JPH06147054A - プランジャバレルの製造方法 - Google Patents
プランジャバレルの製造方法Info
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- JPH06147054A JPH06147054A JP4315937A JP31593792A JPH06147054A JP H06147054 A JPH06147054 A JP H06147054A JP 4315937 A JP4315937 A JP 4315937A JP 31593792 A JP31593792 A JP 31593792A JP H06147054 A JPH06147054 A JP H06147054A
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- F02M59/00—Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
- F02M59/20—Varying fuel delivery in quantity or timing
- F02M59/24—Varying fuel delivery in quantity or timing with constant-length-stroke pistons having variable effective portion of stroke
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K21/00—Making hollow articles not covered by a single preceding sub-group
- B21K21/08—Shaping hollow articles with different cross-section in longitudinal direction, e.g. nozzles, spark-plugs
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K3/00—Making engine or like machine parts not covered by sub-groups of B21K1/00; Making propellers or the like
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P13/00—Making metal objects by operations essentially involving machining but not covered by a single other subclass
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工時間の減少、加工工数の削減を図れる燃
料噴射ポンプにおけるプランジャバレルの製造方法を提
供する。 【構成】 ブランク１００の一端１００ａから制御スリ
ーブ収容孔１８と同径の孔をブランク１００の途中まで
穿孔した後、制御スリーブ収容孔１８の予定部を残すよ
うに、ブランク１００の一端１００ａを絞り加工して、
その後に、ブランク１００の一端からブランク１００の
他端１００ｂに貫通する摺動孔３ａを穿孔して、最後
に、制御スリーブ収容孔１８の孔壁に窓孔１９を開口す
ることを特徴としている。
料噴射ポンプにおけるプランジャバレルの製造方法を提
供する。 【構成】 ブランク１００の一端１００ａから制御スリ
ーブ収容孔１８と同径の孔をブランク１００の途中まで
穿孔した後、制御スリーブ収容孔１８の予定部を残すよ
うに、ブランク１００の一端１００ａを絞り加工して、
その後に、ブランク１００の一端からブランク１００の
他端１００ｂに貫通する摺動孔３ａを穿孔して、最後
に、制御スリーブ収容孔１８の孔壁に窓孔１９を開口す
ることを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関における燃料
噴射ポンプに使用されるプランジャバレルの製造方法に
関する。
噴射ポンプに使用されるプランジャバレルの製造方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、燃料噴射ポンプのポンプ本体に
