JPH04223478A - 電子写真用転写紙及びその製造方法 - Google Patents
電子写真用転写紙及びその製造方法Info
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- JPH04223478A JPH04223478A JP40667790A JP40667790A JPH04223478A JP H04223478 A JPH04223478 A JP H04223478A JP 40667790 A JP40667790 A JP 40667790A JP 40667790 A JP40667790 A JP 40667790A JP H04223478 A JPH04223478 A JP H04223478A
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Landscapes
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、LBP(レーザ
ービームプリンター)の如き電子写真方式を利用した装
置或いはプリンターに用いられる転写紙に関する。
ービームプリンター)の如き電子写真方式を利用した装
置或いはプリンターに用いられる転写紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、絶縁性トナーを転写材に転写し未
定着のトナー画像を形成し、該トナー画像を転写材に定
着することにより画像を得ることに用いられる転写材と
しての普通紙転写紙としてはPPC専用紙及び一般上質
紙が用いられている。
定着のトナー画像を形成し、該トナー画像を転写材に定
着することにより画像を得ることに用いられる転写材と
しての普通紙転写紙としてはPPC専用紙及び一般上質
紙が用いられている。
【0003】この積載された転写紙の給紙及び搬送時の
重送を防止するものとしては、特開昭52−67634
号公報に提案されているように、傾斜して裁断すること
により、裁断の際に生じる「バリ」を積層された各転写
紙の端部よりわずかにずらして分離し、「バリ」を原因
とする重送を防止するものや、特開昭58−95745
号公報及び特開昭58−95746号公報に提案されて
いるように、紙中にシリカ顔料或いは滑剤を付与するこ
とにより、堆積した複写紙の層内摩擦係数と層間摩擦係
数との差を小さくすることにより、層間の摩擦力の差に
よる重送を防止するもの等が知られている。
重送を防止するものとしては、特開昭52−67634
号公報に提案されているように、傾斜して裁断すること
により、裁断の際に生じる「バリ」を積層された各転写
紙の端部よりわずかにずらして分離し、「バリ」を原因
とする重送を防止するものや、特開昭58−95745
号公報及び特開昭58−95746号公報に提案されて
いるように、紙中にシリカ顔料或いは滑剤を付与するこ
とにより、堆積した複写紙の層内摩擦係数と層間摩擦係
数との差を小さくすることにより、層間の摩擦力の差に
よる重送を防止するもの等が知られている。
【0004】又、主に熱ローラーを用いた定着後のカー
ル(ヒートカール)の低減をその主な目的としたものと
しては、特開昭57−81270号公報に提案されてい
るように、一定含有水分率を有する転写紙の定着ヒート
ロール通過後のカール度を規定したものや、特開昭58
−176641号公報に提案されているようにツインワ
イヤーに抄紙し、紙の表裏差を小さくしたものや、特開
昭63−309700号公報に提案されているように紙
の厚さ、密度、ベック平滑度、透気度、クラーク剛度、
灰分及び水分を規定したもの等が知られている。
ル(ヒートカール)の低減をその主な目的としたものと
しては、特開昭57−81270号公報に提案されてい
るように、一定含有水分率を有する転写紙の定着ヒート
ロール通過後のカール度を規定したものや、特開昭58
−176641号公報に提案されているようにツインワ
イヤーに抄紙し、紙の表裏差を小さくしたものや、特開
昭63−309700号公報に提案されているように紙
の厚さ、密度、ベック平滑度、透気度、クラーク剛度、
灰分及び水分を規定したもの等が知られている。
【0005】さらに、特開昭59−162560号公報
に提案されているように、トナー又はキャリアとの摩擦
帯電により電荷が正となる炭酸カルシウムを填料として
含有し、アルケニルコハク酸無水物をサイズ剤として含
有することにより、正極性トナー現像方式のコピー画像
のカブリを防止し、かつ、転写紙の走行性(重送発生回
数)も良好にした電子写真用転写紙が知られている。
に提案されているように、トナー又はキャリアとの摩擦
帯電により電荷が正となる炭酸カルシウムを填料として
含有し、アルケニルコハク酸無水物をサイズ剤として含
有することにより、正極性トナー現像方式のコピー画像
のカブリを防止し、かつ、転写紙の走行性(重送発生回
数)も良好にした電子写真用転写紙が知られている。
【0006】又、特開昭57−128346号公報に提
案されているように、脱墨古紙パルプを50%以上配合
する中質紙において、表面電気抵抗値を1010〜10
11Ωにすることによって、電子写真用紙の重送、カー
ル、紙詰(ジャム)及びトナー拡散を防止したものなど
が知られている。
案されているように、脱墨古紙パルプを50%以上配合
する中質紙において、表面電気抵抗値を1010〜10
11Ωにすることによって、電子写真用紙の重送、カー
