62a)(62b)に侵入するように前記表面シート部(1a)及び裏面シート部(1b)を貫通している。ここで、前記支持針(63)の替わりに多数の支持ピンが植設されるものであってもよい。
これにより、前記駆動ローラ(66a)(66b)が駆動されると、コンベヤベルトに植設された前記支持針(63)により突き刺し状態で支持された前記上部帯状エリア(17)(18)は下流側へと搬送されて、第1,第2ガイドレール(61a)(61b)により互いに離反される。このとき、図4に示すように、前記上部帯状エリア(17)(18)の下方に連結された前記袋部(16)の中央部が大きく離反されて、被包装物の充填口(160)が開放した状態となる。
前記充填ステーション(7)は、前記開口ステーション(6)により前記袋部(16)の充填口(160)が大きく開放される位置に設けられており、開放状態の前記充填口(160)の上方に配置されたホッパ(70)を通して前記袋部(16)にカレーやお菓子などの被包装物(F)を充填させる。
このとき、前記被包装物(F)の充填により前記袋部(16)の重量が増加することとなるが、前記上部帯状エリア(17)(18)は長手方向に沿って多数の支持針(63)により突き刺し状態で支持されており、前記被包装物(F)の重量により第1,第2ガイドレール(61a)(61b)から前記袋部(16)連続体が脱落する心配はない。
このような構成であるから、この例の包装装置によれば、前記開口ステーション(6)まで搬送されると、前記第1,第2ガイドレール(61a)(61b)とにより前記袋部(16)の上方に連結された前記上部帯状エリア(17)(18)が互いに離反される。このとき、前記上部帯状エリア(17)(18)に引っ張られて前記袋部(16)の充填口(160)が開放されるから、前記充填口(160)から容易に前記袋部に被包装物(F)を充填させることができる。
そのため、図16の従来例のように個々の包装袋(161)の両側部を各別に挟持するピンチ(24a)(24b)や、前記包装袋(161)の充填口(160)を開口させるための吸着ヘッド(23a)(23b)などの移載装置をはじめ、多くの可動部品の配設が不要であるから、構造の簡略化され、包装装置を小型化することができる。また、前記可動部品が少ないことにより、故障の発生も減少される。
更に、前記第1,第2ガイドレール(61a)(61b)により前記袋部(16)の充填口(160)が開放されることにより、製造する包装対(A)のサイズを変更する場合、従来例のように調節が必要な部品が少なく調節作業が簡便に行なえるから、前記包装体(A)のサイズ変更に容易に対応することができる。
[最終シールステーション(8)]
前記最終シールステーション(8)は、前記充填ステーション(7)の下流側に設けられており、前記充填ステーション(7)において所定の被包装物が充填された袋部(16)の上端開口である充填口(160)を表裏から加熱挟圧する一対のヒータブロック(8a)(8b)からなるヒートシール機(80)を備えている。前記ヒータブロック(8a)(8b)は、前述のサイドシールステーション(2)のヒータブロック(21a)(21b)と同様に、表裏方向に互いに接離動作することにより加熱挟圧している。
そのため、前記袋部(16)の充填口(160)に対応する部分を前記ヒータブロック(8a)(8b)で表裏から加熱挟圧すると、図2の(ニ)に示されるように、トップシール部(100)が形成される。これにより、前記袋部(16)は四方シール状態となり、被包装物を前記長尺シート(1)により包装した包装体(A)が完成される。
このとき、前記包装体(A)は、前記トップシール部(100)を介して前記上部帯状エリア(17)(18)に連結された状態となっている。
[分断ステーション(9)]
前記分断ステーション(9)は、前記最終シールステーション(8)の下流側に位置しており、図5に示されるように、外周部が重なり合った一対の回転刃(9a)(9b)からなる分断機を備えている。前記回転刃(9a)(9b)は、第1,第2シート支持コンベヤ(64a)(64b)の駆動軸(69)と伝動ベルト(V1)で連結されて同期回転するようになっている。
前記分断ステーション(9)の下流側には、前記分断機により前記上部帯状エリア(17)(18)から切り離された前記包装体(A)を引っ張るための引張りローラ(92a)(92b)が配設されている。前記引張りローラ(92a)(92b)は、第1,第2シート支持コンベヤ(64a)(64b)の駆動軸(69)と伝動ベルト(V2)で連結されて同期回転するようになっている。
