JPH0557321A - 蛇行制御方法 - Google Patents

蛇行制御方法

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JPH0557321A
JPH0557321A JP3244163A JP24416391A JPH0557321A JP H0557321 A JPH0557321 A JP H0557321A JP 3244163 A JP3244163 A JP 3244163A JP 24416391 A JP24416391 A JP 24416391A JP H0557321 A JPH0557321 A JP H0557321A
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tension
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JP3244163A
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Hiroshi Taoka
洋 田岡
Tsuneyuki Moritaka
常之 森高
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、連続熱間圧延における圧延材尾端
部の蛇行制御において、制御を開始するタイミングを正
確に決定することにより、蛇行抑制能力を高め、制御の
異常動作を回避する蛇行制御方法を提供する。 【構成】 蛇行制御圧延機の上流圧延機における圧延荷
重の減少量があらかじめ設定した値以上となった時点、
もしくは上流ルーパー張力の減少量があらかじめ設定し
た値以上となった時点から制御を開始する蛇行制御方法
である。 【効果】 簡潔かつ安価なシステムを用いて、蛇行抑制
能力を高め、制御の異常動作を回避できる効果を奏し得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延における圧延
材尾端部の蛇行制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】蛇行とは、圧延作業中に圧延材がロール
中心から作業側あるいは駆動側へ移動してしまう現象で
ある。
【0003】蛇行の程度が大きくなると、圧延材の側面
がサイドガイドに強く接触し、圧延材の破断,座屈等を
引き起こすことがある。特に圧延材の尾端部が圧延機か
ら尻抜けして張力が喪失した状態において蛇行しやす
く、尾端部での大きな蛇行はいわゆる尻絞りを発生させ
る。
【0004】そこで従来このような蛇行を抑制する手段
のひとつとして、左右の圧延荷重の差から蛇行を検出
し、圧延荷重が増えた側のロールギャップを狭めるよう
にレベリング調整することにより、蛇行を抑制しようと
する差荷重方式蛇行制御が実施されている。
【0005】圧延材尾端部の蛇行現象は非常に不安定な
系であり、一度蛇行が始まるとこれを完全に修正するの
は困難である。このため制御開始が遅れるとその間に蛇
行が大きく進み、最終的に蛇行を抑えきれなくなり尻絞
りを起こすことがある。
【0006】このように蛇行制御では、制御を開始する
タイミングの遅れは蛇行制御の蛇行抑制能力に大きく影
響する。また逆に制御開始のタイミングが早すぎる場合
には、圧延材が上流圧延機に噛み込んでいる状態で、圧
延荷重信号のノイズ等の影響により余計な制御動作を行
なってしまうことがある。
【0007】圧延材に後方張力がかかり、上流圧延機で
拘束されている状態においては、この拘束力により圧延
材の蛇行が抑えられているが、この間に行なわれる余計
なレベリング動作は、圧延材後方への拘束がなくなった
際の圧延材尾端部の蛇行発生要因になってしまう。
【0008】このため制御を開始するタイミングは、圧
延材尾端部の張力が喪失して蛇行し始めるタイミングと
一致していることが望ましく、圧延材尾端部の蛇行制御
において高い蛇行抑制能力を得るには、蛇行制御開始の
タイミングを圧延材尾端部での蛇行が発生し易い状態へ
と変化するタイミングに近づけておく必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧延材尾端部の
蛇行制御における制御開始タイミングは、上流圧延機ロ
ードリレーによる尻抜け信号を用いていた。しかしロー
ドリレーがOFFとなるタイミングは、圧延材が圧延機
から完全に尻抜けした後であり、このタイミングは蛇行
現象が始まるタイミングと比較すると遅くなっており、
