JPH06176237A - 紙葉類鑑別装置 - Google Patents

紙葉類鑑別装置

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JPH06176237A
JPH06176237A JP4351639A JP35163992A JPH06176237A JP H06176237 A JPH06176237 A JP H06176237A JP 4351639 A JP4351639 A JP 4351639A JP 35163992 A JP35163992 A JP 35163992A JP H06176237 A JPH06176237 A JP H06176237A
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Ienobu Takizawa
家信 滝澤
Mitsunori Shigeta
光徳 重田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 特定の検出手段1−1の補正は第一の補正手
段8で行い、他の検出手段1−2〜1−nの補正は、第
二の補正手段9−1〜9−nで行う。第二の補正手段9
−1〜9−nは、特定の検出手段1−1と他の検出手段
1−2〜1−nとの出力の比を示す補正値比を補正値比
記憶手段14−1〜14−nで記憶している。第一の補
正手段8は、特定の検出手段1−1の出力の最大値と最
小値とに基づき検出手段1−1の出力を補正する。第二
の補正手段9−1〜9−nは、それぞれ、特定の検出手
段1−1の出力の最大値および最小値と、補正値比記憶
手段14−1〜14−nの値とに基づき他の検出手段1
−2〜1−nの出力の補正を行う。 【効果】 精度の高い媒体の鑑別を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動入出金機や、自動
販売機等に用いられる紙葉類鑑別装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動入出金機や自動販売機において、顧
客により紙幣が投入されると、この紙幣の金種を判定
し、さらにその真偽を判定するための処理が行われる。
この目的のための紙葉類鑑別装置として紙幣鑑別装置が
使用される。この紙幣鑑別装置は、投入された紙幣の模
様や図形から、その反射光や透過光等の光学的なパター
ン、または紙幣の印刷に使用された磁性の帯びたインク
による磁気的なパターンを検出し、これを予め設定した
基準値と比較して、その類似度により、あるいはこれと
紙幣の外形寸法の検出結果とを組み合わせて鑑別を行う
ものである。
【0003】例えば、光学的なパターンを検出するため
に、LED(発光ダイオード)やホトダイオード、ホト
トランジスタ、CCD等のイメージセンサが用いられ、
また磁気的なパターンを検出するために、磁気ヘッド等
が用いられる。そして、これらのセンサや磁気ヘッドは
温度等の環境の変化や経時変化等によってその感度等が
変動するため、温度補償手段や補正手段によって検出信
号を補正するようにしている。
【0004】ところで、投入された紙幣の鑑別は金種の
判定と、真偽の判定の2つの段階に分けて行われる。ま
ず、検出された光学的あるいは磁気的なパターンのうち
透かしの位置のように金種による差異が大きい部分につ
いては、予め設定した基準値と比較することにより、投
入された紙幣の金種の判定を行う。次に検出したパター
ン全てについて、金種毎に予め設定した基準値と比較
し、その類似度の大小により真偽の判定を行う。
【0005】図2に、従来の紙葉類鑑別装置としての紙
幣鑑別装置を示す。図の装置は、検出手段1、温度検出
手段2、温度補償手段3、記憶手段4、金種判定手段
5、真偽判定手段6からなる。検出手段1は、投入され
た媒体としての紙幣の模様や図形から、その反射光や透
過光等の光学的なパターンあるいは磁気的なパターンを
検出し、その検出信号(検出パターン)を出力するもの
である。また、温度検出手段2は、検出手段1の近傍の
温度を検出する手段であり、温度補償手段3は、検出手
段1の出力信号(検出信号)を、この温度検出手段2の
温度検出結果に基づき温度補償を行う機能を有してい
る。
【0006】記憶手段4は、温度補償手段3によって温
度補償された検出信号を一時記憶するメモリである。そ
して、金種判定手段5は、この記憶手段4からの出力
(紙幣の光学的あるいは磁気的なパターンの検出信号)
に基づき、その光学的あるいは磁気的なパターンのう
ち、透かしの位置のように金種による差異が大きい部分
について、予め設定した基準値と比較することにより、
投入された紙幣の金種の判定を行う手段である。また、
真偽判定手段6は、検出信号の全てあるいは部分を予め
設定した基準値と比較することにより、投入された紙幣
の真偽の判定を行う手段であって、この真偽判定手段6
による投入紙幣の真偽判定結果と、金種判定手段5によ
る投入紙幣の金種判定結果は図示しない上位装置に出力
するようになっている。
【0007】次に、上記構成の紙葉類鑑別装置の動作に
ついて説明する。先ず、検出手段1は、投入された紙幣
の光学的あるいは磁気的なパターンを検出し、その検出
