JPH05775B2 - - Google Patents

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JPH05775B2
JPH05775B2 JP58180606A JP18060683A JPH05775B2 JP H05775 B2 JPH05775 B2 JP H05775B2 JP 58180606 A JP58180606 A JP 58180606A JP 18060683 A JP18060683 A JP 18060683A JP H05775 B2 JPH05775 B2 JP H05775B2
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ビデオデイスク、又はデジタルオ
ーデイオデイスクの記録媒体となつている光デイ
スクの記録情報を再生する装置において、情報を
再生するための光ピツクアツプのトラツキング状
態を適正に保つようにした光学式デイスクのトラ
ツキングサーボ回路に関するものである。
〔背景技術とその問題点〕 映像信号や音声信号を光デイスクの記録面に凹
凸のピツト情報として渦巻状に配列し、この光デ
イスクにレーザ光線を照射してその反射光から映
像信号や音声信号を再生する装置では、通常、光
ピツクアツプ装置が渦巻状に形成されている記録
トラツクを正確にトレースしながら移動するよう
にトラツキングサーボをかけることが不可欠な条
件となる。
トラツキングサーボを付加するための手段とし
ては、代表的なものとして３スポツト法、プツシ
ユプル法、DPD法等が実用化されているが、い
ずれにしても光ピツクアツプ装置から反射された
スポツト光線の位置、強弱等によつてトラツキン
グエラ信号を検出し、このトラツキングエラ信号
を光ピツクアツプ装置の対物レンズ、又はミラー
等の制御機構にフイードバツクすることによつて
トラツキングサーボをかけるようにしている。
第１図はかゝるトラツキングサーボ回路の一例
をブロツク図で示したもので、１は回転している
光デイスク盤、２は前記光デイスク盤１にレーザ
光線を照射し、同時に光デイスク盤１からの反射
光を出力することができる光ピツクアツプ装置、
３は前記反射光からトラツキングエラ信号を出力
する演算増幅回路、４は前記光ピツクアツプ装置
２に設けてあるトラツキングコイルをドライブす
るドライブ回路で、トラツキングコイルは通常、
対物レンズ、又は反射鏡を駆動して、レーザ光が
光デイスク盤１の記録トラツクに正確に照射され
るように制御するものである。
なお、５はトラツキングエラ信号から直流成分
を検出する積分回路を示し、この積分回路５の出
力はパワアンプ６によつて電力増幅されたのち、
光ピツクアツプ装置２は全体を移動するスレツド
送りモータ７、又はリニアモータを駆動するもで
のあり、８はターンテーブルを回転しているスピ
ンドルモータ、９は送りネジを示す。
ところで、かゝるトラツキングサーボ回路は、
正常な光デイスク盤１を再生しているときは光ピ
ツクアツプ装置２から出力される照射光は一応サ
ーボ機構によつて記録トラツクを正確に追跡する
ように動作するが、光デイスク盤１にゴミが付着
していたり、或いは気泡等がある場合は反射光の
レベルが瞬間的に低下し、あたかもトラツキング
エラ信号が発生したように振舞う。そのため、光
ピツクアツプは正規の記録トラツクからジヤンプ
して他の記録トラツクに移動し、曲飛び、映像の
乱れ等が生じる場合がある。
このようなトラツキングエラの瞬間的な変動に
対してはトラツキングサーボ回路のループ利得を
小さくしておけば或る程度防止することができる
が、トラツキング回路のループ利得を小さくする
と外部から機械的なシヨツク又は振動が加わつた
とき、光ピツクアツプ装置２の２軸機構をシヨツ
ク又は振動に追従して制御するこが困難になると
いう問題がある。
したがつて、従来のトラツキングサーボ回路は
光デイスクの傷、及び機械的な外乱のいずれに対
しても、正確なトラツキングサーボをかけるよう
に両立させることがきわめて困難であつた。
〔発明の目的〕
この発明は、かゝる問題も解決するために、光
デイスクの傷、及び外乱を検出してトラツキング
サーボ回路のループ利得を制御し、常にトラツキ
ングサーボが正確にかゝるようにした光学式デイ
スクのトラツキングサーボ回路を提供するもので
ある。
〔発明の概要〕
この発明は、光デイスクの傷、又はゴミ付着に
よつて発生する読みとり記録情報のレベル低下、
及び外乱等によつて発生する記録情報の振幅低下
をそれぞれ個別に検出し、この検出した信号によ
つてサーボゲインを調整するようにしたものであ
る。
したがつて、光デイスクの傷の部分を光ピツク
アツプがトレースしたときの異常なトラツキング
エラ信号に対しては、サーボゲインが低下して応
答しないように制御され、外乱性の振動に対して
はトラツキングサーボ回路のループ利得が増加
し、振動に対しても光ピツクアツプのトラツキン
グ機構が充分追従できるようになる。
〔実施例〕
以下、この発明のトラツキングサーボ回路につ
いて説明する。
まず、光デイスクを再生したときの信号（以下
RF信号という）を考察してみると、光ピツクア
ツプ装置２が正確に記録トラツク上に位置してい
るときは、第２図のように全反射時のレベルIpと
ピツトにレーザ光のスポツトが照射されたときの
レベルIBの間にアイパターンを描くことが知られ
ている。しかし、光デイスクに付着しているゴミ
又は気泡等にレーザ光のスポツトが当たると反射
光線が瞬間的に減少し、第３図に示すようにレベ
ルIpが低下したRF信号が形成される。したがつ
て、このときスパイク状のトラツキングエラ信号
が出力されトラツキングずれを引き起す。
又、逆に再生中の光デイスクに外部からシヨツ
