JPH0579025A - 透水性アスフアルトマツト - Google Patents

透水性アスフアルトマツト

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JPH0579025A
JPH0579025A JP3262813A JP26281391A JPH0579025A JP H0579025 A JPH0579025 A JP H0579025A JP 3262813 A JP3262813 A JP 3262813A JP 26281391 A JP26281391 A JP 26281391A JP H0579025 A JPH0579025 A JP H0579025A
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JP
Japan
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asphalt
water
mat
asphalt mat
permeable
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JP3262813A
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Yukinari Machida
幸成 町田
Mitsuo Kanetani
美津雄 金谷
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Japan Sea Works Co Ltd
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Japan Sea Works Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アスファルトマットに透水性を付与すること
により、埋め立て地での仕切り堤防に使用した場合に、
土砂の吸出し等を防止して、水の流通を行わせ得るよう
にする。 【構成】 アスファルトマット1は、上下のアスファル
ト層2、3の中間部に、補強用のネット部材4やワイヤ
5等を配置して、それ等を一体に成形している。前記ア
スファルト層2、3は、透水性を有するアスファルト合
材を用いて成形するもので、該アスファルト層2、3の
内部に形成される隙間等から、水が流通し得るように構
成される。また、前記透水性アスファルトマットは、比
重の小さなものとして構成すること、または、比重の大
きなものとして構成することができ、それ等の透水性ア
スファルトマットを任意の場所で使用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透水性アスファルトマ
ットに関し、特に、アスファルト層自体に上下左右の全
方位の透水性を持たせることにより、埋め立て地等での
残留水を容易に排出させ得るとともに、波浪の影響によ
り砂地地盤内に過剰間隙水圧が作用した場合等にも、排
水を容易に行い得るようにし、水中基礎等の構造物の地
盤沈下を防止することが出来るアスファルトマットに関
する。
【0002】
【従来の技術】防波堤や、海上構築物等を構築する場合
には、海底地盤の上に捨石基礎を形成し、その上面を平
らに均してから、構造物本体の構築を行う手段が用いら
れている。また、海底地盤が砂地や、比較的小さな砂利
層である場合には、その海底地盤を平らに均してから、
その上にキャンバス状の布地、塩化ビニール製のシート
部材等を敷き込んで、その上に捨石基礎を形成し、構造
物本体の構築を行うような手段を用いる場合がある。と
ころが、前記キャンバス状の布地やプラスチック製の板
部材等を用いる場合には、波浪の衝撃で上部の構造物等
が滑ったりすることがある。
【0003】そこで、前記支持部にアスファルトマット
を敷き込み、捨石基礎と上部構造物との間に大きな摩擦
力を得ることができるようにするとともに、捨石基礎を
波浪による洗掘等から保護する手段が用いられている。
前記アスファルトマットとしては、例えば、特公昭50
−17623号公報等に示されるように、アスファルト
スチック層の間に、ガラス繊維等のネット状の補強部材
と、吊り上げ用のワイヤとをサンドイッチ状に挟み込ん
で、厚さが5〜10cm程度のシート状の部材として構成
したものを用いている。ところが、前記アスファルトマ
ットは、全く透水性がないものであるために、海底に敷
き込んだ状態では、波浪により先端部がめくれ上がった
りして、その基礎部分の支持作用に支障が生じるという
問題がある。そこで、前述したような問題を解決するた
めに、特開昭62−27141号公報等に示されるよう