パターンを温度補償手段3に出力する。一方、温度検出
手段2は検出手段1の近傍の温度を検出し、検出した温
度に対応した温度検出信号を温度補償手段3に出力す
る。温度補償手段3は検出手段1から入力される検出パ
ターンを温度検出手段2により検出された温度に応じて
補償を行い、温度補償を行った検出パターンを記憶手段
4に出力し、これを記憶手段4が記憶する。
【0008】そして、金種判定手段5は、記憶手段4の
記憶内容(検出パターン)に基づき、その検出パターン
のうち、透かし位置のように金種による差異が大きい部
分について、予め設定された基準値と比較することによ
り、投入された紙幣の金種判定を行い、その金種判定結
果を上位装置および真偽判定手段6に出力する。また、
真偽判定手段6は、金種判定手段5からの金種判定結果
に基づき、該当する金種の基準値と記憶手段4の記憶結
果(検出パターン)とを比較し、その比較結果に基づき
紙幣の真偽判定を行い、その真偽判定結果を上位装置に
出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の紙葉類鑑別装置では、検出手段1を構成する発
光ダイオードやホトダイオード、ホトトランジスタ、磁
気ヘッド等温度の変化による感度変化については、影響
がなくなるように温度補償を行うことができるが、これ
ら検出素子の劣化や摩耗等の経時変化については補償す
ることができない。そのため検出パターンのばらつきが
大きくなり、精度の高い紙幣鑑別ができないという問題
点があった。本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、検出手段を構成する検出素子(光
電変換素子や磁電変換素子)の感度やオフセット等の環
境変動や経時変化に左右されにくく、安価で精度の高い
紙葉類鑑別装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第一の発明の紙葉類鑑別
装置は、媒体の複数箇所の物理的なパターンを検出する
複数の検出手段を備え、当該複数の検出手段からの出力
にそれぞれ補正を行い、これら補正を行った値に基づき
媒体の鑑別を行う紙葉類鑑別装置において、前記複数の
検出手段の一つを特定の検出手段とし、前記特定の検出
手段の検出出力の最大値を検出する最大値検索手段と、
前記特定の検出手段の検出出力の最小値を検出する最小
値検索手段と、前記最大値検索手段と前記最小値検索手
段によって検出された最大値と最小値に基づき、前記特
定の検出手段の出力値を補正する第一の補正演算手段
と、前記特定の検出手段以外の検出手段に接続され、予
め演算した前記特定の検出手段とそれ以外の検出手段の
補正値の比を記憶する補正値比記憶手段と、前記補正値
比記憶手段の値と、前記最大値検索手段および前記最小
値検索手段によって検出された最大値と最小値に基づ
き、前記特定の検出手段以外の検出手段の出力値を補正
する第二の補正演算手段と、前記第一の補正演算手段
と、前記第二の補正演算手段からの出力に基づき媒体の
鑑別を行う鑑別手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0011】第二の発明の紙葉類鑑別装置は、媒体の複
数箇所の物理的なパターンを検出する複数の検出手段を
備え、当該複数の検出手段からの出力にそれぞれ補正を
行い、これら補正を行った値に基づき媒体の鑑別を行う
紙葉類鑑別装置において、前記複数の検出手段の一つを
特定の検出手段とし、前記特定の検出手段の検出出力の
最大値を検出する最大値検索手段と、前記最大値検索手
段によって検出された最大値に基づき、前記特定の検出
手段の出力値を補正する第一の補正演算手段と、前記特
定の検出手段以外の検出手段に接続され、予め演算した
前記特定の検出手段とそれ以外の検出手段の補正値の比
を記憶する補正値比記憶手段と、前記補正値比記憶手段
の値と、前記最大値検索手段によって検出された最大値
に基づき、前記特定の検出手段以外の検出手段の出力値
を補正する第二の補正演算手段と、前記第一の補正演算
手段と、前記第二の補正演算手段からの出力に基づき媒
体の鑑別を行う鑑別手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0012】第三の発明の紙葉類鑑別装置は、媒体の複
数箇所の物理的なパターンを検出する複数の検出手段を
備え、当該複数の検出手段からの出力にそれぞれ補正を
行い、これら補正を行った値に基づき媒体の鑑別を行う
紙葉類鑑別装置において、前記複数の検出手段の一つを
特定の検出手段とし、前記特定の検出手段の検出出力の
積分値を演算する積分値演算手段と、前記積分値演算手
段の値に基づき、前記特定の検出手段の出力値を補正す
る第一の補正演算手段と、前記特定の検出手段以外の検
出手段に接続され、予め演算した前記特定の検出手段と
当該検出手段との補正値の比を記憶する補正値比記憶手
段と、前記補正値比記憶手段の値と、前記積分値演算手
段から出力される積分値に基づき、前記特定の検出手段
以外の検出手段の出力値を補正する第二の補正演算手段
と、前記第一の補正演算手段と、前記第二の補正演算手
段からの出力に基づき媒体の鑑別を行う鑑別手段とを備
えたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】第一の発明においては、特定の検出手段の出力
の補正は第一の補正手段で行われ、他の検出手段の出力
の補正は、第二の補正手段で行われる。第一の補正手段
は、特定の検出手段の出力の最大値を最大値検索手段が
検索し、最小値を最小値検索手段が検索する。そして、
第一の補正演算手段は、最大値と最小値とに基づき、特
定の検出手段の出力を補正し、第二の記憶手段に出力す
る。一方、第二の補正手段は、特定の検出手段以外の検
出手段の出力を、それぞれ補正値比記憶手段に記憶され
ている補正値比と、最大値検索手段による最大値および
最小値検索手段による最小値とに基づき補正を行い、そ
の値を第二の記憶手段に出力する。金種判定手段は、第
二の記憶手段に記憶された値に基づき紙幣の金種判定を
行い、真偽判定手段は、第二の記憶手段に記憶された値
と、金種判定手段による金種判定結果に基づき紙幣の真
偽判定を行う。
【0014】第二の発明においては、第一の発明と同
様、特定の検出手段の出力の補正は第一の補正手段で行
われ、他の検出手段の出力の補正は、第二の補正手段で
行われる。第一の補正手段は、特定の検出手段の出力の
最大値を最大値検索手段が検索し、第一の補正演算手段
は、この最大値に基づき、特定の検出手段の出力を補正
し、第二の記憶手段に出力する。一方、第二の補正手段
は、特定の検出手段以外の検出手段の出力を、それぞれ
補正値比記憶手段に記憶されている補正値比と、最大値
検索手段による最大値に基づき補正を行い、その値を第
二の記憶手段に出力する。金種判定手段は、第二の記憶
手段に記憶された値に基づき紙幣の金種判定を行い、真
偽判定手段は、第二の記憶手段に記憶された値と、金種
判定手段による金種判定結果に基づき紙幣の真偽判定を
行う。
【0015】第三の発明においては、第一、第二の発明
と同様、特定の検出手段の出力の補正は第一の補正手段
で行われ、他の検出手段の出力の補正は、第二の補正手
段で行われる。第一の補正手段は、特定の検出手段の出
力の積分値を積分値演算手段が演算し、第一の補正演算
手段は、この積分値に基づき、特定の検出手段の出力を
補正し、第二の記憶手段に出力する。一方、第二の補正
手段は、特定の検出手段以外の検出手段の出力を、それ
ぞれ補正値比記憶手段に記憶されている補正値比と、積
分値演算手段による積分値に基づき補正を行い、その値
を第二の記憶手段に出力する。金種判定手段は、第二の
記憶手段に記憶された値に基づき紙幣の金種判定を行
い、真偽判定手段は、第二の記憶手段に記憶された値
と、金種判定手段による金種判定結果に基づき紙幣の真
偽判定を行う。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 《第一の実施例》図1は本発明の紙葉類鑑別装置におけ
る第一の実施例を示すブロック図である。同図は紙幣鑑
別装置を示しており、図の装置は、複数の検出手段1
(1−1〜1−n)、複数の第一の記憶手段7(7−1
〜7−n)、第一の補正手段8、第二の補正手段9(9
−1〜9−n)、第二の記憶手段10、金種判定手段
5、真偽判定手段6からなる。
【0017】検出手段1は、投入された紙幣の模様や図
形からその反射光や透過光等の光学的あるいは磁気的な
パターンを検出し、その検出信号(検出パターン)を出
力する手段であって、この検出手段1は、発光ダイオー
ドやホトトランジスタ、ホトダイオード等の光電変換素
子あるいは磁気ヘッド等の磁電変換素子等により構成さ
れている。また、検出手段1を構成する検出素子(光電
変換素子あるいは磁電変換素子)は複数配設され、それ
ぞれが紙幣の物理的なパターンを検出するようになって
おり、これらが検出手段1−1〜1−nに対応してい
る。また、本実施例では、複数の検出手段1の一つとし
て、検出手段1−1を特定の検出手段としている。
【0018】第一の記憶手段7(7−1〜7−n)は、
入力側がそれぞれ検出手段1(1−1〜1−n)の出力
側に接続されたバッファメモリであって、この記憶手段
7は、検出手段1の出力信号(紙幣の光学的なパターン
あるいは磁気的なパターン)を一時記憶するものであ
る。また、本実施例では、第一の記憶手段7−1が、特
定の検出手段1−1の出力を記憶するよう構成されてい
る。第一の補正手段8は、入力側が第一の記憶手段7−
1の出力側に接続された補正手段であり、また、第二の
補正手段9(9−1〜n)は、それぞれ入力側が第一の
記憶手段7−2〜7−nの出力側に接続されると共に、
第一の補正手段8に設けられた後述する最大値検索手段
11と最小値検索手段12の出力側に接続された補正手
段である。第二の記憶手段10は、入力側が第一の補正
手段8と第二の補正手段9の出力側に接続されたメモリ
で、補正された検出パターンを記憶するものである。
【0019】また、金種判定手段5は、従来と同様に、
第二の記憶手段10に記憶されている検出パターン(紙
幣の光学的あるいは磁気的なパターン)の一部(例え
ば、透かし位置のように金種による差異の大きい部分)
あるいは全部を、予め設定した基準値と比較することに
より、投入された紙幣の金種の判定を行うものである。
更に、真偽判定手段6は、検出信号の全てあるいは部分
