JPH0534631Y2 - - Google Patents

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JPH0534631Y2
JPH0534631Y2 JP583190U JP583190U JPH0534631Y2 JP H0534631 Y2 JPH0534631 Y2 JP H0534631Y2 JP 583190 U JP583190 U JP 583190U JP 583190 U JP583190 U JP 583190U JP H0534631 Y2 JPH0534631 Y2 JP H0534631Y2
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fabric
button
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sewing
bifold
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、紳士・婦人服上衣やベストの前ボ
タン、内ポケツト用ボタン、ズボンのピストルポ
ケツト用ボタンなどのように、各種の薄物の縫製
品にボタンを根付けしたり、根付するとともに根
巻きを施して縫着するように構成されたボタン付
けミシンに関するもので、特に根付け時における
根糸の処理に関するものである。
[従来の技術] この種のボタン付けミシンで、ボタンを生地に
根付けおよび根巻きして縫着するミシンが、例え
ば、特開昭63−279873号公報などに開示されてい
る。
第10図は上記公報などに開示された従来のボ
タン付けミシンの要部の側面図を示し、同図にお
いて、1は縫針で、ミシンアーム(図示省略)内
に設けた昇降駆動機構を介して一定位置を上下に
往復運動する。2は生地ガイドで、左右一対の生
地ホルダー腕3,3間に亘つて前後に位置調整可
能に固定連結されており、この生地ガイド2の下
側には、上記縫針1が上下に通過移動する貫通孔
4をもつた針板5が密接状態に配置され固定され
ている。
6は生地ホルダーで、ボタン7を縫着する生地
8を二つ折りにし、その二つ折り生地8の中間に
挿入されてこの二つ折り生地8を上記生地ガイド
2上に載置し固定する。9は生地ホルダー回転用
シリンダで、このシリンダ9の収納伸長により連
結杆10,11、軸12、可動腕13およびブラ
ケツト14を介して生地ホルダー6を生地8に対
して固定状態と固定解除状態とに切換える。
15は生地ホルダー調節板で、1方の生地ホル
ダー腕3の外側に沿つて設けられ、その下端部が
上記軸12の周りに揺動自在に取付けられてい
る。16はストツパーで、上記連結杆11に固定
され、上記生地ホルダー調節板15の中間部の上
辺に接当可能な折曲片16aを有している。
17はストツパー調節具で、上記生地ホルダー
腕3に取付けられているとともに、その先端部が
上記生地ホルダー調節板15に支軸18を介して
取付けられている。
19は生地押えで、上記生地ホルダー6により
生地ガイド2上に載置される二つ折り生地8の上
面に斜め上方から当接して、この生地8を針板5
から遠ざかる前方fに向かつて押圧することで生
地8の撓みを防ぐものである。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
生地ホルダー6に生地8を二つ折にしてセツト
したのち、図示省略したペダルの踏み込みにより
シリンダ9を伸長させて、生地ホルダー6を生地
ガイド2の上面に上記二つ折り生地8とともに押
圧し固定するとともに、生地押え19により二つ
折り生地8の上面を斜め上方から押圧して生地8
の撓みを防ぐ。
一方、第10図では省略するボタンホルダーを
介してボタン7をそのボタン孔7aが針板5の貫
通孔4上に対応するように根付け姿勢にセツトす
る。
この状態で、ミシンの作動を開始して、縫針1
を上下に往復運動させると同時に、図示省略した
可動テーブルをX軸方向に往復移動させることに
より、根糸20を介して予め設定された運針数で
の根付け縫製が行なわれる この根付け縫製が終了したならば、上記ボタン
ホルダーの90度回転により、根巻き縫製姿勢に切
換えられる。
つぎに、上記可動テーブルを介しての生地ホル
ダー6およびボタンホルダーのXおよびY軸方向
の設定量ごとの往復移動により、根巻き糸21を
介して予め設定された運針数での根巻き縫製が行
なわれ、第11図aおよびbで示すように、ボタ
ン7が生地8から浮いた状態でしつかりと生地8
に縫着される。
なお、第11図a,bは2つのボタン孔7aを
有するボタン7の縫着の場合を示しているが、第
12図a,bや第13図a,bのように、4つの
ボタン孔7aを有するボタン7の縫着の場合に
も、可動テーブルの移動量および移動方向の設定
いかんによつて使用することができる。
[考案が解決しようとする課題] 従来のボタン付けミシンは以上のように構成さ
れていたので、薄生地を二つ折りした生地8にボ
タン7を根糸20を介して根付け縫着するにあた
つて、縫針1が二つ折り生地8の上下両生地部分
を貫通するために、根糸20の下端部20aが第
11図ないし第13図のbで示すように、下生地
部の裏面側に露出することとなり、高級志向化の
