JP7277725B2 - プレス成形せん断加工方法 - Google Patents

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Description

本開示は、プレス成形せん断加工方法に関する。
パンチとダイスとが対向して配置された金型を用いて金属板をプレス成形すると、プレス成形体には応力が発生し、離型後の成形品には弾性回復によりスプリングバックやねじれなどが生じ得る。
そのため、プレス成形体を最終製品として用いる場合は、寸法不良の問題があり、プレス成形体にさらに成形や切断等の加工を行う場合は、プレス成形体が変形しているために、金型内等の所定位置にプレス成形体を精度良く配置することができない、といった問題がある。
近年、自動車の車体構造部材では、素材としての軽量化を図るために、板厚の薄い高張力鋼板や比重の小さいアルミニウム合金板の適用が増加してきている。しかしながら、高張力鋼板やアルミニウム合金板などにおいては上記問題がより顕著になる。
プレス成形体の応力が開放されることによりスプリングバックが起こるので、プレス成形体の応力が小さいほどスプリングバックを抑制することができる。したがって、プレス成形体の応力を低減させることが従来からの課題であり、プレス成形の金型を所定の構成にすることにより、変形や寸法不良が発生しにくいプレス成形方法がいくつか提案されている(特許文献1)。
特開2012-051005号公報
しかしながら、プレス成形体の寸法精度は依然として不十分であり、寸法精度のさらなる向上が望まれている。
本発明者は上記課題に対して鋭意研究を行い、プレス成形とともにせん断加工を行うプレス成形せん断加工方法を見出した。
本開示の要旨は、以下のとおりである。
(1)第1面及びその反対側の第2面を有する被加工材を、
前記被加工材の第2面側に配置され且つ突出した中央部及び周辺部を有する凸形状の第1のダイスと、前記被加工材の第1面側に配置され且つ前記第1のダイスの前記周辺部と対向するように配置された凹形状のパンチとの間、または
前記被加工材の第1面側に配置され且つ突出した中央部及び周辺部を有する凸形状のパンチと、前記被加工材の第2面側に配置され且つ前記パンチの前記周辺部と対向するように配置された凹形状の第1のダイスとの間に、
配置すること、
前記パンチと前記第1のダイスとで前記被加工材をプレス成形して、プレス成形体を得ること、並びに
前記パンチと前記第1のダイスとで前記プレス成形体を押えながら、前記パンチと、前記第1のダイスの周囲に配置された第2のダイスとで、前記プレス成形体をせん断加工して、加工材を得ること
を含む、プレス成形せん断加工方法。
(2)前記せん断加工を、前記プレス成形の完了と同時または完了後に開始する、上記(1)に記載のプレス成形せん断加工方法。
(3)前記被加工材が、590MPa以上の引張強度を有する鋼板である、上記(1)または(2)に記載のプレス成形せん断加工方法。
(4)前記被加工材が、1180MPa以上の引張強度を有する鋼板である、上記(1)または(2)に記載のプレス成形せん断加工方法。
(5)前記加工材が曲線形状を有し、
前記プレス成形体が、前記加工材の曲率半径の中央値rに対して0.8r以下の箇所に前記せん断加工で切り落とされる切り代を有し、
前記せん断加工が、前記切り代を切り落とすことを含む、
上記(1)~(4)のいずれかに記載のプレス成形せん断加工方法。
(6)前記加工材が曲線形状を有し、
前記プレス成形体が、前記加工材の曲率半径の中央値rに対して0.5r以下の箇所に前記せん断加工で切り落とされる切り代を有し、
前記せん断加工が、前記切り代を切り落とすことを含む、
上記(1)~(4)のいずれかに記載のプレス成形せん断加工方法。
(7)前記プレス成形体が、前記切り代を、前記加工材において内周部となる箇所に有する、上記(5)または(6)に記載のプレス成形せん断加工方法。
(8)被加工材にプレス成形及びせん断加工を行うプレス成形せん断加工装置であって、
突出した中央部及び周辺部を有する凸形状の第1のダイス、前記第1のダイスの周囲に配置された第2のダイス、及び前記第1のダイスと対向する位置に配置された凹形状のパンチ、または、
突出した中央部及び周辺部を有する凸形状のパンチ、前記パンチと対向する位置に配置された凹形状の第1のダイス、及び前記第1のダイスの周囲に配置された第2のダイス
を備え、
前記パンチと前記第1のダイスとの少なくとも一方を前記被加工材の板厚方向に駆動させ、前記被加工材をプレス成形してプレス成形体を得るプレス成形機構、並びに