を予め設定した基準値と比較することにより、投入され
た紙幣の真偽の判定を行う手段であって、この真偽判定
手段6による投入紙幣の真偽判定結果と、金種判定手段
5による投入紙幣の金種判定結果は図示しない上位装置
に出力するようになっている。
【0020】また、第一の補正手段8は、最大値検索手
段11と、最小値検索手段12と、第一の補正演算手段
13から構成される。この第一の補正手段8は、第一の
記憶手段7−1から検出パターンを入力し、第一の補正
演算手段13、最大値検索手段11および最小値検索手
段12から、それぞれ補正された検出パターン、最大値
および最小値を出力するものである。最大値検索手段1
1および最小値検索手段12は、第一の記憶手段7−1
から検出パターンを入力し、それぞれその最大値および
最小値を第一の補正演算手段13および後述する第二の
補正演算手段15に出力する。第一の補正演算手段13
は、第一の記憶手段7−1、最大値検索手段11および
最小値検索手段12からそれぞれ検出パターン、最大値
および最小値を入力し、第二の記憶手段10に補正した
検出パターンを出力するものである。
【0021】第二の補正手段9は、補正値比記憶手段1
4(14−1〜14−n)と、第二の補正演算手段15
(15−1〜15−n)とから構成される。この第二の
補正手段9は、第一の記憶手段7−2〜7−n、補正値
比記憶手段14、最大値検索手段11および最小値検索
手段12からそれぞれ検出パターン、補正値比、最大値
および最小値を入力し、第二の記憶手段10に補正した
検出パターンを出力する。また、補正値比記憶手段14
は不揮発性の記憶手段で、本発明による紙葉類鑑別装置
が出荷される前に調整媒体によって求められた補正値比
を記憶する。尚、この補正値比の決定については後述す
る。
【0022】上記のように構成された紙葉類鑑別装置の
動作について説明する。投入された紙幣の到来を検知す
る紙幣検知手段(図示せず)からの出力により、あるい
は上位装置(図示せず)からの信号により、紙幣の到来
を通知されると検出手段1は動作状態に入る。そして検
出手段1は、複数個配設された光電変換素子により、紙
幣の模様や図形の濃淡に応じて変化する透過光あるいは
反射光のパターンを、紙幣が一定距離搬送される毎に、
あるいは一定時間毎にパルスを出力するタイミング送出
手段(図示せず)からのタイミング信号に同期して検出
する。あるいは、複数個配設された磁電変換素子(例え
ば磁気ヘッド等)により紙幣の磁性インクの濃淡のパタ
ーン(磁気パターン)を、前記タイミング信号に同期し
て検出する。ここで、透過光パターンや磁気パターンに
ついては、反射光パターンと同様に取り扱うことができ
るため、以下、透過光パターンや磁気パターンについて
の説明を省略する。
【0023】図3に、各検出手段1から出力される反射
光パターンの一例を示す。図3において、(a)は、第
一の記憶手段7−1の記憶内容であり、反射光パターン
p1iを示している。また(b)は第一の記憶手段7−
2〜7−nの記憶内容で、反射光パターンp2iを示し
ている。第一の補正手段8の最大値検索手段11および
最小値検索手段12は、第一の記憶手段7−1に記憶さ
れた反射光パターンp1iの最大値p1max および最小
値p1min を検索し、第一の補正演算手段13および第
二の補正演算手段15に出力する。
【0024】図3に示している反射光パターンは紙幣を
図示矢印方向に走査したときの反射光パターンを一定時
間間隔でサンプルし量子化した波形である。そして、第
一の補正演算手段13は、次のように補正を行う。即
ち、反射光パターンp1iについて最大値p1max と最
小値p1min を用いて最大値p1max が補正後は1にな
るように、また、最小値p1min が補正後は0になるよ
うに演算を施し補正を行う。補正後の反射光パターンを
q1i(i=1,2,…,n)とすると補正後の反射光
パターンq1iは次式(1)により求められる。 q1i=(p1i−p1min )/p1max (i=1,2,…,n)…(1) 尚、上式(1)は、理論上、q1i=(p1i−p1mi
n )/p1max −p1min であるが、p1min はきわめ
て小さい値であるため、実用上p1min を無視し、上式
(1)としているものである。
【0025】第二の補正演算手段15は、最大値検索手
段11および最小値検索手段21がそれぞれ最大値p1
max 、最小値p1min を出力すると、補正値比記憶手段
14に予め記憶された補正値比r2max 、r2min を読
み出し、第一の記憶手段7−2〜7−nに記憶されてい
る反射光パターンp2iを、次式(2)のように補正
し、補正された反射光パターンq2iを出力する。 q2i=(p2i−(r2min ×p1min ))/(r2max ×p1max ) …(2) 図4に図3の検出パターンを補正した結果を示す。即
ち、図4(a)は第一の補正演算手段13から出力され
るパターンであり、図4(b)は第二の補正演算手段1
5から出力されるパターンである。
【0026】また、補正値比r2max 、r2min は、紙
葉類鑑別装置が組み立てられ、出荷される際に調整媒体
の出力によって記憶された値で、特定の検出手段1−1
