JPH0583993U - 電磁スイッチ - Google Patents

電磁スイッチ

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JPH0583993U
JPH0583993U JP3167992U JP3167992U JPH0583993U JP H0583993 U JPH0583993 U JP H0583993U JP 3167992 U JP3167992 U JP 3167992U JP 3167992 U JP3167992 U JP 3167992U JP H0583993 U JPH0583993 U JP H0583993U
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JP
Japan
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plunger
iron core
electromagnetic switch
magnetic
plunger rod
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Application number
JP3167992U
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English (en)
Inventor
幸一 田村
健 依田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁スイッチの始動時の磁気吸引力を増大す
る。 【構成】 プランジャ6とプランジャロッド12との間
に、互いに摺動自在であってしかも互いに離反する向き
にリターンスプリング23により付勢された磁性体22
を設ける。従って、プランジャ6とプランジャロッド1
2とが磁気的に橋絡されるため、ヨーク2、プランジャ
6、磁性体22、プランジャロッド12、固定鉄心5に
より磁気閉回路が形成されて漏れ磁束の発生を抑制され
ることから、磁気吸引力が増大する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁スイッチに関し、特に、エンジン用スタータに好適な電磁スイ ッチの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジン用スタータモータのオン/オフ制御に用いられる電磁スイッチとして 、エンジンのリングギヤに噛み合うピニオンギヤを軸方向にシフトさせるための 電磁プランジャの往復運動に連動させて電気的な接点の開閉を行なう形式のもの が知られている。このような電磁スイッチにあっては、ピニオンギヤをある程度 の移動量をもってシフトさせる必要があるために、プランジャを所定の大きさを もって往復運動させるようにされている。
【0003】 さて、プランジャと接点機構とが一体的に形成されている形式のものにあって は、プランジャが所定量往復動することからその所定量としてのプランジャスト ロークと同等の固定接点と可動接点との接点間距離が必要となることから、この 距離が大きくなることは、電磁スイッチのコンパクト化を図る上で不利となって いた。
【0004】 そこで、電磁スイッチのコンパクト化を実現するために、プランジャと可動接 点との間には、一般的にプランジャと所定間隙を介し、しかも固定鉄心の中心部 に摺動自在にプランジャロッドが貫設されている。このプランジャロッドの固定 鉄心から突出した側の端部に固定接点を設けて、プランジャストロークに比して 小さい接点間距離とするようにされていた。
【0005】 しかしながら、上記プランジャロッドを用いる形式のものによると、プランジ ャとプランジャロッドとの間に所定の空隙が形成されることから、この空隙によ って磁性体で形成された磁気閉回路が断たれてしまうため、磁束の流れが変化し て漏れ磁束を発生する原因となる。したがって、必然的にプランジャがプランジ ャロッドと当接するまでの期間、即ち、電磁スイッチの始動時において吸引力が 減少する傾向にあった。
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような従来技術の問題点を解消すべく案出されたものであり、 その主な目的は、電磁スイッチ始動時の磁気吸引力を大きく得られる電磁スイッ チを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、本考案によれば、有底筒状をなす鉄心ヨークアセンブリと 、前記鉄心ヨークアセンブリ内に同軸的に巻回された中空コイルと、前記鉄心ヨ ークアセンブリの開口端から出没自在に受容されたプランジャと、前記中空コイ ルが励磁されたときには前記プランジャの内端と第1の端部にて当接可能に、前 記鉄心ヨークアセンブリの底部の中心を貫通するプランジャロッドとを有し、前 記中空コイルを選択的に励磁してプランジャロッドの前記第1の端部とは相反す る第2の端部に設けられた接点機構を駆動する形式の電磁スイッチにおいて、前 記第1の端部と前記プランジャの内端との間に、互いに摺動自在であって両部分 を互いに離反する向きにばね付勢された磁気橋絡手段が設けられていることを特 徴とする電磁スイッチを提供することにより達成される。
