JPH06158832A - 床 板 - Google Patents

床 板

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JPH06158832A
JPH06158832A JP33240892A JP33240892A JPH06158832A JP H06158832 A JPH06158832 A JP H06158832A JP 33240892 A JP33240892 A JP 33240892A JP 33240892 A JP33240892 A JP 33240892A JP H06158832 A JPH06158832 A JP H06158832A
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groove
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thickness
floor
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JP33240892A
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Toshio Ishihara
敏夫 石原
Masamitsu Ishii
正光 石井
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、高い柔軟性を床材に付与す
る事により、下地の不陸に対する自然な馴染み性を与え
ると同時に、床材に強度も保持する事にある。 【構成】 基材(1)の表面に化粧材(2)を積層した床材
(A)において、床材(A)の長辺と直交方向に化粧材(2)の
表面から基材(1)に達する凹溝(3)が形成され、床材(A)
の長辺と直交方向にて基材(1)の裏面に基材(1)の厚さ
(t)の3倍以下の間隔(X)にて多数の切溝(4)が設けられ
ており、上記表面側凹溝(3)と対応する基材(1)の裏面に
は上記切溝(4)の無い部分の溝間隔(Y)が基材厚さ(t)の
4倍以上に離して設けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床下地に対する不陸吸
収性並びに外観性が向上すると共に床施工が簡単で施工
中や運送中に破壊しにくい床板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、実公平3−31781号公報
に記載の考案のように床板(B)の表面に疑似目地用凹溝
(3')を設けることが行われ、さらに基材(1')の裏面に床
不陸の馴染み性を上げるために、切溝(4')を入れること
が公知であった。
【0003】上記公知技術では、裏面側の基材(1')に、
表面凹溝(3')に対応する位置(図5)やその近傍に切溝
(4')を入れる(図6)ことで床下地の貼着面凹凸に沿って
床板(B)が曲げられるようにしている。そしてその場合
には床材(B)の曲がりが目立ちにくいと言う効果がある
記載されている。
【0004】しかし、前記従来例では、切溝(4')の位置
は表面凹溝(3')に対応する位置又はその近傍に設けられ
ていて表裏両面から凹溝(3')並びに切溝(4')が形成され
て基材(1')の肉厚が薄くなり、その結果表面凹溝(3')部
分の強度が極端に弱くなり、搬送中や施工時にこの部分
から破壊しやすいという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来例に
鑑みてなされたもので、その技術的解決課題は、高い
柔軟性を床材に付与する事により下地の不陸に対する自
然な馴染み性を与えると同時に、強度も保持する事に
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる床材は、
『基材(1)の表面に化粧材(2)を積層した床材(A)におい
て、床材(A)の長辺と直交方向に化粧材(2)の表面から基
材(1)に達する凹溝(3)が形成され、床材(A)の長辺と直
交方向にて基材(1)の裏面に基材(1)の厚さ(t)の3倍以
下の間隔(X)にて多数の切溝(4)が設けられており、上記
表面側凹溝(3)と対応する基材(1)の裏面には上記切溝
(4)の無い部分の溝間隔(Y)が基材厚さ(t)の4倍以上に
離して設けられている』ことを特徴とする。
【0007】以上のように、表面側の化粧材(2)の長辺
と直交方向に床板(A)の表面から基材(1)に達する凹溝
(3)を設け、表面側凹溝(3)に対応する基材(1)の裏面部
分に切溝(4)の無い部分(Y)を基材厚さ(t)の4倍以上の
長さにわたって設けたので、従来例のように凹溝(3)と
切溝(4)とが一か所に集中することがなく、運送や施工
時に破壊しにくい。更に、基材(1)の裏面の切溝(4)を、
基材厚さ(t)の3倍以下の間隔にて多数設けているの
で、床下地の不陸への対応が各切溝(4)によって細かく
