JPH0550595B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0550595B2 JPH0550595B2 JP59231066A JP23106684A JPH0550595B2 JP H0550595 B2 JPH0550595 B2 JP H0550595B2 JP 59231066 A JP59231066 A JP 59231066A JP 23106684 A JP23106684 A JP 23106684A JP H0550595 B2 JPH0550595 B2 JP H0550595B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- rotor
- angle
- discharge chamber
- teeth
- Prior art date
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Links
- 238000011038 discontinuous diafiltration by volume reduction Methods 0.000 claims 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 26
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 3
- 208000004188 Tooth Wear Diseases 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C15/00—Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
- F04C15/06—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C15/00—Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
- F04C15/0042—Systems for the equilibration of forces acting on the machines or pump
- F04C15/0049—Equalization of pressure pulses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
（産業上の利用分野）
本発明は、自動車のエンジンの潤滑油用オイル
ポンプに関するもので、より詳しくはインナーロ
ータ間の隙間（密封空間）の容積変化によりポン
プ作用を行うトロコイド型オイルポンプに関する
ものである。
ポンプに関するもので、より詳しくはインナーロ
ータ間の隙間（密封空間）の容積変化によりポン
プ作用を行うトロコイド型オイルポンプに関する
ものである。
（従来の技術）
この種のオイルポンプの一例として、特開昭58
−35212号公報に記載されるものが知られている。
このトロコイド型オイルポンプは、エンジンブロ
ツクの側面との間に内部空間を形成する様にハウ
ジングが固定され、該ハウジングの内部空間に第
７図に示される様に環状のアウターロータ５０が
回転自在に嵌合され、該アウナーロータ５０の内
歯５０ａに嵌合する外歯５１ａを有し４葉トロコ
イド曲線を有するインナーロータ５１がアウター
ロータ５０に嵌合され、インナーロータ５１は該
ロータ５１に結合され前記ハウジングに軸支され
る回転シヤフトにより駆動される。ハウジングの
内部空間の底部より更に深く、吸入チヤンバ５２
と吐出チヤンバ５３が形成され、該両チヤンバは
夫々ハウジングの内部空間に連通している。内歯
５０ａと外歯５１ａにより囲まれる密封空間（図
中斜線部分）５４の容積変化により、吐出チヤン
バ５３側に油が吐出される。
−35212号公報に記載されるものが知られている。
このトロコイド型オイルポンプは、エンジンブロ
ツクの側面との間に内部空間を形成する様にハウ
ジングが固定され、該ハウジングの内部空間に第
７図に示される様に環状のアウターロータ５０が
回転自在に嵌合され、該アウナーロータ５０の内
歯５０ａに嵌合する外歯５１ａを有し４葉トロコ
イド曲線を有するインナーロータ５１がアウター
ロータ５０に嵌合され、インナーロータ５１は該
ロータ５１に結合され前記ハウジングに軸支され
る回転シヤフトにより駆動される。ハウジングの
内部空間の底部より更に深く、吸入チヤンバ５２
と吐出チヤンバ５３が形成され、該両チヤンバは
夫々ハウジングの内部空間に連通している。内歯
５０ａと外歯５１ａにより囲まれる密封空間（図
中斜線部分）５４の容積変化により、吐出チヤン
バ５３側に油が吐出される。
一方、特開昭58−70014号公報に記載されるオ
イルポンプは、多数歯トロコイドロータを有する
クランクシヤフト直結式のものである。すなわ