前記パンチと前記第1のダイスとで前記プレス成形体を押さえながら、前記パンチと前記第2のダイスとの少なくとも一方を前記被加工材の板厚方向に駆動させ、前記プレス成形体をせん断加工して、加工材を得る、せん断加工機構、
をさらに備えた、プレス成形せん断加工装置。
(9)前記パンチの移動方向に平行な方向において、前記第2のダイスの前記被加工材に対向する端面の位置が、前記第1のダイスの周辺部の表面の位置よりも前記パンチ側に2mm以内の範囲で突出している、上記(8)に記載のプレス成形せん断加工装置。
(10)前記パンチの移動方向に平行な方向において、前記第2のダイスの前記被加工材に対向する端面の位置が、前記第1のダイスの周辺部の表面の位置と同じか、または第1のダイスの前記周辺部の表面の位置よりもパンチ側とは反対側にある、上記(9)に記載のプレス成形せん断加工装置。
本開示の方法によれば、寸法精度に優れたプレス成形した加工材を得ることができる。
図1は、本開示の方法における配置工程の一例を説明する断面模式図である。 図2は、本開示の方法におけるプレス成形工程の一例を説明する断面模式図である。 図3は、本開示の方法におけるせん断加工工程の一例を説明する断面模式図である。 図4は、プレス成形せん断加工後の加工材取り出し工程の一例を説明する断面模式図である。 図5は、実施例で用いた被加工材のシミュレーションモデルである。 図6は、図5の被加工材に、本開示のプレス成形せん断加工を行って得られた加工材のシミュレーションモデルである。 図7は、図6の加工材の破線部Xに対応する位置における、プレス成形後せん断加工前のプレス成形体の断面模式図である。 図8は、比較例で用いた被加工材のシミュレーションモデルである。 図9は、図8の被加工材に、従来のプレス成形を行って得られたプレス成形体のシミュレーションモデルである。 図10は、図9のプレス成形体11の破線部Xにおける断面模式図である。 図11は、主応力の測定箇所を示す模式図である。 図12は、スプリングバックによる変形量の測定箇所を示す模式図である。 図13は、スプリングバックによる変形量ΔDの測定位置を示す模式図である。 図14は、第1のダイスの周辺部の表面の位置と第2のダイスの端部の位置との関係を表す断面模式図である。 図15は、本開示の方法における配置工程の一例を説明する断面模式図である。 図16は、本開示の方法におけるプレス成形工程の一例を説明する断面模式図である。 図17は、本開示の方法におけるせん断加工工程の一例を説明する断面模式図である。 図18は、本開示のプレス成形せん断加工を行って得られた加工材のシミュレーションモデルである。
本開示の方法においては、パンチ及びダイスを用いて被加工材をプレス成形し、そのままプレス成形で用いたパンチ及びダイスでプレス成形体を押さえながら、前記パンチと前記ダイスの周囲に配置された別のダイスでせん断加工を行い、加工材を得る。
本開示は、第1面及びその反対側の第2面を有する被加工材を、前記被加工材の第2面側に配置され且つ突出した中央部及び周辺部を有する凸形状の第1のダイスと、前記被加工材の第1面側に配置され且つ前記第1のダイスと対向するように配置された凹形状のパンチとの間、または前記被加工材の第1面側に配置され且つ突出した中央部及び周辺部を有する凸形状のパンチと、前記被加工材の第2面側に配置され且つ前記パンチと対向するように配置された凹形状の第1のダイスとの間に、配置すること、前記パンチと前記第1のダイスとで前記被加工材をプレス成形して、プレス成形体を得ること、並びに前記パンチと前記第1のダイスとで前記プレス成形体を押えながら、前記パンチと前記第1のダイスの周囲に配置された第2のダイスとで、前記プレス成形体をせん断加工して、加工材を得ることを含む、プレス成形せん断加工方法を対象とする。
本開示によれば、応力が生じたプレス成形体を押さえながら、比較的応力が大きいプレス成形体の外周部をせん断加工により切断することによりスプリングバックを抑制することができるので、寸法精度に優れたプレス成形体を得ることができる。
以下、本開示の方法について、図面を参照しながら説明する。
本開示の方法は、第1面及びその反対側の第2面を有する被加工材を、(A)被加工材の第2面側に配置され且つ突出した中央部及び周辺部を有する凸形状の第1のダイスと、被加工材の第1面側に配置され且つ第1のダイスと対向するように配置された凹形状のパンチとの間、または(B)被加工材の第1面側に配置され且つ突出した中央部及び周辺部を有する凸形状のパンチと、被加工材の第2面側に配置され且つパンチと対向するように配置された凹形状の第1のダイスとの間に、配置する配置工程を含む。
