JPH053759Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH053759Y2 JPH053759Y2 JP1986117671U JP11767186U JPH053759Y2 JP H053759 Y2 JPH053759 Y2 JP H053759Y2 JP 1986117671 U JP1986117671 U JP 1986117671U JP 11767186 U JP11767186 U JP 11767186U JP H053759 Y2 JPH053759 Y2 JP H053759Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling fan
- motor
- shroud
- motor casing
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 44
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
本考案は、電動クーリングフアン装置に関し、
詳しくは、自動車用エンジンの冷却に用いる電動
クーリングフアン装置に関する。
詳しくは、自動車用エンジンの冷却に用いる電動
クーリングフアン装置に関する。
【従来の技術】
自動車用エンジンの冷却装置の多くは水冷方式
が採用されており、これはラジエータにクーリン
グフアンを組合せたもので、冷却水と外気との間
で熱交換を行うようにしたものである。 このような冷却装置では、通常ラジエータに送
風するためのフアンの駆動方式が2つあつて、エ
ンジン出力の一部によりフアンベルトで駆動する
ようにしたものと、クーリングフアン専用のモー
タを装備してこれにより駆動するようにしたもの
とがある。 後者の場合、クーリングフアンの回転により発
生する振動、騒音の対策としてモータとシユラウ
ド間、シユラウドとラジエータ間、さらには、ラ
ジエータとラジエータパネル間の結合構造をフロ
ーテイング構造としている。 この種の防振、防音構造を採用したものとして
実公昭57−59622号公報に示されたものを挙げる
ことができる。
が採用されており、これはラジエータにクーリン
グフアンを組合せたもので、冷却水と外気との間
で熱交換を行うようにしたものである。 このような冷却装置では、通常ラジエータに送
風するためのフアンの駆動方式が2つあつて、エ
ンジン出力の一部によりフアンベルトで駆動する
ようにしたものと、クーリングフアン専用のモー
タを装備してこれにより駆動するようにしたもの
とがある。 後者の場合、クーリングフアンの回転により発
生する振動、騒音の対策としてモータとシユラウ
ド間、シユラウドとラジエータ間、さらには、ラ
ジエータとラジエータパネル間の結合構造をフロ
ーテイング構造としている。 この種の防振、防音構造を採用したものとして
実公昭57−59622号公報に示されたものを挙げる
ことができる。
ところで、前述のように専用のモータでクーリ
ングフアンを駆動する電動クーリングフアン装置
にあつては、クーリングフアンを例えば2000rpm
以上で高速回転させると、振動及び騒音が著しく
増加し、乗心地を損うという問題があつた。 一方、クーリングフアンを高速回転させずにエ
ンジンの冷却性能を維持しようとすると、ラジエ
ータやクーリングフアンを大型化せざるを得ず、
そうするとエンジンルームが一層狭隘になつてし
まう問題があつた。 ここで、クーリングフアン及びモータのアンバ
ランス量を低減すれば、騒音、振動は減少できる
が、このような解決策も既に限界に達している。 そこで本考案は、振動及び騒音の著しい増加を
伴うことなくクーリングフアンを高速回転できる
電動クーリングフアン装置を提供することを目的
とする。
ングフアンを駆動する電動クーリングフアン装置
にあつては、クーリングフアンを例えば2000rpm
以上で高速回転させると、振動及び騒音が著しく
増加し、乗心地を損うという問題があつた。 一方、クーリングフアンを高速回転させずにエ
ンジンの冷却性能を維持しようとすると、ラジエ
ータやクーリングフアンを大型化せざるを得ず、
そうするとエンジンルームが一層狭隘になつてし
まう問題があつた。 ここで、クーリングフアン及びモータのアンバ
ランス量を低減すれば、騒音、振動は減少できる
が、このような解決策も既に限界に達している。 そこで本考案は、振動及び騒音の著しい増加を
伴うことなくクーリングフアンを高速回転できる
電動クーリングフアン装置を提供することを目的
とする。
この目的のため本考案は、モータケーシングの
後端部がブラケツトを介してラジエータパネルに
固定されたモータと、このモータの回転軸に固定
されたクーリングフアンと、このクーリングフア
ンを囲む筒状のシユラウドとを備える電動クーリ
ングフアン装置であつて、上記シユラウドは、モ
ータケーシングの外周に等配され、かつ軸線が放
射方向に沿う複数のスプリングを介してモータケ
ーシングの外周に弾性的に支持すると共に、上記
シユラウド及びスプリングがクーリングフアン回
転時に発生するモータケーシング側の振動を吸収
するダイナミツクダンパとして機能するように、
振動周波数に対して上記スプリングのバネ定数
K及びシユラウドの質量mを次式 =(1/2π)×√ により設定したことを手段としている。
後端部がブラケツトを介してラジエータパネルに
固定されたモータと、このモータの回転軸に固定
