JP2712728B2 - カセットハーフ成形方法及びカセットハーフ成形用金型 - Google Patents

カセットハーフ成形方法及びカセットハーフ成形用金型

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JP2712728B2 JP6078590A JP6078590A JP2712728B2 JP 2712728 B2 JP2712728 B2 JP 2712728B2 JP 6078590 A JP6078590 A JP 6078590A JP 6078590 A JP6078590 A JP 6078590A JP 2712728 B2 JP2712728 B2 JP 2712728B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1635Making multilayered or multicoloured articles using displaceable mould parts, e.g. retractable partition between adjacent mould cavities

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、キャビ型とコア型との間に形成されたキャ
ビティ内に溶融樹脂を注入して、一次注入材料部と二次
注入材料部とにより構成されたカセットハーフを成形す
るカセットハーフ成形方法及びカセットハーフ成形用金
型に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば、第3図に示すようなオーディオカセッ
トハーフ、すなわち、中央部に形成された帯状の透明部
1と、この透明部1の両側部に形成された有色部2,3と
から構成されたオーディオカセットハーフ4を二色成形
法で成形する場合には、まず、透明部1に相当する金型
内のキャビティを可動型体で閉塞した状態で、有色部2,
3に相当するキャビティ内に一次注入材料(有色樹脂)
を供給して一次成形を行い、次いで、可動型体を移動し
て透明部1に相当するキャビティを形成しこのキャビテ
ィ内に二次注入材料(透明樹脂)を供給して二次成形を
完了するようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のようにして形成されたカセット
ハーフ4にあっては、その有色部2の外表面の状態が良
好でない場合があり、特に、外表面にシボ加工を施した
場合には、その問題が顕著に現れる。
そこで、本発明者等がその原因を検討した結果、通
常、上記カセットハーフ4を成形する場合には、ゲート
Gをカセットハーフ4の前面の立縁部5に対向して一対
設けて、ここから一次注入材料をキャビティ内に注入し
ているため、有色部2には、両有色部2,3を連結してい
る連結部6を通って一次注入材料が供給されることにな
り、従って、有色部2の樹脂の充填密度がどうしても有
色部3に比べて低くなる。この結果、二次注入材料が注
入された段階において、この二次注入材料の圧力によっ
て有色部2の樹脂が押圧され、ずれ動き易いということ
がわかった。
また、成形サイクルを短縮しようとするあまり、一次
成形と二次成形との間に十分な時間をおかない場合に
は、有色部2,3の樹脂が十分に冷却固化しない段階で二
次注入材料が注入され、この二次注入材料の圧力によっ
て有色部の樹脂が変形し、有色部2,3の外表面の状態に
悪影響をもたらすということもわかった。
本発明は、上記知見に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、一次注入材料部の表面状態を良好に
保持することができ、高品質の製品を得ることができる
カセットハーフ成形方法及びカセットハーフ成形用金型
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の請求項1は、キ
ャビ型とコア型との間に形成されたキャビティ内に溶融
樹脂を注入して、一次注入材料部と二次注入材料部とに
より構成されたカセットハーフを成形する成形方法にお
いて、 上記一次注入材料部の、上記二次注入材料部との境界
寄りに対応するコア型に、複数の突出しピンを並設し、
かつこれらの突出しピンがキャビティ内に所定量突出さ
れた状態で、キャビティ内に一次注入材料及び二次注入
材料を順次供給して上記カセットハーフを成形した後、
上記各突出しピンによって上記カセットハーフを離型さ
せるものである。
また、本発明の請求項2は、上記一次注入材料部の、
二次注入材料部との境界寄りに対応するコア型に、複数
の突出しピンが型開閉方向に移動自在に並設されたもの
である。
〔作用〕
本発明のカセットハーフ成形方法及びカセットハーフ
成形用金型にあっては、二次注入材料部との境界寄りに
対応するコア型に並設された複数の突出しピンを所定量
キャビティ内に突出させた状態で一次,二次成形を行う
ことにより、上記突出しピンがガス抜き効果を発揮し
て、一次注入材料を円滑に流通させると共に、一次成形
後の一次注入材料の冷却固化を促進し、かつ二次成形時
の二次注入材料の圧力に対抗し、しかも型開時には、上
記各突出しピンを突出すことにより、確実にカセットハ
ーフを離型させる。
〔実施例〕
以下、第1図と第2図に基づいて本発明の一実施例を
説明する。
第1図は本発明の一実施例のカセットハーフ成形用金
型を示すもので、このカセットハーフ成形用金型は、第
2図に示すカセットハーフ10の外表面を形成する固定型
板11と、この固定型板11に対して接近離間自在に設けら
れ、かつ有色部2,3の内面を形成する可動型板12と、こ
の可動型板12に移動自在に設けられ、かつ透明部1の内
面を形成する可動型体13とを主体として構成されてい
る。
そして、上記可動型板12の有色部2に対応する側に