ル、紙詰(ジャム)及びトナー拡散を防止したものなど
が知られている。
【0007】しかしながら、近年の電子写真複写機やL
BPの高速化、ハイボリューム化(1月間当たりの稼動
枚数の増大)と、ソーター等のアプリケーション類の普
及により、転写紙の重送率の低減と、カール発生量の抑
制への品質要求は、より大きなものとなっており、既述
したような紙の物性規定、製造法によるもののみでは、
要求品質を充分満足しないものとなっている。
BPの高速化、ハイボリューム化(1月間当たりの稼動
枚数の増大)と、ソーター等のアプリケーション類の普
及により、転写紙の重送率の低減と、カール発生量の抑
制への品質要求は、より大きなものとなっており、既述
したような紙の物性規定、製造法によるもののみでは、
要求品質を充分満足しないものとなっている。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、上記の問題点を解決し
た電子写真用転写紙及びその製造方法を提供するもので
ある。
た電子写真用転写紙及びその製造方法を提供するもので
ある。
【0009】すなわち、本発明の目的は、給紙及び搬送
時の重送率の低い電子写真用転写紙を提供するものであ
る。
時の重送率の低い電子写真用転写紙を提供するものであ
る。
【0010】本発明の目的は、定着後のカール量の小さ
い電子写真用転写紙を提供するものである。
い電子写真用転写紙を提供するものである。
【0011】本発明の目的は、搬送性の良好な電子写真
用転写紙を提供するものである。
用転写紙を提供するものである。
【0012】本発明の目的は、搬送時の重送率が低くか
つ定着後のカール量の小さい脱墨古紙パルプを配合した
中性紙である電子写真用転写紙を提供するものである。
つ定着後のカール量の小さい脱墨古紙パルプを配合した
中性紙である電子写真用転写紙を提供するものである。
【0013】本発明の他の目的は、給紙及び搬送時に重
送率が低くかつ定着後のカール量の小さい電子写真用転
写紙の製造方法を提供するものである。
送率が低くかつ定着後のカール量の小さい電子写真用転
写紙の製造方法を提供するものである。
【0014】
【発明の構成】本発明の電子写真用転写紙は、ベック平
滑度の高い面を表面とし、ベック平滑度の低い面を裏面
としたときに、ベック平滑度が表面及び裏面とも15乃
至70秒、より好ましくは20乃至60秒であり、灰分
が3乃至20%、より好ましくは5乃至15%であり、
坪量が60乃至90g/cm2、より好ましくは63乃
至83g/cm2であり、サイズ剤(主に内添サイズ剤
)としてアルケニルコハク酸無水物系サイズ剤或いは、
アルケニルケテンダイマー系サイズ剤を含有し、填料と
して炭酸カルシウムを好ましくはパルプ100重量部に
対し、3乃至20重量部、より好ましくは5乃至15重
量部含有し脱墨古紙パルプを50(重量)%以上配合し
た電子写真用転写紙において、ベック平滑度は表面側の
ベック平滑度をBA(秒)とし、裏面側のベック平滑度
をBB(秒)としたときに、下記式(1)
滑度の高い面を表面とし、ベック平滑度の低い面を裏面
としたときに、ベック平滑度が表面及び裏面とも15乃
至70秒、より好ましくは20乃至60秒であり、灰分
が3乃至20%、より好ましくは5乃至15%であり、
坪量が60乃至90g/cm2、より好ましくは63乃
至83g/cm2であり、サイズ剤(主に内添サイズ剤
)としてアルケニルコハク酸無水物系サイズ剤或いは、
アルケニルケテンダイマー系サイズ剤を含有し、填料と
して炭酸カルシウムを好ましくはパルプ100重量部に
対し、3乃至20重量部、より好ましくは5乃至15重
量部含有し脱墨古紙パルプを50(重量)%以上配合し
た電子写真用転写紙において、ベック平滑度は表面側の
ベック平滑度をBA(秒)とし、裏面側のベック平滑度
をBB(秒)としたときに、下記式(1)
【0015】
より好ましくは、
【0016】
を満足し、かつ灰分は表面側の灰分をKA(%)とし、
裏面側の灰分をKB(%)としたときに、下記式(2)
裏面側の灰分をKB(%)としたときに、下記式(2)
【0017】
より好ましくは、
【0018】
を満足することにより、前記目的を達成するものである
。
。
【0019】また本発明の電子写真用転写紙の製造方法
は、長網抄紙機によって抄紙された脱墨古紙パルプをパ
ルプ全量に対し、50%(重量)以上配合し、内添サイ
ズ剤として、アルケニルコハク酸無水物系サイズ剤或い
はアルキルケテンダイマー系サイズ剤を含有するパルプ
シート(紙匹、ウェッブ)をドライヤーパートを経て乾
燥して電子写真用転写紙を製造する方法において、ドラ
イヤーパート部に設けられたサイズプレスパートにより
、パルプシートのワイヤー面側に無機質填料を含有する
サイズプレス液をサイズプレスコートすることにより、
前記目的を達成するものである。
は、長網抄紙機によって抄紙された脱墨古紙パルプをパ
ルプ全量に対し、50%(重量)以上配合し、内添サイ
ズ剤として、アルケニルコハク酸無水物系サイズ剤或い
はアルキルケテンダイマー系サイズ剤を含有するパルプ
シート(紙匹、ウェッブ)をドライヤーパートを経て乾
燥して電子写真用転写紙を製造する方法において、ドラ
イヤーパート部に設けられたサイズプレスパートにより
、パルプシートのワイヤー面側に無機質填料を含有する
サイズプレス液をサイズプレスコートすることにより、
前記目的を達成するものである。
【0020】本発明者は、ベック平滑度の低い面側すな