図1に、上記(A)の場合の配置工程の一例を説明する断面模式図を示す。図1に示すように、第1面101及びその反対側の第2面102を有する被加工材10を、被加工材10の第2面102側に配置され且つ突出した中央部31及び周辺部32を有する凸形状の第1のダイス30と、被加工材10の第1面101側に配置され且つ第1のダイス30と対向するように配置された凹形状のパンチ20との間に、配置する。
凸形状の第1のダイス30と凹形状のパンチ20とは、被加工材10を挟んで対向するように配置される。より具体的には、凸形状の第1のダイス30と凹形状のパンチ20とは、第1のダイス30の突出した中央部31とパンチ20の***部24とが対向し、第1のダイス30の周辺部32とパンチ20の周辺部22とが対向するように配置される。
被加工材10の配置方法は特に限定されず、被加工材10を第1のダイス30の中央部31上に配置してもよく、あるいは、被加工材10を第1のダイス30とパンチ20との間に配置されるように、保持部材で把持してもよい。
好ましくは、ホルダー50がパンチ20の周囲に配置される。ホルダー50は、好ましくはパンチ20の上端部23に、ばね51で接続されている。ホルダー50によって、切断時に生じる被加工材10の振動を抑えることができ、工具の損傷を抑制することができる。
好ましくは、押え部材70がパンチ20の内側に配置される。押え部材70により、成形の開始から終了まで被加工材10を拘束しながら成形を行うことができる。押え部材70は、好ましくは、パンチ20の***部24に、ばね71で接続されている。押え部材70が、パンチ20の***部24にばね71で接続されることにより、より簡便に、成形の開始から終了まで被加工材10を拘束しながら成形を行うことができる。
図15に、上記(B)の場合の配置工程の一例を説明する断面模式図を示す。図15に示すように、第1面101及びその反対側の第2面102を有する被加工材10を、被加工材10の第1面側101に配置され且つ突出した中央部21及び周辺部22を有する凸形状のパンチ20と、被加工材10の第2面102側に配置され且つパンチ20と対向するように配置された凹形状の第1のダイス30との間に、配置する。
凸形状のパンチ20と凹形状の第1のダイス30とは、被加工材10を挟んで対向するように配置される。より具体的には、凸形状のパンチ20と凹形状の第1のダイス30とは、パンチ20の突出した中央部21と第1のダイス30の下中央部36とが対向し、パンチ20の周辺部22と第1のダイス30の周辺部32とが対向するように配置される。
被加工材10の配置方法は特に限定されず、被加工材10を第1のダイス30上に配置してもよく、あるいは、被加工材10を第1のダイス30とパンチ20との間に配置されるように、保持部材で把持してもよい。
好ましくは、ホルダー50がパンチ20の周囲に配置される。ホルダー50は、好ましくはパンチ20の上端部23に、ばね51で接続されている。ホルダー50によって、切断時に生じる被加工材の振動を抑えることができ、工具の損傷を抑制することができる。
好ましくは、押え部材70がダイス30の内側に配置される。押え部材70により、成形の開始から終了まで被加工材10を拘束しながら成形を行うことができる。押え部材70は、好ましくは、第1のダイス30の下中央部36に、ばね71で接続されている。押え部材70が、第1のダイス30の下中央部36にばね71で接続されることにより、より簡便に、成形の開始から終了まで被加工材10を拘束しながら成形を行うことができる。
本開示の方法は、パンチと第1のダイスとで被加工材をプレス成形して、プレス成形体を得るプレス成形工程を含む。
図2に、前記配置工程が上記(A)の場合の、上記プレス成形工程の一例を説明する断面模式図を示す。図2に示すように、パンチ20と第1のダイス30とで被加工材をプレス成形して、プレス成形体11を得る。
パンチ20は、第1のダイス30に向かって被加工材10の板厚方向に、第1のダイス30の周辺部32との間にプレス成形体11の周辺部を挟んで止まる位置まで移動する。第1のダイス30が、パンチ20に向かって加工材10の板厚方向に移動してもよい。パンチ20が、第1のダイス30に向かって被加工材10の板厚方向に移動し、且つ第1のダイス30が、パンチ20に向かって加工材10の板厚方向に移動してもよい。前記止まる位置において、パンチ20の***部24と第1のダイス30の突出した中央部31との間でも、プレス成形体11が挟まれていてもよい。
好ましくは、パンチ20の周囲に配置されたホルダー50と第1のダイス30の周囲に配置された第2のダイス40との間で、プレス成形体11の周辺部を挟んで押さえる。これにより、より安定してプレス成形体11を保持することができる。
