JPH0618745B2 - 成形金型 - Google Patents

成形金型

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JPH0618745B2
JPH0618745B2 JP20664285A JP20664285A JPH0618745B2 JP H0618745 B2 JPH0618745 B2 JP H0618745B2 JP 20664285 A JP20664285 A JP 20664285A JP 20664285 A JP20664285 A JP 20664285A JP H0618745 B2 JPH0618745 B2 JP H0618745B2
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slide core
injection
molding
fixed
cavity
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正興 関根
俊彦 石田
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TDK Corp
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 1) 産業上の利用分野 本発明はホツトランナ成形法を用いた多色又は多種原料
を並用する成形方法、つまり成形金型の一部を変位させ
ることによつて、第一次射出時の成形キヤビテイに連な
る第二次以下の成形キヤビテイを増成させるようにした
成形型と、第一次・第二次以下各別の射出装置とによつ
て二色又は二種以上の一体的製品を得る射出成形法(以
下これを段階的成形法と呼ぶ。)において、ゲート残り
が原因で金型に損傷を起こしたり、成形製品に損傷を起
こすことを解消することを目的とする。
2) 従来例とその問題点 まず、本発明の説明に先立ち家庭用VTRテープカセツ
トの上部ケース(黒色の樹脂)と透視窓(透明の樹脂)
の製造におけるホツトランナ成形法を用いた段階的成形
法の従来例を説明する。
第1図にテープカセツトの完成図を示す。1は上部ケー
ス、2は透視窓、3はガードパネル、4は下部ケースで
ある。1,3,4は黒色の樹脂、2は透明な樹脂から成
る。
第2〜4図は第1図の断面A−A′より見た上部ケース
1と透視窓2のホツトランナ成形法を用いた段階的成形
法の工程を示すものである。第2図は第一次射出、つま
り上部ケース1成形時の型構成断面図で、5は固定側金
型、6は可動側金型、7はスライドコア、8は第一射出
用ゲート、9は第2次射出用ゲートである。上部ケース
1を形成する熔融した黒色の樹脂がゲート8を通り型内
に充填され固化する。第3図は第二次射出、つまり透視
窓2成形時の型構成断面図である。上部ケース1の成形
が完了するとスライドコアが矢印の方向に透視窓2の厚
みtの距離だけ移動する。そこにできた第2のキヤビテ
イへ透視窓2を形成する熔融した透明樹脂がゲート9よ
り充填され固化する。この際、新たに流入した透明樹脂
の熱と射出圧力により、既に固化している黒色樹脂の透
明樹脂と接する箇所が半熔融状態となり、再度冷却固化
した時点では、上部ケース1と透視窓2は接着される。
第4図は成形品取り出し後の固定側金型断面図である。
透視窓付き上部ケース完成品が型から取り出される際、
ゲート9の先端で固化した透明樹脂が突起となつて残る
場合がある。これをゲート残りと言う(第4図において
A)。
従来の場合では、スライドコア7が再び元へ戻り第一次
射出状態に入る際、上記の固化した樹脂突起を押しつぶ
すことになる。この現象を繰り返すことによつて押しつ
ぶされた樹脂は加工硬化によつてゲート9付着に固着
し、金型を損傷させる原因となるばかりか、成形製品に
も大きな影響を及ぼすといつた欠点を有していた。また
本方式の成形金型においてはゲートの位置が多分に制限
されるため上記のような欠点は型構造上やむを得ないと
されていた。
これら欠点を改良するため特公昭60−29335が提
案されている。
スライドコア密着面を凹部とするためその部分の製品は
凸となつてしまい、本例で示されているようなテープカ
セツトの透視窓に使用する場合この部分は厚さが規格化
されており制限されていて厚くすることができない。仮
に厚くなつてしまつた場合は走行不良等が発生してしま
う。
3) 発明の構成 本発明前記のような不具合を改善しようとするものであ
る。固定金型のゲート口に対向するスライドコアに固定
ピン用の孔を設けそこに固定ピンをセツトし、スライド
