JPH0721103Y2 - リニア誘導電動機 - Google Patents

リニア誘導電動機

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JPH0721103Y2
JPH0721103Y2 JP1988004907U JP490788U JPH0721103Y2 JP H0721103 Y2 JPH0721103 Y2 JP H0721103Y2 JP 1988004907 U JP1988004907 U JP 1988004907U JP 490788 U JP490788 U JP 490788U JP H0721103 Y2 JPH0721103 Y2 JP H0721103Y2
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JP
Japan
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drive shaft
core
casing
induction motor
linear induction
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988004907U
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JPH01113578U (ja
Inventor
脩好 佐治
定行 三上
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、リニア誘導電動機に係り、特に、二次側に
コアと導体とを有するリニア誘導電動機に関する。
[従来技術] 第2図は、リニア誘導電動機の従来例を示す図であり、
該リニア誘導電動機は、ケーシング1に、駆動軸2を軸
方向に往復移動自在に貫通させるとともに、ケーシング
1の内壁部に、駆動軸2を囲む円筒状の一次側コア3お
よびその内周部に埋設された一次側コイル4を設け、駆
動軸2には、円筒状の二次側コア5およびその外周を覆
う状態に一体化されたアルミ等の二次側導体6を取り付
けている。そして、一次側コイル4から発生される移動
磁界によって、駆動軸2を直線的に移動させるととも
に、移動磁界の方向を切り換えて往復直線運動を行わせ
るものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、二次側コア5によって可動部分の慣性質
量が増加するので、起動時、停止時および往復運動の折
り返しの際の応答特性が悪く、一次側コイル4に多くの
励磁電流を必要とし、往復運動や起動回数の多い場合は
消費電力が大きくなるという問題があった。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的は、可動部分を軽くして応答特性の改善を図ったリニ
ア誘導電動機を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案に係るリニア誘導電動機にあっては、ケーシン
グと、該ケーシングの内部で軸方向に往復移動させられ
る駆動軸と、該駆動軸の移動方向に沿って移動磁界を発
生しケーシングの内部に一体に配される一次側コイル
と、該一次側コイルの内側に空隙を介してケーシングの
内部に一体に配されかつ駆動軸を貫通させる孔が形成さ
れた二次側コアと、一次側コイルと二次側コアとの空隙
に配されかつ前記駆動軸に連結状態の二次側導体とを具
備する構成を採用している。
[作用] この考案のリニア誘導電動機によれば、二次側コアと二
次側導体とを分離して、二次側コア及び駆動軸の部分の
みがケーシングの内部で軸方向に往復移動させられ、こ
れら可動部分の軽量化が図られる。
[実施例] 本考案に係るリニア誘導電動機の一実施例を第1図を参
照して説明する。
この実施例においても、ケーシング1に、駆動軸2を軸
方向に往復移動自在に貫通させるとともに、ケーシング
1の内壁部に、駆動軸2を囲む円筒状の一次側コア3お
よびその内周部に埋設された一次側コイル4を設けてい
るが、二次側コア5と二次側導体6とを分離して、二次
側コア5を一次側コイル3とともに固定状態として駆動
軸2から切り離した点が相異するものである。
すなわち、二次側コア5は、その中心部に前記駆動軸2
の外径より大きい孔5aが形成され、該孔5aに駆動軸2を
非接触状態に貫通させているとともに、一端部が支持部
材7を介してケーシング1の内壁に固定され、かつ、外
周面と一次側コア3の内周面との間に空隙Gが明けられ
ているものである。
また、二次側導体6は、一端部が閉塞された円筒状に形
成され、その一端部に駆動軸2が貫通状態に連結してい
るとともに、円筒部6aが一次側コア3と二次側コア5と
の間の空隙Gに、これら両コア3、5と同心状になるよ
うに配置されている。
このような構成のリニア誘導電動機は、一次側コイル4
に順次励磁電流を流して、移動磁界を発生させると、一
次側コア3と二次側コア5との間に磁気回路が形成さ
れ、これら両コア3、5の間の空隙Gにある2次側導体
6の円筒部6aに、移動磁界にしたがった軸方向の推力が
発生して、駆動軸2を直線移動させることができ、一次
側コイル4の励磁電流の切り換えによって、移動磁界の
方向を換えて直線往復運動を行わせることができる。
この場合、二次側コア5と二次側導体6とが分離され、
二次側導体6のみ駆動軸2に連結されて、可動部分が軽
くなっているので、往復運動の折り返し時や起動時およ
び停止時の慣性力が小さくなり、応答特性が向上して、
電力の消費を少なくすることができる。したがって、高
速往復運動を必要とする例えばリニア圧縮機のリニアオ
シレータ等に利用することができる。また、可動部分が
軽くなっていることにより、駆動軸の軸受にかかる力が
少なくなり、耐久性が向上する。
なお、上記実施例において二次側導体6は、アルミ等の
非磁性体のみによって構成されているが、モータの特性
上二次側導体の抵抗を大きくする必要がある場合は、磁
性体の表面にアルミ等の非磁性体を薄板状にして貼り合
わせるようにしてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案のリニア誘導電動機によ
れば、二次側コアと二次側導体とを分離し、二次側コア
を一次側コイルとともに固定して駆動軸より切り離した
ので、可動部分が軽くなって、往復運動の折り返し時や
起動時および停止時の慣性力が小さくなり、応答特性が
良くなり、電力消費を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のリニア誘導電動機の一実施例を示す縦
断面図、第2図は従来例のリニア誘導電動機を示す縦断
面図である。 1……ケーシング、2……駆動軸、3……一次側コア、
4……一次側コイル、5……二次側コア、6……二次側
導体、7……支持部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング(1)と、該ケーシングの内部
    で軸方向に往復移動させられる駆動軸(2)と、該駆動
    軸の移動方向に沿って移動磁界を発生しケーシングの内
    部に一体に配される一次側コイル(4)と、該一次側コ
    イルの内側に空隙(G)を介してケーシングの内部に一
    体に配されかつ駆動軸を貫通させる孔(5a)が形成され
    た二次側コア(5)と、一次側コイルと二次側コアとの
    空隙に配されかつ前記駆動軸に連結状態の二次側導体
    (6)とを具備することを特徴とするリニア誘導電動
    機。
JP1988004907U 1988-01-19 1988-01-19 リニア誘導電動機 Expired - Lifetime JPH0721103Y2 (ja)

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JPH01113578U JPH01113578U (ja) 1989-07-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5601845B2 (ja) * 2010-01-28 2014-10-08 セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー リニア振動モータの駆動制御回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61121765A (ja) * 1984-11-16 1986-06-09 Hitachi Ltd リニアモ−タ式搬送装置

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