JPH056242B2 - - Google Patents

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JPH056242B2
JPH056242B2 JP59128958A JP12895884A JPH056242B2 JP H056242 B2 JPH056242 B2 JP H056242B2 JP 59128958 A JP59128958 A JP 59128958A JP 12895884 A JP12895884 A JP 12895884A JP H056242 B2 JPH056242 B2 JP H056242B2
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JP
Japan
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magnetic
mode
full
recording
winding
Prior art date
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Application number
JP59128958A
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English (en)
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JPS619804A (ja
Inventor
Sadao Fujishige
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Priority to KR1019850004201A priority patent/KR860000090A/ko
Priority to EP85107553A priority patent/EP0168660A3/en
Priority to ES544455A priority patent/ES8609790A1/es
Priority to CA000484917A priority patent/CA1235222A/en
Priority to US06/747,531 priority patent/US4669007A/en
Publication of JPS619804A publication Critical patent/JPS619804A/ja
Publication of JPH056242B2 publication Critical patent/JPH056242B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H30/00Remote-control arrangements specially adapted for toys, e.g. for toy vehicles
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H30/00Remote-control arrangements specially adapted for toys, e.g. for toy vehicles
    • A63H30/02Electrical arrangements
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B25/00Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus
    • G11B25/04Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card
    • G11B25/043Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card using rotating discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/02Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon
    • G11B33/06Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon combined with other apparatus having a different main function

Landscapes

  • Moving Of Heads (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、全舞を駆動源として磁気デイスク
と磁気ヘツドを駆動する磁気録音再生装置、より
具体的には、玩具に組込むのに好適な磁気録音再
生装置に関する。
従来の技術 従来、玩具に組み込まれて音声を発生させる装
置は既に知られている。例えば、実開昭51−
100184号で提案された装置がその一つである。こ
の装置は、音溝を刻設されたデイスクを全舞によ
り駆動するものであつて、再生専用であり録音は
できないものである。
また、音声再生装置としては、特開昭57−
27407号公報に記載されたものが知られている。
この装置は駆動源として全舞を用いたものであつ
て再生専用である。
録音・再生が可能な装置としてはテープレコー
ダがある。
発明が解決しようとする問題点 テープレコーダを玩具に組込むことは可能であ
る。しかし、テープレコーダは大嵩で高価であ
り、これを玩具に組込むと玩具の価格を高くせざ
るを得ないという問題がある。また、テープレコ
ーダはモータ駆動であるために消費電力が大き
く、小さい電池では長持ちしないという問題に加
えて重量が増大するという大きな問題もある。