と他の検出手段1−2〜1−nの出力の比である。r2
max は反射率の高い調整媒体によって得られる値で、検
出手段1を構成する光電変換素子の感度に大きく影響さ
れ、r2min は反射率の低い調整媒体によって得られる
値で、検出手段1を構成する光電変換素子の暗電流に大
きく影響される。
【0027】次に、このような補正値比r2max 、r2
min の求め方を具体的に説明する。出荷される際に反射
率の高い調整媒体を走査したときの検出手段1−1の出
力をw1、反射率の低い調整媒体を走査したときの出力
をb1とし、検出手段1−2〜1−nの出力をw2、反
射率の低い調整媒体を走査したときの出力をb2とする
と、補正値比r2max 、r2min はそれぞれ次式
(3)、(4)により求められる。 r2max =w2/w1 …(3) r2min =b2/b1 …(4) そして、このようにして求めた補正値比r2max 、r2
min をそれぞれ補正値比記憶手段14−1〜14−nに
記憶する。従って、各補正値比記憶手段14に記憶され
ている補正値比は、それぞれ接続されている検出手段1
−2〜1−nにの補正値比を示している。
【0028】このように、第一の補正演算手段13およ
び第二の補正演算手段15によって補正された反射光パ
ターンのデータは、第二の記憶手段10に記憶される。
第二の記憶手段10に記憶された反射光パターンは金種
判定手段5と真偽判定手段6に出力され、金種判定手段
5はまず、検出され補正された反射光パターンのうち透
かしの位置のように金種による差異が大きい部分につい
て予め設定した基準値と比較することにより、投入され
た紙幣の金種の判定を行い、判定結果を図示しない上位
装置と真偽判定手段6に出力する。また、真偽判定手段
6は、検出され補正された反射光パターン全てについ
て、金種毎に予め設定した基準値と比較し、その類似ど
の大小により真偽の判定を行いその判定結果を図示しな
い上位装置に出力する。このようにして、本実施例の紙
葉類鑑別装置は、投入された紙幣の金種とその真偽を判
別し、上位装置に出力することができる。
【0029】以上、第一の実施例では、先ず、ある一つ
の検出パターンの最大値と最小値とを求め、次に他の検
出パターンの補正演算を予め記憶させた補正値比を用い
て補正演算を施す方法で動作説明したが、パターンを検
出する検出手段の暗電流が環境変動や経年変化等の影響
を受けにくい場合は、先ずある一つの検出パターンの最
大値を求め、他の検出パターンの補正演算を予め記憶さ
せた補正値比を用いて補正演算を施す方法でも同一の効
果が期待できる。これを第二の実施例として次に説明す
る。
【0030】《第二の実施例》次に本発明の第二の実施
例を説明する。図5は、紙葉類鑑別装置の第二の実施例
を示すブロック図である。図において、検出手段1(1
−1〜1−n)、第一の記憶手段7(7−1〜7−
n)、第二の記憶手段10、金種判定手段5、真偽判定
手段6は上記第一の実施例と同様であるため、ここでの
説明を省略する。
【0031】また、第一の記憶手段7−1には第一の補
正手段16が接続され、第一の記憶手段7−2〜7−n
にはそれぞれ第二の補正手段17−1〜17−nが接続
されている。第一の補正手段16は、最大値検索手段1
1と第一の補正演算手段18からなる。最大値検索手段
11は、上記第一の実施例の最大値検索手段11と同等
の機能を有するもので、第一の記憶手段7−1に記憶さ
れた反射光パターンから最大値を検索するものである。
第一の補正演算手段18は、最大値検索手段11で検索
された最大値に基づき、第一の記憶手段7−1に記憶さ
れた反射光パターンの補正演算を行うものである。
【0032】第二の補正手段17は、補正値比記憶手段
19(19−1〜19−n)と、第二の補正演算手段2
0(20−1〜20−n)からなる。補正値比記憶手段
19は、特定の検出手段1−1と他の検出手段1−2〜
1−nとの出力の比を記憶する不揮発性のメモリであ
り、第二の補正演算手段20は、それぞれ補正値比記憶
手段19の値と最大値検索手段11の出力とに基づき、
第一の記憶手段7−2〜7−nに記憶されている反射光
パターンの補正演算を行うものである。尚、補正値比記
憶手段19に記憶される補正値比については後述する。
【0033】次に、上記構成の紙葉類鑑別装置の動作に
ついて説明する。先ず、検出手段1−1〜1−nにより
紙幣の反射光パターンが検出され、これがそれぞれ第一
の記憶手段7−1〜7−nに記憶されるのは、上記第一
の実施例と同様である。
【0034】図6に、各検出手段1から出力される反射
光パターンの一例を示す。図6において、(a)は、第
一の記憶手段7−1の記憶内容であり、反射光パターン
p3iを示している。また(b)は第一の記憶手段7−
2〜7−nの記憶内容で、反射光パターンp4iを示し
ている。第一の補正手段16の最大値検索手段11、第
一の記憶手段7−1に記憶された反射光パターンp3i
の最大値p1max を検索し、第一の補正演算手段18お
よび第二の補正演算手段20に出力する。
【0035】図6に示している反射光パターンは、紙幣
を図示矢印方向に走査したときの反射光パターンを一定
時間間隔でサンプルし量子化した波形である。そして、
第一の補正演算手段18は、次のように補正を行う。即
