JPH0538290Y2 - - Google Patents

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JPH0538290Y2
JPH0538290Y2 JP1985146311U JP14631185U JPH0538290Y2 JP H0538290 Y2 JPH0538290 Y2 JP H0538290Y2 JP 1985146311 U JP1985146311 U JP 1985146311U JP 14631185 U JP14631185 U JP 14631185U JP H0538290 Y2 JPH0538290 Y2 JP H0538290Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えばコンバイン等に搭載されて使用
されるもので、詳しくは複数個の常咬式ギヤ機構
に対して夫々設けられた複数個の油圧クラツチに
対して第1制御バルブを介して択一的に圧油を供
給して複数段に変速操作が可能な主変速装置と、
複数個の常咬式ギヤ機構に対して夫々設けられた
油圧クラツチに対して第2制御バルブを介して択
一的に圧油を供給して複数段に変速装置が可能な
副変速装置とを直列に配設してある走行変速装置
に関する。
〔従来の技術〕
この種の走行変速装置において、従来は、副変
速装置を構成するに3つのギヤ部を有するギヤ式
シフトスリーブとこのギヤ式シフトスリーブに択
一的に咬合する3つのギヤを同一伝動軸上に設け
ていた(例えば実開昭59−131321号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、低速走行状態にある作業走行時には作
業者に要求される操作が素行変速操作だけでな
く、コンバイン等であれば脱穀・刈取クラツチ操
作及び刈取部の昇降操作をも含んでいる為に、操
作が煩雑になつていた。その上に、作業走行時に
おける副変速の切換操作は、副変速がシフトスリ
ーブを介して切換伝動するようになつているの
で、主クラツチを切繰作し乍らの変速操作になら
ざるを得ず、一層操作を煩雑にしていた。
更に、この副変速装置の低速域では作業走行速
度として路上走行速度に比べて低速に設定されて
いるので、クラツチ操作をする毎に瞬間的に機体
が停止する状態になり、再度クラツチが継つたと
きに変速走行速度に戻ることになり、その間の変
速差が大で変速シヨツクが大きくなつていた。
このような従来構成のものに対して、主クラツ
チの切繰作を要することなくダイレクトチエンジ
が可能な油圧クラツチを使用した副変速構造のも
のも考えられるが、この場合には確かに主クラツ
チ切操作が必要でない分操作が容易迅速に行える
ものの、主変速装置側の変速位置を固定して、副
変速装置を切換えた場合には、副変速装置の各変
速段間の速度比が主変速装置側の変速比に比べて
大きくとつてあるので、速度差が大になつて、変
速シヨツクを発生していた。
本考案の目的は、副変速装置においても油圧ク
ラツチ化を図り乍ら、油圧クラツチ化されている
主変速装置との有機的連係を図つて変速シヨツク
を低減できるものを提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による特徴構成は複数個の常咬式ギヤ機
構に対して夫々設けられた複数個の油圧クラツチ
に対して第1制御バルブを介して択一的に圧油を
供給して複数段に変速操作が可能な主変速装置
と、複数個の常咬式ギヤ機構に対して夫々設けら
れた油圧クラツチに対して第2制御バルブを介し
て択一的に圧油を供給して複数段に変速装置が可
能な副変速装置とを直列に配設し、第1制御バル
ブと油圧源との間に漸次昇圧機構を設けるととも
に、第1制御バルブに漸次昇圧機構にかかる圧力
を開放する中立位置を、連続する複数の前進変速
位置と後進変速位置との中間に位置させて設け、
かつ、第1制御バルブに対する主変速装置用操作
系と第2制御バルブに対する副変速装置用操作系
との間に、主変速装置用操作系が第1制御バルブ
を中立位置に位置させたときのみ副変速装置用操
作系の変速装置を許容する機構を設けてある点に
あり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、主変速装置が前進変速位置と後進変速
位置との間に漸次昇圧機構の圧油を開放可能な中
立位置を設けて、前後進切換時の変速シヨツクを
緩和する構成をとつている点に着目して、大きな