また、前記引張りローラ(92a)(92b)による前記包装体(A)の送り速度は、第1,第2シート支持コンベヤ(64a)(64b)による袋部(16)の送り速度と同速になるように、第1,第2シート支持コンベヤ(64a)(64b)の駆動軸(69)や引張りローラ(92a)(92b)の中心回転軸などの寸法が設定されている。
これにより、前記回転刃(9a)(9b)及び引張りローラ(92a)(92b)が前記第1,第2シート支持コンベヤ(64a)(64b)の駆動ローラ(66a)(66b)と同期して回転すると、図2の(ニ)に示されるように、前記包装体(A)は、前記回転刃(9a)(9b)により、各袋部(16)の縦切り込み(14a)と横切り込み(14b)のコーナ部(16c)(16d)に上方から接する仮想直線(C)に沿って切断され、前記包装体(A)が製品排出コンベヤ(97)に取り出される。
なお、前記回転刃(9a)(9b)による切断位置は、前記トップシール部(100)の上下幅の範囲内に設定されている。
<実施の形態2>
図8には、独立した二枚の長尺状シートを重ね合わせ状態で加熱挟圧することにより、表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)とを形成させる構成の包装装置を示している。
このものは、各別のフィルムロール(L1)(L2)から繰り出される二枚の長尺状のシート(1)を一対のシート合掌ローラ(44)によって重ね合わせ状態とした後、前述の実施の形態1と同様に、サイドシールステーション(2)及びボトムステーション(28)において前記表面シート(1a)と裏面シート部(1b)とを加熱挟圧して溶着させることにより、前記袋部(16)を形成させている。また、この例のものは、前記折り畳みステーション(4)に替えて、二枚の長尺シート(1)を重ね合わせることで表面シート部(1a)及び裏面シート部(1b)とするという点以外については、前述の実施の形態1と同じ構成となっている。
そのため、前記ボトムシールステーション(28)において前記袋部(16)が形成された後は、順番にスリット形成ステーション(5),開口ステーション(6),充填ステーション(7),最終シールステーション(8),分断ステーションに搬送され、下流端において前記長尺シート(1)により被包装物が包装された前記包装体(A)が得られる。
このような構成としたものでは、前記折り畳みステーション(4)において一枚の長尺シート(1)を半折りする構成のものに比べて、前記表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)との重ね合わせが容易であり、前記表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)の上端縁相互にズレが生じにくい。
<実施の形態3>
図11には、独立した二枚の長尺シート(1)相互間に三枚目の長尺ソート(1)を折り畳み状態で挿入して表面シート部(1a),裏面シート部(1b),底面シート部(1c)を形成させることにより、平面状の底面部を有する包装体(A)を製造する包装装置を示している。
このものは、各別のフィルムロール(L1)(L2)から繰り出される二枚の長尺状のシート(1)からなる表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)との下部相互間に、さらに別のフィルムロール(L3)から繰り出される長尺シート(1)からなる底面シート部(1c)を逆V字状に折り畳んで挿入する挿入ステーション(40)と、重ね合わせ状態の表面シート部(1a),底面シート部(1c),裏面シート部(1b)を表裏から加熱挟持して搬送方向に所定ピッチでサイドシール部(11)とボトムシール部(13)とからなるヒートシール部(12)を形成するヒートシールステーション(200)と、前記ヒートシール部(12)に沿ってスリット(14)を形成して袋部(16)を形成させるスリット形成ステーション(5)と、前記長尺シート(1)の上端縁を離反させて前記袋部(16)を開口する開口ステーション(6)と、前記袋部(16)に被包装物を充填する充填ステーション(7)と、前記袋部(16)の上端部をシールして包装体(A)を形成する最終シールステーション(8)と、前記包装体(A)を切り出す分断ステーション(9)とから構成されている。