ち、ハウジングの内部空間に第８図に示される環
状のアウターロータ６０が回転自在に嵌合され、
該アウターロータ６０の内歯６０ａに係合する外
歯６１ａを有するインナーロータ６１がアウター
ロータ６０内に嵌合され、該インナーロータ６１
はクランクシヤフトにより直接駆動される。ハウ
ジングの内部空間の底部より更に深く、吸入チヤ
ンバ６２と吐出チヤンバ６３が形成され、該両チ
ヤンバは夫々前記内部空間に連通している。内歯
６０ａと外歯６１ａにより囲まれる密封空間（図
中斜線部分）６４の容積変化により、吐出チヤン
バ６３に油が排出される。
イルポンプは、多数歯トロコイドロータを有する
クランクシヤフト直結式のものである。すなわ
ち、ハウジングの内部空間に第８図に示される環
状のアウターロータ６０が回転自在に嵌合され、
該アウターロータ６０の内歯６０ａに係合する外
歯６１ａを有するインナーロータ６１がアウター
ロータ６０内に嵌合され、該インナーロータ６１
はクランクシヤフトにより直接駆動される。ハウ
ジングの内部空間の底部より更に深く、吸入チヤ
ンバ６２と吐出チヤンバ６３が形成され、該両チ
ヤンバは夫々前記内部空間に連通している。内歯
６０ａと外歯６１ａにより囲まれる密封空間（図
中斜線部分）６４の容積変化により、吐出チヤン
バ６３に油が排出される。
（発明が解決しようとする問題点）
上記した従来のオイルポンプに於いては、例え
ば第８図の従来例に基づいて説明すると、密封空
間６４の最大時に於けるインターロータ６１の歯
底位置６５（第７図に従来例では番号符号５５で
示され得る）を基準として、回転方向（反時計回
り）に沿つて第１番目に両歯の接する位置６６か
ら吐出チヤンバ６３が形成されている。つまり、
吐出チヤンバ６３のハウジング内部空間への開口
部は、上記位置６６から回転方向に延在するよう
に形成される。しかしながら、この従来のオイル
ポンプに於いては、インナーロータ６１が回転す
ると、吐出チヤンバ６３と密封空間６４との連通
が即座に開始し、しかも連通面積が急激に拡大し
且つ吐出チヤンバ６３はハウジング内に深く形成
されている。その為、吐出チヤンバ６３の吐出圧
の影響を受けて油が吐出チヤンバ６３より密封空
間６４内に逆流し、その結果密封空間６４内で吐
出圧より高いピーク圧が発生すると共に圧力変動
が起きる。この圧力変動の伝播により、両ロータ
の回転が変動し、油圧回路の共振等により騒音や
歯の摩耗を引き起こすという問題があつた。
ば第８図の従来例に基づいて説明すると、密封空
間６４の最大時に於けるインターロータ６１の歯
底位置６５（第７図に従来例では番号符号５５で
示され得る）を基準として、回転方向（反時計回
り）に沿つて第１番目に両歯の接する位置６６か
ら吐出チヤンバ６３が形成されている。つまり、
吐出チヤンバ６３のハウジング内部空間への開口
部は、上記位置６６から回転方向に延在するよう
に形成される。しかしながら、この従来のオイル
ポンプに於いては、インナーロータ６１が回転す
ると、吐出チヤンバ６３と密封空間６４との連通
が即座に開始し、しかも連通面積が急激に拡大し
且つ吐出チヤンバ６３はハウジング内に深く形成
されている。その為、吐出チヤンバ６３の吐出圧
の影響を受けて油が吐出チヤンバ６３より密封空
間６４内に逆流し、その結果密封空間６４内で吐
出圧より高いピーク圧が発生すると共に圧力変動
が起きる。この圧力変動の伝播により、両ロータ
の回転が変動し、油圧回路の共振等により騒音や
歯の摩耗を引き起こすという問題があつた。
従つて本発明は、上述の従来技術の有する問題
点に鑑みて、吐出チヤンバから密封空間への油の
逆流を阻止することを、その技術的課題とする。
点に鑑みて、吐出チヤンバから密封空間への油の
逆流を阻止することを、その技術的課題とする。
（問題点を解決するための手段）
上記技術的課題を解決するために講じた技術的
手段は、アウターロータの内歯とインナーロータ
の外歯とにより形成される密封空間の最大時に於
けるインナーロータの歯底位置を基準として反回
転方向に沿つて最初にアウターロータとインナー
ロータの歯先が接する位置まで吸入チヤンバを延
在して形成させると共に、回転方向に沿つて最初
に前記アウターロータと前記インナーロータの歯
先が接する位置までの角度をl1とし、前記インナ
ーロータの歯底位置より回転方向に沿つて、l1＜
ｌ≦70°となる角度ｌを設定し、該角度ｌから回
転方向に延在するように前記吐出チヤンバの始端
部を形成し、該吐出チヤンバに連通し且つロータ
の回転により容積最大状態から容積減少行程に移
つた前記密封空間に即座に連通する薄溝を前記角
度ｌから反回転方向に少なくとも前記角度l1まで
円弧状に延在するように前記ハウジングに設けた
ことである。
手段は、アウターロータの内歯とインナーロータ
の外歯とにより形成される密封空間の最大時に於
けるインナーロータの歯底位置を基準として反回
転方向に沿つて最初にアウターロータとインナー