制御開始以前に蛇行が進んでしまい充分な蛇行抑制効果
を得ることができない状況であった。
【0010】本発明は上述の実情に鑑み、圧延材の蛇行
制御を開始するタイミングを正確に決定し得る蛇行制御
方法を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続熱間圧延
機における圧延材尾端部の蛇行制御において、当該蛇行
制御圧延機の上流圧延機における圧延荷重の減少量があ
らかじめ設定した値以上となった時点、もしくは上流ル
ーパー張力の減少量があらかじめ設定した値以上となっ
た時点から制御を開始することを特徴とする蛇行制御方
法である。
【0012】
【作用】圧延材尾端部での蛇行を考えた場合、上流圧延
機での拘束が存在する間は後方張力により蛇行が抑えら
れており、この拘束が無くなった時点で蛇行が始まる。
【0013】上流圧延機の拘束が消失するタイミング
は、上流圧延機での圧延荷重が減少するタイミング,あ
るいは上流ルーパーでの張力が減少するタイミングから
検出することができる。よって、これらの信号から制御
開始タイミングを決定することにより、蛇行が始まる時
点から蛇行制御を開始することが可能となり、蛇行抑制
能力を向上させることができる。
【0014】上流圧延機での圧延荷重によって、制御開
始タイミングを決定する方法について、図2を参照しつ
つ説明する。
【0015】上流圧延機の圧延荷重を、任意のタイミン
グでロックオン(a)する。これは、圧延材が安定して
通板されている状態での圧延荷重を記憶するということ
である。
【0016】上流圧延機の圧延荷重がロックオン値から
あらかじめ設定した値(b)だけ減少した時点で、制御
圧延機の蛇行制御を開始する。図2に示すように、圧延
荷重の減少で決定した制御開始タイミングは、従来のロ
ードリレーのタイミング(e)と比較して、蛇行が始ま
るタイミングに近く(c),(d)、その分圧延材の蛇
行をより小さくできる(h),(i)。
【0017】しかして本発明においては、圧延荷重減少
判定のための設定値(b)をあらかじめ設定することに
より、蛇行制御開始タイミングを最適なものにすること
ができる。
【0018】上流ルーパーでの張力検出による方法にお
いても、圧延荷重による方法と同様の手法である。上流
ルーパーでの張力検出によって制御開始タイミングを決
定する方法について、図3を参照しつつ説明する。
【0019】上流ルーパーの張力を任意のタイミングで
ロックオン(j)する。上流ルーパーのルーパー張力が
ロックオン値からあらかじめ設定した値(k)だけ減少
した時点で、制御圧延機の蛇行制御を開始する。
【0020】図3に示すように、上流ルーパーでの張力
の減少で決定した制御開始タイミングは、ロードリレー
のタイミング(n)と比較して、蛇行が始まるタイミン
グに近く(l),(m)、その分圧延材の蛇行をより小
さくできる(q),(r)。
【0021】しかして本発明においては、ルーパー張力
減少判定のための設定値(k)をあらかじめ設定するこ
とにより、蛇行制御開始タイミングを最適なものにする
ことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0023】図1は、本発明の制御方法を実施する制御
系の一実施例であり、図中1は蛇行制御圧延機,2は上
流圧延機,3は上流ルーパー,4a,4bは蛇行制御圧
延機1の圧延荷重を検出するための圧延荷重検出器,5
a,5bは上流圧延機2の圧延荷重を検出するための圧
延荷重検出器,6a,6bは上流ルーパー3においてル
ーパー荷重を検出するための荷重検出器である。
【0024】蛇行制御システムは、圧延荷重検出器4
a,4bにより検出された作業側および駆動側の圧延荷
重P1W,P1Dから、圧延荷重演算器7によって圧延荷重
差率ΔP1 /P1t=(P1W−P1D)/(P1W+P1D)が
計算され、この圧延荷重差率ΔP1 /P1tに基づいて、
所定の制御ゲインに設定された蛇行調節器8において制
御出力量が演算され、この制御出力量に基づいて左右の
圧下シリンダ9a,9bに圧下指令が送られ、ワークロ
ール間のギャップを制御することにより、蛇行を抑制す
るように構成されている。
【0025】ここで上流圧延機の圧延荷重により、制御
開始タイミングを決定する方法では、上流圧延機2の圧
延荷重検出器5a,5bにより検出される作業側、駆動
側の圧延荷重P2W,P2Dをもとにして、圧延荷重P2t
2W+P2Dが上流圧延機の圧延荷重演算器10により求
められ、論理判断回路11において、ロックオンした上