また、前記挿入ステーション(40),ヒートシールステーション(200),開口ステーション以外の点については、長尺シート(1)としてラミネートシートを用いることも含めて前述の実施の形態1と同じ構成となっている。
以下に、前述の実施の形態1と構成が異なる各部について説明する。
[挿入ステーション(40)]
前記挿入ステーション(40)は、二等辺三角形状の平板からなるデルタガイド(41)と、前記デルタガイド(41)の下流側に配置される二組のシート合掌ローラ(410)(44)とから構成されており、上流側の前記シート合掌ローラ(410)において三枚目の長尺シート(1)からなる底面シート部(1c)が半折り状態となり、下流側の前記シート合掌ローラ(44)において二枚の長尺シートからなる表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)と、前記底面シート部(1c)とが重ね合わされるようになっている。
これにより、三枚目の長尺シート(1)が前記デルタガイド(41)に搬送されると、図11に示されるように、幅方向の中央部がデルタガイド(41)の頂点部において上方に押されて、両側端縁が重なり合うように幅方向に半折りされる。そして、前記シート合掌ローラ(410)において折返し縁(19)が上側となる逆V字状に折り畳まれた後、前記表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)の下部相互間へと挿入され、前記合掌ローラ(44)において、表面シート部(1a),底面シート部(1c)、裏面シート部(1b)の順に重なり合った状態となる。
また、この例ものでは、前記フィルムロール(L1)(L2)から繰り出され、前記表面シート部(1a)及び裏面シート部(1b)を形成する二枚の長尺シート(1)は同じシート幅を有しているが、前記フィルムロール(L3)から繰り出され、前記底面シート部(1c)を形成する三枚目の長尺シート(1)は他の二枚の長尺シート(1)よりもシート幅が小さいものが用いられている。
[ヒートシールステーション(200)]
前記ヒートシールステーション(200)は、重ね合わせ状態の前記表面シート部(1a),底面シート部(1c),裏面シート部(1b)を表裏から加熱挟圧するサイドシール機(210)を備えており、該サイドシール機(21)は、表裏方向に互いに接離動作する一対のヒータブロック(210a)(210b)から構成されている。
前記ヒータブロック(21a)(21b)は、前記表面シート部(1a),底面シート部(1c),裏面シート部(1b)の下端部から前記表面シート部(1a)及び裏面シート部(1b)の上端に形成される上部帯状エリア(17)(18)の下側までの領域を加熱挟圧する構成となっている。
これにより、重ね合わせ状態の前記表面シート部(1a),底面シート部(1c),裏面シート部(1b)を前記ヒータブロック(210a)(210b)で表裏から加熱挟圧すると、挟圧された部分の内面に形成されたシーラント層同士が溶着され、図11に示されるように、搬送方向に沿って所定の幅の前記上部帯状エリア(17)(18)を残して縦方向に伸びる一対のサイドシール部(11)と、前記サイドシール部(11)の下端部相互をアーチ状に繋ぐボトムシール部(13)とからなるU字状のヒートシール部(12)が形成される。そして、前記ヒートシール部(12)に包囲された空間が被包装物を充填する袋部(16)となる。
また、前記ボトムシール部(13)は、前記底面シート部(1c)が、前記底面シート部(1c)の折返し縁(19)と前記表面シート部(1a)及び裏面シート部(1b)とが溶着される左右の接合点から中央に向かって底面部が下がる略舟底形となるようにヒートシールされている。
そのため、後述する開口ステーション(6)において、前記袋部(16)の充填口(160)を開くと、前記表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)に引っ張られて前記底面シート部(1c)が平面状に広げられ前記袋部(16)の下部がスカート状に広がった状態となるから、被包装物の充填スペースを大きく確保することができる。
[開口ステーション(6)]
