JPH0538460U - シーリングキヤツプ構造 - Google Patents

シーリングキヤツプ構造

Info

Publication number
JPH0538460U
JPH0538460U JP9545591U JP9545591U JPH0538460U JP H0538460 U JPH0538460 U JP H0538460U JP 9545591 U JP9545591 U JP 9545591U JP 9545591 U JP9545591 U JP 9545591U JP H0538460 U JPH0538460 U JP H0538460U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
sealing cap
surface portion
press
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9545591U
Other languages
English (en)
Inventor
新 元 伸 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP9545591U priority Critical patent/JPH0538460U/ja
Publication of JPH0538460U publication Critical patent/JPH0538460U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工精度の高くない透孔であっても十分に閉
塞でき、圧入時のシール剤のはみ出しも防止することの
できるシーリングキャップを提供する。 【構成】 シリンダヘッド10の壁部10a に冷却水路10b
と外部とを連通させて形成された透孔10cの外側の開口
の周縁部に、該透孔10cより大径の凹み部10d を形成
し、該透孔10cの外側の開口の周端部に、面取り部10eを
形成する。一方、上記透孔10c とほぼ等しい径の底面部
12aと、該底面部12aの周端辺からほぼ円筒形状で伸張し
た側面部12bと、さらに該側面部12bの先端辺からほぼ垂
直に外側に張り出した鍔部12cとにより構成されている
シーリングキャップ12を、該側面部12bにシール剤14を
塗布して上記透孔10c に圧入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、エンジンのシリンダヘッド等、部品の透孔を閉塞し、該部品の内 部の水や作動油等の漏れを防止するシーリングキャップの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
鋳造により製造される部品には、鋳型の構造上、該部品の機能には不必要な透 孔が形成されてしまうことがある。例えば、エンジンのシリンダヘッドを鋳造す るには、該シリンダヘッドの冷却水路の部分の鋳型を外部の鋳型に連結させなけ ればならない。このため、図2に示すように、鋳造されたシリンダヘッド1には 、上記冷却室1aと外部とを連通する透孔1bが形成されてしまい、このままでは冷 却水が漏れてしまう。
【0003】 そこで、上記透孔1bとほぼ等しい形状の底面部2aと、該底面部2aの周端辺から ほぼ円筒形状に伸張した側面部2bとを有するシーリングキャップ2に、シール剤 4を手塗等で塗布して、該透孔1bに圧入し、上記透孔1bを閉塞している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述したシーリングキャップ2により透孔1bを閉塞すると、以下のよ うな不都合を生ずるおそれがある。すなわち、シーリングキャップ2の側面部2b と透孔1bの内周面との間にシール剤4を介在させているが、シーリングキャップ 2の側面部2bや透孔1bの内周面の面あらさ或いは真円度などの加工精度が不良で あると、圧入されたシーリングキャップ2と透孔1bとの間に隙間が生じ、十分に 漏水を防止できないおそれがある。また、シーリングキャップ2を圧入する際に 、シール剤4がはがれて透孔1bの開口からはみ出すおそれがあり、はみ出した場 合は洗浄しなければならなず、煩雑な作業を要していた。
【0005】 そこで、本考案は、高精度に加工されていない透孔やシーリングキャップであ っても該透孔を十分に閉塞でき、圧入時のシール剤のはみ出しも防止することの できるシーリングキャップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本考案に係るシーリングキャップ構造は、部 品の壁部の透孔に圧入し、該透孔を閉塞するシーリングキャップの構造において 、前記透孔の内部を閉塞する本体部と、該本体部の端面に形成し、圧入の際に前 記壁部にほぼ密着する鍔部とにより構成されたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記部品の透孔に、上記シーリングキャップの本体部を圧入し、上記鍔部が上 記部品の壁面に当接するまで押し込む。また、予め上記本体部の外周面にシール 剤を塗布しておいてもよい。この場合、上記圧入により本体部の外面と透孔の内 周面との間からシール剤がはみ出すが、はみ出したシール剤は、鍔部と本体部と の境の部分に堆積するか、鍔部と壁面との間に介在される。
【0008】
【実施例】
以下、図示した実施例に基づいて本考案に係るシーリングキャップ構造を説明 する。なお、本実施例では、エンジンのシリンダヘッドの透孔にシーリングキャ ップが用いられる場合について説明している。
【0009】 シリンダヘッドの内部には冷却水路を設ける必要があるので、該シリンダヘッ ドを鋳造する際の鋳型は、冷却水路の部分の中子を外型に連結した形状となって いる。このため、図1に示すように、鋳造されたシリンダヘッド10の壁部10a に は冷却水路10bと外部とを連通する透孔10cが形成されている。そして、この透孔 10cの外側の開口の周辺に座ぐりを行ない、該透孔10cより大きな径の凹み部10d が形成されている。また、該透孔10cの外側の開口の周端辺には、面取り部10eが 形成されている。
【0010】 一方、シーリングキャップ12は、本体部として上記透孔10c とほぼ等しい径の 底面部12aと、該底面部12aの周端辺からほぼ円筒形状で伸張した側面部12b とを 有し、さらに該側面部12bの先端辺から鍔部12cがほぼ垂直に外側に張り出されて 構成されている。
【0011】 上記シーリングキャップ12を上記透孔10cに圧入する際には、上記側面部12bの 外周面にシール剤14を塗布して、シーリングキャップ12を透孔10c に圧入する。 側面部12bを透孔10cの内部に押し込み、鍔部12cを上記凹み部10dに密着させて没 入させる。この時、側面部12bの外周面と透孔10cの内周面とはほぼ密着するので 、シール剤14がこれらの間から押し出され鍔部12c の方向にはみ出す。このはみ 出したシール剤14は、上記面取り部10e とシーリングキャップ12との隙間に堆積 される。
【0012】 本実施例によれば、シーリングキャップ12の側面部12b の外周面と透孔10cの 内周面とがシール剤14を介してほぼ密着しており、また透孔10cの面取り部10eに はシール剤14が堆積され、さらに鍔部12cと凹み部10d とがほぼ密着しているの で、透孔10c から冷却水が漏れることはない。
【0013】 また、はみ出したシール剤14を面取り部10e に堆積させているので、このシー ル剤14が鍔部12cの縁部から壁部10aの表面上にはみ出すことを防止している。
【0014】 さらに、鍔部12cは凹み部10dに没入するので、該鍔部12c自体が壁部10aの表面 上で邪魔になることはない。しかも、シーリングキャップ12を圧入する際には、 この鍔部12cを凹み部10dの位置に合わせて圧入すればよいので、打込み工具及び 位置決めの作業が簡素化できると共に、圧入状態の精度を向上させることができ る。
【0015】 なお、本実施例ではシーリングキャップ12にシール剤14を手塗等で塗布してか ら圧入しているが、予めシーリングキャップ12の表面にシール剤をコーティング したものを用いてもかまわない。この場合、組立ライン中でシール剤の塗布作業 が不要となるので、組立作業の迅速化を図ることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るシーリングキャップ構造によれば、上記鍔 部が透孔の周辺の壁面にほぼ密着するので、上記本体部の外周面と透孔の内周面 との間のみならず、上記鍔部と壁面との間も密着する。このため、上記部品の内 部に液体が流通している場合であっても、上記透孔は確実に閉塞されているから 、内部の液体が漏洩することがない。
【0017】 また、シーリングキャップの本体部の外周面にシール剤を塗布して圧入した場 合、該圧入によりはみ出したシール剤は、鍔部と本体部との境の部分に堆積する か、鍔部と壁面との間に介在されるので、シール剤が壁面上にはみ出すことがな い。このため、はみ出したシール剤を洗浄する作業は必要なくなり、組立作業の 迅速を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダヘッドの透孔にシーリングキャップを
圧入した状態を示す、一部省略の断面図である。
【図2】シリンダヘッドの透孔に、従来のシーリングキ
ャップを圧入した状態を示す一部省略の断面図であり、
図1に相当する。
【符号の説明】
10 シリンダヘッド 10a 壁部 10c 透孔 12 シーリングキャップ 12a 底面部 12b 側面部 12c 鍔部 14 シール剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品の壁部の透孔に圧入し、該透孔を閉
    塞するシーリングキャップの構造において、 前記透孔の内部を閉塞する本体部と、 該本体部の端面に形成し、圧入の際に前記壁部にほぼ密
    着する鍔部とにより構成されたことを特徴とするシーリ
    ングキャップ構造。
JP9545591U 1991-10-25 1991-10-25 シーリングキヤツプ構造 Withdrawn JPH0538460U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9545591U JPH0538460U (ja) 1991-10-25 1991-10-25 シーリングキヤツプ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9545591U JPH0538460U (ja) 1991-10-25 1991-10-25 シーリングキヤツプ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0538460U true JPH0538460U (ja) 1993-05-25