ロータの歯先が接する位置まで吸入チヤンバを延
在して形成させると共に、回転方向に沿つて最初
に前記アウターロータと前記インナーロータの歯
先が接する位置までの角度をl1とし、前記インナ
ーロータの歯底位置より回転方向に沿つて、l1＜
ｌ≦70°となる角度ｌを設定し、該角度ｌから回
転方向に延在するように前記吐出チヤンバの始端
部を形成し、該吐出チヤンバに連通し且つロータ
の回転により容積最大状態から容積減少行程に移
つた前記密封空間に即座に連通する薄溝を前記角
度ｌから反回転方向に少なくとも前記角度l1まで
円弧状に延在するように前記ハウジングに設けた
ことである。
（作用）
インナーロータが回転すると、密封空間は吐出
チヤンバに連通することなく容積が減少し、この
減少分の油の吐出部がないので内部油圧が増大す
る。吐出チヤンバに連通する薄溝を設けることに
より、密封空間から吐出チヤンバに徐々に油を流
出させることになるので、吐出チヤンバから密封
空間への油の逆流を阻止することが出来、密封空
間での圧力変動の発生を防止することが可能とな
る。
チヤンバに連通することなく容積が減少し、この
減少分の油の吐出部がないので内部油圧が増大す
る。吐出チヤンバに連通する薄溝を設けることに
より、密封空間から吐出チヤンバに徐々に油を流
出させることになるので、吐出チヤンバから密封
空間への油の逆流を阻止することが出来、密封空
間での圧力変動の発生を防止することが可能とな
る。
（実施例）
以下、発明の技術的手段を具体化した実施例に
ついて、添付図面に基づいて説明する。
ついて、添付図面に基づいて説明する。
第１図に示されるオイルポンプ１０は、ハウジ
ング（図示せず）の内部空間に回動自在に嵌合さ
れる環状のアウターロータ１１を有し、該アウタ
ーロータ１１の内歯１１ａに係合する外歯１２ａ
を有するインナーロータ１２が、アウターロータ
１１内に配設される。すなわち、インターロータ
１２は、アウターロータ１１の回転中心０1から
偏心した回転中心０2を備える。
ング（図示せず）の内部空間に回動自在に嵌合さ
れる環状のアウターロータ１１を有し、該アウタ
ーロータ１１の内歯１１ａに係合する外歯１２ａ
を有するインナーロータ１２が、アウターロータ
１１内に配設される。すなわち、インターロータ
１２は、アウターロータ１１の回転中心０1から
偏心した回転中心０2を備える。
ハウジングの内部空間の底部より更に深く、吸
入チヤンバ１３と吐出チヤンバ１４が夫々形成さ
れる。アウターロータ１１の内歯１１ａとインナ
ーロータ１２は外歯１２ａとにより形成される密
封空間１５（図中斜線部分）の最大時に於ける、
インターロータ１２の歯底位置１６を基準として
反回転方向に沿つて最初にアウターロータとイン
ナーロータの歯先が接する位置まで吸入チヤンバ
が延在して形成されていると共に、回転方向に沿
つて最初にアウターロータ１１とインナーロータ
１２の歯先が接する位置１７までの角度をl1と
し、インナーロータ１２の歯底位置１６より回転
方向に沿つてl1≦ｌ≦70°となる角度ｌを設定し、
該角度ｌから回転方向に延在するように前記吐出
チヤンバ１４が形成される。更に、該吐出チヤン
バ１４に連通する薄溝が１８が、前記角度ｌから
反回転方向に円弧状に角度l3まで延在し密封空間
１５に連通するようにハウジングに形成される。
これにより、密封空間が密封された状態でその容
積が拡大されることがなく、これによりキヤビテ
ーシヨンの発生を防止する。尚、角度l3はアウタ
ーロータ１１の外周とハウジングとの隙間やイン
ナーロータの内周と駆動軸との隙間の影響を受け
てハウジング上での角度l1がばらつくこと、およ
び密封空間１５の過剰な圧力上昇は確実に回避す
べきことを考慮して設定された角度であり、ポン
プ効率の観点からすれば角度l1に近い方が良く、
ハウジング、両ロータ、駆動軸の寸法精度を高く
して上記〓間を小さくし角度l1のばらつきを小さ
く抑えたものでは薄溝１８は反回転方向に角度l1
まで延在させれば済むものである。第２図、第３
図はこの薄溝１８を示すもので、第２図は吸入チ
ヤンバ１３と吐出チヤンバ１４の外形状を示す図
で、第３図は第２図に於けるＡ−Ａ断面図であ
る。第３図から明らかな様に、ハウジング１９の
内部空間２０に開口する吐出チヤンバ１４に連通
する薄溝１８は、浅い溝形状をなしている。この
様な薄溝１８を設けることにより、該溝１８を介
して密封空間１５と吐出チヤンバ１４との連通が
可能となる。
入チヤンバ１３と吐出チヤンバ１４が夫々形成さ
れる。アウターロータ１１の内歯１１ａとインナ
ーロータ１２は外歯１２ａとにより形成される密
封空間１５（図中斜線部分）の最大時に於ける、
インターロータ１２の歯底位置１６を基準として
反回転方向に沿つて最初にアウターロータとイン
ナーロータの歯先が接する位置まで吸入チヤンバ
が延在して形成されていると共に、回転方向に沿
つて最初にアウターロータ１１とインナーロータ
１２の歯先が接する位置１７までの角度をl1と
