JPH05341554A - 電子写真用転写用紙 - Google Patents

電子写真用転写用紙

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JPH05341554A
JPH05341554A JP4168282A JP16828292A JPH05341554A JP H05341554 A JPH05341554 A JP H05341554A JP 4168282 A JP4168282 A JP 4168282A JP 16828292 A JP16828292 A JP 16828292A JP H05341554 A JPH05341554 A JP H05341554A
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paper
curl
shrinkage
pulp
difference
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JP4168282A
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Tsutomu Kurihara
努 栗原
Hiroyoshi Hosomura
弘義 細村
Katsumi Harada
勝巳 原田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化、多機能化する中・高速複写機やプリ
ンターで様々なコピー条件で使用しても、吸湿時の熱定
着後カールが小さく、かつ、紙表裏のカール差が小さく
て、安定した作業性やソータ収容性を達成でき、電子写
真適性に優れた転写用紙を提供する。 【構成】 紙の横方向の収縮率が0.45%以下であ
り、かつ、紙表裏の横方向の収縮率差が0.02〜−
0.02%の範囲にある電子写真用転写用紙である。 【効果】 紙の表裏どちら側にコピーをとっても優れた
熱定着後カール適性を有し、特に吸湿時のカールが良好
で、かつ、紙表裏のカール差が小さいため、ソータ・ト
レイ収容性、両面コピーでの紙詰まり等の問題が改善さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、間接静電複写機や間接
静電プリンター等で熱定着した後のカール(以下、「熱
定着後カール」という)を小さくした転写用紙に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンター等で紙面上のトナー
像を熱定着する際、紙の片面から熱を加えることが多
い。この場合、紙の表裏で不均一な脱湿が生じ、これに
起因して紙がカールし、紙詰まりや排紙トレイ、ソータ
への収容性不良等のトラブルが発生する。特に吸湿した
紙のカールは、反コピー面側に大きくなり、トラブルが
より発生し易くなる。熱定着後カールは複写機、プリン
ター等の紙走行性に大きく影響を与える重要な特性であ
る。また、最近の中・高速複写機やプリンターについて
は、その小型化、自動両面コピー、多重カラーコピー、
自動製本等といった多機能化に伴って機構が複雑化し、
安定した作業性やソータ収容性を達成するために、更
に、熱定着後カールを小さくすることが要請されてい
る。例えば、トレイによって紙セット方向と熱定着面の
関係が異なるペーパーパス(紙搬送経路)を持つ機種で
は、定着される紙の面に違いが生じ、コピーする面によ
って熱定着後カールの形状や大きさが異なり、紙詰まり
や収容性不良等が生じることがある。また、両面コピー
の増加により、片面コピーでは問題がなくても、両面コ
ピーで紙詰まりや収容性不良等が生じることも少なくな
い。この様な紙の使用環境の変化により、紙の品質改善
の要求はますます高まっており、特に、吸湿時のカール
が良好で、かつ、紙表裏のカール差の小さい電子写真用
紙が求められている。
【0003】従来より、電子写真用紙の熱定着後カール
に起因する問題を解決するために様々な方法が提案され
ている。例えば、特公昭48−96,801号公報、特
公昭51−102,107号公報及び特公昭54−9
6,107号公報では、無機繊維、合成繊維の配合によ
りこの熱定着後カールの改善を図っている。しかしなが
ら、無機繊維を配合した場合には、強度の大幅な低下に
伴う抄造上や品質上の問題が生じ、また、合成繊維を配
合した場合には、耐熱性が低下し、熱定着時の変形、収
縮等の別の問題が生じる。更に、何れの方法も、木材パ
ルプよりも高価な繊維を使用するため、コストが大幅に
増加する問題もある。
【0004】また、特開平3−287,894号公報、
特開平3−287,895号公報及び特開平4−18,
188号公報には、平衡水分やその他の用紙特性を制御
することにより、機械パルプ含有紙のカールを改善する