わち、通常、抄紙時、ワイヤー面側で填料の含有率がフ
ェルト面側より低く、従って灰分量も少ない面側の灰分
をベック平滑度の高い面側(通常、フェルト面側)の灰
分より高くすることにより、電子写真複写機及びLBP
等の電子写真プリンターにおける給紙搬送時の重送を低
減し、かつ定着後のカールも低下させることを見いだし
た。
わち、通常、抄紙時、ワイヤー面側で填料の含有率がフ
ェルト面側より低く、従って灰分量も少ない面側の灰分
をベック平滑度の高い面側(通常、フェルト面側)の灰
分より高くすることにより、電子写真複写機及びLBP
等の電子写真プリンターにおける給紙搬送時の重送を低
減し、かつ定着後のカールも低下させることを見いだし
た。
【0021】この理由については定かでは無いが、図1
2に示すように積層された転写紙91,91′の矢印方
向に回転する給紙ローラー92による転写紙91の給紙
搬送時に給紙ローラー92と、その下部にあるバネの如
き押圧手段による矢印方向、すなわち給紙ローラー方向
への押圧力とにより積載された転写紙91,91′が、
圧縮され、かつ、給紙ローラー92の回転によって生じ
る給紙ローラー92と転写紙91との摩擦力によって転
写紙91が給紙されるが、このとき転写紙を本発明の構
成の如く転写紙の表裏の特性差を小さくすることによっ
て、図面上で転写紙91の下面とその直下にある転写紙
の上面との摩擦力が低くなり、重送率が低減するものと
考えている。
2に示すように積層された転写紙91,91′の矢印方
向に回転する給紙ローラー92による転写紙91の給紙
搬送時に給紙ローラー92と、その下部にあるバネの如
き押圧手段による矢印方向、すなわち給紙ローラー方向
への押圧力とにより積載された転写紙91,91′が、
圧縮され、かつ、給紙ローラー92の回転によって生じ
る給紙ローラー92と転写紙91との摩擦力によって転
写紙91が給紙されるが、このとき転写紙を本発明の構
成の如く転写紙の表裏の特性差を小さくすることによっ
て、図面上で転写紙91の下面とその直下にある転写紙
の上面との摩擦力が低くなり、重送率が低減するものと
考えている。
【0022】又、同じく定着後のカールも転写紙の表裏
の特性差を小さくすることによって軽減されるものと考
えられる。
の特性差を小さくすることによって軽減されるものと考
えられる。
【0023】さらに、サイズ剤としてのアルキルケテン
ダイマーは、特開昭59−162560号公報に記載さ
れているように、電子写真用転写紙中に含有させると、
重送発生回数を増し、走行性を悪化させる傾向があるが
、本発明の構成にすれば、その傾向を減少させることが
できる。
ダイマーは、特開昭59−162560号公報に記載さ
れているように、電子写真用転写紙中に含有させると、
重送発生回数を増し、走行性を悪化させる傾向があるが
、本発明の構成にすれば、その傾向を減少させることが
できる。
【0024】なお転写紙の給紙搬送時の重送率を低減す
るためには、特開昭57−128346号公報に記載さ
れているように、紙の表面抵抗値を、ある程度に制御(
1011Ω以下)にすることも、ひとつの技術的ファク
ターではあるが、本発明においては、これは必須の構成
要素ではなく、本発明の転写紙の表面抵抗を1011Ω
以下にすることは、より好ましい実施態様である。
るためには、特開昭57−128346号公報に記載さ
れているように、紙の表面抵抗値を、ある程度に制御(
1011Ω以下)にすることも、ひとつの技術的ファク
ターではあるが、本発明においては、これは必須の構成
要素ではなく、本発明の転写紙の表面抵抗を1011Ω
以下にすることは、より好ましい実施態様である。
【0025】なお、本発明において、裏面側とは、例え
ば、ツインワイヤーで抄紙され、両面がワイヤー面であ
る紙の場合にも、ベック平滑度の低い面側を指し、かな
らずしもワイヤー面側を指すわけでは無い。
ば、ツインワイヤーで抄紙され、両面がワイヤー面であ
る紙の場合にも、ベック平滑度の低い面側を指し、かな
らずしもワイヤー面側を指すわけでは無い。
【0026】このような電子写真用転写紙を製造するた
めの好ましい製造方法としては、後述するように、紙の
抄紙時に、オンマシンサイズプレス或いはオフマシンコ
ート等によって、ワイヤー面側の面にフェルト面側より
も多くの填料を付与することによって行なうものである
。
めの好ましい製造方法としては、後述するように、紙の
抄紙時に、オンマシンサイズプレス或いはオフマシンコ
ート等によって、ワイヤー面側の面にフェルト面側より
も多くの填料を付与することによって行なうものである
。
【0027】本発明において、「紙の灰分」とはJIS
(日本工業規格)P8128−1976に準じて測定し
た値である。
(日本工業規格)P8128−1976に準じて測定し
た値である。
【0028】紙の表面側の灰分、及び裏面側の灰分は、
図8の紙の断面図に示すように、ベック平滑度の高い面
を上側及び表面側51とし、ベック平滑度の低い面を下
側及び裏面側52とし、断面の中心線aに沿って紙を分
割したときに、上側の部分の「紙の灰分」を紙の表面側
51の灰分とし、下側の部分の「紙の灰分」を紙の裏面
側52の灰分とするのが通常であるが、紙を表面と裏面
とに中心線に沿って正確に分離することが難しいため、
本発明では、以下に述べる方法によって、紙の表面側5
1と紙の裏面側52を分割して灰分測定のため試料を採
取し、「表面側の灰分」及び「裏面側の灰分」とした。