されたクーリングフアンと、このクーリングフア
ンを囲む筒状のシユラウドとを備える電動クーリ
ングフアン装置であつて、上記シユラウドは、モ
ータケーシングの外周に等配され、かつ軸線が放
射方向に沿う複数のスプリングを介してモータケ
ーシングの外周に弾性的に支持すると共に、上記
シユラウド及びスプリングがクーリングフアン回
転時に発生するモータケーシング側の振動を吸収
するダイナミツクダンパとして機能するように、
振動周波数に対して上記スプリングのバネ定数
K及びシユラウドの質量mを次式 =(1/2π)×√ により設定したことを手段としている。
このような手段を採用したので、モータにより
クーリングフアンが回転駆動される際、モータケ
ーシング側に発生する振動は、シユラウド及びス
プリングがダイナミツクダンパとして機能するこ
とで吸収される。このため、振動及び騒音の著し
い増加を伴うことなくクーリングフアンを高速回
転することができる。
クーリングフアンが回転駆動される際、モータケ
ーシング側に発生する振動は、シユラウド及びス
プリングがダイナミツクダンパとして機能するこ
とで吸収される。このため、振動及び騒音の著し
い増加を伴うことなくクーリングフアンを高速回
転することができる。
以下、本考案の一実施例を添付の図面に基づい
て具体的に説明する。 第1図において符号11はラジエータパネル1
2をもつラジエータ本体を示している。このラジ
エータ本体11のラジエータパネル12には、3
本放射状に配置されたモータ取付け用のブラケツ
ト13の外端部13Aが固定され、円形をなすブ
ラケツト13の内端部13Bにはモータ14のケ
ーシング後端部が固定されて支持されている。 前記モータ14の回転軸にはクーリングフアン
15が取付けられ、またこのクーリングフアン1
5の周囲を囲むように筒状のシユラウド17が配
置されており、クーリングフアン15の回転によ
つてラジエータ本体11に冷却風を吸込むことが
できるようになつている。 前記シユラウド17は、クーリングフアン15
の周囲を囲む大径外周部17Bの後端部に小径内
周部17Aが連続したもので、この小径内周部1
7Aは、モータ14のケーシング外周を所定の間
隔を開けて囲んでいる。 一方、モータ14のケーシング外周には、軸線
がモータ14を中心とした放射方向に沿う3個の
スプリング16が円周方向に等分配置して設けら
れている。そしてこれらのスプリング16を介し
てシユラウド17の小径内周部17Aがモータ1
4のケーシング外周に弾性的に支持されている。 ここで、前記スプリング16のバネ定数K、及
びシユラウド17の質量mは、クーリングフアン
15の回転に伴い発生するモータケーシング側の
振動の周波数に応じて設定される。即ち、シユ
ラウド17及びスプリング16が上記モータケー
シング側の振動を吸収するダイナミツクダンパと
して機能するように、次式を用いて適宜設定され
る。 =(1/2π)×√ このように構成された一実施例の電動クーリン
グフアン装置では、モータ14によりクーリング
フアン15が回転駆動される際、モータケーシン
グ側に発生する振動がシユラウド17及びスプリ
ング16のダンパ機能により吸収される。 このため、振動及び騒音の著しい増加を伴うこ
となくクーリングフアン15を高速回転すること
ができる。従つて、振動及び騒音による乗心地の
悪化の問題が解消すると共に、冷却性能を損なう
ことなくクーリングフアン15を小型化でき、ま
たエンジンルームの狭隘化の問題も解消する。
て具体的に説明する。 第1図において符号11はラジエータパネル1
2をもつラジエータ本体を示している。このラジ
エータ本体11のラジエータパネル12には、3
本放射状に配置されたモータ取付け用のブラケツ
ト13の外端部13Aが固定され、円形をなすブ
ラケツト13の内端部13Bにはモータ14のケ
ーシング後端部が固定されて支持されている。 前記モータ14の回転軸にはクーリングフアン
15が取付けられ、またこのクーリングフアン1
5の周囲を囲むように筒状のシユラウド17が配
置されており、クーリングフアン15の回転によ
つてラジエータ本体11に冷却風を吸込むことが
できるようになつている。 前記シユラウド17は、クーリングフアン15
の周囲を囲む大径外周部17Bの後端部に小径内
周部17Aが連続したもので、この小径内周部1
7Aは、モータ14のケーシング外周を所定の間
隔を開けて囲んでいる。 一方、モータ14のケーシング外周には、軸線
がモータ14を中心とした放射方向に沿う3個の
スプリング16が円周方向に等分配置して設けら
れている。そしてこれらのスプリング16を介し
てシユラウド17の小径内周部17Aがモータ1
4のケーシング外周に弾性的に支持されている。 ここで、前記スプリング16のバネ定数K、及
びシユラウド17の質量mは、クーリングフアン
15の回転に伴い発生するモータケーシング側の
振動の周波数に応じて設定される。即ち、シユ
ラウド17及びスプリング16が上記モータケー
シング側の振動を吸収するダイナミツクダンパと
して機能するように、次式を用いて適宜設定され
る。 =(1/2π)×√ このように構成された一実施例の電動クーリン
グフアン装置では、モータ14によりクーリング
フアン15が回転駆動される際、モータケーシン
グ側に発生する振動がシユラウド17及びスプリ
ング16のダンパ機能により吸収される。 このため、振動及び騒音の著しい増加を伴うこ
となくクーリングフアン15を高速回転すること