好ましくは、パンチ20の内側に配置された押え部材70と第1のダイス30の中央部31との間で、被加工材10の中央部を挟んで押えながらプレス成形を行う。これにより、より安定してプレス成形を行うことができる。好ましくは、押え部材70と第1のダイス30の中央部31との間で、被加工材10の中央部を挟んで押えながらせん断加工も行う。これにより、より安定して寸法精度に優れた加工材を得ることができる。
本開示の方法は、パンチと第1のダイスとでプレス成形体を押さえながら、パンチと第1のダイスの周囲に配置された第2のダイスとで、プレス成形体をせん断加工して、加工材を得るせん断加工工程を含む。
図16に、前記配置工程が上記(B)の場合の、上記プレス成形工程の一例を説明する断面模式図を示す。図16に示すように、パンチ20と第1のダイス30とで被加工材をプレス成形して、プレス成形体11を得る。
パンチ20は、第1のダイス30に向かって被加工材10の板厚方向に、パンチ20の周辺部22と第1のダイス30の周辺部32との間にプレス成形体11の周辺部を挟んで止まる位置まで移動する。第1のダイス30が、パンチ20に向かって加工材10の板厚方向に移動してもよい。パンチ20が、第1のダイス30に向かって被加工材10の板厚方向に移動し、且つ第1のダイス30が、パンチ20に向かって加工材10の板厚方向に移動してもよい。前記止まる位置において、第1のダイス30の下中央部36とパンチ20の突出した中央部21との間でも、プレス成形体11が挟まれていてもよい。
好ましくは、パンチ20の周囲に配置されたホルダー50と第1のダイス30の周囲に配置された第2のダイス40との間で、プレス成形体11の周辺部を挟んで押さえる。これにより、より安定してプレス成形体11を保持することができる。
好ましくは、第1のダイス30の内側に配置された押え部材70(図示せず)とパンチ20の突出した中央部21との間で、被加工材10の中央部を挟んで押えながらプレス成形を行う。これにより、より安定してプレス成形を行うことができる。好ましくは、押え部材70とパンチ20の突出した中央部21との間で、被加工材10の中央部を挟んで押えながらせん断加工も行う。これにより、より安定して寸法精度に優れた加工材を得ることができる。
図3に、前記配置工程が上記(A)の場合の、上記せん断加工工程の一例を説明する断面模式図を示す。図3に示すように、パンチ20と第1のダイス30とでプレス成形体を押さえながら、パンチ20と第1のダイス30の周囲に配置された第2のダイス40とで、プレス成形体をせん断加工して、加工材12を得る。
第1のダイス30は、好ましくは、台座60上にばね33を介して配置されている。第2のダイス40は、好ましくは、台座60上に配置されている。ばね33は伸縮可能であるが、好ましくは、プレス成形の際は実質的に縮まず且つせん断加工の際に縮むばね定数を有する。別法では、好ましくは、プレス成形の際は、パンチ20からの力で第1のダイス30が動かないように第1のダイス30が固定部材で台座60上に固定されており、せん断加工の際に固定部材を取り外し、ばね33が縮む。
プレス成形体に応力は発生しているが、パンチ20と第1のダイス30とからプレス成形体を取り外さずに、パンチ20と第1のダイス30とでプレス成形体を押さえながら、せん断加工を行うことにより、安定した形状にせん断加工することができ、且つせん断加工後の加工材の応力も低減することができる。
せん断加工により加工材12を得る際、プレス成形体の端部13が切り離される。
好ましくは、ホルダー50と第2のダイス40との間で、プレス成形体11の周辺部を挟んで押さえながらせん断加工を行う。これにより、せん断加工面の面性状を向上することができる。
パンチ20と第2のダイス40との、被加工材の板厚方向に垂直方向の間隔(クリアランス)は、好ましくは板厚の5~25%である。クリアランスを前記範囲内にすることにより、端面の不良を抑制することができる。
せん断加工は、プレス成形が実質的に完了するのと同時またはプレス成形が完了した後に開始される。実質的に完了とは、プレス成形が完全に完了する前の時点を含む。プレス成形が実質的に完了していれば、せん断加工の後にプレス成形体中の応力の増加は抑制されるので、スプリングバックが抑制され、寸法精度に優れたプレス成形した加工材を得ることができる。また、騒音を低減しせん断刃の摩耗を抑制することもできる。
せん断加工は、好ましくは、プレス成形が完了したときまたはプレス成形が完了した後に開始される。プレス成形が完了したときと同時またはその後にせん断加工を開始することにより、せん断加工の後にプレス成形体に発生する応力の増加は無いので、スプリングバックはより抑制され、寸法精度がより優れたプレス成形した加工材を得ることができる。また、騒音をより低減しせん断刃の摩耗をより抑制することもできる。