図8の紙の断面図に示すように、ベック平滑度の高い面
を上側及び表面側51とし、ベック平滑度の低い面を下
側及び裏面側52とし、断面の中心線aに沿って紙を分
割したときに、上側の部分の「紙の灰分」を紙の表面側
51の灰分とし、下側の部分の「紙の灰分」を紙の裏面
側52の灰分とするのが通常であるが、紙を表面と裏面
とに中心線に沿って正確に分離することが難しいため、
本発明では、以下に述べる方法によって、紙の表面側5
1と紙の裏面側52を分割して灰分測定のため試料を採
取し、「表面側の灰分」及び「裏面側の灰分」とした。
【0029】すなわち灰分測定のための試料の採取は、
図9に示すように、紙62の表面又は裏面に粘着テープ
(ニチバン製、セロテープLP−18(幅18mm))
を紙の端部から中央部に至るまでよく貼った後、テープ
の上から紙に向けて強い荷重をかけ、テープと紙をよく
密着させ、テープ61を紙62よりゆっくりP方向に引
き剥がす。このとき、引き剥がしたテープ61には、紙
がテープ61の粘着面に隙間無く接着している状態とし
、測定用試料は後述する如く引き剥がされずに残ってい
る紙を用いる。
図9に示すように、紙62の表面又は裏面に粘着テープ
(ニチバン製、セロテープLP−18(幅18mm))
を紙の端部から中央部に至るまでよく貼った後、テープ
の上から紙に向けて強い荷重をかけ、テープと紙をよく
密着させ、テープ61を紙62よりゆっくりP方向に引
き剥がす。このとき、引き剥がしたテープ61には、紙
がテープ61の粘着面に隙間無く接着している状態とし
、測定用試料は後述する如く引き剥がされずに残ってい
る紙を用いる。
【0030】なお、この際、紙はJIS P8111
−1976(試験用紙の前処置)に規定されているよう
に温度/湿度が20℃/65%RHに4時間以上放置し
たものを使用する。
−1976(試験用紙の前処置)に規定されているよう
に温度/湿度が20℃/65%RHに4時間以上放置し
たものを使用する。
【0031】図10は引っ張った後の粘着テープを示し
、斜線部分が粘着テープに接着し、もとの紙より引き剥
がされた紙の表面又は裏面である。
、斜線部分が粘着テープに接着し、もとの紙より引き剥
がされた紙の表面又は裏面である。
【0032】図11は引っ張った後の紙であり、点線C
で囲まれた斜線部分は、引き剥がされずに残った紙の裏
面又は表面である。
で囲まれた斜線部分は、引き剥がされずに残った紙の裏
面又は表面である。
【0033】ここで、点線Qに囲まれ、引き剥がされず
に残った斜線部を1乃至2g採取し、それぞれ紙の裏面
側又は表面側の灰分測定のための試料とする。
に残った斜線部を1乃至2g採取し、それぞれ紙の裏面
側又は表面側の灰分測定のための試料とする。
【0034】紙のベック平滑度はJIS P8119
−1976に準じて、また、坪量はJIS P812
4−1976に準じて測定され、本明細書に記載された
その他の項目、物性値、試験法、測定法もJISに準ず
るものとする。
−1976に準じて、また、坪量はJIS P812
4−1976に準じて測定され、本明細書に記載された
その他の項目、物性値、試験法、測定法もJISに準ず
るものとする。
【0035】その他の本発明の電子写真用転写紙の構成
としては、搬送性のうえで以下の物性を満足するのが好
ましい。
としては、搬送性のうえで以下の物性を満足するのが好
ましい。
【0036】・厚さ:80乃至110μ・透気度:5乃
至30秒 ・抄き目方向(縦方向)のクラーク剛度:70乃至14
0cm3/100 ・抄き目と直角方向(横方向)のクラーク剛度:20乃
至60cm3/100 ・水分:4乃至6.5%
至30秒 ・抄き目方向(縦方向)のクラーク剛度:70乃至14
0cm3/100 ・抄き目と直角方向(横方向)のクラーク剛度:20乃
至60cm3/100 ・水分:4乃至6.5%
【0037】又、本発明において、脱墨故紙パルプ(D
IP)とは、一般家庭から排出される古新聞、古雑誌、
チラシ等の古紙や、コンピューターでラインプリントさ
れた使用済みの古紙等、上質系、中質系を問わず、各種
の古紙から再生したパルプであり、該脱墨故紙パルプ(
DIP)は通常古紙をパルパーといわれる装置を用いて
水の介在下で機械的に離解させ、スラリーとした後、ア
ルカリ存在下で該スラリーを機械的にもみほぐし、パル
プ繊維より古紙に付着したカーボン等の各種有機顔料を
引き離すことにより、脱墨した後、該パルプを洗浄する
ことにより製造される。
IP)とは、一般家庭から排出される古新聞、古雑誌、
チラシ等の古紙や、コンピューターでラインプリントさ
れた使用済みの古紙等、上質系、中質系を問わず、各種
の古紙から再生したパルプであり、該脱墨故紙パルプ(
DIP)は通常古紙をパルパーといわれる装置を用いて
水の介在下で機械的に離解させ、スラリーとした後、ア
ルカリ存在下で該スラリーを機械的にもみほぐし、パル
プ繊維より古紙に付着したカーボン等の各種有機顔料を
引き離すことにより、脱墨した後、該パルプを洗浄する
ことにより製造される。
【0038】次に本発明にかかる電子写真用転写紙の製
造方法について述べる。
造方法について述べる。
【0039】原料パルプは脱墨故紙パルプ(DIP)を
全パルプに対し、重量比で50%以上配合し、これにL
BKP及びNBKPなどの晒クラフトパルプ、グラウン
ドパルプ(GP)、ケミグラウンドパルプ(CGP)及
びサーモメカニカルパルプ(TMP)等の高収率パルプ
などの他のパルプを適宜配合し、これを、叩解度(C.
