JPH0618732B2 - ゴムのシート化方法 - Google Patents

ゴムのシート化方法

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JPH0618732B2
JPH0618732B2 JP4835289A JP4835289A JPH0618732B2 JP H0618732 B2 JPH0618732 B2 JP H0618732B2 JP 4835289 A JP4835289 A JP 4835289A JP 4835289 A JP4835289 A JP 4835289A JP H0618732 B2 JPH0618732 B2 JP H0618732B2
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JP
Japan
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sheet
roll
amount
motor current
motor
Prior art date
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JP4835289A
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JPH02227221A (ja
Inventor
和雄 米田
直道 太田黒
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カレンダーロール等を用いてゴムをシート化
する方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、配合剤を混合して混練したゴムを、各種製品に成
形する前に、ロールを用いてシート状に分出しし、分出
しシートとしてから各製品製造工程に供給することが行
なわれている。
製品製造工程に供給されるゴム量を適正に制御する為に
も、分出しシートは一定の幅と厚さであることが重要で
ある。
しかし、従来からカレンダーロール等を用いて一定の幅
と厚さのシートを安定して得ることは困難であつた。即
ち、混練したゴムを人手によりカレンダーロールに供給
する場合は勿論のこと、ダンプエクストルーダー等の押
出機を用いて供給する場合であつても、ロールの入口側
に溜るバンク量の変動が避けられない。このバンク量の
変動を放置して分出しを続けると、バンク量が多い時に
はシートの幅や厚さが増大し、逆にバンク量が少ない時
にはシートの幅や厚さが減少する。
特にシートの幅については増減が大きいので、ロールの
出口側の両側にカツターを配置し、両端部をカツトして
一定の幅にすることが行なわれている。ところが、ロー
ルから分出しされたシートの幅が規定より減少した場合
には上記の方法では所定のシート幅とすることが不可能
であり、その部分は不良品となり、再度分出しに供して
いた。又、上記方法で両側をカツトして所定の一定幅の
シートを得る場合でも、カツトされた両端部分は再度分
出しに供しているが、カツト量が多いとシート化の効率
が低下する問題があつた。
このように従来の方法では、一定の幅と厚さのシートを
安定して得ることが難しく、シート歩留やシート化効率
が極めて低かつた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はかかる従来の事情に鑑み、ロールを用いて一定
の幅と厚さのシートを安定して製造し、シート歩留及び
シート化効率を改善することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明では混練したゴムを複
数のロール間に通してシール化する方法において、ロー
ルを駆動する可変速モーターのモーター電流値を検出
し、予め定めたモーター電流標準値に対する増加量又は
減少量を求め、このモーター電流値の増加量又は減少量
に対応して可変速モーターによりロールの回転速度を増
加又は減少させる。
〔作用〕
前記した通りロールのバンク量の変動に伴なつてシート
の幅と厚さも変動することは知られているが、本発明者
等の検討によつてバンク量はロールを駆動するモーター
の電流値とも相関関係があることが判つた。即ち、バン
ク量が多いとモーター電流値が大きくなり、逆にバンク
量が少ないとモーター電流値も小さくなる。
そこで種々検討した結果、ゴム種毎に所定のシート幅と
シート厚さが得られるモーター電流標準値を実験的に予
め定めておき、可変速モーターを用いてロールを駆動し
ながらモーター電流値を検出し、上記モーター電流標準
値と比較して可変速モーターの速度を制御することによ
つて、バンク量の変動に速やかに対応してロールの回転
速度を調整でき、シートの幅と厚さの制御が可能になつ
たものである。
更に詳しくは、コンピユーターを利用して検出したモー
ター電流値のモーター電流標準値に対する増加量又は減
