JP2524212Y2 - 射出成形用金型 - Google Patents
射出成形用金型Info
- Publication number
- JP2524212Y2 JP2524212Y2 JP1990070197U JP7019790U JP2524212Y2 JP 2524212 Y2 JP2524212 Y2 JP 2524212Y2 JP 1990070197 U JP1990070197 U JP 1990070197U JP 7019790 U JP7019790 U JP 7019790U JP 2524212 Y2 JP2524212 Y2 JP 2524212Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- runner
- mold
- gate
- movable
- movable mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、固定側金型と可動側金型よりなる射出成形
用金型に関する。
用金型に関する。
（従来技術） 射出成形用金型は溶融樹脂を所定形状に押し込み冷却
・固化して成形品を得る装置であるが、製品形状を形成
しているキャビテイ、コア製品部と、製品部までの溶融
樹脂の通路であるランナー部と、製品部とランナー部の
間に湯口であるところのゲート部から形成される。通常
ゲート部は成形後、後加工により切断されていたが、近
年になりリサブマリンゲートが考案され、金型の型開き
もしくは成形品突き出し動作で離型時にゲート部を自動
切断するものである。
・固化して成形品を得る装置であるが、製品形状を形成
しているキャビテイ、コア製品部と、製品部までの溶融
樹脂の通路であるランナー部と、製品部とランナー部の
間に湯口であるところのゲート部から形成される。通常
ゲート部は成形後、後加工により切断されていたが、近
年になりリサブマリンゲートが考案され、金型の型開き
もしくは成形品突き出し動作で離型時にゲート部を自動
切断するものである。
このゲート部は第３図に示す如く、ランナー部よりゲ
ート部が成形品側部に潜り込んで形成され、固化したラ
ンナーゲート樹脂は突き出しの際切断され、弾性変形し
て金型外へ排出されるようになっている。
ート部が成形品側部に潜り込んで形成され、固化したラ
ンナーゲート樹脂は突き出しの際切断され、弾性変形し
て金型外へ排出されるようになっている。
（考案が解決しようとする課題） 上記従来技術に於ては、ゲート部のみがアンダーカッ
トになっているので突き出しの際、ゲート部のみが折れ
て金型内に残るという不具合が生じた。ゲート部が金型
内に残ると連続成形できず、入手により取り除かねばな
らずコストアップとなり、最悪、金型を閉じてランナー
ゲートを挾んでしまうと金型を破損してしまうことがあ
り、またゲート部折れがない様にする為に製品ピッチを
広げランナー部を長くして対応すると金型が大きくな
り、それに伴い成形機も大きくなり、金型製作的にも成
形的にも不経済であるという問題点があった。
トになっているので突き出しの際、ゲート部のみが折れ
て金型内に残るという不具合が生じた。ゲート部が金型
内に残ると連続成形できず、入手により取り除かねばな
らずコストアップとなり、最悪、金型を閉じてランナー
ゲートを挾んでしまうと金型を破損してしまうことがあ
り、またゲート部折れがない様にする為に製品ピッチを
広げランナー部を長くして対応すると金型が大きくな
り、それに伴い成形機も大きくなり、金型製作的にも成
形的にも不経済であるという問題点があった。
（課題を解決するための手段） 本考案は上記課題を解決することを目的とし、固定側
金型と可動側金型を合せ部にランナー部を有し、ランナ
ー部とキャビテイとをゲート部で連結した射出成形用金
型に於て、左右１対のランナー部及びゲート部を固定側
金型と可動側金型の合せ面に対し斜めに形成すると共
に、前記１対のランナー部の中心部分に、該ランナー部
を押圧する突き出しピンを配置したことを特徴とするも
のである。
金型と可動側金型を合せ部にランナー部を有し、ランナ
ー部とキャビテイとをゲート部で連結した射出成形用金
型に於て、左右１対のランナー部及びゲート部を固定側
金型と可動側金型の合せ面に対し斜めに形成すると共
に、前記１対のランナー部の中心部分に、該ランナー部
を押圧する突き出しピンを配置したことを特徴とするも
のである。
（実施例） 第１図、第２図は本考案の一実施例で、１は射出成形
機と一体の固定側金型、２は射出成形機のガイド棒（図
示せず）に沿って摺動する可動側金型である。可動側金
型２のキャビテイ３は左右に１対形成され、上面は固定
側金型１と可動側金型２の合せ面４と面一となってい
る。５は溶融樹脂を流すランナー部で、固定側金型１よ
り合せ面４を通り可動側金型２内の左右のキャビテイ３
に向って斜に形成されている。該ランナー部５先端部と
キャビテイ３の側部との間にはゲート部６がランナー部
５と同じように斜めに形成されている。７は左右のキャ
ビテイ内成形品を突き出す突き出しピン、８はランナー
