JPH0615762B2 - 護岸の吸出防止工法 - Google Patents

護岸の吸出防止工法

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JPH0615762B2
JPH0615762B2 JP61020397A JP2039786A JPH0615762B2 JP H0615762 B2 JPH0615762 B2 JP H0615762B2 JP 61020397 A JP61020397 A JP 61020397A JP 2039786 A JP2039786 A JP 2039786A JP H0615762 B2 JPH0615762 B2 JP H0615762B2
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JP
Japan
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asphalt mat
mat
permeable material
water
asphalt
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JP61020397A
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好 有馬
旻 平野
邦男 田崎
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Japan Sea Works Co Ltd
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Japan Sea Works Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、護岸工事において埋立土砂の吸出防止を行う
工法に関する。
〔従来の技術〕
アスファルトマットはアスファルト、石粉(フィラ
ー)、砂、砕石の混合物を陸上においてプレキャストし
てマット状にしたものであり、若干の補強材が入ってい
る。このアスファルト混合物は空げきがなく高温での流
動性がある、締固めの必要がなく、水密性、たわみ性を
有し、構造物として必要な諸強度および比重が比較的大
であり、特定な配合のものはコンクリートや割石等との
摩擦係数が大きいなどの優れた特性を有する。
そこで、かかるアスファルトマットの利用法として例え
ば、第3図、第4図に示すような海1に面した堤体2を
設けるようなものでは、この堤体2が直接外海に面し、
高浪を受けるので、テトラポット3(登録商標)を複数
層配設し、さらに幅広い捨石基礎4の層があっても浸入
する海水によって背面の埋立土砂5を吸出すおそれがあ
る。そこで、背面にアスファルトマット6を敷設して埋
立土砂5の漏えいを防止することが行なわれている。
図中2aは堤体2の底板コンクリート、7はその下の基
礎コンクリート、8は埋立土砂5上に施工された道路を
示す。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記アスファルトマット6ののり先は、少し基礎地盤に
沿って延ばし、天端のコンクリート堤体との継目はサン
ドマスチックを舗設して水密性を確保するように留意
し、かつマット6の左右端相互は1.0m程度の重ね合
せを行っている。
このようにした場合、アスファルトマット6自体はかな
りの水密性があり、その端部もしっかりと水密に押えら
れているので完全な不透水層が形成されることになる。
しかし、このような構造では堤体2の断面の安定性を確
保するため設計時の残留水位は2/3(HWL−LW
L)となる。
HWL:満潮時の水位 LWL:干潮時の水位 これに対し、不透水層とせずに透水層とした場合には残
留水位は1/3(HWL−LWL)でよく、この方が堤
体2の断面を小さく形成でき、経済的である。例えば堤
体2をケーソンを用いて造成する場合などは小さのケー
ソンですむ。
また、完全な不透水層があると埋立地内の水質も悪化す
る。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、アスファ
ルトマットの設置が容易で、しかも必要に応じて透水部
分を適宜簡単に広げることができる護岸の吸出防止工法
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記目的を達成するため、堤体下方で、埋立土
砂中に、吸出防止用のアスファルトマットを敷設する場
合において、アスファルトマット端に沿って保護網で表
面を被覆したマット状の透水材を予め取付けておき、該
アスファルトマットを吊下げて、このアスファルトマッ
トの前記透水材取り付けと反対側端を既に敷設されてい
るアスファルトマット端の透水材上に、該アスファルト
マットとは適宜間隔を存して敷設することを要旨とする
ものである。
〔作用〕
本発明によれば、透水材が予めアスファルトマットの一