プレス成形体は、好ましくは、ウェブ部、フランジ部、及びアーム部を有するハット型成形体である。
図17に、前記配置工程が上記(B)の場合の、上記せん断加工工程の一例を説明する断面模式図を示す。図17に示すように、パンチ20と第1のダイス30とでプレス成形体を押さえながら、パンチ20と第1のダイス30の周囲に配置された第2のダイス40とで、プレス成形体をせん断加工して、加工材12を得る。せん断加工工程におけるその他の構成は、前記配置工程が上記(A)の場合と同様である。
せん断加工工程で加工材を得た後、加工材を回収する。加工材を回収する際は、パンチと第1のダイスとの少なくとも一方をプレス方向に平行に移動させて、パンチと第1のダイスとを離して、加工材を回収する。
図4に、前記配置工程が上記(A)の場合の、加工材を回収する際の一例を説明する断面模式図を示す。図4に示すように、パンチ20と第1のダイス30との少なくとも一方をプレス方向(せん断加工方向)に平行に移動させて、パンチ20と第1のダイス30とを離して、加工材を回収する。前記配置工程が上記(B)の場合も同様である。
本開示の方法において用いられる被加工材は、好ましくは金属部材である。被加工材は、好ましくは590MPa以上、より好ましくは1180MPa以上の引張強度を有する鋼板である。被加工材の強度が大きくなるほど、プレス成形及びせん断加工における発生応力及び歪みが大きくなる傾向があるが、本開示の方法を適用することにより、発生応力を低減し、寸法精度に優れた加工材を得ることができる。
被加工材は、せん断加工でプレス成形体の端部13が切り離される切り代分だけ幅が広いものを用いる。プレス成形体における切り代の位置は、加工材の端部となる箇所の全体でもよく、一部でもよい。図6に例示するような曲線形状の加工材12を得る場合、プレス成形体における切り代は、加工材12の直線部分12A、12B、並びに曲線部分12Cの内周側12D及び外周側12Eの端部となる箇所の全体に形成してもよく、一部に形成してもよい。
プレス成形体における切り代は、少なくとも、成形下死点におけるプレス成形体において応力が集中する応力集中部位に設けることが好ましい。応力集中部位は、あらかじめ、切り離される成形体の端部がないことを前提としたブランクの成形シミュレーションで求めることができる。
応力集中部位は、曲線形状の加工材における曲率半径が小さい箇所であり得る。図6に示す加工材12は、曲線部分12Cが内周側12D及び外周側12Eを有し、内周側12Dにおいて曲率半径が最も小さい。プレス成形体において、曲線形状の加工材の内周側12Dとなる箇所に切り代を設けて、せん断加工により切り代(プレス成形体の端部13)を切り落とすことで、本開示の方法で得られる加工材のスプリングバックをより効果的に低減することができる。
好ましくは、プレス成形体は、加工材の端部の曲率半径の中央値rに対し、好ましくは0.8r以下の箇所、より好ましくは0.5r以下の箇所に、せん断加工で切り落とされる切り代を有する。曲率半径の中央値rは、加工材の端部の全周における中央値である。
プレス成形体における切り代は、さらに好ましくは、前記好ましい曲率半径を有する箇所であって曲線形状の加工材の内周側となる位置に設ける。図18に例示する本開示のプレス成形せん断加工を行って得られる加工材のシミュレーションモデルを参照しながら説明する。図18に例示する加工材12は、直線部分12A、12B、並びに内周側12D及び外周側12Eを備えた曲線部分12Cを有し、曲線部分12Cの内周側12Dにおいて曲率半径が最も小さい。プレス成形体は、加工材12の内周側12Dとなる箇所に、切り代11Fを有することができる。
切り代の幅は、好ましくは2mm以上、より好ましくは10mm以上である。切り代の幅は、図3及び17に例示する切り離されるプレス成形体の端部13の片側の幅13Aである。切り代の幅を上記範囲内にすることによって、応力低減によるスプリングバック低減効果をより安定して得ることができる。また、切り代の幅を上記範囲内にすることによって、せん断加工の際に刃先に応力が集中することを防止して工具の損傷をより抑制することができる。切り代の幅の上限は特に限定されないが、例えば30mmとしてもよい。
被加工材の厚みは、好ましくは0.5~4.0mmである。被加工材の厚みが前記好ましい範囲にあることにより、せん断加工(トリム)時の刃の損傷を抑えるとともに、良好なせん断端面を得ることができる。