【0007】
【作用】
このような構成によれば、プランジャとプランジャロッドとの間が磁気橋絡手 段によって磁気的に橋絡されることから、磁気閉回路が形成されて、磁束は磁気 閉回路を流れることができるため、磁束の漏れを最小限に抑えることができる。 したがって、従来に比して始動時における吸引力を増大することができる。
【0008】
【実施例】
以下に本考案の構成を添付の図面に示された具体的な実施例に基づいて詳細に 説明する。
【0009】 図1は、本考案に基づき構成されたスタータモータ用電磁スイッチの縦断面図 である。この電磁スイッチ1は、鉄心ヨークアセンブリの円筒部としてのヨーク 2と、ヨーク2内に受容された励磁コイル3と、ヨーク2の開口端を閉塞するエ ンドカバー4と、励磁コイル3の軸方向端とエンドカバー4との間に挾持されて 固定されると共に、励磁コイル3の内周にその一部を没入させた鉄心ヨークアセ ンブリの底部としての固定鉄心5と、固定鉄心5と同軸的に対向し、かつ励磁コ イル3を通電励磁することによって固定鉄心5に吸引され、励磁コイル3の内周 部にて軸方向に変位し得るプランジャ6とを有している。
【0010】 励磁コイル3は、比較的太径の導体を内周側に巻回してなる吸引コイル3aと 、比較的細径の導体を外周側に巻回してなる保持コイル3bとからなり、両コイ ル3a・3bの一端同士に結合されたスイッチ端子8が、絶縁材からなるエンド カバー4の外方に引き出されている。そしてそのスイッチ端子8には、図示され ないイグニッションスイッチが電気的に接続されている。尚、保持コイル3bの 他端は、固定鉄心5を介して接地され、吸引コイル3aの他端は、エンドカバー 4の内壁面に固設されたモータ接続端子用固定接点9に接続されている。また、 エンドカバー4の内壁面には、バッテリ接続端子用固定接点10がモータ接続端 子用固定接点9と並設されている。
【0011】 固定鉄心5の中心には、軸方向に貫通するガイド孔11が設けられており、こ のガイド孔11には、プランジャロッド12が摺動自在に挿通されている。そし て固定鉄心5からエンドカバー4側に突出したプランジャロッド12の端部には 、絶縁材からなるストッパ部材13および導電体からなる可動接点部材14が軸 方向変位可能に嵌着され、さらにプランジャロッド12の端部とエンドカバー4 内面との間には、ガイド孔11内に没入させる向きにプランジャロッド12を付 勢するためのリターンスプリング15が縮設されている。
【0012】 プランジャロッド12は、固定鉄心5のガイド孔11に摺合する細径部12a と、ストッパ部材13および可動接点部材14が嵌着される太径部12bとから なり、磁性体にて一体成形されている。そして細径部12aと太径部12bとの 間の部分には、細径部12aの直径を短径とし、太径部12bの直径を長径とす る長円形をなす中間フランジ16が一体形成され、かつ太径部12bの終端部に は、可動接点部材14の抜け止めとリターンスプリング15の保持部とをなす端 部フランジ17が一体形成されている。また中間フランジ16とストッパ部材1 3との間には、可動接点部材14を常時端部フランジ17側へ向けて弾発付勢す るための円錐コイルばねからなるコンタクトスプリング18が縮設されている。
【0013】 また、プランジャロッド12の細径部12aには、プランジャ6と対向する端 面に所定深さをもって開口する軸方向穴21が形成されている。この軸方向穴2 1内には、消磁状態におけるプランジャ6とプランジャロッド12との空隙より も長い軸線方向長さを有する円筒状をなす磁気橋絡手段としての磁性体22が、 その一端部を挿入した状態で設けられている。また、軸方向穴21内には、磁性 体22を突出する向きに付勢するリターンスプリング23が設けられていて、磁 性体22の突出方向端面がプランジャ6のプランジャロッド12に対向する端面 に当接するようにされている。そして、プランジャリターンプリング19により 、励磁コイル3の消磁時にプランジャ6を原位置に復帰させるようにされている 。また、プランジャロッド12は、励磁コイル3の励磁時に固定鉄心5に吸引さ れて変位するプランジャ6によってリターンプリング23が圧縮されつつエンド カバー4側に押込まれるようになっている。
【0014】 このように構成された電磁スイッチ1においては、励磁コイル3に通電するこ とによって固定鉄心5にプランジャ6が吸引される。そしてプランジャ6の固定 鉄心5に向かう変位に伴って、磁性体22がプランジャロッド12の軸方向穴2 1内に受容されつつプランジャロッド12が変位すると、これに応じて可動接点 部材14が両固定接点9・10に当接するように変位し、両固定接点9・10間 が電気的に橋絡され、バッテリからの電流が直流モータに流れるようになってい る。また励磁コイル3への通電を断つと、各リターンスプリング15・19・2 3の弾発力によってプランジャ6が原位置に復帰すると共に、プランジャロッド 12と磁性体22とが原位置に復帰し、両固定接点9・10から可動接点部材1 4が離れる。