流圧延機圧延荷重P2to と現時点での上流圧延機圧延荷
重P2tから、圧延荷重減少量(P2to −P2t)≧設定値
となった時点で、制御開始タイミングスイッチ13を切
り替え、蛇行制御圧延機1の蛇行制御を開始する。
【0026】上流ルーパー張力により、制御開始タイミ
ングを決定する方法でも、同様であり、上流ルーパー3
に設置されたルーパー荷重検出器6a,6bにより検出
される作業側、駆動側のルーパー荷重P3W,P3Dをもと
にして、ルーパー張力演算器12においてルーパー張力
Tが求められ、論理判断回路11において、ロックオン
した上流ルーパー張力T0 と現時点での上流ルーパー張
力Tから、ルーパー張力減少量(T0 −T)≧設定値と
なった時点で、制御開始タイミングスイッチ13を切り
替え、蛇行制御圧延機1の蛇行制御を開始する。
【0027】上流圧延機の圧延荷重による開始タイミン
グ決定と、上流ルーパー張力による開始タイミング決定
のどちらを使用するかは、モード切り替えスイッチ14
により選択することができる。
【0028】本例の場合、圧延荷重とルーパー張力両方
の制御回路を組み込み選択して使用する例を示したが、
いずれか一方のみを組み込み制御することも可能である
ことは自明のことである。
【0029】
【発明の効果】本発明の蛇行制御方法によれば、簡潔か
つ安価なシステムを用いて、圧延材尾端部の蛇行制御を
開始するタイミングを正確に決定することができ、圧延
材の蛇行制御において、蛇行抑制能力を高めることがで
きるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御方法を実施する制御系の一実施例
を示すブロック説明図である。
【図2】上流ルーパー張力による蛇行制御開始タイミン
グ決定を説明する図面である。
【図3】上流圧延機の圧延荷重による蛇行制御開始タイ
ミング決定を説明する図面である。
【符号の説明】
1 蛇行制御圧延機 2 上流圧延機 3 上流ルーパー 4a,4b 蛇行制御圧延機の圧延荷重検出器 5a,5b 上流圧延機の圧延荷重検出器 6a,6b 上流ルーパーの荷重検出器 7 圧延荷重演算器 8 蛇行調節器 9a,9b 圧下シリンダ 10 上流圧延機の圧延荷重演算器 11 論理判断回路 12 ルーパー張力演算器 13 制御開始タイミングスイッチ 14 モード切り替え

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続熱間圧延機における圧延材尾端部の
    蛇行制御において、当該蛇行制御圧延機の上流圧延機に
    おける圧延荷重の減少量があらかじめ設定した値以上と
    なった時点、もしくは上流ルーパー張力の減少量があら
    かじめ設定した値以上となった時点から制御を開始する
    ことを特徴とする蛇行制御方法。
JP3244163A 1991-08-30 1991-08-30 蛇行制御方法 Expired - Lifetime JPH084826B2 (ja)

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JPH0557321A true JPH0557321A (ja) 1993-03-09
JPH084826B2 JPH084826B2 (ja) 1996-01-24

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0967025A1 (en) * 1997-12-12 1999-12-29 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. A rolling apparatus and a rolling method
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WO2016020310A1 (de) * 2014-08-05 2016-02-11 Primetals Technologies Germany Gmbh Differenzzugregelung mit optimierter reglerauslegung

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JPH084826B2 (ja) 1996-01-24

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Effective date: 19960716