JPH055603Y2 - - Google Patents

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JPH055603Y2
JPH055603Y2 JP8294088U JP8294088U JPH055603Y2 JP H055603 Y2 JPH055603 Y2 JP H055603Y2 JP 8294088 U JP8294088 U JP 8294088U JP 8294088 U JP8294088 U JP 8294088U JP H055603 Y2 JPH055603 Y2 JP H055603Y2
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は車両後部に取り付けられるリヤコン
ビネーシヨンランプのような車両用灯具に関す
る。
《従来の技術》 近年のリヤコンビネーシヨンは、視認性を高め
るために大形化され、また広い範囲から見えるよ
うに、車両後部コーナー部に回り込んだ形状を採
用する傾向にある。また別の傾向として、トラン
クルームの容積拡大を図り、またトランクルーム
内への突出部をなくすために、出来るだけ薄形化
して、車体パネルに形成された灯具取付凹部内に
外側から収容する構造が採られている。
第6図には、このようなリヤコンビネーシヨン
ランプの一例が示されている。リヤコンビネーシ
ヨンランプ1は、ハウジング2の前面開口にテー
ルストツプランプ用レンズ3、ターンシグナルラ
ンプ用レンズ4およびバツクアツプランプ用レン
ズ5を備え、その外側側部に、車体パネル6の後
部コーナー部7に沿う回り込み部8を有する。こ
の回り込み部8におけるハウジング2の裏面に
は、内側に向けてピン9が突設され、また、ハウ
ジング2の下部裏面には、ピン10がその軸方向
を横にして後方に向けて突設されている。ハウジ
ング2の上部裏面には、第7図に示すようにフラ
ンジ部11が横方向に沿つて一体に突設され、そ
こにボルト挿通穴12が形成されている。
第6図において、車体パネル6には、リヤコン
ビネーシヨンランプ1の外形形状に沿う灯具取付
用の凹部13が形成されており、そこにピン9を
係止するためのフアスナー14、ピン10を係止
するためのフアスナー15およびハウジング上部
フランジ部をねじ止めするためのブラケツト16
が取り付けられている。
このリヤコンビネーシヨン1は、まず回り込み
部8を車体パネル6に近づけ、その反対側を車体
パネル6から遠ざけた斜めの状態で回り込み部8
のピン9をフアスナー14に挿入し、その後、そ
の反対側を車体パネル6に近づけて下部のピン1
0をフアスナー15に挿入して係止させる。次い
で、ハウジング2上部のリム17に形成されたボ
ルト挿通穴18からボルト19を第7図に示すよ
うにハウジング上部フランジ部11のボルト挿通
穴12に挿入し、その下方の車体パネル6に取り
付けられたブラケツト16にねじ止めされる。こ
のような取付状態では、回り込み部8は、常に車
体パネル6の後部コーナー部7の取付凹部13内
に隠れるが、リム17はトランクリツド20を開
けたときには露出する。
《考案が解決しようとする課題》 リム17は、ハウジング2の前面開口縁部をそ
の内側側部を除いて覆うようにハウジング2に固
定されている。したがつて、ハウジング2の上部
フランジ部11を車体パネル6のブラケツト16
にねじ止めする際は、リム17にボルト19を挿
入するための挿通穴18をどうしても形成してお
かなければならない。ボルト挿通穴18の代り
に、その部分を切り欠くこともある。このボルト
挿通穴18は、大きい程、ボルト19を挿通し締
結することが容易になるが、大きいとそれだけ見
栄えが悪くなる問題点がある。
そこでこの考案の目的は、灯具上部のボルトの
取り付けが容易でしかも見栄えのよい車両用灯具
を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 この考案による車両用灯具は、車両後部コーナ
ー部に沿う回り込み部を有して、前記回り込み部
に内方に向けて突設された被係止部材と、下部に
後方に向けて突設された被係止部材とを備え、こ
れら被係止部材を車体パネルに設けられた各係止
部材に係止させるとともに、上部に設けられたフ
ランジ部を車体パネルに設けられた取付ブラケツ
トにねじ止めした後に、その上を隠すように化粧
部材が取り付けられる。
灯具上部のフランジ部には複数の矩形の係止穴
が形成され、これら係止穴に係止可能な係止爪が
化粧部材の裏面に突設されている。
化粧部材は、その係止爪をフランジ部の係止穴
に押し込むだけで、その前後、左右、上下の位置
決めがなされるようにその係止爪の形状および寸
法が係止穴との関係で定められている。
《作用》 ボルトによるねじ止め作業は、化粧部材の取り
付け前に行なわれるので容易に行なうことができ
る。またねじ止め後は、その上に化粧部材が取り
付けられるので、見栄えが向上する。さらに化粧