方法が開示されている。また、特開昭57−204,0
57号公報には、填料を多く配合してカールを改善する
方法が開示されているが、こわさの低下、紙粉発生量の
増加等が問題になる。更に、特開平3−236,062
号公報には紙表裏伸縮率差の制御が、特開平3−24
3,953号公報には残留曲率の制御が、また、特開平
4−5,662号公報にはパルプの繊維長制御によるカ
ール解決手段がそれぞれ開示されているが、何れも吸湿
時のカールと紙表裏のカール差を解決する有効な手段は
開示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の技術における上記のような問題点に鑑みて、小型化、
多機能化する中・高速複写機やプリンターで様々なコピ
ー条件で使用しても、安定した作業性やソータ収容性を
達成できるようにするため、吸湿時の熱定着後カールが
小さく、かつ、紙表裏のカール差が小さくて、従来の電
子写真用転写用紙(以下、「転写用紙」と呼ぶ)に比べ
て電子写真適性により優れた転写用紙を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の転写用紙は、紙
の横方向の収縮率が0.45%以下であり、かつ、紙表
裏の横方向の収縮率差が0.02〜−0.02%の範囲
であることを特徴とする。更に、超音波パルスの縦波伝
播速度比が1.1〜1.5の範囲で緊張乾燥度が0.1
0%以下で、また、表裏両面から脱水して紙層形成する
ことにより表裏どちらにコピーをとっても従来の転写用
紙より優れた熱定着後カール適性を有することが大きな
特徴である。
【0007】図1に示す様に熱定着後カールが特定の範
囲にあればソータ収容性が極めて良好となることを見出
した。そこで、図2に示す様に熱定着後カールの改善を
紙の横方向の収縮率の面から検討した結果、収縮率を
0.45%以下にすると熱定着後カールが小さくなり、
吸湿紙においてもソータ収容性が極めて良好となること
を見出した。また、紙表裏の横方向の収縮率差と熱定着
後カールの関係を調査した結果、図3に示す様にワイヤ
ー側の収縮率が大きいとワイヤー面に熱定着した場合、
熱定着面のカールが大きくなり、フェルト面に熱定着し
た場合は反熱定着面カールが大きくなる。フェルト側の
収縮率が大きい場合はその逆となる。紙表裏の横方向の
収縮率差を0.02〜−0.02%の範囲にすることに
より、表裏どちらにコピーをとっても熱定着後カールの
差が小さく、安定したトレイやソータへの収容性が得ら
れることを見出した。更に、従来の用紙では表裏の収縮
率差を0.02〜−0.02%にすることは大変困難で
あったが、収縮率を0.45%以下にすると比較的容易
にこの範囲にできることを見出した。そして、これら2
つの特性の相乗効果で吸湿時カール表裏差を大幅に小さ
くすることができることも見出した。
【0008】そして、図4に示す様に収縮率は超音波パ
ルスの縦波伝播速度比、緊張乾燥度と関係があり、それ
らを小さくすると収縮率は小さくなる。超音波パルスの
縦波伝播速度比が1.1〜1.5の範囲で緊張乾燥度が
0.1%以下にすると収縮率0.45%以下を達成でき
ることを見出した。また、表裏差0.02〜−0.02
%は以上の条件下で表裏両面から脱水して紙層形成する
ことにより更に容易に達成できることを確認し、本発明
を完成するに至った。
【0009】以下に本発明の詳細を記す。本発明におけ
る「紙の収縮率」とは、温度20°C、“湿度65%
R.H.→25%R.H.→65%R.H.→90%
R.H.”で3サイクル吸脱湿処理を繰り返し、最終の
65%R.H.→25%R.H.に変化させた時の寸法
変化率を意味し、「収縮率差」とは、紙の表裏を剥離し
て各々収縮率を測定し、紙のワイヤー側の収縮率からフ
ェルト側の収縮率を減じて得る。また、「緊張乾燥度」
は、最終脱湿時の65%R.H.の初期寸法からの寸法
変化率で、伸びをプラスに、縮みをマイナスで示してい
る。これらは用紙の横方向において幅50mm、長さ1
00mmの試料を等比交換式伸縮計を使用し、坪量の約
半分の張力をかけて測定し、得る。本発明において使用
する横方向とは紙製造時の抄紙機の進行方向に対し直角
方向を意味する。本発明において、「超音波パルスの縦
波伝播速度比(T/Y比)」とは、下記式で示される値
を意味する。 超音波パルスの縦波伝播速度比=MDの超音波伝播速度
/CDの超音波伝播速度 なお、式中MDは「マシン方向」を示し、抄紙機の流れ
方向を意味するものであり、また、CDは「クロス方
向」を示し、抄紙機の流れ方向に対して直角方向を意味
する。本発明における上記超音波パルスの縦波伝播速度
比は、図5に示す測定方法によって求めることができ
る。すなわち、厚さ10mmの気泡入りゴム板1上に、
試料2を載置し、150mmの間隔を開けて送波振動子
