JP2565217Y2 - 容器の支持構造 - Google Patents

容器の支持構造

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JP2565217Y2
JP2565217Y2 JP1991093046U JP9304691U JP2565217Y2 JP 2565217 Y2 JP2565217 Y2 JP 2565217Y2 JP 1991093046 U JP1991093046 U JP 1991093046U JP 9304691 U JP9304691 U JP 9304691U JP 2565217 Y2 JP2565217 Y2 JP 2565217Y2
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JP
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container
retaining piece
bracket
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fitting
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JP1991093046U
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弘 上野
善明 浜崎
大和 新井
晶彦 椎名
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、容器を着脱自在に支持
するのに適した容器の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば油圧パワーステアリング装置のオ
イルタンクのような容器を車体に取り付ける場合、オイ
ルタンクは保守点検の際に着脱する必要がある。そのた
め、車体にブラケットを取り付け、そのブラケットに設
けた嵌合部にオイルタンクの被嵌合部を上方から嵌合す
ることで、ブラケットによりオイルタンクを支持し、オ
イルタンクを取り外す際には、ブラケットに対しオイル
タンクを上方に抜くようにしている。
【0003】この場合、ブラケットからオイルタンクが
不慮に上方に抜けるのを防止するため、ブラケットにオ
イルタンクから離反する方向に弾性的に変位可能な抜け
止め片が取り付けられ、その嵌合部への被嵌合部の嵌合
に際して抜け止め片を容器から離反する方向に押して変
位させる当接部が容器に設けられ、その嵌合後に容器に
近接するように復帰した抜け止め片が当接部に上方から
当接することで容器の抜け止めをする支持構造が提案さ
れている(実公昭63‐3955号公報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の支持構造にあっ
ては、ブラケットの剛性が大きいため、抜け止め片を弾
性的に変位させた場合、抜け止め片とブラケットとの連
結部に応力が集中的に作用し、抜け止め片とブラケット
との連結部において破損するおそれがあった。
【0005】本考案は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできる容器の支持構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴とするとこ
ろは、容器の外周面と相対向する側板を備えたブラケッ
トに嵌合部が設けられ、その嵌合部に容器の被嵌合部が
上方から嵌合されることで容器がブラケットにより支持
され、その側板に形成された開口の内縁上部により抜け
止め片が、容器から離反する方向に弾性的に変位可能な
ように片持支持され、その嵌合部への被嵌合部の嵌合に
際して抜け止め片を容器から離反する方向に押して変位
させる当接部が容器に設けられ、その嵌合後に容器に近
接するように復帰した抜け止め片が当接部に上方から当
接することでブラケットに対する容器の上方への抜けが
阻止され、その抜け止め片の容器から離反する方向への
変位に伴って、その抜け止め片と側板との連結部に作用
する応力を低減できるように、その側板が弾性変形可能
とされ、その側板の弾性変形量は、抜け止め片の左右に
おける開口の内縁と側板の外縁との距離を小さくする程
に、抜け止め片と側板との連結部の左右幅を大きくする
程に大きくすることが可能とされている点にある。
【0007】
【作用】本考案の構成によれば、ブラケットにより容器
を支持する場合は、ブラケットに設けられた嵌合部に容
器の被嵌合部を上方から嵌合させる。この際、抜け止め
片が当接部に押されて容器から離反する方向に弾性的に
変位する。そして、嵌合部が被嵌合部に完全に嵌合する
と、抜け止め片が容器に近接するように復帰して当接部
に上方から当接し、容器のブラケットに対する上方への
抜けを阻止する。ブラケットから容器を取り外すには、
抜け止め片を容器から離反する方向に弾性的に変位さ
せ、しかる後に容器の被嵌合部をブラケットの嵌合部か
ら上方に抜く。
【0008】上記ブラケットに対する容器の着脱に際
し、抜け止め片の容器から離反する方向への変位に伴っ
て側板が弾性変形する。これにより、側板が弾性変形し
ない場合に比べ、抜け止め片と側板との連結部に作用す
る応力が低減され、その連結部における破損が防止され
る。その抜け止め片は側板に形成された開口の内縁上部
により片持支持されているので、その開口を大きくし
抜け止め片の左右における開口の内縁と側板の外縁との
距離を小さくしたり抜け止め片と開口の内縁との連結部
の幅を大きくすることで弾性変形を生じさせることがで