強い衣料製品などにおいては、その製品の品質の
低下や体裁の悪化をまねくといつた問題があつ
た。
この考案は上記の実状に鑑みたもので、極く簡
単な構成改良を施すだけで、根糸の薄い生地の裏
面への露出を防止することができるボタン付けミ
シンを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案に係るボ
タン付けミシンは、一定位置を上下に往復運動す
る縫針と、この縫針が通過移動する貫通孔をもつ
た針板と、二つ折り生地の下生地を載置する生地
ガイドと、上記二つ折り生地の中間に挿入されて
この二つ折り生地を上記生地ガイド上に載置し固
定する生地ホルダーと、ボタン孔が上記針板の貫
通孔上に位置する姿勢でボタンを上記二つ折り生
地の上部において保持するボタンホルダーと、こ
のボタンホルダーおよび上記生地ホルダーを水平
面内の互いに直交する二次元方向の少なくとも一
次元方向に往復移動させる駆動装置とを備え、上
記生地ホルダーの先端部に、二つ折り生地の上生
地部に貫通してこの二つ折り生地の上記針板の貫
通孔上に対応する上生地部分を浮き上がり状態に
保持可能な複数本のピン状体を突設させたことを
特徴とする。
[作用] この考案によれば、二つ折り生地の中間に挿入
した生地ホルダーの先端部に突設させた複数本の
ピン状体を上記二つ折り生地の折曲部分に貫通さ
せて生地ガイド上に載置し固定することにより、
針板の貫通孔上に対応する上記二つ折り生地の上
生地部分を下生地部分に対して浮き上がり状態に
して生地ガイド上に保持させることができる。
この状態で、ミシンを作動させて縫針を上下往
復運動させることにより、二つ折り生地の浮き上
がり上生地部分に対してのみ根糸を貫通させて、
下生地部分の裏面へは根糸を露出させない状態で
のボタンの根付け縫製を行うことができる。
[考案の実施例] 以下、この考案の一実施例を図面にもとづいて
説明する。
第1図および第2図はそれぞれ要部の斜視図、
第3図は要部の拡大側面図であり、同図におい
て、1ないし18は第10図で示す従来例と同一
の構成要素であるため、該当部分に同一の符号を
付して、それらの詳しい説明を省略する。
第1図および第2図において、22はミシンア
ームで、縫針1を上下に往復運動させる昇降駆動
機構(図示省略)を内装している。23はボタン
ホルダーで、ボタン7をその周部の両側から弾性
的に保持する一対の半円弧状の挟持片23a,2
3bからなる。
24はボタンホルダー回転用シリンダで、この
シリンダ24の伸長収納により連結杆35,36
を介して上記ボタンホルダー23を、第1図に示
すような根付け縫製姿勢と第2図で示すような根
巻き縫製姿勢とに切換える。
25は可動テーブルで、この可動テーブル25
は図示省略した2つのステツピングモータおよび
タイミングベルト37を介して水平面内で互いに
直交する二次元方向、つまりX−Y軸方向に同期
的に往復駆動移動するように構成されており、こ
の可動テーブル25の左右両側面に左右一対の生
地ホルダー腕3,3が固定されている。
26はボタンホルダー腕で、腕継手27を介し
て上記可動テーブル25に支持され、以上の構成
により、ボタンホルダー23および生地ホルダー
6が可動テーブル25を介してX−Y軸方向に同
期的に往復移動可能に構成されている。
第4図は生地ホルダー6の拡大斜視図、第5図
は第3図の仮想線の丸で示した個所の拡大図を示
し、上記生地ホルダー6は、薄い板金製の折り曲
げ板部材6Aとこの折り曲げ板部材6Aの先端部
にねじ27を介して固定された厚肉の板部材6B
とからなる。
28,28はピン状体で、上記厚肉板部材6B
にその先端面から適当深さに形成された孔6bに
挿入され締付ねじ29,29を介して厚肉板部材
6Bに固定され、その先端部が可動テーブル25
側に突出されており、これらピン状体28,28
を生地ガイド2の上面に載置される二つ折り生地
8の上生地部8aに貫通させることにより、針板
5の貫通孔4上に対応する上生地部分8a1を下
生地部8bに対して第5図に示すように、ほぼ逆
U字状の浮き上がり状態に保持可能に構成してい
る。
なお、上記した構成の根巻き機能付きボタン付
けミシンは、根付け縫製および根巻き縫製といつ
た一連のシーケンス動作や縫い速度などをプログ
ラム可能なプログラムメモリ、各種データをアク
セスメモリ可能なデータメモリおよびCPUから
なるマイクロコンピユータユニツトを備えている
とともに、可動テーブル25の移動量や運針数な
どを設定する各種の設定器がマイクロコンピユー
タユニツトに接続されているが、これらについて
は考案の要旨と直接関係がないため、省略する。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
第1図のように、シリンダ24の伸長により根
付け縫製姿勢にあるボタンホルダー23にボタン
7を弾性的に保持するとともに、作業者側に開い
た状態の生地ホルダー6に生地8を二つ折りにし
てセツトする。このとき、2本のピン状体28,
28を二つ折り生地の折曲部近くの上生地部8a
に貫通させるようにセツトする。
ついで、図示省略のペダルの踏み込みによりシ
リンダ9を伸長させて、生地ホルダー6を生地ガ