前記開口ステーション(6)は、図11及び図12,図15に示されるように、前記スリット形成ステーション(5)の下流側に位置しており、後述する第1,第2挟持具(3a)(3b)により挟持し易いように前記上部帯状エリア(17)(18)相互を引き離すガイド板(30)と、搬送方向の上流端と下流端においては集合し且つ前記上流端と下流端との間の中央域においては互いに離反した態様となる一対の第1,第2ガイドレール(31a)(31b)と、前記第1,第2ガイドレール(31a)(31b)に沿って走行する走行部材である第1,第2チェーン(34a)(34b)と、第1,第2前記第1,第2チェーンが掛け回される従動ローラ(35a)(35b)及び駆動ローラ(36a)(36b)と、前記第1,第2チェーン(34a)(34b)の下面に所定の間隔で取付けられ前記表面シート部(1a)及び裏面シート部(1b)の上部帯状エリア(17)(18)の上端縁を挟持する第1,第2挟持具(3a)(3b)とから構成されている。
第1,第2ガイドレール(31a)(31b)は、図12に示されるように、それぞれ形状の異なる複数の板状のレール構成部材(311a)〜(316a), (311b)〜(316b)からなり、これらを搬送方向に順次配置することにより、製造する包装体(A)のサイズに合った前記第1,第2チェーンの走行路(Wa)(Wb)が形成されている。
また、この例のものでは、第1,第2ガイドレール(31a)(31b)は、搬送される前記袋部(16)の上方に配置されているから、前記袋部(16)の上方に配置される前記レール部材(312a)(312b)は、図12に示されるように、充填ステーション(7)においてホッパ(70)から前記袋部(16)への被包装物の充填ができるように開放されている。
第1,第2チェーン(34a)(34b)は、複数のリンクプレート(340a)(340b)が軸ピン(341a)(341b)により走行方向に連結されたものであり、前記開口ステーション(7)の上流端近傍に設けられた従動ローラ(35a)(35b)と、前記分断ステーション(9)の下流域に配設される製品排出コンベヤ(97)の入口近傍に設けられた駆動ローラ(36a)(36b)に掛け回されている。前記駆動ローラは(36a)(36b)は図示しないサーボモータにより駆動されている。
第1,第2チェーン(34a)(34b)の下方には、長前記表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)の上部帯状エリア(17)(18)を挟み持つ第1,第2挟持具(3a)(3b)が所定の間隔ごとに取付けられており、前記第1,第2チェーン(34a)(34b)と共に前記第1,第2走行路(Wa)(Wb)に従って走行しながら前記袋部(16)の表裏方向に移動される。
前記第1,第2挟持具(3a)(3b)は、図13及び図14に示されるように、前記第1,第2チェーン(34a)(34b)を構成するリンクプレート(340a)(340b)の下面から下方に延長された軸ピン(341a)(341b)を挿入固定する一対の取付け穴(380a)(380b)が形成された直方体状の本体ケース(38a)(38b)と、前記本体ケース(38a)の先端部に設けられ前記袋部(16)の上部帯状エリア(17)(18)の上端に外面から当接する平板状のシート支持部(32a)(32b)と、前記上部帯状エリア(17)(18)を内面から外側に押圧して前記シート支持部(32a)(32b)に押付けて挟持状態とするシート押圧部(33a)(33b)とからなるシート挟持部と、前記シート挟持部を開閉する開閉機構とから構成されている。
前記開閉機構は、前記本体ケース(38a)(38b)に第1,第2チェーン(34a)(34b)の走行方向と平行に取付けられた回動軸(37a)(37b)と、前記回動軸(37a)(37b)の上面部に連結され前記シート押圧部(33a)(33b)と断面L字状に結合された連結板(330a)(330b)と、前記回動軸(37a)(37b)の下面部から周方向に突設された突起板(370a)(370b)と、前記シート押圧部(33a)(33b)と前記本体ケース(38a)(38b)の後端部とにそれぞれの端部が取付けられ前記シート押圧部(33a)(33b)が常に前記シート支持部(32a)(32b)に押付けられた状態に付勢するバネ(39a)(39b)とから構成されており、自然状態において前記シート挟持部は閉じた状態に維持されている。
