JP4390316B2 - ダイ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、板状のワークの打抜き加工に使用されるダイ装置に係り、さらに詳細には、ワークから打抜かれたスクラップ,ブランク等の打抜き片が、例えば打抜き加工具としてのパンチの上昇復帰時に一体的に上昇してダイの上面に出現することを防止する機能を備えたダイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に係る先行例として例えば実開昭63−66518号公報(先行例1),実開平5−70725号公報(先行例2)及び第2543774号実用新案登録公報(先行例3)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記先行例1においては、図4に示すように、ダイ100のパンチング孔101の下端に、パンチ102に弾性的に圧接するパンチ屑除去機構103を設けた構成であるから、板状のワーク104の打抜き片Sを上記パンチ屑除去機構13に係止するには、パンチ102がダイ100のパンチング孔101内に大きく入り込む必要があるものであって、パンチ102を打圧するためのラムのストロークを大きくする必要があり、作業能率向上を図る上において問題がある。
【0004】
前記先行例2においては、図5に示すように、ダイ100のパンチング孔101の内周面に周溝105を設け、この周溝105に、内周面に撓み変形可能の複数の係止部106を備えたリング部材107を係合し、このリング部材107に備えた前記係止部106でもって打抜き片を係止する構成である。
【0005】
この構成によれば、ダイ100のパンチング孔101に対するパンチの入り込みを小さく抑えることができるものの、前記係止部106がパンチによって剪断され易いと共に、打抜き片が下方向へ通過するときの撓み変形を繰り返すことによりへたり易く長寿命化を図る上おいて問題がある。
【0006】
さらに先行例3においては、図6に示すように、ダイ100に、パンチング孔101に対して直交する方向の横穴108を対向して設け、この横穴108に挿通したU字形状の連結ピン109の対向した掴みピン111を前記パンチング孔101に臨ませ、この掴みピン111でもって打抜き片を係止しようとする構成である。
【0007】
この構成においては、連結ピン109のへたりを抑制することはできるものの、掴みピン111の断面円形状の円弧の部分で打抜き片を係止しようとするものであるから、打抜き片を係止する上おいて信頼性に欠けるという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、ダイホルダにダイを着脱可能に装着してなるダイ装置において、上記ダイに備えた打抜き孔の内周面の適数箇所に、上記打抜き孔の上縁部に備えたダイ刃部に近接した位置に至る縦溝を設け、前記縦溝に対応して前記ダイホルダに設けた板バネを上下に長く設けると共に前記溝内に撓み可能に設け打抜かれた打抜片の下方向への通過は許容するが上方向への戻りを阻止するように上部に傾斜部を備えて内方向へ突出した係止爪を前記板バネの上端部に設け、前記板バネの撓み支点を当該板バネの下部付近に設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1を参照するに、本発明の実施の形態に係るダイ装置1は、ダイホルダ3に対してダイ5を着脱可能に装着した構成である。
【0010】
上記ダイホルダ3は、図2に示すように、ダイ5を着脱可能に装着自在のダイ装着孔7を上部に備えた構成であって、このダイ装着孔7の下部内周には、ダイ5の外周に形成したダイ外周溝9に係合した係止リング11と係脱自在の係止溝13が形成してある。また、前記ダイ装着孔7内には、ダイ5に形成した位置決め溝15(図1参照)に対して係脱自在の位置決めピン17が立設してある。なお、ダイホルダ3の外周面には、ダイホルダ3をパンチプレスに装着するときに方向性の位置決めを行う位置決めキー19が設けてある。
【0011】
上記構成により、ダイホルダ3のダイ装着孔7に対してダイ5を装着すると、ダイ5の位置決め溝15と位置決めピン17とが係合してダイホルダ3に対するダイ5の位置決めが行われ、かつダイ5に備えた係止リング11がダイホルダ3の係止溝13に係合して、ダイホルダ3のダイ装着孔7からのダイ5の抜け出しが防止される。ダイホルダ3の上記ダイ装着孔7からダイ5を抜き出すと、図2に示すように、ダイ5に係止リング11を備えた状態で離脱される。
【0012】
ここで、ダイホルダ3に対して着脱される各ダイ5に対して係止リング11の共通化を図る構成として、次のごとき構成とすることができる。すなわち、ダイ5に形成したダイ外周溝9の深さよりも、ダイ装着孔7に形成した係止溝13の深さを深くし、前記ダイ外周溝9に対する係止リング11の係合深さよりも係止溝13に対する係止リング11の係合深さを深くすることにより、ダイ装着孔7に対してダイ5を着脱するとき、係止リング11は常に係止溝13に係止された状態となり、着脱交換する各ダイ5に対して係止リング11を共通に使用することができるものである。
【0013】