【0015】 ここで例えば、従来の電磁スイッチに見られるように、プランジャ6とプラン ジャロッド12との間に磁性体22が存在しない、即ち、消磁時におけるプラン ジャ6とロッド12との間に空隙が存在するものであると想定すると、この空隙 を介して磁路が形成されることから、空隙において磁束の流れが変化して若干の 漏れ磁束が発生することが考えられる。
【0016】 そこで本考案においては、図1に示したように、プランジャ6とプランジャロ ッド12とを磁性体22を用いて磁気的に橋絡するものとしている。これによれ ば、ヨーク2、プランジャ6、磁性体22、プランジャロッド12、固定鉄心5 により磁気閉回路が形成されることから、上記に想定した電磁スイッチに比して 漏れ磁束の発生を抑制することができるため、図2に示されるように、プランジ ャ6と固定鉄心5との間に形成された空隙が大きい場合にあって、即ち、電磁ス イッチ始動時における吸引力が増大される。
【0017】 尚、図3は本考案の要部としての磁気橋絡手段の他の実施例を示す図であり、 図3(a)は、上記した実施例の磁性体22がプランジャ6に一体的に形成して 磁気橋絡手段としている形式のもので、また図3(b)は、プランジャ6のプラ ンジャロッド12と対向する端面に軸方向穴21を形成して、プランジャロッド 12を軸線方向に延長してこの軸方向穴21内に受容して磁気橋絡手段としてい る形式のもので、さらに図3(c)は、磁性体22のプランジャロッド12と対 向する端面に軸方向穴21を形成して、プランジャロッド12をこの軸方向穴2 1内に受容して磁気橋絡手段としている形式のものであって、いずれの形式を採 用しても本実施例と同様の効果を奏することができる。
【0018】
【考案の効果】 このように本考案によれば、プランジャとプランジャロッドとの間が磁気橋絡 手段により磁気的に橋絡されることから、漏れ磁束の発生を抑制することができ る。したがって、初期の磁気吸引力を増大することができ、スイッチ始動時の応 答性を向上することができる。しかも、プランジャストロークや接点機構内の接 点間距離等は一切の変更をすることなく従来の体格で磁気吸引力の増大が可能と なる。したがって、この種の電磁スイッチにおける作動信頼性を向上するうえに 極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づく電磁スイッチの縦断面図であ
る。
【図2】図1及び従来の電磁スイッチの特性を示す図で
ある。
【図3】本考案の要部の他の例を示す要部拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 電磁スイッチ 2 ヨーク 3 励磁コイル 4 エンドカバー 5 固定鉄心 6 プランジャ 8 スイッチ端子 9 モータ接続端子用固定接点 10 バッテリ接続端子用固定接点 11 ガイド孔 12 プランジャロッド 13 ストッパ部材 14 可動接点部材 15 リターンスプリング 16 中間フランジ 17 端部フランジ 18 コンタクトスプリング 19 プランジャリターンスプリング 21 軸方向穴 22 磁性体 23 リターンスプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状をなす鉄心ヨークアセンブリ
    と、 前記鉄心ヨークアセンブリ内に同軸的に巻回された中空
    コイルと、 前記鉄心ヨークアセンブリの開口端から出没自在に受容
    されたプランジャと、 前記中空コイルが励磁されたときには前記プランジャの
    内端と第1の端部にて当接可能に、前記鉄心ヨークアセ
    ンブリの底部の中心を貫通するプランジャロッドとを有
    し、 前記中空コイルを選択的に励磁してプランジャロッドの
    前記第1の端部とは相反する第2の端部に設けられた接
    点機構を駆動する形式の電磁スイッチにおいて、 前記第1の端部と前記プランジャの内端との間に、互い
    に摺動自在であって両部分を互いに離反する向きにばね
    付勢された磁気橋絡手段が設けられていることを特徴と
    する電磁スイッチ。
JP3167992U 1992-04-15 1992-04-15 電磁スイッチ Pending JPH0583993U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011094503A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Denso Corp 電磁スイッチ装置
JP2013249845A (ja) * 2013-07-16 2013-12-12 Denso Corp 電磁スイッチ装置
JP2016021395A (ja) * 2014-07-11 2016-02-04 エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. 電磁開閉器

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