きる。すなわち、抜け止め片と側板との連結部に作用す
る応力低減を容易に行なうことができる構造とされてい
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
【0010】図8および図9は油圧パワーステアリング
装置の合成樹脂製オイルタンク1を示し、このオイルタ
ンク1は図1〜図7に示すブラケット2を介して車体に
支持される。
【0011】そのブラケット2は合成樹脂により一体成
形され、容器1の外周面と相対向する側板3と、容器1
の底面と相対向する底板4とを備える。
【0012】その側板3に左右一対の嵌合部5、6が形
成されている。この嵌合部5、6に、容器1の外周に設
けられた左右一対の被嵌合部7、8が上方から嵌合され
ることで、容器1はブラケット2により支持される。す
なわち、各嵌合部5、6は側板3の左右端から容器に向
かって突出する支持片5a、6aを有し、各支持片5
a、6aの内面5a′、6a′は、容器に向かうに従い
互いに近接すると共に下方に向かうに従い互いに近接す
るように鉛直面に対し傾斜する。また、各被嵌合部7、
8は容器1の外周から側板3に向かって突出する被支持
片7a、8aを有し、各被支持片の外面7a′、8a′
は支持片5a、6aの内面5a′、6a′に沿うように
鉛直面に対し傾斜する。そして、各支持片5a、6aの
左右間に各被支持片7a、8aが上方から嵌合されるこ
とで、各支持片5a、6aの内面5a′、6a′と側板
3の内面3aとが被支持片7a、8aの外面7a′、8
a′と先端面7a′′、8a′′とに当接し、これによ
り容器1がブラケット2に支持される。
【0013】そのブラケット2からの容器1の上方への
抜けを阻止するため、ブラケット2に抜け止め片10が
設けられると共に容器1に当接部11が設けられてい
る。
【0014】すなわち、側板3に前記嵌合部5、6の左
右間において開口12が形成され、この開口12の内縁
上部に長方形板状の抜け止め片10の上部が一体化され
ている。これにより、抜け止め片10は容器1から離反
する方向(図2において右方)に弾性的に変位可能なよ
うに片持支持されている。その抜け止め片10は、下方
に向かうに従い容器1に近接するよう鉛直線に対して傾
斜する。また、本実施例では図1に示すように、抜け止
め片10と開口12の内縁左右部との間に間隔dが設け
られ、この間隔dに抜け止め片10を容器1から離反す
る方向に引いて変位させるための工具が挿入可能とされ
ている。
【0015】容器1に設けられる当接部11は、容器1
の被嵌合部7、8の左右間において、容器1の外周から
側板3に向かって突出する。この当接部11は、嵌合部
5、6に被嵌合部7、8を上方から嵌合させていくと、
図10に示すように、抜け止め片10を容器1から離反
する方向に押して弾性的に変位させる。そして、嵌合部
5、6に被嵌合部7、8が完全に嵌合すると当接部11
は抜け止め片10の下方に位置し、図2に示すように、
抜け止め片10は容器1に近接するように復帰して抜け
止め片10の下端が当接部11の上面に上方から当接す
る。これにより容器1のブラケット2から上方への抜け
が阻止される。この容器1のブラケット2による支持を
解除する場合は、抜け止め片10を容器1から離反する
方向に変位させて当接部11との当接を解除し、しかる
後に容器1をブラケット2から上方に抜く。
【0016】そして、抜け止め片10の容器1から離反
する方向への変位に伴って、図10に示すように側板3
の上部3′が弾性変形可能とされている。その側板3の
変形量は、図1に示すように抜け止め片10の左右にお
ける開口12の内縁と側板3の外縁との距離Sを小さく
する程に、また、抜け止め片10と側板3との連結部の
左右幅Wを大きくする程に大きくすることができる。す
なわち、抜け止め片10と側板3との連結部に作用する
応力低減を容易に行なうことができ、その連結部の破損
を防止することができる。
【0017】なお、本実施例では側板3とブラケット2
の底板4との接合部に左右一対のリブ15が設けられて
いる。また、ブラケット2の車体への取り付け用ボルト
を挿通するため、底板4に切欠16が形成されている。
その底板4の裏面に複数の凹部20が形成されることで
ブラケット2の軽量化が図られている。その凹部20は
底板4の周縁部には設けられず、底板4の周縁部は厚肉
とされることで強度の向上が図られている。
【0018】また、本実施例のブラケット2は一枚開き
金型内で一回の射出成形により成形される。すなわち、
図11〜図13においてハッチング部分は成形用金型を
構成する固定型25と移動型26を示し、固定型25に
対して移動型26を下方移動させることで型開きがなさ
れる。この型開きの際に移動型26がブラケット2と干
渉しないように、底板4に移動型26の通し孔30と通
し用切欠31とが形成されている。
【0019】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではない。
【0020】例えば、上記実施例では油圧パワーステア
リング装置のオイルタンクの支持構造に本考案を適用し
たが、ブラケットを介して容器を支持する構造であれば
本考案を適用することができる。
【0021】また、図14〜図17に示すようなブラケ
ット40により容器を支持する場合にも本考案を適用で
きる。上記実施例との相違は、ブラケット40は金属製
とされ、前記実施例のような底板を有さず、側板41に
より主構成されている。その側板41に形成された開口
42の内縁上部により片持支持される抜け止め片43
に、工具挿入孔43aが開口されている。その工具挿入
孔43aに工具を挿入して抜け止め片43を容器から離