3と受波振動子4を接触させ、超音波パルスの縦波を送
波部5から送り出し、受波部6で受けて、送波振動子か
ら試料を通過させてで受波振動子で受けるまでの時間を
測定し、伝播速度に変換する。試料について、それぞれ
MD,CD両方向の伝播速度を測定し、伝播速度比を求
める。なお、図中、7は演算素子、8は表示素子であ
る。
【0010】なお、T/Y比を小さくする方法として、
JET/WIRE比(原料噴出速度/抄紙機ワイヤー速
度比)の調整や、プレス時の紙のマシン方向の張力及び
ドライヤー乾燥時のマシン方向の張力の制御により可能
である。また、表裏差を小さくする方法として、長網抄
紙機では抄紙スピード制御や脱水制御により可能である
が、表裏両面から脱水して紙層形成するオントップフォ
ーマー等のツインワイヤー抄紙機によって容易に可能と
なる。
【0011】また、緊張乾燥度を小さくするためには、
プレス加圧後の紙(水分40〜60%)の横方向に繊維
配向比に対応した適切な拘束力を与えながら、ドライヤ
ーで乾燥することにより抄紙できる。ドライヤー乾燥中
に紙の横方向収縮が抑制されるため、乾燥後に紙の水分
が変化した時の収縮が、ドライヤー乾燥中に紙の横方向
に拘束力を与えない自由乾燥と比較して、大幅に小さく
なる。ドライヤー乾燥中に紙の横方向に拘束力を与える
方法は、バキュームによる拘束(特開昭61−266,
693号、同58−70,794号、同56−501,
732号公報)、エアーブローによる拘束(特開昭61
−501,461号、同62−62,998号公報)、
フェルトおよびロール等による紙の片面拘束(特公昭6
0−29,800号、同60−35,477号、同52
−11,786号、同52−11,784号、及び特開
昭61−258,094号公報)、フェルト及びカンバ
ス等による紙の両面拘束(特開昭49−50,206号
及び同51−357,038号公報)等の種々の方法が
採用できる。
【0012】本発明において使用するパルプは、バージ
ンのケミカルパルプ(CP:広葉樹晒クラフトパルプ、
針葉樹晒クラフトパルプ、広葉樹未晒クラフトパルプ、
針葉樹未晒クラフトパルプ、広葉樹晒亜硫酸パルプ、針
葉樹晒亜硫酸パルプ、広葉樹未晒亜硫酸パルプ、針葉樹
未晒亜硫酸パルプ等の木材及びその他の繊維原料を化学
的に処理して作成されたパルプ)や、バージンの機械パ
ルプ(MP:グランドパルプ、ケミグランドパルプ、ケ
ミメカニカルパルプ、セミケミカルパルプ等木材及びそ
の他の繊維原料を主に機械的に処理して作成されたパル
プ)を含有させてもよい。製本、印刷工場、裁断所等に
おいて発生する裁落、損紙、幅落としした古紙である上
白、特白、中白、白損等の未印刷古紙を解離した古紙パ
ルプ、上質紙、上質コート紙、中質紙、中質コート紙、
更紙等に平版、凸版、凹版印刷等、電子写真方式、感熱
方式、熱転写方式、感圧記録方式、インクジェット記録
方式、カーボン紙等により印字された古紙、及び、水
性、油性インクや、鉛筆等で筆記した古紙、新聞古紙、
を離解後脱墨したパルプ(以下、DIPと略記する)等
も使用できる。
【0013】従来の電子写真用紙はバージンケミカルパ
ルプを主に使用してきたが、本発明では従来、電子写真
用紙に不適とされてきた機械パルプ、古紙パルプを大幅
に利用可能とする。
【0014】本発明の転写用紙に用いることができる填
料としては、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウ
ム、チョーク等の炭酸カルシウム、カオリン、焼成クレ
ー、パイオロフィライト、セリサイト、タルク等のケイ
酸類等、無機填料や、尿素樹脂等の有機顔料が使用でき
る。添加する場合には電子写真方式における画質維持性
の観点から炭酸カルシウムを配合し、灰分(JIS−P
−8128)として8%以下にすることが好ましい。
【0015】本発明において使用する内添サイズ剤は、
ロジン系サイズ剤、合成サイズ剤、石油樹脂系サイズ
剤、中性サイズ剤等のサイズ剤が使用でき硫酸バンド、
カチオン化澱粉等、適当なサイズ剤と繊維との定着剤を
組み合せて使用する。望ましくは、電子写真方式の複写
機、プリンター等における走行性及びコピー後の用紙保
存性の観点から、中性サイズ剤、特に、アルケニル無水
コハク酸系サイズ剤を使用する。更に、コピー適性、走
行性等の電子写真適性を付与するために原料の調成、製
造条件のコントロールが行われる。
【0016】また、画像の乱れを防止し、適当なコピー
画像濃度を維持するため、塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、スチレン−マレイン酸コポリマー、第4級アンモニ
ウム塩等の導電剤を抄紙機のサイズプレスで表面塗布し
て、転写紙の表面電気抵抗(JIS−K−6911)を
109〜1011Ω(温度20℃、湿度65%R.