し、インナーロータ１２の歯底位置１６より回転
方向に沿つてl1≦ｌ≦70°となる角度ｌを設定し、
該角度ｌから回転方向に延在するように前記吐出
チヤンバ１４が形成される。更に、該吐出チヤン
バ１４に連通する薄溝が１８が、前記角度ｌから
反回転方向に円弧状に角度l3まで延在し密封空間
１５に連通するようにハウジングに形成される。
これにより、密封空間が密封された状態でその容
積が拡大されることがなく、これによりキヤビテ
ーシヨンの発生を防止する。尚、角度l3はアウタ
ーロータ１１の外周とハウジングとの隙間やイン
ナーロータの内周と駆動軸との隙間の影響を受け
てハウジング上での角度l1がばらつくこと、およ
び密封空間１５の過剰な圧力上昇は確実に回避す
べきことを考慮して設定された角度であり、ポン
プ効率の観点からすれば角度l1に近い方が良く、
ハウジング、両ロータ、駆動軸の寸法精度を高く
して上記〓間を小さくし角度l1のばらつきを小さ
く抑えたものでは薄溝１８は反回転方向に角度l1
まで延在させれば済むものである。第２図、第３
図はこの薄溝１８を示すもので、第２図は吸入チ
ヤンバ１３と吐出チヤンバ１４の外形状を示す図
で、第３図は第２図に於けるＡ−Ａ断面図であ
る。第３図から明らかな様に、ハウジング１９の
内部空間２０に開口する吐出チヤンバ１４に連通
する薄溝１８は、浅い溝形状をなしている。この
様な薄溝１８を設けることにより、該溝１８を介
して密封空間１５と吐出チヤンバ１４との連通が
可能となる。
インナーロータ１２が回転すると密封空間１５
の容積が減少し内部油圧が増大する。この容積減
少分の油が、薄溝１８を介して吐出チヤンバ１４
に徐々に流出する。従つて、密封空間１５が吐出
チヤンバ１４に急激に連通することがなくなり、
それによりポンプ効率が低下することなく吐出チ
ヤンバ１４から密封空間１５への油の逆流を阻止
することができ、密封空間１５での圧力変動を減
少させることが可能となる。
の容積が減少し内部油圧が増大する。この容積減
少分の油が、薄溝１８を介して吐出チヤンバ１４
に徐々に流出する。従つて、密封空間１５が吐出
チヤンバ１４に急激に連通することがなくなり、
それによりポンプ効率が低下することなく吐出チ
ヤンバ１４から密封空間１５への油の逆流を阻止
することができ、密封空間１５での圧力変動を減
少させることが可能となる。
第４図、第５図、および第６図は、第２図およ
び第３図に示される薄溝１８の変形実施例を示す
もので、第４図の薄溝２１は細溝形状を成し溝加
工を容易にしたものであり、第５図および第６図
の薄溝２２，２３は、溝の断面積を変化させたも
ので、第５図の薄溝２２は幅が第６図の薄溝２３
は深さが夫々回転に従い拡大する形状になつてい
る。
び第３図に示される薄溝１８の変形実施例を示す
もので、第４図の薄溝２１は細溝形状を成し溝加
工を容易にしたものであり、第５図および第６図
の薄溝２２，２３は、溝の断面積を変化させたも
ので、第５図の薄溝２２は幅が第６図の薄溝２３
は深さが夫々回転に従い拡大する形状になつてい
る。
以上詳述した様に本発明は、吐出チヤンバに連
通す薄溝を設けることにより、該薄溝を介して密
封空間の容積減少分を油を吐出チヤンバに徐々に
逃がすものである。従つて、密封空間は吐出チヤ
ンバに急激に連通することがなくなり、吐出チヤ
ンバから密封空間への油の防止され、圧力変動の
発生を抑制することができる。その結果、従来生
じていた騒音や歯の摩耗を防止することができ
る。
通す薄溝を設けることにより、該薄溝を介して密
封空間の容積減少分を油を吐出チヤンバに徐々に
逃がすものである。従つて、密封空間は吐出チヤ
ンバに急激に連通することがなくなり、吐出チヤ
ンバから密封空間への油の防止され、圧力変動の
発生を抑制することができる。その結果、従来生
じていた騒音や歯の摩耗を防止することができ
る。
第１図は本発明に従つたオイルポンプの実施例
を示す断面図、第２図は第１図に於ける吸入チヤ
ンバと吐出チヤンバの形状を示す図、第３図は第
２図に於けるＡ−Ａ断面図、第４図、第５図は第
２図に対応するもので薄溝の変形実施例を示す
図、第６図は第３図に対応するもので薄溝の変形
実施例を示す断面図、第７図、第８図は従来のオ
イルポンプを示す断面図である。 １０……オイルポンプ、１１……アウターロー
タ、１１ａ……内歯、１２……インナーロータ、
１２ａ……外歯、１３……吸入チヤンバ、１４…
…吐出チヤンバ、１５……密封空間、１６……歯
底位置、１８，２１，２２，２３……薄溝。
を示す断面図、第２図は第１図に於ける吸入チヤ
ンバと吐出チヤンバの形状を示す図、第３図は第
２図に於けるＡ−Ａ断面図、第４図、第５図は第
２図に対応するもので薄溝の変形実施例を示す
図、第６図は第３図に対応するもので薄溝の変形
実施例を示す断面図、第７図、第８図は従来のオ
イルポンプを示す断面図である。 １０……オイルポンプ、１１……アウターロー