速度差の為に変速シヨツクを生じ易い副変速装置
の変速操作時には前記副変速装置用操作系の変速
操作を許容する機構によつて、主変速装置が中立
位置にあるときのみ副変速装置の変速操作が可能
であるから、中立状態で変速操作が行え変速シヨ
ツクの起こる状態を回避できるとともに、変速後
主変速装置を変速操作しても漸次昇圧機構によつ
て油圧クラツチの起動も緩やかであり、変速シヨ
ツクを少なくできる。
〔考案の効果〕
主変速装置の操作系と副変速装置の操作系とに
亘つて、主変速装置が中立位置にあるときのみ副
変速装置の変速操作を許容する機構の追加構成だ
けで、主変速装置用として設けられた漸次昇圧機
構を副変速装置用としても兼用利用ができ、変速
シヨツクの低減化による運転者への好影響を与え
ることができるとともにその為の各機器の有効利
用が図れ、追加する機器を必要最小限のものに抑
えることができる。
〔実施例〕
コンバインに使用される走行変速装置を説明す
る。
第1図は伝動系の概略を示し、走行車体に搭載
したエンジン8からの出力は、脱穀装置2への伝
動系と走行用及び刈取部駆動用の伝動系に分岐さ
れる。後者の分岐出力は、走行ミツシヨンケース
9の入力軸10にテンシヨンクラツチ式の走行ク
ラツチ11を介してベルト伝達されたのち、更に
走行系と刈取部伝動系とに分岐される。
つまり、入力軸10の動力の一部は、ギヤ変換
装置12を介してPTO軸13に取出され、ここ
からテンシヨンクラツチ式の刈取クラツチ14を
介して刈取部7の入力軸15にベルト伝達され
る。又、ミツシヨンケース入力軸10の動力の一
部は、3段の副変速装置16、前進3段・後進1
段の主変速装置17及び操向クラツチ18,18
を経て左右の車軸19,19に伝達されるように
なつている。
主変速装置17は、各変速段をなす常咬式ギヤ
機構27の伝動系に多板式油圧クラツチ20a,
20b,20c,20dを夫々組込み、これら油
圧クラツチ20a,20b……に、ミツシヨンケ
ース9のPTO軸13に連動連結された油圧ポン
プ23からの圧油を、択一的に供給して、所望の
変速段での伝動を行う油圧操作式走行変速装置に
構成されている。
この主変速装置17の操作は、第2図に示す、
クラツチ操作用油圧回路aに組込んだ第1制御バ
ルブ21の操作のみによつて行う。
つまり、主変速操作系Aを構成する主変速用操
作レバー28によつて第1制御バルブ21をF1
F2,F3及びRのポジシヨンに切換えることによ
つて、前進1速用油圧クラツチ20a、前進2速
用油圧クラツチ20b、前進用油圧クラツチ20
dに、油圧ポンプ23からの圧油を択一的に供給
して、クラツチ入り状態の伝動系の変速状態が得
られ、かつ、第1制御バルブ21をNのポジシヨ
ンに切換えることで全油圧クラツチ20a,20
b……の圧油を抜いて伝動を断ちきつて中立停止
状態が得られるのである。又、前記第1制御バル
ブ21の一次側には漸次昇圧機構としてのモジユ
レーテイングバルブ22が接続されていて、中立
位置から変速操作されたときのクラツチ作動圧の
急激な上昇を抑制して、発進のシヨツク緩和が図
られている。
副変速装置16について詳述する。第1図に示
すように、前記入力軸10とこの入力軸10に対
向する第1伝動軸1との間に、油圧クラツチ6
a,6bの択一入切作動によつて二段に変更可能
な常咬式の低速ギヤ機構3と機械式クラチ機構4
としてのクラツチスリーブによつて入切可能な高
速ギヤ機構5とを設けてある。前記クラツチスリ
ーブ4は副変速操作系Bとしての機械式クラツチ
機構切換操作レバー24によつて油圧クラツチ6
a,6bのクラツチケーシングに咬合する作業走
行状態と高速ギヤ5aに咬合する二状態に切換可
能である。そして、第4図に示すようにクラツチ
スリーブ4を油圧クラツチ6a,6bに咬合させ
た状態で、前記油圧ポンプ23から、第1制御バ
ルブ21への圧油供給回路内に介装された二位置
切換式のロータリー式第2制御バルブ25を、こ
のバルブ25とプツシユプルワイヤ26で連係さ
れた主変速操作レバー28の上下作動によつて切
換操作して、副変速装置としての中連状態及び低
速状態を現出可能である。ただし、高速ギヤ機構
5を入切する場合には走行クラツチ(主クラツ
チ)を切操作する必要があるが、主変速装置17
の変速操作、及び、副変速装置16の低速域変速
操作は走行クラツチに関係なくダイレクトに行え
る。
主・副変速用としての主変速用操作レバー2
B、副変速用としての機械式クラツチ機構切換操
作レバー24の連係構造について詳述する。前記