前記バネ(39a)(39b)は、図13および図15に示されるように、前記シート押圧板(33a)(33b)の側端縁と前記本体ケース(38a)(38b)の後方の側端面に設けられた取付け部(390a)(390b)との間に取付けられている。
この例のものでは、前記シート挟持部の開閉は、前記開口ステーション(7)の上流部の前記従動ローラ(35a)(35b)と、前記分断ステーション(9)の下流部の前記駆動ローラ(36a)(36b)において行なわれる構成となっている。前記従動ローラ(35a)(35b)及び駆動ローラ(36a)(36b)には、前記第1,第2チェーン(34a)(34b)が掛け回されるチェーン保持板(350a)(350b)の下側に、図14に示されるように、前記第1,第2挟持具(3a)(3b)に設けられた突起板(370a)(370b)を前記バネ(39a)(39b)の不勢力に逆らって前記袋部(16)の表裏方向の外側から内側に押し戻す円形のカム板(351a)(351b)が設けられている。
これにより、前記シート挟持部が閉じた状態で前記第1,第2チェーン(34a)(34b)と共に前記前記従動ローラ(35a)(35b)に搬送されてきた前記第1,第2挟持具(3a)(3b)は、図14に示されるように、前記カム板(351a)(351b)の押し戻しにより前記シート挟持部が開状態となり、その状態のまま前記従動ローラ(35a)(35b)を周回する。そして、前記袋部(16)の外面に前記シート支持部(32a)(32b)とが当接する位置に近接したとき、前記シート押圧部(33a)(33b)が上部帯状エリア(17)(18)の上端縁を乗越えて前記袋部(16)の内側へと入り、前記カム板(315a)(315b)の押し戻しが解除されると同時に前記上部帯状エリア(17)(18)を内側から前記シート支持部(32a)(32b)に押付けた状態、つまり、前記シート挟持部が閉じた状態となり、前記上部帯状エリア(17)(18)をしっかりと挟持する。
前記第1,第2挟持具(3a)(3b)が前記駆動ローラ(36a)(36b)に搬送された場合も同様に、前記カム板(351a)(351b)の押し戻しにより前記シート挟持部が開状態となり、前記シート挟持部による挟持が解除された前記袋部(16)は脱落されて、前記製品排出コンベヤ(97)により回収,搬送される。その後、前記シート挟持部は、前記駆動ローラ(36a)(36b)を回りきって前記カム板(315a)(315b)の押し戻しが解除されると再び閉状態となり、前記第1,第2チェーン(34a)(34b)によって再び前記開口ステーション(7)の上流へと移動される。
ここで、前記カム板(351a)(351b)による前記開同軸(37a)(37b)の回動角度は、前記シート押圧部(33a)(33b)の先端部が前記上部帯状エリア(17)(18)の上端縁を乗越えて前記袋部(16)の外側から内側に入ることができる角度に設定されている。
このような構成であるから、この例の包装装置によれば、第1,第2チェーン(34a)(34b)に取付けられた前記第1,第2挟持具(3a)(3b)により、前記袋部(16)の上方に連結された前記上部帯状エリア(17)(18)が挟持され、第1,第2ガイドレール(31a)(31b)の走行路(Wa)(Wb)に従って前記互いに離反される。このとき、前述の実施の形態1と同様に、前記上部帯状エリア(17)(18)に引っ張られて前記袋部(16)の充填口(160)が開放されるから、前記充填口(160)から容易に前記袋部に被包装物(F)を充填させることができる。
そのため、従来例のように包装袋(161)の両側部を各別に挟持するピンチ(24a)(24b)や、前記包装袋(161)を開口させるための吸着ヘッド(23a)(23b)などの移載装置や可動部品の配設が不要であるから、構造の簡略化され、包装装置を小型化することができる。また、従来例のように調節が必要な部品が少なく調節作業が簡便に行なえるから、前記包装体(A)のサイズ変更に容易に対応することができる。
この例のものでは、前記本体ケース(38a)(38b)に固定されたシート支持部(32a)(32b)と、前記回動軸(37a)(37b)により動作される前記シート押圧部(33a)(33b)とから前記シート挟持部が構成されており、前記シート押圧部(33a)(33b)のみが可動部品となっているから構造が簡単である。そのため、前記シート支持部(32a)(32b)とシート押圧部(33a)(33b)の両方が動作する構成のものに比べて故障が少ないと共に、前記上部帯状エリア(17)(18)を確実に挟持することができる。
