JPH073609Y2 - 電磁装置 - Google Patents

電磁装置

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JPH073609Y2
JPH073609Y2 JP12601289U JP12601289U JPH073609Y2 JP H073609 Y2 JPH073609 Y2 JP H073609Y2 JP 12601289 U JP12601289 U JP 12601289U JP 12601289 U JP12601289 U JP 12601289U JP H073609 Y2 JPH073609 Y2 JP H073609Y2
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JP
Japan
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iron core
movable iron
magnetic
exciting coil
fixed iron
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JP12601289U
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JPH0365210U (ja
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幸雄 山田
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は可動鉄心の衝撃力を緩和することができる電磁
装置に関するものである。
B.考案の概要 本考案は、筒状励磁コイル中に挿通される可動鉄心を上
記励磁コイルの付勢によって直線駆動する電磁装置にお
いて、上記励磁コイルの一方開口端側に設けられた固定
鉄心に一方端が接離される可動鉄心の他方端部に非磁性
体を設けることにより、この可動鉄心が磁気吸引されて
固定鉄心に近接したときに、磁気回路中の磁束を非磁性
体で絞り込み可動鉄心の衝撃力を緩和できるようにした
ものである。
C.従来の技術 周知のように励磁コイルの励磁により可動鉄心を直線方
向に動作させる電磁装置として、第3図に示すように筒
状の励磁コイル31の中空部に可動鉄心32を可動自在に設
けるとともに、この可動鉄心32の一端に操作桿33を設
け、上記励磁コイル31を磁気ヨーク34で囲み、操作桿33
を励磁コイル31の一方向開口部に設けた固定鉄心35に貫
通させて、可動鉄心の可動に応じて操作桿33により負荷
を駆動するようにしたものがある。
この電磁装置は、励磁コイル31を励磁することにより固
定鉄心35と可動鉄心32との間に磁気吸引力が作用し、固
定鉄心35に可動鉄心32が磁気吸引される。この磁気吸引
は固定鉄心35と可動鉄心32とのギャップXが小さくなる
にしたがって急激に増大する特性を有する。すなわち、
固定鉄心35と可動鉄心32とのギャップXが最大の時に磁
気吸引力は最も小さくなり、ギャップXが小さくなるに
したがって磁気吸引力が増大し、ギャップX=0の時に
磁気吸引力が最も大きくなる。このとき、可動鉄心32の
動作ストロークを大きく設定するほどおおきな磁気吸引
力が必要になるため、ギャップX=0時における可動鉄
心32の衝撃力の影響は増大することになる。
D.考案が解決しようとする課題 従来技術の電磁装置では、可動鉄心32が固定鉄心35に衝
突して移動が規制されるため、この可動鉄心32の衝撃を
繰り返し受けると機械的寿命が著しく低下するととも
に、過大な衝撃力の反動等により可動鉄心32が振動し負
荷側にチャタリングが生じるおそれがある。
このような過大な衝撃力に耐え得るように構造を強化し
たり、または可動鉄心の衝撃力を緩和するダンパー等を
設けると、価格的に高価となるとともに小形軽量化を図
るうえで不利になる。
本考案は上記の問題点に着目してなされたもので、簡単
な構造で可動鉄心の衝撃力を緩和し得る電磁装置を提供
することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 本考案は上記目的を達成するために、筒状の励磁コイル
と、この励磁コイルを囲むように設けられ、上記励磁コ
イルの一方開口端側に固定鉄心を有する磁気ヨークと、
上記励磁コイルの中空部に可動自在に設けられ、且つ上
記固定鉄心と反対側端部に非磁性体を設けた可動鉄心に
より電磁装置を構成する。
F.作用 可動鉄心が磁気吸引されて固定鉄心に近接すると、可動
鉄心の端部に設けられた非磁性体が上記磁気回路中に徐
々に介在し、この非磁性体により磁気回路中の磁束が徐
々に絞り込まれる。この磁束の絞り込み量に応じて磁気
吸引力が弱められて可動鉄心の衝撃力が緩和される。
G.実施例 以下、本考案を第1図および第2図に示す実施例に基づ
いて説明する。
第1図および第2図は本考案に係る電磁装置の一実施例
を示し、第1図は動作前の状態を示す概略的構成図で、
第2図は動作後の状態を示す概略的構成図である。図中
1は絶縁銅線等を円筒状に巻装した励磁コイルで、この