F.S)300〜600mlに叩解し、これに内添サイ
ズ剤として、アルケニルコハク酸無水物系サイズ剤或い
は、アルキルケテンダイマー系サイズ剤を、填料として
、炭酸カルシウムを含有させ、さらに、他のサイズ剤、
他の填料;でんぷん、PVA、などの紙力増強剤;染料
;電気抵抗調整剤などを、必要に応じて添加し、パルプ
懸濁液を調製する。
全パルプに対し、重量比で50%以上配合し、これにL
BKP及びNBKPなどの晒クラフトパルプ、グラウン
ドパルプ(GP)、ケミグラウンドパルプ(CGP)及
びサーモメカニカルパルプ(TMP)等の高収率パルプ
などの他のパルプを適宜配合し、これを、叩解度(C.
F.S)300〜600mlに叩解し、これに内添サイ
ズ剤として、アルケニルコハク酸無水物系サイズ剤或い
は、アルキルケテンダイマー系サイズ剤を、填料として
、炭酸カルシウムを含有させ、さらに、他のサイズ剤、
他の填料;でんぷん、PVA、などの紙力増強剤;染料
;電気抵抗調整剤などを、必要に応じて添加し、パルプ
懸濁液を調製する。
【0040】この際、炭酸カルシウム及び必要に応じて
、添加される他の無機質填料は、後に、サイズプレス、
コーターなどにより、紙に添加する場合のある無機質填
料と共に、紙の灰分が4乃至20%になるようにその配
合量を調整する。
、添加される他の無機質填料は、後に、サイズプレス、
コーターなどにより、紙に添加する場合のある無機質填
料と共に、紙の灰分が4乃至20%になるようにその配
合量を調整する。
【0041】上記のように調製された、パルプ懸濁液は
、通常は、図4に示すような長網抄紙機により抄紙され
、乾燥工程(ドライヤーパート)を経て紙になる。
、通常は、図4に示すような長網抄紙機により抄紙され
、乾燥工程(ドライヤーパート)を経て紙になる。
【0042】また、図5に示すような、ツインワイヤー
や、その他の抄紙機を用いてもよい。図4において、パ
ルプ懸濁液は、ストックインレットより、矢印R方向に
移動するワイヤー10上に、噴流され、ワイヤーパート
部で、大部分の水が脱水される。この際、形成される紙
匹(パルプシート)11からは、ワイヤー面からの脱水
と共に、パルプ懸濁液中に、内添した填料及び微細繊維
が流出するため、該紙匹11が、以降のプレスパート、
ドライヤーパート、カレンダーパート、リールパートを
経て、紙となった場合、一般的にはワイヤー面側の平滑
度は、填料、微細繊維の多いフェルト面側より低くなる
。
や、その他の抄紙機を用いてもよい。図4において、パ
ルプ懸濁液は、ストックインレットより、矢印R方向に
移動するワイヤー10上に、噴流され、ワイヤーパート
部で、大部分の水が脱水される。この際、形成される紙
匹(パルプシート)11からは、ワイヤー面からの脱水
と共に、パルプ懸濁液中に、内添した填料及び微細繊維
が流出するため、該紙匹11が、以降のプレスパート、
ドライヤーパート、カレンダーパート、リールパートを
経て、紙となった場合、一般的にはワイヤー面側の平滑
度は、填料、微細繊維の多いフェルト面側より低くなる
。
【0043】本発明では、これをドライヤーパート部内
に設けられたサイズプレスパート部における片面側(通
常、ワイヤー面側)のサイズプレスにより、紙匹の片面
側に填料を付加し、必要に応じてカレンダーパート部に
おいて、紙の表面加工を行い、填料含有量の少ない方の
面を多い方の面よりその平滑度を高くし、本発明の構成
の転写紙とする。
に設けられたサイズプレスパート部における片面側(通
常、ワイヤー面側)のサイズプレスにより、紙匹の片面
側に填料を付加し、必要に応じてカレンダーパート部に
おいて、紙の表面加工を行い、填料含有量の少ない方の
面を多い方の面よりその平滑度を高くし、本発明の構成
の転写紙とする。
【0044】図1及び図2に、サイズプレスのためのコ
ーターを示す。ドライヤーパートの中間にあり、乾燥さ
れた紙匹11は図1においては、矢印方向に移動し、ア
プリケーターロール20とディストリビューターロール
21との接点上に貯留した無機質填料を含有するサイズ
プレス液22が矢印方向に回転するアプリケーターロー
ル20によって、該紙匹11のワイヤー面側に塗付され
る。
ーターを示す。ドライヤーパートの中間にあり、乾燥さ
れた紙匹11は図1においては、矢印方向に移動し、ア
プリケーターロール20とディストリビューターロール
21との接点上に貯留した無機質填料を含有するサイズ
プレス液22が矢印方向に回転するアプリケーターロー
ル20によって、該紙匹11のワイヤー面側に塗付され
る。
【0045】図2はこれとは別のサイズプレスコーター
を示すもので、サイズプレス液皿230に貯留されたサ
イズプレス液221がディストリビューターロール21
1を介してアプリケーションロール201に供給され、
紙匹11のワイヤー面側にサイズプレスコートされる。
を示すもので、サイズプレス液皿230に貯留されたサ
イズプレス液221がディストリビューターロール21
1を介してアプリケーションロール201に供給され、
紙匹11のワイヤー面側にサイズプレスコートされる。
【0046】本発明の構成の転写紙を製造するためには
、以上述べたように、片面のみのサイズプレスに限る必
要な無く、図3に示すように、両面をサイズプレスし、
サイズプレス液222及び223の2種の無機質填料濃
度やアプリケーターロール202及び203を用いてコ
ートする2種のサイズプレス液のコート量を異なるもの
とし、製造された紙の平滑度が低いほうの面に高濃度や
多くの液量をサイズプレスすることによって、本発明の