はプランジャバレルが固定され、このプランジャバレル
内には燃料を圧送するためのプランジャが収容されてい
る。そして、プリストローク可変機構を有する燃料噴射
ポンプのプランジャバレルには、プランジャの摺動する
摺動孔と、この摺動孔の途中に設けられる制御スリーブ
収容孔と、この制御スリーブ収容孔の孔壁に開口する窓
孔とが設けられている（例えば、特開昭６１−１２３７
５６号）。
はプランジャバレルが固定され、このプランジャバレル
内には燃料を圧送するためのプランジャが収容されてい
る。そして、プリストローク可変機構を有する燃料噴射
ポンプのプランジャバレルには、プランジャの摺動する
摺動孔と、この摺動孔の途中に設けられる制御スリーブ
収容孔と、この制御スリーブ収容孔の孔壁に開口する窓
孔とが設けられている（例えば、特開昭６１−１２３７
５６号）。
【０００３】ところで、従来においては、上述のプラン
ジャバレルを製造するに際し、制御スリーブ収容孔の部
分を境にして、上部のフランジ部と下部のバレル部とを
別々に加工し、それぞれを冷やしばめにて一体化した後
に、最後仕上げ加工を行うか、或いは１本型材を使用し
て、外側の形状を形成した後に、窓部分を機械加工する
等、している。
ジャバレルを製造するに際し、制御スリーブ収容孔の部
分を境にして、上部のフランジ部と下部のバレル部とを
別々に加工し、それぞれを冷やしばめにて一体化した後
に、最後仕上げ加工を行うか、或いは１本型材を使用し
て、外側の形状を形成した後に、窓部分を機械加工する
等、している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
製造方法では、フランジ部とバレル部とを別々に加工す
るので、加工時間が長くなると共に、加工工数が増す
し、後者の製造方法では、窓部分を削り加工するので、
更に加工時間が長くなる等の問題がある。
製造方法では、フランジ部とバレル部とを別々に加工す
るので、加工時間が長くなると共に、加工工数が増す
し、後者の製造方法では、窓部分を削り加工するので、
更に加工時間が長くなる等の問題がある。
【０００５】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、加工時間の減少、加工工
数の削減を図れる燃料噴射ポンプにおけるプランジャバ
レルの製造方法を提供することにある。
技術が有する問題点を解消し、加工時間の減少、加工工
数の削減を図れる燃料噴射ポンプにおけるプランジャバ
レルの製造方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、プランジャの摺動する摺動孔と、この摺
動孔の途中に設けられる制御スリーブ収容孔と、この制
御スリーブ収容孔の孔壁に設けられる窓孔とを有するプ
ランジャバレルの製造方法において、ブランクの一端か
ら制御スリーブ収容孔と同径の孔をブランクの途中まで
穿孔した後に、制御スリーブ収容孔の予定部を残すよう
にブランクの一端を絞り加工し、その後に、ブランクの
一端からブランクの他端に貫通する摺動孔を穿孔し、制
御スリーブ収容孔の孔壁に窓孔を開口することを特徴と
するものである。
に、本発明は、プランジャの摺動する摺動孔と、この摺
動孔の途中に設けられる制御スリーブ収容孔と、この制
御スリーブ収容孔の孔壁に設けられる窓孔とを有するプ
ランジャバレルの製造方法において、ブランクの一端か
ら制御スリーブ収容孔と同径の孔をブランクの途中まで
穿孔した後に、制御スリーブ収容孔の予定部を残すよう
にブランクの一端を絞り加工し、その後に、ブランクの
一端からブランクの他端に貫通する摺動孔を穿孔し、制
御スリーブ収容孔の孔壁に窓孔を開口することを特徴と
するものである。
【０００７】
【作用】本発明によれば、ブランクの一端から制御スリ
ーブ収容孔と同径の孔をブランクの途中まで穿孔した後
に、制御スリーブ収容孔の予定部を残すようにブランク
の一端を絞り加工し、その後に、ブランクの一端からブ
ランクの他端に貫通する摺動孔を穿孔し、制御スリーブ
収容孔の孔壁に窓孔を開口するので、従来と比べて、フ
ランジ部とバレル部の２つの部分を加工して、それぞれ
を冷やしばめしたり、窓部分の削り加工したりすること
が不要になるので、１つのブランクから一体のものとし
てプランジャバレルを経済的に製造することができる。
ーブ収容孔と同径の孔をブランクの途中まで穿孔した後
に、制御スリーブ収容孔の予定部を残すようにブランク
