JPH0535656U - 容器の支持構造 - Google Patents

容器の支持構造

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JPH0535656U
JPH0535656U JP9304691U JP9304691U JPH0535656U JP H0535656 U JPH0535656 U JP H0535656U JP 9304691 U JP9304691 U JP 9304691U JP 9304691 U JP9304691 U JP 9304691U JP H0535656 U JPH0535656 U JP H0535656U
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善明 浜崎
大和 新井
晶彦 椎名
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 容器1の外周面と相対向する側板3を備えた
ブラケット2に嵌合部5、6が設けられる。その嵌合部
5、6に容器の被嵌合部が上方から嵌合される。その側
板3に形成された開口12の内縁上部により抜け止め片
10が、容器から離反する方向に弾性的に変位可能なよ
うに片持支持される。その嵌合部5、6への被嵌合部の
嵌合に際して抜け止め片10を容器から離反する方向に
押して変位させる当接部が容器に設けられる。その嵌合
後に容器に近接するように復帰した抜け止め片10が当
接部に上方から当接することでブラケット2に対する容
器の上方への抜けが阻止される。その抜け止め片10の
容器から離反する方向への変位に伴って側板3が弾性変
形可能とされている。 【効果】 抜け止め片と側板との連結部における破損を
防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、容器を着脱自在に支持するのに適した容器の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば油圧パワーステアリング装置のオイルタンクのような容器を車体に取り 付ける場合、オイルタンクは保守点検の際に着脱する必要がある。そのため、車 体にブラケットを取り付け、そのブラケットに設けた嵌合部にオイルタンクの被 嵌合部を上方から嵌合することで、ブラケットによりオイルタンクを支持し、オ イルタンクを取り外す際には、ブラケットに対しオイルタンクを上方に抜くよう にしている。
【0003】 この場合、ブラケットからオイルタンクが不慮に上方に抜けるのを防止するた め、ブラケットにオイルタンクから離反する方向に弾性的に変位可能な抜け止め 片が取り付けられ、その嵌合部への被嵌合部の嵌合に際して抜け止め片を容器か ら離反する方向に押して変位させる当接部が容器に設けられ、その嵌合後に容器 に近接するように復帰した抜け止め片が当接部に上方から当接することで容器の 抜け止めをする支持構造が提案されている(実公昭63‐3955号公報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の支持構造にあっては、ブラケットを剛性の大きな材質により構成し、抜 け止め片をバネ鋼のような弾性の大きな材質により構成していた。そのため、抜 け止め片を弾性的に変位させた場合、抜け止め片とブラケットとの連結部に応力 が集中的に作用し、抜け止め片とブラケットとの連結部において破損するおそれ があった。
【0005】 本考案は上記従来技術の問題を解決することのできる容器の支持構造を提供す ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴とするところは、容器の外周面と相対向する側板を備えたブラケ ットに嵌合部が設けられ、その嵌合部に容器の被嵌合部が上方から嵌合されるこ とで容器がブラケットにより支持され、その側板に形成された開口の内縁上部に より抜け止め片が、容器から離反する方向に弾性的に変位可能なように片持支持 され、その嵌合部への被嵌合部の嵌合に際して抜け止め片を容器から離反する方 向に押して変位させる当接部が容器に設けられ、その嵌合後に容器に近接するよ うに復帰した抜け止め片が当接部に上方から当接することでブラケットに対する 容器の上方への抜けが阻止され、その抜け止め片の容器から離反する方向への変 位に伴って側板が弾性変形可能とされている点にある。
【0007】
【作用】
本考案の構成によれば、ブラケットにより容器を支持する場合は、ブラケット に設けられた嵌合部に容器の被嵌合部を上方から嵌合させる。この際、抜け止め 片が当接部に押されて容器から離反する方向に弾性的に変位する。そして、嵌合 部が被嵌合部に完全に嵌合すると、抜け止め片が容器に近接するように復帰して 当接部に上方から当接し、容器のブラケットに対する上方への抜けを阻止する。 ブラケットから容器を取り外すには、抜け止め片を容器から離反する方向に弾性 的に変位させ、しかる後に容器の被嵌合部をブラケットの嵌合部から上方に抜く 。