構成の転写紙とすることができる。
、以上述べたように、片面のみのサイズプレスに限る必
要な無く、図3に示すように、両面をサイズプレスし、
サイズプレス液222及び223の2種の無機質填料濃
度やアプリケーターロール202及び203を用いてコ
ートする2種のサイズプレス液のコート量を異なるもの
とし、製造された紙の平滑度が低いほうの面に高濃度や
多くの液量をサイズプレスすることによって、本発明の
構成の転写紙とすることができる。
【0047】さらに図6及び図7に示すように、抄紙さ
れ乾燥工程を経た紙の片側表面に、無機質填料を含有す
るコート液をコートすることにより、本発明の構成の転
写紙とすることもできる。図6において、ロール状に巻
き取られた紙31は矢印方向に巻き戻され、無機質填料
を含有するコート液32がディストリビューターロール
33及び34を介してアプリケーションロール35によ
り、紙11の表面にコート後の紙の平滑度の低い面が高
い面より灰分が高くなるようにコートされ、ドライロー
ル36及び37により乾燥後カレンダーロール部38を
経て、巻き取りロール39に巻き取られる。
れ乾燥工程を経た紙の片側表面に、無機質填料を含有す
るコート液をコートすることにより、本発明の構成の転
写紙とすることもできる。図6において、ロール状に巻
き取られた紙31は矢印方向に巻き戻され、無機質填料
を含有するコート液32がディストリビューターロール
33及び34を介してアプリケーションロール35によ
り、紙11の表面にコート後の紙の平滑度の低い面が高
い面より灰分が高くなるようにコートされ、ドライロー
ル36及び37により乾燥後カレンダーロール部38を
経て、巻き取りロール39に巻き取られる。
【0048】図7はオンマシンコーターの概略図で、抄
紙部41により抄紙された紙11は矢印方向に進行し、
ドライロール42及び43で乾燥後、カレンダーロール
部4を経て、無機質填料を含有するコート液32を塗付
されたアプリケーションロール45により図7について
前記したと同様にコートされ、ドライロール46及び4
7により乾燥後、巻き取りロール49に巻き取られる。
紙部41により抄紙された紙11は矢印方向に進行し、
ドライロール42及び43で乾燥後、カレンダーロール
部4を経て、無機質填料を含有するコート液32を塗付
されたアプリケーションロール45により図7について
前記したと同様にコートされ、ドライロール46及び4
7により乾燥後、巻き取りロール49に巻き取られる。
【0049】なお、図5に示すツインワイヤー抄紙機の
場合は、図5のAの箇所に、サイズプレスパートを設け
ればよい。
場合は、図5のAの箇所に、サイズプレスパートを設け
ればよい。
【0050】
【実施例】次に本発明の具体的実施例について述べる。
【0051】製造例1
脱墨古紙パルプ(DIP)/針葉樹晒クラフトパルプ(
NBKP)=70/30(重量)の配合比を有する混合
パルプを340mlCSFまで叩解し、該混合パルプ1
00重量部に対し、タルク6乃至10重量部、歩留り向
上剤0.1重量部、及びアルケニルコハク酸無水物系サ
イズ剤0.4重量部を加え、パルプ濃度約1%のパルプ
懸濁液を作り、図4に示すような長網抄紙機により、抄
速120〜240m/分で抄紙し、図1に示すようなサ
イズプレスコート機により、下記の表1に示す5種類の
組成のサイズプレス液■乃至■を用いてそれぞれサイズ
プレスし、カレンダーがけを行なってストックインレッ
トからのパルプ懸濁液吐出量抄速、ワイヤー部における
脱水濾過圧力、ドライロールの表面温度、カレンダーロ
ール間の圧縮圧及びカレンダーロールの表面材質などを
調整することにより、以下の特性の紙を製造した。
NBKP)=70/30(重量)の配合比を有する混合
パルプを340mlCSFまで叩解し、該混合パルプ1
00重量部に対し、タルク6乃至10重量部、歩留り向
上剤0.1重量部、及びアルケニルコハク酸無水物系サ
イズ剤0.4重量部を加え、パルプ濃度約1%のパルプ
懸濁液を作り、図4に示すような長網抄紙機により、抄
速120〜240m/分で抄紙し、図1に示すようなサ
イズプレスコート機により、下記の表1に示す5種類の
組成のサイズプレス液■乃至■を用いてそれぞれサイズ
プレスし、カレンダーがけを行なってストックインレッ
トからのパルプ懸濁液吐出量抄速、ワイヤー部における
脱水濾過圧力、ドライロールの表面温度、カレンダーロ
ール間の圧縮圧及びカレンダーロールの表面材質などを
調整することにより、以下の特性の紙を製造した。
【0052】・坪量:64乃至68g/m2・厚さ:8
5乃至95μ ・透気度:9乃至28秒 ・抄き目方向のクラーク剛度:75乃至100cm3/
100 ・抄き目と直角方向のクラーク剛度:25乃至40cm
3/100 ・水分:4.5乃至5.2%
5乃至95μ ・透気度:9乃至28秒 ・抄き目方向のクラーク剛度:75乃至100cm3/
100 ・抄き目と直角方向のクラーク剛度:25乃至40cm
3/100 ・水分:4.5乃至5.2%
【0053】
【0054】製造例2
【0055】製造例1において、サイズプレス■を用い
て抄紙、製造した坪量約53g/m2の紙のワイヤー面
に、コーターにより約15g/m2に炭酸カルシウム及
びタルク(混合比5:5)をでんぷん、その他の添加剤
と共にコートし、コート紙を製造した。
て抄紙、製造した坪量約53g/m2の紙のワイヤー面
に、コーターにより約15g/m2に炭酸カルシウム及
びタルク(混合比5:5)をでんぷん、その他の添加剤