ち、反射光パターンp3iについて最大値p1max が補
正後は1になるように演算を施し補正を行う。補正後の
反射光パターンをq3i(i=1,2,…,n)とする
と補正後の反射光パターンq3iは次式(5)により求
められる。 q3i=p3i/p3max (i=1,2,…,n) …(5)
【0036】第二の補正演算手段20は、最大値検索手
段11が最大値p1max を出力すると、補正値比記憶手
段19に予め記憶された補正値比r4を読み出し、第一
の記憶手段7−2〜7−nに記憶されている反射光パタ
ーンp4iを、次式(6)のように補正し、補正された
反射光パターンq4iを出力する。 q4i=p4i/(r4×p3max ) …(6) 図7に図6の検出パターンを補正した結果を示す。即
ち、図7(a)は第一の補正演算手段18から出力され
るパターンであり、図7(b)は第二の補正演算手段2
0から出力されるパターンである。
【0037】また、補正値比r4は、紙葉類鑑別装置が
組み立てられ、出荷される際に調整媒体の出力によって
記憶された値である。即ち、r4は反射率の高い調整媒
体によって得られる値で、検出手段1を構成する光電変
換素子の感度に大きく影響される。このような補正値比
r4の求め方は、先ず、出荷される際に反射率の高い調
整媒体を走査したときの検出手段1−1の出力をw3、
検出手段1−2〜1−nの出力をw4とすると、補正値
比r4は次式(7)により求められる。 r4=w4/w3 …(7) そして、このようにして求めた補正値比r4をそれぞれ
補正値比記憶手段19−1〜19−nに記憶する。従っ
て、各補正値比記憶手段19に記憶されている補正値比
は、それぞれ接続されている検出手段1−2〜1−nに
対する補正値比を示している。
【0038】このように、第一の補正演算手段18およ
び第二の補正演算手段20によって補正された反射光パ
ターンのデータは、第二の記憶手段10に記憶される。
第二の記憶手段10に記憶された反射光パターンは金種
判定手段5と真偽判定手段6に出力され、金種判定と真
偽判定が行われるが、この動作については上記第一の実
施例と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0039】以上第一、第二の実施例では、検出手段の
感度の変化を補正するために、検出パターンの最大値に
着目して、まずある一つの検出パターンの最大値(ある
いは最大値と最小値)を求め、次に他の検出パターンの
補正演算を、予め記憶させた補正値比を用いて行う構成
としたが、検出パターン全体に着目して、感度の変化を
補正することも可能であり、これを第三の実施例して次
に説明する。
【0040】《第三の実施例》この第三の実施例は、先
ずある一つの検出パターンの積分値を求め、次に他の検
出パターンの補正演算を予め記憶させた補正値比を用い
て行うものである。図8は、本発明による紙葉類鑑別装
置の第三の実施例を示すブロック図である。図におい
て、検出手段1(1−1〜1−n)、第一の記憶手段7
(7−1〜7−n)、第二の記憶手段10、金種判定手
段5、真偽判定手段6は上記第一および第二の実施例と
同様であるため、ここでの説明を省略する。
【0041】また、第一の記憶手段7−1には第一の補
正手段21が接続され、第一の記憶手段7−2〜7−n
にはそれぞれ第二の補正手段22−1〜22−nが接続
されている。第一の補正手段21は、積分値演算手段2
3と第一の補正演算手段24からなる。積分値演算手段
23は、第一の記憶手段7−1から検出パターンを入力
し、その積分値を第一の補正演算手段24および第二の
補正演算手段26に出力するものである。第一の補正演
算手段24は、積分値演算手段23で演算された積分値
に基づき、第一の記憶手段7−1に記憶された反射光パ
ターンの補正演算を行うものである。
【0042】第二の補正手段22は、補正値比記憶手段
25(25−1〜25−n)と、第二の補正演算手段2
6(26−1〜26−n)からなる。補正値比記憶手段
25は、特定の検出手段1−1と、他の検出手段1−2
〜1−nとの出力の比を記憶する不揮発性のメモリであ
り、第二の補正演算手段26は、それぞれ補正値比記憶
手段25の値と積分値演算手段23の出力とに基づき、
第一の記憶手段7−2〜7−nに記憶されている反射光
パターンの補正演算を行うものである。尚、補正値比記
憶手段25に記憶される補正値比については後述する。
【0043】次に、上記構成の紙葉類鑑別装置の動作に
ついて説明する。先ず、検出手段1−1〜1−nにより
紙幣の反射光パターンが検出され、これがそれぞれ第一
の記憶手段7−1〜7−nに記憶されるのは、上記第一
および第二の実施例と同様である。
【0044】図9に、各検出手段1から出力される反射
光パターンの一例を示す。図9において、(a)は、第
一の記憶手段7−1の記憶内容であり、反射光パターン
p5iを示している。また(b)は第一の記憶手段7−
2〜7−nの記憶内容で、反射光パターンp6iを示し
ている。図9に示している反射光パターンは紙幣を図示
矢印方向に走査したときの反射光パターンを一定時間間
隔でサンプルし量子化した波形である。第一の補正演算
手段24は、次のように補正を行う。即ち、反射光パタ