の一端を絞り加工し、その後に、ブランクの一端からブ
ランクの他端に貫通する摺動孔を穿孔し、制御スリーブ
収容孔の孔壁に窓孔を開口するので、従来と比べて、フ
ランジ部とバレル部の２つの部分を加工して、それぞれ
を冷やしばめしたり、窓部分の削り加工したりすること
が不要になるので、１つのブランクから一体のものとし
てプランジャバレルを経済的に製造することができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明によるプランジャバレルの製造
方法の一実施例を図面を参照して説明する。
方法の一実施例を図面を参照して説明する。
【０００９】図２３において、１はポンプ本体を示し、
このポンプ本体１にはエンジンの気筒数に対応した縦孔
２が形成され、この縦孔２内には、プランジャバレル３
が固定されている。このプランジャバレル３には摺動孔
３ａが設けられ、この摺動孔３ａの内部には回動且つ往
復動自在にプランジャ４が挿入されている。
このポンプ本体１にはエンジンの気筒数に対応した縦孔
２が形成され、この縦孔２内には、プランジャバレル３
が固定されている。このプランジャバレル３には摺動孔
３ａが設けられ、この摺動孔３ａの内部には回動且つ往
復動自在にプランジャ４が挿入されている。
【００１０】プランジャ４の下端は、タペット１１を介
して、カム軸９に形成されたカム１０に当接しており、
カム軸９は、エンジンの出力軸に連結されている。
して、カム軸９に形成されたカム１０に当接しており、
カム軸９は、エンジンの出力軸に連結されている。
【００１１】しかして、カム軸９が回転すると、カム１
０はスプリング１２と協働してプランジャ４をカム１０
の輪郭に沿って往復動させ、これによりプランジャ４は
送出弁６を通じてエンジンのシリンダ内に燃料を圧送す
る。
０はスプリング１２と協働してプランジャ４をカム１０
の輪郭に沿って往復動させ、これによりプランジャ４は
送出弁６を通じてエンジンのシリンダ内に燃料を圧送す
る。
【００１２】プランジャ４には制御スリーブ１７が外嵌
されており、この制御スリーブ１７は、プランジャバレ
ル３の制御スリーブ収容孔１８内に収容されている。こ
の制御スリーブ収容孔１８は、上述の摺動孔３ａの途中
に設けられ、制御スリーブ収容孔１８の孔壁には窓孔１
９があけられている。
されており、この制御スリーブ１７は、プランジャバレ
ル３の制御スリーブ収容孔１８内に収容されている。こ
の制御スリーブ収容孔１８は、上述の摺動孔３ａの途中
に設けられ、制御スリーブ収容孔１８の孔壁には窓孔１
９があけられている。
【００１３】以上が燃料噴射ポンプの概略の構成である
が、次に、上述したプランジャバレル３の製造方法の一
実施例を説明する。この実施例の特徴は、プランジャバ
レル３を一体形のものとして製造する点にある。
が、次に、上述したプランジャバレル３の製造方法の一
実施例を説明する。この実施例の特徴は、プランジャバ
レル３を一体形のものとして製造する点にある。
【００１４】その加工工程を順を追って説明すると、図
１に示すように、まずフランジ付きのブランク１００を
準備する。このブランク１００の素材にはＳＵＪ２が好
適である。次に、第１旋削として、図２に示すように、
ブランク１００の一端１００ａから制御スリーブ収容孔
１８の孔径Ｄよりも若干小さい孔径ｄを有する下孔１０
１を穿孔する。この下孔１０１は、制御スリーブ収容孔
１８の設けられるべき位置まで穿孔する。
１に示すように、まずフランジ付きのブランク１００を
準備する。このブランク１００の素材にはＳＵＪ２が好
適である。次に、第１旋削として、図２に示すように、
ブランク１００の一端１００ａから制御スリーブ収容孔
１８の孔径Ｄよりも若干小さい孔径ｄを有する下孔１０
１を穿孔する。この下孔１０１は、制御スリーブ収容孔
１８の設けられるべき位置まで穿孔する。
【００１５】第２旋削として、図３に示すように、制御
スリーブ収容孔１８の孔径Ｄと同じ孔径Ｄの袋孔１０２
を加工する。この際には、上記の袋孔１０２の長さｌ1
は予め設定しておき、ブランク１００の一端１００ａに
は長さｌ2 の下孔１０１のままの部分を残す。
スリーブ収容孔１８の孔径Ｄと同じ孔径Ｄの袋孔１０２
を加工する。この際には、上記の袋孔１０２の長さｌ1
は予め設定しておき、ブランク１００の一端１００ａに
は長さｌ2 の下孔１０１のままの部分を残す。
【００１６】図４はボンデ処理の工程である。この段階
