JP2731609B2 - 木質床材 - Google Patents

木質床材

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JP2731609B2
JP2731609B2 JP1306909A JP30690989A JP2731609B2 JP 2731609 B2 JP2731609 B2 JP 2731609B2 JP 1306909 A JP1306909 A JP 1306909A JP 30690989 A JP30690989 A JP 30690989A JP 2731609 B2 JP2731609 B2 JP 2731609B2
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wooden
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守男 林
康之 峰岸
清好 山崎
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、モルタル、コンクリート等により仕上げら
れた床下地上に直接に敷設される木質床材に関し、詳し
くは木質系で硬質でありながらその反りを抑制し、剛性
を大巾に軽減し、撓み性も付与し、しかも制振及び防音
を充分に行えるようにしようとする技術に係るものであ
る。
[従来の技術] 従来から、モルタル、コンクリート等により仕上げら
れた床下地上に敷設される木質床材は知られている。例
えば、第3図に示す如く、木質合板のような木質基板1
の裏面に複数個の溝3を並設し、同裏面にクッション材
4aを貼着してなる木質床材Aが知られている。ところで
このような木質床材Aは、床下地上に接着或いは釘打ち
施工等により固定されて敷設施工されるものであり、溝
3とクッション材4aによって、防音効果が得られるもの
である。しかしながら、このような木質床材Aにおいて
は、溝3が設けられているものの、木質基板1には屈曲
柔軟性がなく、充分な屈曲柔軟性を得るために、溝3の
並設個数を増やしたり或いは溝3の深さ寸法を深く形成
した場合には、溝3に対応して木質化粧板2の表面に亀
裂が発生し易く、強度及び表面意匠上問題となるもので
あった。それ故に、木質床材Aにおいては、充分な屈曲
柔軟性がないままに、床下地上に施工されており、床下
地への馴染みが悪いために、床下地上に接着或は釘打ち
施工等により固定して、強制的に床下地に馴染ませて施
工していた。この場合、施工に接着或は釘打ち等の作業
が伴って、敷設施工が面倒であるとともに、木質床材A
の取り替えが極めて困難となるものであった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記従来の技術における欠点を解消するた
めに発明されたものであり、その課題は、木質基板に充
分な屈曲柔軟性があって、床下地への馴染みが良く、し
かも、木質化粧板の表面側には亀裂が発生し難くて、強
度面或は表面意匠上の問題がなく、床下地上に接着或は
釘打ち等の作業を伴うことなく敷設施工でき、かつ振動
抑制及び防音を充分に行うことができる木質床材を提供
することである。
[課題を解決するための手段] 本発明の木質床材は、木質基板1の表層に薄い木質化
粧板2が積層され、木質基板1の底面側に多数本の溝3
が設けられ、木質基板1の裏面に軟質シート4を積層し
た木質床材であって、木質基板1中に軟質の中間シート
5を介装しているとともに上記溝3が該中間シート5に
至って中間シート5を分断していることを特徴とするも
のである。
[作用] このように、木質基板1の表層に薄い木質化粧板2が
積層され、木質基板1の底面側に多数本の溝3が設けら
れることによって、木質基板1の反りを多数本の溝3に
よって阻止し、木質基板1の剛性をなくし、むしろ木質
基板1に撓み性を付与し、そして木質基板1の裏面に積
層された軟質シート4によって、床下地面に馴染むよう
にしながら、特に木質基板1中に軟質の中間シート5を
介装することによって、かかる軟質の中間シート5にて
振動の伝播を抑制し、防音性も高め、加えて軟質の中間
シート5にて木質基板1は上下層に分断され、その下層
のものは中間シート5を溝3で分断していることもあっ
て床下地面により馴染みやすく、床下地の凹凸をより吸
収し、軟質シート4が床下地面によりぴったりと接する
ことで、木質床材Aの滑りを抑えることとなって、床下
地上に直接に接着或は釘打ち等の作業を行うことなく簡
単に敷設(直張)施工が行えるようになったものであ
る。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
木材を薄くスライスして木目を有する突板(スライス
単板)のような木質化粧板2が木質基板1の表層に積層
されている。木質化粧板2は2.5〜3.0mm程度の薄い突板
である。木質基板1は単板1aを積層した合板製であり、
その合板は3プライ、5プライもしくは7プライ等のも
のが使用される。このような合板製の木質基板1の厚さ