特開昭57−27407号公報に記載された装置は、
電源電池を使用しないという特徴を有している
が、一つの問題を残している。それは、再生専用
の構成であるために、再生される音色信号は他の
装置を用いて記録されているのであるが、記録装
置と全舞駆動の再生装置の互いの駆動速度を完全
に一致させるのは困難であつて、再生信号にワウ
フラツタが生じるのを避けられず、正確な音声の
再生が望めない、ということである。
問題点を解決するための手段 本発明は、安価且つ小型であつて、録音・再生
が可能で玩具への組込みに最適な録音再生装置に
して、磁気デイスクを係止するデイスク支持軸
と、このデイスク支持軸を回転駆動する全舞駆動
源と、この全舞駆動源の全舞を巻上げる巻上手段
と、上記全舞の解放力を調整して、上記デイスク
支持軸を一定の速度で回転させるための調整手段
と、上記デイスク支持軸に同期して直線状に移動
し、上記磁気デイスクに対して相対的に渦巻状に
摺接する磁気ヘツドと、この磁気ヘツドを保持し
たヘツドブロツクに支持された消去ヘツドと、こ
の消去ヘツドを上記磁気デイスクに摺接させた録
音モードと消去ヘツドを上記磁気デイスクから離
間させた再生モードとを選択的に切換える部材で
あつて、常時再生モード側に付勢され、押圧によ
り録音モードに、押圧の解除により再生モード状
態に位置させられるモード切換部材と、全舞の作
動域を規制する規制手段と、電源をオンオフする
電源スイツチとを具備している。
作 用 全舞を巻上げると磁気デイスクが回転すると共
に磁気ヘツドがスタート位置へ移動する。全舞の
巻上終端位置では電源スイツチはオフされてい
る。全舞の巻上げが終了すると、全舞の解放力に
より磁気デイスクが回転すると共に磁気ヘツドが
直線状に移動する。全舞が僅かに解放された位置
で電源スイツチがオンとなる。磁気デイスクが回
転し、磁気ヘツドが直線状に移動することによ
り、磁気ヘツドは相対的にデイスクに対して渦巻
状に摺接してトラツクをトレースして再生する。
全舞の作動域が終端位置に至ると、デイスクの回
転と磁気ヘツドの移動が停止され、同時に電源ス
イツチがオフになる。磁気デイスクが回転を開始
してから停止するまでの間、換言すると、再生動
作が行なわれている間、全舞の解放力は調整手段
によつて調整されていて、磁気デイスクを一定の
速度で回転させる。この再生モードでは消去ヘツ
ドは磁気デイスクから離間させられている。
録音モードにおいては、モード切換部材を押圧
操作すると消去ヘツドが磁気デイスクに摺接す
る。そして、上記再生モードと同様に全舞を巻上
げたのち、全舞の解放力でデイスクを回転させ且
つ磁気ヘツドを移動させつつマイクを介して音声
を入力すると、これが録音される。録音された音
声を再生するには、全舞を巻き上げた状態で、モ
ード切換部材を押圧して押圧位置から押圧解除状
態に位置させる。再生時の磁気デイスクは録音時
と同じ条件で駆動され、ワウフラツタなしで回転
させられる。
実施例 第1図において、符号1は磁気録音再生装置の
ケースを示している。このケース1には、第6図
に示すように、表蓋2と裏蓋3が取り付けられる
のであるが、これら蓋は省かれている。ケース1
の基板4には、第3図及び第35図に示すよう
に、デイスク支持軸5(第8図参照)のハブ6が
突出する穴7、調整手段のクラツチ軸8(第8図
参照)の一端を半径方向に移動可能に支承する長
孔9、磁気ヘツドブロツク10を嵌入させてい
て、互いに平行な側縁11と第1基準面12を有
する開口部13、磁気ヘツドブロツク10のラツ
ク部14が嵌入する凹部15、ラツク部14のラ
ツク16に噛合うピニオン17が突出する穴18
がそれぞれ形成されている。基板4の裏面には、
第27図及び第36図に示すように、ピニオン1
7が突出する穴18を中心とする部分周壁19,
20によつて、全舞21を収納する全舞収納部2
2が形成されている。全舞収納部22は、全舞巻
込口23を介してケース外へ連通している。凹部
15の一側縁24(第35図参照)は、前記第1
基準面12と平行に形成されている。以下、この
一側縁を第2基準面24と称す。
ケース1には、第2図に示すように、全舞巻上
手段としての巻上紐25を引き通す穴26と、モ
ード切換部材27を出入り自在に案内する穴28
と、該ケースを図示されない玩具に取り付けるた
めの一対の取付片29,29と、プリント基板3
0と図示されない電池,スピーカ等とを接続する
ハーネス31をケース外へ引き出すための切欠3
2及び玩具の形態に応じて巻上紐25の引き出し
位置を選択して引き通す穴33が形成されてい
る。
また、ケース1の底面寄りには、第2図,第6
図,第35図及び第36図に示すように、モード
切換部材27を摺動自在に案内する案内部34
と、該部材の先端を係合させる案内レール部35
がそれぞれ形成されている。
磁気ヘツドブロツク10の構成を第11図乃至
第19図に基いて説明する。磁気ヘツドブロツク
10は、磁気ヘツド36(第3図〜第7図参照)
を嵌合させて支持するヘツド支持穴37と、消去
ヘツド38を摺動自在に嵌合させる案内穴39と
を形成されたブロツク本体40と、この本体から
延び出させて形成されたラツク部14とからなつ
ている。ラツク部14には、本体40の上面に連
続する段部41が形成されている。ラツク部14
には、第2基準面24(第1図,第3図参照)に
当接させられる膨出した第2摺接部42が形成さ
れている。
ブロツク本体40の一端には、弾性腕43と、
基板4の開口部13の側縁11に上方から摺接し
て係合する係合段部44が形成されている。ブロ
ツク本体40の他端には、第1基準面12に摺接
係合する第1摺接部45が形成されている。
磁気ヘツドブロツク10は、第3図及び第10
図に示すように、ブロツク本体40を開口部13
に、またラツク部14を凹部15にそれぞれ位置
させ、係合段部44を側縁11に係合させると共
に第1摺接部45を第1基準面12に係合させて
おいて、弾性腕43を側縁11に弾発的に係合さ
せる。ヘツドブロツク10は弾性腕43の弾力に
よつて、第1,第2摺接部45,42を第1,第
2基準面12,24に押し付けられて、一定の姿
勢に保たれる。次いで、ブロツク保持部材46の
係合端部47をケース1の係止部48に係合させ
たのち、該部材を段部41に嵌入させて、固定ね
じ49を締付けると該ブロツクの浮き上りが防止
される。これにより、ヘツドブロツク10は、ケ
ース1に対して第1,第2基準面12,24に沿
つて移動自在に装着されたことになる。磁気ヘツ
ド36のリード線50は、案内部34の底面に形
成された3本の係止ピン51(第6図,第36図
参照)に挾持されたのち、プリント基板30へ接
続されている。
磁気ヘツドブロツク10には、磁気デイスク5
2を磁気ヘツド36に適宜の圧接力をもつて押圧
するための板バネパツド54が支持されている。
板バネパツド支持構造を第13図乃至第18図に
基いて説明する。ブロツク本体40の一端近傍に
は、支持孔53が形成されている。板バネパツド
54は、長尺状板バネ板からなつていて、自由端
55の磁気ヘツド36に対向する位置にフエルト
等からなるパツド部材56を固着されている。板
バネパツド54は、折曲部57にて自由端に対し
て直角よりやや鋭角に折曲げたのち、V字状に折
り返した係合部58を形成されている。係合部5
8の巾W1は、支持孔53の巾W2と略等しく設定
されている。係合部58の折曲部近傍には、一対
の肩部59,59が形成されている、この肩部5
9,59の部分の巾W3は、支持孔53の巾W2よ
りも大きい。支持孔53の上端開口部の両側に
は、パツド部側の側縁60から板バネパツド54
の厚さd1と略等しい距離d2だけ離れた位置に受
け部61,61がそれぞれ設けられている。この
受け部61,61は、肩部59,59の高さと等
しいかやや大きく形成されている。
支持孔53の奥行きよりも大きく拡開させられ
ている係合部58を支持孔53に挿入すると、第
16図,第17図に示すように、その肩部59,
59が支持孔の両側縁部62,62に係合して、
その挿入を規制する。このとき、係合部の肩部5
9,59に連続する部分は、受け部61と側縁6
0との間に位置していて、肩部59,59の背面
を受け部61,61に当接させている。すなわ
ち、肩部59,59によつてその挿入深さを規制
された係合部58は、受け部61,61が側縁6
0からバネの板厚だけ離れた位置に存在すること
によつて、肩部の背面をこの受け部に当接させら
れる。換言すると、板バネパツド54は、ガタツ
キなく支持孔53に嵌合支持されたことになり、
自由端のパツド部は常に安定した押圧力で磁気デ
イスク52を磁気ヘツド36に押し付ける。
支持孔53に嵌合させられた状態の板バネパツ
ド54を示矢方向(第15図において)へ揺動さ
せようとしても、肩部59の背面が受け部61で
バツクアツプされていることにより、揺動できな
いが、受け部61が存在しないと仮定すると、係
合部58は容易に撓まされてしまう。なお、支持
孔53の内側面に、第16図に鎖線53Aで示す
ように、係合部58の端部が係合する段部を形成
すれば、板バネパツドの抜脱防止に効果的であ
る。
磁気ヘツドブロツクには消去ヘツド38が出入
自在に支持されている。消去ヘツド38は、例え
ばプラスチツクマグネツト或いは電磁石からなつ
ていて、ヘツドブロツク10の案内穴39に遊挿
されている。第6図及び第7図に示すように、消
去ヘツド38の一端は、記録トラツク(図示せ
ず)の巾より僅かに大きい巾を有するヘツド部6
2であつて、他端には、板バネ63の先端の係止
部64が挿通される貫通孔65が形成されてい
る。
板バネ63は、第20図及び第21図に示すよ
うに、長尺状板バネ材を折曲加工して形成されて
いて、先端には直角方向に折り曲げた係止部64
が形成されている。板バネ63は、逆への字状に
折り曲げられた後端部に切欠66を、また中間部
に取付穴67をそれぞれ形成されている。
磁気ヘツドブロツク10の底面には、第6図,
第7図,第12図及び第19図に示すように、板
バネ63の切欠66と取付穴67をそれぞれ遊嵌
する支持部68,69が形成されている。支持部
68,69は、断面屋根型の支点部70,71上
にそれぞれ突出して形成されている。そして、板
バネ63は、第6図,第7図及び第19図に示す
ように、係止部64を消去ヘツド38の貫通孔6
5に挿通し、切欠66と取付穴67を支持部6
8,69にそれぞれ係合させてヘツドブロツクに
取り付けられる。切欠66と取付穴67との間に
位置している板バネ63の折曲部72には、ヘツ
ドブロツクと反対側の面からカム73が臨んでい
る(第6図,第7図参照)。
カム73は、第6図,第7図,第22図乃至第
26図に示すように、モード切換部材27の後端
部の上面に突出して形成されている。カム73
は、ヘツドブロツクの移動方向と平行に且つその
移動領域に沿つて延びている。カム73の一端に
は、部材27と平行に、弾性を有するストツパ7
4が設けられている。モード切換部材27の後端
部にはレール部75,75が形成されている。こ
のレール部75,75間には、バネ座76が形成
されている。また、モード切換部材27の上面に
は、スイツチ接片77,77が固定されている。
一方、ケース1の案内レール部35には、第6
図及び第35図に示すように、上記レール部7
5,75が摺動自在に嵌合する案内溝78,78
と、バネ座79がそれぞれ形成されている。ま
た、ケース1の案内部34の下面には、第2図,
第6図及び第36図に示すように、ストツパ74
が衝合する度当り部80が形成されている。
モード切換部材27は、第2図及び第6図に示
すように、操作端81を穴28からケース外に突
出させ、レール部75,75を案内溝78,78
に嵌合させてケース1に取り付けられる。そし
て、バネ座76,79相互間に伸張性の付勢バネ
82を弾装する。この部材27は、穴28,案内
部34及び案内レール部35に案内されて摺動自
在に支持されたことになる。このとき、スイツチ
接片77は、プリント基板30のモード切換接点
83に接触している。モード切換接点83は、第
2図,第6図,第7図及び第9図に示すように、
コモン接点83A,再生モード接点83B及び録
音モード接点83Cとからなつている。
モード切換部材27は、付勢バネ82の弾力に
よつて、その操作端81をケース外に突出させる
向きの移動習性を与えられていて、この習性はス
トツパ74が度当り部80に衝合(第2図,第6
図参照)することにより阻止されている。このと
き、スイツチ接片77は、コモン接点83Aと再
生モード接点83Bとを接続していて、図示され
ない回路を再生モードに保持している。換言する
と、モード切換部材27は、常に再生モード側へ
付勢されて位置していることになる。
第6図に示すように、モード切換部材27が再
生モードに置かれているとき、そのカム73は、
板バネ63の、支持部68,69間に位置する部
分84に当接して、該板バネを変形させている。
すなわち、板バネ63は、カム73が部分84を
押圧することによつて、支点部70,71に押し
付けられて変形させられ、係止部64に係止され
た消去ヘツド38を案内穴39内へ引き込んでい
る。
なお、消去ヘツドとして電磁石を用いる場合
は、ヘツドを出入りさせる必要は無く、磁気ヘツ
ドブロツクに消去ヘツドを固定し、録音モード時
に通電するようにすればよい。
全舞駆動源と調整手段について説明する。
第8図において、ラツク16に噛合うピニオン
17は、全舞巻上軸85の一端に形成されてい
る。全舞巻上軸85には、全舞21の内端を係止
するための輪状周隙86とスリツト87(第27
図参照)を有する巻付軸部88と、駆動歯車89
が一体成形されている。ピニオン17は、基板4
の穴18から突出させられていて、ラツク16に
噛合つている。全舞巻上軸85の他端には、角軸
部90(第2図参照)が形成されていて、この角
軸部90は、ケース1に固定された中ケース91
の穴92を通つて回転体収納部93(第32図参
照)内へ突出している。中ケース91については
後述する。角軸部90には、回転体94がその角
孔95を嵌合させられている。駆動歯車89に
は、デイスク支持軸5に形成された歯車96(第
4図参照)が噛合つている。デイスク支持軸5に
は、いま1つの歯車97が形成されている。この
支持軸5は、バブ6の基端部を基板4の穴7に嵌
合させ、他端を中ケース91の支持穴98に嵌合
させていて、回転自在に支承されている。歯車9
7には、クラツチ軸8に形成された歯車99が噛
合つている。クラツチ軸8にはいま1つの歯車で
あるウオーム歯車100が形成されている。クラ
ツチ軸8は、基板4と中ケース91に、デイスク
支持軸5を支承する穴7,98を中心としてそれ
ぞれ形成された支持長孔9,100A(第5図,
第38図参照)に支持されていて、これら長孔の
範囲で移動自在である。ウオーム歯車100は、
調速回転体101のウオーム軸102に選択的に
噛合う。調速回転体101は、巴形に形成されて
いて、内端をウオーム軸102に固定されたゴム
等の弾性体で形成されている。この回転体101
は、その外周縁を制動筒体103の内周面に近接
させている。制動筒体103は、第36図に示す
ように、基板4の底面に固定されている。ウオー
ム軸102は、その一端を上記制動筒体103
に、他端を基板の軸受溝104(第36図参照)
に回転自在に支承されている。
全舞巻上軸85に巻き付けられる全舞21は、
第27図及び第28図に示すように、全舞巻込口
23から送り込まれて、全舞巻込みのために回転
させられる巻上軸に巻き取られる。全舞巻込口2
3は、ケース1の側壁に形成された切欠と、この
切欠に係合する中ケース91の閉塞部105によ
つて構成される。全舞21の外端106は、ケー
ス1に形成された係止突起107と、中ケース9
1の上面に形成された係止突起108とによつて
係止される。
回転体94を格納している回転体収納部93に
は、第2図,第29図乃至第31図に示すよう
に、巻上紐導出部109が形成されている。回転
体94は、第8図及び第32図に示すように、そ
の周面に紐巻付用の周溝を有するプーリであつ
て、巻上紐25の一端110を係止されている。
この一端110は回転体94の凹部111内に収
納されている。巻上紐25は、巻上紐導出部10
9及び穴26(第2図参照)を介してケース1外
へ引き出されている。
全舞動作領域規制兼用スイツチの構成を説明す
る。
第29図,第37図乃至第40図において、中
ケース91の、回転体収納部93を形成している
周壁には、ストツパ112を回動自在に支持する
軸部113と、ストツパ112の回動変位域を規
制するための、全舞巻上終期規制段部114及び
全舞解放終期規制段部115が形成されている。
図示の例の場合、いま1つの巻上紐導出部116
が設けられていて、これは第2図に示すように、
穴33に連通している。周壁117の外方には、
阻止部118が突出して形成されている。中ケー
ス91には、プリント基板30の一側を載置する
段部119と、該中ケースをケース1に固定する
ためのねじ通し用の穴120,120がそれぞれ
形成されている。また、中ケース91の上面に
は、第38図に示すように、位置決兼ガイドピン
121が形成されていて、このピンはケース1の
位置決め兼ガイド穴122(第36図参照)に嵌
合させられる。
ストツパ112は、第2図,第29図乃至第3
3図に示すように、ばね板材を加工して形成され
ていて、軸部113に嵌合する穴123と、この
穴を中心とする同心円状の弾性腕124及びスイ
ツチ部125,126と、第2図に示す全舞巻上
終端位置へ回動したとき、回転体94の回転中心
を逃げるように湾曲させられた腕部127と、こ
の腕部の先端に形成された規制部128とからな
つている。弾性腕124は、該ストツパが回動さ
せられたとき、阻止部118に衝合(第30図参
照)可能な位置まで延びている。規制部128
は、長手方向に沿つて断面広角V字状に折り曲げ
られていて、全舞の巻上終端規制段部114(第
2図参照)及び解放終端規制段部115(第31
図参照)に係合可能な位置まで延びている。
回転体94の一端面の周縁部には、上記ストツ
パの規制部128との間の摩擦力を得るための、
連続した波状突起129が形成されている。この
突起129の途切れた部分には、係合部130が
前記突起よりも高く突出して形成されている。ス
トツパ112は、自由状態においては、第33図
に示すように、規制部128及びスイツチ部12
5,126に対して弾力を与えるべく折り曲げら
れている。このように構成されたストツパ112
は、第32図に示すように、軸部113に対して
ねじ131で回転自在に装着される。このとき、
規制部128は、波状突起129に弾発的に摺接
させられる。一方、このとき、スイツチ部12
5,126の先端は、プリント基板30の電源接
点132,133に摺接可能に位置させられる。
電源接点132,133は、ストツパ112の回
転中心である軸部113を中心として、部分円弧
状に形成されていて、図示されない録音再生回路
のための電源に接続されている。
詳細は後述するが、回転体94が回転すると、
ストツパ112は、波状突起129との摩擦力に
より従動して変位させられる。但し、弾性腕12
4が阻止部118に衝合した後は、上記摩擦力で
は変位させられず、係合部130によつて強制的
に押動させられたときに変位するようになつてい
る。
図示の実施例においては、全舞巻上手段とし
て、全舞巻上軸85の角軸部90に嵌合させた回
転体94と巻上紐25を挙げたが、これに代え
て、第8図に示すように、角軸部90に角孔13
3を形成し、該孔に巻上鍵134を係合させてこ
れを回転させて巻上げるようにしてもよい。ま
た、歯車,ラツクとピニオン等の他の巻上手段が
選択されてもよい。
磁気デイスク52は、記録面を磁気ヘツド36
に接触させて、その中央に形成された係合孔13
5を、第1図に示すように、ハブ6に係合させて
装着される。磁気デイスクの装着後に板バネパツ
ド54をヘツドブロツク10に取り付けると、該
デイスクは磁気ヘツド36に所定の圧接力で接触
させられる。
以上のように構成された本発明の磁気録音再生
装置の作用を説明する。この作用は、大別すると
録音モード,再生モード及びこれら各モードに先
立つ全舞の巻上モードの三つに別れるので、以
下、各モード別に説明する。
巻上モード このモードは、駆動源としての全舞を巻き上げ
るものであつて、全舞は解放され、電源スイツチ
はオフされた状態にあり且つ磁気ヘツド36は、
録音・再生終了位置である磁気デイスク52のト
ラツクの最外側に位置している。
このときの磁気ヘツドブロツク10の位置を第
10図に示し、回転体94とストツパ112の位
置を第31図に示している。
第10図において、磁気ヘツドブロツク10
は、弾性腕43の弾力によつて、第1摺接部45
を第1基準面12に、第2摺接部42を第2基準
面24にそれぞれ押圧され、ラツク16の一端寄
りにピニオン17を噛合させている。
第31図において、ストツパ112は、規制部
128を、係合部130によつて全舞解放終期規
制段部115に押しつけられている。このとき、
弾性腕124は、阻止部118に係合して弾性変
形させられており、スイツチ部126は電源接点
132から離れている。すなわち、電源がオフさ
れている。また、この状態においては、回転体9
4には巻上紐25が巻き掛けられている。かかる
状態に至る過程については録音モードの項で説明
する。
第31図において、巻上紐25を示矢方向にケ
ース外へ引くと、これに連れて回転体94が時計
方向へ回転させられる。回転体94の係合部13
0が逃げたことによつて、ストツパ112は、第
30図に示すように、弾性腕124の弾力によつ
て時計方向へ揺動し、規制部128を全舞解放終
期規制段部115から離間させる。こののち、ス
トツパ112は、回転する回転体94の波状突起
129と規制部128との摩擦によつて、更に時
計方向へ揺動させられて、全舞巻上終期規制段部
114に衝合してその揺動を阻止される。そし
て、回転体94が、第31図に示す位置から略
400度回転させられると、第2図に示すように、
係合部130が規制部128に係合する。係合部
130の回動が規制されたことにより、巻上紐2
5は、それ以上引けなくなり、ここに全舞の巻上
げが終了する。このとき、スイツチ部126の先
端126aは電源接点132から離れていて、電
源スイツチをオフにしている。電源スイツチは、
ストツパ112が第31図に示す全舞解放終期位
置から、第2図に示す全舞巻上終期位置へ揺動す
る極く僅かの時間だけオンしたのちオフされる。
巻上紐25の引張力によつて回転させられる回
転体94は、全舞巻上軸85を回転させて、これ
に係止された全舞21(第8図,第32図参照)
を巻き上げる。全舞巻上軸85が回転すると、ピ
ニオン17が回転して、ヘツドブロツク10をス
タート位置へ移動させる。
第5図において、全舞巻上軸85の回転によつ
て、ピニオン17と駆動歯車89が反時計方向へ
回転させられる。ピニオンが回転すると、これに
ラツク16で噛合つている磁気ヘツドブロツク1
0が第5図にて右方へ移動させられ、全舞の巻上
げが終了したときには第4図に示すスタート位置
(この位置は第3図にも示してある)に置かれて
いる。第5図及び第8図において、駆動歯車89
の回転は、歯車96を介してデイスク支持軸5を
回転させる。この軸5の回転によつて、磁気デイ
スク52(第1図参照)は、回転させられる。第
5図においてデイスク支持軸5が時計方向に回転
すると、これの歯車97に噛合つている歯車99
が、該軸の周りに遊星移動させられ、ウオーム歯
車100をウオーム軸102から離間させる。歯
車99,ウオーム歯車の軸であるクラツチ軸8
は、長孔9,100A(第35図,第38図参照)
の範囲で移動する。ウオーム歯車100がウオー
ム軸102から離間するということは、調速回転
体101(第8図参照)による制動作用が働かな
いので、全舞を軽く巻上げることができる。
全舞巻上動作時には、モード切換部材27の操
作は一切行なわない。従つて、消去ヘツド38は
磁気デイスク52から退避した位置(第6図参
照)に保持されている。
録音モード このモードは、全舞を巻き上げておいて、これ
を解放して磁気デイスクを回転させながら、該デ
イスクに音声を記録するモードである。
第2図に示すように、全舞を巻上げて電源スイ
ツチをオフした状態を、巻上紐25を引張ること
により保持しておく。そして、第7図に示すよう
に、モード切換部材27を付勢バネ82(第6図
参照)の弾力に抗して押し込む。これにより、ス
イツチ接片77がコモン接点83Aと録音モード
接点83Cを接続して、図示されない回路を録音
モードに切換える。また、このモード切換接点8
3の切換えによつて、録音モードを表示するラン
プの電源回路をオンしておいて、後述する電源ス
イツチのオンにより該ランプを点灯させるように
してもよい。
モード切換部材27が押し込まれると、そのカ
ム73が、第7図に示すように、板バネ63の折
曲部72に対向する。これにより板バネ63は自
由状態に弾性復帰するので、これの自由端に係止
された消去ヘツド38は、案内穴39内を移動し
て、そのヘツド部62を磁気デイスク52に接触
させる。このときの接触圧は、折曲部72とカム
73との当接部を支点とする板バネ63の自由端
における比較的軟調子の弾力による一定したもの
となる。また、ヘツド部62は、録音時における
磁気デイスク52の回転方向において、磁気ヘツ
ド36がトレースする磁気トラツクの上流位置に
接触することはいうまでもない。
モード切換部材27を押し込んでおいて、巻上
紐25への拘束力を断つと、第2図に示すように
位置していた回転体94は、全舞の解放力によつ
て反時計方向へ回転する。回転体の回動により係
合部130が同方向に移動すると、ストツパ11
2が波状突起129と規制部128との摩擦によ
つて同方向へ揺動させられる。ストツパ112が
揺動すると、そのスイツチ部126の先端126
aが電源接点132に接触して電源スイツチをオ
ンにする。この電源スイツチは、巻上紐25への
拘束力を断つとほとんど間を置かずにオンとな
る。従つて、巻上紐25の拘束力を断つと略同時
に、図示されないマイクに向かつて音声を発して
よい。回転体94の外周には巻上紐25が巻き込
まれる。
回転体94との摩擦によつて揺動するストツパ
112は、40度程度揺動したところで、第30図
に示すように、その弾性腕124の先端124a
が阻止部118の阻止面118aに衝合すると、
この弾性腕124の弾力が、波状突起129と規
制部128との摩擦力に打ち勝つので、この位置
でその揺動を阻止される。回転体94は、波状突
起129で規制部12を摺接しつつ回転を続け
る。第30図に示すように、弾性腕124でその
揺動を阻止されているストツパ112は、スイツ
チ部126を電源接点132に接触させた状態、
すなわち電源スイツチをオンの状態に維持してい
ることになる。
一方、全舞が解放されるとき、全舞巻上軸85
が回転して、ピニオン17を時計方向(第4図に
おいて)へ回転させる。第4図において、ピニオ
ン17が回転すると、これに噛合つたラツク16
を左方へ移動させる。全舞巻上軸85の回転は、
駆動歯車89,歯車96,97を介して歯車99
を示矢方向へ回転させる。歯車97によつて回転
させられる歯車99は、歯車97の周りを遊星移
動させられて、ウオーム軸102に噛合い、これ
を回転させる。全舞巻上軸85の回転は、駆動歯
車89からウオーム歯車100に至る増速歯車列
によつてウオーム軸102に伝達され、調速回転
体101(第8図参照)を高速回転させる。調速
回転体101の回転が所定速度より早くなると、
該回転体が遠心力により拡開して、制動筒体10
3の内周面に摺接して制動を受ける。調速回転体
101と制動筒体103の摺接・離間は、全舞の
解放が規制されるまで継続し、増速歯車列の回転
を一定の速度に調整し維持する。すなわち、デイ
スク支持軸5及び全舞巻上軸85は、一定の速度
で回転させられることになる。
従つて、ピニオン17とハブ6は互いに同期し
て所定の速度で回転するので、ピニオン17で移
動させられる磁気ヘツドブロツク10は、一定の
速度で移動し、ハブ6に係止された磁気デイスク
52も一定の速度で回転する。直線状に移動する
磁気ヘツド36は、回転する磁気デイスク52に
対して相対的に渦巻状に摺接することになる。そ
して、この磁気ヘツド36がトレースする記録ト
ラツクは、その直前位置において、消去ヘツドの
ヘツド部62(第1図参照)によつて記録を消去
されている。磁気ヘツド36は、消去後のトラツ
クに対して磁気記録を行なう。磁気ヘツド36と
消去ヘツド(ヘツド部62)の移動軌跡は、第1
図に線L,lで示すように、磁気デイスク52の
半径方向と略平行である。
録音のために移動する磁気ヘツドブロツク10
は、第3図に示すように、弾性腕43の弾力によ
つて、第1,第2摺接部45,42を第1,第2
基準面12,24にそれぞれ押圧されているの
で、所定の姿勢を保ちながら、すなわち磁気ヘツ
ド36を線L(第1図参照)上において確実に移
動させられる。
磁気ヘツド36には、板バネパツド54によつ
て磁気デイスク52が押圧されている。板バネパ
ツド54は、その基端の係合部58を支持穴53
(第16図参照)に係合させてヘツドブロツクに
支持されているので、磁気ヘツドブロツク10の
移動に伴ない、パツド部材56と磁気デイスク5
2との摩擦によつて、その自由端が磁気ヘツド3
6より遅れる向きに揺動しようとする。しかし、
板バネパツド54の肩部59の背面が受け部61
(第16図参照)に当接しているので、該パツド
54の揺動は完全に阻止される。従つて、パツド
部材56は、磁気ヘツド36に対して終始一定の
位置で対応しており、該ヘツドと磁気デイスク5
2とを常時一定の押圧力で接触させている。
第30図は、ストツパ112が電源スイツチを
オンに維持している状態を示しているのである
が、全舞の解放力が終りに近づくと、回転体94
の係合部130が規制部128に係合する。
第31図において、係合部130が係合したス
トツパ112は、回転体94の回転によつて、弾
性腕124の弾力に抗して該腕を弾性変形させて
押動され、規制部128を全舞解放終期規制段部
115に衝合させられる。規制部128の移動が
阻止されたことにより、回転体94の回転も阻止
される。このとき、全舞21は、末だ余力を有し
ているのであるが、充分な駆動源としての作動域
を取り出すために、余力を残して駆動力を断つよ
うになつている。
回転体94が停止すると、これに連らなる歯車
列が停止する。すなわち、ピニオン17が停止し
て磁気ヘツドブロツク10の移動が終り、ハブ6
が停止して磁気デイスク52の回転が終る。この
とき、磁気ヘツド36は磁気デイスク52のトラ
ツクの最外端に位置している。
一方、回転体94がストツパ112を強制的に
押動したとき、スイツチ部126は、第31図に
示すように、その先端126aを電源接点132
から離していて、電源スイツチをオフしている。
磁気デイスク52の回転の停止、すなわち、録
音モードの終了は、回転体94に巻き取られるこ
とによつてケース1内に引き込まれる巻上紐25
が、それ以上引き込まれなくなつたことにより知
ることができる。或いは、モード選択部材27を
押動していて且つ電源スイツチがオンのとき点灯
する録音モード表示ランプを設け、電源スイツチ
がオフされたとき該ランプを消灯させるようにし
てもよい。何れにしても、全舞の解放力が規制さ
れたのち、モード選択部材27への押動力を解除
すると、録音モードの間第7図に示すように、ヘ
ツド部62を磁気デイスク52に接触させていた
消去ヘツド38は、第6図に示すように、カム7
3で撓まされた板バネ63によつて案内穴39内
へ退避させられる。
再生モード このモードは、磁気デイスクに記録された音声
信号を再生するモードである。
このモードを実行する前に前記巻上モードが実
行される。巻上モードについては既に説明したの
でここでの説明は省略し、巻上モード終了時にお
ける各部材の態様を述べるに止める。
消去ヘツド38は、第6図に示すように、モー
ド切換部材27のカム73により変形させられた
板バネ63によつて案内穴39内へ引き込まれて
いる。スイツチ接片77は、コモン接点83Aと
再生モード接点83Bとを接続していて、図示さ
れない回路を再生モードに保持している。
電源スイツチは、第2図に示すように、ストツ
パ112が回転体94の係合部130で押動され
ていることによつて、スイツチ部126の先端1
26aを電源接点132から離間させてオフされ
ている。
巻上紐25には、全舞の解放力に抗する拘束力
が与えられている。
磁気ヘツド36は、第1図及び第3図に示すよ
うに、磁気デイスク52のトラツク(図示せず)
の内方端に位置させられている。すなわち、この
ときの磁気ヘツド36の位置は、録音モード時の
スタート位置と同じであつて、巻上モード終了時
には自動的に頭出しされていることになる。
そして、巻上紐25への拘束力を解除すると、
第2図に示すように位置していた回転体94は、
全舞の解放力によつて反時計方向へ回転する。こ
の回転体94の回動に連れて、ストツパ112が
第30図に示す電源スイツチオン維持の状態を経
たのち、第31図に示す電源スイツチオフの状態
へ至る作動は、前述した録音モードと同じである
から重複を避けるために、その説明は割愛する。
回転体94は全舞の解放力によつて駆動される
のであるが、この解放力は、第4図に示すよう
に、駆動歯車89、歯車96,97,99、ウオ
ーム歯車100からなる増速歯車列とウオーム軸
102,制動回転体101及び制動筒体103に
よつて調速されて、ピニオン17とハブ6を一定
の速度で回転駆動する。従つて、第1図に示すよ
うに、磁気デイスク52は示矢方向へ回転させら
れ、磁気ヘツド36は線Lに沿つて直線状に移動
させられる。この両者の相対的な移動によつて、
磁気ヘツド36は記録トラツクを渦巻状にトレー
スして、該トラツクに記録されている音声信号を
読み取る。この音声信号は、図示されないスピー
カを介して再生される。この再生モードにおい
て、磁気ヘツドブロツク10が一定の姿勢を保つ
て移動すること、板バネパツド54が安定した位
置で磁気デイスク52を磁気ヘツド36に押圧す
ることは前述した録音モードの場合と同様であ
る。
この再生モードは、第31図に示すように、回
転体の係合部130がストツパ112を強制的に
押動して、その規制部128を全舞解放終期規制
段部115に衝合させて、回転体自体の回転を阻
止されると共に、スイツチ部126の先端126
aが電源接点132から離間して電源スイツチを
オフした時点で終了する。再生モード終了時、巻
上紐25はケース内に引き込まれている。
そして、駆動力は全舞の解放力を機械的に調速
しているので、磁気デイスク自体の回転ムラは出
るが、録音モードと再生モードで駆動条件が略一
定となるので、相対的な速度差が出ず、好適な再
生音が得られる。特に、この場合はウオーム歯車
までの輪列が噛合したままなので相対的速度差が
無い。
録音モードと再生モードが終了したとき、スト
ツパ112は、第31図に示すように、弾性腕1
24を弾性変形させて電源スイツチをオフした状
態に保持される。この弾性腕124のクリープを
防止するために、阻止部118の形状を第34図
に符号118Aで示すように設定してもよい。弾
性腕124Aは、阻止面118Bに衝合してスイ
ツチオンの状態(第30図参照)を維持し、スト
ツパ112が回転体の係合部130で強制的に押
動された状態(第31図参照)では阻止面118
Bを乗り越えて符号124Bで示すように、該面
の背部へ逃げる。この背部においては弾性腕12
4Bは何らの拘束力をも受けない。巻上モードに
おいて、回転体94との摩擦力でストツパ112
が揺動させられると、弾性腕124Bは斜面11
8Cを摺接して阻止部118Aを乗り越える。
発明の効果 以上のように、本発明の磁気録音再生装置によ
れば、全舞を駆動源として録音再生ができる小型
の装置を得ることができる。しかも、再生時の磁
気デイスクの回転は録音時の回転と同じ条件であ
り、再生動作において再生信号にワウフラツタが
生じないから、精度の高い再生音となる。往復回
転する全舞巻上軸の回転力で磁気デイスクと磁気
ヘツドをそれぞれ駆動するので、録音再生のトラ
ツクのずれが生じない。全舞の作動域を規制して
いるので、全舞を巻上げるだけでトラツクの頭出
しができる。駆動源としてモータを使用しないか
ら、省電力,軽量小型に構成でき、更に、合成樹
脂製の部品であつても充分機能するので、コスト
を低くできると共に、録音・再生の切換操作がモ
ード切換部材の押動動作のみで足りるようにその
操作が簡単であるから、玩具に用いるのに好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気録音再生装置の一実施例
を示す平面図、第2図は同上の底面図、第3図は
第1図から磁気デイスクを取り除いた状態を示す
平面図、第4図はヘツドブロツクと全舞駆動源と
調整手段とを示していて、全舞解放状態を示す平
面図、第5図は同上の全舞巻上時の状態を示す平
面図、第6図はモード切換部材が再生モードに置
かれた状態を示す第2図中のA−A線断面図、第
7図は同上の録音モードを示す断面図、第8図は
全舞駆動源と調整手段を示す第4図中のB−B線
断面図、第9図はプリント基板を要部のみ示す平
面図、第10図は録音・再生終了位置に置かれた
ヘツドブロツクを示す平面図、第11図はヘツド
ブロツクの平面図、第12図は同底面図、第13
図は板バネパツド支持構造を装着されたヘツドブ
ロツクの右側面図、第14図は板バネパツドとヘ
ツドブロツクを示す側面図、第15図は同上の平
面図、第16図は第15図中のC−C線断面図
(組込み状態)、第17図は第15図中のD−D線
断面図(組込み状態)、第18図は板バネパツド
支持構造の要部を示す分解斜視図、第19図は消
去ヘツドの出入機構を装着されたヘツドブロツク
の底面図、第20図は長尺状板バネの側面図、第
21図は同上の平面図、第22図はモード切換部
材の平面図、第23図は同上の底面図、第24図
は第23図中のE−E線断面図、第25図は第2
3図の要部左側面図、第26図は第23図を矢印
F方向から見た正面図、第27図は全舞収納部を
示す底面図、第28図は全舞巻込口を示す倒伏正
面図、第29図は全舞動作領域規制兼用スイツチ
を示す分解斜視図、第30図は同上のスイツチオ
ン維持状態を示す底面図、第31図は同上のスイ
ツチオフ状態を示す底面図、第32図は第2図中
のG−G線断面図、第33図は自由状態のストツ
パを示す側面図、第34図は規制手段の変形例を
示す要部正面図、第35図はケースの平面図、第
36図は同上の底面図、第37図は規制手段を形
成された中ケースを示す底面図、第38図は同上
の平面図、第39図は第37図中のH−H線断面
図、第40図は第37図を矢印I方向から見た正
面図である。 5…デイスク支持軸、10…磁気ヘツドブロツ
ク、16…ラツク、17…ピニオン、21…全
舞、25…巻上紐、27…モード切換部材、36
…磁気ヘツド、38…消去ヘツド、52…磁気デ
イスク、54…板バネパツド、63…板バネ、7
7…スイツチ接片、83…モード切換接点、85
…全舞巻上軸、100…ウオーム歯車、101…
調速回転体、102…ウオーム軸、103…制動
筒体、112…ストツパ、114…全舞巻上終端
規制段部、115…全舞解放終期規制段部、11
8…阻止部、124…弾性腕、125,126…
スイツチ部、128…規制部、130…係合部、
131,132…電源接点。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁気デイスクを係止するデイスク支持軸と、
    このデイスク支持軸を回転駆動する全舞駆動源
    と、 この全舞駆動源の全舞を巻上げる巻上手段と、 上記全舞の解放力を調整して、上記デイスク支
    持軸を一定の速度で回転させるための調整手段
    と、 上記デイスク支持軸に同期して直線状に移動
    し、上記磁気デイスクに対して相対的に渦巻状に
    摺接する磁気ヘツドと、 この磁気ヘツドを保持したヘツドブロツクに支
    持された消去ヘツドと、 録音モードと再生モードとを選択的に切換える
    部材であつて、常時再生モード側に付勢され、押
    圧により録音モード、押圧の解除により再生モー
    ド状態に位置させられるモード切換部材と、 上記全舞の作動域を規制する規制手段と、 録音再生回路のための電源をオンオフする電源
    スイツチとを具備する磁気録音再生装置。 2 上記規制手段が、全舞の作動域を規制するス
    トツパを含んでいて、このストツパの一部が上記
    電源スイツチの可動接点を兼ねており、全舞解放
    終端位置で上記電源スイツチを自動的にオフする
    ことを特徴とする特許請求の範囲1項記載の磁気
    録音再生装置。
JP59128958A 1984-06-22 1984-06-22 磁気録音再生装置 Granted JPS619804A (ja)

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