と共にコートし、コート紙を製造した。
【0056】製造例3
【0057】
【0058】
【0059】製造例4
【0060】製造例3においてサイズプレス液■を用い
て、抄紙、製造した坪量約51g/m2の紙のワイヤー
面に、コーターにより炭酸カルシウム及びタルク(混合
比5:5)約16g/m2をでんぷん、その他の添加剤
と共にコートし、コート紙を製造した。
て、抄紙、製造した坪量約51g/m2の紙のワイヤー
面に、コーターにより炭酸カルシウム及びタルク(混合
比5:5)約16g/m2をでんぷん、その他の添加剤
と共にコートし、コート紙を製造した。
【0061】実施例
【0062】製造例1乃至4で製造された転写紙をロー
ターカッターでA4サイズに裁断し、各5000枚を給
紙ローラー、熱ローラー定着器を装着したNP−858
2RF改造機(キヤノン(株)製、複写スピードA4
80枚/分)に、25ビンソータを2つ(キヤノンソ
ーター25I改造機と25II改造機を連結し、計50
ビンソータとした。1ビン当たりの規定積載枚数A4
50枚)接続し、搬送テストを行なった。紙の物性(
灰分、平滑度)及び搬送テスト結果(重送、定着後のカ
ール高さ、搬送性、ソータービンへの積載性)を下記の
表3及び表4に示す。
ターカッターでA4サイズに裁断し、各5000枚を給
紙ローラー、熱ローラー定着器を装着したNP−858
2RF改造機(キヤノン(株)製、複写スピードA4
80枚/分)に、25ビンソータを2つ(キヤノンソ
ーター25I改造機と25II改造機を連結し、計50
ビンソータとした。1ビン当たりの規定積載枚数A4
50枚)接続し、搬送テストを行なった。紙の物性(
灰分、平滑度)及び搬送テスト結果(重送、定着後のカ
ール高さ、搬送性、ソータービンへの積載性)を下記の
表3及び表4に示す。
【0063】
【0064】
【0065】表3、表4における*1、*2、*3及び
*4は以下の通りである。
*4は以下の通りである。
【0066】*1 定着排紙後、紙の先端及び後端が
、カールのため盛り上がり、ソータービンに20〜30
枚しか積載できなかった。
、カールのため盛り上がり、ソータービンに20〜30
枚しか積載できなかった。
【0067】*2定着排紙後、紙の先端及び後端が、カ
ールのため若干盛り上がり、ソータービンに35〜45
枚しか積載できなかった。
ールのため若干盛り上がり、ソータービンに35〜45
枚しか積載できなかった。
【0068】*3 紙の腰が低く、給紙時、静電分離
時、定着排紙時、及びソーター内で約0.7%の頻度で
ジャム(紙の滞留)が発生した。
時、定着排紙時、及びソーター内で約0.7%の頻度で
ジャム(紙の滞留)が発生した。
【0069】*4 *3と同様に、約1.1%の頻度
で、ジャムが発生した。
で、ジャムが発生した。
【0070】*5 表面抵抗は紙の表面側の表面抵抗
で、JIS P 8111−1976に従って、標
準条件で調湿した後、JIS K 6911−19
79に従って表面抵抗率を測定した。
で、JIS P 8111−1976に従って、標
準条件で調湿した後、JIS K 6911−19
79に従って表面抵抗率を測定した。
【0071】
【発明の効果】本発明の電子写真用転写紙は前述の構成
としたため、下記の効果を有する。■給紙及び搬送時の
重送率が低い。■定着後のカール量が小さい。■搬送性
が良好である。■正極性トナー現像方式のコピー画像の
カブリが防止できる。■給紙及び搬送時の重送率が低く
かつ定着後のカール量が小さい脱墨古紙パルプを配合し
た中性紙が得られる。
としたため、下記の効果を有する。■給紙及び搬送時の
重送率が低い。■定着後のカール量が小さい。■搬送性
が良好である。■正極性トナー現像方式のコピー画像の
カブリが防止できる。■給紙及び搬送時の重送率が低く
かつ定着後のカール量が小さい脱墨古紙パルプを配合し
た中性紙が得られる。
【0072】また、本発明の電子写真用転写紙の製造方
法は、前述の構成としたため、給紙及び搬送時に重送率
が低く、かつ定着後のカール量の小さい電子写真用転写
紙を製造することができる。
法は、前述の構成としたため、給紙及び搬送時に重送率
が低く、かつ定着後のカール量の小さい電子写真用転写
紙を製造することができる。
【図1】本発明の製造方法で用いる紙匹の表面をサイズ
プレスするためのサイズプレスコーターの説明図である
。
プレスするためのサイズプレスコーターの説明図である
。
【図2】本発明の製造方法で用いる紙匹の表面をサイズ
プレスするためのサイズプレスコーターの説明図である
。
プレスするためのサイズプレスコーターの説明図である
。
【図3】本発明の製造方法で用いる紙匹の表裏面をサイ
ズプレスするためのサイズプレスコーターの説明図であ
る。
ズプレスするためのサイズプレスコーターの説明図であ
る。
【図4】本発明の製造方法で用いる長網抄紙機の説明図
である。
である。
【図5】本発明の製造方法で用いるツイン抄紙機の説明
図である。
図である。
【図6】本発明の製造方法を適用したオフマシンコータ
ーの概略図である。
ーの概略図である。
【図7】本発明の製造方法を適用したオンマシンコータ
ーの概略図である。
ーの概略図である。
【図8】紙の断面図である。
【図9】紙の表面及び裏面を採集する方法の説明図であ
る。
る。
【図10】紙の表面及び裏面を採集する方法の説明図で
ある。
ある。
【図11】紙の表面及び裏面を採集する方法の説明図で
ある。
ある。
【図12】紙の給紙状態を示す概略図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ベック平滑度の高い面を表面とし、ベ