までに、下孔１０１のままの部分と袋孔１０２との境界
には段部１０３が形成される。この段部１０３は、後に
詳述する絞り加工の精度を上げるのに役立つ。
までに、下孔１０１のままの部分と袋孔１０２との境界
には段部１０３が形成される。この段部１０３は、後に
詳述する絞り加工の精度を上げるのに役立つ。
【００１７】続いて、図５に示すように、制御スリーブ
収容孔１８の予定部を残すように、ブランク１００の一
端１００ａに絞り加工を施す。
収容孔１８の予定部を残すように、ブランク１００の一
端１００ａに絞り加工を施す。
【００１８】この絞り加工は、図１６〜図２１に示すよ
うに、６個の金型Ａ〜Ｅを用いて６段階に分けて行われ
る。図１６〜図２１に示す第１〜第６の金型Ａ〜Ｅは、
夫々ブランク１００の一端１００ａを挿入するための挿
入孔１０５と、その一端１００ａの外径を絞るための絞
り孔１０７とを備え、これら絞り孔１０７の内径は第１
〜第５の金型Ａ〜Ｅの順に従って、φ1 ＞φ2 ＞φ3 ＞
φ4 ＞φ5 のように除去に小さく、第５と第６の金型
Ｅ，Ｆの絞り孔１０７の内径φ5 ，φ6 は等しくなるよ
うに形成されている。
うに、６個の金型Ａ〜Ｅを用いて６段階に分けて行われ
る。図１６〜図２１に示す第１〜第６の金型Ａ〜Ｅは、
夫々ブランク１００の一端１００ａを挿入するための挿
入孔１０５と、その一端１００ａの外径を絞るための絞
り孔１０７とを備え、これら絞り孔１０７の内径は第１
〜第５の金型Ａ〜Ｅの順に従って、φ1 ＞φ2 ＞φ3 ＞
φ4 ＞φ5 のように除去に小さく、第５と第６の金型
Ｅ，Ｆの絞り孔１０７の内径φ5 ，φ6 は等しくなるよ
うに形成されている。
【００１９】図５に示すように、ブランク１００の一端
１００ａに絞り加工を施すには、まず第１の金型Ａの挿
入孔１０５にブランク１００の一端１００ａを挿入し、
ブランク１００の他端をプレス等により押圧して１次絞
りを行う。ついで、第２の金型Ｂの挿入孔１０５に、１
次絞りを行った後のブランク１００の一端１００ａを挿
入し、上記と同様にプレス押圧して、２次絞りを行う。
１００ａに絞り加工を施すには、まず第１の金型Ａの挿
入孔１０５にブランク１００の一端１００ａを挿入し、
ブランク１００の他端をプレス等により押圧して１次絞
りを行う。ついで、第２の金型Ｂの挿入孔１０５に、１
次絞りを行った後のブランク１００の一端１００ａを挿
入し、上記と同様にプレス押圧して、２次絞りを行う。
【００２０】以下、第３〜第６の金型Ｃ〜Ｆを順に用い
て、上述の作業を繰り返して、３次絞り、４次絞り、５
次絞り、並びに最終絞りを行い、図５に示す最終的な絞
り形状を得る。この最終的な絞り形状を得るには、ブラ
ンク１００の中程に正規の形状の制御スリーブ収容孔１
８の予定部を確保すると共に、絞られたブランク１００
の一端１００ａに、プランジャ４の摺動孔３ａの孔径よ
りも若干小さな孔径の絞り孔１０９（図５）を確保する
ことが重要である。
て、上述の作業を繰り返して、３次絞り、４次絞り、５
次絞り、並びに最終絞りを行い、図５に示す最終的な絞
り形状を得る。この最終的な絞り形状を得るには、ブラ
ンク１００の中程に正規の形状の制御スリーブ収容孔１
８の予定部を確保すると共に、絞られたブランク１００
の一端１００ａに、プランジャ４の摺動孔３ａの孔径よ
りも若干小さな孔径の絞り孔１０９（図５）を確保する
ことが重要である。
【００２１】正規形状の制御スリーブ収容孔１８の予定
部を確保するためには、ブランク１００の一端１００ａ
に絞り加工を行う段階で、制御スリーブ収容孔１８を形
づくる底部１１１（図７）を正規形状の円弧にする必要
がある。
部を確保するためには、ブランク１００の一端１００ａ
に絞り加工を行う段階で、制御スリーブ収容孔１８を形
づくる底部１１１（図７）を正規形状の円弧にする必要
がある。
【００２２】この底部１１１の円弧を形づくるために、
６個の金型Ａ〜Ｆの挿入孔１０５から絞り孔１０７につ
ながる部分１１３には、夫々滑らかな円弧が形づくられ
ており、その円弧の大きさは、第１〜第６の金型Ａ〜Ｆ
の順にしたがって、徐々に小さくなるように形成されて
いる。
６個の金型Ａ〜Ｆの挿入孔１０５から絞り孔１０７につ
ながる部分１１３には、夫々滑らかな円弧が形づくられ
ており、その円弧の大きさは、第１〜第６の金型Ａ〜Ｆ
の順にしたがって、徐々に小さくなるように形成されて
いる。
【００２３】これら円弧を１つの図面に重ねて描いた図