端に沿って取付けてあるので、該透水材とアスファルト
マットとを一体のものとして同時に吊下げることがで
き、しかもアスファルトマットの他端を既に設置されて
いる透水材上に載置するだけの作業で簡単に設置ができ
る。
また、透水材で形成される透水層があるので残留水位が
少なくてすみ経済的であり、埋立地内の水質悪化のおそ
れもない。
さらに、その透水能力はアスファルトマット間の比率を
調整し、透水材の広さを変えることにより自由に設定で
き、しかもこの透水材は保護網により耐久性の大きいも
のとなる。
〔実施例〕
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の護岸の吸出防止工法の1実施例を示す
斜視図、第2図は同上要部の縦断側面図で、図中6はア
スファルトマットを示す。
このアスファルト6は埋立土砂の吸出防止用として、前
記第3図、第4図に示すように堤体2下で埋立土砂5中
に敷設されるが、その詳細は前述の通りなので省略す
る。
このアスファルトマット6を敷設するに際し、相隣接す
るマット6同士に適当な間隔を存するものとし、この場
所に表面を保護網9で被覆した透水材10を配設するもの
である。
これらの材料は特に限定はないが、一例として透水材10
としては繊維系のもので樹脂を適宜固めたものなどがか
考えられる。また、保護網9としては割りと枅目の大き
なナイロン製ネットやワイヤーメッシュ等の金属製ネッ
トなどが好適である。
この透水材10と保護網9の両者を一体としてマット状に
形成したものを作成し、その端縁を予め敷設すべきアス
ファルトマット6の一方の端縁の下面に取付けておく。
この取付方法としては、マット6を成形する際の溶着な
どが考えられる。
そして、該アスファルトマット6をクレーン等で水平に
吊下げて敷設する際に、この透水材10と保護網9とのマ
ット体を同時に吊下げ敷設する。
このとき、他方のアスファルトマット6の端縁は、既に
設置されている透水材10上に固定せずに単に載置するだ
けでよい。なお、この透水材10上への載置巾を調整する
ことで、アスファルトマット6,6間の間隔を適宜調整
できる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の護岸の吸出防止工法は、予め
透水材がアスファマットトの一端に沿って取付けてある
ので、該透水材とアスファルトマットとを一体のものと
して同時に吊下げることができて取扱いやすく、しかも
アスファルトマットの他端を既に設置されている透水上
に載置するだけの作業で簡単に設置が完了する。
また、堤体下方で、埋立土砂中に、吸出防止用のアスフ
ァルトマットを敷設する場合において、簡単に必要分だ
け透水層を形成することができる。これにより、設計時
の残留水位を低く見積ることができ、堤体の断面が小さ
くてすむなど経済的なものである。
さらに埋立地内の水質悪化を防止でき、しかも配設され
る透水材は保護網により耐久性の大きいものとなり、ま
たマット状である程度重量があるので施工性もよいもの
である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の護岸の吸出防止工法の1実施例を示す
斜視図、第2図の同上要部の縦断側面図、第3図は吸出
防止工の一般例を示す縦断側面図、第4図は同上要部の
拡大縦断側面図である。 1……海、2……堤体 2a……底版コンクリート 3……テトラポット、4……捨石基礎 5……埋立土砂、6……アスファルトマット 7……基礎コンクリート 8……道路、9……保護網 10……透水材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】堤体下方で、埋立土砂中に、吸出防止用の
    アスファルトマットを敷設する場合において、アスファ
    ルトマット端に沿って保護網で表面を被覆したマット状
    の透水材を予め取付けておき、該アスファルトマットを
    吊下げて、このアスファルトマットの前記透水材取り付
    けと反対側端を既に敷設されているアスファルトマット
    端の透水材上に、該アスファルトマットとは適宜間隔を
    存して敷設することを特徴とする護岸の吸出防止工法。
JP61020397A 1986-01-31 1986-01-31 護岸の吸出防止工法 Expired - Lifetime JPH0615762B2 (ja)

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JPS62178612A JPS62178612A (ja) 1987-08-05
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JP7123709B2 (ja) * 2018-09-10 2022-08-23 鹿島建設株式会社 杭状体周辺の洗掘防止工および杭状体周辺の洗掘防止工の施工方法

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