被加工材は、好ましくは、図5に例示するような、少なくとも一部が曲線形状の板状部材である。曲線形状の板状部材をプレス成形する場合、特に発生応力及び歪みが大きくなる傾向があるが、本開示の方法を適用することにより、発生応力を低減し、寸法精度に優れた加工材を得ることができる。
本開示の方法は、加工材に発生する応力分布が複雑になる曲線形状の加工材を得る場合に特に大きな効果を奏するが、当然に、直線形状の加工材を得る場合にも適用され得る。
本開示はまた、被加工材にプレス成形及びせん断加工を行うプレス成形せん断加工装置であって、突出した中央部及び周辺部を有する凸形状の第1のダイス、前記第1のダイスの周囲に配置された第2のダイス、及び前記第1のダイスの前記周辺部と対向する位置に配置された凹形状のパンチ、または突出した中央部及び周辺部を有する凸形状のパンチ、前記パンチと対向する位置に配置された凹形状の第1のダイス、及び前記第1のダイスの周囲に配置された第2のダイスを備え、前記パンチと前記第1のダイスとの少なくとも一方を前記被加工材の板厚方向に駆動させ、前記被加工材をプレス成形してプレス成形体を得るプレス成形機構、並びに前記パンチと前記第1のダイスとで前記プレス成形体を押さえながら、前記パンチと前記第2のダイスとの少なくとも一方を前記被加工材の板厚方向に駆動させ、前記プレス成形体をせん断加工して、加工材を得る、せん断加工機構、をさらに備えた、プレス成形せん断加工装置を対象とする。
本開示のプレス成形せん断加工装置の一例を図1及び図15に示す。上述のプレス成形せん断加工方法の説明は、プレス成形せん断加工装置にも適用される。
プレス成形機構は、パンチと第1のダイスとの少なくとも一方に接続され、パンチと第1のダイスとの少なくとも一方を、被加工材の板厚方向に駆動させ、被加工材をプレス成形することができる。
せん断加工機構は、パンチと第2のダイスとの少なくとも一方に接続され、パンチと第2のダイスとの少なくとも一方を被加工材の板厚方向に駆動させ、プレス成形体をせん断加工することができる。せん断加工する際に、パンチと第1のダイスとでプレス成形体を押さえるが、プレス成形機構がパンチと第1のダイスに接続され、パンチと第1のダイスの駆動を制御してもよく、せん断加工機構がパンチと第1のダイスとに接続され、パンチと第1のダイスの駆動を制御してもよい。
パンチの移動方向に平行方向(被加工材の板厚方向に平行方向)において、第2のダイスの被加工材に対向する端面の位置が、第1のダイスの周辺部の表面の位置よりもパンチ側に好ましくは2mm以内、より好ましくは1mm以内の範囲で突出していてもよい。
図14に、前記配置工程が上記(A)の場合の、パンチの移動方向に平行方向において、第2のダイス40の被加工材10に対向する端面の台座60からの距離H2と、第1のダイス30の周辺部32の表面の台座60からの距離H1との関係を示す。好ましくはH2≦H1+2mmであり、より好ましくはH2≦H1+1mmである。第2のダイスの被加工材に対向する端面と第1のダイスの周辺部の表面との相対位置を上記範囲にすることにより、プレス成形が実質的に終了するのと同時にせん断加工が開始されるので、せん断加工により得られる加工材に発生する応力をより低減することができる。前記配置工程が上記(B)の場合においても同様である。
さらに好ましくは、パンチの移動方向に平行方向(被加工材の板厚方向に平行方向)において、第2のダイスの被加工材に対向する端面の位置は、第1のダイスの周辺部の表面の位置と同じか、または第1のダイスの前記周辺部の表面の位置よりもパンチ側とは反対側にある。すなわち、さらに好ましくはH2≦H1である。第2のダイスの被加工材に対向する端面と第1のダイスの周辺部の表面との相対位置を上記範囲にすることにより、プレス成形が終了するのと同時またはその後にせん断加工が開始されるので、せん断加工により得られる加工材に発生する応力をさらに低減することができる。前記配置工程が上記(B)の場合においても同様である。
第1のダイス、第2のダイス、パンチの材料及び形状は、従来のプレス成形や、従来せん断加工で用いられているものと同じであることができる。ホルダーや押え部材の材料及び形状も、従来のプレス成形や、従来せん断加工で用いられているものと同じであることができる。
(発生応力及びスプリングバックによる変形評価)
シミュレーションにより、プレス成形せん断加工後の加工材の応力及び変形評価を行った。シミュレーション条件は、以下の通りである:
工具は剛体;
被加工材は、弾塑性体、1470MPa級鋼板、ヤング率200GPa、ポアソン比0.3、板厚1.6mm;
ソルバーはAbaqus;
成形解析は動的陽解法(FEM);
スプリングバック解析は静的陰解法(FEM)。