【0008】 上記ブラケットに対する容器の着脱に際し、抜け止め片の容器から離反する方 向への変位に伴って側板が弾性変形する。これにより、側板が弾性変形しない場 合に比べ、抜け止め片と側板との連結部に作用する応力が低減され、その連結部 における破損が防止される。その抜け止め片は側板に形成された開口の内縁上部 により片持支持されているので、その開口を大きくしたり抜け止め片と開口の内 縁との連結部の幅を大きくすることで弾性変形を生じさせることができる。すな わち、抜け止め片と側板との連結部に作用する応力低減を容易に行なうことがで きる構造とされている。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0010】 図8および図9は油圧パワーステアリング装置の合成樹脂製オイルタンク1を 示し、このオイルタンク1は図1〜図7に示すブラケット2を介して車体に支持 される。
【0011】 そのブラケット2は合成樹脂により一体成形され、容器1の外周面と相対向す る側板3と、容器1の底面と相対向する底板4とを備える。
【0012】 その側板3に左右一対の嵌合部5、6が形成されている。この嵌合部5、6に 、容器1の外周に設けられた左右一対の被嵌合部7、8が上方から嵌合されるこ とで、容器1はブラケット2により支持される。すなわち、各嵌合部5、6は側 板3の左右端から容器に向かって突出する支持片5a、6aを有し、各支持片5 a、6aの内面5a′、6a′は、容器に向かうに従い互いに近接すると共に下 方に向かうに従い互いに近接するように鉛直面に対し傾斜する。また、各被嵌合 部7、8は容器1の外周から側板3に向かって突出する被支持片7a、8aを有 し、各被支持片の外面7a′、8a′は支持片5a、6aの内面5a′、6a′ に沿うように鉛直面に対し傾斜する。そして、各支持片5a、6aの左右間に各 被支持片7a、8aが上方から嵌合されることで、各支持片5a、6aの内面5 a′、6a′と側板3の内面3aとが被支持片7a、8aの外面7a′、8a′ と先端面7a′′、8a′′とに当接し、これにより容器1がブラケット2に支 持される。
【0013】 そのブラケット2からの容器1の上方への抜けを阻止するため、ブラケット2 に抜け止め片10が設けられると共に容器1に当接部11が設けられている。
【0014】 すなわち、側板3に前記嵌合部5、6の左右間において開口12が形成され、 この開口12の内縁上部に長方形板状の抜け止め片10の上部が一体化されてい る。これにより、抜け止め片10は容器1から離反する方向(図2において右方 )に弾性的に変位可能なように片持支持されている。その抜け止め片10は、下 方に向かうに従い容器1に近接するよう鉛直線に対して傾斜する。また、本実施 例では図1に示すように、抜け止め片10と開口12の内縁左右部との間に間隔 dが設けられ、この間隔dに抜け止め片10を容器1から離反する方向に引いて 変位させるための工具が挿入可能とされている。
【0015】 容器1に設けられる当接部11は、容器1の被嵌合部7、8の左右間において 、容器1の外周から側板3に向かって突出する。この当接部11は、嵌合部5、 6に被嵌合部7、8を上方から嵌合させていくと、図10に示すように、抜け止 め片10を容器1から離反する方向に押して弾性的に変位させる。そして、嵌合 部5、6に被嵌合部7、8が完全に嵌合すると当接部11は抜け止め片10の下 方に位置し、図2に示すように、抜け止め片10は容器1に近接するように復帰 して抜け止め片10の下端が当接部11の上面に上方から当接する。これにより 容器1のブラケット2から上方への抜けが阻止される。この容器1のブラケット 2による支持を解除する場合は、抜け止め片10を容器1から離反する方向に変 位させて当接部11との当接を解除し、しかる後に容器1をブラケット2から上 方に抜く。
【0016】 そして、抜け止め片10の容器1から離反する方向への変位に伴って、図10 に示すように側板3の上部3′が弾性変形可能とされている。その側板3の変形 量は、図1に示すように抜け止め片10の左右における開口12の内縁と側板3 の外縁との距離Sを小さくする程に、また、抜け止め片10と側板3との連結部 の左右幅Wを大きくする程に大きくすることができる。すなわち、抜け止め片1 0と側板3との連結部に作用する応力低減を容易に行なうことができ、その連結 部の破損を防止することができる。
【0017】 なお、本実施例では側板3とブラケット2の底板4との接合部に左右一対のリ ブ15が設けられている。また、ブラケット2の車体への取り付け用ボルトを挿 通するため、底板4に切欠16が形成されている。その底板4の裏面に複数の凹 部20が形成されることでブラケット2の軽量化が図られている。その凹部20 は底板4の周縁部には設けられず、底板4の周縁部は厚肉とされることで強度の 向上が図られている。
【0018】 また、本実施例のブラケット2は一枚開き金型内で一回の射出成形により成形 される。すなわち、図11〜図13においてハッチング部分は成形用金型を構成 する固定型25と移動型26を示し、固定型25に対して移動型26を下方移動 させることで型開きがなされる。この型開きの際に移動型26がブラケット2と 干渉しないように、底板4に移動型26の通し孔30と通し用切欠31とが形成 されている。
【0019】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではない。