は、上記可動型体13に沿って、複数の(本実施例におい
ては外径4mmの6本の)突出しピン14が型開閉方向に移
動自在に設けられており、型締時であってキャビティ内
に樹脂が充填されていない状態において、上記突出しピ
ン14の先端は、上記可動型板12の製品面から0.2mm以上
突出して設けられている。また、上記可動型体13は、図
示しない駆動機構によって、一次成形時には、固定型板
11に密接して、二次注入材料(透明樹脂)充填空間を閉
塞し、二次成形時には、固定型板11から離れて、二次注
入材料充填空間を形成するようになっている。さらに、
一次注入材料(有色樹脂)をキャビティ内に注入するゲ
ートGは、第3図に示す従来例と同様の位置、すなわ
ち、第2図においてカセットハーフ10の前面の立縁部15
に対向して一対設けられている。
上記のように構成されたカセットハーフ成形用金型を
用いてカセットハーフ10を成形する場合には、まず、固
定型板11に可動型体13を密接して型締すると共に、固定
型板11に可動型体13を密接して、二次注入材料充填空間
を閉塞した状態で、キャビティの残りの空間内に一次注
入材料(有色樹脂)を供給して一次成形を行い、有色部
2,3を成形する。
この場合、一次注入材料用のゲートGが、カセットハ
ーフ10の前面の立縁部15に対向して設けられているか
ら、キャビティ内に注入された一次注入材料は、まず、
有色部3に充填され、次いで、一対の連結部6を通って
有色部2に供給される。そして、この際、可動型板12の
製品面から所定量突出している突出しピン14によって、
ガス抜きが円滑に行われるから、一次注入材料が円滑に
流動して樹脂の充填が確実に行われる。
次いで、可動型体13を固定型板11から引き離し、二次
注入材料充填空間を形成した後、二次注入材料(透明樹
脂)を供給して透明部1を成形する。
この場合、上記可動型板12の製品面の、上記可動型体
13寄りには、複数の突出しピン14が、所定量突出して設
けられているから、一次成形後、これらの突出しピン14
によって、一次注入材料の冷却が促進され、かつ二次成
形時までに十分に固化すると共に、二次注入材料充填時
には、二次注入材料の樹脂圧力を上記各突出しピン14で
受け止めることにより、有色部2が二次注入材料によっ
てずれ動くことがない。従って、有色部2の表面にシボ
加工等を施した場合でも、有色部2の表面の状態が良好
に保持される。
続いて、二次成形後、固定型板11が可動型板12を引き
離すと、可動型板12側に製品が付着してくるから、突出
しピン14を可動型板12の製品面から突出すことにより、
製品が円滑に離型される。このようにして得られたカセ
ットハーフ10には、第2図に示すように、有色部2の内
面の、透明部1寄りに沿って、6個の突出しピン跡(小
孔)16が形成されている。
なお、上記実施例においては、有色部2側にのみ突出
しピン14を設けた構成で説明したが、有色部3側に突出
しピン14を設けてもよい。また、型開時に、突出しピン
14を突出してカセットハーフ10を突出す際に、吸着機構
によってカセットハーフ10の外表面を吸着して円滑にカ
セットハーフ10を取り出してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のカセットハーフ成形方
法及びカセットハーフ成形用金型によれば、二次注入材
料部との境界寄りに対応するコア型に並設された複数の
突出しピンを所定量キャビティ内に突出させた状態で一
次,二次成形を行うことにより、上記突出しピンがガス
抜き効果を発揮して、一次注入材料を円滑に流通させる
ことができると共に、一次成形後の一次注入材料の冷却
固化を促進し、かつ二次成形時の二次注入材料の圧力に
対抗し、しかも型開時には、上記各突出しピンを突出す
ことにより、確実にカセットハーフを離型させることが
でき、かつ二次成形時に一次注入材料部が二次注入材料
の樹脂圧でずれ動くことがなく、かつ一次注入材料部の
表面状態を良好に保持することができる上に、高品質の
製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図は断面図、第2図は成形されたカセットハーフの一例
を裏側からみた下面図、第3図は従来のカセットハーフ
の斜視図である。 1……透明部(二次注入材料部)、2,3……有色部(一
次注入材料部)、10……カセットハーフ、11……固定型
板、12……可動型板、13……可動型体、14……突出しピ
ン。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビ型とコア型との間に形成されたキャ
    ビティ内に溶融樹脂を注入して、一次注入材料部と二次
    注入材料部とにより構成されたカセットハーフを成形す
    る成形方法において、 上記一次注入材料部の、上記二次注入材料部との境界寄
    りに対応するコア型に、複数の突出しピンを並設し、か
    つこれらの突出しピンがキャビティ内に所定量突出され
    た状態で、キャビティ内に一次注入材料及び二次注入材
    料を順次供給して上記カセットハーフを成形した後、上
    記各突出しピンによって上記カセットハーフを離型させ
    ることを特徴とするカセットハーフ成形方法。
  2. 【請求項2】キャビ型とコア型との間に形成されたキャ
    ビティ内に溶融樹脂を注入して、一次注入材料部と二次
    注入材料部とにより構成されたカセットハーフを成形す
    る成形用金型において、 上記一次注入材料部の、上記二次注入材料部との境界寄
    りに対応するコア型に、複数の突出しピンが型開閉方向
    に移動自在に並設されたことを特徴とするカセットハー
    フ成形用金型。
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