対応できて、1つの切溝(4)による曲がり量を緩和する
ことができ、その表面に目地[凹溝(3)]がなくても、曲
がりが目立たない。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述す
る。図1は本発明の第1実施例で、ここで使用される化
粧材(2)は、例えば突板、合成樹脂注入単板、合成樹脂
化粧シート材などであり、その厚さは、0.2〜2mm
である。この化粧材(2)に形成される凹溝(3)の深さは化
粧材(2)の厚さを越えて基材(1)に達するように構成され
ている。凹溝(3)の形状はVやUや凹形で通常0.5〜3
mm幅であり、本実施例では化粧材(2)である突板の接
合部を利用して300〜900mm間隔で凹溝(3)を設
けている。
【0009】基材(1)は合板やパーティクルボード、M
DFなどの単体および複合体などや、またはこれらの表
面部、中層部、裏面部に、衝突吸収用の発泡樹脂シート
(5)や制振シートが貼着されたものが使用される。基材
厚さ(t)は通常5〜15mmであるが、これに限られる
ものではない。図1の場合、基材(1)は発泡樹脂シート
(5)が使用されていないものであり、図2の場合、中層
部に発泡樹脂シート(5)が使用されている。
【0010】床材(A)の裏面の馴染み性を良くするため
の切溝(4)の間隔(X)は、鋸等で0.5〜2mmの幅で基
材(1)の厚さ(t)3倍以下すなわち、5mm厚さ(t)の場
合は溝間隔(X)15mm以下、15mmの場合は45m
m以下の間隔で、略等間隔にて多数の切溝(4)(4)…が設
けられる。溝深さは、基材厚さ(t)の1/2以上が好まし
い。
【0011】表面側凹溝(3)が存在する部分には強度的
観点から切溝(4)が設けられないので、この部分の溝間
隔(Y)は、基材(1)の厚さの4倍以上である。すなわち基
材(1)の厚さ(t)が5mmの場合は溝間隔(Y)は20mm
以上、15mmの場合は60mm以上である。本実施例
では、無切溝部分の中央部分に表面側凹溝(3)が位置す
るが、 多少中央部分からずれても良い事は言うまでもな
い。
【0012】溝切刻手段は、通常、鋸を用いて鋸目部分
の厚さ(通常1〜1.5mmが多い)が溝幅となる。基
材厚さ(t)に応じて、鋸を変える事は少ないので、一般
的には基材(1)の厚さに拘わらず切溝(3)は同一溝幅とな
る。ただし、切溝幅が同一であって、切溝(3)内側面同
士が接触するまで曲げると、切溝(3)の深さが浅ければ
曲率半径が小さく、鋭角に曲がり折れ目が目立つ一方、
切溝(3)が深ければ曲率半径が大きく鈍角に曲がるので
折れ目が目立たない。従って、その厚さ(t)に応じて切
溝(3)の深さは基材(1)の厚さ(t)の1/2以上とすること
が望ましい。
【0013】尚、表面の目地(3)の深さは基材(1)の厚さ
(t)や防音性能に関係なく設けられるが、基材(1)が厚く
なれば床材(A)の自重が大になり折れ曲がりやすくなる
ため、基材(1)側の溝深さは1/2以下とした。
【0014】又、必要に応じて基材(1)と化粧材(2)との
間(図示せず)、基材(1)の中層部又は/及び底面部に設
けられる緩衝材(5)は、発泡プラスチックや不織布マッ
ト、ゴムシートの単層または積層物である。さらに、床
材ピースを雁行状や寄木調に配して裏面から発泡プラス
チックシート等で積層一体化して一枚の床材としても良
い。
【0015】なお、床下地(6)は、上面にRCコンクリ
ートスラブやデッキプレート上にモルタルを流し込んだ
ものや、軽量鉄骨にALC張り、あるいは木造、RC造
に根太組みを介して合板などパネル下地材を張設したも
のである。
【0016】しかして、ゴム系接着剤やエポキシ系接着
剤を床下地(6)上に塗布し、床材(A)を順次貼着して行
く。
【0017】この時、床材(A)の基材(1)は裏面切溝(4)
の所で床下地(6)の不陸に合わせて細かく曲がり、不陸
を吸収して敷設されて行くのであるが、従来例のように
表面凹溝(3)部分に一致又はごく近くに裏面切溝(4)が存
在しないために、敷設中に床材(A)が折損するというよ
うな事もなければ、基材厚(t)さの3倍程度という短い
間隔で設けられた多数の裏面切溝(4)…によって裏面切
溝(4)部分で角張って曲がるというような事なく平滑曲
表面が得られるものである。換言すれば、斜めからの光
によって切溝(4)部分での曲がりが見えない。図3,4は
本発明とこれに対する比較例との曲がり具合を示す側面
図であるが、本発明の方が切溝(4)の多い分だけ曲がり
が円滑である。
【0018】ここで、本発明の効果を図るために実験を
行ったがその結果を以下に示す。本実験で使用した基材
(1)は5プライ合板でその厚みは9mmである。表面化
粧板(2)の厚みは0.6mmの突板で表面側凹溝(3)の溝
深さは1.0mm、裏面切溝(4)の溝深さは5.5mmで
溝幅は1.2mmである。基材(1)の底面に積層される緩
衝材(5)は発泡ポリエチレンでその厚みは6mmであ