２２を参照して説明すると、第１〜第６の金型Ａ〜Ｆの
第１〜第６の円弧ａ〜ｆは、徐々に小さくなっており、
これら第１〜第６の円弧ａ〜ｆに従って、ブランク１０
０の一端１００ａが順に絞られると、ブランク１００の
一端１００ａは、形状が徐々に変化して、最終的には図
５に示すように、正規形状の制御スリーブ収容孔１８の
予定部の確保された正規の絞り形状が得られる。
２２を参照して説明すると、第１〜第６の金型Ａ〜Ｆの
第１〜第６の円弧ａ〜ｆは、徐々に小さくなっており、
これら第１〜第６の円弧ａ〜ｆに従って、ブランク１０
０の一端１００ａが順に絞られると、ブランク１００の
一端１００ａは、形状が徐々に変化して、最終的には図
５に示すように、正規形状の制御スリーブ収容孔１８の
予定部の確保された正規の絞り形状が得られる。
【００２４】なお、種々の実証試験を試みた結果、６個
の金型Ａ〜Ｆのうちの金型Ｅを用いた絞り工程は省略し
てもよいことが判明している。また、制御スリーブ収容
孔１８の底部１１１を正規形状の円弧にするためには、
図３，図４に示す段部１０３の存在がきわめて効果的に
作用することが判明している。
の金型Ａ〜Ｆのうちの金型Ｅを用いた絞り工程は省略し
てもよいことが判明している。また、制御スリーブ収容
孔１８の底部１１１を正規形状の円弧にするためには、
図３，図４に示す段部１０３の存在がきわめて効果的に
作用することが判明している。
【００２５】このような絞り加工が終了した後は、図６
に示すように、ブランク１００の一端１００ａの外径を
形づくるための第３旋削を行い、ついで、図７に示すよ
うに、その一端１００ａの内径をプランジャ４の摺動孔
３ａと同径にするための第４旋削を行う。図８に示す第
５旋削では、ブランク１００の向きを変えて、その他端
１００ｂに、上述の送出弁６を取り付けるためのねじの
下孔１２１を穿孔すると共に、プランジャ４の摺動孔３
ａを穿孔し、図９に示す第６旋削では、送出弁６を取り
付けるためのめねじ部１２３を形成する。
に示すように、ブランク１００の一端１００ａの外径を
形づくるための第３旋削を行い、ついで、図７に示すよ
うに、その一端１００ａの内径をプランジャ４の摺動孔
３ａと同径にするための第４旋削を行う。図８に示す第
５旋削では、ブランク１００の向きを変えて、その他端
１００ｂに、上述の送出弁６を取り付けるためのねじの
下孔１２１を穿孔すると共に、プランジャ４の摺動孔３
ａを穿孔し、図９に示す第６旋削では、送出弁６を取り
付けるためのめねじ部１２３を形成する。
【００２６】この後、図１０〜図１１に示すように、摺
動孔３ａの仕上げ加工を含む第７，第８旋削を行い、つ
いで図１２に示すように、ガイドピン用の２つの孔１８
ａをあける。図１３では、プランジャバレル３に必要な
種々の斜め穴の加工１２５を行い、図１４では、上述し
た窓孔１９の穴あけ加工を行うと共に、窓孔１９の開口
部の腹取り加工を行う。図１５では、穿孔した部分の全
てのばり取り加工１２７を行う。
動孔３ａの仕上げ加工を含む第７，第８旋削を行い、つ
いで図１２に示すように、ガイドピン用の２つの孔１８
ａをあける。図１３では、プランジャバレル３に必要な
種々の斜め穴の加工１２５を行い、図１４では、上述し
た窓孔１９の穴あけ加工を行うと共に、窓孔１９の開口
部の腹取り加工を行う。図１５では、穿孔した部分の全
てのばり取り加工１２７を行う。
【００２７】要するに、この実施例によると、従来と比
べて、長時間かけて窓部分の加工をしたり、フランジ部
とバレル部の２つの部分を加工して、それぞれ冷やしば
めする等の必要がなくなるので、１つのブランクから一
体のものとしてプランジャバレル３を製造することがで
きるので、加工時間、加工工数を大幅に減少することが
できる。
べて、長時間かけて窓部分の加工をしたり、フランジ部
とバレル部の２つの部分を加工して、それぞれ冷やしば
めする等の必要がなくなるので、１つのブランクから一
体のものとしてプランジャバレル３を製造することがで
きるので、加工時間、加工工数を大幅に減少することが
できる。
【００２８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ブランクの一端から制御スリーブ収容孔と同
径の孔をブランクの途中まで穿孔した後に、制御スリー
ブ収容孔予定部を残すようにブランクの一端を絞り加工
し、その後に、ブランクの一端からブランクの他端に貫