イド2側に揺動させて、二つ折り生地8の下生地
部8bが生地ガイド2の上面に載置されるよう
に、二つ折り生地8を根付け位置に押圧し固定す
る。
この状態で、ミシンの作動を開始して、縫針1
を上下に往復運動させると同時に、可動テーブル
25をX軸方向に往復移動させることにより、根
糸20を介して予め設定した運針数での根付け縫
製が行なわれる。この根付け縫製において、根糸
20は二つ折り生地8の上生地部8aに対しての
み貫通し、下生地部8bの裏面に露出することが
ない。
以上の根付け縫製が終了したならば、シリンダ
24が収縮してボタンホルダー23が回転し、第
2図で示すような根巻き縫製姿勢に切換えられ
る。
つぎに、可動テーブル25がX−Y軸方向にそ
れぞれ設定量ごとに往復移動することにより、第
6図で明示したように、根巻き糸21を介してボ
タン7と二つ折り生地8との間の根糸20に対し
て所定の運針数での根巻きが行なわれ、第7図a
およびbで示すように、ボタン7が生地8から浮
いた状態でしつかりと生地8に保持されたボタン
付けが得られる。
なお、第7図a,bは2つのボタン孔7aを有
するボタン7の根付け縫着の場合を示したが、第
8図a,bで示すように、4つのボタン孔7aを
有するボタン7を平行根付けする場合や第93図
a,bで示すように、4つのボタン孔7aを有す
るボタン7をクロス根付けする場合のいずれにお
いても、根糸20の下端部20aを下生地部8b
の裏面に露出させないで縫着することができる。
また、上記実施例では、1台のミシンで根付け
と根巻きとを連続的に行なえるように構成したも
のを示したが、根付け専用のボタン付けミシンで
あつてもよい。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、二つ折り生
地の上生地部分のみを浮き上がらせ、その浮き上
がつた部分に対して根付けを行なうことができる
ので、根糸の端部を下生地部の裏面側へ露出させ
ることなく、ボタンを所定どおりに縫着すること
ができる。これにより、特に高級志向化の強い衣
料製品の品質および仕上がり体裁の向上を図るこ
とができる。
しかも、生地ホルダーの先端部に複数本のピン
状体を突設するだけの極く簡単な構成改良によ
り、上述のような品質および体裁のよいボタン付
けを実行することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ、この考案の一
実施例によるボタン付けミシン要部の斜視図、第
3図は要部の拡大側面図、第4図は要部の拡大斜
視図、第5図は第3図の丸で囲んだ部分の拡大
図、第6図は根巻き終了状態の要部の拡大側面
図、第7図a,bないし第9図a,bはそれぞれ
各種ボタンの縫着完了状態を示す平面図および正
面図、第10図は従来の根巻きボタン付けミシン
の要部の拡大側面図、第11図a,bないし第1
3図a,bはそれぞれ従来の根巻きボタン付けミ
シンによる各種ボタンの縫着完了状態を示す平面
図および正面図である。 1……縫針、2……生地ガイド、4……貫通
孔、5……針板、6……生地ホルダー、7……ボ
タン、8……生地、8a……上生地部、8b……
下生地部、20……根糸、20a……根糸の端
部、23……ボタンホルダー、25……可動テー
ブル、28……ピン状体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一定位置を上下に往復運動する縫針と、この縫
    針が通過移動する貫通孔をもつた針板と、二つ折
    り生地の下生地を載置する生地ガイドと、上記二
    つ折り生地の中間に挿入されてこの二つ折り生地
    を上記生地ガイド上に載置し固定する生地ホルダ
    ーと、ボタン孔が上記針板の貫通孔上に位置する
    姿勢でボタンを上記二つ折り生地の上部において
    保持するボタンホルダーと、このボタンホルダー
    および上記生地ホルダーを水平面内の互いに直交
    する二次元方向の少なくとも一次元方向に往復移
    動させる駆動装置とを備えたボタン付けミシンに
    おいて、上記生地ホルダーの先端部に、二つ折り
    生地の上生地部に貫通してこの二つ折り生地の上
    記針板の貫通孔上に対応する上生地部分を浮き上
    がり状態に保持可能な複数本のピン状体を突設さ
    せたことを特徴とするボタン付けミシン。
JP583190U 1990-01-25 1990-01-25 Expired - Lifetime JPH0534631Y2 (ja)

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JPH0399566U JPH0399566U (ja) 1991-10-17
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JP4603930B2 (ja) * 2005-05-13 2010-12-22 Juki株式会社 布保持具
JP5068142B2 (ja) * 2007-11-02 2012-11-07 衣枝 古内 携帯用袋体および携帯用袋体パッケージ

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