る。 《実験例1》1mスパンで最大10mmの不陸を有する
コンクリートスラブ(5)に床材(A)を敷設し、裏面切溝
(4)の位置を表面側から確認出来るか否か実験した。下
に実験結果を示すが、裏面切溝(4)の位置を表面化粧材
(2)側から確認出来たものを『×』、斜めからの光でや
っと確認出来たものを『△』、全く確認出来なかったも
のを『〇』とした。ただし、無切溝部分の長さ(Y)は5
0mmとした。 《実験例2》次に、強度実験の結果を示す。長さ90c
m、幅75mm、溝間隔(X)10mmの床板(A)の端部を
持って上下に振った結果、表面側凹(3)溝の直下に裏面
切溝(4)を設けた場合から、裏面切溝(4)の間隔が30m
m以下の範囲では割れが発生し、それ以上では割れが発
生しなかった。
【0019】図2は本発明の第2実施例の側面図で、緩
衝材(5a)(5)が基材(1)の中層部分と下面に積層された例
で、中層の緩衝材(5a)に達する切溝(4)が基材(1)の裏面
側に形成されている。この場合、中層緩衝シート(5a)の
存在により切溝(4)での曲がりがより緩和され目立ちに
くいものである。
【0020】
【効果】本発明は上叙のように、床材の長辺と直交方向
に化粧材表面から基材に達する凹溝を形成する一方、床
材の長辺と直交方向に基材の裏面に基材厚さの3倍以下
の間隔にて多数の切溝を設けてあるので、床下地の不陸
への対応が各切溝によって細かく対応できて、1つの切
溝による曲がり量を緩和することができ、その表面に目
地(凹溝)がなくても、曲がりが目立たないという利点
がある。
【0021】更に、これに加えて、上記表面側凹溝と対
応する基材の裏面には上記切溝の無い部分の溝間隔を基
材厚さの4倍以上の離して設けたので、従来例のように
凹溝と切溝とが一か所に集中することがなく、運送や施
工時に破壊しにくいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の側面図
【図2】本発明の第2実施例の側面図
【図3】本発明における切溝の曲がり具合を示す側面図
【図4】本発明に対する比較例の曲がり具合を示す側面
【図5】従来例の断面図
【図6】従来例の他の断面図
【符号の説明】
(1)…基材 (2)…化粧材 (3)…凹溝 (4)…切溝 (A)…床材 (X)…狭いほうの溝間隔 (Y)…切溝の無い部分の溝間隔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に化粧材を積層した床
    材において、 床材の長辺と直交方向に化粧材の表面から基材に達する
    凹溝が形成され、床材の長辺と直交方向にて基材の裏面
    に基材の厚さの3倍以下の溝間隔にて多数の切溝が設け
    られており、上記表面側凹溝と対応する基材の裏面には
    上記切溝の無い部分の溝間隔が基材厚さの4倍以上に離
    して設けられていることを特徴とする床板。
JP33240892A 1992-11-17 1992-11-17 床 板 Expired - Lifetime JP2802566B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0861602A1 (en) * 1997-02-19 1998-09-02 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Label-type oxygen absorbing agent
US5972452A (en) * 1993-12-07 1999-10-26 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Sheet shaped oxygen absorbing member and method for manufacture thereof
US8136319B2 (en) * 2003-12-16 2012-03-20 Kelly Thomas L Hail damage-resistance roof assembly and method for making same

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EP0861602A1 (en) * 1997-02-19 1998-09-02 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Label-type oxygen absorbing agent
US8136319B2 (en) * 2003-12-16 2012-03-20 Kelly Thomas L Hail damage-resistance roof assembly and method for making same

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