ーンp5iについて、積分値p5intが補正後は1に
なるように演算を施し補正を行う。補正後の反射光パタ
ーンをq5i(i=1,2,…,n)とすると補正後の
反射光パターンq5iは次式(8)により求められる。 q5i=p5i/p5int/n(i=1,2,…,n) …(8)
【0045】第二の補正演算手段26は、積分値演算手
段23からの積分値p5intの出力と、補正値比記憶
手段25に予め記憶された補正値比r6とを読み出し、
第一の記憶手段7−2〜7−nに記憶されている反射光
パターンp6iを、次式(9)のように補正し、補正さ
れた反射光パターンq6iを出力する。 q6i=p6i/(r6×p5int/n) …(9) 図10に図9の検出パターンを補正した結果を示す。即
ち、図10(a)は第一の補正演算手段24から出力さ
れるパターンであり、図10(b)は第二の補正演算手
段26から出力されるパターンである。
【0046】また、補正値比r6は、紙葉類鑑別装置が
組み立てられ、出荷される際に調整媒体の出力によって
記憶された値である。即ち、r6は反射率の高い調整媒
体によって得られる値で、検出手段1を構成する光電変
換素子の感度に大きく影響される。このような補正値比
r6の求め方は、先ず、出荷される際に反射率の高い調
整媒体を走査したときの検出手段1−1の出力をw5、
検出手段1−2〜1−nの出力をw6とすると、補正値
比r6は次式(10)により求められる。 r6=w6/w5/n …(10) そして、このようにして求めた補正値比r46それぞれ
補正値比記憶手段25−1〜25−nに記憶する。従っ
て、各補正値比記憶手段25に記憶されている補正値比
は、それぞれ接続されている検出手段1−2〜1−nに
対する補正値比を示している。
【0047】このように、第一の補正演算手段24およ
び第二の補正演算手段26によって補正された反射光パ
ターンのデータは、第二の記憶手段10に記憶される。
第二の記憶手段10に記憶された反射光パターンは金種
判定手段5と真偽判定手段6に出力され、金種判定と真
偽判定が行われるが、この動作については上記第一およ
び第二の実施例と同様であるため、ここでの説明は省略
する。
【0048】尚、上記第三の実施例では、ある検出パタ
ーン全体に渡って積分した値を基準にしたが、例えば、
反射光パターンp5iにおけるサンプルタイミングi=
10〜20の範囲のパターンの積分値等、ある検出パタ
ーンの一部分を積分した値を基準とする方法でも同一の
効果を得ることができる。
【0049】また、上記各実施例では、各部の構成要素
を論理回路により構成することは明らかであるが、マイ
クロコンピュータによるプログラムと論理回路の組み合
せによって構成することができることも明らかである。
更に、上記各実施例では、媒体が紙幣である紙幣鑑別装
置で説明したが、これに限定されるものではなく、紙幣
以外の紙葉類を鑑別する紙葉類鑑別装置に適用可能であ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、第一の発明の紙葉
類鑑別装置によれば、媒体の物理的なパターンを検出す
る特定の検出手段の出力に対して、その最大値と最小値
を検索し、これら最大値と最小値とに基づき、特定の検
出手段の出力値を補正すると共に、それ以外の検出手段
の出力に対しては、予め演算した補正値比と、特定の検
出手段の出力の最大値と最小値とに基づき補正演算を行
うようにしたので、検出手段を構成する検出素子の感度
やオフセット等の環境変動や経年変化に左右されにく
く、例えば紙幣等の金種判別と真偽判別を高精度で行う
ことができる。
【0051】また、第二の発明の紙葉類鑑別装置によれ
ば、媒体の物理的なパターンを検出する特定の検出手段
の出力に対して、その最大値を検索し、この最大値に基
づき、特定の検出手段の出力値を補正すると共に、それ
以外の検出手段の出力に対しては、予め演算した補正値
比と、特定の検出手段の出力の最大値に基づき補正演算
を行うようにしたので、上記第一の発明の効果に加え
て、検出手段の暗電流が環境変動や経年変化等の影響を
うけにくい場合は、装置の構成を簡素化することができ
コストダウンを図ることができる。
【0052】更に、第三の発明の紙葉類鑑別装置によれ
ば、媒体の物理的なパターンを検出する特定の検出手段
の出力に対して、その積分値を演算し、この積分値に基
づき、特定の検出手段の出力値を補正すると共に、それ
以外の検出手段の出力に対しては、予め演算した補正値
比と、特定の検出手段の出力の積分値に基づき補正演算
を行うようにしたので、上記第一の発明の効果に加え
て、特定の検出手段の検出素子の一時的な異常等で本来
の最大値以上の値が出力された場合等でも、この最大値
の影響が少なく、更に精度の高い鑑別を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類鑑別装置の第一の実施例のブロ
ック図である。
【図2】従来の紙葉類鑑別装置のブロック図である。
【図3】本発明の紙葉類鑑別装置の第一の実施例におけ
る検出手段の補正前の検出パターンの説明図である。
【図4】本発明の紙葉類鑑別装置の第一の実施例におけ
る検出手段の補正後の検出パターンの説明図である。
【図5】本発明の紙葉類鑑別装置の第二の実施例のブロ