ができる。従つて、振動及び騒音による乗心地の
悪化の問題が解消すると共に、冷却性能を損なう
ことなくクーリングフアン15を小型化でき、ま
たエンジンルームの狭隘化の問題も解消する。
以上説明したとおり本考案にれば、モータによ
りクーリングフアンが回転駆動される際、モータ
ケーシング側に発生する振動は、シユラウド及び
スプリングがダイナミツクダンパとして機能する
ことで吸収される。 従つて、振動及び騒音の著しい増加を伴うこと
なくクーリングフアンを高速回転することができ
る。
りクーリングフアンが回転駆動される際、モータ
ケーシング側に発生する振動は、シユラウド及び
スプリングがダイナミツクダンパとして機能する
ことで吸収される。 従つて、振動及び騒音の著しい増加を伴うこと
なくクーリングフアンを高速回転することができ
る。
第1図は本考案による電動クーリングフアン装
置の一実施例の構成を示す断面図、第2図は同、
一実施例の背面図、第3図は同、一実施例のエン
ジンルーム内での配置関係を示す概略平面図であ
る。 11……ラジエータ本体、12……ラジエータ
パネル、13……ブラケツト、14……モータ、
15……クーリングフアン、16……スプリン
グ、17……シユラウド。
置の一実施例の構成を示す断面図、第2図は同、
一実施例の背面図、第3図は同、一実施例のエン
ジンルーム内での配置関係を示す概略平面図であ
る。 11……ラジエータ本体、12……ラジエータ
パネル、13……ブラケツト、14……モータ、
15……クーリングフアン、16……スプリン
グ、17……シユラウド。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 モータケーシングの後端部がブラケツトを介し
てラジエータパネルに固定されたモータと、この
モータの回転軸に固定されたクーリングフアン
と、このクーリングフアンを囲む筒状のシユラウ
ドとを備える電動クーリングフアン装置であつ
て、 上記シユラウドは、モータケーシングの外周に
等配され、かつ軸線が放射方向に沿う複数のスプ
リングを介してモータケーシングの外周に弾性的
に支持すると共に、 上記シユラウド及びスプリングがクーリングフ
アン回転時に発生するモータケーシング側の振動
を吸収するダイナミツクダンパとして機能するよ
うに、振動周波数に対して上記スプリングのバ
ネ定数K及びシユラウドの質量mを次式 =(1/2π)×√ により設定したことを特徴とする電動クーリング
フアン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986117671U JPH053759Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986117671U JPH053759Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6324400U JPS6324400U (ja) | 1988-02-17 |
JPH053759Y2 true JPH053759Y2 (ja) | 1993-01-28 |
Family
ID=31003398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986117671U Expired - Lifetime JPH053759Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053759Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2865315B2 (ja) * | 1989-07-10 | 1999-03-08 | 三洋電機株式会社 | ファンモータの取付装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2028985A (en) * | 1932-05-25 | 1936-01-28 | Clarence A Mahon | Fan |
JPS5518558U (ja) * | 1978-07-20 | 1980-02-05 | ||
JPS5551915A (en) * | 1978-10-11 | 1980-04-16 | Nippon Denso Co Ltd | Automobile engine cooling device |
-
1986
- 1986-07-31 JP JP1986117671U patent/JPH053759Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2028985A (en) * | 1932-05-25 | 1936-01-28 | Clarence A Mahon | Fan |
JPS5518558U (ja) * | 1978-07-20 | 1980-02-05 | ||
JPS5551915A (en) * | 1978-10-11 | 1980-04-16 | Nippon Denso Co Ltd | Automobile engine cooling device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6324400U (ja) | 1988-02-17 |
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