部中央に配設したランナー部５内の固形樹脂突き出しピ
ンである。
機と一体の固定側金型、２は射出成形機のガイド棒（図
示せず）に沿って摺動する可動側金型である。可動側金
型２のキャビテイ３は左右に１対形成され、上面は固定
側金型１と可動側金型２の合せ面４と面一となってい
る。５は溶融樹脂を流すランナー部で、固定側金型１よ
り合せ面４を通り可動側金型２内の左右のキャビテイ３
に向って斜に形成されている。該ランナー部５先端部と
キャビテイ３の側部との間にはゲート部６がランナー部
５と同じように斜めに形成されている。７は左右のキャ
ビテイ内成形品を突き出す突き出しピン、８はランナー
部中央に配設したランナー部５内の固形樹脂突き出しピ
ンである。
次に作用について説明する。溶融樹脂は左右のランナ
ー部5,5に流入し、ゲート部6,6よりキャビテイ3,3内に
流入し、冷却・固化した後固定側金型１が開く。次いで
可動側金型２の左右の突き出しピン7,7によりキャビテ
イ3,3内の成形品３′,3′を突き出し、同時に左右のラ
ンアー部5,5内の固形樹脂中央を突き出す。従って、ラ
ンナー部５、ゲート部６内の固形樹脂５′,6′は第２図
矢印Ａの抜ける方向に向って変形し乍ら引っ張られるの
で、左右のゲート部6,6内の固形樹脂６′,6′はランナ
ー部5,5内の固形樹脂５′,5′と一体になって折れるこ
となく可動側金型２内よりバランスよく抜け出る。
ー部5,5に流入し、ゲート部6,6よりキャビテイ3,3内に
流入し、冷却・固化した後固定側金型１が開く。次いで
可動側金型２の左右の突き出しピン7,7によりキャビテ
イ3,3内の成形品３′,3′を突き出し、同時に左右のラ
ンアー部5,5内の固形樹脂中央を突き出す。従って、ラ
ンナー部５、ゲート部６内の固形樹脂５′,6′は第２図
矢印Ａの抜ける方向に向って変形し乍ら引っ張られるの
で、左右のゲート部6,6内の固形樹脂６′,6′はランナ
ー部5,5内の固形樹脂５′,5′と一体になって折れるこ
となく可動側金型２内よりバランスよく抜け出る。
なお、固定側金型にゲート部を設けても同様な作用、
効果が得られる。
効果が得られる。
（効果） 本考案によると、固定側金型と可動側金型を合せ部に
ランナー部を有し、ランナー部とキャビテイとをゲート
部で連結した射出成形用金型に於て、左右１対のランナ
ー部及びゲート部を固定側金型と可動側金型の合せ面に
対し斜めに形成すると共に、前記１対のランナー部の中
心部分に、該ランナー部を押圧する突き出しピンを配置
してあるので、成形品突き出しの際、左右ランナー部の
固形樹脂の中央部を突き出すので左右ゲート部及びラン
ナー部の固形樹脂はバランスよく抜け出るので折れるこ
となく、ゲート部の固形樹脂が可動側金型内に残るとい
う不具合を確実に防止できる。
ランナー部を有し、ランナー部とキャビテイとをゲート
部で連結した射出成形用金型に於て、左右１対のランナ
ー部及びゲート部を固定側金型と可動側金型の合せ面に
対し斜めに形成すると共に、前記１対のランナー部の中
心部分に、該ランナー部を押圧する突き出しピンを配置
してあるので、成形品突き出しの際、左右ランナー部の
固形樹脂の中央部を突き出すので左右ゲート部及びラン
ナー部の固形樹脂はバランスよく抜け出るので折れるこ
となく、ゲート部の固形樹脂が可動側金型内に残るとい
う不具合を確実に防止できる。
第１図は本考案の一実施例成形時要部正断面図、第２図
は第１図の成形品突き出し時の正断面図、第３図は従来
金型の成形時要部正断面図、第４図は第３図の成形品突
き出し時の正断面図である。 １……固定側金型、２……可動側金型、3,3′……キャ
ビテイ ４……合せ面、5,5′……ランナー部、6,6′……ゲート
部
は第１図の成形品突き出し時の正断面図、第３図は従来
金型の成形時要部正断面図、第４図は第３図の成形品突
き出し時の正断面図である。 １……固定側金型、２……可動側金型、3,3′……キャ
ビテイ ４……合せ面、5,5′……ランナー部、6,6′……ゲート
部
Claims (1)
- 【請求項１】固定側金型と可動側金型を合せ部にランナ
ー部を有し、ランナー部とキャビテイとをゲート部で連
結した射出成形用金型に於て、左右１対のランナー部及
びゲート部を固定側金型と可動側金型の合せ面に対し斜
めに形成すると共に、前記１対のランナー部の中心部分
に、該ランナー部を押圧する突き出しピンを配置したこ
とを特徴とする射出成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990070197U JP2524212Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990070197U JP2524212Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 射出成形用金型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0429024U JPH0429024U (ja) | 1992-03-09 |