に、アスファルトマットの縁の部分に孔を設けたり、チ
ェーン等の比重の大きな部材を縁の部分に取り付けて、
洗掘が発生しないような手段を用いる場合がある。
【0004】前記アスファルトマットは、一般の海中基
礎の支持手段として用いられることの他に、堤防の表面
を保護するために用いられたり、廃棄物を貯蔵するダム
の漏水防止用として用いられる等、多くの用途がある。
そして、薄いアスファルトマットを用いて、廃棄物貯蔵
用のダムの表面に施工する場合には、そのアスファルト
マットを3〜5cm程度の薄いものとして構成しても、全
く透水性を有しないために、有害な廃液が漏れ出したり
することがない。
【0005】これに対して、該アスファルトマットを埋
め立て地の仕切り用の堤防に使用する場合には、透水性
を有しないことにより、種々の問題が発生する。つま
り、完全な不透水層で仕切った場合には、仕切り堤防の
内外の潮位の差の影響を受けて、堤防本体を強固なもの
とすることが必要となる。そこで、アスファルトマット
の透水性の問題を解決するために、例えば、特開昭62
−178162号公報等に示されるように、アスファル
トマットの間に透水性を有するネット状の部材を配置
し、そのネット状の部材に設けた孔を介して、水を流通
させることができるようにすることが提案されている。
【0006】前記従来例に示されるアスファルトマット
は、図7に示されるように構成されるもので、埋め立て
地の仕切り堤防の捨石基礎13の内側の斜面に、アスフ
ァルトマット1を取り付け、該アスファルトマットの間
に透水材8を配置している。そして、前記透水材8を所
定の間隔で配置し、該透水材8を水は通すが土砂は流通
させないものとすることにより、干潮時に埋め立て地の
残留水を排出させることができるようになり、堤防の本
体にかかる圧力を低減させることができ、堤防本体を薄
く構成した場合でも、十分な強度を発揮させることがで
きるものとなる。また、埋め立て地内の水の流通を確保
できるために、該埋め立て地内での水質が悪化すること
を防止できるものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来例
に示されたように、アスファルトマットの間に透水材を
設ける場合には、そのアスファルトマットと透水材とを
一体にして施工することが非常に面倒であり、工事費も
高くなるという問題がある。また、透水材を繊維部材で
構成する場合には、その強度と耐久性に難点があり、長
期間に亘って透水材を介して、水を流通させることが困
難である。そこで、前記特開昭62−27141号公報
等に示されるようなアスファルトマットにおいて、孔を
非常に小さなものとすることにより、若干の土砂は流通
させるが、耐久性を十分に発揮させることができるよう
にすることも考えられる。
【0008】しかしながら、アスファルトマットの本体
を上下に貫通する孔を、例えば、5mmの径で多数設ける
ことは、そのアスファルトマットの製造が面倒であり、
製造コストも大巾に上昇するという問題が発生する。さ
らに、アスファルトマットを製造した後で、ドリルや打
ち抜き工具を用いて、小径の孔を穿設することも可能で
あるが、そのような加工を多数のアスファルトマットに
対して行うことは、工事期間の点から見ても大きな問題
がある。
【0009】前述したような問題とは別に、従来のアス
ファルトマットでは、アスファルトプラントから購入し
たアスファルト合材を、補強部材を中に挟んだ状態のシ
ート状に成形しているために、そのアスファルトマット
の比重は常に一定なものとされている。ところが、例え
ば、埋め立て地の内側の仕切り部材として使用する場合
には、そのアスファルトマットの比重を軽くしても、特
に強度上の問題はなく、敷設工事や、取り扱い等が容易
に行い得るものである。これに対して、波浪が直接打ち
付けられる部分では、アスファルトマットの比重を大き
くすると、波によりあおられる問題が少なくなり、捨石
基礎を保護する作用を良好に発揮できるものとなる。と
ころが、従来のアスファルトマットでは、道路を舗装す
るアスファルト合材と同様な成分のものを使用している
ために、一定の比重のアスファルトマットのみを製造し
ており、その用途に合わせたアスファルトマットの比重
を設定することができないものであった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来のアスフ
ァルトマットの問題を解消するもので、透水性アスファ
ルトを用いてマットを形成することにより、特別の透水
材等を使用しなくとも、アスファルトマットに透水性を
持たせることができ、さらに、そのアスファルトマット
の用途に合わせて、その比重を調整できるような手段を