主変速用操作レバー28は横軸心X周りで、主変
速操作方向に揺動可能に枢支されるとともに、こ
の横軸心Xに直交する横軸心Y周りで上下揺動可
能に筒ケース28Aが設けられ、この筒ケース2
8Aに手元操作部28Bが上下相対摺動可能に嵌
挿され、構成されている。主変速操作レバー28
と並列に機械式クラツチ機構切換操作レバー24
を設け、前記横軸心Xに平行な横軸心Z周りで変
速方向に揺動可能に設けてある。前記機械式クラ
ツチ機構切換操作レバー24と主変速用操作レバ
ー28との間には、機械式クラツチ機構切換操作
レバー24の変速移動空間に突出する突起部29
aと、主変速用操作レバー28の中立位置Nに対
応した部分に機械式クラツチ機構切換操作レバー
24に向けて退入する凹部29bを設けた規制板
29を、上下姿勢にある板バネ製支持材30の上
端に水平状態で取り付けてある。そして、この規
制板29は主変速用操作レバー28が中立位置に
あるときのみ、機械式クラツチ機構切換操作レバ
ー24の突起部29aに対する押圧作動によつ
て、前記凹部29bが主変速用操作レバー28の
筒ケース28Aを外嵌するように、主変速用操作
レバー28側に移動して、機械式クラツチ機構切
換操作レバー24の変速操作を許容する機構に設
けてある。又、前記主変速用操作レバー28が中
立位置以外の変速位置にあるときは、機械式クラ
ツチ機構切換操作レバー24で前記突起部29a
を押圧しても主変速用操作レバー28の筒ケース
28Aによつて規制板29の主変速用操作レバー
28側への移動が阻止され、機械式クラツチ機構
切換操作レバー24の変速操作ができないように
なつている。
〔別実施例〕
(イ) 機械式クラツチ機構切換操作レバー24の変
速操作を主変速用操作レバー28が中立位置に
あるときのみ許容する機構29としては上記し
た規制板に限定されるものではなく、他のもの
でもよい。又、この機構29は両操作系A,B
に対するものであれば操作レバー24,28以
外でもよい。
(ロ) 漸次昇圧機構22としてはアキユームレータ
でもよい。
(ハ) 上記構成のものはコンバイン以外の他の作業
車、及び、一般車に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る走行変速装置の実施例を示
し、第1図は全体構成図、第2図は油圧回路図、
第3図及び第4図は主変速装置用操作系と副変速
装置用操作系とを示す平面図と側面図である。 3……ギヤ機構、16……副変速装置、17…
…主変速装置、6a,20a……油圧クラツチ、
21……第1制御バルブ、22……漸次昇圧機
構、23……圧油源、25……第2制御バルブ、
27……ギヤ機構、A……主変速装置用操作系、
B……副変速装置用操作系、N……中立位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の常咬式ギヤ機構27に対して夫々設け
    られた複数個の油圧クラツチ20a……に対して
    第1制御バルブ21を介して択一的に圧油を供給
    して複数段に変速操作が可能な主変速装置17
    と、複数個の常咬式ギヤ機構3に対して夫々設け
    られた油圧クラツチ6a……に対して第2制御バ
    ルブ25を介して択一的に圧油を供給して複数段
    に変速装置が可能な副変速装置16とを直列に配
    設し、第1制御バルブ21と油圧源23との間に
    漸次昇圧機構22を設けるとともに、第1制御バ
    ルブ21に漸次昇圧機構22にかかる圧力を開放
    する中立位置Nを、連続する複数の前進変速位置
    と後進変速位置との中間に位置させて設け、か
    つ、第1制御バルブ21に対する主変速装置用操
    作系Aと第2制御バルブ25に対する副変速装置
    用操作系Bとの間に、主変速装置用操作系Aが第
    1制御バルブ21を中立位置Nに位置させたとき
    のみ副変速装置用操作系Bの変速装置を許容する
    機構29を設けてある走行変速装置。
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JPS5784033U (ja) * 1980-10-31 1982-05-24
JPS59131321U (ja) * 1983-02-22 1984-09-03 株式会社クボタ 作業車用油圧式パワ−トランスミツシヨン

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