部材は単に取り付けるだけでその位置決めがなさ
れる。
《実施例》 第1図には、この考案の一実施例が示されてい
る。このリヤコンビネーシヨンランプ21は、第
6図に示すリヤコンビネーシヨンランプ1に対
し、その上部の取付構造を除いては同一である。
すなわち、リヤコンビネーシヨンランプ21は、
ハウジング22の前面開口にテールストツプラン
プ用レンズ23、ターンシグナルランプ用レンズ
24およびバツクアツプランプ用レンズ25を備
え、その外側側部に、車体パネルの後部コーナー
部に沿う回り込み部26を有する。この回り込み
部26におけるハウジング22の裏面には、内側
に向けて被係止部材であるピン27が突設され、
またハウジング22の下部裏面には、別の被係止
部材であるピン28がその軸方向を横にして後方
に向けて突設されている。ハウジング22の全周
にはその内側側部を除いてリム29が取り付けら
れている。
ハウジング22の上部裏面には、横方向に沿つ
てフランジ部30が一体に後向きに突設され、そ
こに2ケ所のボルト挿通穴31および4ケ所の前
後方向に長い矩形の係止穴32が形成されてい
る。これら係止穴32には、フランジ部30を覆
う長さと幅を有する化粧部材33の裏面に下向き
に突設された4本の係止爪34が押し込み係止さ
れる。また、各係止穴32の中間部にはストツパ
片35が上向きに突設されている。なお、リム2
9の上部形状を化粧部材33に一体に付加形成す
るようにしてもよい。また、フランジ部30は連
続した一枚ものとせずに、各ボルト挿通穴31、
各係止穴32および各ストツパ片35のために、
それぞれ個々に設けたフランジであつてもよい。
各係止爪34は、第2図に示すように、前後方
向の寸法A1が係止穴32の前後方向の寸法aよ
り大きい基端部34aと、係止穴32の前後方向
の寸法aより少し小さい寸法A2を有し、かつ係
止穴32が形成されるフランジ部30の厚さbよ
りも少し長い寸法Bを有する中間部34bと、係
止穴32の横方向の縁部32a裏側に係止される
棚部34cおよびこれに連続する先細の斜面部3
4dを有する先端爪部34eとからなる。先端爪
部34eの最大厚さ寸法Cは、係止穴32の横方
向の寸法cよりも小さい。また先端爪部34eの
後端面34fと斜面頂部34gとがなす角部は曲
面34hに形成され、棚部34cと斜面部34d
とがなす角部は後端から寸法A2のほぼ中央にか
けて漸減する曲面34iに形成されている。さら
に各係止爪34の先端爪部34eの棚部34cの
向きは、第1図に示すように最両側の係止爪34
が外向き、中間部の係止爪34が内向きに形成さ
れて、各隣接相互に逆になつている。
各係止爪34は、その先端爪部34eの斜面部
34dの上下方向のほぼ中央が、係止穴32の横
方向の縁部32aの上部角に当たるように、各係
止穴32に対しその位置が定められている。そし
てその状態で係止爪34を係止穴32の中に押し
込むと、先端爪部34eの斜面部34dが縁部3
2aの上部角に当たつて反対方向に押され、係止
爪34全体がその方向に撓む。そして先端爪部3
4eの最大厚さCの部分が係止穴32内に入つ
て、その部分が縁部32aの裏側に出ると、係止
爪34は自身の弾性力によつて復帰し、棚部34
cが係止穴32の縁部32a裏側に確実に係止さ
れる。
この係止状態では、係止爪34と係止穴32と
の寸法関係から、係止穴32の前後方向および横
方向の縁部は、係止爪34の基端部34aの下面
と先端爪部34eの棚部34cとによつて丁度挟
まれた状態になり、係止爪34の上下方向の位置
決めがなされる。また、寸法A2とaとの関係か
ら前後方向の位置決めもなされる。そして左右方
向の位置決めは、第3図に示すように、係止爪3
4の先端爪部34eの向きが隣りどうしで互に逆
になつているため、係止爪34が相互に規制し合
うことによりなされる。なお、この実施例のよう
に係止爪34が4本ある場合には、最両側の2本
の係止爪34にこの相互規制作用を持たせるとよ
い。
このような灯具を車体パネルに取り付けるため
には、従来と同様にその回り込み部26を車体パ
ネルに近づけてその反対側を車体パネルから遠ざ
けた斜めの状態で、まず回り込み部26のピン2
7を車体パネルの灯具取付凹部に取り付けられた
係止部材であるフアスナーに挿入し、次いでその
反対側を車体パネルに近づけて下部のピン28を
車体パネルの灯具取付凹部に取り付けられた別の
係止部材であるフアスナーに挿入して係止され
る。そして第4図に示すように、上部フランジ部
30のボルト挿通穴31にボルト36を挿通し
て、車体パネル37に固定されたブラケツト38
にねじ止めした後、第5図に示すように、化粧部
材33をその係止爪34をフランジ部30の係止
穴32に押し込んで、その先端爪部34eを係止
穴32の縁部32a裏側に引掛けて係止し、リム
29およびフランジ部30の上部を覆う。この化
粧部材33の取り付けと同様に、上記したように
化粧部材の上下、前後、左右の位置決めがなされ
る。またストツパ片35は化粧部材33の隣接す