コアが上つている第1次射出の状態では固定ピンはゲー
トに接しない所に位置し、第2次射出になりスライドコ
アがさがると固定ピンの先端はスライドコアの表面と同
一面になり成形品には凸ができないような構成となつて
いる。
4) 実施例 第5図及び第6図は本発明の実施例による成形金型の要
部断面図である。成形金型の基本構成は第2〜3図のも
のと同様であり、ただ第2次射出用キヤビテイとその関
連部分が本発明に従つて修正されている。第5図はスラ
イドコア上昇位置(第一次射出時に示める位置)及び第
6図はスライドコア下降位置(第二次射出時に占める位
置)を示す。図中17は固定側金型、19は可動側金
型、20は第二射出用のゲート部18に対面した密着面
(上面)を有するスライドコア20である。スライドコ
ア20の中心には貫通孔が形成され、そこに固定ピン2
1が貫挿され、その下端は取付板22に固定されてい
る。固定ピンの上面は水平面になつており、しかも第二
次成形キヤビテイの上壁面からキヤビテイ一寸法だけ下
方に離間した位置に定められている。
さて、第一次射出は第5図の状態で行われる。このとき
スライドコア20の上面はキヤビテイを閉鎖して固定側
金型へ密着している。しかし、ゲート部18の出口部分
では固定ピン21がキヤビテイ厚だけ離れているから、
ゲート部18に樹脂のたれがあつてもスライドコアの閉
鎖によりゲート部が破損されるおそれはない。この状態
で図示しないゲートから第一次射出用キヤビテイ25に
樹脂を注入する。
次に、キヤビテイ25の樹脂が固化したら、第6図のよ
うにスライドコア20を引下げる。これにより固定ピン
21の上面とスライドコア20の上面は一つの平面にな
る。このように構成することにより第二次射出により形
成された部分(例えば透視窓部)は平面となり、凸部が
できず、前記問題を解決できる。
〔作用効果〕
以上のように、本発明によると、ゲート部に固化樹脂の
粒が付着しても第一次成形の際にゲート部を破損するお
それがなく、また第二次成形の際には第二次成形用キヤ
ビテイの底面を平面に形成できて、成形品が凸にならな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はVTRテープカセツト完成品の斜視図、第2図
は第一次射出時(上部ケース成形時)構成断面図、第3
図は第二次射出時(透視窓成形時)の型構成断面図、第
4図は成形品取り出し後の固定側金型断面図、第5図及
び第6図はそれぞれ本発明の実施例における、第一次射
出時と第二次射出時の型構造断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一キヤビテイの成形面を有する固定側金
    型及び可動側金型と、前記固定側金型の第二次射出に用
    いるゲート口を含む成形面に密着する面を有し、この面
    以外の面と前記固定側及び可動側金型成形面とで前記第
    一のキヤビテイを構成するとともに、前記固定側金型と
    離接可能に配置されたスライドコアとを有し、第一次射
    出時には前記第二次射出に用いるゲート口を含む面に前
    記スライドコアの密着面が密着して、前記第一のキヤビ
    テイを形成し、第二次射出時には同密着面が、前記ゲー
    ト口を含む面から遠ざかる方向に移動して第二のキヤビ
    テイを形成するように構成された段階的成形金型におい
    て、ゲート口に対向するスライドコアの密着面に固定ピ
    ン摺動用貫通穴を設けその中に固定ピンセツトし第1次
    射出時には固定ピンはゲート部より離れて位置しスライ
    ドコアが下がつた第2次射出の際固定ピン先端はスライ
    ドコア密着面と同一面になるように構成したことを特徴
    とする成形金型。
JP20664285A 1985-09-20 1985-09-20 成形金型 Expired - Fee Related JPH0618745B2 (ja)

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JPH0717461Y2 (ja) * 1988-03-28 1995-04-26 三菱マテリアル株式会社 多色成形金型
JPH0462019A (ja) * 1990-06-25 1992-02-27 Mitsubishi Materials Corp カセットハーフの二色成形法
JP2572703Y2 (ja) * 1991-10-11 1998-05-25 日本プラスト株式会社 シフトレバーノブの防振構造

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