| JP2524212Y2 true JP2524212Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=31606158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990070197U Expired - Lifetime JP2524212Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 射出成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2524212Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5489485B2 (ja) * | 2009-02-20 | 2014-05-14 | ユニチカ株式会社 | ポリ乳酸系樹脂組成物の射出成形方法、射出成形品、同樹脂組成物を用いた成形品の製造装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57188330A (en) * | 1981-01-30 | 1982-11-19 | Sorensen Jens Ole | Injection molding method |
| JPS6168218A (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-08 | Hitachi Ltd | 射出成形用金型 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6177222U (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-23 |
-
1990
- 1990-06-29 JP JP1990070197U patent/JP2524212Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57188330A (en) * | 1981-01-30 | 1982-11-19 | Sorensen Jens Ole | Injection molding method |
| JPS6168218A (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-08 | Hitachi Ltd | 射出成形用金型 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0429024U (ja) | 1992-03-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR910009231B1 (ko) | 사출성형된 슬라이드 파스너 슬라이더의 제조방법. | |
| CN207388194U (zh) | 一种法兰盖塑料模具 | |
| JP2524212Y2 (ja) | 射出成形用金型 | |
| JP2867963B2 (ja) | 樹脂成形装置 | |
| KR19980018799A (ko) | 미끄럼 파스너 슬라이더 몸체의 성형 방법 및 성형 주형(method and mold for molding slide fastner slider body) | |
| KR100225403B1 (ko) | 게이트의 자동절단용 사출성형금형 | |
| JP2597010B2 (ja) | モールド用金型 | |
| JP3713452B2 (ja) | 射出成形用金型 | |
| JP2000024769A (ja) | アンダーカット形状を有するダイカスト成形方法 | |
| JPH0544112Y2 (ja) | ||
| JPH0126419Y2 (ja) | ||
| JPS6341142Y2 (ja) | ||
| JPH0618745B2 (ja) | 成形金型 | |
| JPH11348082A (ja) | 射出成形型及び射出成形品の製造方法 | |
| JPS641055Y2 (ja) | ||
| JPH077133Y2 (ja) | 射出成形用金型 | |
| JPH0614998Y2 (ja) | 金 型 | |
| JPH0738506B2 (ja) | タッピン用下穴を有する成形フレーム及びその成形金型 | |
| JP2906535B2 (ja) | 射出成形用金型 | |
| JPS5931393Y2 (ja) | サイドコアに密接したスプルロック機構 | |
| JPH0732019Y2 (ja) | 射出成形金型 | |
| JPH0737058B2 (ja) | 成形用金型 | |
| JP3745350B2 (ja) | 射出成形用金型及び射出成形方法 | |
| JPH0459215A (ja) | モールド型 | |
| JPH0215629Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |