JPH0560619U - パンチプレスの金型 - Google Patents

パンチプレスの金型

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JPH0560619U
JPH0560619U JP172892U JP172892U JPH0560619U JP H0560619 U JPH0560619 U JP H0560619U JP 172892 U JP172892 U JP 172892U JP 172892 U JP172892 U JP 172892U JP H0560619 U JPH0560619 U JP H0560619U
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JP
Japan
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punch
die
inclination angle
punching
guide
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JP172892U
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均 小俣
織也 藤田
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス打抜き音を低減すると共に、パンチお
よびダイの再研磨に要する時間と工数の低減を図る。 【構成】 パンチ7とダイ23とで協働してワークWに
打抜き加工を施すパンチプレス1において、前記パンチ
7の先端を水平面13とし、このパンチ47をガイドす
るパンチガイド9の材料衝突面19にある一定の傾斜角
θを設けると共に、前記ダイ23の上面27にも前記パ
ンチガイド9の材料衝突面19に設けた傾斜角θと平行
してほぼ同一の傾斜角θを設けてなることを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、パンチプレスの金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パンチプレスにおいては、ダイと協働するパンチでワークに打抜き加工 が施されている。ワークに打抜き加工を施した際、打抜き音の低騒音化のために 、シャー角付金型が使用されているのが一般的であり、シャー角は打抜かれた部 分を製品とする場合には、製品の変形を防ぐためにダイ側にシャー角を付けてい る。また、打抜かれた残りの部分を製品とする場合には、パンチ側にシャー角を 付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のパンチプレスにおける金型は、パンチにシャー角を 付けた場合には、刃先に応力集中が生じチッピングとか磨耗が生じ易い。このた め、通常の金型に比べ刃先の再研磨の回数が多くなる。
【0004】 ところが、パンチはパンチガイドの内部に内蔵されて構成されているため、再 研磨時は分解しないと研磨ができず、非常に面倒であり多くの工数と時間を必要 とするという問題があった。
【0005】 この考案の目的は、上記問題点を改善するため、プレス打抜き音を低減すると 共に、パンチおよびダイの再研磨に要する時間と工数の低減を図ったパンチプレ スの金型を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、パンチとダイとで協働してワークに 打抜き加工を施すパンチプレスにおいて、前記パンチの先端を水平面とし、この パンチをガイドするパンチガイドの材料衝突面にある一定の傾斜角を設けると共 に、前記ダイの上面にも前記パンチガイドの材料衝突面に設けた傾斜角と平行し てほぼ同一の傾斜角を設けてパンチプレスの金型を構成した。
【0007】 また、この考案は、前記パンチをガイドするパンチガイドの材料衝突面に平板 状の弾性体を設けると共に、ダイの上面にある一定の傾斜角を設けてパンチプレ スの金型を構成した。
【0008】
【作用】
この考案のパンチプレスの金型を採用することにより、パンチの先端は水平面 とし、このパンチをガイドするパンチガイドの材料衝突面にある一定の傾斜角を 設け、このパンチガイドの材料衝突面の傾斜角に平行してダイ上面にほぼ同一の 傾斜角が設けてある。このため、パンチ加工時にはワークは前記パンチガイドの 材料衝突面とダイ上面間に挟まれて、傾斜角にならって曲がり水平面に対して一 定の傾斜角に傾く。このため、パンチの先端は水平面であるがワークが傾くため 、結果としてパンチにシャー角を付けたのと同じこととなる。而して、打抜き時 の騒音は低減すると共に、再研磨も傾斜面が外部に出ているので楽に行なえる。
【0009】 また、パンチガイドの先端に平板状の弾性体を設けると共に、ダイの上面にあ る一定の傾斜角を設けても、ワークが一定の傾斜角に傾むくので、結果として、 パンチにシャー角を付けたのと同じこととなる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】 図1を参照するに、パンチプレス1(一部図示省略)における回転自在な支持 部材としての上部タレット3と下部タレット5が互いに同期して図示省略のフレ ームに支承されている。
【0012】 上部タレット3にはパンチ7を構成する一部材としての中空円筒状からなるパ ンチガイド9が装着されている。そのパンチガイド9内にはパンチ本体11が装 着されている。パンチ本体11の先端(図1において下端)は水平面13が形成 され、パンチ本体11の上端には頭部15が例えばねじなどで一体的に固定され ている。
【0013】 前記パンチガイド9の上部フランジ9Aと上部タレット3の上部との間に形成 された凹部3Aにはパンチガイド9をワークWから浮かすために上方へ付勢した ソフトスプリング17が介装されている。また、パンチガイド9の下端に設けた 材料衝突面19にはある一定の傾斜角θが形成されている。
【0014】 更に、前記パンチ本体11の頭部15とパンチガイドの上部フランジ9Aとの 間における外周部にはワークWに打抜き加工を施した後、パンチ本体11をワー クWから抜き取るための上方へ付勢したストリップスプリング21が介設されて いる。
【0015】 前記下部タレット5にはパンチ7に対応するダイ23が軸心を一致させて装着 されている。このダイ23の裏逃げ部25は例えば打抜かれたブランク片が引掛 からないように種々な形状を呈している。また、ダイ23の上面27は、上述し たパンチガイド9の材料衝突面19に形成した傾斜角θと平行してほぼ同一の傾 斜角θが設けられている。なお、符号29はストライカを示す。
【0016】 上記構成により、その作用としては図4を併せて参照するに、ダイ23上にワ ークWを載置し、ストライカ29を下降させると、パンチ本体11がストリップ スプリング21の付勢力に抗して下降すると共に、パンチガイド9もソフトスプ リング17の付勢力に抗して下降する。
【0017】 而して、パンチガイド9の材料衝突面19がワークWを押し付け、ダイ23の 上面27に設けた傾斜角θとにより図4の図中に示されているように、ワークW は折曲される。この時、ワークWの表面とパンチ本体11の水平面13には傾斜 角θとほぼ同一の傾斜が形成される。そして、パンチ本体11が更に下降してワ ークWに打抜き加工が施される。
【0018】 ワークWに打抜き加工が施された後、パンチ本体11、パンチガイド9が上昇 し元の位置に戻されると共に、打抜かれた例えばブランク片はダイ23の裏逃げ 部25から落下されることとなる。
【0019】 上述したごとく、パンチガイド9の材料衝突面19とダイ23の上面27にあ る一定の傾斜角θを形成したので、打抜き加工時にワークWを傾斜させ、パンチ 本体11の水平面13にて打抜き加工を施すので、パンチ本体11の先端に傾斜 角θを付けたものと同じになり、打抜き荷重が減少し、打抜き時の衝撃が減少す ると共に、打抜き騒音の低減を図ることができる。
【0020】 また、パンチ刃先にシャー角を付けると寿命が短かくなり再研磨を頻繁に行な う必要があり、パンチ刃先にシャー角が付いているとフラットに比べ研磨しずら いが、本実施例のごとく、パンチガイド9の材料衝突面19とダイ23の上面2 7に傾斜角θを設けているので、いずれも外部に出ているので再研磨が楽にでき 、再研磨に要する時間と工数を大巾に低減することができる。
【0021】 なお、本実施例にて説明したパンチ7の構成は、例えばパンチ金型11/4 吋以 下の場合に適用されている。
【0022】 図2に示されているパンチは、例えばパンチ金型2吋以上に適用されるもので ある。すなわち、パンチ本体11をガイドするパンチガイド31の下部にストリ ッパプレート33が設けられていて、このストリッパプレート33の材料衝突面 19に傾斜角θを形成したもので、その作用および効果は第1の実施例と同一で ある。
【0023】 また、図3に示されているパンチは、ワークWの板厚が薄く曲がり易い材料、 例えば疵や曲がりが残る恐れがあるアルミの薄板等にパンチ加工を施す際に適用 されるものである。すなわち、パンチ本体11をガイドするパンチガイド31の 下部に弾性体35(例えばウレタンゴム等)を設けてパンチ7を構成した。この ため、パンチ加工時には弾性体35はダイ23の上面27に設けた傾斜角θに合 せて変形するので、その作用および効果は第1の実施例と同一となり、ワークW に対して疵や曲がりを残すことがない。
【0024】 なお、この考案は前述した各実施例に限定されることなく、適宜の変更を行な うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
【0025】
【考案の効果】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この考案によれば、実用新 案登録請求の範囲に記載されているとおりの構成であるから、打抜き加工時にワ ークが傾斜されパンチ本体の水平面で打抜き加工を施す。このため、打抜き時の 衝撃が減少し打抜き騒音の低減を図ることができる。
【0026】 また、パンチガイドの材料衝突面並びにダイの上面とに形成した傾斜角が磨耗 し再研磨する場合は、いずれも外部にでているので再研磨が楽にでき、再研磨に 要する時間と工数を大巾に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の主要部を示し、上,下部のタレット
に装着されたパンチとダイの断面図である。
【図2】この考案の第2の実施例を示し、パンチとダイ
の断面図である。
【図3】この考案の第3の実施例を示し、パンチとダイ
の断面図である。
【図4】この考案の作用説明図である。
【符号の説明】
1 パンチプレス 7 パンチ 9 パンチガイド 11 パンチ本体 13 水平面 19 材料衝突面 23 ダイ 27 上面 31 パンチガイド 33 ストリッパプレート 35 弾性体 θ 傾斜角