る係止爪34間の撓み防止の役目を持つが、これ
は必ずしも必要なものではなく、また化粧部材3
3側に設けてもよいものである。なお、係止穴3
2の両側のフランジ部30には、下方に向けて補
強用のリブ39が設けられている。このようなリ
ブ39は、フランジ部30のボルト挿通穴31の
両側にも設けらている。
このようにして化粧部材33をフランジ部30
に取り付けた後、メンテナンスの都合によりこの
化粧部材33をフランジ部30から取り外したい
場合、従来のこのような係止爪構造では中々外れ
ないが、この考案においては、係止爪34に特別
な工夫がされているので容易に取り外すことがで
きる。
第2図で説明したように、係止爪34の先端爪
部34eは、後端面34fと斜面頂部34gとが
なす角部が曲面34hに形成されるとともに、棚
部34cと斜面部34dとがなす角部が後端から
寸法A2のほぼ中央にかけて漸減する曲面34i
に形成されている。したがつて化粧部材33の回
り込み部側の後縁部33aの裏側に指をかけて前
縁部33bを支点にしてこじあけると、係止爪3
4の棚部34c後部の曲面34iが係止穴32の
縁部32aを滑つて係止爪34を撓ませ、係止爪
34を係止穴32から抜け出させる。このとき、
係止爪34の先端後部が係止穴32の後縁部32
bに引掛らないように、係止爪34の先端後部が
曲面34hになつている。このようにして化粧部
材33の回り込み部側の係止爪34が外れると、
後は同様にして内側方向に順次係止爪34を外し
て化粧部材33をフランジ部30から取り外す。
《考案の効果》 以上のように、この考案により車両用灯具は、
車両後部コーナー部に沿う回り込み部を有して、
この回り込み部に内方に向けて突設された被係止
部材と、下部に後方に向けて突設された被係止部
材とを備え、これら被係止部材を車体パネルに設
けられた各係止部材に係止させるとともに、上部
に設けられたフランジ部を車体パネルに設けられ
た取付ブラケツトにねじ止めされる車両用灯具で
あつて、灯具上部のフランジ部に複数の矩形の係
止穴を設けるとともに、これら係止穴に係止され
る係止爪を裏面に備えた化粧部材を前記ねじ止め
後に前記フランジ部に取り付けるので、ボルトに
よるねじ止めが容易に行なえるとともに見栄えが
向上する。また、係止爪は、係止穴との関係で、
前後、左右、上下の位置決めができるように各部
の形状および寸法が設定されているため、係止爪
を係止穴に単に押し込むだけで化粧部材の各方向
への位置決めが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す車両用灯
具の部分分解斜視図、第2図は、同灯具における
化粧部材の係止爪とこれが係止されるフランジの
係止穴との関係を示す斜視図、第3図は、同化粧
部材とフランジ部の組立状態を示す部分正面図、
第4図は、同灯具における上部車体取付部の断面
図、第5図は同灯具における化粧部材取付部の断
面図、第6図は、この考案に係る従来の車両用灯
具の車体パネルへの取付構造の分解斜視図、第7
図は、同灯具の上部車体取付部の断面図である。 21……リヤコンビネーシヨンランプ、26…
…回り込み部、27,28……被係止部、29…
…リム、30……フランジ部、31……ボルト挿
通穴、32……係止穴、33……化粧部材、34
……係止爪、35……ストツパ片、36……ボル
ト、37……車体パネル、38……ブラケツト、
34a……基端部、34b……中間部、34c…
…棚部、34d……斜面部、34e……先端爪
部、34h,34i……曲面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両後部コーナー部に沿う回り込み部を有し
    て、前記回り込み部に内方に向けて突設された被
    係止部材と、下部に後方に向けて突設された被係
    止部材とを備え、前記各被係止部材を車体パネル
    に設けられた各係止部材に係止させるとともに、
    上部に設けられたフランジ部を車体パネルに設け
    られた取付ブラケツトにねじ止めした後、その上
    に化粧部材が被せられる車両用灯具であつて、前
    記フランジ部に複数の矩形の係止穴を設けるとと
    もに、前記化粧部材の裏面に設けられて前記係止
    穴に係止される係止爪が、その前後方向の寸法が
    前記係止穴の前後方向の寸法より大きい基端部
    と、前記係止穴の前後方向の寸法より少し小さ
    く、かつ前記係止穴が形成されるフランジ部の厚
    さよりも少し長い中間部と、前記係止穴の前後方
    向の寸法より少し小さく、かつ前記係止穴の横方
    向の縁部裏側に係止される棚部およびこれに連続
    する先細の斜面部を有する先端爪部とからなり、
    前記係止爪のうち少なくとも2本はその先端爪部
    の向きが互に逆になつていることを特徴とする車
    両用灯具。
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