H.)にする。また、コピー画像部の鮮鋭度を向上させ
るためにキャレンダー処理等により表面の凹凸を少なく
して転写紙の平滑度(JIS−P−8119)を10秒
以上、好ましくは20秒以上にする。また、開封直後の
製品水分は波打ちや、熱定着後カールの発生を抑えるた
めに適正水分の4.0〜6.5%になるよう抄紙機のド
ライヤー、キャレンダー工程や、断裁工程等で調整す
る。また、コピー用紙を原稿として使用した場合の非画
像部かぶりを防止するために、白色度は70%以上にす
る。保管時に吸脱湿が発生しないように、ポリエチレン
ラミネート紙等の防湿包装紙や、ポリプロピレンフィル
ム等で包装する。
【0017】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明するが、勿論本発明はこれによって限定
されるものではない。 実施例1 第1表の実施例1に示す通り、パルプ材料としてバージ
ンCP(広葉樹晒クラフトパルプ)80%、上質古紙D
IP20%を使用した。そして、超音波パルスの縦波伝
播速度比(T/Y比)を測定機〔(SST−210(S
ONIC SHEET TESTER−210)野村商
事(株)製〕で測定して1.1、灰分1.5%となるよ
うに製造条件を定め、内添サイズにはASA0.1%
(対パルプ重量)を配合し、この紙料を用いて長網抄紙
機で抄速450m/min.で抄紙し、片面より脱水し
て紙層を形成した。更に、間接電子写真適性を付与する
ためにサイズプレス処理により、澱粉が1g/m2 、塩
化ナトリウムが0.2g/m2 となるように塗工し、乾
燥工程で抄紙流れ方向の横方向に拘束力を与えながら乾
燥し、本発明の転写用紙を得た。この転写用紙の紙の横
方向の収縮特性を測定した結果、収縮率が0.37%、
緊張乾燥度が0.1%、表裏収縮率差が0%であった。
なお、表裏収縮率差は、シートスプリッター〔熊谷理機
工業(株)製:SHEET SPLITER〕を使用し
て表裏分離した後に測定した。
【0018】この転写紙の高湿環境でのコピー適性は、
次のようにして確認した。即ち、この転写紙を20℃、
65%R.H.の環境で完全に水分が平衡するまで調湿
し、複写機(富士ゼロックス社製:FX9300)で、
片面コピー、両面コピーを行い、熱定着カール及びソー
タ収容性を確認した。結果を表1に示す。表1から明ら
かなように、T/Y比を1.1、紙の横方向の収縮率を
0.37%、緊張乾燥度を0.1%、表裏収縮率差を
0.01%にした効果として、高湿調湿後の走行におい
てもカールが小さく、ソータ収容性の良好な転写用紙が
得られた。
【0019】実施例2 表1の実施例2に示す通り、パルプ材料としてバージン
CP(広葉樹晒クラフトパルプ)70%、バージンMP
30%を使用した。T/Y比1.1、灰分3.5%、に
なるよう製造条件を定め、内添サイズとしてAKD0.
1%(対パルプ重量)を配合し、この紙料を用いて長網
抄紙機で抄速400m/min.で抄紙し、片面より脱
水して紙層を形成した。更に、間接電子写真適性を付与
するためにサイズプレス処理により、澱粉が1g/
2 、塩化ナトリウムが0.2g/m2 となるように塗
工し、乾燥工程で横方向に拘束力を与えながら乾燥し、
本発明の転写用紙を得た。この転写用紙の紙の横方向の
収縮特性を等比交換式伸縮率計で測定した結果、収縮率
が0.31%、緊張乾燥度が0%、表裏収縮率差が−
0.02%であった。この転写用紙を実施例1と同様の
方法で評価した。その結果を表1に示す。表1から明ら
かなように、T/Y比を1.1、紙の横方向の収縮率を
0.31%、緊張乾燥度を0%、表裏収縮率差を−0.
