JPH0543717U - 分岐接続箱の接続構造 - Google Patents

分岐接続箱の接続構造

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JPH0543717U
JPH0543717U JP9433891U JP9433891U JPH0543717U JP H0543717 U JPH0543717 U JP H0543717U JP 9433891 U JP9433891 U JP 9433891U JP 9433891 U JP9433891 U JP 9433891U JP H0543717 U JPH0543717 U JP H0543717U
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伸二 川北
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 Ｊ／ＢとＦＬ／Ｂとの固定機構および電気接
続機構を改良して、簡単化およびスペースをとらないよ
うにする。 【構成】 ＦＬ／ＢとＪ／Ｂとの固定・電気接続用兼Ｆ
Ｌ／Ｂ電源接続用として導電性金属板からなるＬ字形状
の固定板を設け、該固定板の垂直部をＦＬ／Ｂ固定部と
し、電源接続電線の端末に取り付けた端子と共にＦＬ／
Ｂのバスバーからなる座板にボルトを介して固定する一
方、上記固定板の水平部をＪ／Ｂ固定用の接合台座とし
て、Ｊ／Ｂのバスバーからなる接合台座上に接合し、こ
れら台座に穿設したボルト穴を連通させて、アンダーカ
バーより突設したボルトを貫通させ、ナットで締付固定
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワイヤハーネスの分岐接続箱として利用されるジャンクションブロ ック(Ｊ／Ｂ)と、ヒュージブルリンクの集合体であるヒュージブルリンクブロッ ク(ＦＬ／Ｂ)の接続構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
上記Ｊ／Ｂに対してＦＬ／Ｂは、接続する場合としない場合とがあり、また、 接続するワイヤハーネスの種類が相違するため、それぞれ別々に車体に固定して 、電線を介して接続している。
【０００３】 即ち、図５および図６に示すように、夫々独立して車体に固定したＪ／Ｂ１と ＦＬ／Ｂ２とを電線３を介して接続しており、電線３の両端末には端子４を圧着 し、Ｊ／Ｂ側の端子をコネクタ５を介してＪ／Ｂ１のリレーボックスの裏から嵌 合接続している。また、ＦＬ／Ｂ２側の端子４は大電流が流れるためにボルト６ により結合して接続し、かつ、該ボルト６により電源側に接続した電線７の端子 も結合して接続している。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、Ｊ／Ｂ１とＦＬ／Ｂ２とを各々独立した状態で車体に固定して いるため、限られた車両スペースの中で独立した車体固定手段を設けることは無 駄が多く、スペース上に設置しにくい場合が多い。 また、Ｊ／Ｂ１とＦＬ／Ｂ２とに電線を取り付ける作業を必要とし手数がかか ると共に、接続する電線の保護処理をする必要も生じる。
【０００５】 本考案は上記した問題点を全て解消せんとするものであり、Ｊ／ＢとＦＬ／Ｂ とを着脱自在に固定すると共に、該固定部分を介して電気接続を行うようにし、 即ち、Ｊ／ＢとＦＬ／Ｂとの電気接続と機構的な固定とを兼用出来るようにした 接続構造を提供せんとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、Ｊ／ＢとＦＬ／Ｂとを導電材を介して直 接的に固定して組み付け、上記固定部の導電材をＪ／ＢとＦＬ／Ｂの導電材に接 続して、Ｊ／ＢとＦＬ／Ｂとの固定機構に電気接続機構を併用したことを特徴と する分岐接続箱の接続構造を提供するものである。
【０００７】 上記ＦＬ／ＢとＪ／Ｂとの固定は、分岐接続箱のカバーに対する固定も同時に 行えるように、カバーより突設したボルトをＦＬ／ＢとＪ／Ｂの接合台座に穿設 したボルト穴に貫通して、ナットで締め付ける構成としていることが好ましい。
【０００８】 さらに、ＦＬ／ＢとＪ／Ｂとの固定・電気接続用兼ＦＬ／Ｂ電源接続用として 、導電性金属板からなるＬ字形状の固定板を設け、該固定板の垂直部をＦＬ／Ｂ 固定部とし、電源接続電線の端末に取り付けた端子と共にＦＬ／Ｂのバスバーか らなる接合座板にボルトを介して固定する一方、上記固定板の水平部をＪ／Ｂ固 定用接合台座として、Ｊ／Ｂのバスバーからなる台座上に接合し、これら台座に 穿設したボルト穴を連通させて、アンダーカバーより突設したボルトを貫通させ 、ナットで締付固定することが好ましい。
【０００９】
【作用】
上記のように、ＦＬ／ＢとＪ／Ｂとを一体的に固定して組み付けた状態でケー ス内に固定し、該ケースを車体に固定する構成としているため、スペース的な無 駄を省くことが出来る。 また、上記固定により、ＦＬ／ＢとＪ／Ｂとの電気接続も同時に行なわれ、よ って、従来の如き電線やコネクタを介しての接続を不要とすることが出来る。さ らに、上記固定機構によりＦＬ／Ｂと電源との接続も為すことが出来る。
【００１０】
【実施例】 以下、本考案を図面に示す実施例により詳細に説明する。 図１において、１０はＦＬ／Ｂ、１１はＪ／Ｂ、１２は車両のタイヤハウス上 に設置するアンダーカバーである。 上記ＦＬ／Ｂ１０とＪ／Ｂ１１とをアンダーカバー１２内に収容して、アンダ ーカバー１２に突設しているボルト１３にナット１４を締め付けることにより、 Ｊ／Ｂ１１とＦＬ／Ｂ１０とをアンダーカバー１２内に一体に固定すると共に、 該固定時にＦＬ／Ｂ１０とＪ／Ｂ１１の導電材を接触させて電気接続も行ってい る。
【００１１】 上記ＦＬ／Ｂ１０、Ｊ／Ｂ１１の固定兼電気接続およびＦＬ／Ｂ１０と電源と の接続用として、導電性金属板からなるＬ形状の１枚の固定板１５を設けている 。該固定板１５の垂直部はＦＬ／Ｂ固定部１５aとなり、その中央に固定用ボル ト穴１５bを穿設している。また、上記固定部１５aの上端より屈折する水平部は Ｊ／Ｂ固定用の接合台座１５cとなり、その中央部に上記ボルト１３が貫通する ボルト穴１５dを穿設している。
【００１２】 一方、ＦＬ／Ｂ１０には、バスバーにより固定板取付座板２０を設け、上記固 定板１５のＦＬ／Ｂ固定部１５aを上記座板２０の外面に当接させ、かつ、固定 部１５aの外面に電源接続電線２１の先端に取り付けた端子２２を当接し、ボル ト１６により固定板１５をＦＬ／Ｂ１０の座板２０に固定するようにしている。
【００１３】 また、Ｊ／Ｂ１１には、上記固定板１５のＪ／Ｂ固定用接合台座１５cと同一 形状の嵌合凹部を有する水平方向の接合台座２３をバスバーにより設けており、 該接合台座２３の中心部にボルト穴２３aを形成している。
【００１４】 ＦＬ／Ｂ１０とＪ／Ｂ１１とをアンダーカバー１２内に組み付ける時、該Ｊ／ Ｂ１１の接合台座２３の上面に上記固定板１５の台座１５cを重ね合わせ、連通 したボルト穴１５dと２３aにアンダーカバー１２より突設したボルト１３を貫通 させ、上端より上記ナット１４を締め付けることにより、ＦＬ／Ｂ１０とＪ／Ｂ １１とを固定すると共にアンダーカバー１２の内部に固定している。
【００１５】 上記接続構造とすると、ＦＬ／Ｂ１０が電源と接続されると共に、該ＦＬ／Ｂ １０とＪ／Ｂ１１とはバスバーからなる座板２０、固定板１５およびＦＬ／Ｂ１ ０のバスバーからなる台座２３を介して電気的に接続される。
【００１６】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案によれば、ＦＬ／ＢをＪ／Ｂに直接固 定して組み付けると共に、これらＦＬ／ＢとＪ／Ｂとの固定をケースカバーへの 固定と同時に行っているために、固定機構を少なくすることが出来ると共に狭い スペース内にも配置可能となる。
【００１７】 さらに、ＦＬ／Ｂと電源、ＦＬ／ＢとＪ／Ｂとの電気接続を、固定機構と併用 して行うことが出来るため、電線を介する電気接続作業を不要とすることが出来 、従来必要とされたコネクタおよび端子が不要となることと併せて、大幅なコス トダウンを図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本考案の実施例の分解斜視図である。
【図２】 図１に示すＦＬ／ＢとＪ／Ｂとの固定部分の
正面図である。
【図３】 図２に示すＦＬ／Ｂの側面図である。
【図４】 図１のＡ矢視方向の一部破断斜視図である。
【図５】 従来例を示す一部断面正面図である。
【図６】 図５の側面図である。
【符号の説明】
１０ ＦＬ／Ｂ １１ Ｊ／Ｂ １２ アンダーカバー １３ ボルト １４ ナット １５ 固定板 １５a ＦＬ／Ｂ固定部 １５b,１５d ボルト穴 １５c Ｊ／Ｂ固定用接合台座 １６ ボルト ２０ 座板 ２２ 端子 ２３ 接合台座 ２３a ボルト穴

