JPH084262A - 木質系防音床板 - Google Patents

木質系防音床板

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Publication number
JPH084262A
JPH084262A JP15153394A JP15153394A JPH084262A JP H084262 A JPH084262 A JP H084262A JP 15153394 A JP15153394 A JP 15153394A JP 15153394 A JP15153394 A JP 15153394A JP H084262 A JPH084262 A JP H084262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plywood
veneer
plate
damping layer
board
Prior art date
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Pending
Application number
JP15153394A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hyodo
孝史 兵頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dantani Plywood Co Ltd filed Critical Dantani Plywood Co Ltd
Priority to JP15153394A priority Critical patent/JPH084262A/ja
Publication of JPH084262A publication Critical patent/JPH084262A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制振層が接合部に位置する木質系防音床板に
おいて、接合部の強度と加工精度を高めることにより、
床板同志を確実に嵌合できるようにするとともに嵌合時
の無理な力による接合部の破壊を防止する。 【構成】 突板貼り合板(1)、制振層(2)、合板基
板(3)が順次積層一体化された木質系防音床板におい
て、突板貼り合板(1)の合板基板(1b)の裏面に表
面の突板(1a)と同等の裏打ち単板(4)が同様の条
件で貼着され、かつ突板貼り合板(1)の合板基板(1
b)の表裏単板(1c)(1d)の繊維方向が床板の長
手方向に平行で、かつ突板貼り合板(1)の合板基板
(1b)の裏単板(1d)と裏打ち単板(4)と制振層
(2)と合板基板(3)の表単板(3a)と芯層単板
(3b)とを含む位置に接合用の凹凸(5)が形成され
た木質系防音床板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は戸建住宅や集合住宅に
用いられる木質系防音床板に関する。
【0002】
【従来の技術】実公平5−40190号には第1合板、
制振層、第2合板、緩衝層が順次積層一体化された木質
系防音床板において、第1合板と第2合板のそれぞれ少
なくとも2枚以上の単板と制振層を含む位置に接合用の
凹凸を形成した構成が提案されており、接合部は折り曲
げ方向に働く負荷強度が増し、接合部分の強靭性が向上
されるというものである。
【0003】
【発明が解決すべき課題】しかし、上記のような構成で
は、接合部に現れる単板が1層に近い構成となる為、事
実上強度が不十分であるという問題点があった。また、
接合部に第1合板の芯層単板が露出されるが、繊維方向
が床板の短手方向である為、接合部の加工方向が前記繊
維方向と直交していることから毛羽立ちを生じて仕上が
りが悪くなるとともに、接合部の接合が確実にできなく
なるという問題点もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明では、突板貼り
合板、制振層、合板基板が順次積層一体化された木質系
防音床板において、突板貼り合板の合板基板の裏面に表
面の突板と同等の裏打ち単板が同様の条件で貼着され、
かつ突板貼り合板の合板基板の表裏単板の繊維方向が床
板の長手方向に平行で、かつ突板貼り合板の合板基板の
裏単板と裏打ち単板と制振層と合板基板の表単板と芯層
単板とを含む位置に接合用の凹凸が形成されたことを特
徴とする構成を特徴としている。
【0005】
【作用】この発明によれば、突板貼り合板の合板基板の
裏面に表面の突板と同等の裏打ち単板が同様の条件で貼
着されているので、表裏のバランスがとれて反りが発生
し難いとともに、裏打ち単板を貼着した際に接着剤が合
板基板の裏単板および裏打ち単板内に浸透して接着剤の
樹脂により強化される。また、突板貼り合板の合板基板
の裏単板と裏打ち単板と制振層と合板基板の表単板と芯
層単板とを含む位置に接合用の凹凸が形成するので、裏
打ち単板により強度が増すとともに、接合部を加工する
ときも接合部に現れる単板の繊維方向が床板の長手方向
(接合部の加工方向)に平行である為、毛羽立ちが発生
しない。
【0006】以下、この発明の実施例を示す。
【0007】
【実施例】図1に示すように突板貼り合板、制振層、合
板基板が順次積層一体化されている。突板貼り合板1
は、厚さ3〜9mm程度の合板1cの表面に厚さ0.3
〜1.0mm程度の突板1aが貼着されたものであり、
表裏単板1c、1dの繊維方向が床板の長手方向と平行
に構成されている。裏面には表面の突板1aと同等の裏
打ち単板4が同様の条件で貼着されている。すなわち、
突板1aが厚さ0.3mmのナラ単板が床板の長手方向
に平行に貼着されておれば、同じように厚さ0.3mm