Family

ID=14138164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9545591U Withdrawn JPH0538460U (ja) 1991-10-25 1991-10-25 シーリングキヤツプ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0538460U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11833520B2 (en) 2018-06-08 2023-12-05 Sms Group Gmbh Dry preparation of kaolin in the production of HPA

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11833520B2 (en) 2018-06-08 2023-12-05 Sms Group Gmbh Dry preparation of kaolin in the production of HPA

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04132418U (ja) ドレンを有する溜め組立体
JPH0538460U (ja) シーリングキヤツプ構造
JPH04127460U (ja) シール用oリングの溝
JPS6043155A (ja) エンジンオイルパンの取付方法
JPH031676Y2 (ja)
JP4305823B2 (ja) 表面処理のマスキング方法および装置
KR20190065578A (ko) 실링 볼트
JPS59138557U (ja) 高粘度液剤の塗布器
JPH0126936Y2 (ja)
JPS6350519Y2 (ja)
JPH0540362Y2 (ja)
JPH0651535U (ja) 流体軸受
CN216952550U (zh) 一种转轴自动加油工装
JPH0218780Y2 (ja)
JPH02284034A (ja) 圧入ジョイントのジョイント構造及びその流体洩れ測定方法
JP2575656Y2 (ja) 流体圧チャック装置
JPS6110059Y2 (ja)
JPH0512843U (ja) めくらプラグ
JPH0514775U (ja) 管継手
JPS5915853U (ja) 圧力容器の密栓
JPS5959572U (ja) 軸受け装置
JPH0573320U (ja) ドライブシャフト装置
JPH0532876U (ja) 密封装置
JPS5917147U (ja) 切削油供給装置
JPS6229614Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960208