また、図11に示されるように、前記第1挟持具(3a)と第2挟持具(3b)とが、搬送方向に沿って交互に前記上部帯状エリア(17)(18)を挟持するように取付け位置が調節されている。そのため、上流端や下流部において前記上部帯状エリア(17)(18)が互いに近接される場合にも、前記第1挟持具(3a)と第2挟持具(3b)が接触する心配がないと共に、記第1挟持具(3a)と第2挟持具(3b)とを対称位置に取付ける構成のものに比べて、前記第1,第2挟持具(3a)(3b)の配設数を少なくすることができる。
前記開口ステーション(7)で開放された前記袋部(16)の充填口(160)から被包装物(F)を充填した後は、前述の実施の形態1と同様に、最終シールステーション(8),分断ステーションに搬送され、下流端において前記長尺シート(1)により被包装物が包装された自立可能なスタンディングパウチ式の包装体(A)が得られる。
[その他]
本発明に係る包装装置は前述の実施の形態に限られるものではない。
前述の実施の形態においては、重ね合わせ状態の表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)又は表面シート部(1a),底面シート部(1c),裏面シート部(1b)を、前記ヒータブロック(21a)(21b)(210a)(210b)で加熱挟圧することにより、前記サイドシール部(11)やボトムシール部(13)を形成した後、表裏方向に互いに接離動作する雌型(51)と雄型(52)によりT形スリット(14)を形成して前記袋部(16)を形成させる構成となっている。
しかしながら、図6に示されるように、前記サイドシールステーション(2)に、搬送方向に連続回転しながら前記サイドシール部(11)を所定ピッチで形成する一対の加熱挟圧ローラから構成されるロータリー式のシール装置(21')を備えた構成としても、同様に、前記ボトムシールステーション(28)に、前記表面シート部(1a),裏面シート部(1b),底面シート部(1c)の下辺部を回転しながら加熱挟圧するロータリー式のシール装置を備えた構成としてもよい。
また、前記スリット形成ステーション(5)に、図7に示されるように、前記搬送方向に連続回転しながら前記T形スリット(14)を形成するロータリー式ダイカッタを備えた構成としても、前記最終シールステーション(8)に、前記充填ステーション(7)から順次供給される袋部(16)の充填口(160)に対応する部分を回転しながら加熱挟圧するロータリー式のシール装置が備えた構成としてもよい。
上記のような各構成を採用した場合、ロータリー式のシール装置(21')は、図6に示されるように、外周にヒータブロック(21a)(21a)を配設させた回転筒(201)と、該ヒータブロック(21a)(21a)と協働するヒータブロック(21b)(21b)を外周に備えた回転筒(202)とから構成される。また、ロータリー式ダイカッタは、図7に示されるように、外周に前記T形スリット(14)を形成するT形打抜刃(a)を形成させた円筒体(52')と、該T形打抜刃(a)を受けるアンビルシリンダ(511)とから構成される。
また、前記最終シールステーション(8)において、重ね合わせ状態の前記表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)を一対の加熱挟圧ローラから構成されるロータリー式のシール装置により最終シールされた後、前記分断ステーション(9)において、前記縦切り込み(14a)が前記回転刃(9a)(9b)により前記搬送方向に切断される。
このような構成としたものでは、表面方向に接離動作を行なう装置が存在しないから長尺シート(1)を間欠的に繰り出す必要がない。そのため、フィルムロール(L1)(L2)(L3)から前記長尺シート(1)を連続的に供給して被包装物の包装を行なうことができるから、包装体(A)を連続的に高速生産するこができる。
前述の実施の形態においては、前記袋部(16)の上端部は加熱挟圧によりヒートシールされているが、前記袋部(16)の上部帯状エリア(17)(18)の下方に沿った領域に熱溶着樹脂性質の雄用ファスナテープと雌用ファスナテープを溶着することにより、開閉可能な包装体(A)を製作することができる。