のナラ単板を床板の長手方向に平行に貼着される。な
お、樹種まで同一にすることは必ずしも必要でないが、
同一にすると水分の吸放出による収縮率等が同一になる
為、よりバランスがとれて好ましい。
【0008】突板貼り合板1の下面には制振層2が形成
されている。制振層2としてはエチレンビニルアルコー
ル、ポリビニルアルコール等を5〜40倍に発泡させた
発泡合成樹脂や、天然ゴムや合成ゴム(SBR、NB
R、ARその他)を単体あるいは混合して同じように5
〜40倍に発泡させた発泡ゴムまたは未発泡ゴム、さら
にはポリエステル、ポリプロピレン等の合成繊維をシー
ト状に形成したものに弾性等を付与する為に必要に応じ
てアクリル等の合成樹脂を含浸させたものが用いられ
る。いずれも厚さは1.0〜2.0mmの範囲が適当
で、薄すぎると防音性能が発揮できず、逆に厚すぎると
沈み量が大きくなって歩行時につまずいたり重量物を置
いたりすることができなくなる。
【0009】制振層2の下面には合板基板3が形成され
ている。合板基板3は厚さ5〜9mm程度のもので、表
裏単板3a、3cの繊維方向が床板の長手方向に平行に
構成されている。また、凹凸を有する床下地上に柔軟に
馴染ませる為に、合板基板3の下面から複数本の溝を切
削してフレキシブル性を付与してもよい。
【0010】そして、突板貼り合板1の合板基板1bの
裏単板1dと裏打ち単板4と制振層2と合板基板3の表
単板3aと芯層単板3bとを含む位置に接合用の凹凸5
が形成されている。このとき、裏打ち単板4を合板基板
1bに貼着する際、接着剤を使用するが、この接着剤が
合板基板1bの裏単板1dおよび裏打ち単板4内に浸透
し、接着剤の樹脂で強化されている。これによって、接
合用の凹凸5の強度が高められる。また、凹凸5に露出
する合板基板1bの裏単板1dの繊維方向は床板の長手
方向(凹凸の切削加工方向)に平行である為、毛羽立ち
が発生せず、床板同志を確実に接合することができ、見
かけもよい。
【0011】合板基板3の下面には必要に応じて緩衝層
6を形成する。例えば、制振層2と同様にエチレンビニ
ルアルコール、ポリビニルアルコール等を5〜40倍に
発泡させた発泡合成樹脂や、天然ゴムや合成ゴム(SB
R、NBR、ARその他)を単体あるいは混合して同じ
ように5〜40倍に発泡させた発泡ゴムまたは未発泡ゴ
ム、さらにはポリエステル、ポリプロピレン等の合成繊
維をシート状に弾性等を付与する為に必要に応じてアク
リル等の合成樹脂を含浸させたものが用いられる。いず
れも厚さは2.0〜10.0mmの範囲でよい。これら
は単体または複合して求める防音性能に応じて適宜構成
する。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、突板貼り合板の合板
基板の裏面に表面の突板と同等の裏打ち単板が同様の条
件で貼着されているので、表裏のバランスがとれて反り
が発生し難いとともに、裏打ち単板を貼着した際に接着
剤が合板基板の裏単板および裏打ち単板内に浸透して接
着剤の樹脂により強化される。また、突板貼り合板の合
板基板の裏単板と裏打ち単板と制振層と合板基板の表単
板と芯層単板とを含む位置に接合用の凹凸が形成するの
で、裏打ち単板により強度が増すとともに、接合部を加
工するときも接合部に現れる単板の繊維方向が床板の長
手方向(接合部の加工方向)に平行である為、毛羽立ち
が発生せず接合を確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の木質系防音床板の部分拡大
断面図
【符号の説明】
1 突板貼り合板 2 制振層 3 合板基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突板貼り合板(1)、制振層(2)、合
    板基板(3)が順次積層一体化された木質系防音床板に
    おいて、突板貼り合板(1)の合板基板(1b)の裏面
    に表面の突板(1a)と同等の裏打ち単板(4)が同様
    の条件で貼着され、かつ突板貼り合板(1)の合板基板
    (1b)の表裏単板(1c)(1d)の繊維方向が床板
    の長手方向に平行で、かつ突板貼り合板(1)の合板基
    板(1b)の裏単板(1d)と裏打ち単板(4)と制振
    層(2)と合板基板(3)の表単板(3a)と芯層単板
    (3b)とを含む位置に接合用の凹凸(5)が形成され
    たことを特徴とする木質系防音床板。
  2. 【請求項2】 合板基板(3)の裏面側から複数本の溝
    が形成されたことを特徴とする特許請求の範囲請求項1
    記載の木質系防音床板。
  3. 【請求項3】 合板基板(3)の裏面に緩衝層(6)が
    貼着されたことを特徴とする特許請求の範囲請求項1ま
    たは請求項2記載の木質系防音床板。
JP15153394A 1994-06-08 1994-06-08 木質系防音床板 Pending JPH084262A (ja)

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JP15153394A JPH084262A (ja) 1994-06-08 1994-06-08 木質系防音床板

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JPH084262A true JPH084262A (ja) 1996-01-09

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ID=15520599

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