02%とした効果として、高湿調湿後の走行において
も、カールが小さく、ソータ収容性の良好な転写用紙が
得られた。
【0020】実施例3 表1の実施例3に示す通り、パルプ材料としてバージン
CP(広葉樹晒クラフトパルプ)30%、新聞DIP7
0%を使用した。T/Y比1.1、灰分7.5%となる
ように製造条件を定め、内添サイズとして石油樹脂サイ
ズ0.1%(対パルプ重量)を配合し、この紙料を用い
て長網抄紙機で抄速500m/min.で抄紙し、片面
より脱水した後、脱水面が外側となるように張り合わせ
て紙層を形成した。更に、間接電子写真適性を付与する
ためにサイズプレス処理により、澱粉が1g/m2 、塩
化ナトリウムが0.2g/m2 となるように塗工し、乾
燥工程で横方向に拘束力を与えながら乾燥し、本発明の
転写用紙を得た。この転写用紙の紙の横方向の収縮特性
を等比交換式伸縮率計で測定した結果、収縮率が0.2
9%、緊張乾燥度が−0.1%、表裏収縮率差が0%で
あった。この転写用紙を実施例1と同様の方法で評価し
た。その結果を表1に示す。表1から明らかなように、
T/Y比を1.1、紙の横方向の収縮率を0.29%、
緊張乾燥度を−0.1%、表裏収縮率差を0%とした効
果として、高湿調湿後の走行においても、カールが小さ
く、ソータ収容性の良好な転写用紙が得られた。
【0021】実施例4 表2の実施例4に示す通り、パルプ材料としてバージン
CP(広葉樹晒クラフトパルプ)30%、新聞DIP7
0%を使用した。T/Y比1.3、灰分2.0%となる
ように製造条件を定め、内添サイズとしてASA0.1
%(対パルプ重量)を配合し、この紙料を用いて長網抄
紙機で抄速600m/min.で抄紙し、片面より両面
脱水して紙層を形成した。更に、間接電子写真適性を付
与するためにサイズプレス処理により、澱粉が1g/m
2 、塩化ナトリウムが0.2g/m2 となるように塗工
し、乾燥工程で横方向に拘束力を与えながら乾燥し、本
発明の転写用紙を得た。この転写用紙の紙の横方向の収
縮特性を等比交換式伸縮率計で測定した結果、収縮率が
0.36%、緊張乾燥度が0%、表裏収縮率差が0.0
2%であった。この転写用紙を実施例1と同様の方法で
評価した。その結果を第1表に示す。表2から明らかな
ように、T/Y比を1.3、紙の横方向の収縮率を0.
36%、緊張乾燥度を0%、表裏収縮率差を0.02%
とした効果として、高湿調湿後の走行においても、カー
ルが小さく、ソータ収容性の良好な転写用紙が得られ
た。
【0022】実施例5 表2の実施例5に示す通り、パルプ材料として上質古紙
DIP100%を使用した。T/Y比1.3、灰分8.