(実施例1)
図5に示す曲線形状を有し幅が300mmの板状の被加工材10を、シミュレーションモデルとして用意した。この被加工材10は、それぞれの長さが300mmの直線部分10A、10Bと曲率半径の中央値が860mmの曲線部分10Cとが一体で構成されていた。
図5の被加工材10に対して、図1~4に示す本開示のプレス成形せん断加工を行い、図4に示す加工材の取り出しを行って、図6に示すハット型に成形された加工材12を得た。図6は、図5の被加工材に、本開示のプレス成形せん断加工を行って得られた加工材のシミュレーションモデルである。用いたプレス成形せん断加工装置は、図5に示す被加工材10の直線部分10A、10Bと曲線部分10Cとに対応する形状のパンチ、ダイス、ホルダー、押え部材等を有していた。
図6に示すハット型に成形された加工材12は、それぞれの長さが300mmの直線部分12A、12Bと、曲率半径の中央値が860mmの内周側12Dを有する曲線部分12Cとが一体で構成されていた。
図7は、図6の加工材12の破線部Xに対応する位置における、プレス成形後せん断加工前のプレス成形体11の断面模式図である。被加工材は板状であり厚みを有するのでプレス成形体も厚みを有するが、模式的に線状で表している。プレス成形体11は、断面において、幅が65mmのウェブ部、高さが60mmのフランジ部、及び幅が75mmのアーム部を有するハット型構造を有し、フランジ部とアーム部との間は曲率半径が10mmの曲線形状を有していた。
本開示のせん断加工工程では、図7に示すように、プレス成形体11の2つのアーム部の全体において端部から幅20mmの位置をせん断加工(トリム)して、図6に示すハット型に成形された加工材12を得た。
(比較例1)
図8に示す曲線形状を有し幅が280mmの板状の被加工材10を、シミュレーションモデルとして用意した。この被加工材10は、それぞれの長さが300mmの直線部分10A、10Bと曲率半径の中央値が860mmの曲線部分10Cとが一体で構成されていた。
被加工材10に対して、従来技術におけるプレス成形を行い、図9に示すハット型に成形されたプレス成形体11を得た。図9は、図8の被加工材に、従来のプレス成形を行って得られたプレス成形体のシミュレーションモデルである。
図9に示すハット型に成形されたプレス成形体11は、それぞれの長さが300mmの直線部分11A、11Bと、曲率半径の中央値が860mmの内周側11Dを有する曲線部分11Cとが一体で構成されていた。
図10は、図9のプレス成形体11の破線部Xにおける断面模式図である。被加工材は板状であり厚みを有するが模式的に線状で表している。プレス成形体11は、断面において、幅が65mmのウェブ部、高さが60mmのフランジ部、及び幅が55mmのアーム部を有するハット型構造を有し、フランジ部とアーム部との間は曲率半径が10mmの曲線形状を有していた。
(発生応力のシミュレーション結果)
実施例1におけるせん断加工後に金型から取り外す前の、パンチと第1のダイスで押さえた状態の加工材(図3の状態)の主応力、及び比較例1におけるプレス成形後に金型から取り外す前の、パンチとダイスで押さえた状態のプレス成形体の主応力を、上記シミュレーション条件で計算した。図11に示すように、主応力の測定箇所は、曲線部分の内周側12Dである。主応力の計算結果を表1に示す。
Figure 0007277725000001
(スプリングバックによる変形量のシミュレーション結果)
実施例1におけるせん断加工後に金型から取り外した後の加工材のスプリングバックによる変形量、及び比較例1におけるプレス成形後に金型から取り外した後のプレス成形体のスプリングバックによる変形量を、上記シミュレーション条件で計算した。
図12に示すように、スプリングバックによる変形量の測定箇所は、直線部分の端部であり、図13に示すように、狙い形状の端部位置に対する加工材(実施例1)及びプレス成形体(比較例1)の端部位置の変位量ΔDを、スプリングバックによる変形量とした。スプリングバックによる変形量の計算結果を表2に示す。狙い形状は、金型から取り外す前の加工材(実施例1)及びプレス成形体(比較例1)の形状と実質的に同じである。
比較例1のように、プレス成形後にプレス成形体を金型から取り出し、別の金型でせん断加工を行うと、スプリングバックによる変形量が大きいため、せん断加工により良好な寸法精度の加工材を得ることはできないが、実施例1では、スプリングバックによる変形量が少なく、良好な寸法精度の加工材を得ることができる。
Figure 0007277725000002
(刃の摩耗、騒音評価)
(実施例2)