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、内
部に補強用のネット部材等を挿入し、所定の間隔で吊り
下げ用のワイヤを配置し、その補強層の上下にアスファ
ルト層を配置してなるアスファルトマットに関し、前記
アスファルト層を透水性を有するものとして構成してい
る。また、本発明の透水性アスファルトマットにおい
は、アスファルト層に混入する骨材を任意に選択するこ
とにより、該アスファルトマットの比重を任意に設定
し、施工場所に対応させることが出来る。例えば、前記
アスファルト層を、比重の大きなものとして構成するた
めには、前記アスファルト層に比重の大きな骨材、また
は鉄材等を混入して構成することができる。さらに、本
発明においては、前記透水性を有するアスファルト層を
作成するに際して、比重の小さな軽量骨材を使用してア
スファルトを構成することができる。
【0012】前述したように、透水性アスファルトマッ
トを構成することにより、該アスファルトマットを埋め
立て地の中仕切り部に使用する場合には、水の流通を確
保でき、そのアスファルトマットの製造と施工を容易に
行うことができる。また、前記アスファルトマットを比
重の小さなアスファルト合材で構成する場合には、その
荷役と布設の作業を容易に行うことが出来、それを比重
の大きなものとして構成する場合には、波浪等に対する
抵抗力を発揮させることができる。
【0013】また、本発明のアスファルトマットを、海
底の砂地盤上に布設して、捨石等の構造物を載せた場合
に、波浪による地盤の過剰間隙水圧を消散させることが
できるので、構造物が地盤の液状化により沈下すること
を防止出来る。さらに、地震時にも地盤の過剰間隙水圧
を消散させることができるので、地盤の流動化を防止し
て、構造物を安全に支持することができる。
【0014】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の透水性
アスファルトマットを説明する。図1および図2に示さ
れるアスファルトマット1は、従来のアスファルトマッ
トと同様に、上下のアスファルト層2、3の中間部に、
補強用のネット部材4を配置し、そのネット部材4に添
わせて、吊り上げ用のワイヤ5を所定の間隔で配置した
ものを用いている。なお、前記ネット部材4としては、
ガラス繊維等を用いて、ネット状の部材を構成し、その
ネット部材の網目の部分で、上下のアスファルト層が接
着されるようになっている。また、前記ワイヤ5は、そ
のアスファルトマット本体の両側に、アイ部6……を各
々設けてなり、クレーンにより吊り下げる際に使用され
る。
【0015】前記図1に示されるアスファルトマット1
では、一般の道路の舗装等に使用される透水性アスファ
ルトと同様な材料を用いて、上下のアスファルト層を構
成している。したがって、前記アスファルトマットを5
cm程度の厚さに成形した場合でも、そのアスファルトマ
ットには、上下、左右の全方位に貫通する微小な孔、ま
たは隙間が連通する状態で形成されることになるため
に、該マットを通して水を流通させることができるもの
となる。また、前記アスファルトマットに対して、大き
な透水性を確保させるためには、アスファルト合材の材
料を選択することができ、その選択された材料により、
透水性能を設定することができる。
【0016】前記アスファルトマット1において、通常
の道路の透水性舗装に使用されるアスファルト合材を用
いる場合には、従来のアスファルトマットと同様な重量
のものを構成することができる。これに対して、アスフ
ァルト合材に軽量骨材を使用する場合には、軽量な透水
性アスファルトマットを構成することができる。また、
比重の大きな骨材、例えば、鉄鉱石等をアスファルトに
混合して使用する場合には、該アスファルトマットの単
位面積当たりの重量を大きくすることができるので、重
い透水性アスファルトマットを構成することができるも
のとなる。
【0017】前述したように、骨材を選択するとによ
り、アスファルトマットの比重を任意に変化させること
ができるものとなるが、その他に、アスファルトマット
の内部に比重の大きな部材を挟み込むことによっても、
アスファルトマットの単位面積当たりの重量を変化させ
ることができる。例えば、図3に示されるように、チェ
ーン7をアスファルトの層2、3の内部に挟み込むよう
にして、マットを構成する場合には、そのチェーンの量
を調整することにより、アスファルトマット1の単位面
積当たりの重量を任意に制御することができる。さら
に、前記図3に示すように、チェーン等を挟み込む場合
には、そのアスファルトマット自体の強度を向上させる
ことができるという効果を得ることも可能である。その
他に、比重の大きなアスファルトマットを作成する手段