0%となるように製造条件を定め、内添サイズとしてA
KD0.1%(対パルプ重量)を配合し、この紙料を用
いて長網抄紙機で抄速500m/min.で抄紙し、片
面より脱水して紙層を形成した。更に、間接電子写真適
性を付与するためにサイズプレス処理により、澱粉が1
g/m2、塩化ナトリウムが0.2g/m2 となるよう
に塗工し、乾燥工程で横方向に拘束力を与えながら乾燥
し、本発明の転写用紙を得た。この転写用紙の紙の横方
向の収縮特性を等比交換式伸縮率計で測定した結果、収
縮率が0.33%、緊張乾燥度が−0.1%、表裏収縮
率差が−0.01%であった。この転写用紙を実施例1
と同様の方法で評価した。その結果を表2に示す。表2
から明らかなように、T/Y比を1.3、紙の横方向の
収縮率を0.33%、緊張乾燥度を−0.1%、表裏収
縮率差を−0.01%とした効果として、高湿調湿後の
走行においても、カールが小さく、ソータ収容性の良好
な転写用紙が得られた。
【0023】実施例6 表2の実施例6に示す通り、パルプ材料としてバージン
CP(広葉樹晒クラフトパルプ)30%、新聞DIP7
0%を使用した。T/Y比1.3、灰分4.0%となる
ように製造条件を定め、内添サイズとして石油樹脂サイ
ズ0.1%(対パルプ重量)を配合し、この紙料を用い
て長網抄紙機で抄速650m/min.で抄紙し、片面
より脱水した後、脱水面が外側となるように張り合わせ
て紙層を形成した。更に、間接電子写真適性を付与する
ためにサイズプレス処理により、澱粉が1g/m2 、塩
化ナトリウムが0.2g/m2 となるように塗工し、乾
燥工程で横方向に拘束力を与えながら乾燥し、本発明の
転写用紙を得た。この転写用紙の紙の横方向の収縮特性
を等比交換式伸縮率計で測定した結果、収縮率が0.2
9%、緊張乾燥度が−0.3%、表裏収縮率差が0%で
あった。この転写用紙を実施例1と同様の方法で評価し
た。その結果を表2に示す。表2から明らかなように、
T/Y比を1.3、紙の横方向の収縮率を0.29%、
緊張乾燥度を−0.3%、表裏収縮率差を0%とした効
果として、高湿調湿後の走行においても、カールが小さ
く、ソータ収容性の良好な転写用紙が得られた。
【0024】実施例7 表3の実施例7に示す通り、パルプ材料としてバージン
CP(広葉樹晒クラフトパルプ)40%、新聞DIP6
0%を使用した。T/Y比1.5、灰分7.0%となる
ように製造条件を定め、内添サイズとしてAKD0.1
%(対パルプ重量)を配合し、この紙料を用いてツイン
ワイヤー抄紙機で抄速750m/min.で抄紙し、両
面脱水して紙層を形成した。更に、間接電子写真適性を
付与するためにサイズプレス処理により、澱粉が1g/
2 、塩化ナトリウムが0.2g/m2 となるように塗
工し、乾燥工程で横方向に拘束力を与えながら乾燥し、
本発明の転写用紙を得た。この転写用紙の紙の横方向の
収縮特性を等比交換式伸縮率計で測定した結果、収縮率
が0.45%、緊張乾燥度が0.1%、表裏収縮率差が
0.02%であった。この転写用紙を実施例1と同様の
方法で評価した。結果を表3に示す。表3から明らかな
ように、T/Y比を1.5、紙の横方向の収縮率を0.
45%、緊張乾燥度を0.1%、表裏収縮率差を0.0
2%とした効果として、高湿調湿後の走行においても、
カールが小さく、ソータ収容性の良好な転写用紙が得ら
れた。
【0025】実施例8 表3の実施例8に示す通り、パルプ材料として新聞DI
P100%を使用した。T/Y比1.5、灰分3.0%
となるように製造条件を定め、内添サイズとして石油樹
脂サイズ0.1%(対パルプ重量)を配合し、この紙料
を用いて長網抄紙機で抄速700m/min.で抄紙
し、片面より脱水して紙層を形成した。更に、間接電子
写真適性を付与するためにサイズプレス処理により、澱
粉が1g/m2 、塩化ナトリウムが0.2g/m2 とな
るように塗工し、乾燥工程で横方向に拘束力を与えなが
ら乾燥し、本発明の転写用紙を得た。この転写用紙の紙
の横方向の収縮特性を等比交換式伸縮率計で測定した結
果、収縮率が0.39%、緊張乾燥度が−0.1%、表
裏収縮率差が0.01%であった。この転写用紙を実施