励磁コイル1を囲むように強磁性体の磁気ヨーク2を設
けるとともに、励磁コイル1の一方開口端に固定鉄心3
を嵌着させる。図示例では、磁気ヨーク2に固定鉄心3
を一体に形成してあるが、組立を容易にするために固定
鉄心3を別体に形成するとよい。この磁気ヨーク2に組
込まれた励磁コイル1の他方開口端より、固定鉄心3に
接離自在に可動鉄心4を挿通させる。この可動鉄心4の
一端には、固定鉄心3の透孔より外部に導出され、図示
しない負荷に連結される操作桿5が一体に形成されてお
り、また固定鉄心3と反対側の他端部には非磁性体6が
設けられている。この非磁性体6は、第2図に示すよう
に可動鉄心3が固定鉄心3に近接したときに、磁気ヨー
ク2,固定鉄心3,可動鉄心4からなる磁気回路中に介在す
るように可動鉄心4の後端部に設けられる。
次に、この実施例の作用を説明する。
第1図に示すように可動鉄心4が固定鉄心3より開離し
ている状態で励磁コイル1を励磁すると、磁気回路中に
φ1の磁束が発生する。この磁束φ1は磁気ヨーク2,固定
鉄心3,可動鉄心4を通して透過される。これにより固定
鉄心3と可動鉄心4との間に磁気吸引力が作用し、可動
鉄心4は固定鉄心3に磁気吸引されて図示左方向に移動
する。このとき、固定鉄心3と可動鉄心4とのギャップ
X1がX2と小さくなるにしたがって磁気吸引力が増大し、
可動鉄心4が加速される。
そして、第2図に示すように可動鉄心4が固定鉄心2に
近接すると、可動鉄心4の後端部に設けられた非磁性体
6が磁気回路を構成する磁気ヨーク2と可動鉄心4の間
に除去に介在し、磁気回路を透過する磁束がφ2に絞り
込まれる。この磁束φ2は可動鉄心4が固定鉄心に近づ
くほど絞り込まれ、この磁束φ2の絞り込み量に応じて
磁気吸引力が低下する。
したがって、このような構成によれば、可動鉄心4が固
定鉄心3に近接すると可動鉄心4の後端部に設けられた
非磁性体6により、磁束が絞り込まれ磁気吸引力が弱め
られるために、可動鉄心4の衝撃力を緩和することがで
きる。これにより、機械的寿命を向上し得るとともに、
可動鉄心に接続される負荷側のチャタリングを防止する
ことができる。しかも、非磁性体6により磁気回路中の
磁気抵抗の現象を相殺することができるため、可動鉄心
4に作用する磁気吸引力が比較的フラットになり、可動
鉄心4の動作速度が安定する。
また、可動鉄心4に非磁性体6を一体に組込むことによ
り、極めて簡単な構造となるため、小形軽量でしかも価
格的にも安価にできる。特に、衝撃力に耐え得るように
構造を強化したものや、ダンパー等を設けたものに比べ
て、小形軽量化を容易に図り得るとともに価格をさらに
安価にできる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
要旨を変更しない範囲において種々変形して実施するこ
とができる。
H.考案の効果 以上に述べたように本考案によれば、可動鉄心の端部に
非磁性体を設けるという極めて簡単な構成にて可動鉄心
の衝撃力を緩和することができ、かつ小形軽量化および
低価格化を容易に図り得る電磁装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係る電磁装置の一実施例
を示し、第1図は動作前の状態を示す概略構成図、第2
図は動作後の状態を示す概略的構成図、第3図は従来の
電磁装置を示す概略的構成図である。 1……励磁コイル、2……磁気ヨーク、3……固定鉄
心、4……可動鉄心、5……操作桿、6……非磁性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の励磁コイルと、この励磁コイルを囲
    むように設けられ、上記励磁コイルの一方開口端側に固
    定鉄心を有する磁気ヨークと、上記励磁コイルの中空部
    に可動自在に設けられ、且つ上記固定鉄心と反対側端部
    に非磁性体を設けた可動鉄心とを具備したことを特徴と
    する電磁装置。
JP12601289U 1989-10-27 1989-10-27 電磁装置 Expired - Lifetime JPH073609Y2 (ja)

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JP12601289U JPH073609Y2 (ja) 1989-10-27 1989-10-27 電磁装置

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JPH0365210U JPH0365210U (ja) 1991-06-25
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JP4554696B2 (ja) * 2008-06-12 2010-09-29 三菱電機株式会社 内燃機関用点火装置

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JPH0365210U (ja) 1991-06-25

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