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ジャンクションブロック(Ｊ／Ｂと称す)
    とヒュージブルリンクブロック(ＦＬ／Ｂと称す)とを導
    電材を介して直接的に固定して組み付け、該固定部の導
    電材をＪ／ＢおよびＦＬ／Ｂの導電材に接続して、Ｊ／
    ＢとＦＬ／Ｂとの固定機構に電気接続機構を併用したこ
    とを特徴とする分岐接続箱の接続構造。
  2. 【請求項２】 上記ＦＬ／ＢとＪ／Ｂとの固定は、分岐
    接続箱のカバーより突設したボルトを、ＦＬ／Ｂおよび
    Ｊ／Ｂの導電材からなる接合台座に穿設したボルト穴に
    貫通して、ナットで締め付ける構成としている請求項１
    記載の接続構造。
  3. 【請求項３】 ＦＬ／ＢとＪ／Ｂとの固定・電気接続用
    兼ＦＬ／Ｂ電源接続用として導電性金属板からなるＬ字
    形状の固定板を設け、該固定板の垂直部をＦＬ／Ｂ固定
    部とし、電源接続電線の端末に取り付けた端子と共にＦ
    Ｌ／Ｂのバスバーからなる座板にボルトを介して固定す
    る一方、上記固定板の水平部をＪ／Ｂ固定用の接合台座
    として、Ｊ／Ｂのバスバーからなる接合台座上に接合
    し、これら台座に穿設したボルト穴を連通させて、アン
    ダーカバーより突設したボルトを貫通させ、ナットで締
    付固定する請求項１記載の接続構造。
JP1991094338U 1991-11-18 1991-11-18 分岐接続箱の接続構造 Expired - Lifetime JP2537147Y2 (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS593714U (ja) * 1982-06-26 1984-01-11 ダイハツ工業株式会社 サブヒユ−ズブロツク付ジヨイントボツクス
JPS63182048U (ja) * 1987-05-14 1988-11-24
JPS6448849U (ja) * 1987-09-19 1989-03-27
JPH0270215A (ja) * 1988-09-02 1990-03-09 Yazaki Corp 電気接続箱

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