通する摺動孔を穿孔し、制御スリーブ収容孔の孔壁に窓
孔を開口するので、１つのブランクから一体のものとし
て、プランジャバレルを製造することができ、加工時
間、加工工数を大幅に減少することができる。
によれば、ブランクの一端から制御スリーブ収容孔と同
径の孔をブランクの途中まで穿孔した後に、制御スリー
ブ収容孔予定部を残すようにブランクの一端を絞り加工
し、その後に、ブランクの一端からブランクの他端に貫
通する摺動孔を穿孔し、制御スリーブ収容孔の孔壁に窓
孔を開口するので、１つのブランクから一体のものとし
て、プランジャバレルを製造することができ、加工時
間、加工工数を大幅に減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるプランジャバレルの製造方法を示
す図である。
す図である。
【図２】ブランクに第１旋削を施した図である。
【図３】ブランクに第２旋削を施した図である。
【図４】ブランクにボンデ処理を施した図である。
【図５】ブランクに絞り加工を施した図である。
【図６】ブランクに第３旋削を施した図である。
【図７】ブランクに第４旋削を施した図である。
【図８】ブランクに第５旋削を施した図である。
【図９】ブランクに第６旋削を施した図である。
【図１０】ブランクに第７旋削を施した図である。
【図１１】ブランクに第８旋削を施した図である。
【図１２】ブランクに孔加工を施した図である。
【図１３】ブランクに斜め孔加工を施した図である。
【図１４】ブランクに窓孔加工、及び腹取り加工を施し
た図である。
た図である。
【図１５】ブランクにばり取り加工を施した図である。
【図１６】第１の金型を示す図である。
【図１７】第２の金型を示す図である。
【図１８】第３の金型を示す図である。
【図１９】第４の金型を示す図である。
【図２０】第５の金型を示す図である。
【図２１】第６の金型を示す図である。
【図２２】第１〜第６の金型の第１〜第６の円弧を示す
図である。
図である。
【図２３】燃料噴射ポンプの概要を示す縦断面図であ
る。
る。
３ プランジャバレル ３ａ 摺動孔 ４ プランジャ １００ ブランク １００ａ 一端 １００ｂ 他端 １０２ 袋孔 １０３ 段部 １０５ 挿入孔 １０７ 絞り孔 Ａ〜Ｆ 金型
Claims (1)
- 【請求項１】 プランジャの摺動する摺動孔と、この摺
動孔の途中に設けられる制御スリーブ収容孔と、この制
御スリーブ収容孔の孔壁に設けられる窓孔とを有するプ
ランジャバレルの製造方法において、ブランクの一端か
ら制御スリーブ収容孔と同径の孔をブランクの途中まで
穿孔した後に、制御スリーブ収容孔予定部を残すように
ブランクの一端を絞り加工し、その後に、ブランクの一
端からブランクの他端に貫通する摺動孔を穿孔し、制御
スリーブ収容孔の孔壁に窓孔を開口することを特徴とす
るプランジャバレルの製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4315937A JPH06147054A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | プランジャバレルの製造方法 |
| US08/140,490 US5463810A (en) | 1992-10-30 | 1993-10-25 | Method of manufacturing plunger barrel |
| KR1019930022300A KR960007590B1 (ko) | 1992-10-30 | 1993-10-26 | 플런저배럴의 제조방법 |
| DE4336706A DE4336706C2 (de) | 1992-10-30 | 1993-10-27 | Verfahren zur Herstellung einer Kolbenbuchse für Kraftstoff-Einspritzpumpen |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4315937A JPH06147054A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | プランジャバレルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06147054A true JPH06147054A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=18071400