少量を求め、このモーター電流値の増加量又は減少量に
対応した補正信号により可変速モーターを変速し、上記
モーター電流値の増加量に応じてロールの回転速度を増
加させ、又は減少量に応じてロールの回転速度を減少さ
せるようにすれば良い。尚、補正信号によるロールの回
転速度の増加又は減少の補正定数も予めゴム種毎に実験
的に定めておく。
〔実施例〕
本発明方法を図示する装置により実施した。
この装置は、通常の1対のロール1を有するカレンダー
ロールと、カレンダーロールに混練したゴムを供給する
押出機2と、ロール1を駆動する可変速モーター4とを
具えている。可変速モーター4は通常は主速設定器5で
設定した速度でモータードライブユニツト6を介して駆
動される。可変速モーター4のモーター電流値は、シヤ
ント抵抗を通つてA/D変換器7に送られ、デジタル信
号化されてコンピユーターの演算処理部8に送られる。
コンピユーターのデーターフアイル9にはゴム種毎に実
験的に定めたモーター電流標準値と補正定数がフアイル
され、データーフアイル9から演算処理部8に呼び出さ
れたモーター電流標準値と上記モーター電流値とが比較
される。
演算処理部8でモーター電流標準値とモーター電流値と
の比較によりモーター電流値の増加量又は減少量が求め
られ、この増加量又は減少量に対応してゴム種毎にデー
ターフアイル9から呼び出された補正定数が得られ、補
正信号として加減算器10に送られる。加減算器10では、
主速設定器5で定めた速度に補正信号に応じた速度を増
減し、モータードライブユニツト6を介して可変速モー
ター4の速度を変えることが出来る。
上記の装置を用いて、配合剤を混合して混練したNRゴ
ムをホツパー3から投入して押出機2でカレンダーロー
ルに供給し、分出しシート11を製造した。主速設定器5
で可変速モーター4の主速を設定することにより回転す
るロール1の周速度を10m/minとし、分出しシート11の
幅を510mm±5mm及び厚さを6mm±0.2mmに設定し
た。
上記装置を用いた本発明方法によれば、バンク12の量の
変動に伴なうモーター電流値の増減に応じて、ロール1
の回転速度(周速度)を迅速に変え、常に一定のバンク
量となるように調整したので、分出しシート11の幅と厚
さを上記範囲内に収めることが出来た。詳しくは、合計
1000kgのゴムをシート化した結果、分出しシート11の厚
さは所定の範囲内となり、幅については上記範囲より狭
くなることはなく、幅480mmとなるようロール1の出口
両側に配置した丸刃カツター13によりカツトされ、ロー
ル1に付着させたまゝバンク12に戻されたゴム14の量は
60kgであつた。
これに対し、従来の如くロールの回転速度を調整するこ
となく同一量(1000kg)のゴムをシート化した場合に
は、分出しシート11の厚さが上記範囲外となつてロール
1に戻されたゴム量、及び丸刃カツター13によりカツト
されロール1に戻されたゴム14の量は合計で180kgとな
り、本発明方法の三倍であつた。
尚、本発明は上記実施例に限られず、例えばロールの数
は3本以上でもよいし、更には分出しシートに限らずベ
ルト製品等の製造にも適用できるものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ロールを用いて一定の幅と厚さのシー
トを安定して製造することができ、シート歩留及びシー
ト化効率を大幅に改善することが可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法を実施するための装置の具体例を示す
概略構成図である。 1……ロール、2……押出機 3……ホツパー、4……可変速モーター 5……主速設定器、6……モータードライブユニツト 7……A/D変換器、8……演算処理部 9……データーフアイル 10……加減算器、11……分出しシート 12……バンク、13……丸刃カツター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】混練したゴムを複数のロール間に通してシ
    ート化する方法において、ロールを駆動する可変速モー
    ターのモーター電流値を検出し、予め定めたモーター電
    流標準値に対する増加量又は減少量を求め、このモータ
    ー電流値の増加量又は減少量に対応して可変速モーター
    によりロールの回転速度を増加又は減少させることを特
    徴とする、前記ゴムのシート化方法。
JP4835289A 1989-02-28 1989-02-28 ゴムのシート化方法 Expired - Lifetime JPH0618732B2 (ja)

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JPH02227221A JPH02227221A (ja) 1990-09-10
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