例1と同様の方法で評価した。結果を表3に示す。表3
から明らかなように、T/Y比を1.5、紙の横方向の
収縮率を0.39%、緊張乾燥度を−0.1%、表裏収
縮率差を0.01%とした効果として、高湿調湿後の走
行においても、カールが小さく、ソータ収容性の良好な
転写用紙が得られた。
【0026】実施例9 表3の実施例9に示す通り、パルプ材料としてバージン
CP(広葉樹晒クラフトパルプ)100%を使用した。
T/Y比1.5、灰分5.0%となるように製造条件を
定め、内添サイズとしてASA0.1%(対パルプ重
量)を配合し、この紙料を用いて長網抄紙機で抄速90
0m/min.で抄紙し、片面より脱水した後、脱水面
が外側となるように張り合わせて紙層を形成した。更
に、間接電子写真適性を付与するためにサイズプレス処
理により、澱粉が1g/m2 、塩化ナトリウムが0.2
g/m2 となるように塗工し、乾燥工程で横方向に拘束
力を与えながら乾燥し、本発明の転写用紙を得た。この
転写用紙の紙の横方向の収縮特性を等比交換式伸縮率計
で測定した結果、収縮率が0.34%、緊張乾燥度が−
0.2%、表裏収縮率差が0%であった。この転写用紙
を実施例1と同様の方法で評価した。結果を表3に示
す。表3から明らかなように、T/Y比を1.5、紙の
横方向の収縮率を0.34%、緊張乾燥度を−0.2
%、表裏収縮率差を0%とした効果として、高湿調湿後
の走行においても、カールが小さく、ソータ収容性の良
好な転写用紙が得られた。
【0027】比較例1 パルプ材料としてバージンCP(広葉樹晒クラフトパル
プ)40%、新聞DIP60%を使用した。そして、T
/Y比を1.4、灰分2.0%になるよう製造条件を定
め、内添サイズにはASA0.1%(対パルプ重量)を
配合し、この紙料を用いて長網抄紙機で抄速550m/
min.で抄紙し、片面から脱水して紙層を形成した。
更に、間接電子写真適性を付与するためにサイズプレス
処理により、澱粉が1g/m2 、塩化ナトリウムが0.
2g/m2 となるように塗工し、乾燥工程で抄紙流れ方
向の横方向に拘束力を与えながら乾燥して転写用紙を得
た。得られた転写用紙の特性を表4に示す。また、この
転写紙について実施例1と同様の実験方法により、熱定
着カール、ソータ収容性を確認した。結果を後記表4に
示す。
【0028】比較例2 パルプ材料としてバージンCP(広葉樹晒クラフトパル
プ)100%を使用した。そして、T/Y比を1.6、
灰分4.0%になるよう製造条件を定め、内添サイズに
はAKD0.1%(対パルプ重量)を配合し、この紙料
を用いて長網抄紙機で抄速850m/min.で抄紙
し、片面から脱水して紙層を形成した。更に、間接電子
写真適性を付与するためにサイズプレス処理により、澱
粉が1g/m2 、塩化ナトリウムが0.2g/m2 とな
るように塗工し、乾燥工程で抄紙流れ方向の横方向に拘
束力を与えながら乾燥して転写用紙を得た。得られた転
写用紙の特性を表4に示す。また、この転写紙について
実施例1と同様の実験方法により、熱定着カール、ソー
タ収容性を確認した。結果を後記表4に示す。
【0029】比較例3 パルプ材料としてバージンCP(広葉樹晒クラフトパル
プ)30%、新聞DIP70%を使用した。そして、T
/Y比を1.1、灰分6.5%になるよう製造条件を定
め、内添サイズには石油樹脂サイズ0.1%(対パルプ
重量)を配合し、この紙料を用いて長網抄紙機で抄速4
00m/min.で抄紙し、片面から脱水して紙層を形
成した後、脱水面が外側となるように張り合わせて紙層
を形成した。更に、間接電子写真適性を付与するために
サイズプレス処理により、澱粉が1g/m2 、塩化ナト
リウムが0.2g/m2 となるように塗工し、乾燥工程
で抄紙流れ方向の横方向に特に拘束力を与えずに乾燥し
て転写用紙を得た。得られた転写用紙の特性を表4に示
す。また、この転写紙について実施例1と同様の実験方
法により、熱定着カール、ソータ収容性を確認した。結
果を後記表4に示す。
【0030】比較例4 パルプ材料として上質古紙DIP10%、新聞DIP9
0%を使用した。そして、T/Y比を1.3、灰分8.