ク性の衝撃又は振動が加わると、全反射時のレベ
ルIpは変動しないが、デフオカス又はデトラツク
によつて第４図に示すようにRF信号の変調レベ
ルが小さくなつたRF信号が出力される。すると、
結局、トラツキングエラ信号が異常に小さくなり
トラツキングずれの原因となる。
そこで、この発明では前述した光ピツクアツプ
から出力されているRF信号を常に監視しながら
トラツキングサーボの応答性を自動的に調整し、
トラツキングずれが発生しないようにする。
第５図はこの発明の一実施例を示すRF信号の
異常検出回路を示したもので、１０は正相の増幅
器、１１は逆相の増幅器、１２，１３は基準電圧
Vr1，Vr2が一方の入力端子に付加されている比
較器、１４，１５はダイオード、１６，１７は時
定数回路、１８，１９は出力増幅器である。
つづいて、この回路の動作を第６図の波形図を
参照して説明する。
光ピツクアツプ装置２から出力されているRF
信号ＡはＩ点で光デイスクの傷、又はゴミの部分
に遭遇し、Ｓ点で外部シヨツクを受けたものとす
る。又、RF信号Ｂは逆相の増幅器１１の出力を
示している。正相の増幅器１０の出力となつてい
るRF信号Ａは次の比較器１２によつて基準信号
Vr1と比較されるため、基準信号Vr1より低いレ
ベルでダイオード１４が導通し、コンデンサＣを
充電する。したがつて、出力増幅器１８からはＩ
点で発生したRF信号Ａの欠陥部分が検出信号Ｃ
として出力されるが、Ｓ点のシヨツク性のRF信
号Ａの欠陥はレベルが高いためダイオード１４を
導通しないので検出されない。
又、逆相となつてRF信号Ｂが供給されている
比較器１３でも基準信号Vr2より低いレベルでダ
イオード１５が導通するが、この部分では光デイ
スクの傷であるＩ点の欠陥信号は検出されず、Ｓ
点のシヨツク性の欠陥信号が検出され、検出信号
Ｄが出力増幅器１９から出力される。
したがつて、この回路によると光ピツクアツプ
装置２から出力されるRF信号Ａの欠陥信号を原
因別に検出することができるので、前述したよう
に光デイスクの傷、ゴミ等を検出した検出信号Ｃ
によつてループ利得Ｅを降下させるように制御
し、外乱性のシヨツク又は振動を検出している検
出信号Ｄによつてループ利得Ｅを増加させると、
トラツキングサーボの機能が向上することにな
る。すなわち、第７図に示すように第１図に示し
た従来の回路に異常検出回路２０を追加し、演算
増幅回路３のゲインを調整するように構成すると
検出信号Ｃによつてトラツキングサーボの応答性
が低下し、ゴミ、傷によつてトラツキングずれが
発生することを防止し、検出信号Ｄによつてトラ
ツキングサーボの応答性が向上し、振動に対して
も敏感にレーザ光を記録トラツクに追従させるこ
とができる。なお、第５図はRF信号Ａの欠陥部
分を検出する一実施例を示したもので、正相及び
逆相のレベル検出としては他の回路構成としても
よい。又、トラツキングサーボ回路のループ利得
は第７図においては演算増幅回路３のゲインを前
記出力増幅器１８，１９の信号によつて可変とす
るようにしたが、ループ利得を変化させる個所で
あればループサーボ回路の他の部分に供給しても
よい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の光学式デイス
クのトラツキングサーボ回路は、光デイスクから
再生されているRF信号を監視し、再生されたRF
信号の正相レベルを第１の基準レベルと比較する
第１の比較手段と、RF信号の逆相レベルを第２
の基準レベルと比較する第２の比較手段とを備
え、このRF信号に欠落、又は欠陥が生じた場合
は、その原因別にトラツキングサーボ回路のルー
プ利得が減少、又は増加調整するように制御して
いるので、通常の再生状態における最適のループ
利得（応答性）を維持しながら、光デイスクの
傷、又は外乱性の振動によるトラツキングレス状
態も回避することができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第１図はトラツキングサーボ回路のブロツク
図、第２図、第３図、第４図は光ピツクアツプ装
置から出力されるRF信号のアイパターン図、第
５図はRF信号の欠陥部分を検出する回路の具体
的な一実施例を示すブロツク図、第６図は第５図
の動作を説明する波形図、第７図はこの発明のト
ラツキングサーボ回路の一実施例を示すブロツク
図である。 図中、２は光ピツクアツプ装置、３は演算増幅
回路、４はドライブ回路、７はスレツド送りモー
タ、２０は異常検出回路を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ 光ピツクアツプから得られる信号に基づいて
    トラツキングエラー信号を生成する生成手段と、
    この生成手段からの出力信号としてトラツキング
    エラー信号に基づいてトラツキング制御を行うト
    ラツキング手段と、 上記光ピツクアツプから得られるRF信号の正
    相レベルを第１の所定基準レベルと比較する第１
    の比較手段と、 上記RF信号の逆相レベルを第２の所定基準レ
    ベルと比較する第２の比較手段とを備え、 上記第１の比較手段から得られた比較出力に応
    じて上記トラツキング制御手段のループ利得を減
    少させ、 上記第２の比較手段から得られた比較出力に応
    じて上記トラツキングサーボ制御手段のループ利
    得を増加させることを特徴とする光学式デイスク
    のトラツキングサーボ回路。
JP58180606A 1983-09-30 1983-09-30 光学式デイスクのトラツキングサ−ボ回路 Granted JPS6074129A (ja)

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