JP4087309B2 - トロコイド型オイルポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、キャビテーションによるロータ表面への浸食を最小限にし、振動,騒音を低減し、しかもその構造は極めて簡単なものとしたトロコイド型オイルポンプに関する。
アウターロータとインナーロータとにより形成される密封空間の容積最大状態から容積減少行程に移った前記密封空間に、即座に連通する薄溝を吐出チャンバの始端部から反回転方向に少なくとも容積最大時における回転方向に沿って最初にアウターロータとインナーロータの歯先が接する位置まで、円弧状に延在するようにハウジングに設けられたトロコイド型オイルポンプが下記特許文献1に開示されている。
特公平5−50595号
前記円弧状の薄溝は、単に容積最大状態の密封空間15と連通するものである。そして、特許文献1における第4図の薄溝は、細溝形状で、溝加工を容易にしたものとして示されている。また、特許文献1における第5図の薄溝は、幅の面積を変化させて、アウターロータとインナーロータとの回転にしたがって、次第に溝幅が拡大する形状のものとして示される。これらの薄溝の先端部、すなわちアウターロータとインナーロータによる密封空間15との交わり箇所がアウターロータの配置領域側寄りに位置しているように図示されている。
そして、その薄溝は、密封空間15と吐出チャンバとは、即座に連通状態が開始されず、徐々に連通する構造になっている。このような構造により、密封空間15から吐出チャンバに徐々に油を流出させて、吐出チャンバから密封空間15への油の逆流を阻止して、その密封空間15での圧力変動の発生を防止することができるものである。すなわち、吐出チャンバから密封空間15への油の逆流を阻止することを目的とし、その課題に対する目的を達成する手段として、円弧状の薄溝が形成されることによって、解決するものである。
また、この薄溝は、密封空間15が吐出チャンバに急激に連通することを防ぎ、吐出チャンバから密封空間15への油の逆流を防止させるものであり、また密封空間15と吐出チャンバとの間における油の流れを緩やかにするものである。このような薄溝は、密封空間15の吸入行程における油内に含有している質量の小さいエアー及びキャビテーション気泡を容易に崩壊させてしまうものである。そのため、キャビテーション崩壊力が強く、容積内に急激な圧力変化が発生し、騒音やロータの歯の浸食を低減することが困難であった。本発明が解決しようとする課題(技術的課題又は目的等)は、吐出チャンバ側に設けられた薄溝と連通する密封空間のキャビテーション崩壊力による影響を低減することにある。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、吸入ポートと吐出ポートとを有するロータ室と、アウターロータとインナーロータと、前記吐出ポートの始端部側で且つ前記アウターロータの回転による歯底部位置の軌跡円周上に形成された浅溝とからなり、前記吸入ポートの終端部と吐出ポートの始端部との間の間仕切部と前記アウターロータと前記インナーロータにて形成される密封空間が最大から減少した状態で、吐出開始位置を前記インナーロータの歯底部位置から離間し、前記アウターロータの歯底部位置の軌跡円周上に前記浅溝が位置し、前記吐出ポートの始端部箇所に移動する前記密封空間と前記浅溝とが連通するように設け、前記密封空間が前記浅溝から吐出ポートに連通した状態によって容積空間となり、該容積空間は吐出ポートと連通して吐出してなるトロコイド型オイルポンプとしたり、或いは密封空間が最大密封空間の状態に対して、その1%〜6%の容積を最大から減じた状態のときに、前記浅溝と連通されてなるトロコイド型オイルポンプとしたことにより前記課題を解決したものである。
また、前記浅溝は、その長手方向に沿って略円弧形状又は略直線状とし、前記アウターロータの歯底部位置の軌跡円周上において、前記軌跡円周から前記浅溝の外側輪郭部との距離と前記軌跡円周から内側輪郭部との距離とが等しく形成されてなるトロコイド型オイルポンプとしたり、前記浅溝は、その長手方向に沿って略円弧状又は直線状とし、前記アウターロータの歯底部位置の軌跡円周上に前記軌跡円周から前記浅溝の外側輪郭部との距離と前記軌跡円周から内側輪郭部との距離とが異なるように形成されてなるトロコイド型オイルポンプとしたことにより、同様に上記課題を解決したものである。
さらに、吸入ポートと吐出ポートとを有するロータ室と、アウターロータとインナーロータと、前記吐出ポートの始端部側で且つ前記アウターロータの回転による歯底部位置の軌跡円周上に形成された浅溝とからなり、前記吸入ポートの終端部と吐出ポートの始端部との間の間仕切部と前記アウターロータと前記インナーロータにて形成される容積空間が最大状態で、該容積空間は吐出開始位置をインナーロータの歯底部位置から離間したアウターロータの歯底部位置の軌跡円周上に位置する前記浅溝に連通され、又は前記吸入ポートと前記浅溝とに連通されてなるトロコイド型オイルポンプとすることによっても上記課題を解決したものである。
請求項1の発明によれば、キャビテーション気泡の崩壊力を低減させることができ、振動や騒音を低減することができ、しかもその構造を簡単にすることができる。次に、請求項2によれば、より一層振動,騒音を防止できる。次に、請求項3及び請求項4によれば、密封空間と吐出ポートとの連通状態がさらに良好となる。請求項5によれば、振動や騒音を低減することができ、しかもその構造を簡単にすることができる。
以下、本発明の最良の形態を図面に基づいて説明する。本発明のトロコイドポンプは、図1(A)に示すように、ポンプケーシング内に形成されたロータ室1にトロコイド歯形のインナーロータ5及びアウターロータ6が内装されたものである。前記ロータ室1には、その円周方向に沿って略外周寄りに吸入ポート2と吐出ポート3とが形成されている。前記吸入ポート2及び吐出ポート3は、ロータ室1の中心に対して左右対称となる位置に形成される。具体的には、前記ロータ室1の幅方向における中心を通過する垂直線を仮想の左右対称線Lとすると、該左右対称線Lの左側に吸入ポート2が配置形成され、右側に吐出ポート3が配置形成され、前記吸入ポート2と吐出ポート3とは左右に配置されている。
そのインナーロータ5は、歯数においてアウターロータ6よりも1つ少なく、インナーロータ5が1回転すると、アウターロータ6は一歯分遅れて回転する関係となる。このようにインナーロータ5は外方に突出する歯形5a及び内方に凹状の歯底部5bを有し、同様にアウターロータ6は内周側より中心側に向かって突出する歯形6a及び凹状の歯底部6bを有している。
その吸入ポート2には、インナーロータ5とアウターロータ6との回転によって相互の歯形5aと歯形6aにより形成される歯間空間Sが移動して、前記吸入ポート2に最初に到達する端部が吸入ポート2の始端部2aとなり、その歯間空間Sが回転により前記吸入ポート2から外れてゆく端部が終端部2bとなる。同様に、前記吐出ポート3では、インナーロータ5とアウターロータ6との回転によって形成される歯間空間Sが移動して吐出ポート3に最初に到達する端部が吐出ポート3の始端部3aとなり、その歯間空間Sが回転により前記吐出ポート3から外れてゆく端部が終端部3bとなる。
また、吸入ポート2の終端部2bと吐出ポート3の始端部3aとの間は、吸入ポート2と吐出ポート3とを仕切る間仕切部4となっている。該間仕切部4は、平坦状面である。なお前記インナーロータ5とアウターロータ6との回転方向は時計回りの方向に回転するものとしている。また、前記吸入ポート2と吐出ポート3との形成位置が左右反対に配置形成される場合には、インナーロータ5とアウターロータ6の回転方向は反時計回りの方向となる。
そして、前記間仕切部4箇所において、前記インナーロータ5の歯形5a及び歯底部5bと、アウターロータ6の歯形6a及び歯底部6bにより構成される歯間空間Sは、図1(A),(B)に示すように、密封空間Saとなる。該密封空間Saは、間仕切部4の領域内において、インナーロータ5とアウターロータ6との回転に伴ってその容積は徐々に変化し、密封空間Saの最大状態を最大密封空間Samax と称する。すなわち、その密封空間Saが最大密封空間Samax の状態のときには、前記吸入ポート2と吐出ポート3とは連通状態にない周囲が閉鎖された状態である。この最大密封空間Smax は、最大容積時である場合もある。
前記吐出ポート3の始端部3aには、図1(A),(B)に示すように、前記浅溝3cが形成されている。該浅溝3cは、前記間仕切部4から吐出ポート3の始端部3aと対向する吸入ポート2の終端部2bに向かって形成されている。そして、その浅溝3cは、前記アウターロータ6とインナーロータ5によって形成される密封空間Saが最大となった最大密封空間Samax の状態から前記吐出ポート3側に向かってその密封空間Saが移動して容積が減少しつつ、密封空間Sa内の油が圧縮された状態で前記浅溝3cの浅溝先端部3c3 と交わり、密封空間Saと浅溝3cとが連通するものである。この状態は図2(A)に示すように、最大密封空間Samax の状態からインナーロータ5が角度θ1 回転し、そのインナーロータ5の回転に伴うアウターロータ6が角度θ2 回転することで、密封空間Saは、密封状態から浅溝3cと連通し、その連通した状態によって密封空間Saでなくなり、容積空間Sbとなったものである。
前記浅溝3cは、略線状に形成されており、その線状も円弧状或いは直線状に形成されている。さらにその浅溝3cの溝方向は、前記アウターロータ6の歯底部6bの位置にて設定される仮想の軌跡円周C上に形成されることにより、前記密封空間Saは、前記浅溝3cと前記アウターロータ6の歯底部6b側寄りで連通する。浅溝3cは、溝幅方向両側が外側輪郭部3c1 と内側輪郭部3c2 とから構成され、前記外側輪郭部3c1 は、浅溝3cの外側の縁であり、前記内側輪郭部3c2 は浅溝3cの内側の縁のことである。また密封空間Saは、前記吐出ポート3の始端部3a箇所に移動すると容積が小さくなり、内部の油が圧縮されつつ前記浅溝3cと連通するように設けられている。その密封空間Saが最大密封空間Samax の状態に対して、その1%〜6%の容積を最大から減じた状態のときに前記浅溝3cと連通させることが好ましい。
次に、浅溝3cの第1タイプを説明する。その第1タイプでは、図3に示すように、前記アウターロータ6の歯底部6bの位置の軌跡円周C上において、その浅溝3cにおける溝幅方向の中心線mが前記軌跡円周Cと一致するようにして設けられたものであり、前記浅溝3cの溝幅が均等(略均等を含む)となるように形成される。その浅溝3cの形状は、前記軌跡円周C上に沿った細長状の円弧状となる。すなわち、前記外側輪郭部3c1 及び内側輪郭部3c2 がそれぞれ円弧状に形成されたものである。ここで、浅溝3cが均等に形成されるとは、上述したように、前記浅溝3cの中心線mと、軌跡円周Cとの線が一致することをいう。すなわち、前記軌跡円周Cから前記浅溝3cの外側輪郭部3c1 との距離n1 と前記軌跡円周Cから内側輪郭部3c2 との距離n2 とが等しく、n1 =n2 (図3参照)である。また、前記軌跡円周Cを中心として浅溝3cの外側輪郭部3c1 と内側輪郭部3c2 とが同一形状(略同一形状を含む)であることをいう。
次に、浅溝3cの第2タイプとしては、図4に示すように、直線状として形成されたもので且つ前記軌跡円周C上に浅溝3cの中心線mを近似して位置させ、軌跡円周C上に対して、その浅溝3cが均等(略均等を含む)になる。すなわち、その中心線mが前記軌跡円周Cに対して略接線方向に適宜の範囲で延在するように形成されている。この直線状に形成された浅溝3cは、細長状、棒状等に形成されたものである。この場合では、中心線mと軌跡円周Cとの接点箇所において、その軌跡円周Cから浅溝3cの外側輪郭部3c1 との距離n1 と、内側輪郭部3c2 との距離n2 とが等しいものである(図4参照)。
次に、浅溝3cの第3タイプとしては、図5に示すように、前記アウターロータ6の歯底部6b位置の前記軌跡円周C上に対して浅溝3cの溝幅が不均等になるように設けたものであり、軌跡円周Cから前記浅溝3cの外側輪郭部3c1 との距離n1 と、内側輪郭部3c2 との距離n2 とが異なり、n1 ≠n2 となる。すなわち、前記溝幅方向の中心線mが軌跡円周C上に位置が一致しないもので、且つ前記浅溝3cが前記中心線mに対して外側輪郭部3c1 と内側輪郭部3c2 とが対称形状の場合には、その浅溝3cがオフセット状態に位置して設けられている。また、浅溝3cの中心線mに対して外側輪郭部3c1 と内側輪郭部3c2 との形状が非対称形状の場合、軌跡円周C上に適宜位置させることで、軌跡円周C上に対して溝幅が不均等になる。すなわち、前記軌跡円周C上に浅溝3cの中心線mを位置しないので軌跡円周C上に対して浅溝3cの溝幅は不均等となる。
その浅溝3cの第4タイプとして、図6に示すように、その形状が直線状としたものである。そして前述したように、前記アウターロータ6の歯底部6bの位置が前記軌跡円周C上に対して浅溝3cの溝幅が不均等になるように設けたもので、前記中心線mが軌跡円周C上に位置が一致しないものである。すなわち、前記浅溝3cの吐出ポート3寄りの位置における軌跡円周Cと外側輪郭部3c1 との距離n1 と、軌跡円周Cと内側輪郭部3c2 との距離n2 との関係は、n1 ≠n2 となる。この場合は、浅溝3cの溝幅形状は対称となる。この軌跡円周C上に対して浅溝3cの溝幅の中心を内側に位置させるか、外側に位置させるかは、適宜選択される。
また、第5タイプとして、図7に示すように、前記軌跡円周C上に対してその内周側には、前記浅溝3cの一部分が必ず存在するものであり、その浅溝3cの中心線mと、前記軌跡円周C上との距離が最大となり、且つ前記軌跡円周C上と浅溝3cの外側輪郭部3c1 との位置が一致するタイプも存在する。また、密封空間Saと浅溝3cとが連通するものであれば、浅溝3cの内側輪郭部3c2 が前記軌跡円周C上に一致し、その浅溝3cの溝幅全体が軌跡円周Cの外側に位置するタイプも存在する。図8は、浅溝3cの第6タイプであり、前述した第5タイプの浅溝3cを直線にしたものである。
次に、浅溝3cの第7タイプとしては、図9に示すように、前記浅溝3cの形状が溝幅方向において非対称形状の場合であり、不均等としたもので、前記外側輪郭部3c1 と内側輪郭部3c2 との形状が相違し、外側輪郭部3c1 が直線状であり、内側輪郭部3c2 が円弧状に形成されたものである。この第7タイプにおいても、軌跡円周Cから浅溝3cの外側輪郭部3c1 との距離n1 と、内側輪郭部3c2 との距離n2 とは相違し、n1 ≠n2 である。また図10は、浅溝3cの第8タイプであり、前記外側輪郭部3c1 と内側輪郭部3c2 とで略三角形状とされたものである。これは、浅溝3cの溝幅の中心が不明であるため、その浅溝3cを軌跡円周C上に位置させると、その軌跡円周C上に対して溝幅は不均等になる。この場合、浅溝3cの溝幅の中心が不明瞭であっても、前記軌跡円周C上に対して内側に最大に位置させることが、上記と同様に浅溝3cの輪郭部を位置させるものとなる。この第8タイプでは、前記軌跡円周Cから浅溝3cの溝方向の適宜の位置において外側輪郭部3c1 との距離n1 と、内側輪郭部3c2 との距離n2 とは相違し、n1 ≠n2 である。なお、浅溝3cの輪郭部形状は、前記軌跡円周C上に沿うような形状が好ましい。このことは、浅溝3cの溝幅の形状が対称又は非対称のどちらでもかまわない。
さらに、浅溝3cの第9タイプとしては、図11に示すように、外側輪郭部3c1 が円弧状に形成され、内側輪郭部3c2 が折曲した直線状から形成されたものである。この第9タイプは、浅溝3cの幅方向において、軌跡円周Cを中心として、非対称形状である。そして前記浅溝3cの溝方向に沿って適宜の3点における軌跡円周Cと外側輪郭部3c1 との距離n1 と、軌跡円周Cの内側輪郭部3c2 との距離n1 ’と距離n2 ’と、軌跡円周Cの内側輪郭部3c2 との距離n1 ''と距離n2'' については、以下のようになる。すなわち、n1 <n2 ,n1 ’>n2 ’,n1 ''<n2'' となる。また、n1 ''=n2'' となることもある。
次に動作について説明する。まずポンプの吸入行程において、キャビテーション気泡は、インナーロータ5の歯底部5b位置に多く発生していることがキャビテーションエロージョン(キャビテーション浸食)により検証されている。そのキャビテーション気泡を全く発生させないことは、不可能なことから、このキャビテーション気泡の崩壊による影響(キャビテーションエロージョン,騒音,振動等)を低減すること、すなわちキャビテーション気泡の崩壊力に着目したものである。
オイルポンプの吸入行程にて、油内に含有しているキャビテーション気泡は、前記アウターロータ6とインナーロータ5との最大密封空間Samax において存在するものであるが、そのロータの回転による遠心力によって密封空間Sa内の油は、外側(アウターロータ6側)へ、そしてキャビテーション気泡は、内側(インナーロータ5の歯底部5b)に存在する。これは、遠心力によって密封空間Sa内におけるキャビテーション気泡より質量の大きい油がアウターロータ6側へ寄せられるので、その反対側のインナーロータ5の歯底部5b位置にキャビテーション気泡が存在するように考えられる。
従来のオイルポンプは、密封空間Saが最大密封空間Samax のときと吐出ポート3'との連通路がアウターロータ6'とインナーロータ5'との噛合ピッチ線の近傍からとなっていたため、図14(A)に示すように、キャビテーション気泡が多く存在するインナーロータ5'の歯底位置から距離T0 が短くなっている。そのために、密封空間Sa内のキャビテーション気泡は、直ぐに崩壊し、図14(B)に示すように、その衝撃がインナーロータ5'の歯底部5b'に対してキャビテーション浸食を発生している。これに対して、本発明は、キャビテーション気泡が多く存在するインナーロータ5の歯底部5b位置から距離Tが長いアウターロータ6の歯底部6b位置の軌跡円周C上の浅溝3cから吐出ポート3に連通するようにして、キャビテーション気泡が直ぐに崩壊せず、徐々に崩壊して衝撃を低減している。
すなわち、本発明は、吐出開始位置をキャビテーション気泡が存在するインナーロータ5の歯底部5b位置から長い距離Tに離間したアウターロータ6の歯底部6b位置の軌跡円周C上の浅溝3cと密封空間Saとが軌跡円周C方向に連続して連通し、吐出することで、キャビテーション気泡崩壊力を低減させるものである。
また密封空間Saは、最大密封空間Samax の状態からその容積を1%〜6%減少した状態のときに前記浅溝3cと連通させることで、前記密封空間Sa内を正圧状態にして浅溝3cを介して吐出することができる。これによって、密封空間Saは、正圧状態の吐出ポート3との連通状態を急激なものとすることなく、圧力変化を抑制することができ、キャビテーション気泡の崩壊力をより低減することができる。そして、前記吐出ポート3との連通の衝撃を低減することができるので、振動や騒音をより低減させることができる。
前記浅溝3cの形状の均等,不均等により、前記密封空間Saと浅溝3cとの連通の割合をより適宜に低減させることができる。そして、その浅溝3cの均等,不均等は密封空間Saと浅溝3cとの連通における開口の大きさの割合を適宜設定することで、たとえば、前記吐出ポート3との良好な連通状態(絞り調整で緩やかな連通)を容易に設定できる。
また、前記ロータ室1内の吸入ポート2の終端部2bと、吐出ポート3の始端部3aとの形成位置は、図13(A)に示すように、前記ロータ室1の左右対称線Lを中心にして、前記吸入ポート2の終端部2bが前記左右対称線L付近に形成され、前記吐出ポート3の始端部3aは前記左右対称線Lから離間して形成されることもある。間仕切部4は、左右対称線Lから吐出ポート3側寄りに形成される。図13(A)では、左右対称線Lに対して右側に形成されることになる。この場合もその密封空間Saと吐出ポート3の始端部3aとの連通箇所は、同様にアウターロータ6の歯底部6b位置となる。
また、本発明の第2の実施の形態としては、図12に示すように、前記間仕切部4の位置に存在する容積空間Sbであって、その容積が最大、すなわち最大容積空間Sbmax となったときに、前記吸入ポート2と前記浅溝3cに同時に連通されるように設定されたものである。この場合には、前記容積空間Sbが最大時において、前記吐出ポート3の浅溝3cと連通し、且つ前記吸入ポート2との連通も僅かに有るために、特にポンプの高回転時における吸入ポート2からの油の吸入充填量を増加させることができ、ひいてはポンプ吐出量を増加させることができる。またこれによって、キャビテーション気泡の量を低減することができる。その減少したキャビテーション気泡の崩壊力を低減することができることにより、さらにキャビテーション浸食も低減させることができる。
上記の効果は、アウターロータ6の歯底部6b位置から吐出開始する浅溝3cを設けるという極めて簡単な構造のみでキャビテーションの影響を大きく低減することができる。また、その簡単な構造としたことで、種々のトロコイド型オイルポンプへの適用が容易にできる。さらに、ハウジングを金型によるダイカスト鋳造で加工成形する場合、ハウジング成形のときに、簡単に本発明の浅溝を設けることが可能である。
また、上記最大容積空間Sbmax のときに、前記吸入ポート2から仕切られ、同時に前記浅溝3cに連通されるように設定されることもある。これによってもキャビテーション気泡の量を低減させ、キャビテーション気泡の崩壊力を低減させることができる。
(A)は本発明の最良の実施の形態を示す正面図、(B)は本発明の要部の拡大正面図である。 (A)は最大密封空間の容積が減少した密封空間と浅溝とが連通された状態の要部拡大図、(B)は油内の気泡がアウターロータの歯底部に移動し徐々に崩壊してゆく状態の拡大図である。 浅溝の第1タイプの要部拡大図である。 浅溝の第2タイプの要部拡大図である。 浅溝の第3タイプの要部拡大図である。 浅溝の第4タイプの要部拡大図である。 浅溝の第5タイプの要部拡大図である。 浅溝の第6タイプの要部拡大図である。 浅溝の第7タイプの要部拡大図である。 浅溝の第8タイプの要部拡大図である。 浅溝の第9タイプの要部拡大図である。 本発明の第2の実施の形態を示す要部拡大正面図である。 (A)は吸入ポートの終端部を左右対称線に対して近接させ吐出ポートの始端部を離間させたポンプの正面図、(B)は密封空間の拡大図である。 (A)は従来技術の正面図、(B)は従来技術のキャビテーションにより浸食されたインナーロータの歯底部の状態を示す正面図である。
符号の説明
1…ロータ室
2…吸入ポート
3…吐出ポート
3c…浅溝
5…インナーロータ
6…アウターロータ
C…軌跡円周
Sa…密封空間
Sb…容積空間

Claims (5)

  1. 吸入ポートと吐出ポートとを有するロータ室と、アウターロータとインナーロータと、前記吐出ポートの始端部側で且つ前記アウターロータの回転による歯底部位置の軌跡円周上に形成された浅溝とからなり、前記吸入ポートの終端部と吐出ポートの始端部との間の間仕切部と前記アウターロータと前記インナーロータにて形成される密封空間が最大から減少した状態で、吐出開始位置を前記インナーロータの歯底部位置から離間し、前記アウターロータの歯底部位置の軌跡円周上に前記浅溝が位置し、前記吐出ポートの始端部箇所に移動する前記密封空間と前記浅溝とが連通するように設け、前記密封空間が前記浅溝から吐出ポートに連通した状態によって容積空間となり、該容積空間は吐出ポートと連通して吐出することを特徴とするトロコイド型オイルポンプ。
  2. 請求項1において、密封空間が最大密封空間の状態に対して、その1%〜6%の容積を最大から減じた状態のときに、前記浅溝と連通されてなることを特徴とするトロコイド型オイルポンプ。
  3. 請求項1又は2において、前記浅溝は、その長手方向に沿って略円弧形状又は略直線状とし、前記アウターロータの歯底部位置の軌跡円周上において、前記軌跡円周から前記浅溝の外側輪郭部との距離と前記軌跡円周から内側輪郭部との距離とが等しく形成されてなることを特徴とするトロコイド型オイルポンプ。
  4. 請求項1又は2において、前記浅溝は、その長手方向に沿って略円弧状又は直線状とし、前記アウターロータの歯底部位置の軌跡円周上に前記軌跡円周から前記浅溝の外側輪郭部との距離と前記軌跡円周から内側輪郭部との距離とが異なるように形成されてなることを特徴とするトロコイド型オイルポンプ。
  5. 吸入ポートと吐出ポートとを有するロータ室と、アウターロータとインナーロータと、前記吐出ポートの始端部側で且つ前記アウターロータの回転による歯底部位置の軌跡円周上に形成された浅溝とからなり、前記吸入ポートの終端部と吐出ポートの始端部との間の間仕切部と前記アウターロータと前記インナーロータにて形成される容積空間が最大状態で、該容積空間は吐出開始位置をインナーロータの歯底部位置から離間したアウターロータの歯底部位置の軌跡円周上に位置する前記浅溝に連通され、又は前記吸入ポートと前記浅溝とに連通されてなることを特徴とするトロコイド型オイルポンプ。
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