前述の実施の形態1又は2において、前記シート支持コンベヤ(64a)(64b)の外面に植設された多数の支持針(63)は、その尖端により前記上部帯状エリア(17)(18)のシートを突き破って前記袋部(16)を貫通支持しているが、前記開口ステーション(6)の上流側において、前記上部帯状エリア(17)(18)の長手方向に沿って予め所定ピッチで小孔を形成する穿孔装置を設けて、前記開口ステーション(6)において前記小孔に前記支持針(63)や前記支持針(63)の代替品である支持ピンを挿入させて前記袋部(16)を支持させる構成としてもよい。
また、前述の実施の形態では、前記支持針(63)又は第1,第2挟持具(3a)(3b)により前記上部帯状エリア(17)(18)を支持させているが、表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)の外面を吸着する吸盤などの他の支持部材を第1,第2シート支持コンベヤ(64a)(64b)や第1,第2チェーンに取付けて前記袋部(16)を支持させる構成としてもよい。
前記サイドシール部(11)やボトムシール部,トップシール部などの各シール部の形状や範囲、また、前記スリット形成ステーション(5)において打抜き形成されるスリットの形状を種々変更することにより、種々の輪郭形状を有する包装体(A)を形成することができる。
また、図10に示すように、前記分断ステーション(9)に設けられた前記回転刃(9a)(9b)の上流側に、ニップベルト用ローラ(98a)(98b)と、該ニップベルト用ローラ(98a)(98b)と前述の駆動ローラ(66a)(66b)(36a)(36b)との間に掛け回されるニップベルト(99a)(99b)とを取付けて、前記ニップベルト(99a)(99b)によって完成された包装体(A)を製品排出コンベヤ(97)の上まで引っ張るようにしてもよい。
本発明実施の形態1に係る包装装置の全体の概略斜視図である。 包装体(A)の加工順序を示す説明図である。 充填ステーション(7)の配設部の断面図である。 開口ステーション(6)部分を上方から見た状態の概略斜視図である。 分断ステーション(9)の配設部近傍の斜視図である。 サイドシールステーションの変形例の説明図である。 スリット形成ステーションの変形例の説明図である。 本発明実施の形態2に係る包装装置の全体の概略斜視図である。 表面シート部(1a)と裏面シート部(1b)の下辺部をボトムシート(110)を介して間接的に結合する場合の説明図である。 分断ステーション(9)部分の変形例の平面図である。 本発明実施の形態3に係る包装装置の全体の概略斜視図である。 上部帯状エリアの搬送域における第1,第2ガイドレール(31a)(31b)及び第1,第2チェーン(34a)(34b)の配置を示した概略図である。 閉状態の第1挟持具を(3a)示す平面図である。 開状態の第1挟持具(3a)を示す断面図である。 充填ステーション(7)の配設部の断面図である。 従来例の説明図である。
符号の説明
(1)・・・長尺シート
(1a)・・・表面シート部
(1b)・・・裏面シート部
(1c)・・・底面シート部
(11)・・・サイドシール部
(13)・・・ボトムシール部
(16)・・・袋部
(17)(18)・・・上部帯状エリア
(2)・・・サイドシールステーション
(200)・・・ヒートシールステーション
(28)・・・ボトムシールステーション
(3a)・・・第1挟持具
(3b)・・・第2挟持具
(4)・・・折畳みステーション
(5)・・・スリット形成ステーション
(6)・・・開口ステーション
(7)・・・充填ステーション
(8)・・・最終シールステーション
(9)・・・分断ステーション
(A)・・・包装体

Claims (3)

  1. 長手方向に搬送される長尺シート(1)を幅方向に折り畳むことにより下辺が繋がった表面シート部と裏面シート部を形成する折畳みステーションと、
    重ね合わせ状態にある前記表面シート部と裏面シート部を、これらの上辺に沿った両上部帯状エリアを残して表裏から加熱挟圧することにより内面のシーラント層同士にて溶着させてサイドシール部を形成するサイドシールステーションと、
    前記サイドシールステーションで順次形成される前記各サイドシール部の上方部から前記上部帯状エリアの長手方向の前後に延びる横切り込みを前記両上部帯状エリアに形成するスリット形成ステーションと、
    前記スリット形成ステーションの下流側で、搬送される前記両上部帯状エリアを相互に離反させる方向にガイドする開口ステーションと、