実施例1の条件で実際に、被加工材についてプレス成形せん断加工を行った。
(比較例2)
実施例1の条件で実際に、被加工材についてプレス成形を行った。次いで、プレス成形体をパンチ及び第1のダイスから取り外し、別のせん断加工装置を用いて、プレス成形体の実施例1と同様の箇所(アーム部の端部から20mmの位置)にせん断加工を行った。別のせん断加工装置のせん断刃(パンチ)とダイスは、本開示のプレス成形せん断加工装置のパンチ及びダイスと同じ形状を有し、同じ材料(SKD11)で構成されていた。
(刃の摩耗評価結果)
実施例2におけるパンチの損傷状態と、比較例2におけるせん断刃の損傷状態とを比較した。表3に、パンチ(実施例2)及びせん断刃(比較例2)が欠損したときのショット数を示す。ショット数とは、せん断加工の回数である。比較例2は1ショットでせん断刃が欠損したのに対し、実施例2では500ショット後もパンチに欠損がなかった。
Figure 0007277725000003
(騒音評価結果)
実施例2及び比較例2におけるせん断加工時の騒音を比較した。表4にA特定音圧レベルの評価値を示し、表5に騒音評価結果を示す。実施例2は比較例2に比べて騒音が低減されていた。
Figure 0007277725000004
Figure 0007277725000005
10 被加工材
10A、10B 被加工材の直線部分
10C 被加工材の曲線部分
11 プレス成形体
11A、11B プレス成形体の直線部分
11C プレス成形体の曲線部分
11D プレス成形体の内周側
11E プレス成形体の外周側
11F 切り代
12 加工材
12A、12B 加工材の直線部分
12C 加工材の曲線部分
12D 加工材の内周側
12E 加工材の外周側
13 プレス成形体の端部
13A 切り離されるプレス成形体の端部の片側の幅
20 パンチ
21 パンチの突出した中央部
22 パンチの周辺部
23 パンチの上端部
24 パンチの***部
30 第1のダイス
31 第1のダイスの突出した中央部
32 第1のダイスの周辺部
33 ばね
36 第1のダイスの下中央部
40 第2のダイス
50 ホルダー
51 ばね
60 台座
70 押え部材
71 ばね

Claims (6)

  1. 第1面及びその反対側の第2面を有する被加工材を、
    前記被加工材の第2面側に配置され且つ突出した中央部及び周辺部を有する凸形状の第1のダイスと、前記被加工材の第1面側に配置され且つ前記第1のダイスの前記周辺部と対向するように配置された凹形状のパンチとの間、または
    前記被加工材の第1面側に配置され且つ突出した中央部及び周辺部を有する凸形状のパンチと、前記被加工材の第2面側に配置され且つ前記パンチの前記周辺部と対向するように配置された凹形状の第1のダイスとの間に、
    配置すること、
    前記パンチと前記第1のダイスとで前記被加工材をプレス成形して、プレス成形体を得ること、並びに
    前記パンチと前記第1のダイスとで前記プレス成形体を押えながら、前記パンチと、前記第1のダイスの周囲に配置された第2のダイスとで、前記プレス成形体をせん断加工して、加工材を得ること
    を含み、
    前記加工材が、曲線形状を有し、
    前記プレス成形体が、曲線形状の前記加工材の内周側となる箇所にのみ切り代を有し、
    前記せん断加工が、前記切り代のみを切り落とす、
    プレス成形せん断加工方法。
  2. 前記せん断加工を、前記プレス成形の完了と同時または完了後に開始する、請求項1に記載のプレス成形せん断加工方法。
  3. 前記被加工材が、590MPa以上の引張強度を有する鋼板である、請求項1または2に記載のプレス成形せん断加工方法。
  4. 前記被加工材が、1180MPa以上の引張強度を有する鋼板である、請求項1または2に記載のプレス成形せん断加工方法。
  5. 前記加工材が曲線形状を有し、
    前記プレス成形体が、前記加工材の曲率半径の中央値rに対して0.8r以下の箇所に前記せん断加工で切り落とされる切り代を有し、
    前記せん断加工が、前記切り代を切り落とすことを含む、
    請求項1~4のいずれか一項に記載のプレス成形せん断加工方法。
  6. 前記加工材が曲線形状を有し、
    前記プレス成形体が、前記加工材の曲率半径の中央値rに対して0.5r以下の箇所に前記せん断加工で切り落とされる切り代を有し、
    前記せん断加工が、前記切り代を切り落とすことを含む、
    請求項1~4のいずれか一項に記載のプレス成形せん断加工方法。
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