は2.5mm〜15mm厚程度のものが使用できる。そして木質
基板1の底面には、溝3が鋸刃にて形成されて例えば略
平行に並設されている。この溝3は1.6mm〜3.2mm厚程度
のもので、溝3間の間隔は5.0mm〜30mm程度になされて
いる。そして溝3の溝巾は1mm〜1.5mm程度で、溝間隔は
10mm程度が最も好ましい。溝3の深さは木質基板1の1
プライが残る程度にまで深く入れる。又、溝3の溝ピッ
チはできるだけ細かいのがよい。そしてこのような木質
基板1には遮音機能の高い軟質シート4を積層してあ
る。軟質シート4はゴム硬度で10゜〜90゜程度のものの
無垢シート及び低発泡シートが良い。そして20゜〜70゜
程度のゴム硬度のものが好ましく、又、軟質シート4は
できる限り軟質であり、引張りに対して伸びの少ないも
のがよい。即ち、木質基板1が踏み荷重等により加圧さ
れるのに、木質基板1の溝3が開かないように軟質シー
ト4でも固定するのである。軟質シート4は塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ウレタン樹脂等が考えられる。そし
て木質床材Aには、嵌合凸部(図示せず)とこれが嵌合
接続される嵌合凹部(図示せず)が形成されている。
そして、木質基板1中に軟質の中間シート5を介装し
てある。この中間シート5は例えばSBRシート、種々の
発泡シート及び金属粉末を混入させた遮音シートなどが
ある。この中間シート5を溝3が通ることによって中間
シート5を溝3で分断している。
このように、木質基板1の表層に薄い木質化粧板2が
積層され、木質基板1の底面側に多数本の溝3が設けら
れることで、木質基板1の反りを多数本の溝3によって
阻止するのであり、木質基板1の剛性をなくし、むしろ
木質基板1に撓み性を付与するのである。そして、木質
基板1中に軟質の中間シート5を介装することで、この
軟質の中間シート5にて木質基板1を伝う振動の伝播を
抑制し、防音性を高めるのである。しかも軟質の中間シ
ート5にて木質基板1は上下層に分断されるのであり、
その下層のものから上層のものへの変形応力を吸収する
のであり、表層の木質化粧板2の亀裂を抑制し、外観を
低下させることがないのである。そして下層のものは床
下地面により馴染みやすく、床下地の凹凸をより吸収
し、軟質シート4が床下地面によりぴったりと接するの
であり、しかして木質床材Aの滑りを抑えるのであり、
床下地上に直接に接着或は釘打ち等の作業を行うことな
く簡単に敷設(直張)施工が行えるのである。
[発明の効果] 以上要するに本発明は、木質基板の表層に薄い木質化
粧板が積層され、木質基板の底面側に多数本の溝が設け
られるから、木質基板の反りを多数本の溝によって阻止
し、木質基板の剛性をなくし、むしろ木質基板に撓み性
を付与し、そして木質基板の裏面に積層された軟質シー
トによって、床下地面に馴染むようにしながら、特に本
発明においては、木質基板中に軟質の中間シートを介装
するから、かかる軟質の中間シートにて振動の伝播を抑
制し、防音性も高め、かつ軟質の中間シートにて木質基
板は上下層に分断され、その上層のものへの変形応力を
吸収し、表層の木質化粧板の亀裂を抑制し、外観を低下
させることがなく、そして下層のものは中間シートを溝
で分断していることもあって床下地面により馴染みやす
く、床下地の凹凸をより吸収でき、軟質シートが床下地
面によりぴったりと接する故、木質床材の滑りを抑える
こととなって、床下地上に直接に接着或は釘打ち等の作
業を行うことなく簡単に敷設(直張)施工が行えるもの
であり、そして溝を中間シートに至るものとして中間シ
ートを溝で分断しているために、中間シートが溝による
ところの屈曲柔軟性を損なってしまうことがなく、床下
地への馴染みやすさをきわめて高いものとすることがで
き、しかも溝を設けた部分には中間シートが無いもの
の、床下地に接する部分は中間シートが介装されている
ために、中間シートによるところの振動抑制効果を損な
うこともないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は同上の施
工状態の断面図、第3図は従来例の断面図であり、1は
木質基板、2は木質化粧板、3は溝、4は軟質シート、
5は軟質の中間シートである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木質基板の表層に薄い木質化粧板が積層さ
    れ、木質基板の底面側に多数本の溝が設けられ、木質基
    板の裏面に軟質シートを積層した木質床材であって、木
    質基板中に軟質の中間シートを介装しているとともに上
    記溝が該中間シートに至って中間シートを分断している
    ことを特徴とする木質床材。
JP1306909A 1989-11-27 1989-11-27 木質床材 Expired - Lifetime JP2731609B2 (ja)

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