    前記開口ステーションで相互に離反された前記両上部帯状エリアの相互間から一対の前記サイドシール部間たる袋部に被包装物を充填する充填ステーションと、
    前記被包装物の充填後に、前記表面シート部及び裏面シート部における前記袋部の入口に対応する部分を内面のシーラント層同士にて溶着することにより前記上部帯状エリアで搬送方向に繋がった包装体(A)を形成する最終シールステーションと、
    前記最終シールステーションの下流側に順次供給される前記包装体(A)を切り取る分断ステーションとを具備し、
    前記スリット形成ステーションは、前記各サイドシール部を下端から上端に縦断して更に前記横切り込みに繋がる縦切り込みを形成する機能も備えていることを特徴とする包装装置。
  2. 長手方向に搬送される長尺状の表面シート部と裏面シート部を重ね合わせた状態でこれらの下辺相互の重ね合わせ部を表裏から加熱挟圧することにより内面のシーラント層にて溶着させてボトムシール部を形成するボトムシールステーションと、
    重ね合わせ状態にある前記表面シート部と裏面シート部を、これらの上辺に沿った両上部帯状エリアを残して表裏から加熱挟圧することにより内面のシーラント層同士にて溶着させてサイドシール部を形成するサイドシールステーションと、
    前記サイドシールステーションで順次形成される前記各サイドシール部の上方部から前記上部帯状エリアの長手方向の前後に延びる横切り込みを前記両上部帯状エリアに形成するスリット形成ステーションと、
    前記スリット形成ステーションの下流側で、搬送される前記両上部帯状エリアを相互に離反させる方向にガイドする開口ステーションと、
    前記開口ステーションで相互に離反された前記両上部帯状エリアの相互間から一対の前記サイドシール部間たる袋部に被包装物を充填する充填ステーションと、
    前記被包装物の充填後に、前記表面シート部及び裏面シート部における前記袋部の入口に対応する部分を内面のシーラント層同士にて溶着することにより前記上部帯状エリアで搬送方向に繋がった包装体(A)を形成する最終シールステーションと、
    前記最終シールステーションの下流側に順次供給される前記包装体(A)を切り取る分断ステーションとを具備し、
    前記スリット形成ステーションは、前記各サイドシール部を下端から上端に縦断して更に前記横切り込みに繋がる縦切り込みを形成する機能も備えていることを特徴とする包装装置。
  3. 下流端において重なり合うように長手方向に沿って搬送される長尺状の表面シート部と裏面シート部の下部相互間に、断面逆V字状となるように幅方向に折り畳まれた長尺状の底面シート部を挿入する挿入ステーションと、
    前記表面シート部,底面シート部,裏面シート部の順に重ね合わせた状態で、上辺に沿って上部帯状エリアを残して表裏から加熱挟圧することにより、内面のシーラント層同士にて前記表面シート部と裏面シート部とを溶着させたサイドシール部と、前記底面シート部と前記表面シート部又は裏面シート部とを溶着させたボトムシール部とからなるヒートシール部を形成するヒートシールステーションと、
    前記ヒートシールステーションで順次形成される前記各サイドシール部の上方部から前記上部帯状エリアの長手方向の前後に延びる横切り込みを前記両上部帯状エリアに形成するスリット形成ステーションと、
    前記スリット形成ステーションの下流側で、搬送される前記両上部帯状エリアを相互に離反させる方向にガイドする開口ステーションと、
    前記開口ステーションで相互に離反された前記両上部帯状エリアの相互間から一対の前記サイドシール部間たる袋部に被包装物を充填する充填ステーションと、
    前記被包装物の充填後に、前記表面シート部及び裏面シート部における前記袋部の入口に対応する部分を内面のシーラント層同士にて溶着することにより前記上部帯状エリアで搬送方向に繋がった包装体(A)を形成する最終シールステーションと、
    前記最終シールステーションの下流側に順次供給される前記包装体(A)を切り取る分断ステーションとを具備し、
    前記スリット形成ステーションは、前記ヒートシール部を下端から上端に縦断して更に前記横切り込みに繋がる縦切り込みを形成する機能も備えていることを特徴とする包装装置。
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