ック図である。
【図6】本発明の紙葉類鑑別装置の第二の実施例におけ
る検出手段の補正前の検出パターンの説明図である。
【図7】本発明の紙葉類鑑別装置の第二の実施例におけ
る検出手段の補正後の検出パターンの説明図である。
【図8】本発明の紙葉類鑑別装置の第三の実施例のブロ
ック図である。
【図9】本発明の紙葉類鑑別装置の第三の実施例におけ
る検出手段の補正前の検出パターンの説明図である。
【図10】本発明の紙葉類鑑別装置の第三の実施例にお
ける検出手段の補正後の検出パターンの説明図である。
【符号の説明】
1−1〜1−n 検出手段 5 金種判定手段 6 真偽判定手段 8、16、21 第一の補正手段 9−1〜9−n、17−1〜17−n、22−1〜22
−n 第二の補正手段 11 最大値検索手段 12 最小値検索手段 13、18、24 第一の補正演算手段 14−1〜14−n、19−1〜19−n、25−1〜
25−n、 補正値比記憶手段 15−1〜15−n、20−1〜20−n、26−1〜
26−n、 第二の補正演算手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体の複数箇所の物理的なパターンを検
    出する複数の検出手段を備え、当該複数の検出手段から
    の出力にそれぞれ補正を行い、これら補正を行った値に
    基づき媒体の鑑別を行う紙葉類鑑別装置において、 前記複数の検出手段の一つを特定の検出手段とし、 前記特定の検出手段の検出出力の最大値を検出する最大
    値検索手段と、 前記特定の検出手段の検出出力の最小値を検出する最小
    値検索手段と、 前記最大値検索手段と前記最小値検索手段によって検出
    された最大値と最小値に基づき、前記特定の検出手段の
    出力値を補正する第一の補正演算手段と、 前記特定の検出手段以外の検出手段に接続され、予め演
    算した前記特定の検出手段とそれ以外の検出手段の補正
    値の比を記憶する補正値比記憶手段と、 前記補正値比記憶手段の値と、前記最大値検索手段およ
    び前記最小値検索手段によって検出された最大値と最小
    値に基づき、前記特定の検出手段以外の検出手段の出力
    値を補正する第二の補正演算手段と、 前記第一の補正演算手段と、前記第二の補正演算手段か
    らの出力に基づき媒体の鑑別を行う鑑別手段とを備えた
    ことを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  2. 【請求項2】 媒体の複数箇所の物理的なパターンを検
    出する複数の検出手段を備え、当該複数の検出手段から
    の出力にそれぞれ補正を行い、これら補正を行った値に
    基づき媒体の鑑別を行う紙葉類鑑別装置において、 前記複数の検出手段の一つを特定の検出手段とし、 前記特定の検出手段の検出出力の最大値を検出する最大
    値検索手段と、 前記最大値検索手段によって検出された最大値に基づ
    き、前記特定の検出手段の出力値を補正する第一の補正
    演算手段と、 前記特定の検出手段以外の検出手段に接続され、予め演
    算した前記特定の検出手段とそれ以外の検出手段の補正
    値の比を記憶する補正値比記憶手段と、 前記補正値比記憶手段の値と、前記最大値検索手段によ
    って検出された最大値に基づき、前記特定の検出手段以
    外の検出手段の出力値を補正する第二の補正演算手段
    と、 前記第一の補正演算手段と、前記第二の補正演算手段か
    らの出力に基づき媒体の鑑別を行う鑑別手段とを備えた
    ことを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  3. 【請求項3】 媒体の複数箇所の物理的なパターンを検
    出する複数の検出手段を備え、当該複数の検出手段から
    の出力にそれぞれ補正を行い、これら補正を行った値に
    基づき媒体の鑑別を行う紙葉類鑑別装置において、 前記複数の検出手段の一つを特定の検出手段とし、 前記特定の検出手段の検出出力の積分値を演算する積分
    値演算手段と、 前記積分値演算手段の値に基づき、前記特定の検出手段
    の出力値を補正する第一の補正演算手段と、 前記特定の検出手段以外の検出手段に接続され、予め演
    算した前記特定の検出手段と当該検出手段との補正値の
    比を記憶する補正値比記憶手段と、 前記補正値比記憶手段の値と、前記積分値演算手段から
    出力される積分値に基づき、前記特定の検出手段以外の
    検出手段の出力値を補正する第二の補正演算手段と、 前記第一の補正演算手段と、前記第二の補正演算手段か
    らの出力に基づき媒体の鑑別を行う鑑別手段とを備えた
    ことを特徴とする紙葉類鑑別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007323431A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 磁気検出装置及び鑑別装置

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