としては、例えば、屑鉄等をアスファルト層の内部に挟
み込むような手段を用いることもできる。そして、それ
等の部材をアスファルト層に挿入しても、アスファルト
マットの透水性には支障が生じることはない。
【0018】前述したように構成される本発明のアスフ
ァルトマットは、図4に示されるように、埋め立て地の
仕切り用の堤体10の基礎を構成する捨石基礎13に対
して、その内側に施工することができる。前記図4に示
される例において、海底に設けた捨石基礎13の上に、
基礎コンクリート12を布設した上に底板コンクリート
11を設け、その上に、堤体10を構築している。ま
た、該堤体10の海15の側には、波浪を防ぐために消
波ブロック14を配置する。さらに、前記捨石基礎13
の内側の部分には、埋め立て地の土砂が吸出されること
を防止するために、アスファルトマット1を配置してい
る。前記アスファルトマット1としては、前記図1にも
とづいて説明したような、透水性を有するスファルトマ
ットを用いることができる。
【0019】そして、捨石基礎の部分に、図5に示され
るようにして、透水性アスファルトマットを使用するこ
とにより、干潮と満潮の水位の差により、海と埋め立て
地の間で水のみが移動し、埋め立て地の土砂が水ととも
に移動されることを防止することができる。また、前記
アスファルトマット1は、捨石基礎13の斜面のみでな
く、海底地盤の上と、捨石基礎13の上部の基礎コンク
リート12の部分にまで各々延長され、埋め立て土砂の
流出を防止できるようにされる。そして、前述したよう
にして、透水性アスファルトマットを用いて土砂の流出
を防止できるようにした場合には、埋め立て地での水を
排除させる作用を良好に発揮させることができる。
【0020】なお、前記図4に示される埋め立て地の仕
切り堤防において、消波ブロック14を配置する外洋の
側にも、本発明の透水性アスファルトマットを配置する
ことができる。そして、その場合には、アスファルトマ
ットとして比重の大きなものを用いることができ、それ
によって、アスファルトマット自体が波浪によってめく
れ上がったりすることを防止し、海底地盤の洗掘を防止
することにより、消波ブロックの支持を良好な状態で行
わせることが可能になる。
【0021】前述したように、岸壁の外側等に消波ブロ
ックを配置する場合には、図6に示されるような施工法
を用いることができる。前記図6に示される例では、例
えば、海底地盤21が砂地のように、比較的水を多く含
んで流動性の大きなものであるとしても、その海底地盤
を均した後で、直接アスファルトマット1を敷き込み、
そのマット1の上に消波ブロックを積み上げて堤体を構
築する。また、前記アスファルトマットとしては、前述
したように、透水性を有する比較的比重の大きなものを
使用することができる。そして、前記堤体20を支持す
るアスファルトマット1が、透水性を有するものである
ことにより、地盤21の過剰間隙水圧を矢印A方向に逃
がすことにより消散させ、上部構造物を安定した状態に
支持させることができる。
【0022】一般に、海底の基礎地盤が砂の場合には、
波浪の影響により消波ブロックの下部の地盤が液状化現
象を起し、構造物の下部の砂が流動して、消波ブロック
堤が沈下しやすいという問題がある。これに対して、本
発明の透水性を有するアスファルトマットを用いる場合
には、そのマットの透水性を利用して、過剰な間隙水圧
をマットを通して消散させることができる。さらに、構
造物を支持するマット自体の張力が非常に大きなもので
あることと、摩擦係数が大きいこと等により、上部構造
物に対する支持を良好に行うことができる。そして、本
発明のアスファルトマットを構造物の支持部材として使
用する場合には、地震等の際に、過剰な間隙水圧を消散
させることができるので、地盤が流動化現象を起して、
構造物が沈下したりすることを防止出来るので、砂地や
軟弱地盤の上でも構造物を安定した状態に支持すること
ができる。
【0023】また、前記図4に示されたように、埋め立
て土砂の仕切り手段として用いる透水性アスファルトマ
ットとしては、軽量で透水性を有するアスファルトマッ
トを使用することができる。そして、軽量なアスファル
トマットを使用する場合には、そのマット自体の重量が
少ないので、マットの施工を容易に行うことができる等
の利点を発揮することができる。さらに、本発明の透水
性アスファルトマットは、埋め立て地の仕切り手段とし
て用いることができる。
【0024】その他に、本発明の透水性アスファルトマ
ットは、従来のアスファルトマットと同様に、海底での
構築物の支持手段として用いること、および、河川での
泥の封じ込め手段としても使用することができる。そし
て、例えば、ヘドロ層の上に砂等を散布し、その上に目