0%になるよう製造条件を定め、内添サイズには石油樹
脂サイズ0.1%(対パルプ重量)を配合し、この紙料
を用いて長網抄紙機で抄速550m/min.で抄紙
し、片面から脱水して紙層を形成した。更に、間接電子
写真適性を付与するためにサイズプレス処理により、澱
粉が1g/m2 、塩化ナトリウムが0.2g/m2 とな
るように塗工し、乾燥工程で抄紙流れ方向の横方向に特
に拘束力を与えずに乾燥して転写用紙を得た。得られた
転写用紙の特性を表5に示す。また、この転写紙につい
て実施例1と同様の実験方法により、熱定着カール、ソ
ータ収容性を確認した。結果を後記表5に示す。
【0031】比較例5 パルプ材料として新聞DIP100%を使用した。そし
て、T/Y比を1.7、灰分5.0%になるよう製造条
件を定め、内添サイズにはAKD0.1%(対パルプ重
量)を配合し、この紙料を用いて長網抄紙機で抄速10
50m/min.で抄紙し、片面から脱水して紙層を形
成した。更に、間接電子写真適性を付与するためにサイ
ズプレス処理により、澱粉が1g/m2 、塩化ナトリウ
ムが0.2g/m2 となるように塗工し、乾燥工程で抄
紙流れ方向の横方向に拘束力を与えながら乾燥して転写
用紙を得た。得られた転写用紙の特性を表5に示す。ま
た、この転写紙について実施例1と同様の実験方法によ
り、熱定着カール、ソータ収容性を確認した。結果を後
記表5に示す。
【0032】比較例6 パルプ材料としてバージンCP(広葉樹晒クラフトパル
プ)75%、バージンMP25%を使用した。そして、
T/Y比を1.6、灰分3.5%になるよう製造条件を
定め、内添サイズにはASA0.1%(対パルプ重量)
を配合し、この紙料を用いて長網抄紙機で抄速750m
/min.で抄紙し、片面から脱水して紙層を形成し
た。更に、間接電子写真適性を付与するためにサイズプ
レス処理により、澱粉が1g/m2 、塩化ナトリウムが
0.2g/m2 となるように塗工し、乾燥工程で抄紙流
れ方向の横方向に拘束力を特に与えずに乾燥して転写用
紙を得た。得られた転写用紙の特性を表5に示す。ま
た、この転写紙について実施例1と同様の実験方法によ
り、熱定着カール、ソータ収容性を確認した。結果を後
記表5に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】
【発明の効果】本発明の転写用紙は、超音波パルスの縦
波伝播速度比が1.1〜1.5の範囲で緊張乾燥度が
0.10%以下で、また、紙製造時に、抄紙機で表裏両
面から脱水して紙層形成することにより、紙の横方向の
収縮率が0.45%以下となり、かつ、紙表裏の横方向
の収縮率差が0.02〜−0.02%の範囲となるた
め、表裏どちらにコピーをとっても従来の転写用紙より
優れた熱定着後カール適性を有する。特に、吸湿時のカ
ールが良好で、かつ紙表裏のカール差の小さいため、従
来の転写用紙に較べ、ソータ・トレイ収容性、両面コピ
ーでの紙詰まり等の問題が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は熱定着後カールの大きさとFX930
0ソータ収容性の関係を示すグラフ図である。
【図2】 図2は吸湿熱定着後カールと横方向収縮率の
関係を示すグラフ図である。なお、この時、パルプ材料
としてバージンCP70%、新聞DIP30%を使用
し、坪量66g/m2 、紙厚100μm、灰分1.8%
である。
【図3】 図3は熱定着後カールの大きさと横方向収縮
率差の関係を示すグラフ図である。なお、この時、パル
プ材料としてバージンCP100%を使用し、坪量64
g/m2 、紙厚92μm、灰分7.5%である。
【図4】 図4は紙の横方向伸縮率と横方向緊張乾燥度
の関係を示すグラフ図である。なお、この時、パルプ材
料としてバージンCP30%、上質古紙DIP70%を
使用し、坪量67g/m2 、紙厚98μm、灰分4.5
%である。
【図5】 図5は超音波パルスの縦波伝搬速度測定方法
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…気泡入りゴム板、2…試験試料、3…送波振動子、
4…受波振動子、5…送波部、6…受波部、7…演算素
子、8…表示素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙の横方向の収縮率が0.45%以下で
    あり、かつ、紙表裏の横方向の収縮率差が0.02〜−
    0.02%の範囲にあることを特徴とする電子写真用転
    写用紙。
  2. 【請求項2】 超音波パルスの縦波伝播速度比が1.1
    〜1.5の範囲である請求項1記載の電子写真用転写用
    紙。
  3. 【請求項3】 緊張乾燥度が0.10%以下である請求
    項1記載の電子写真用転写用紙。
  4. 【請求項4】 紙製造時に、抄紙機で表裏両面から脱水
    して紙層形成する請求項1記載の電子写真用転写用紙の
    製造方法。
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