タ、１１ａ……内歯、１２……インナーロータ、
１２ａ……外歯、１３……吸入チヤンバ、１４…
…吐出チヤンバ、１５……密封空間、１６……歯
底位置、１８，２１，２２，２３……薄溝。
Claims (1)
- １ 内部空間を備えるハウジング内に内歯を備え
るアウターロータを回転自在に嵌合し、該アウタ
ーロータの内歯に係合する外歯を備えるインナー
ロータを前記アウターロータ内に嵌合し、前記ハ
ウジングの内部空間に開口する吸入チヤンバと吐
出チヤンバを前記ハウジング内に形成するトロコ
イド型オイルポンプにおいて、前記アウターロー
タの内歯と前記インナーロータの外歯とにより形
成される密封空間の容積最大時における前記イン
ナーロータの歯底位置を基準として反回転方向に
沿つて最初に前記アウターロータと前記インナー
ロータの歯先が接する位置まで前記吸入チヤンバ
を延在して形成すると共に、回転方向に沿つて最
初に前記アウターロータと前記インナーロータの
歯先が接する位置までまでの角度をl1とし、前記
インナーロータの歯底位置より回転方向に沿つて
l1＜ｌ≦70°となる角度ｌに前記吐出チヤンバの始
端部を形成し、該吐出チヤンバに連通し且つロー
タの回転により容積最大状態から容積減少行程に
移つた前記密封空間に即座に連通する薄溝を前記
角度ｌから反回転方向に少なくとも前記角度l1ま
で円弧状に延在するように前記ハウジングに設け
たことを特徴とするトロコイド型オイルポンプ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59231066A JPS61108884A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | トロコイド型オイルポンプ |
| US07/032,958 US4767296A (en) | 1984-10-31 | 1987-03-31 | Trochoidal toothed oil pump with thin discharge channel communicating with discharge chamber |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59231066A JPS61108884A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | トロコイド型オイルポンプ |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4806093A Division JPH0735053A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | トロコイド型オイルポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61108884A JPS61108884A (ja) | 1986-05-27 |
| JPH0550595B2 true JPH0550595B2 (ja) | 1993-07-29 |
Family
ID=16917749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59231066A Granted JPS61108884A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | トロコイド型オイルポンプ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4767296A (ja) |
| JP (1) | JPS61108884A (ja) |
Families Citing this family (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH075262Y2 (ja) * | 1988-12-27 | 1995-02-08 | 株式会社山田製作所 | トロコイド型オイルポンプ |
| JP2582167B2 (ja) * | 1989-10-20 | 1997-02-19 | 本田技研工業株式会社 | トロコイド型オイルポンプ |
| CA2029609C (en) * | 1990-11-13 | 1995-01-03 | Eric Cozens | Pulse tuned optimized positive displacement porting |
| EP0619430B1 (de) * | 1993-03-05 | 1997-07-23 | Siegfried A. Dipl.-Ing. Eisenmann | Innenzahnradpumpe für grossen Drehzahlbereich |
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