の細かい透水性アスファルトマットを敷き込んだ場合に
は、ヘドロ層からの脱水の作用を良好に行わせることが
でき、長い時間をかけて河川の地盤を改修することがで
きる。また、その場合に、比重の大きなアスファルトマ
ットを使用すると、比較的薄いアスファルトマットを使
用しても、圧密作用を良好に行わせることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、前述したように、透水性アス
ファルトマットを構成することにより、該アスファルト
マットを埋め立て地の中仕切りとして用いる場合には、
水の流通を確保することができ、そのアスファルトマッ
トの製造と施工を容易に行うことができる。また、前記
アスファルトマットを比重の小さなアスファルト合材で
構成する場合には、その荷役と布設の作業を容易に行う
ことが出来、それを比重の大きなものとして構成する場
合には、波浪等に対する抵抗力を発揮させることができ
る。そして、それ等のアスファルトマットに透水性を持
たせることにより、従来のアスファルトマットに代え
て、透水性を必要とする場所で使用することができる。
【0026】また、本発明のアスファルトマットを、海
底の砂地盤上に布設して、捨石等の構造物を載せた場合
に、波浪による地盤の過剰間隙水圧を消散させることが
できるので、構造物が地盤の液状化により沈下すること
を防止出来る。さらに、地震時にも地盤の過剰間隙水圧
を消散させることができるので、地盤の流動化を防止し
て、構造物を安全に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアスファルトマットの構成を示す平
面図である。
【図2】 アスファルトマットの断面図である。
【図3】 アスファルト層の内部にチェーンを挿入した
アスファルトマットの断面図である。
【図4】 本発明のアスファルトマットを適用可能な、
埋め立て地の仕切り堤防の断面図である。
【図5】 アスファルトマットの施工部分を拡大した説
明図である。
【図6】 本発明のアスファルトマットを消波ブロック
堤の支持部に施工する状態の説明図である。
【図7】 従来の透水性を持たせたアスファルトマット
の説明図である。
【符号の説明】
1 アスファルトマット、 4 ネット部材、 5
ワイヤ、7 チェーン、 10 堤体、 11
底板コンクリート、12 基礎コンクリート、
13 捨石基礎、 16 埋め立て土砂、20
消波ブロック堤、 21 砂地地盤。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に補強用のネット部材等を挿入し、
    所定の間隔で吊り下げ用のワイヤを配置し、その補強層
    の上下にアスファルト層を配置してなるアスファルトマ
    ットにおいて、 前記アスファルト層を透水性を有するアスファルトによ
    り構成することを特徴とするアスファルトマット。
  2. 【請求項2】 前記透水性を有するアスファルト層を、
    混入する骨材を選択することにより、任意の比重を有す
    るものとして構成することを特徴とする請求項1に記載
    の透水性アスファルトマット。
JP3262813A 1991-09-13 1991-09-13 透水性アスフアルトマツト Pending JPH0579025A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3262813A JPH0579025A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 透水性アスフアルトマツト

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JP3262813A JPH0579025A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 透水性アスフアルトマツト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014029063A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Nippon Road Co Ltd:The 水中基礎および水中基礎の構築方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50111939A (ja) * 1974-03-20 1975-09-03
JPS576533B2 (ja) * 1976-12-07 1982-02-05

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