【0020】 例えば、上記実施例では油圧パワーステアリング装置のオイルタンクの支持構 造に本考案を適用したが、ブラケットを介して容器を支持する構造であれば本考 案を適用することができる。
【0021】 また、図14〜図17に示すようなブラケット40により容器を支持する場合 にも本考案を適用できる。上記実施例との相違は、ブラケット40は金属製とさ れ、前記実施例のような底板を有さず、側板41により主構成されている。その 側板41に形成された開口42の内縁上部により片持支持される抜け止め片43 に、工具挿入孔43aが開口されている。その工具挿入孔43aに工具を挿入し て抜け止め片43を容器から離反する方向(図15において左方)に引いて抜け 止め片43と当接部との当接を解除することで、容器をブラケット40から上方 に抜くことが可能とされている。他の上記実施例と同様の部分は同一符号で示す 。なお、工具挿入孔43aに換えて下端が開放されて切欠としてもよい。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、ブラケットに対して容器を上方から嵌合させて着脱自在に支 持し、そのブラケットに対する容器の上方への抜けを抜け止め片により阻止する 構造において、抜け止め片と側板との連結部における破損を防止することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るブラケットの正面図
【図2】図1のII‐II線断面図
【図3】本考案の実施例に係るブラケットの平面図
【図4】本考案の実施例に係るブラケットの底面図
【図5】本考案の実施例に係るブラケットの側面図
【図6】図1のVI‐VI線断面図
【図7】図3のVII‐VII線断面図
【図8】本考案の実施例に係る容器の側面構造を示す図
【図9】本考案の実施例に係る容器の平面構造を示す図
【図10】本考案の実施例に係る容器の支持構造の作用
説明図
【図11】本考案の実施例に係るブラケット成形用金型
の説明図
【図12】本考案の実施例に係るブラケット成形用金型
の説明図
【図13】本考案の実施例に係るブラケット成形用金型
の説明図
【図14】異なった実施例に係るブラケットの正面図
【図15】図14のXV‐XV線断面図
【図16】異なった実施例に係るブラケットの平面図
【図17】異なった実施例に係るブラケットの底面図
【符号の説明】
1 容器 2 ブラケット 3 側板 5、6 嵌合部 7、8 被嵌合部 10 抜け止め片 11 当接部 12 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 椎名 晶彦 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の外周面と相対向する側板を備えた
    ブラケットに嵌合部が設けられ、その嵌合部に容器の被
    嵌合部が上方から嵌合されることで容器がブラケットに
    より支持され、その側板に形成された開口の内縁上部に
    より抜け止め片が、容器から離反する方向に弾性的に変
    位可能なように片持支持され、その嵌合部への被嵌合部
    の嵌合に際して抜け止め片を容器から離反する方向に押
    して変位させる当接部が容器に設けられ、その嵌合後に
    容器に近接するように復帰した抜け止め片が当接部に上
    方から当接することでブラケットに対する容器の上方へ
    の抜けが阻止され、その抜け止め片の容器から離反する
    方向への変位に伴って側板が弾性変形可能とされている
    ことを特徴とする容器の支持構造。
JP1991093046U 1991-10-17 1991-10-17 容器の支持構造 Expired - Lifetime JP2565217Y2 (ja)

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JP1991093046U JP2565217Y2 (ja) 1991-10-17 1991-10-17 容器の支持構造
US07/958,145 US5280868A (en) 1991-10-17 1992-10-08 Reservoir supporting structure
DE69216352T DE69216352T2 (de) 1991-10-17 1992-10-13 Befestigung eines Vorratsbehälters
EP92117465A EP0537681B1 (en) 1991-10-17 1992-10-13 Reservoir supporting structure

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS633955U (ja) * 1986-06-25 1988-01-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS633955U (ja) * 1986-06-25 1988-01-12

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