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4315937A Pending JPH06147054A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | プランジャバレルの製造方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5463810A (ja) |
| JP (1) | JPH06147054A (ja) |
| KR (1) | KR960007590B1 (ja) |
| DE (1) | DE4336706C2 (ja) |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4554817A (en) * | 1983-05-10 | 1985-11-26 | Trw Inc. | Valve sleeve shaping method |
| GB2144379B (en) * | 1983-08-05 | 1987-05-20 | Cam Gears Ltd | Power steering valve and method of making the same |
| US4614014A (en) * | 1984-10-11 | 1986-09-30 | Buckeye International, Inc. | Method of manufacturing a valve sleeve |
| JPS61123756A (ja) * | 1984-11-16 | 1986-06-11 | Diesel Kiki Co Ltd | 燃料噴射ポンプ |
| JPS62197235A (ja) * | 1986-02-24 | 1987-08-31 | Tokai T R W Kk | 単片型バルブスリ−ブの製造方法 |
| US4831700A (en) * | 1986-07-24 | 1989-05-23 | Ex-Cell-O Corporation | Method for making a fuel injector |
| US4799303A (en) * | 1987-08-26 | 1989-01-24 | Trw Inc. | Method of making a valve sleeve |
| JP2884454B2 (ja) * | 1991-11-20 | 1999-04-19 | 株式会社ゼクセル | 燃料噴射ポンプ用プランジャのリード加工法 |
| US5235746A (en) * | 1992-03-19 | 1993-08-17 | Atlas Fluid Controls Inc. | Method of manufacturing a high-capacity servo valve body |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP4315937A patent/JPH06147054A/ja active Pending
-
1993
- 1993-10-25 US US08/140,490 patent/US5463810A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-10-26 KR KR1019930022300A patent/KR960007590B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1993-10-27 DE DE4336706A patent/DE4336706C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR940008803A (ko) | 1994-05-16 |
| DE4336706A1 (de) | 1994-05-05 |
| US5463810A (en) | 1995-11-07 |
| DE4336706C2 (de) | 1995-09-21 |
| KR960007590B1 (ko) | 1996-06-07 |
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