反する方向(図15において左方)に引いて抜け止め片
43と当接部との当接を解除することで、容器をブラケ
ット40から上方に抜くことが可能とされている。他の
上記実施例と同様の部分は同一符号で示す。なお、工具
挿入孔43aに換えて下端が開放されて切欠としてもよ
い。
【0022】
【考案の効果】本考案によれば、ブラケットに対して容
器を上方から嵌合させて着脱自在に支持し、そのブラケ
ットに対する容器の上方への抜けを抜け止め片により阻
止する構造において、抜け止め片と側板との連結部にお
ける破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るブラケットの正面図
【図2】図1のII‐II線断面図
【図3】本考案の実施例に係るブラケットの平面図
【図4】本考案の実施例に係るブラケットの底面図
【図5】本考案の実施例に係るブラケットの側面図
【図6】図1のVI‐VI線断面図
【図7】図3のVII‐VII線断面図
【図8】本考案の実施例に係る容器の側面構造を示す図
【図9】本考案の実施例に係る容器の平面構造を示す図
【図10】本考案の実施例に係る容器の支持構造の作用
説明図
【図11】本考案の実施例に係るブラケット成形用金型
の説明図
【図12】本考案の実施例に係るブラケット成形用金型
の説明図
【図13】本考案の実施例に係るブラケット成形用金型
の説明図
【図14】異なった実施例に係るブラケットの正面図
【図15】図14のXV‐XV線断面図
【図16】異なった実施例に係るブラケットの平面図
【図17】異なった実施例に係るブラケットの底面図
【符号の説明】
1 容器 2 ブラケット 3 側板 5、6 嵌合部 7、8 被嵌合部 10 抜け止め片 11 当接部 12 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 椎名 晶彦 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8 号光洋精工株式会社内 (56)参考文献 実公 昭63−3955(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の外周面と相対向する側板を備えた
    ブラケットに嵌合部が設けられ、その嵌合部に容器の被
    嵌合部が上方から嵌合されることで容器がブラケットに
    より支持され、その側板に形成された開口の内縁上部に
    より抜け止め片が、容器から離反する方向に弾性的に変
    位可能なように片持支持され、その嵌合部への被嵌合部
    の嵌合に際して抜け止め片を容器から離反する方向に押
    して変位させる当接部が容器に設けられ、その嵌合後に
    容器に近接するように復帰した抜け止め片が当接部に上
    方から当接することでブラケットに対する容器の上方へ
    の抜けが阻止され、その抜け止め片の容器から離反する
    方向への変位に伴って、その抜け止め片と側板との連結
    部に作用する応力を低減できるように、その側板が弾性
    変形可能とされ、その側板の弾性変形量は、抜け止め片
    の左右における開口の内縁と側板の外縁との距離を小さ
    くする程に、抜け止め片と側板との連結部の左右幅を大
    きくする程に大きくすることが可能とされていることを
    特徴とする容器の支持構造。
JP1991093046U 1991-10-17 1991-10-17 容器の支持構造 Expired - Lifetime JP2565217Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991093046U JP2565217Y2 (ja) 1991-10-17 1991-10-17 容器の支持構造
US07/958,145 US5280868A (en) 1991-10-17 1992-10-08 Reservoir supporting structure
DE69216352T DE69216352T2 (de) 1991-10-17 1992-10-13 Befestigung eines Vorratsbehälters
EP92117465A EP0537681B1 (en) 1991-10-17 1992-10-13 Reservoir supporting structure

Applications Claiming Priority (1)

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JP1991093046U JP2565217Y2 (ja) 1991-10-17 1991-10-17 容器の支持構造

Publications (2)

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JPH0535656U JPH0535656U (ja) 1993-05-14
JP2565217Y2 true JP2565217Y2 (ja) 1998-03-18

Family

ID=14071570

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0621892Y2 (ja) * 1986-06-25 1994-06-08 株式会社吉野工業所 容器の閉蓋具

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JPH0535656U (ja) 1993-05-14

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