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチとダイとで協働してワークに打抜
    き加工を施すパンチプレスにおいて、前記パンチの先端
    を水平面とし、このパンチをガイドするパンチガイドの
    材料衝突面にある一定の傾斜角を設けると共に、前記ダ
    イの上面にも前記パンチガイドの材料衝突面に設けた傾
    斜角と平行してほぼ同一の傾斜角を設けてなることを特
    徴とするパンチプレスの金型。
  2. 【請求項2】 パンチとダイとで協働してワークに打抜
    き加工を施すパンチプレスにおいて、前記パンチの先端
    を水平面とし、このパンチをガイドするパンチガイドの
    材料衝突面に平板状の弾性体を設けると共に、前記ダイ
    の上面にある一定の傾斜角を設けてなることを特徴とす
    るパンチプレスの金型。
JP1992001728U 1992-01-22 1992-01-22 パンチプレスの金型 Expired - Lifetime JP2564235Y2 (ja)

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JPH0560619U true JPH0560619U (ja) 1993-08-10
JP2564235Y2 JP2564235Y2 (ja) 1998-03-04

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253225A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Amada Co Ltd パンチプレスにおける曲げ金型及びその曲げ金型を使用する加工方法
JP2011121135A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Daido Kogyo Co Ltd パンチユニット

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844891U (ja) * 1981-09-21 1983-03-25 三菱電機株式会社 複合プリント基板
JPH0222224U (ja) * 1988-07-27 1990-02-14

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