前記ダイ5とパンチP(図3参照)との協働によって板状のワークWの打抜き加工を行ったときのスクラップ,ブランク等の打抜き片Sがダイ5の上面に上ることを防止するために、上記打抜き片Sを係止する係止爪が設けられている。
【0014】
より詳細には、前記ダイ5において、ダイ5に備えた打抜き孔5H(図2参照)の内周面には、打抜き孔5Hの上縁部に備えたダイ刃部5Bに近接した位置に至る複数の縦溝5Gが下面から設けてある。そして、前記ダイホルダ3のダイ装着孔7内には、前記各縦溝5Gに対応して複数の板バネ21が設けてある。上記各縦溝5Gの幅は板バネ21の板厚より僅かに大きいだけであって比較的狭いものであるから、各縦溝5Gの上部がダイ刃部5Bに近接した構成であっても、ダイ刃部5Bの強度に影響することはないものである。
【0015】
前記板バネ21は、ダイ5をダイホルダ3のダイ装着孔7に係合したときには、図1に示すように、前記縦溝5G内に収納された状態に位置するものであって、その形状は、図3に示すように、上下方向の幅が当該板バネ21の板厚に対して比較的大きな水平部21Hと水平方向の幅が上記水平部21Hの上下幅より小さなほぼ垂直状の立上り部21Vを上下方向に長く設けてあり、この立上り部21Vは前記縦溝内へ上端部が入り込むように撓み自在に設けてある。
【0016】
そして、上記立上り部21Vの上部には、前記ダイ5の打抜き孔5Hの周面より内方向へ突出した係止爪21Cが設けてある。この係止爪21Cは、前記縦溝5Gの上部付近でダイ刃部5Bに近接した位置に位置しており、上部には打抜き片Sの下方向への通過を許容する傾斜部21Sが内側(打抜き孔5Hの中心側)が低くなるように形成してあって、その内端は鋭端部に形成してあり、例えば鳶の嘴状に形成してある。なお、板バネ21をダイホルダに設けた場合について説明したが、上記板バネ21はダイ5に直接設けても良いものである。
【0017】
以上のごとき構成において、図1に示すように、ダイホルダ3のダイ装着孔7内にダイ5を装着した後、ダイ5上にセットされたワークW(図3参照)上にパンチPが当接し(図3(A))、打抜き片Sの打抜き加工を行うと、打抜き片Sの周縁部が板バネ21における係止爪21Cの傾斜部21Sに当接し押圧するので、上記板バネ21の立上り部21Vは水平部21Hとの連結部付近を撓み支点として撓み、上記係止爪21Cの部分が縦溝5G内に入り込む(図3(B))。そして、打抜き片Sが上記係止爪21Cの部分を通過すると、板バネ21の弾性によって係止爪21Cが元の位置に復帰する(図3(C))。
【0018】
その後、パンチPが上昇復帰するとき、前記打抜き片SがパンチPと一体的に上昇する傾向にあるときには、図3(D)に示すように、前記板バネ21の係止爪21Cによって打抜き片Sの周縁部上側を係止して打抜き片Sの上昇を阻止するものである。
【0019】
既に理解されるように、板バネ21の立上り部21Vの上端部に設けた係止爪21Cはダイ5のダイ刃部5Bに近接してあるので、ダイ5の打抜き孔5Hに対するパンチPの入り込み量は小さくても、前記係止爪21Cによる打抜き片Sの係止を確実に行うことができるものである。
【0020】
また、板バネ21の立上り部21Vは水平部21Hとの連結部付近を撓み支点として撓みを生じるものであって、係止爪21Cと上記撓み支点とが大きく離れているので、長時間の使用であっても板バネ21のへたりが少なく長寿命となるものである。
【0021】
【発明の効果】
以上のごとき説明より理解されるように、本発明によれば、板状のワークの打抜き加工後の打抜き片をダイ内部に確実に係止保持することができると共に、上記打抜き片を係止するための係止爪にへたりを生じるようなことがなく長寿命を図ることができるものである。したがって、前述したごとき従来の問題点を解消し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイホルダにダイを装着した状態を示す平面説明図及び断面説明図である。
【図2】ダイホルダからダイを離した状態での断面説明図である。
【図3】ワークから打抜かれた打抜き片が板バネの係止爪に係止される状態を示す作用説明図である。
【図4】先行例1に係る従来のダイ装置の説明図である。
【図5】先行例2に係る従来のダイ装置の説明図である。
【図6】先行例3に係る従来のダイ装置の説明図である。
【符号の説明】
1 ダイ装置
3 ダイホルダ
5 ダイ
5H 打抜き孔
5B ダイ刃部
5G 縦溝
7 ダイ装着孔
11 係止リング
13 係止溝
21 板バネ
21C 係止爪
21S 傾斜部

Claims (1)

  1. ダイホルダにダイを着脱可能に装着してなるダイ装置において、上記ダイに備えた打抜き孔の内周面の適数箇所に、上記打抜き孔の上縁部に備えたダイ刃部に近接した位置に至る縦溝を設け、前記縦溝に対応して前記ダイホルダに設けた板バネを上下に長く設けると共に前記溝内に撓み可能に設け、打抜かれた打抜片の下方向への通過は許容するが上方向への戻りを阻止するように上部に傾斜部を備えて内方向へ突出した係止爪を前記板バネの上端部に設け、前記板バネの撓み支点を当該板バネの下部付近に設けたことを特徴とするダイ装置。
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