ック平滑度の低い面を裏面としたときに、ベック平滑度
が表面及び裏面とも15乃至70秒であり、灰分が3乃
至20%であり、坪量が60乃至90g/cm2であり
、サイズ剤としてアルケニルコハク酸無水物系サイズ剤
或いはアルケニルケテンダイマー系サイズ剤を含有し、
填料として炭酸カルシウムを含有し、脱墨古紙パルプを
50%以上配合した電子写真用転写紙において、ベック
平滑度は表面側のベック平滑度をBA(秒)とし、裏面
側のベック平滑度をBB(秒)としたときに、下記式(
1) 【外】 を満足し、かつ灰分は表面側の灰分をKA(%)とし、
裏面側の灰分をKB(%)としたときに、下記式(2)
【外】 を満足することを特徴とする電子写真用転写紙。 - 【請求項2】 長網抄紙機によって抄紙された脱墨古
紙パルプを50%以上配合し、内添サイズ剤として、ア
ルケニルコハク酸無水物系サイズ剤或いはアルキルケテ
ンダイマー系サイズ剤を含有するパルプシートをドライ
ヤーパートを経て乾燥して電子写真用転写紙を製造する
方法において、ドライヤーパート部に設けられたサイズ
プレスパートにより、パルプシートのワイヤー面側に無
機質填料を含有するサイズプレス液をサイズプレスコー
トすることを特徴とする電子写真用転写紙の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40667790A JPH04223478A (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 電子写真用転写紙及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40667790A JPH04223478A (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 電子写真用転写紙及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04223478A true JPH04223478A (ja) | 1992-08-13 |
Family
ID=18516298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40667790A Pending JPH04223478A (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 電子写真用転写紙及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04223478A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006257624A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-09-28 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 電子写真用転写紙 |
JP2013148671A (ja) * | 2012-01-18 | 2013-08-01 | Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd | 湿式電子写真用印刷用紙 |
JP2013148676A (ja) * | 2012-01-18 | 2013-08-01 | Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd | 湿式電子写真用印刷用紙 |
JP2013254221A (ja) * | 2013-08-21 | 2013-12-19 | Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd | 湿式電子写真用印刷用紙 |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP40667790A patent/JPH04223478A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006257624A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-09-28 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 電子写真用転写紙 |
JP2013148671A (ja) * | 2012-01-18 | 2013-08-01 | Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd | 湿式電子写真用印刷用紙 |
JP2013148676A (ja) * | 2012-01-18 | 2013-08-01 | Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd | 湿式電子写真用印刷用紙 |
JP2013254221A (ja) * | 2013-08-21 | 2013-12-19 | Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd | 湿式電子写真用印刷用紙 |
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